JPH06199838A - 三置換ビフエニル - Google Patents

三置換ビフエニル

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JPH06199838A
JPH06199838A JP5286167A JP28616793A JPH06199838A JP H06199838 A JPH06199838 A JP H06199838A JP 5286167 A JP5286167 A JP 5286167A JP 28616793 A JP28616793 A JP 28616793A JP H06199838 A JPH06199838 A JP H06199838A
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mmol
compound
chemical
ethyl acetate
solution
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JP5286167A
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Juergen Dr Dressel
ユルゲン・ドレツセル
Peter Dr Fey
ペーター・フアイ
Rudolf Hanko
ルドルフ・ハンコ
Walter Huebsch
バルター・ヒユプシユ
Thomas Kraemer
トーマス・クレマー
Ulrich E Mueller
ウルリヒ・イー・ミユラー
Matthias Mueller-Gliemann
マテイアス・ミユラー−グリーマン
Martin Beuck
マルテイン・ボイク
Stanislav Kazda
スタニスラフ・カツダ
Stefan Dr Wohlfeil
シユテフアン・ボールフアイル
Andreas Knorr
アンドレアス・クノル
Johannes-Peter Stasch
ヨハネス−ペーター・シユタツシユ
Siegfried Zaiss
ジークフリート・ツアイス
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/10Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing aromatic rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 [式中、R1はカルボキシル基又はC1−C8−アルコキ
シカルボニル基を示し、R2は直鎖状もしくは分枝鎖状
1−C8−アルキルを示し、R3はハロゲン、ヒドロキ
シル、シアノ、C1−C6−アルコキシ、直鎖状もしくは
分枝鎖状C1−C8−アルキル、トリフルオロメチル、ト
リフルオロメトキシ、カルボキシアミド、カルボキシ
ル、C1−C8−アルコキシカルボニル又はニトロを示
し、R4はカルボキシル基又はテトラゾリルを示す]の
三置換ビフェニル。 【効果】 薬剤、殊に抗高血圧薬及び抗アテローム性動
脈硬化剤における活性化合物として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の三置換ビフェニル、それらの製造
法及び薬剤、特に抗高血圧薬及び抗アテローム性動脈硬
化剤におけるそれらの利用に関する。
【0002】タンパク質分解酵素であるレニンは、生体
内でアンジオテンシノゲンからデカペプチドであるアン
ジオテンシンIを分裂させ、アンジオテンシンIが今度
は肺、腎臓又は他の組織で分解されて高血圧性オクタペ
プチドであるアンジオテンシンIIを与えることが知ら
れている。血管収縮、腎臓におけるNa+貯留(ret
ention)、副腎におけるアルドステロンの放出及
び交感神経系の緊張度(tonicity)の上昇など
のアンジオテンシンIIの種々の効果は血圧の上昇との
関連において相乗的作用を有する。
【0003】アンジオテンシンIIはさらに、例えば心
筋細胞及び平滑筋細胞などの細胞の成長及び増殖を促進
させる性質を有し、これらは疾患の状態(例えば高血
圧、アテローム性動脈硬化症及び心不全)で成長及び増
殖の程度が増す。
【0004】レニン−アンジオテンシン系(RAS)に
おける介入のための可能な出発点はレニン活性の阻害の
他に、アンジオテンシン−変換酵素(ACE)の活性の
阻害及びアンジオテンシンIIのレセプターの遮蔽であ
る。
【0005】抗高血圧性を有するピリドン−置換ビフェ
ニルが欧州特許出願EP 487745及び500 2
97に記載されている。
【0006】かくして本発明は一般式
【0007】
【化7】
【0008】[式中、R1はカルボキシル基を示すか、
あるいはC1−C8−アルコキシカルボニル基を示し、R
2は直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキルを示
し、R3はハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C6
−アルコキシ、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アル
キル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カ
ルボキシアミド、カルボキシル、C1−C8−アルコキシ
カルボニル又はニトロを示し、R4はカルボキシル基を
示すか、あるいはテトラゾリルを示す]の三置換ビフェ
ニル及びそれらの塩の選択に関する。
【0009】本発明の三置換ビフェニルはその塩の形態
であることもできる。ここでは一般に有機又は無機塩基
との塩を挙げることができる。
【0010】本発明では生理学的に許容し得る塩が好ま
しい。
【0011】三置換ビフェニルの生理学的に許容し得る
塩は一般に本発明の化合物の金属又はアンモニウム塩で
ある。特に好ましい塩は、例えばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム又はカルシウム塩、ならび
にアンモニア又は有機アミン、例えばエチルアミン、ジ
−又はトリ−エチルアミン、ジ−又はトリ−エタノール
アミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタ
ノール、アルギニン、リシン又はエチレンジアミンから
誘導されるアンモニウム塩である。
【0012】本発明の化合物はエナンチオマーとして、
又はジアステレオマーとして立体異性体の形態で存在す
ることができる。本発明はエナンチオマー又はジアステ
レオマー、及びそれらの特定の混合物の両方に関する。
ラセミ形は既知の方法で立体異性体的に均一な成分に分
離することができ、ジアステレオマーも同様である
[E.L.Eliel,Stereochemistr
y of CarbonCompounds,McGr
aw Hill,1962を参照]。アトロプ異性体
(atropic isomer)の形成も可能であ
る。
【0013】一般式(I)の好ましい化合物は、式中R
1がカルボキシ基を示すか、又はC1−C6−アルコキシ
カルボニル基を示し、R2が直鎖状もしくは分枝鎖状C1
−C6−アルキルを示し、R3がフッ素、塩素、臭素、シ
アノ、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、直鎖状も
しくは分枝鎖状C1−C6−アルキル、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、カルボキシアミド、カルボ
キシル、C1−C6−アルコキシカルボニル又はニトロを
示し、R4がテトラゾリルを示す化合物及びそれらの塩
である。
【0014】一般式(I)の特に好ましい化合物は、式
中R1がカルボキシ基を示すか、又はC1−C4−アルコ
キシカルボニル基を示し、R2が直鎖状もしくは分枝鎖
状C1−C5−アルキルを示し、R3がフッ素、塩素、シ
アノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコキシ、直鎖状も
しくは分枝鎖状C1−C4−アルキル、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、カルボキシアミド、カルボ
キシル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はニトロを
示し、R4がテトラゾリルを示す化合物及びそれらの塩
である。
【0015】一般式(I)の特別に好ましい化合物は、
式中R1がカルボキシル、メトキシカルボニル又はエト
キシカルボニルを示し、R2がプロピル、ブチル又はペ
ンチルを示し、R3がフッ素、塩素、シアノ、ヒドロキ
シル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフル
オロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシアミ
ド、カルボキシル、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル又はニトロを示し、R4がテトラゾリルを示す化
合物及びそれらの塩である。
【0016】一般式(I)の三置換ビフェニルは、
[A]一般式(II)
【0017】
【化8】
【0018】[式中、R1及びR2は上記と同義である]
のピリドンを一般式(III)
【0019】
【化9】
【0020】[式中、R3は上記と同義であり、R4’は
1−C6−アルコキシカルボニルを示すか、あるいは式
【0021】
【化10】
【0022】の基を示し、Eは塩素又は臭素を示す]の
化合物と不活性溶媒中で、塩基の存在下に、適当ならば
触媒を添加して反応させるか、あるいは[B]R4がテ
トラゾリルを示す場合、一般式(IV)
【0023】
【化11】
【0024】[式中、R1、R2及びR3は上記と同義で
あり、Lは典型的脱離性基、例えば臭素、ヨウ素又はメ
タン−、トルエン−、フッ素−あるいはトリフルオロメ
タン−スルホニルオキシ、好ましくは臭素を示す]の化
合物を一般式(V)
【0025】
【化12】
【0026】[式中、Tは水素を示すか、あるいはトリ
フェニルメチル基を示す]の化合物と不活性溶媒中で、
塩基の存在下及び金属触媒下に反応させ、続いて遊離の
テトラゾールの場合(R4/T)トリフェニルメチル基
を有機溶媒及び/又は水中で酸を用いて分裂させ、カル
ボン酸の場合(R4/R1)対応するエステルを加水分解
し、場合により化合物を塩基を用いてその塩に変換する
方法により製造する。
【0027】本発明の方法は例えば以下の式により示す
ことができる:
【0028】
【化13】
【0029】
【化14】
【0030】方法[A]に適した溶媒は、反応条件下で
変化しない通常の有機溶媒である。好ましくはこれらに
はエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン又はジメトキシエタン、あるいは炭
化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキ
サン、シクロヘキサン又は石油留分、あるいはハロゲン
化炭化水素類、例えばメチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエチレン、トリクロロエチレ
ン又はクロロベンゼン、あるいは酢酸エチル、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド、アセトニトリル、アセトン又はニトロ
メタンが含まれる。上記の溶媒の混合物の使用も同様に
可能である。テトラヒドロフラン、アセトン、ジメチル
ホルムアミド及びジメトキシエタンが好ましい。
【0031】本発明の方法の場合の塩基として一般に無
