JPH06199863A - 多環式フェノールから誘導されたエポキシ樹脂 - Google Patents

多環式フェノールから誘導されたエポキシ樹脂

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JPH06199863A
JPH06199863A JP29404593A JP29404593A JPH06199863A JP H06199863 A JPH06199863 A JP H06199863A JP 29404593 A JP29404593 A JP 29404593A JP 29404593 A JP29404593 A JP 29404593A JP H06199863 A JPH06199863 A JP H06199863A
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JP29404593A
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David Alan Taylor
アラン テイラー デビット
Glen Richard Ryan
リチャード リャン グレン
Steven Andrew Allen
アンドリュー アレン スティーブン
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Ciba Geigy AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/20Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the epoxy compounds used
    • C08G59/22Di-epoxy compounds
    • C08G59/26Di-epoxy compounds heterocyclic

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I): 【化1】 〔式中 nは0または1ないし25の範囲の整数を表
し;Aは次式II: 【化2】 (式中 Zは水素原子、メチル基またはフェニル基を表
し;A1 は芳香族残基を完成するのに必要な有機基を表
す。)で表わされる基を表す。〕で表わされるエポキシ
樹脂。 【効果】 上記エポキシ樹脂からは高いTgsと優れた
機械的性質および低吸湿性を併せ持つ硬化生成を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、硬化した時に、所望の高い熱安
定性および他の所望の特性を有する新規エポキシ樹脂に
関する。
【産業上の利用分野】
【0002】エポキシ樹脂は過度に湿度を吸収する傾向
があり、結果として、それらは熱および湿度への露出が
必要とされる場合、使用が避けられる。
【従来の技術】
【0003】最近新規エポキシ樹脂、即ち、9,9−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンのジグリシジ
ルエーテルが生産されている、それは硬化した際に、高
いガラス転移温度(Tg )および曲げ剛性率を有し、低
吸湿性を合わせ持つ硬化材料を提供する。このジグリシ
ジルエーテルに基づいた接着組成物は米国特許第498
0234号に開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】本発明により、更に高いTgsと優秀な機械
特性および低吸湿性を合わせ持つ硬化した生成物を得る
ことのできる新規エポキシ樹脂が見出された。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明は次式(I):
【化13】 〔式中 nは0または1ないし25の範囲の整数を表
し;およびAは次式II:
【化14】 (式中 Zは水素原子、メチル基またはフェニル基を表
し;およびA1 は芳香族残基を完成する芳香族残基を表
す。)で表わされる。〕で表わされる新規エポキシ樹脂
を提供する。
【0006】A1 により完成された芳香族残基、即ちA
1 と共にそれらが結合する式II中の炭素原子と一緒に
なって形成される芳香族残基は、フェニル基、ナフチル
基、ジフェニルメタン基(即ち、フェニルメチルフェニ
ル基)、ビフェニル基(即ち、ビフェニルイル基)、メ
タン基、即ちメタン炭素原子上で、1もしくは2つの炭
素原子数1ないし4のアルキル基(即ち、フェニルジ
(炭素原子数1ないし4のアルキル基)メチルフェニ
ル)、ジフェニルケトン(即ち、ベンゾフェニル)また
はジフェニルスルホン(即ち、フェニルスルフォニルフ
ェニル)により置換されたジフェニルメタン基を含む。
好ましくはA1 により完成された残基はフェニル基、ナ
フチル基またはメタン炭素原子上に於いて2つのメチル
基(即ち、フェニルジメチルメチルフェニル基)により
置換されたジフェニルメタン基である。
【0007】好ましい式IIの基の例は、次式IIA、
IIB、IIC:
【化15】 (式中 Zは前に定義されたものと同じである。)
【化16】 (式中 Zは前に定義されたものと同じである。)
【化17】 (式中 Zは前に定義されたものと同じであり、および
Yは直接結合;CH2 ;C(炭素原子数1ないし4のア
ルキル)2 を表し、好ましくはC(CH3 2 ;−C
