JPH06200263A - ガソリン組成物 - Google Patents

ガソリン組成物

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Publication number
JPH06200263A
JPH06200263A JP36160992A JP36160992A JPH06200263A JP H06200263 A JPH06200263 A JP H06200263A JP 36160992 A JP36160992 A JP 36160992A JP 36160992 A JP36160992 A JP 36160992A JP H06200263 A JPH06200263 A JP H06200263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
boiling point
base material
gasoline composition
gasoline
Prior art date
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Pending
Application number
JP36160992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Namiyama
和義 浪山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
Application filed by Tonen Corp filed Critical Tonen Corp
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Publication of JPH06200263A publication Critical patent/JPH06200263A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four

Landscapes

  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 沸点範囲が80〜120℃の高沸点成分の燃
料基材と沸点範囲が25〜65℃の低沸点成分の燃料基
材の含有量の合計が65容量%以上からなるガソリン組
成物を提供すること。 【効果】 外気温や湿度などの大気条件、エンジンの常
用回転数などの影響を受けにくく、かつ出力、燃料消費
率の低下を生じないガソリン組成物を提供すること。特
に高速回転の競争用のガソリン組成物として有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車レース、ラリー用
エンジンに代表される4サイクルエンジン用ガソリン組
成物、オートバイ、ジェットスキー用エンジンに代表さ
れる2サイクルエンジン用ガソリン組成物に関する。さ
らに詳しくは、沸点範囲が80〜120℃の高沸点成分
の燃料基材と沸点範囲が25〜65℃の低沸点成分の燃
料基材の含有量が65容量%以上からなるガソリン組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車レース、ラリー用エンジンに代表
される4サイクルエンジンやオートバイ、ジェットスキ
ー用エンジンに代表される2サイクルエンジンなどのエ
ンジンの性能の向上に伴って、その燃料であるガソリン
組成物の性能の向上も大きな課題となってきている。こ
のような燃料としては通常、ガソリン、軽油などに代表
される精製油である。
【0003】また、レース用などの高回転エンジンに対
しては、市販の従来燃料(MGD)や、幾つかの特殊燃
料(SAE890877など)にみられる芳香族炭化水素を3
0%以上含む燃料や、多環化合物を5〜50容量%含有
する燃料(特開昭61−155494号)の使用が提案
されてきている。
【0004】しかし、蒸留性状が連続的なこれらのガソ
リン組成物は、外気温や湿度などの大気条件、エンジン
の常用回転数などにより、空気との混合比率を変えて
も、その着火性、燃焼性ついて問題が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】一般に、燃料が燃焼
する際には、燃料の蒸発、蒸発した燃料と空気との混合
・拡散、着火、火炎の伝ぱ、という形態をとる。
【0006】しかしながら、外気温が低い場合には、燃
料の十分な蒸発が行われず、未燃燃料の排出や、失火を
招きやすくなる。また、外気温が高い場合には、燃料の
蒸発が早いために、吸気中の空気量の減少や、燃料系の
ベーパーロックを招きやすくなる。このようなことは、
機関の性能として、始動性の悪化、出力の低下、加速レ
スポンスの悪化の原因となる。さらに、レース用エンジ
ンやオートバイ用エンジンなどのように高速回転エンジ
ンについても、燃焼時間が短いために、十分な性能が発
揮されないこととなる。
【0007】本発明は、これらの問題点を解決し、外気
温や湿度などの大気条件、エンジンの常用回転数などの
影響を受けにくく、かつ出力、燃料消費率の低下を生じ
ないガソリン組成物を提供するものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、前記の
問題点を解決するために鋭意研究した結果、沸点範囲が
80〜120℃の高沸点成分の燃料基材と沸点範囲が2
5〜65℃の低沸点成分の燃料基材の含有量が65容量
%以上からなるガソリン組成物が、外気温や湿度などの
大気条件、エンジンの常用回転数などの影響を受けにく
く、かつ出力、燃料消費率の低下を生じないものである
ことを見出だし、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、主にふたつの沸点範
囲からなる燃料を用い、低温時には低沸点成分を多く含
み、高温時には高沸点成分を多く含むことにより、上記
の問題点を解決するものである。
【0010】また、高速回転エンジンについても、低沸
点成分を増やす事により、燃焼を促進し、エンジンの出
力を増加させることができる。
【0011】本発明の燃料基材は、炭化水素類のみなら