機又は有機塩基を用いることができる。これらの塩基に
は好ましくはアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、アルカリ
土類金属水酸化物、例えば水酸化バリウム、アルカリ金
属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム、ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸カ
ルシウム又は炭酸セシウム、アルカリ金属又はアルカリ
土類金属アルコレート又はアミド、例えばナトリウムメ
タノレート又はカリウムメタノレート、ナトリウムエタ
ノレート又はカリウムエタノレートあるいはカリウムt
ert−ブチレート、あるいはリチウムジイソプロピル
アミド(LDA)、又は有機アミン(トリアルキル(C
1−C6)アミン)、例えばトリエチルアミン、又は複素
環状化合物、例えば1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)、ピリジ
ン、ジアミノピリジン、メチルピペリジン又はモルホリ
ンが含まれる。ナトリウムなどのアルカリ金属又はそれ
らの水素化物、例えば水素化ナトリウムを塩基として用
いることもできる。炭酸カリウム、水素化ナトリウム、
カリウムtert−ブチレート又は炭酸セシウムが好ま
しい。
【0032】[A]の場合の塩基は一般に式(III)
の化合物1モル当たり0.05モルないし10モル、好
ましくは1ないし2モルの量で用いられる。
【0033】本発明の方法[A]は一般に−100℃な
いし+100℃、好ましくは0℃ないし80℃の温度範
囲で行われる。
【0034】本発明の方法は一般に常圧下で行われる。
しかし高圧又は減圧下(例えば0.5ないし5バールの
範囲)で方法を行うこともできる。
【0035】本発明の方法[B]に適した溶媒は、反応
条件下で変化しない通常の有機溶媒である。好ましくは
これらにはエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン又はジメトキシエタン、あ
るいは炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン又は石油留分、あるいは
ハロゲン化炭化水素類、例えばメチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエチレン、トリクロロ
エチレン又はクロロベンゼン、あるいは酢酸エチル、ト
リエチルアミン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、
アセトニトリル、アセトン又はニトロメタンが含まれ
る。上記の溶媒の混合物の使用も同様に可能である。テ
トラヒドロフラン、アセトン、ジメチルホルムアミド及
びジメトキシエタンが好ましい。上記の溶媒と水との混
合物の使用も同様に可能である。
【0036】本発明の方法[B]は一般に−20℃ない
し+150℃、好ましくは+40℃ないし+100℃の
温度範囲で行われる。
【0037】適した触媒は一般にニッケル、パラジウム
又は白金の金属錯体、好ましくはパラジウム(0)錯
体、例えばテトラキストリフェニルホスフィンパラジウ
ムである。テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド又
はクラウンエーテルなどの相移動触媒の使用も可能であ
る。
【0038】触媒は一般式(IV)の化合物1モル当た
り0.005モルないし0.2モル、好ましくは0.0
1モルないし0.05モルの量で用いられる。
【0039】適した塩基は一般に有機第3非求核性塩
基、例えばトリエチルアミン又はジイソプロピルエチル
アミン、あるいは無機塩基、例えばアルカリ金属炭酸塩
又は水酸化物、例えば炭酸カリウム又は水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム又は水酸化ナトリウム、あるいは炭
酸タリウム又は水酸化タリウム、あるいはこれらのアル
カリ金属のアルコキシドである。炭酸ナトリウム又は炭
酸カリウムが好ましい。
【0040】塩基は一般にそれぞれ式(IV)の化合物
1モル当たり1モルから10モル、好ましくは1モルな
いし5モルの量で用いられる。
【0041】場合により無機塩基は水溶液中で用いられ
る。
【0042】トリフェニルメチル基は、酢酸又は三フッ
化酢酸及び水あるいは上記のアルコールの1つを用い
て、あるいはアセトンの存在下で塩酸水溶液を用いて、
あるいは同様にアルコールを用いて、又はジオキサン中
の塩化水素の溶液を用いて分裂させる。
【0043】分裂は一般に0℃ないし150℃、好まし
くは20℃ないし100℃の温度範囲で常圧下で行う。
【0044】適した触媒はヨウ化カリウム又はヨウ化ナ
トリウムであり、ヨウ化ナトリウムが好ましい。
【0045】エステルの加水分解に適した塩基は通常の
無機塩基である。これらには好ましくはアルカリ金属水
酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム又は水酸化バリウム、あるい
はアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム又は炭酸
カリウム、又は重炭酸ナトリウム、あるいはアルカリ金
属アルコレート、例えばナトリウムメタノレート、ナト
リウムエタノレート、カリウムメタノレート、カリウム
エタノレート又はカリウムtert−ブチレートが含ま
れる。水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムの使用が特
に好ましい。
【0046】加水分解のための適した溶媒は水、あるい
は加水分解で通常用いられる有機溶媒である。これらに
は好ましくはアルコール類、例えばメタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール又はブタノー
ル、エーテル類、例えばテトラヒドロフラン又はジオキ
サン、あるいはジメチルホルムアミド又はジメチルスル
ホキシドが含まれる。メタノール、エタノール、プロパ
ノール又はイソプロパノールなどのアルコール類の使用
が特に好ましい。上記の溶媒の混合物の使用も可能であ
る。
【0047】場合により加水分解は酸、例えば三フッ化
酢酸、酢酸、塩酸、臭化水素酸、メタンスルホン酸、硫
酸又は過塩素酸、好ましくは三フッ化酢酸を用いて行う
ことができる。
【0048】加水分解は一般に0℃ないし+100℃、
好ましくは+20℃ないし+80℃の温度範囲で行う。
【0049】加水分解は一般に常圧下で行う。しかし減
圧又は高圧下(例えば0.5ないし5バール)で加水分
解を行うこともできる。
【0050】加水分解を行う場合、塩基は一般にエステ
ル1モル当たり1ないし3モル、好ましくは1ないし
1.5モルの量で用いる。モル量の反応物の使用が特に
好ましい。
【0051】tert−ブチルエステルの加水分解は一
般に酸、例えば塩酸又は三フッ化酢酸を用い、上記の溶
媒の1つ及び/又は水、あるいはそれらの混合物の存在
下、好ましくはジオキサン又はテトラヒドロフランを用
いて行う。
【0052】一般式(II)の化合物はある場合には既
知であり、既知の方法で製造することができる。
【0053】一般式(III)の化合物はある場合には
既知であり、既知の方法で製造することができる。
【0054】(T=H)の場合の式(V)の化合物は新
規化合物であり、塩基の存在下の不活性溶媒中、不活性
ガス雰囲気下において最初にフェニルテトラゾールを反
応させ、その後トリメチルボレートを加え、生成物を最
終段階で酸を用いて加水分解する方法により製造するこ
とができる。
【0055】方法に適した溶媒は非プロトン性溶媒、例
えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエー
テル類、トルエン、ヘキサン又はベンゼンである。テト
ラヒドロフランが好ましい。
【0056】適した塩基は第1、第2及び第3ブチルリ
チウム及びフェニルリチウムである。n−ブチルリチウ
ムが好ましい。
【0057】塩基はフェニルテトラゾール1モル当たり
2モルないし5モル、好ましくは2モルないし3モルの
量で用いる。
【0058】適した酸は一般に塩酸などの無機酸、酢酸
などのC1−C4−カルボン酸、あるいはリン酸である。
塩酸が好ましい。
【0059】酸は一般に1モルないし10モル、好まし
くは1モルから3モルの量で用いる。
【0060】方法は一般に−70℃ないし+25℃、好
ましくは−10℃ないし0℃の温度範囲で行う。
【0061】本発明の方法は一般に常圧下で行う。しか
し高圧又は減圧下(例えば0.5ないし5バールの範
囲)で方法を行うこともできる。
【0062】一般式(IV)の化合物はほとんどの場合
新規化合物であり、例えば一般式(VI)
【0063】
【化15】
【0064】[式中、R1及びR2は上記と同義である]
の化合物を一般式(VII)
【0065】
【化16】
【0066】[式中、R3及びLは上記と同義であり、
Vはハロゲン、好ましくは臭素を示す]の化合物と、不
活性溶媒中、塩基及び/又は触媒の存在下で反応させる
方法により製造することができる。
【0067】方法に適した溶媒は反応条件下で変化しな
い通常の有機溶媒である。これらには好ましくはエーテ
ル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン又はグリコールジメチルエーテル、あるいは
炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘ
キサン、シクロヘキサン又は石油留分、あるいはハロゲ
ン化炭化水素類、例えばメチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエチレン、トリクロロエチレ
ン又はクロロベンゼン、あるいは酢酸エチル、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド又はジメトキシエ
タン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、アセトニトリ
ル、アセトン又はニトロメタンが含まれる。上記の溶媒
の混合物の使用も可能である。テトラヒドロフラン、ア
セトン、ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ア
ルコール類、例えばメタノール、エタノール又はプロパ
ノール、及び/又は水、トルエン及びメタノール/水が
方法に好ましい。
【0068】本発明の方法で用いることができる塩基は
一般に無機又は有機塩基である。これらの塩基には好ま
しくはアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム
又は水酸化カリウム、アルカリ土類金属水酸化物、例え
ば水酸化バリウム、アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナ
トリウム又は炭酸カリウム、アルカリ土類金属炭酸塩、
例えば炭酸カルシウム又は炭酸セシウム、あるいはアル
カリ金属又はアルカリ土類金属アルコレート又はアミ
ド、例えばナトリウムメタノレート又はカリウムメタノ
レート、ナトリウムエタノレート又はカリウムエタノレ
ートあるいはカリウムtert−ブチレート、炭酸タリ
ウム又は水酸化タリウム、あるいはリチウムジイソプロ
ピルアミド(LDA)、又は有機アミン(トリアルキル
(C1−C6)アミン)、例えばトリエチルアミン、又は
複素環状化合物、例えば1,4−ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)、ピリ