(=O)−;または−S(=O)2 ;および次式II
D:
【化18】 (式中 Z、Yおよびnは前に定義されたものと同じで
ある。)で表わされる。
【0008】特に好ましい式IIAの基は、次式IIA
A:
【化19】 (式中 Zは前に定義されたものと同じであり、特にフ
ェニル基を表す。)で表わされる。
【0009】特に好ましい式IIBの基は、次式IIB
B:
【化20】 (式中 Zは前に定義されたものと同じであり、および
好ましくは水素原子を表す。)で表わされる。
【0010】特に好ましい式IICの基は、次式IIC
C:
【化21】 (式中 YおよびZは前に定義されたものと同じであ
り、およびZは好ましくは水素原子およびYは好ましく
は−C(CH3 2 −を表す。)で表わされる。
【0011】特に好ましい式IIDの基は、次式IID
D:
【化22】 (式中 Z、Yおよびnは前に定義されたものと同じで
あり、またZは好ましくは水素原子およびYは好ましく
は−C(CH3 3 を表す。)で表わされる。
【0012】好ましくは式Iのエポキシ樹脂の平均分子
量が350ないし10000の範囲になるようにnの値
が選択される。
【0013】式Iのエポキシ樹脂は次式III: HO−A−OH III (式中 Aは前に定義されたものと同じ意味を有す
る。)で表わされるフェノールをエピクロロヒドリン
と、また好ましくは触媒存在下に於いて反応させ;そし
て得られた化合物を脱塩酸することにより生成される。
使用される触媒は、第4級アンモニウム化合物、第3級
アミン、チオエーテルまたはスルホニウム塩である。
【0014】使用されるエピクロロヒドリンの比率は重
要ではなく、式IIIの化合物中の水酸基当たり少なく
とも1当量が使用される。しかしながら、反応中の溶媒
としてエピクロロヒドリンを使用することが都合良い、
この場合、超化学量論量のエピクロロヒドリン、通常、
式IIIの化合物中の水酸基当たり、全部で少なくとも
3モルのエピクロロヒドリンが使用される。
【0015】使用される触媒の量は都合良くは、式II
Iの化合物の重量に基づいて、0.1ないし4重量%の
範囲である。
【0016】反応の間に形成された水の除去を促進する
ために、反応は普通は30ないし120℃の範囲の温
度、好ましくは40ないし80℃、および好ましくは減
圧下に於いて実施される。
【0017】フェノール/エピクロロヒドリンの反応が
完了したと判断された場合(通常1ないし5時間が必要
とされる。)、必要ならば、反応混合物が30ないし1
00℃の範囲内の温度に冷却され、そして反応生成物の
脱塩酸が通常の方法により実施される。脱塩酸が、例え
ばフェノール/エピクロロヒドリン付加生成物、アルカ
リ金属水酸化物、特には水酸化ナトリウムまたは水酸化
カルシウム、場合により第4級アンモニウムハライドと
共に、例えば、テトラメチルアンモニウムクロライドま
たはベンジルトリメチルアンモニウムクロライドを触媒
として、添加することにより実施される。所望ならば、
脱塩酸反応が溶媒、例えば2−メトキシエタノール、イ
ソデカノール、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、N−メチルピロリドン、ガンマ−ブチロールアク
トン、ベンジルアルコール、ジブチルフタレート、メチ
ルエチルケトンまたはトルエンの存在下で実施される。
脱塩酸剤が好ましくは分割して、好ましくは固体状態
で、例えば10分から6時間の長期間に渡って添加され
る。
【0018】脱塩酸反応混合物が通常の方法、例えば、
所望のグリシジルエーテル生成物を含有する有機相を水
により洗浄し、そして分離および精製、例えば蒸留を行
なうことにより生じる。
【0019】式Iのエポキシ樹脂を生成するために使用
された式IIIの化合物は公知化合物である。
【0020】従って、Aが式IIAの基を表し、Zが水
素メチル基またはフェニル基を表しおよびnが0を表
す、式IIIで表わされる化合物が、Receuil 87,1968,
ページ599 ないし608 に於いて記載され;Aが式IIA
の基を表し、Zがフェニル基を表しおよびnが0を表
す、式IIIの化合物が、German Offenlegungsschrift
No.3938282 に於いて記載され;およびAが式IIIB
の基を表し、Zが水素原子を表しおよびnが0を表す、
またはAが式IIICの基を表し、YがC(CH32
を表しそしてnが1,2または3を表す、式IIIの化
合物が、Maravigna,Journal of Polymer Science;Part
A:Polymer Chemistry,26,2475-2485に記載されている。
【0021】式IIIの化合物が前記のReceuil および
Journal of Polymer Science referrencesに記載された
方法、またGerman Offenlegungsschrift No.3938282 に
記載された方法により製造される。
【0022】原則として、式IIIの化合物は適切なジ
オールおよび適切なジケトンを強酸、例えばスルホン酸
またはメタンスルホン酸の存在下で反応させることによ
り製造され、それにより相当する式IIIの化合物が製
造される。
【0023】本発明はまた式Iのエポキシ樹脂および式
Iの樹脂の硬化剤からなる硬化性組成物を提供する。
【0024】前記された硬化剤の例は、脂肪族、環状脂
