JPH06199823A - プロピレンオキシドの精製法 - Google Patents

プロピレンオキシドの精製法

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JPH06199823A
JPH06199823A JP5177950A JP17795093A JPH06199823A JP H06199823 A JPH06199823 A JP H06199823A JP 5177950 A JP5177950 A JP 5177950A JP 17795093 A JP17795093 A JP 17795093A JP H06199823 A JPH06199823 A JP H06199823A
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propylene oxide
diatomaceous earth
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poly
ppb
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Gene W Bachman
ジーン・ダブリュー・バックマン
Robert K Brown
ロバート・ケイ・ブラウン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/32Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/04Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers only
    • C08G65/06Cyclic ethers having no atoms other than carbon and hydrogen outside the ring
    • C08G65/08Saturated oxiranes

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 許容できない量の、少なくとも50,000
の分子量を有するポリ(プロピレンオキシド)不純物を
含有するプロピレンオキシドの精製方法において、該方
法が、そのように不純物を含むプロピレンオキシドを多
量の実質的にか焼されなかったけいそう土と、しばらく
の間、前記プロピレンオキシド中の前記不純物の量を許
容できるレベルまで減少させるほどの条件下で接触さ
せ、さらに精製したプロピレンオキシド生成物を回収す
ることを含むことを特徴とする方法。さらに、該精製プ
ロピレンオキシド生成物からポリエーテルポリオールを
つくる方法、および前記ポリオールから高弾性の、たわ
みやすいポリウレタンフォームをつくる方法。 【効果】 本発明に係る方法で精製されたプロピレンオ
キシドは、高弾性のたわみやすいポリウレタンフォーム
の製造用として好ましいポリエーテルポリオールの製造
に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はプロピレンオキシドを精製および
/または分離する方法に関する。より詳細には、本発明
はLarsonらの米国特許第4,692,535号
(以後Larsonという)に記載されているような、
ほかの場合ならば工業的に許容できるプロピレンオキシ
ドから、実質的にすべての高分子量ポリ(プロピレンオ
キシド)画分を除くことによって高弾性のたわみやすい
ポリウレタンフォーム用ポリエーテルポリオールの製造
における中間体として適当なプロピレンオキシド生成物
をつくる方法に関する。
【0002】Larsonの特許に開示されているよう
に、ほかの場合ならば工業的に許容できる純度のプロピ
レンオキシドは、或る不揮発性不純物(すなわち、分子
量が少なくとも50,000のポリ(プロピレンオキシ
ド)(すなわちPPO))を含有し、該不純物が、プロ
ピレンオキシドを、好ましい高弾性のたわみやすいポリ
ウレタンフォームの製造に、ポリイソシアナートおよび
発泡剤とともに用いられるポリエーテルポリオールを作
るのには不適当なものとすることが見出された。0.1
重量ppmを上回る高分子量ポリ(プロピレンオキシ
ド)不純物を有するプロピレンオキシドから調製したポ
リエーテルポリオールは、ポリウレタンフォームにおけ
るわずかなフォーム膨張および実質的なブローホールの
形成をもたらすことが確められ、一方低いレベルの高分
子量PPO不純物を有するプロピレンオキシドからつく
ったポリエーテルポリオールは良好なフォーム膨張を示
し、かつ実質的にブローホール形成のないポリウレタン
フォームを生成した。
【0003】Larsonが提案した解決策は、プロピ
レンオキシド含量が95パーセント以上の粗液体プロピ
レンオキシドまたはほかの場合ならば工業的に許容でき
る99パーセント以上の純度のプロピレンオキシドを吸
着剤物質の固定層に通して濾過またはパーコレートする
ことを含むものであった。この目的に適当とLarso
nが提案した吸着剤物質は活性炭、木炭およびアタパル