ジン、ジアミノピリジン、メチルピペリジン又はモルホ
リンが含まれる。ナトリウムなどのアルカリ金属又はそ
れらの水素化物、例えば水素化ナトリウムを塩基として
用いることもできる。炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム、カリウムtert−ブチレート又は炭酸ナトリウム
が方法に好ましい。
【0069】一般に塩基はそれぞれ式(VII)の化合
物1モル当たり0.05モルないし10モル、好ましく
は1モルないし2モルの量で用いる。
【0070】本発明の方法は一般に−100℃ないし+
100℃、好ましくは0℃ないし80℃の温度範囲で、
不活性ガス雰囲気下で行う。
【0071】本発明の方法は一般に常圧下で行う。しか
し高圧又は減圧下(例えば0.5ないし5バールの範
囲)で方法を行うこともできる。
【0072】方法に適した触媒はヨウ化カリウム又はヨ
ウ化ナトリウムであり、ヨウ化ナトリウムが好ましい。
例えばテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド又はク
ラウンエーテルなどの相移動触媒を用いることもでき
る。
【0073】触媒は一般式(VII)の化合物1モル当
たり0.1モルないし10モル、好ましくは1モルから
2モルの量で用いる。
【0074】上記の製造法は単に例示のために示すもの
である。本発明の一般式(I)の化合物の製造はこれら
の方法に制限されるものではなく、これらの方法のいず
れの修正も同様にして製造に用いることができる。
【0075】本発明の三置換ビフェニルは予想以上の有
用な薬理学的作用の範囲を示す。
【0076】本発明の化合物は、アンジオテンシンII
のレセプターへの結合を競争的に阻害するので、特異的
A II−拮抗作用を有する。これらはアンジオテンシ
ンIIの血管収縮及びアルドステロン分泌−刺激効果を
抑制する。さらにこれらは平滑筋細胞の増殖を阻害す
る。
【0077】従ってこれらは動脈性高血圧及び動脈硬化
症の処置のための薬剤で用いることができる。さらにこ
れらは冠動脈性心疾患、心不全、脳機能の異常、虚血性
脳疾患、末梢循環障害、腎臓及び副腎の機能障害、気道
の気管支痙攣性及び血管−関連疾患、ナトリウムうっ滞
及び浮腫の処置に用いることができる。
【0078】作用薬により誘起された収縮の阻害の検討 両性のウサギを首への一撃により気絶させ、放血させる
か、ある場合にはNembutal(静脈内に約60〜
80mg/kg)を用いて麻酔し、胸部を開くことによ
り犠牲にする。胸部大動脈を取り出し、接着している結
合組織を除去し、1.5mmの幅の環切片に分け、37
℃に温度制御された以下の組成:119ミリモル/lの
NaCl;2.5ミリモル/lのCaCl2x2H2O;
1.2ミリモル/lのKH2PO4;10ミリモル/lの
グルコース;4.8ミリモル/lのKCl;1.4ミリ
モル/lのMgSO4x7H2O及び25ミリモル/lの
NaHCO3を含むカルボゲン−通気(carboge
n−gassed)クレブスヘンゼライト栄養液(Kr
ebs−Henseleit nutrientsol
ution)を含む10mlの組織浴に、約3.5gの
初期負荷下で個別に導入する。
【0079】ブリッジ増幅器(Muelheim又はD
SM Aalenより)を介してStatham UC
2により収縮を等大で記録し、A/D変換器(システム
570、Keithley Munich)を用いて数
値化し、評価する。作用薬/適用量効果曲線(DEC)
を時間毎にプロットする。各DECの場合に4分間隔で
3又は4種類の別の濃度を浴に適用する。DEC及びそ
の後の洗い出しサイクル(上記の栄養溶液を用いて各場
合に約5秒/分で16回)の最後に、28分の静止又は
インキュベーション段階が続き、その間に原則として収
縮は再び出発値に達する。
【0080】正常な場合の3回目のDECの高さを、そ
の後の試験で調べる試験物質の評価のための参照パラメ
ーターとして用い、試験物質はその後のDECにおい
て、各場合インキュベーションの最初に量を増加させな
がら浴に適用する。この方法において、各大動脈環は1
日を通じて常に同一の作用薬で刺激する。
【0081】作用薬及びその標準濃度(各投薬量=100μl当たりの適用量): KCl 22.7;32.7;42.7;52.7ミリモル/l 1−ノルアドレナリン 3x10-9;3x10-8;3x10-7;3x10-6g/ml セロトニン 10-8;10-7;10-6;10-5g/ml B−HT 920 10-7;10-6;10-5g/ml メトキサミン 10-7;10-6;10-5g/ml アンジオテンシンII 3x10-9;10-8;3x10-8;10-7g/ml IC50(研究中の物質が50%阻害を引き起こす濃度)
を算出するために、各場合に3回目=次最大作用薬濃度
における効果を基本としてとる。
【0082】本発明の化合物は、単離されたウサギ大動
脈のアンジオテンシンII−誘起収縮を投薬量の関数と
して阻害する。カリウムの減極又は他の作用薬によって
起こる収縮は阻害されないか、又は高濃度で弱く阻害さ
れるのみであった。
【0083】アンジオテンシンII−輸液ラットについての血圧測定 体重が300−350gの雄のWistarラット(M
oellegaard,Copenhagen,Den
mark)をチオペンタール(腹腔内に100mg/k
g)で麻酔する。気管切開の後、血圧測定のためのカテ
ーテルを大腿動脈に導入し、アンジオテンシンII輸液
のためのカテーテル及び物質の投与のためのカテーテル
を大腿静脈に導入する。神経節遮断薬であるペントリニ
ウム(静脈内に5mg/kg)の投与の後、アンジオテ
ンシンII(0.3μg/kg/分)の輸液を開始す
る。血圧が安定なプラトーに達したらすぐに試験物質を
0.5%Tylose中の懸濁液又は溶液として静脈内
又は経口的に投与する。物質の影響下における血圧の変
化は、平均値±SEMとして表に示す。
【0084】意識のある(conscious)高血圧
ラットへの抗高血圧活性の決定 外科手術により片腎動脈狭窄症を起こした覚醒ラットに
つき本発明の化合物の経口的抗高血圧活性を調べた。こ
のために、右側の腎動脈を内径が0.18mmの銀のク
リップで圧迫した。この形態の高血圧の場合、血漿レニ
ン活性は介入後最初の6週間に増加する。物質の投与後
限定された間隔でこれらの動物の動脈血圧を、“テイル
カフ(tail cuff)”を用いて非観血的に測定
した。調べるべき物質は、Tylose懸濁液中の懸濁
液として種々の投薬量で強制飼養により胃内(“経口
的”)に投与した。本発明の化合物は臨床的に適した投
薬量で高血圧ラットの動脈血圧を下げる。
【0085】さらに本発明の化合物はその濃度の関数と
して放射活性アンジオテンシンIIとの特異的結合を示
す。
【0086】副腎皮質(ウシ)の膜留分での本発明の化
合物とアンジオテンシンIIレセプターとの相互作用 新しく取り出し、莢膜の髄(medulla of t
he capsule)を完全に除去したウシ副腎皮質
(AC)をUltra−Turrax(Janke &
Kunkel,Staufen i.B.)を用いて
蔗糖溶液(0.32モル)中で微粉砕し、粗い膜ホモジ
ネートとし、2回の遠心段階で部分的に精製して膜留分
とする。
【0087】レセプター結合に関する研究は、放射活性
アンジオテンシンIIを用いてウシACの部分的精製膜
留分につき、特に部分的精製膜留分(50−80μ
g)、3H−アンジオテンシンII(3−5nM)、試
験緩衝液(50mMトリス、pH7.2)、5mMのM
gCl2及び研究中の物質を含む0.25mlの検定量
で行う。室温で60分のインキュベーション時間の後、
試料の非−結合放射活性を湿らせたガラス繊維フィルタ
ー(Whatman GF/C)を用いて分離し、結合
した放射活性を、氷冷緩衝液(50mMのトリス/HC
l、pH7.4、5%のPEG6000)でタンパク質
を洗浄した後にシンチレーションカクテル中で分光光度
分析により測定する。粗データをコンピュータープログ
ラムで分析し、Ki及びIC50値を得る(Ki:用いた放
射活性に関して修正したIC50値;IC50値:研究中の
物質が放射性リガンドの特異的結合を50%阻害する濃
度)。本発明の化合物による平滑筋細胞の増殖の阻害の検討 培地移植法(media explantate te
chnique)[R.Ross,J.Cell.Bi
ol.50,172,1971]によりラットの大動脈
から単離した平滑筋細胞を用いて化合物の抗増殖作用を
決定する。適した培養皿、原則的に96−ウェルプレー
トに細胞を播種し、7.5%のFCS及び7.5%のN
CS、2mMのL−グルタミン及び15mMのHEPE
Sを含みpH7.4の培地199にてCO2中37℃で
2−3日培養する。その後細胞を2−3日血清を禁断す
ることにより同期化し、その後血清又は他の因子で成長
を賦活する。同時に試験化合物を加える。16−20時
間後に1μCiの3H−チミジンを加え、さらに4時間
後に、TCAを用いて沈澱させることができる細胞中の
DNA内へのこの物質の挿入を決定する。
【0088】活性化合物を順次希釈した場合の、10%
のFCSによって起こるチミジン挿入の最大の半分を阻
害する活性化合物濃度をIC50値の算出のために計算す
る。新規活性化合物は既知の方法で、不活性無毒性の製
薬学的に適した賦形剤又は溶媒を用いて通常の調剤、例
えば錠剤、被覆錠剤、丸薬、顆粒、エアロゾル、シロッ
プ、乳液、懸濁液及び溶液に変換することができる。
【0089】それぞれの場合に治療的活性化合物は、こ
の場合混合物全体の約0.5−90重量%の濃度で、す
なわち上記の投薬量範囲を得るのに十分な量で存在しな
ければならない。
【0090】調剤は例えば活性化合物を溶媒及び/又は
賦形剤で、場合により乳化剤及び/又は分散剤を用いて
伸展することにより調製することができ、例えば水を希
釈剤として用いる場合有機溶媒を場合により補助溶媒と
して用いることができる。
【0091】投与は通常の方法で、好ましくは経口的又
は非経口的に、特に経口的又は静脈内に行う。
【0092】非経口的使用の場合、適した液体賦形剤材
料を用いて活性化合物の溶液を使用することができる。
【0093】一般に静脈内投与の場合、有効な結果を得
るために約0.001−1mg/kg、好ましくは約
0.01−0.5,g/kg体重の量の投与が有利であ
り、経口投与の場合の投薬量は約0.01−20mg/
kg、好ましくは0.1−10mg/kg体重であるこ
とがわかった。
【0094】しかし時には上記の投薬量から変動させる
ことが必要であり、体重の関数として、又は投与経路あ
るいは薬剤に対する患者の挙動の性質、又は調剤の性質
あるいは投与する時間又は間隔の関数として変動させる
ことが必要である。
【0095】
【実施例】出発化合物 実施例I N−(1−ヒドロキシ−2−メチル−3−プロピル)−
2−メトキシ安息香酸アミド
【0096】
【化17】
【0097】15.2g(100ミリモル)の2−メト
キシ安息香酸を300mlのメチレンクロリドに溶解
し、溶液を14.2g(105ミリモル)の1−ヒドロ
キシ安息香酸トリアゾールx1 H2O及び21.66
g(105ミリモル)のN,N−ジシクロヘキシルカー
ボジイミドと共に0℃で撹拌する。かくして得られた懸
濁液を室温で0.5時間撹拌し、0℃に再度冷却し、3
00mlのメチレンクロリド中の9.89g(111ミ
リモル)の1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル
アミン及び12.65g(125ミリモル)のトリエチ
ルアミンの溶液を加える。反応は1時間後に完結する。
反応混合物を1Mの塩酸及び重炭酸ナトリウム飽和溶液