肪族、芳香族、および複素環式アミン例えばm−および
p−フェニレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)
メタン、アニリン−ホルムアルデヒド樹脂、ビス(4−
アミノフェニル)スルホン、エチレンジアミン、プロパ
ン−1,2−ジアミン、プロパン−1,3−ジアミン、
N,N−ジエチルエチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラア
ミン、テトラエチレンペンタアミン、N−(2−ヒドロ
キシエチル)−、N−(2−ヒドロキシプロピル)−、
およびN−(2−シアノエチル)−ジエチレントリアミ
ン、2,2,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジアミ
ン、2,3,3−トリメチルヘキサン−1,6−ジアミ
ン、m−キシレンジアミン、N,N−ジメチル−および
N,N−ジエチルプロパン−1,3−ジアミン、エタノ
ールアミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタ
ン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキ
シル)プロパン、3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン)、
およびN−(2−アミノエチル)ピペリジン;ジシアン
ジアミド;カルボン酸ヒドラジド;イミダゾール;アミ
ノプラスト;ポリアミノアミド、例えばそれらは脂肪族
ポリアミンおよび2量化または3量化不飽和脂肪酸から
製造される;アミンと化学量論的に不足したポリエポキ
シド、例えばジグリシジルエーテルとの付加物;イソシ
アネートおよびイソチオシアネート;多価フェノール、
例えば、レゾルシノール、ヒドロキノン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、フェノール−ア
ルデヒド樹脂、およびオイル変性フェノール−アルデヒ
ド樹脂;ホスホン酸;ポリチオール例えば‘‘チオコー
ル’’(登録商標 ‘Thiokol’);およびポリ
カルボン酸およびその無水物、例えばフタール酸無水
物、テトラヒドロフタール酸無水物、メチルエンドメチ
レンテトラヒドロフタール酸無水物、無水ノニル琥珀
酸、無水ドデシニル琥珀酸、無水ヘキサヒドロフタール
酸、無水ヘキサクロロエンドメチレンテトラヒドロフタ
ール酸、および無水エンドメチレンテトラヒドロフター
ル酸およびその混合物、無水マレイン酸、無水琥珀酸、
二無水ピロメリット酸、ベンゾフェノン−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸二無水物、ポリセバシン酸
無水物、ポリアゼライン酸無水物、前記した無水物に対
応する酸、およびイソフタール酸、テレフタール酸、ク
エン酸、およびメリット酸。特に好ましいポリカルボン
酸または無水物硬化剤は、必要ならば添加剤中で、60
℃以下の温度に於いて液体である。それらはまた触媒重
合剤として使用される、例えば第3級アミン(例えば、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ルおよび他のマンニッヒ塩、N−ベンジルジメチルアミ
ン、およびトリエタノールアミン);アルコールのアル
カリ金属アルコキシド(例えば、2,4−ジヒドロキシ
−3−ヒドロキシメチルペンタンのナトリウムアコレー
ト)、アルカン酸の第一スズ塩(例えば、オクタノエー
ト第一スズ)、フリーデルクラフト触媒、例えば硼素ト
リフルオライドおよびその錯体;また硼素トリフルオラ
イドと例えば1,3−ジケトンの反応により形成される
キレート。
【0025】硬化剤に関連して、適切な促進剤がまた使
用される。ポリ(アミノアミド)、ジシアンジアミド、
ポリチオール、またはカルボン酸無水物が硬化に使用さ
れた場合、第三級アミンまたはその塩、第四級アンモニ
ウム化合物、またはアルカリ金属アルコキシドが促進剤
として適する。特別な促進剤の例はN−ベンジルジメチ
ルアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール、イミダゾール、およびトリアミルアン
モニウムフェノキシドである。
【0026】他の使用される促進剤は金属ナイトレー
ト、特にはマグネシュウムニトレート、およびマンガン
ニトレート、弗素化および塩素化カルボン酸またその
塩、例えばマグネシュウムトリフルオロアセテート、ナ
トリウムトリフルオロアセテート、マグネシュウムトリ
クロロアセテート、およびナトリウムトリクロロアセテ
ート;トリフルオロメタンスルホン酸およびその塩、例
えばマンガン、亜鉛、マグネシュウム、ニッケルおよび
コバルト塩、またマグネシュウムペルクロレートおよび
カルシュウムペルクロレートである。
【0027】硬化剤の有効量が使用される。比率は硬化
剤の化学的性質および求める硬化性組成物およびその硬
化生成物の特性に依存し;最良の比率が即座に、当業者
に公知の方法により決定される。しかしながら、実施例
として硬化剤がアミンである場合、普通エポキシ樹脂の
1,2−エポキシ当量当たりのアミンの、約0.75な
しし1.25アミノ−水素当量が使用される。もしカル
ボン酸またはその無水物が使用された場合、通常約0.