ジャイトで、該物質の粒状形態は粉状形態よりも好まし
い述べられていた。処理すべきプロピレンオキシド単位
容積当り使用すべき吸着剤の量は、プロピレンオキシド
1グラム当り固体吸着剤約0.001ないし約0.01
グラムまたはそれ以上と見込まれ、接触時間は約1分か
ら約15分に及び、温度は約10℃から約100℃にわ
たり、圧力は大気圧から過圧にわたる。
【0004】本発明は、Larsonの場合のように、
分子量が少なくとも50,000の許容できない量のポ
リ(プロピレンオキシド)ポリマー不純物を含有するプ
ロピレンオキシドを精製する方法において、該方法がプ
ロピレンオキシドを実質的にか焼しなかったけいそう土
と、しばらくの間、前記不純物の量を許容できるレベル
まで低減させるほどの条件下で接触させ、その後で、精
製したプロピレンオキシド生成物を回収することを含む
ことを特徴とする方法を提供する。この文脈における
「許容できない」および「許容できる」ということはあ
るレベルの前記不純物を含有するプロピレンオキシドか
らつくったポリエーテルポリオールを、高弾性のたわみ
やすいポリウレタンフォームをつくるのに、それぞれ工
業的に許容できないかまたは許容できる該ポリ(プロピ
レンオキシド)不純物の前記レベルを指す。
【0005】別の関連態様では、本発明は、プロピレン
オキシドからポリエーテルポリオールをつくる方法にお
いて、プロピレンオキシドが前節に述べた方法によって
精製されたことを特徴とする方法を提供する。さらに別
の態様では、今述べたばかりのポリエーテルポリオール
から高弾性のたわみやすいポリウレタンフォームを作る
方法を提供する。
【0006】Kirk−OthmerのEncyclo
pedia of Chemical Technol
ogy、第3版、第7巻、603−614頁(1979
年)にまとめられているように、けいそう土は海や湖の
沈澱物の堆積岩であって、主として、ケイソウ(ケイソ
ウ網に属する微細な単細胞無花植物)から分泌された含
水シリカの殻または細胞の堆積したものより成る。
【0007】けいそう土は、典型的に見出されるものと
は異なる物理的構造をしているとしても、化学的表現で
は、主として二酸化ケイ素より成る。不純物は、典型的
に、水生化石、サンドクレー、火山灰、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、可溶性塩類および有機物質を含
み、一方乾質基準での典型的な分光分析はSiO2 、C
aO、MgO、Al23 、Fe23 、Na2 O、V
25 およびTiO2 を示す。化学的に結合した水分含
量は2重量パーセントから10重量パーセントにわたる
ことができる。
【0008】物理的表現では、ほとんどのけいそう土は
平均粒径が20マイクロメーターから0.75マイクロ
メーターに及ぶ粉体であるが、直径1.27センチメー
トルから微粉末にいたる凝集体を得ることもできる。
【0009】若干のけいそう土は本発明の方法に用いる
のに適当であるが、この用途に好適でないものもある。
入手可能なけいそう土の種々のグレードを考えに入れる
と、あらゆるグレードを試験して、適当とわかるもの
と、そうでないものとを正確に分けることは不可能なこ
とであった。とはいっても概して適当なけいそう土は実
質的にか焼されていないものである。BET表面積なら
びにか焼および融剤か焼(flux−calcinat
ion)に特有の小気孔の驚異的な減少を示さない最小
限度にか焼した物質が本発明の方法においてある程度の
活性を有すると期待される。
【0010】しかし、好ましいけいそう土は、典型的に
は熱分解に用いられる260℃ないし288℃(500
°Fないし550°F)の温度では顕著な程度に熱分解
されてはおらず、また湖成層産けいそう土は海成層産け
いそう土よりもよく作用する種類のように思われる。
【0011】また、大きな表面積(たとえば、1グラム
当り少なくとも15平方メートル、より好ましくは1グ
ラム当り少なくとも35平方メートル、もっとも好まし
くは1グラム当り少なくとも60平方メートルのBET
表面積)、少なくとも15パーセント、好ましくは少な
くとも40パーセント、もっとも好ましくは少なくとも
80パーセントという特定けいそう土の吸着表面積と脱
着表面積の差に相当するヒステリシスの程度を示す典型
的な形式IVの等温線図(通常のガス吸着法により測定
される)、および大部分の、半径が20オングストロー
ムないし100オングストロームの(すなわち、平均細
孔半径が120オングストローム未満の)細孔を有する
と見なされる前記けいそう土は提案された方法にうまく
作用するであろうことは確かに思われる。
【0012】もっとも好ましい湖成層産けいそう土は
「ODW」グレードのけいそう土として市販されている
(Oil−Dri Corporation of A
merica)。この特殊けいそう土は米国、オレゴン
州の二箇所で採掘されており、したがってクレーム
「A」物質のみならずクレーム「C」物質が市販されて
いる。オレゴン州、Christmas Valley
産のクレーム「C」物質が好ましい。クレーム「C」物
質はASTM試験方法E−728により測定して73.