ず、通常燃料基材として使用されているものならばいず
れのものでもよく、例えば、アルコール類、エーテル類
などの含酸素化合物も本発明の燃料基材として包含され
るものである。本発明の沸点範囲が80〜120℃の高
沸点成分の燃料基材としては、イソオクタンなどの炭素
数7から8のパラフィン系又はオレフィン系炭化水素、
トルエンなどの炭素数6から7の芳香族炭化水素、プロ
パノールなどの炭素数2から5のアルコール類、炭素数
6から8のエーテル類などを挙げることができる。ま
た、本発明の沸点範囲が25〜65℃の低沸点成分の燃
料基材としては、イソペンタン、2−メチル−2−ブテ
ン、イソプレンなどの炭素数5から6のパラフィン系又
はオレフィン系炭化水素、メタノールのような炭素数1
のアルコール、メチル−t−ブチル−エーテルなどの炭
素数3から5のエーテル類などを挙げることができる。
しかし、燃料基材としてはこれらに限定されるものでは
ない。
【0012】なお、本発明のガソリン組成物における沸
点は、JIS K 2254の「燃料油蒸留試験方法」
で規定された方法で測定される値をいう。
【0013】また、本発明のガソリン組成物には、ガソ
リンに通常添加される他の添加剤を含有してもよい。こ
のような添加剤としては、酸化防止剤、清浄剤、防錆
剤、氷結防止剤、金属不活性化剤、などが挙げられる。
【0014】本発明のガソリン組成物は、沸点範囲の異
なる少なくとも2種の燃料基材を混合することにより製
造することができる。さらに必要に応じて、他の成分の
を添加することにより、目的とするガソリン組成物を製
造することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明のガソリン組成物についての実
施例を示すが、本発明がこれに限定されるものではない
ことは明らかである。
【0016】実施例1 従来燃料(MGP)に沸点範囲が30〜55℃の燃料基
材Aを40容量%調合し、沸点範囲が80〜120℃の
高沸点成分の燃料基材と沸点範囲が25〜65℃の低沸
点成分の燃料基材の含有量の合計が80容量%以上から
なるガソリン組成物(サンプル1)を作成し、高速エン
ジンを用いてエンジンの出力について試験を行った。そ
の結果サンプル1は、従来燃料(MGP)に対し最大2
%の出力増がみられた。試験結果を図1に示す。
【0017】実施例2 沸点範囲が30〜55℃の燃料基材Aを65容量%と、
沸点範囲が90〜110℃の燃料基材Bを35容量%と
からなるガソリン組成物(サンプル2)を作成し、実施
例1と同様の試験を行った。このサンプル2のガソリン
組成物は、沸点範囲が80〜120℃の高沸点成分の燃
料基材と沸点範囲が25〜65℃の低沸点成分の燃料基
材の含有量の合計が100容量%のものである。
【0018】その結果、サンプル2は、従来燃料(MG
P)に対して最大4.2%の出力増がみられた(図1参
照)。
【0019】なお、比較例として用いた、従来燃料(M
GP)は以下に示す性状のガソリンであった。
【0020】 従来燃料(MGP) 密度 (g/cm3 15℃) 0.742 オクタン価(RON) 100 (MON) 87 10%留出温度(℃) 45 50%留出温度(℃) 96 90%留出温度(℃) 148 アロマチックス含有量(VOL.%) 38 オレフィン含有量(VOL.%) 21 パラフィン含有量(VOL.%) 41 さらに、比較例、実施例1及び2のガソリン組成物の、
沸点範囲が80〜120℃の高沸点成分の燃料基材と沸
点範囲が25〜65℃の低沸点成分の燃料基材の含有量
の合計の容量%を次表に示し、それら各々の蒸留性状を
図2に示す。
【0021】
【表1】 含有量の合計(容量%) 比較例 60 実施例1 80 実施例2 100
【0022】
【発明の効果】外気温や湿度などの大気条件、エンジン
の常用回転数などの影響を受けにくく、かつ出力、燃料
消費率の低下を生じない、ガソリン組成物を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来燃料(MGP)に対するサンプル1及び2
(実施例1及び2)の出力の向上の割合を示す。
【図2】従来燃料(MGP)(比較例)、サンプル1及
び2(実施例1及び2)の各々の蒸留性状を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸点範囲が80〜120℃の高沸点成分
    の燃料基材と沸点範囲が25〜65℃の低沸点成分の燃
    料基材の含有量の合計が65容量%以上からなるガソリ
    ン組成物。
JP36160992A 1992-12-28 1992-12-28 ガソリン組成物 Pending JPH06200263A (ja)

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JP36160992A JPH06200263A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガソリン組成物

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JP36160992A JPH06200263A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガソリン組成物

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JPH06200263A true JPH06200263A (ja) 1994-07-19

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ID=18474276

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JP36160992A Pending JPH06200263A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガソリン組成物

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