4ないし1.1のカルボン酸、またはカルボン酸無水物
当量が1,2−エポキシ当量当たりに使用される、一
方、多価フェノールとは、1,2−エポキシ当量当たり
の硬化剤の約0.75ないし1.25フェノール性水酸
基当量の硬化剤が使用される。通常、1ないし40重量
部の触媒重合剤がエポキシ樹脂の100重量部当たりに
使用される。
【0028】硬化が硬化剤の性質に依存して、室温(例
えば、18℃ないし25℃)または高い温度に於いて
(例えば、50℃ないし250℃)実施される。
【0029】所望ならば、硬化または強化が2段階で実
施される、例えば硬化反応を中断することにより、また
は完全な硬化に高温が必要とされる硬化剤を使用する場
合、低い温度に於いて部分的に硬化することにより、ま
だ溶融および溶解性、硬化性予備縮合物または、それ自
身公知の方法により成形粉末、焼結被覆粉末、プレプレ
グを生成するのに使用されるB段階生成物が得られる。
【0030】本発明の化合物は従来のエポキシ樹脂と一
緒に使用される。
【0031】多くのエポキシ樹脂を製造する通常の方法
に於いて、分子量が異なる化合物の混合物が得られ、通
常これらの混合物はエポキシ基が部分的に加水分解を起
こしているか、またはエポキシ化が完成していない化合
物の割合を含有する。エポキシ樹脂の分子当たり1,2
−エポキシ基の平均の数は少なくとも2、または整数で
ある必要はなく;一般に分数であり、またどの場合も
1.0以上である。
【0032】式Iのグリシジルエーテルと混合され使用
されるエポキシ樹脂の内で、より適したものは、エポキ
シ基がまた末端である、即ち次式IV:
【化23】 (式中 R2 が水素原子またはメチル基を表し、および
特には基はグリジル基または酸素原子、窒素原子、硫黄
原子に直接結合したβ−メチルグリシジル基として存在
する。)で表わされる基である。従って、本発明はま
た、添加剤と1分子当たり式IVの基を平均1個以上含
有している他のエポキシ樹脂と前に定義された式Iの樹
脂を提供する。式IVの基を含有した樹脂は分子当たり
2個以上のカルボン酸基を含有する物質とエピクロロヒ
ドリン、グリセロールジクロロヒドリン、またはβ−メ
チルピクロロヒドリンをアルカリ存在下で反応させるこ
とにより得られるポリグリシジル基およびポリ(β−メ
チルグリシジル)エーテルを含む。ポリグリジルエステ
ルは脂肪族カルボン酸、例えば蓚酸、琥珀酸、アジピン
酸、セバシン酸、あるいは二量化または三量化リノール
酸から;環状脂肪族カルボン酸、例えばヘキサヒドロフ
タール酸、4−メチルヘキサヒドロフタール酸、テトラ
ヒドロフタール酸、および4−メチルテトラヒドロフタ
ール酸から;または芳香族カルボン酸例えばフタール
酸、イソフタール酸、およびテレフタール酸から誘導さ
れる。
【0033】他の使用されるエポキシ樹脂は1分子当た
り2個以上のアルコール水酸基、または2個以上のフェ
ノール性水酸基を含有する物質とエピクロロヒドリン、
グリセロールジクロロヒドリン、またはβ−メチルエピ
クロロヒドリンをアルカリ条件で反応させるか、または
外に、酸触媒の存在下に於いて、アルカリと適当な処理
を行なうことにより得られるポリグリシジル基およびポ
リ(β−メチルグリシジル)エーテルである。該ポリグ
リシジルエーテルは脂肪族アルコール、例えば、エチレ
ングリコールおよびポリ(オキシエチレン)グリコール
例えばジエチレングリコールおよびトリエチレングリコ
ール、プロピレングリコールおよびポリ(オキシプロオ
ピレン)グリコール、プロパン−1,3−ジオール、ブ
タン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオー
ル、ヘキサン−1,6−ジオール、ヘキサン−2,4,
6−トリオール、グリセロール、1,1,1−トリメチ
ロールプロパン、およびペンタエリトリトールから;環
状脂肪族アルコール、例えばキニトール、1,1−ビス
(ヒドロキシメチル)シクロヘキシ−3−エン、ビス
(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、および2,
2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンか
ら、または芳香族環を含むアルコール、例えばN,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)アニリンおよび4,4’