9パーセントという公表された耐摩耗抵抗を有し、本発
明のカラム処理法(後記)で用いるのに好適である。こ
のODW−Cグレードのけいそう土を顕著な程度に熱分
解されたとは供給業者は考えておらず、市販のけいそう
土のほとんどとは異なり押し砕かれてはいるが、ハンマ
ーミルで粉砕されてはいない。
【0013】クレーム「C」けいそう土は、さらに、約
107オングストロームという平均細孔半径により、1
グラム当り約63平方メートルという大きなBET表面
積、ならびに吸着剤1グラム当りそれぞれ約57.5平
方メートルおよび108.5平方メートルという吸着表
面積および脱着表面積、したがって両表面積が約88パ
ーセントだけ異なる表面積を特徴とする。クレーム
「C」物質は、相対圧力P/Po 0.45から最高相
対圧力0.95以上という顕著なヒステリシスを示す。
ODW−C物質中の実質的に1パーセント未満の細孔は
ミクロ細孔、すなわち10オングストローム以下の細孔
半径を有するものと分類することができる。
【0014】本発明の方法は商用工業操業に容易に適用
可能であって、前記のように95パーセント以上のプロ
ピレンオキシド含量の粗プロピレンオキシドまたはほか
の場合ならば工業的に許容できる純度のプロピレンオキ
シドから、(通常、たとえば少なくとも50,000と
いう分子量を有する)高分子量ポリ(プロピレンオキシ
ド)の除去を含む。
【0015】後でさらに詳細に述べる分析方法で求めら
れる。好ましくは100重量ppb未満の高分子量ポリ
(プロピレンオキシド)、より好ましくは65重量pp
b未満、もっとも好ましくは50ppb未満の該不純物
を含有する精製プロピレンオキシドは二つ以上の活性水
素を含む開始剤との(通常触媒による)反応を経て高純
度ポリエーテルポリオールへ直接転化させる(通常一つ
以上の他の有機酸化物を伴う)のに適当である。次にこ
れらポリオールを、一般に水および他の通常の物質、た
とえば無機充填剤、界面活性剤、触媒、発泡助剤の存在
下で、イソシアナートと反応させて、高膨張を示しなが
ら実質的にブローホール形成のないたわみやすく安定な
ポリウレタン弾性フォームとする。プロピレンオキシド
を含む酸化物からポリエーテルポリオールを生成させる
方法および該ポリオールから高弾性のたわみやすいポリ
ウレタンフォームをつくる方法は業界では周知であっ
て、HerringtonおよびHockの「Flex
ible Polyurethane Foams」
(Dow Plastics、1991年)に概略まと
められ、記述されているので、本明細書でさらに説明ま
たは記述を行う必要は認めない。
【0016】本発明の精製方法のプロピレンオキシド出
発物質はプロピレンオキシドを生成させる任意の公知の
径路から得ることができる。本発明の精製方法は、ほか
の場合なら適当な工業的純度のプロピレンオキシドが得
られ、かつポリ(プロピレンオキシド)不純物がその中
に許容できないレベルに生成した後の任意のときに行う
のがもっとも好都合である。
【0017】好ましくは、本発明の精製方法はその後
で、精製プロピレンオキシド生成物の所望のポリエーテ
ルポリオールへの迅速な転化、または通常の炭素鋼製で
はあるが低温(たとえば7℃)に保たれている容器、も
しくはプロピレンオキシドのポリ(プロピレンオキシ
ド)への重合の触媒として働かない適当な物質でつくっ
たかもしくはライニングした容器(たとえば、本発明の
方法を行わせる処理容器をつくるのに用いるのが好まし
いようなステンレス鋼)の中での精製物の輸送または貯
蔵が引き続き行われる。この点に関し、通常の炭素鋼