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮す
る。粗生成物を石油エーテルと共に撹拌し、吸引濾過
し、続いて溶媒で濯ぎ、高真空下で乾燥する。
【0098】実施例II 4,5−ジヒドロ−5,5−ジメチル−2−(2−メト
キシフェニル)−オキサゾール
【0099】
【化18】
【0100】17.1ml(283.4ミリモル)のチ
オニルクロリドを16.0g(71.7ミリモル)の実
施例1からの化合物に室温で加え、3時間撹拌する。そ
の後過剰の試薬を蒸発させ、残留物を500mlのエー
テルと共に撹拌することにより抽出し、吸引濾過する。
固体を水に溶解し、溶液をエーテルの層で覆い、対応す
る塩基を2Mの水酸化ナトリウム溶液で遊離する。水相
を酢酸エチルで3回抽出した後、合わせた有機相を硫酸
ナトリウムで乾燥し、蒸発させ、残留物から高真空下で
残留溶媒を除去する。
【0101】実施例III 4,5−ジヒドロ−5,5−ジメチル−2−(3’−フ
ルオロ−4’−メチル−ビフェニル−2−イル)オキサ
ゾール
【0102】
【化19】
【0103】14.7g(605.7モル)のマグネシ
ウム屑を最初に50mlの分析等級のテトラヒドロフラ
ン中にアルゴン下で導入し、500mlの分析等級のテ
トラヒドロフラン中の117.7g(623ミリモル)
の4−ブロモ−2−フルオロ−トルエンを撹拌しながら
加える。35−40℃にて2時間以内に透明の溶液が形
成される。500mlの分析等級のテトラヒドロフラン
中の74.0g(360.5ミリモル)の実施例IIか
らの化合物を室温で滴下し、続いて混合物を最初は穏や
かに冷却しながら25℃で16時間撹拌する。溶媒を蒸
発させ、その後10℃にて粗生成物を600mlの酢酸
エチル及び800mlの塩化アンモニウム飽和溶液で濯
ぎ、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸発させる。
精製のために、生成物を600mlのエーテルに取り上
げ、固体残留物を吸引濾過し、粗生成物を2Mの塩酸で
数回抽出することにより水相中に抽出する。この水相を
エーテルの層で覆い、水酸化ナトリウム溶液でpH13
とする。エーテルで3回抽出した後、生成物相を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、蒸発させ、残留溶媒を高真空下で
除去する。
【0104】実施例IV 2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−ベンゾニ
トリル
【0105】
【化20】
【0106】97.0g(343ミリモル)の実施例I
IIからの化合物を最初に500mlのピリジン中に導
入し、0℃にて撹拌しながら31.3ml(343ミリ
モル)のオキシ塩化リンを加える。混合物をゆっくり加
熱し、最終的に1時間加熱還流する。室温に冷却後、エ
ーテル及び水相のpHを1.5とする量の1M塩酸を加
える。有機相を1Mの硫酸でさらに3回洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、回転蒸発器で蒸発させ、高真空下で
残留物から残留溶媒を除去する。
【0107】実施例V 5−(3’−フルオロ−4’−メチル−ビフェニル−2
−イル)−1H−テトラゾール
【0108】
【化21】
【0109】2.26g(10.7ミリモル)の実施例
IVからの化合物を3.48g(53.6ミリモル)の
ナトリウムアジド及び7.37g(53.6ミリモル)
のトリエチルアンモニウムクロリドと共に30mlの分
析等級のジメチルホルムアミド中で還流下にて24時間
煮沸する。冷却後、混合物をエーテル及び1Mの硫酸に
分配し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、溶媒を蒸発させる。粗生成物をトルエン中で撹拌す
ることにより抽出し、吸引濾過の後に生成物を真空中で
乾燥する(1.89g、7.2ミリモル)。母液を回転
蒸発器で蒸発させ、残留物を再び上記の通りに精製する
(0.43g、1.7ミリモル)。
【0110】実施例VI 5−(3−フルオロ−4−メチル−ビフェニル−2−イ
ル)−N−トリフェニルメチル−1H−テトラゾール
【0111】
【化22】
【0112】50.55g(199.2ミリモル)の実
施例Vからの化合物を室温にて58.58g(210.
0ミリモル)のトリフェニルクロロメタン及び33.2
ml(239.0ミリモル)のトリエチルアミンと共に
700mlのメチレンクロリド中で17時間撹拌する。
反応混合物を水で1回、及び1Mのクエン酸水溶液で1
回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、回転蒸発器で蒸発
させ、高真空下で残留物から残留溶媒を除去する。
【0113】実施例VII 5−(4’−ブロモメチル−3’−フルオロ−ビフェニ
ル−2−イル)−N−トリフェニル−メチル−1H−テ
トラゾール
【0114】
【化23】
【0115】82.90g(173.2ミリモル)の実
施例VIからの化合物を30.84g(173.2ミリ
モル)のN−ブロモコハク酸イミド及び遊離基開始剤と
しての0.87g(5.3ミリモル)のアゾビスイソブ
チロニトリルと共に1lの四塩化炭素中で6時間還流下
で煮沸する。冷却後、沈澱したコハク酸イミドを吸引濾
過し、四塩化炭素で洗浄する。濾液を蒸発させ、残留物
を高真空下で乾燥する。
【0116】実施例VIII 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン
【0117】
【化24】
【0118】12.5ml(0.17モル)のチオニル
クロリドを氷で冷却しながら200mlのメタノール中
の29.25g(0.15モル)の6−ブチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロ−イソニコチン酸の懸濁液に滴
下し、混合物を室温で終夜撹拌する。それを濃縮乾固
し、残留物を450gのシリカゲル(230−240メ
ッシュ)上でメチレンクロリド→メチレンクロリド/メ
タノール 10:1を用いてクロマトグラフィーにかけ
る。融点が106℃の無色の結晶がメチレンクロリド、
エーテル及び石油エーテルから結晶する。
【0119】実施例IX 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[3−フルオロ−2’−(N−トリフェニルメチル
−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]
メチル}−1,2−ジヒドロピリジン
【0120】
【化25】
【0121】61.1g(0.188モル)の炭酸セシ
ウムを600mlのジメトキシエタン中の31.4g
(0.15モル)の実施例VIIIからの化合物の溶液
に加え、混合物を室温で15分間撹拌し、その後104
g(0.18モル)の実施例VIIからの化合物を加
え、混合物を室温で終夜撹拌し、3時間還流下で煮沸す
る。その後反応混合物を水及び酢酸エチル(それぞれ8
00ml)に分配し、有機相を塩化ナトリウム飽和溶液
で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濃縮する。残留物を
2kgのシリカゲル(230−400メッシュ)上で石
油エーテル/酢酸エチル(5:1)→(1:1)を用い
て濾過する。
【0122】実施例X 2−(テトラゾール−5’−イル)フェニルボロン酸
【0123】
【化26】
【0124】n−ヘキサン中のn−ブチルリチウムの
2.5M溶液17.6ml(44ミリモル)を、50m
lのテトラヒドロフラン中の2.9g(20ミリモル)
の5−フェニルテトラゾールの溶液に−5℃のアルゴン
下で加える。混合物を−5℃から0℃で30分間撹拌
し、10ml(88ミリモル)の硼酸トリメチルエステ
ルをこの温度で加える。その後冷却浴を除去し、10m
lの半−濃度の塩酸を室温で溶液に加える。1時間後、
混合物を100mlの酢酸エチルで抽出し、有機相を分
離し、水相を各回20mlの酢酸エチルで2回抽出す
る。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮
し、残留物をトルエン/氷酢酸/メタノール(38:
0.1:2)を用いてシリカゲル上で精製する。
【0125】収量:2.65g(理論値の70%) Rf=0.26(トルエン/メタノール/氷酢酸=3
2:8:1)13 C−NMR:δ=156.7;137.9;133.
5;129.8;128.9;127.7;126.9
ppm実施例XI 4−ブロモ−3−メチルベンジルアルコール
【0126】
【化29】
【0127】テトラヒドロフラン中のボラン−テトラヒ
ドロフラン錯体の1M溶液93mlを、100mlのテ
トラヒドロフラン中の10g(46.5ミリモル)の4
−ブロモ−3−メチル安息香酸の溶液に0℃のアルゴン
下で滴下する。反応混合物を20℃に加熱した後、この
温度で16時間撹拌する。その後水を注意深く加えるこ
とにより過剰のボラン錯体を破壊し(水素の発生の終
了)、混合物を各回250mlの酢酸エチルで2回抽出
し、合わせた有機相を各回100mlの重炭酸ナトリウ
ム飽和溶液、水及び塩化ナトリウム飽和溶液で2回洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮する。化合物は精
製することなくさらに反応させる。
【0128】収量:8g(粗、理論値の86%) Rf=0.5(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)実施例XII 4−ブロモ−2−メチルベンジルアルコール
【0129】
【化28】
【0130】実施例XIの指示と同様にして10g(4
6.5ミリモル)の4−ブロモ−2−メチル安息香酸か
ら標題化合物を得る。
【0131】収量:10g(粗、理論値の107%) Rf=0.73(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)実施例XIII 4−ブロモ−3−メチルベンジルブロミド
【0132】
【化29】
【0133】実施例XLIXの指示と同様にして8g
(39.8ミリモル)の実施例XIからの化合物から標
題化合物を得る。
【0134】収量:6.4g(理論値の61%) Rf=0.75(石油エーテル/酢酸エチル=10:
1)実施例XIV 4−ブロモ−2−メチルベンジルブロミド
【0135】
【化30】
【0136】実施例XLIXの指示と同様にして10g
(49.7ミリモル)の実施例XIIからの化合物から
標題化合物を得る。
【0137】収量:10.9g(理論値の83%) Rf=0.8(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)実施例XV 3−アミノ−6−メチルベンゾニトリル
【0138】
【化31】
【0139】50mlのエタノール及び50mlの酢酸
エチル中の8.11g(50ミリモル)の6−メチル−
3−ニトロベンゾニトリル及び0.81gの活性炭担持
10%パラジウムの懸濁液を2.9バール下で1時間水
添する。触媒を濾過し、濾液を濃縮し、残留物をエーテ
ル/石油エーテルから結晶化する。
【0140】収率:理論値の59.6% 融点:88℃実施例XVI 3−ブロモ−6−メチルベンゾニトリル
【0141】
【化32】
【0142】15.2g(0.22モル)の亜硝酸ナト
リウムを160mlの濃硫酸中で70℃に加熱し、生成
した溶液を400mlの氷酢酸中の26.4g(0.2
モル)の実施例XVからの化合物の溶液に20℃から4
0℃で滴下する。400mlの濃臭化水素酸中の63.