−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタ
ンから誘導される。好ましくはポリグリシジルエーテル
は分子当たり2以上のフェノール性水酸基を含有する物
質、例えばレゾルシノール、カテコール、ヒドロキノ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,
2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、および特には、フェノー
ル−フォルムアルデヒドまたはクレゾール−フォルムア
ルデヒドノボラック樹脂、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(ビスフェノールAとして公知で
ある)、および2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−
ヒドロキシフェニル)プロパンから誘導される。
【0034】それらは更に、ポリ(N−グリシジル)化
合物が使用される、それは例えば、エピクロロヒドリン
と直接窒素原子例えばアニリン、n−ブチルアミン、ビ
ス(4−アミノフェニル)メタン、ビス(4−アミノフ
ェニル)スルホン、およびビス(4−メチルアミノフェ
ニル)メタンに結合している少なくとも2個の水素原子
を含有するアミンの反応生成物の脱塩酸により得られ
る。。他の使用されるポリ(N−グリシジル)化合物
は、トリグリシジルイソシアヌレート、環状アルケン尿
素例えばエチレン尿素および1,3−プロピレン尿素の
N,N’−ジグリジル誘導体、およびヒダントイン、例
えば,5,5−ジメチル−ヒダントインのN,N’−ジ
グリシジル誘導体を含む。
【0035】環状およびアシルポリオレフィンのエポキ
シ化により得られるエポキシ樹脂がまた使用される、例
えばビニルシクロヘキサンジオキサイド、リモネンジオ
キサイド、ジシロペンジエンジオキサイド、3,4−エ
ポキシジヒドロジシクロペンタジエニルグリジルエーテ
ル、エチレングリコールのビス(3,4−エポキシジヒ
ドロジシクロペンタジエニル)エーテル、3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレートおよびその6,6’−ジメ
チル誘導体、エチレングリコールのビス(3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート)、3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシルアルデヒドおよび1,
1−ビス(ヒドロキシメチル)−3,4−エポキシシク
ロヘキサンの間に形成されるアセタール、ビス(2,3
−エポキシシクロペンチル)エーテル、およびエポキシ
化ブタジエンまたはブタジエンとエチレン性化合物例え
ばスチレンとビニルアセテートのコポリマー。
【0036】特に適した式Iのグリジルエーテルと混合
するためのエポキシ樹脂は、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンのポリグリシジルエーテルまた
はフェノール(塩素原子または炭素原子数1ないし4の
アルキル基により環上で置換されている。)からのノボ
ラックまたホルムアルデヒドであり、そしてキログラム
当たり少なくとも1.0 1,2−エポキシ当量のエポ
キシ含量を有する。
【0037】本発明の組成物は更に可塑剤を含有する、
例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレートまた
はトリクレジルホスヘート、希釈剤、およびいわゆる反
応希釈剤、例えばジグリシジルフォルマルおよび特にモ
ノエポキシド例えばブチルグリシジルエーテル、イソ−
オクチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエー
テル、スチレンオキサイド、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート、および合成、高度に枝別れ
した、優れた第三級脂肪族モノカルボン酸のグリシジル
エーテルである。それらはまた添加剤を含む、例えば充
填剤、強化剤、着色剤、流れ調節剤、難燃剤、および離
型剤である。適した増量剤、充填剤、および強化剤はア
スベスト、アスファルト、ビチューメン、ガラス繊維、
紡績繊維、炭素繊維、硼素繊維、マイカ、アルミナ、石