は、一定温度で一定時間にわたって望ましくない高分子
量ポリ(プロピレンオキシド)不純物の生成に触媒とし
てはたらくことがLarsonによって発見された。
【0018】Larsonの場合には、プロピレンオキ
シドを固体吸着剤とスラリー化するのではなくて固体吸
着剤層と接触させ、ついで濾過して分離することが重要
であるのに対し、本発明の場合には、けいそう土層を濾
過とともに用いると、スラリーを形成させて、処理した
物質を濾過しても、いずれも適切であろう。
【0019】したがって、該方法の第一の態様では、プ
ロピレンオキシド液体を、たとえば、通常の固定層パー
コレーション法によってけいそう土の層に通し、そこで
精製すべきプロピレンオキシドを制御条件下でけいそう
土の固定層に通す。この精製方法は生成物のプロピレン
オキシドが所望のポリ(プロピレンオキシド)不純物含
量を得るまで続けられる。けいそう土による処理は、通
常、0℃ないし35℃の範囲内の温度および大気圧また
は過圧、たとえば最高7Kg/cm2 (ゲージ圧)(1
00psig)の圧力で行うことができる。
【0020】直径10.2cm(4in.)のパイロッ
トカラムを用いる試験に対して、本方法を行う現在のと
ころ好ましい装置は4.9Kg/cm2 (ゲージ圧)
(70psig)および15℃で操作され、直列または
並列で、好ましくは回転しながら操作する二つ以上のス
テンレス鋼カラムを含むと思われる。処理すべきプロピ
レンオキシド中の高分子量ポリ(プロピレンオキシド)
の供給濃度を150重量ppb、および精製プロピレン
オキシド中の目標濃度を50重量ppbと仮定すると、
各カラムは、Johnsonスクリーンを備えたプレー
ト間に収容される長さ13.8メートル(15フート)
の層の中に、Oil−Driグレードの「C」物質を用
いて、毎分1平方メートル当り40リットル(毎分1平
方フート当り1ガロン)の層に入る流速で操作するのが
好ましい。けいそう土層から来るいかなる微粒子を捕捉
するためにステンレス鋼製インラインカートリッジフィ
ルター(絶対値3ミクロン、公称値1ミクロン)を使用
する。
【0021】該層は、けいそう土が取り換えまたは再生
を必要とするまで少なくとも3ケ月の有効耐用年数を有
すると予想され、現在では取り換えが再生よりもはるか
に実施可能な方法であるように思われる。けいそう土を
取り換える好ましい方法は、流水中の総有機物含量(T
OC)が50ppmを下回るまでけいそう土を水洗し、
次いでカラムに水を再充填して、水のつまったカラム
を、たとえば、100℃で25時間加熱して、残留プロ
ピレンオキシドをプロピレングリコールに変えることを
含む。次に、カラムから水をどっと流し、真空トラック
でけいそう土を取り出して、処分する。この方法によっ
てけいそう土を取り除くのに要する時間を考慮すると、
また、一般的には、いかなる時にもカラムを必ずしもす
べてラインから取り外す必要がないように、カラムを直
列または並列で操作するのではなく、回転させて操作す
るのが好ましい。
【0022】しかし、当業者は、いかなる固定層配置の
場合にも、最高の操作パラメーターは、たとえば使用す
るけいそう土および所望精製程度によるということを認
識しているが、本開示が与えられると当業者は該パラメ
ーターをうまく選ぶことができると考えられる。
【0023】本発明の精製方法の第二の、あまり好まし
くない態様では、処理すべき液体プロピレンオキシドを
直接けいそう土とスラリー化し、その後濾過して、精製
液体プロピレンオキシド生成物からけいそう土を除去す
る。Steri Technologies,Inc.