1g(0.44モル)の臭化銅(I)の溶液を10℃か
ら20℃でこの溶液に滴下し、混合物を0.5時間撹拌
する。反応混合物を1lの水中に導入し、分離する沈澱
を吸引濾過し、水で洗浄し、メチレンクロリドに懸濁
し、不溶性物質を吸引濾過する。濾液を塩化ナトリウム
飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し
て19.2gの標題化合物を得る。
【0143】収率:理論値の44.5% Rf=0.31(石油エーテル/メチレンクロリド=
1:2)実施例XVII 3−ブロモ−6−ブロモメチルベンゾニトリル
【0144】
【化33】
【0145】100mlの四塩化炭素中の19.1g
(97.4ミリモル)の実施例XVIからの化合物、1
7.3g(97.4ミリモル)のN−ブロモコハク酸イ
ミド及び0.2gのアゾビスイソブチロニトリルの懸濁
液を還流下で1時間撹拌する。混合物を濾過し、濾液を
濃縮乾固し、残留物をメタノールから結晶化して7.7
gの標題化合物を得る。
【0146】収率:理論値の28.7% 融点:81℃実施例XVIII 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルメチル)−1,
2−ジヒドロピリジン
【0147】
【化34】
【0148】40mlのDME中の2.09g(10ミ
リモル)の実施例VIIIからの化合物、3.14g
(10ミリモル)の2−フルオロ−4−ヨードベンジル
ブロミド及び2.11g(11ミリモル)の炭酸セシウ
ムの溶液を20℃のアルゴン下で16時間撹拌する。そ
の後溶媒を真空中で除去し、残留物をメチレンクロリド
/水中に取り上げ、水相をメチレンクロリドで1回抽出
し、合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮
する。残留物をシリカゲル上で石油エーテル/酢酸エチ
ル(5:1及び3:1)を用いて精製する。
【0149】収量:1.1g(理論値の25%) Rf=0.44(石油エーテル/酢酸エチル=3:1) 表Iに挙げる化合物を実施例XVIIIの指示と同様に
して製造する:
【0150】
【表1】
【0151】可動相混合物: A:石油エーテル:酢酸エチル 3:1 B:石油エーテル:酢酸エチル 2:1 C:石油エーテル:酢酸エチル 5:1 D:石油エーテル:酢酸エチル 1:1 E:石油エーテル:酢酸エチル 1:2 F:石油エーテル:酢酸エチル 2:1 G:ヘキサン:酢酸エチル 1:1 H:メチレンクロリド:メタノール 20:1実施例XXXI 3−クロロ−4−ヨードトルエン
【0152】
【化35】
【0153】250mlの濃塩酸及び75gの4−アミ
ノ−3−クロロトルエン(0.53モル)を166gの
氷中に導入し、その後170mlの水中の40.3gの
亜硝酸ナトリウム(0.583モル)の溶液を0℃で滴
下する。溶液を15分間撹拌した後、それをガラスウー
ルを通して濾過し、−2℃に冷却した溶液を、室温に暖
めた1lの水中の455gのヨー化ナトリウム(2.7
4モル)の溶液に、0.30モルの4−アミノ−3−ク
ロロトルエンを用いて同様にして製造したバッチと共に
滴下する。反応混合物を終夜撹拌した後、それをエーテ
ルで3回抽出し、合わせた有機相を希水酸化ナトリウム
溶液で2回、希重炭酸ナトリウム溶液で2回、及び水で
洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、濃縮し
た後、銅粉末の残留物をビグルーカラム上で1mmHg
下にて蒸留する。70から85℃の間の留分は149g
の黄色油を与える[理論値の7%、Rf=0.57(ヘ
キサン:酢酸エチル=9:1)]。
【0154】実施例XXXII 3−クロロ−4−ヨードベンジルブロミド
【0155】
【化36】
【0156】400mlの四塩化炭素中の40.4g
(160ミリモル)の実施例XXXIからの化合物の溶
液、31.3gのN−ブロモコハク酸イミド(176ミ
リモル)及び2.63gのアゾビスイソブチロニトリル
(16ミリモル)を終夜加熱還流する。冷却後、沈澱を
吸引濾過し、四塩化炭素で洗浄する。合わせた濾液を濃
縮し、残留物を粗状態でさらに反応させる。
【0157】実施例XXXIII 3−クロロ−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
安息香酸メチル
【0158】
【化37】
【0159】5.5mlのトリフルオロメタンスルホン
酸無水物(33ミリモル)を15mlのピリジン中の
5.49gの3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ル(29.4ミリモル)の溶液に0℃でゆっくり滴下す
る。反応混合物を0℃で5分間、及び室温で4時間撹拌
した後、それを水及びエーテルに分配する。有機相を
水、希塩酸、水及び塩化ナトリウム飽和溶液で連続して
洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し、残留物を
メチレンクロリドを用いてシリカゲル上のクロマトグラ
フィーにかけ、8.93gの淡黄色の薄い可動性の油を
得た[理論値の95.2%、Rf 0.63(ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1)]。
【0160】実施例XXXIV 5−(2’−クロロ−4’−メトキシカルボニル−ビフ
ェニル−2−イル)−2−トリフェニルメチル−1H−
テトラゾール
【0161】
【化38】
【0162】50mlのトルエン中の1.00g(3.
14ミリモル)の実施例XXXIIIからの化合物の溶
液にアルゴンを通過させる。168mgのPd(P(C
6534(0.146ミリモル)、6mlのタメノー
ル、1.63g(3.77ミリモル)の2−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)−フェニル
ボロン酸及び4mlの脱ガス水中の333mg(3.1
4ミリモル)の炭酸ナトリウムの溶液を加えた後、乳液
を100℃で終夜撹拌する。同量の触媒を加え、その後
100℃で2.5時間撹拌し、反応を完結させる。反応
混合物を水及び酢酸エチルに分配し、有機相を希炭酸ナ
トリウム溶液及び塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し、残留物をシリカゲル
上のクロマトグラフィーにかけ(ヘキサン:酢酸エチル
=10:1)、10.1gの淡黄色の固体を得る[理論
値の57.9%、Rf 0.46(ヘキサン:酢酸エチ
ル=3:1)]。
【0163】実施例XXXV 5−(2’−クロロ−4’−ヒドロキシメチル−ビフェ
ニル−2−イル)−2−トリフェニルメチル−1H−テ
トラゾール
【0164】
【化39】
【0165】1.27gのメタノール(39.6ミリモ
ル)及び1.29gのリチウムボロハイドライド(5
9.4ミリモル)を180mlのテトラヒドロラン中の
22.0g(39.6ミリモル)の実施例XXXIVか
らの化合物の溶液に加え、その後混合物を室温で30分
間及び還流下で1時間撹拌する。さらに0.63gのメ
タノール(0.20ミリモル)を添加し、還流下で1時
間撹拌すると反応が完結する。反応混合物を濃縮し、残
留物を200mlのメチレンクロリド中に取り上げ、1
00mlの1N硫酸水素カリウム溶液を氷浴を用い、激
しいアルゴン流下でゆっくり加える。相が分離した後、
水相をメチレンクロリドで抽出する。合わせた有機相を
塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、濃縮し、20.5gの白色結晶を得る[理論値
の98.19%、融点186−7℃(分解)、Rf
0.15(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)]。
【0166】実施例XXXVI 5−(4’−ブロモメチル−2’−クロロ−ビフェニル
−2−イル)−2−トリフェニルメチル−1H−テトラ
ゾール
【0167】
【化40】
【0168】最初に6.79gの臭素(42.5ミリモ
ル)及びその後300mlのメチレンクロリド中の2
0.4gの実施例XXXVからの化合物を、100ml
のメチレンクロリド中の11.2gのトリフェニルホス
フィン(42.5ミリモル)の溶液に氷浴中及びアルゴ
ン下にて滴下する。反応混合物を室温で1時間撹拌した
後、それをシリカゲルを通して濾過し、メチレンクロリ
ドを用いて溶離する。濾液の濃縮及びヘキサンを用いた
残留物の消化により15.8gの白色結晶を得る[理論
値の68.9%、融点15−60℃、Rf 0.40
(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)]。
【0169】実施例XXXVII 2−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニル−ベンズアル
デヒドオキシム
【0170】
【化41】
【0171】300mlの水中の68.0g(0.83
モル)の酢酸ナトリウム及び68.0g(0.98モ
ル)のヒドロキシルアミンヒドロクロリドの溶液を、3
00mlのメタノール中の80.5g(0.45モル)
の2−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニルベンズアル
デヒドの溶液に滴下し、混合物を25℃で2時間撹拌す
る。沈澱する生成物を吸引濾過し、水で2回洗浄し、真
空中の五酸化リン上で乾燥し、70.4gの標題化合物
を得る。
【0172】収率:理論値の80.7% 融点:155℃実施例XXXVIII 2−アセトキシ−5−メトキシカルボニル−ベンゾニト
リル
【0173】
【化42】
【0174】70.3g(0.36モル)の実施例XX
XVIIからの化合物を0.5lの酢酸無水物中の還流
下で1.5時間撹拌する。混合物を濃縮乾固し、残留物
をメチレンクロリドに溶解し、石油エーテルの添加によ
り標題化合物を結晶化する。 収率:理論値の89.7% 融点:98℃実施例XXXIX 2−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニル−ベンゾニト
リル
【0175】
【化43】
【0176】0.5lのメタノール中の70.6g
(0.32モル)の実施例XXXVIIIからの化合物
及び3.48g(0.06モル)のナトリウムメチレー
トの懸濁液を3時間加熱還流し、25℃にて1Nの塩酸
を用いてpHを6.5とし、混合物を真空中で濃縮し、
残留物をメチレンクロリド中に取り上げ、混合物を塩化
ナリトウム飽和溶液で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウム
上で乾燥し、濃縮し、残留物をジエチルエーテル/石油
エーテル混合物から結晶化する。
【0177】収率:理論値の98% 融点:193℃実施例XL 3−シアノ−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
−安息香酸メチル
【0178】
【化44】
【0179】実施例XXXIIIの指示と同様にして5
5.8g(0.32モル)の実施例XXXIXの化合物
から98.2gの標題化合物を得る。
【0180】収率:理論値の100% Rf=0.63(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)実施例XLI 5−(2’−シアノ−4’−メトキシカルボニル−ビフ
ェニル−2−イル)−2−トリフェニル−1H−テトラ
ゾール
【0181】
【化45】
【0182】実施例XXXIVの指示と同様にして3.