膏、チタニア、チョーク、石英粉末、セルロース、カオ
リン、グランドドロマイト、ウォラストナイト、例えば
商標名‘‘アエロジル’’(Aerosil)で入手可
能である広い特殊の表面を有するコロイドシリカ、長鎖
アミンにより変性された粘土(例えば商標名‘‘ベント
ン’’(Bentone)で入手可能である)、ポリ
(塩化ビニル)粉末、ポリオレフィン炭化水素粉末、硬
化アミノプラスト粉末、および金属粉末例えばアルミニ
ウムまたは鉄粉末を含む。難燃剤例えば三酸化アンチモ
ンがまた挿入される。
【0038】本発明の硬化性組成物は接着剤、接着剤の
下塗剤、積層樹脂、浸漬および注型用樹脂、成形組成
物、パテおよび封止剤、および注型材料および電気工業
のための絶縁材料として使用される。
【0039】本発明の組成物はそれらを適切な温度、即
ち0ないし250℃に於いて加熱することにより硬化さ
れる、それは硬化剤の性質に依存する。硬化操作の長さ
は、硬化剤の性質により変化するが、しかし5分ないし
7日の間である。
【0040】本発明はまた新規発明の硬化性組成物の硬
化により得られる硬化性組成物も提供する。
【0041】以下の実施例が本発明を詳細に説明する実施例1 A)J.Polymer Science;Part A: Polymer Chem.1985,2
6,2475 に於いて定義された方法により、酢酸10ml
およびグリオキサール(水溶液)0.01mol中に溶
解された、2,7−ジヒドロキシナフタレン0.01m
olが25−30℃に於いて窒素下の及び容器中で混合
される。96%H2 SO4 の2mlが、攪拌されながら
滴下される。次式:
【化24】 で表わされる化合物が理論収量得られ、そしてエタノー
ルから304℃の融点を有する結晶が得られる。 B)エピクロロヒドリン(10mol)中の、上記Aか
らのビスフェノール(1.0mol)および50%テト
ラメチルアンモニウムクロライド水溶液(ビスフェノー
ルの3重量%)が、窒素下に於いて3時間還流される。
溶液は60℃に冷却されそして水酸化ナトリウム(2.
25mol)が、分割して2時間にわたって添加され
る。混合物が75℃に於いて1時間攪拌される。沈澱し
た塩を溶解するために水が添加され、そして混合物がナ
トリウムジハイドロジュンホスフェート(10%)によ
り洗浄される。有機相が分離および乾燥される。減圧下
に於ける溶媒の除去して次式
【化25】 (収量:理論値の80%)、融点(DSC):160
℃、エポキシ含量:3.81molkg-1 で表わされるジグリシジルエーテルを得る。 IR 1660,1600,1515,1465,14
50,1375,1312,1255,1210,11
30,1065,960,910,838cm-11
−NMR(DMSO,250 MHz)2.72,m,
1H;2.78,m,1H;2.89,m,2H;3.
34,m,2H;3.62,m,1H;3.91,m,
1H;4.22,m,1H;4.46,m,1H;5.
80,d,J5.7Hz,1H;7.08,d,J9.
0 Hz,2H;7.14,d,J8.6Hz,2H;
7.28,d,J5.7Hz,1H;7.68,m,2
H;7.79,d,J8.6Hz,2H;7.85,
d,J9.0Hz,2H。
【0042】実施例2 A)German Offenlegungsschrift No.3938282 に於いて
定義された方法により、レゾルシノール743g、ベン
ジル756gおよびキシレン2.0kgの混合物が50
−60℃に於いてHCLガスにより飽和され、そしてこ
の温度に於いて5−6時間攪拌される。得られた生成物
がキシレンにより数回洗浄されそして100℃に於いて
真空乾燥され、次式
【化26】 で表わされる融点260−262℃の化合物1103g
(理論値の81%)が得られる。 B)上記A)で得られたビスフェノールは、実施例1
(B)に記載されるようにグリシジル化され、次式:
【化27】 (収量 理論値の80%)、融点:120℃、エポキシ
含量:3.18molkg-1 で表わされるジグリジルエーテルを得る。粗生成物は、
ジエチルエーテルにより生成され融点180℃、エポキ
シ含量3.48molkg-1の白色粉末を得る。1 H−NMR(アセトン,250 MHz)2.73,
m,2H;2.85,m,2H;3.34,m,2H;
3.92,dd,J11.3Hzおよび6.4Hz,2
H;4.38,m,2H;6.68,dd,J8.3H
zおよび2.3Hz,2H;6.77,m,4H;7.