製、Funda Type R ブランド加圧葉状濾過
器が主濾過操作には適当であって、次に仕上濾過器とし
て使い捨てのカートリッジ式濾過器を備えるのが好まし
い。ひだ付きデザインのサブミクロン(たとえば0.8
ミクロン)定格のフィルターカートリッジが仕上濾過器
として適当であろう。
【0024】加圧葉状濾過器の操作圧力は2.1Kg/
cm2 (ゲージ圧)(30psig)が好ましい。さら
に、液体プロピレンオキシド供給原料中の開始PPO濃
度を150重量ppbと仮定すると、主濾過器中の5な
いし30分、とくに10分以下という滞留時間は、所望
のPPOレベルの低減を達成するのに十分であろう(プ
ロピレンオキシド液体中のOil−Dri ODWグレ
ードCけいそう土物質の初期添加量が0.05重量パー
セントの場合)。
【0025】公称細孔10ミクロンが定格のステンレス
鋼メッシュが適当なフィルター媒質として役立つかもし
れず、またフィルター面積を寸法規制する設計流速は毎
分1平方メートル当り40ないし60リットル(毎分1
平方フート当り1.0ないし1.5ガロン)が好まし
い。堆積したけいそう土フィルターケークの平均多孔度
は0.65ないし0.70であると予想することがで
き、またけいそう土については、適当な手段および方法
によって、けいそう土フィルターケークを取り出して処
分するまえに、けいそう土フィルターケークを保持する
のに利用しうるフィルター面積および付随するフィルタ
ー容積を調べるために固形分濃度を用いることができ
る。
【0026】具体的実施例 本発明およびそれを実施することができる方法をさらに
具体的に説明するために次の特定実施例を示す。実施例
において、とくに断らなければ、部および百分率はすべ
て重量単位のものである。
【0027】実施例1 多量の(不純物として少なくとも50,000の分子量
を有するポリ(プロピレンオキシド)を含有する)工業
的純度の液体プロピレンオキシドをけいそう土の層に流
下させる装置を組立て、さらに(直径2.5センチメー
トルで長さが45センチメートル(直径が1インチで長
さが18インチ)の)水ジャケットのクロマトグラフィ
ーカラムの上部に500mLの滴下漏斗を装着せしめて
成った。クロマトグラフィーカラムの下部に精製プロピ
レンオキシドを捕集するガラス捕集びんを置き、また捕
集のために窒素の泡立ちを生じさせた。
【0028】この装置を用いる方法は約1リットルの処
理すべきプロピレンオキシドを2000mLのガラス製
ビーカーに加えることを含んだ。約100グラム(また
は約200mL)の「ODW」グレード、クレーム
「C」のけいそう土(Oil Dri Corpora
tion of America製、粒状)を攪拌しな
がらビーカーに加え、温度計を用いて反応を示唆する発
熱の有無を観察した。この混合物を室温に到達させた。
【0029】しばらくして、カラム下部にガラスウール
プラグ、カラム底に制御弁を用いて装置を組立て、水冷
(水温は約20℃であった)を始めた。次にけいそう土
を乾燥させることなく、大部分の液体プロピレンオキシ
ドをビーカーからデカントに。次いで、ビーカーを振り
混ぜて、カラム側面に沿って内容物をあけた。けいそう
土が一旦、カラムの底の所定の位置に沈降すると、処理
すべきプロピレンオキシドを滴下漏斗に入れて、毎時約
2.5層容積(または約500mL)の処理速度に相当
する流動を開始させた。プロピレンオキシドの自由降下
および発生する静電荷の可能性を防ぐために、カラム内
のプロピレンオキシドのレベルがいつでも少なくとも滴
下漏斗の下部まであるように、プロピレンオキシドのカ
ラムへの流入をカラムからの流出とつり合わせた。