0g(10ミリモル)の実施例XLの化合物から1.4
gの標題化合物を得る。
【0183】収率:理論値の26.0% 融点:220−240℃(分解)実施例XLII 5−(2’−シアノ−4’−ヒドロキシメチル−ビフェ
ニル−2−イル)−2−トリフェニルメチル−1H−テ
トラゾール
【0184】
【化46】
【0185】実施例XXXVの指示と同様にして410
mgの実施例XLIの化合物から254mgの標題化合
物を得る。
【0186】収率:理論値の64.4% 融点:208℃実施例XLIII 5−(4’−ブロモメチル−2’−シアノ−ビフェニル
−2−イル)−2−トリフェニルメチル−1H−テトラ
ゾール
【0187】
【化47】
【0188】実施例XXXVIの指示と同様にして57
7mg(2.2ミリモル)の実施例XLIIの化合物か
ら588mgの標題化合物を得る。
【0189】収率:理論値の50.5% 融点:194℃実施例XLIV トリフルオロメタンスルホン酸 4−ホルミル−3−メ
トキシフェニル
【0190】
【化48】
【0191】実施例XXXIIIの指示と同様にして1
5.2g(0.1モル)の2−メトキシ−4−ヒドロキ
シベンズアルデヒド及び31g(0.11モル)のトリ
フルオロメタンスルホン酸無水物から標題化合物を得
る。
【0192】収量:15.8g(理論値の59%) Rf:0.38(石油エーテル/酢酸エチル=20:
1)実施例XLV トリフルオロメタンスルホン酸 2−メトキシ−4−メ
チルフェニル
【0193】
【化49】
【0194】実施例XXXIIIの指示と同様にして1
3.8g(0.1モル)の2−メトキシ−4−メチルフ
ェノール及び31g(0.11モル)のトリフルオロメ
タンスルホン酸無水物から標題化合物を得る。
【0195】収量:26.5g(理論値の98%) Rf=0.76(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)実施例XLVI N−トリフェニルメチル−5−[2−(4’−ホルミル
−3’−メトキシビフェニル)]−テトラゾール
【0196】
【化50】
【0197】実施例XXXIVの指示と同様にして2.
46g(10ミリモル)の実施例XLIVからの化合物
から標題化合物を得る。
【0198】収量:3.1g(理論値の56%) Rf=0.44(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)実施例XLVII N−トリフェニルメチル−5−[2−(2’−メトキシ
−4’−メチルビフェニル)]テトラゾール
【0199】
【化51】
【0200】実施例XXXIVの指示と同様にして2.
0g(7.4ミリモル)の実施例XLVからの化合物か
ら標題化合物を得る。
【0201】収量:1.75g(理論値の47%) Rf=0.48(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)実施例XLVIII N−トリフェニル−5−[2−(4’−ヒドロキシメチ
ル−3’−メトキシビフェニル)]−テトラゾール
【0202】
【化52】
【0203】450mlの乾燥テトラヒドロフラン中の
15.9g(30.5ミリモル)の実施例XLVIから
の化合物の溶液をテトラヒドロフラン中のリチウムアル
ミニウムハイドライドの1M溶液9.14ml(9.1
4ミリモル)にアルゴン下の0℃にて滴下する。その後
冷却浴を除去し、混合物を20℃で30分間撹拌し、5
0mlの水及び30mlの濃度15%の水酸化ナトリウ
ム溶液を加え、真空中で溶媒を除去する。残留物をメチ
レンクロリド/水に取り上げ、水相をメチレンクロリド
で2回抽出する。合わせた有機相を塩化ナトリウム飽和
溶液で2回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮す
る。残留物を石油エーテル/酢酸エチル(10:1、
5:1、3:1、1:1)を用いてシリカゲル上で精製
する。
【0204】収量:11.5g(理論値の72%) Rf:0.2(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)実施例XLIX N−トリフェニルメチル−5−[2−(4’−ブロモメ
チル−3’−メトキシビフェニル)]テトラゾール
【0205】
【化53】
【0206】6.2g(23ミリモル)の三臭素化リン
を42mlのエーテル中の11.5g(21.8ミリモ
ル)の実施例XLVIIIからの化合物の溶液に0℃で
滴下し、混合物を0℃で1時間撹拌する。反応混合物を
氷−水上に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有
機相を重炭酸ナトリウム飽和溶液で2回洗浄し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、濃縮する。残留物を精製すること
なくさらに反応させる。
【0207】収量:8g(粗、理論値の62%) Rf:0.56(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)実施例L N−トリフェニルメチル−5−[2−(4’−ブロモメ
チル−2’−メトキシビフェニル)]テトラゾール
【0208】
【化54】
【0209】実施例VIIの指示と同様にして7.73
g(15.2ミリモル)の実施例XLVIIからの化合
物から標題化合物を得る。
【0210】収量:6.57g(理論値の74%) Rf:0.41(石油エーテル/酢酸エチル=10:
1)実施例LI 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[2−クロロ−2’(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]メチ
ル}−1,2−ジヒドロピリジン
【0211】
【化55】
【0212】実施例IXと同様にして6.11g(2
9.2ミリモル)の実施例VIIIからの化合物及び1
5.7g(26.5ミリモル)の実施例XXXVIから
の化合物から、6.60gの標題化合物[理論値の3
4.6%、Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)]を得る。
【0213】表IIに挙げる化合物は実施例IXの指示
と同様にして製造する:
【0214】
【表2】表II
【0215】
【化56】
【0216】 実施例LV 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[3−クロロ−2’−(N−トリフェニルメチル−
テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]メ
チル}−1,2−ジヒドロピリジン
【0217】
【化57】
【0218】14mlの水、14mlのメタノール及び
110mlのトルエン中の5.3g(12ミリモル)の
実施例XXIIIからの化合物、5.0g(12ミリモ
ル)の2−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)−フェニルボロン酸及び1.22g(11.
5ミリモル)の炭酸ナトリウムの懸濁液にアルゴンを通
過させ、その後0.70g(0.61ミリモル)のテト
ラキストリフェニル−ホスフィンパラジウム(0)を加
える。反応混合物を90℃で終夜加熱し、室温にて水で
希釈し、酢酸エチルで抽出する。塩化ナトリウム飽和溶
液を用いて有機相を洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥す
る。濃縮及びシリカゲル上のクロマトグラフィー(酢酸
エチル:石油エーテル=1:3)により3.44gの標
題化合物(理論値の41%、Rf 0.23(酢酸エチ
ル:石油エーテル=1:3))を得る。
【0219】表IIIに挙げる化合物はLVの指示と同
様にして製造する:
【0220】
【表3】表III
【0221】
【化58】
【0222】 製造実施例 実施例1 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−[(3−フルオロ−2’−テトラゾール−5−イル−
ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2−ジヒドロ
ピリジン
【0223】
【化59】
【0224】40mlのアセトン中の3.0g(4.2
ミリモル)の実施例IXからの化合物の溶液を0.4m
lの濃度37%の塩酸と共に室温で30分間撹拌し、そ
の後水浴上で約1分間加熱する。さらに0.4モルの濃
度37%の塩酸を加えた後、方法を繰り返す。混合物を
濃縮乾固し、残留物を90gのシリカゲル上でクロマト
グラフィーにかける(230−400メッシュ、メチレ
ンクロリド:メタノール 50:1→20:1)。
【0225】収量:1.6g(理論値の81%) Rf=0.49(トルエン:酢酸エチル:氷酢酸 1
0:30:1)。
【0226】実施例2 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[3−メトキシ−2’−(テトラゾール−5−イ
ル)−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジ
ヒドロピリジン
【0227】
【化60】
【0228】実施例1の指示と同様にして435mg
(0.61ミリモル)の実施例LIIIからの化合物か
ら標題化合物を得る。
【0229】収量:162mg(理論値の56%) Rf=0.33(トルエン:酢酸エチル:氷酢酸 2
0:20:1)。
【0230】実施例3 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[2−メトキシ−2’−(テトラゾール−5−イ
ル)−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジ
ヒドロピリジン
【0231】
【化61】
【0232】実施例1の指示と同様にして740mg
(1.03ミリモル)の実施例LIVからの化合物から
標題化合物を得る。
【0233】収量:455mg(理論値の93%) Rf=0.28(トルエン:酢酸エチル:氷酢酸 2
0:20:1)。
【0234】実施例4 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[2−メチル−2’−(テトラゾール−5−イル)
−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0235】
【化62】
【0236】実施例1の指示と同様にして1.0g
(1.42ミリモル)の実施例LVIIIからの化合物
から標題化合物を得る。
【0237】収量:513mg(理論値の79%) Rf=0.11(トルエン:酢酸エチル:氷酢酸 3
0:20:1)。
【0238】実施例5 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[2−シアノ−2’−(テトラゾール−5−イル)
−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0239】
【化63】
【0240】実施例1の指示と同様にして1.0g
(1.13ミリモル)の実施例LIIからの化合物から
標題化合物を得る。
【0241】収量:679mg(理論値の91.1%) 融点:210−215℃(分解)実施例6 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[3−クロロ−2’−(テトラゾール−5−イル)
−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0242】
【化64】
【0243】実施例1の指示と同様にして3.4g
(4.7ミリモル)の実施例LVからの化合物から標題
化合物を得る。
【0244】収量:1.7g(理論値の75%) Rf=0.25(メチレンクロリド:メタノール 1
0:1)。
【0245】実施例7 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[2−クロロ−2’−(テトラゾール−5−イル)
−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0246】
【化65】
【0247】実施例1の指示と同様にして394mg
(0.55ミリモル)の実施例LIからの化合物から標
題化合物を得る。
【0248】収量:115mg(理論値の44%) Rf=0.29(メチレンクロリド:メタノール 2
0:1)。
【0249】実施例8 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[3−ニトロ−2’−(テトラゾール−5−イル)
−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0250】
【化66】
【0251】実施例1の指示と同様にして390mg
(0.53ミリモル)の実施例LVIからの化合物から
標題化合物を得る。
【0252】収量:135mg(理論値の52%) Rf=0.28(メチレンクロリド:メタノール 1
0:1)。
【0253】実施例9 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[2−ニトロ−2’−(テトラゾール−5−イル)
−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0254】
【化67】
【0255】実施例1の指示と同様にして790mg
(1.1ミリモル)の実施例LVIIからの化合物から
標題化合物を得る。
【0256】収量:296mg(理論値の56%) Rf=0.29(メチレンクロリド:メタノール 1
0:1)。
【0257】下表1に挙げる化合物は、実施例1と同様
にして製造する:
【0258】
【表4】
【0259】実施例28 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−
[(3’−フルオロ−2’−(テトラゾール−5−イル
−ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2−ジヒド
ロピリジン
【0260】
【化68】
【0261】260mg(10モル%)のテトラキスト
リフェニルホスフィンパラジウム(0)、6.75ml
(13.5ミリモル)の2M炭酸ナトリウム溶液、51
3mg(2.7ミリモル)の実施例Xの化合物及び1.