00−7.20,m,10H。IR 1625,160
5,1500,1450,1330,1285,117
0,1035,985,760,700cm-1
【0043】実施例3 実施例1(B)の生成物が4,4’−ジアミノジフェニ
ルスルホン(1:1の化学量論量)により硬化される。
ゲル時間は180℃に於いて17分および210℃に於
いて11分である。Tonset (ゲル化開始温度)は約1
70℃である。種々の硬化サイクルに於ける、熱機械的
分析(TMA)により測定されるガラス転移温度(T
g)、および熱重量分析(TGA)により測定される分
解開始温度(Td)は次のとおりである。:硬化サイクル Tg(TMA) Td(TGA) 2h/180℃+2h/210℃ 229℃ 385℃ 2h/180℃+4h/210℃ 231℃ 380℃ 2h/210℃ 227℃ 375℃ 4h/210℃ 232℃ 360℃ 実施例1(B)の生成物がアルキル化4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン(1:1の化学量論量)により硬化
される場合、ゲル時間は180℃に於いて3分である。硬化サイクル Tg(TMA) Td(TGA) 4h/180℃ 200℃ 330℃ 4h/180℃+2h/210℃ 200℃ 330℃
【0044】実施例4 実施例2(B)の粗生成物が4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルホン(1:1の化学量論量)により硬化され
る。ゲル時間は180℃に於いて15分およびTonset
は185℃である。硬化サイクル Tg(TMA) Td(TGA) 4h/180℃ 169℃ 265℃ 4h/180℃+2h/210℃ 175℃ 210℃に於いて3時間ジアミノジフェニルスルホン
(1:1の化学量論量)により硬化された精製材料のT
gは213℃である。
【0045】実施例5 A)実施例1(A)に於いて記載された方法により、触
媒としてH2 SO4 を使用して、ビスフェノールAをグ
リオキサールと反応させて次式:
【化28】 で表わされる融点140−170℃の化合物を得る。1 H−NMR(アセトン−d6 250 MHz)1.5
7,m,12H;5.00,m,1H;6.65−6.
80,m,4H;6.91,d,J6.7Hz、1H;
6.91−7.30,m,10H;8.19,s,2
H。1 3 C−NMR(62.9MHz,アセトン−
6 )31.72,31.93,42.73,51.1
7,109.65,114.28,115.79,12
4.01,127.60,128.71,128.8
4,142.60,146.34,156.32,15
6.78。IR 3400,2970,1615,15
95,1515,1495,1245,1180,98
0,830,cm-1。 実施例5(A)に於いて使用されたグリオキサールの量
を変化させても、実施例5(A)に於いて得られた生成
物の性質は変化しない。従って、2:1,1:1または
3:2のフェノール:グリオキサール比の使用は、常に
実施例5(A)に示された二量化生成物を生じる。 B)上記A)の生成物は、実施例1(B)に記載された
方法を使用してグリシジル化されることにより、次式
【化29】 で表わされるジグリジルエーテルを理論値の95%の収
率で得る。 エポキシ含量:3.6molkg-1、暗色のゴム状1 H−NMR(250 MHz,アセトンd6 )1.5
5,m,12H;2.67,m,2H;2.82,m,
2H;3.29,m,2H;3.80,m,2H;4.
26,m,2H;5.00,m,1H;6.65−7.
40,m,15H。1 3 C−NMR(62.9MHz,
アセトン−d6 )31.03,31.93,42.8
6,44.68,50.90,51.16,70.2
7,109.76,114.30,115.03,12
4.03,127.64,128.80,128.9
0,144.33,146.05,156.85,15
7.80。IR 2965,1610,1580,15
15,1497,1245,1030,975,830
cm-1
【0046】実施例6 実施例5(B)の生成物がジアミノジフェニルスルホン
(1:1の化学量論量)により硬化され、以下の結果が
得られる:180℃に於けるゲル時間は12分;T
onset (DSC)は170℃である。硬化サイクル Tg(TMA) Td(TGA) 4h/180℃ 180℃ 360℃ 4h/180℃+2h間隔/210℃ 190℃ 360℃ 2.5h/210℃ 220℃ 360℃
【0047】実施例7 A)実施例1(A)に於いて記載された方法により、ビ
スフェノール−A(20g,0.087mol)および
35%グリオキサール水溶液(9.6g,0.057m
ol)が触媒としてメタンスルホン酸(63ml)を使
用して、反応される。反応混合物は室温に於いて18時
間攪拌され、そして中に注入される。得られた沈澱物か
ら次式
【化30】 で表わされる高分子固体(Mn,1125,Mw/Mn
2.8)を得る。ビスフェノールAに対してグリオキ