【0030】処理したプロピレンオキシドを窒素を泡立
たせながらびんに集め、流体の自由降下および静電荷を
できるだけ少なくするようにカラムからの送出管を捕集
びんの底まで延ばした。このようにして集めたプロピレ
ンオキシドは、次に、Whatman No.3濾紙で
濾過し、濾液についてポリ(プロピレンオキシド)の試
験を行った。
【0031】本実施例ならびに後記実施例2および3に
おいてポリ(プロピレンオキシド)を分析するのに用い
た試験方法は、ボリスチレン標準物質(ポリスチレン標
準物質キット、狭い分布、Polymer Labor
atoriesから入手(Cat.No.2010−0
100))を基準として分子量が40,000以上のポ
リ(プロピレンオキシド)を定量的に表示するように考
案された。該方法の検出下限は約10重量ppbであっ
た。
【0032】本試験方法によれば、試料のプロピレンオ
キシド(処理または未処理)からの不揮発残留物を少量
のテトラヒドロフラン(THF)に溶解して、最高の感
度条件下(すなわち、溶離液の流速:1.2mL/分、
40℃(カラムおよび検出器)、注入容量:300μ
L)で、単一ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)カ
ラム(UltrastyragelTM型(Part N
o.10571)、細孔サイズ500オングストロー
ム、長さ300mm、直径7.8mm、WaterAs
sociates製)でクロマトグラフィーを行った。
プレカラムフィルターを用い(2マイクロメーターのフ
リット、Part No.84560、Waters
Associates製)、注入バルブは300マイク
ロリットルのループを有する3孔式のものであった。
【0033】カラムの細孔の大きさは、すべての高分子
量成分がカラムの排除限界において単一のピークとして
溶離するように選んだ。次に、示差屈折率検出器(Ha
wlett Packard Company製 Mo
del1047示差屈折率検出器)を用いて、ポリグリ
コール(ポリプロピレングリコールP−2000グレー
ド、Dow Chemical Company製)標
準溶液(0.1グラムをTHFで100mLに希釈し、
次に2mLをとり、さらにTHFで100mLに希釈し
た)とのピーク高さを比較して、定量を行った。
【0034】分析すべきプロピレンオキシド試料(容量
150mL)をガラス試料びんから清浄な乾燥蒸発皿に
移し、それを、ヒュームフードの付いた30ないし50
℃の温度槽に1ないし2時間入れた。
【0035】次に不揮発残留物を含有する蒸発皿を10
5ないし110℃のオーブンで30分間乾燥した後、デ
シケーターでさらに30分冷却した。
【0036】ベースラインおよびポリグリコール標準物
質による基準設定が得られた後、オーブン乾燥後デシケ
ーターで冷却した蒸発皿を分析天秤で自重を計り、不揮
発残留物中に存在するいかなるPPOも溶解させるよう
に、振り混ぜながら1.5mLのTHFを加え、ガラス
ペトリ皿を覆いに用いて、THFの蒸発をできるだけ少
なくした。次に蒸発皿を再び秤量して、残留THFの重
量を求め、1mLのガラスシリンダに試料を満たした。
注入バルブのルーブを1mLのTHFでフラッシュした
後、次いで試料を注入した。4.8分の排除限界におけ
るピーク高さを測定して、重量ppb単位のPPOの濃
度を次のように計算した。
【0037】PPO濃度ppb=(Pk Ht,Sp
l)×(CSTD)×(THFの重量)×1362×
(Pk Ht,Std)×(Vol−PO) 式中、Pk Ht,Splは一定希釈における試料のピ