5mlのエタノールを、20mlのDME中の1g
(2.25ミリモル)の実施例XVIIIからの化合物
の溶液に連続して加え、混合物を16時間加熱還流す
る。冷却後、反応混合物をキーゼルグール上で吸引濾過
し、続いてメタノールで濯ぎ、溶媒を除去し、残留物を
トルエン/酢酸エチル/氷酢酸(35:5:1及び3
0:10:1)を用いてシリカゲル上で精製する。
【0262】収量:219mg(理論値の22%) Rf=0.16(トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=1
0:30:1) 表2に挙げる化合物は実施例28の指示と同様にして製
造する:
【0263】
【表5】
【0264】 A:トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=10:30:1 B:メチレンクロリド/メタノール/氷酢酸=10:
1:0.3実施例33 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−[(2−メトキシカルボニル−2’−テトラゾール−
5−イル−ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2
−ジヒドロピリジン
【0265】
【化69】
【0266】204mlのチオニルクロリドを5mlの
メタノール中の166mg(0.35ミリモル)の実施
例50からの化合物の溶液に加え、混合物を3時間加熱
還流する。それを濃縮乾固し、残留物をメチレンクロリ
ド:メタノール(20:1)を用いてシリカゲル上のク
ロマトグラフィーにかけ、131mgの標題化合物を得
る。
【0267】収率:理論値の74.6% Rf:0.54(メチレンクロリド:メタノール 5:
1) 表3に挙げる化合物を実施例33の指示と同様にして製
造した:
【0268】
【表6】表3
【0269】
【化70】
【0270】 ─────────────────────────────────── 実施例番号 R33’ Rf ─────────────────────────────────── 34 H F 0.40 メチレンクロリド:メタノール 10:1 35 COOCH3 H 0.50 メチレンクロリド:メタノール: 氷酢酸 100:10:3 36 CN H 0.38 メチレンクロリド:メタノール 5:1 37 G H 0.49 トルエン:酢酸エチル:氷酢酸 =10:30:1 38 CH3 H 0.49 トルエン:酢酸エチル:氷酢酸 20:20:1 ───────────────────────────────────実施例39 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−[(2−アミノカルボニル−2’−テトラゾール−5
−イル−ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2−
ジヒドロピリジン カリウム塩
【0271】
【化71】
【0272】400mg(0.82ミリモル)の実施例
48からの化合物の溶液を1644ml(0.82ミリ
モル)の0.5N炭酸水素カリウム溶液と共に撹拌す
る。混合物を10mlの水で希釈し、テトラヒドロフラ
ンを真空中で蒸留し、生成物水溶液を凍結乾燥して39
9mgの標題化合物を得る。
【0273】収率:理論値の92.5% MS(FAB)487(M+H)525(M+K+H) 表4に挙げる化合物は実施例39の指示と同様にして製
造する:
【0274】
【表7】
【0275】実施例48 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−[(2−アミノカルボニル−2’−テトラゾール−5
−イル−ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2−
ジヒドロピリジン
【0276】
【化72】
【0277】20mlのメタノール中の708mg
(1.5ミリモル)の実施例5からの化合物の懸濁液に
塩化水素ガスを飽和させ、得られた透明の溶液を20℃
で48時間撹拌する。それを濃縮乾固し、残留物を2
0:1:0→100:15:5の酢酸エチル:メタノー
ル:水混合物を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィ
ーにかけ、586mgの標題化合物を得る。
【0278】収率:理論値の79.7% Rf=0.2(酢酸エチル:メタノール:水 100:
15:5)実施例49 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−[(2
−アミノカルボニル−2’−テトラゾール−5−イル−
ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2−ジヒドロ
ピリジン ジカリウム塩
【0279】
【化73】
【0280】7mlのテトラヒドロフラン中の100m
g(0.2ミリモル)の実施例48からの化合物の溶液
及び421ml(0.421ミリモル)の1N水酸化カ
リウム溶液を20℃で4時間撹拌し、その後10mlの
水で希釈し、テトラヒドロフランを真空中で蒸留し、水
溶液を凍結乾燥して103mgの標題化合物を得る。 収率:理論値の91.1% Rf:0.15(メチレンクロリド:メタノール:酢酸
100:10:3)実施例50 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−[(2
−カルボキシ−2’−テトラゾール−5−イル−ビフェ
ニル−4−イル)−メチル]−1,2−ジヒドロピリジ
ン ジカリウム塩
【0281】
【化74】
【0282】3mlの5N水酸化ナトウリム溶液中の7
08mg(1.5ミリモル)の実施例40からの化合物
の溶液を2時間還流下で撹拌し、20℃にて200ml
の水及び10mlの酢酸エチルで希釈し、塩酸を用いて
pH1とする。有機相を分離し、水相を硫酸ナトリウム
上で乾燥し、濃縮し、残留物を100:5:0.5→1
00:15:5のメチレンクロリド:メタノール:酢酸
混合物を用いてシリカゲル上のクロマトグラフィーにか
け、204mgの標題化合物を得る。
【0283】収率:理論値の37.4% Rf:0.10(メチレンクロリド:メタノール:酢酸
=100:10:5)実施例51 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−[(2
−アミノカルボニル−2’−テトラゾール−5−イル−
ビフェニル−4−イル)−メチル]−1,2−ジヒドロ
ピリジン
【0284】
【化75】
【0285】を溶離する。
【0286】実施例52 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[3
−メトキシ−2’−(テトラゾール−5−イル)−ビフ
ェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒドロピリ
ジン
【0287】
【化76】
【0288】実施例50の指示と同様にして135mg
(0.28ミリモル)の実施例2からの化合物から標題
化合物を得る。
【0289】収量:59mg(理論値の45%) Rf:0.17(トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=2
0:20:1)実施例53 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[2
−メトキシ−2’−(テトラゾール−5−イル)−ビフ
ェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒドロピリ
ジン
【0290】
【化77】
【0291】実施例50の指示と同様にして393mg
(0.83ミリモル)の実施例3からの化合物から標題
化合物を得る。
【0292】収量:363mg(理論値の95%) Rf:0.11(トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=1
0:30:1)実施例54 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[3
−メチル−2’−(テトラゾール−5−イル)−ビフェ
ニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒドロピリジ
【0293】
【化78】
【0294】実施例50の指示と同様にして475mg
(1.04ミリモル)の実施例4からの化合物から標題
化合物を得る。
【0295】収量:386mg(理論値の84%) Rf:0.17(トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=1
0:30:1)実施例55 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[2
−シアノ−2’−(テトラゾール−5−イル)−ビフェ
ニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒドロピリジ
【0296】
【化79】
【0297】実施例50の指示と同様にして234mg
(0.5ミリモル)の実施例5からの化合物から標題化
合物を得る。
【0298】収量:221mg(理論値の97.2%) Rf:0.22(メチレンクロリド/メタノール/氷酢
酸=100:10:3) 実施例56 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[3
−カルボキシメチル−2’−(テトラゾール−5−イ
ル)−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジ
ヒドロピリジン
【0299】
【化80】
【0300】実施例50の指示と同様にして89mg
(0.18ミリモル)の実施例35からの化合物から標
題化合物を得る。
【0301】収量:57mg(理論値の66%) Rf:0.26(メチレンクロリド/メタノール/氷酢
酸=100:10:3) 実施例57 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[3
−シアノ−2’−(テトラゾール−5−イル)−ビフェ
ニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒドロピリジ
【0302】
【化81】
【0303】実施例50の指示と同様にして1.5mg
(3.2ミリモル)の実施例36からの化合物から標題
化合物を得る。
【0304】収量:1.4mg(理論値の100%) Rf:0.23(メチレンクロリド/メタノール/氷酢
酸=100:10:3) 実施例58 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[3
−アミノカルボニル−2’−(テトラゾール−5−イ
ル)−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジ
ヒドロピリジン ジナトリウム塩
【0305】
【化82】
【0306】4mlのテトラヒドロフラン中の134m
g(0.28ミリモル)の実施例59からの化合物及び
541μl(0.54ミリモル)の1N水酸化ナトリウ
ム溶液の溶液を20℃で1時間撹拌し、10mlの水で
希釈し、濃縮して残った水溶液を凍結乾燥する 収量:142mg(理論値の99.6%) MS(FAB)495(M+Na)、517(M+2N