サルの量が増加すると高い分子量の生成物をもたらす。 B)上記(A)の生成物を実施例1(B)に於いて記載
された方法により、グリシジル化して、次式
【化31】 で表わされるジグリシジリエーテルを得る。 エポキシ含量:2.30molkg-1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレン リチャード リャン イギリス,シービー1 3ディーエヌ,ケ ンブリッジ, ビネリーロード 57 (72)発明者 スティーブン アンドリュー アレン イギリス,シービー8 8エーイー,サフ ォーク, ニューマーケット,ヘッシュベ ルロード 6

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 〔式中 nは0または1ないし25の範囲の整数を表
    し;およびAは次式II: 【化2】 (式中 Zは水素原子、メチル基またはフェニル基を表
    し;およびA1 は芳香族残基を完成する有機基を表
    す。)で表わされる基を表す。〕で表わされるエポキシ
    樹脂。
  2. 【請求項2】 A1 により完成された残基がフェニル
    基、ナフチル基、ビフェニル基、フェニルメチルフェニ
    ル基、フェニル−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル)メチルフェニル基、ベンゾイルフェニル基またはフ
    ェニルスルホニルフェニル基である請求項1記載の樹
    脂。
  3. 【請求項3】 該残基がフェニル基、ナフチル基または
    フェニル(ジメチル)メチルフェニル基である請求項2
    記載の樹脂。
  4. 【請求項4】 Aが次式IIA: 【化3】 (式中 Zが請求項1に於いて定義されたものと同じで
    ある。)で表わされる請求項1記載の樹脂。
  5. 【請求項5】 Aが次式IIAA 【化4】 (式中 Zが請求項1に於いて定義されたものと同じで
    ある。)で表わされる請求項1記載の樹脂。
  6. 【請求項6】 Zがフェニル基である請求項5記載の樹
    脂。
  7. 【請求項7】 Aが次式IIB: 【化5】 (式中 Zが請求項1に於いて定義されたものと同じで
    ある。)で表わされる請求項1記載の樹脂。
  8. 【請求項8】 Aが次式IIBB: 【化6】 (式中 Zが請求項1に於いて定義されたものと同じで
    ある。)で表わされる請求項1記載の樹脂。
  9. 【請求項9】 Zが水素原子である請求項8記載の樹
    脂。
  10. 【請求項10】 Aが次式IIC: 【化7】 (式中 Zが請求項1に於いて定義されたものと同じで
    あり、そしてYが直接結合、CH2 、C(炭素原子数1
    ないし4のアルキル)2 、C(=O)または−S(=
    O)2 を表す。)で表わされる請求項1記載の樹脂。
  11. 【請求項11】 Aが次式IICC: 【化8】 (式中 YおよびZが請求項10に於いて定義されたも
    のと同じである。)で表わされる請求項10記載の樹
    脂。
  12. 【請求項12】 Zが水素原子を表し、そしてYが−C
    (CH3 2 を表す請求項11記載の樹脂。
  13. 【請求項13】 Aが次式IID: 【化9】 (式中 Zおよびnが請求項1に於いて定義されたもの
    と同じであり、そしてYが直接結合、CH2 、C(炭素
    原子数1ないし4のアルキル)2 、C(=O)または−
    S(=O)2 を表す。)で表わされる請求項1記載の樹
    脂。
  14. 【請求項14】 Aが次式IIDD: 【化10】 (式中 Y、Zおよびnが請求項13に於いて定義され
    たものと同じである。)で表わされる請求項13記載の
    樹脂。
  15. 【請求項15】 Zが水素原子を表し、そしてYが−C
    (CH3 2 を表す請求項14記載の樹脂。
  16. 【請求項16】 式Iの樹脂の平均分子量が350ない
    し10000の範囲になるようにnの値が選択された請
    求項1記載の樹脂。
  17. 【請求項17】 次式IV 【化11】 (式中 R2 は水素原子またはメチル基を表す。)で表
    わされる基を、分子当たり平均して1個より多く有する
    他のエポキシ樹脂と混合された請求項1記載の樹脂。
  18. 【請求項18】1)請求項1に於いて定義された式Iの
    エポキシ樹脂;および 2)式Iのエポキシ樹脂用硬化剤 からなる硬化性組成物。
  19. 【請求項19】 次式IV 【化12】 (式中 R2 が水素原子またはメチル基を表す。)で表
    わされる基を、平均して分子当たりに1個より多く有す
    る他のエポキシ樹脂を更に含む請求項18記載の組成
    物。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の硬化性組成物を硬化
    することにより得られた硬化生成物。
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