-H)539(M+3Na−2H)実施例59 6−ブチル−4−メトキシカルボニル−2−オキソ−1
−{[3−アミノカルボニル−2’−(テトラゾール−
5−イル)−ビフェニル−4−イル]−メチル}−1,
2−ジヒドロピリジン
【0307】
【化83】
【0308】20mlのメタノール中の937mg(2
ミリモル)の実施例36からの化合物の溶液に塩化水素
を飽和させ、20℃で48時間撹拌する。混合物を濃縮
乾固し、残留物を100mlの水に取り上げ、混合物を
各回30mlの酢酸エチルで3回洗浄し、合わせた有機
相を各回30mlの重炭酸ナトリウム溶液で3回洗浄す
る。水相をpH1とし、各回30mlの酢酸エチルで3
回洗浄し、合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥
し、濃縮し、残留物を酢酸エチル/メタノール/水混合
物(20:1:0→100:20:8)を用いてシリカ
ゲル上のクロマトグラフィーにかけ、472mgの標題
化合物を得る。
【0309】収率:理論値の47% Rf:0.55(メチレンクロリド:メタノール:氷酢
酸 100:10:3) 実施例60 6−ブチル−4−カルボキシ−2−オキソ−1−{[3
−カルボキシ−2’−(テトラゾール−5−イル)−ビ
フェニル−4−イル]−メチル}−1,2−ジヒドロピ
リジン
【0310】
【化84】
【0311】4mlの5N水酸化ナトリウム溶液中の9
37mg(2ミリモル)の実施例36からの化合物の溶
液を3時間加熱還流し、20℃にて30mlの水及び1
0mlの酢酸エチルで希釈し、pH1とし、各回10m
lの酢酸エチルで3回洗浄し、合わせた有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、濃縮し、残留物をメチレンクロリ
ド:メタノール:氷酢酸混合物(100:6:1→10
0:15:5)を用いてシリカゲル上のクロマトグラフ
ィーにかけ、425mgの標題化合物を得る。 収率:理論値の44.9% Rf:0.11(メチレンクロリド:メタノール:氷酢
酸 100:10:3) 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0312】1.一般式
【0313】
【化85】
【0314】[式中、R1はカルボキシル基を示すか、
あるいはC1−C8−アルコキシカルボニル基を示し、R
2は直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキルを示
し、R3はハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1−C6
−アルコキシ、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アル
キル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カ
ルボキシアミド、カルボキシル、C1−C8−アルコキシ
カルボニル又はニトロを示し、R4はカルボキシル基を
示すか、あるいはテトラゾリルを示す]の三置換ビフェ
ニル及びそれらの塩。
【0315】2.上記第1項に記載の三置換ビフェニル
において、式中R1がカルボキシ基を示すか、又はC1
6−アルコキシカルボニル基を示し、R2が直鎖状もし
くは分枝鎖状C1−C6−アルキルを示し、R3がフッ
素、塩素、臭素、ヒドロキシル、シアノ、C1−C4−ア
ルコキシ、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C6−アルキ
ル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カル
ボキシアミド、カルボキシル、C1−C6−アルコキシカ
ルボニル又はニトロを示し、R4がテトラゾリルを示す
ことを特徴とする化合物及びそれらの塩。
【0316】3.上記第1項に記載の三置換ビフェニル
において、式中R1がカルボキシ基を示すか、又はC1
4−アルコキシカルボニル基を示し、R2が直鎖状もし
くは分枝鎖状C1−C5−アルキルを示し、R3がフッ
素、塩素、ヒドロキシル、シアノ、C1−C3−アルコキ
シ、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C4−アルキル、トリ
フルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシア
ミド、カルボキシル、C1−C4−アルコキシカルボニル
又はニトロを示し、R4がテトラゾリルを示すことを特
徴とする化合物及びそれらの塩。
【0317】4.上記第1項に記載の三置換ビフェニル
において、式中R1がカルボキシル、メトキシカルボニ
ル又はエトキシカルボニルを示し、R2がプロピル、ブ
チル又はペンチルを示し、R3がフッ素、塩素、ヒドロ
キシル、シアノ、メチル、メトキシ、エトキシ、エチ
ル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カル
ボキシアミド、カルボキシル、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル又はニトロを示し、R4がテトラゾリ
ルを示すことを特徴とする化合物及びそれらの塩。
【0318】5.治療的用途のための上記第1項に記載
の三置換ビフェニル。
【0319】6.上記第1項に記載の三置換ビフェニル
の製造法において、[A]一般式(II)
【0320】
【化86】
【0321】[式中、R1及びR2は上記と同義である]
のピリドンを一般式(III)
【0322】
【化87】
【0323】[式中、R3は上記と同義であり、R4’は
1−C6−アルコキシカルボニルを示すか、あるいは式
【0324】
【化88】
【0325】の基を示し、Eは塩素又は臭素を示す]の
化合物と不活性溶媒中で、塩基の存在下に、適当ならば
触媒を添加して反応させる、あるいは[B]R4がテト
ラゾリルを示す場合、一般式(IV)
【0326】
【化89】
【0327】[式中、R1、R2及びR3は上記と同義で
あり、Lは典型的脱離性基、例えば臭素、ヨウ素又はメ
タン−、トルエン−、フッ素−あるいはトリフルオロメ
タン−スルホニルオキシ、好ましくは臭素を示す]の化
合物を一般式(V)
【0328】
【化90】
【0329】[式中、Tは水素を示すか、あるいはトリ
フェニルメチル基を示す]の化合物と不活性溶媒中で、
塩基の存在下及び金属触媒下に反応させ、続いて遊離の
テトラゾールの場合(R4/T)トリフェニルメチル基
を有機溶媒及び/又は水中で酸を用いて分裂させ、カル
ボン酸の場合(R4/R1)対応するエステルを加水分解
し、場合により化合物を塩基を用いてその塩に変換する
ことを特徴とする方法。
【0330】7.上記第1項に記載の三置換ビフェニル
の少なくとも1種を含む薬剤。
【0331】8.高血圧症及びアテローム性動脈硬化症
の処置のための上記第7項に記載の薬剤。
【0332】9.薬剤の製造のための上記第1項に記載
の三置換ビフェニルの利用。
【0333】10.抗高血圧薬及び抗アテローム性動脈
硬化剤の製造のための上記第9項に記載の利用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ・ハンコ ドイツ連邦共和国デー40237デユツセルド ルフ・シラーシユトラーセ23 (72)発明者 バルター・ヒユプシユ ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルター ル・ビルトシユタイク22 (72)発明者 トーマス・クレマー ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルター ル・インデンビルケン92アー (72)発明者 ウルリヒ・イー・ミユラー ドイツ連邦共和国デー42111ブツペルター ル・ノイアートリーベル91 (72)発明者 マテイアス・ミユラー−グリーマン ドイツ連邦共和国デー42697ゾーリンゲン −オーリヒス・ライバツハー−シユトラー セ10 (72)発明者 マルテイン・ボイク ドイツ連邦共和国デー40699エルクラー ト・トリルス7 (72)発明者 スタニスラフ・カツダ ドイツ連邦共和国デー42115ブツペルター ル・ゲレルトベーク18 (72)発明者 シユテフアン・ボールフアイル ドイツ連邦共和国デー40724ヒルデン・ト ウヒヤーベーク25 (72)発明者 アンドレアス・クノル ドイツ連邦共和国デー40699エルクラー ト・トリルザーグラーベン10 (72)発明者 ヨハネス−ペーター・シユタツシユ ドイツ連邦共和国デー42651ゾーリンゲ ン・アルフレート−ノベル−シユトラーセ 109 (72)発明者 ジークフリート・ツアイス ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルター ル・フアルンベーク3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R1はカルボキシル基を示すか、あるいはC1
    8−アルコキシカルボニル基を示し、R2は直鎖状もし
    くは分枝鎖状C1−C8−アルキルを示し、R3はハロゲ
    ン、ヒドロキシル、シアノ、C1−C6−アルコキシ、直
    鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキル、トリフルオ
    ロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシアミド、
    カルボキシル、C1−C8−アルコキシカルボニル又はニ
    トロを示し、R4はカルボキシル基を示すか、あるいは
    テトラゾリルを示す]の三置換ビフェニル及びそれらの
    塩。
  2. 【請求項2】[A]一般式(II) 【化2】 [式中、R1及びR2は請求項1に記載したと同義であ
    る]のピリドンを一般式(III) 【化3】 [式中、R3は請求項1に記載したと同義であり、R4
    はC1−C6−アルコキシカルボニルを示すか、あるいは
    式 【化4】 の基を示し、Eは塩素又は臭素を示す]の化合物と不活
    性溶媒中で、塩基の存在下に、適当ならば触媒を添加し
    て反応させるか、あるいは[B]R4がテトラゾリルを
    示す場合、一般式(IV) 【化5】 [式中、R1、R2及びR3は上記と同義であり、Lは典
    型的脱離性基、例えば臭素、ヨウ素又はメタン−、トル
    エン−、フッ素−もしくはトリフルオロメタン−スルホ
    ニルオキシ、好ましくは臭素を示す]の化合物を一般式
    (V) 【化6】 [式中、Tは水素を示すか、あるいはトリフェニルメチ
    ル基を示す]の化合物と不活性溶媒中で、塩基の存在下
    及び金属触媒下に反応させ、続いて遊離のテトラゾール
    の場合(R4/T)トリフェニルメチル基を有機溶媒及
    び/又は水中で酸を用いて分裂させ、カルボン酸の場合
    (R4/R1)対応するエステルを加水分解し、場合によ
    り化合物を塩基を用いてその塩に変換することを特徴と
    する請求項1に記載の三置換ビフエニルの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の三置換ビフェニルの少
    なくとも1種を含む薬剤。
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