ーク高さである。
【0038】Pk Ht,Stdは同じ希釈におけるポ
リグリコール標準物質のピーク高さである。
【0039】CSTDは使用したP−2000ポリグリ
コールの実際の重量(0.001グラムまで測定)を2
00倍して計算した標準物質の実際の濃度(マイクログ
ラム/ミリリットル単位)である。
【0040】Vol−POは気化したプロピレンオキシ
ドの容量(mL単位)である。
【0041】高分子量PPOの計算濃度が、11,00
0ppbを超えるが50,000ppbを下回る場合に
は、30.0mLのプロピレンオキシドを用いてスター
トして、分析を繰返す。計算濃度が50,000ppb
ないし200,000ppbの場合には、POの出発容
量を3.0mLに下げ、200,000ppbないし
1,000,000ppbのレベルの場合には、プロピ
レンオキシドの出発量を0.3mLに下げる。
【0042】この方法は高分子量PPOに特定的なもの
ではないので、本実施例および以後の実施例を通じて、
他の高分子量種による試料汚染を防ぐように注意をはら
った。
【0043】本実施例の未処理プロピレンオキシドは、
前記の装置および方法で分析すると、471ppbの開
始PPOレベルに相当する4.385分にピークを生じ
た。処理後、この方法によるPPOのレベルはわずかに
10ppb未満(9.6ppb)と求められた。
【0044】実施例2 この実施例の場合には、実施例1のけいそう土0.25
グラムを乳鉢と乳棒を用いて粉砕して、60メッシュ
(米国式)のふるいでふるった。粉砕したけいそう土
は、その後、処理すべき750mLの液体プロピレンオ
キシドを用いるスラリー方式の方法で使用した。液体プ
ロピレンオキシドおよび粉砕けいそう土を振盪機で2時
間混合して、Whatman No.3フィルターを通
して濾過した後、処理および濾過したプロピレンオキシ
ド物質について実施例1で述べたようにPPOのレベル
を調べた。この試験によって、開始時の高分子量PPO
レベルは120ppbと求められ、一方、処理後PPO
のレベルは15ppbに低下していた。
【0045】けいそう土による処理が商業上関心のある
他の性質(たとえば、APHA色、エチレンオキシド含
量、水の重量パーセント、全酸、全塩化物、全アルデヒ
ド)を損なわなかったことを確めるために、本実施例の
処理したプロピレンオキシドについて、通常の工業的に
実施されている方法により、これらの性質を試験して、
処理したプロピレンオキシドは、いずれの性質において
も、工業的に合格する特質をもっていることが確かめら
れた。
【0046】実施例3 この実施例の場合には、実施例2で用いたけいそう土と
同じ粉砕けいそう土0.25グラムを、処理すべき75
0mLの液体プロピレンオキシドを用いるスラリー方式
の方法に再び使用した。液体プロピレンオキシドおよび
粉砕けいそう土を振盪機で2時間混合して、Whatm
an No.3フィルターで濾過した後、前実施例の場
合と同様に処理及び濾過したプロピレンオキシド物質に
ついて、PPOレベルを試験した。
【0047】処理前のプロピレンオキシドは398pp
bのポリ(プロピレンオキシド)を含んでいたが、処理
後にはプロピレンオキシドは30重量ppbの高分子量
ポリ(プロピレンオキシド)を含んでいた。
【0048】実施例4−6 これらの実施例は、高弾性のたわみやすいポリウレタン
フォーム用ポリエーテルポリオールの製造における実施
例1−3で得た処理プロピレンオキシド物質の適合性の
確認に関するものである。この点に関し、目的は、高分
子量ポリ(プロピレンオキシド)不純物濃度の実施例1
−3に示されるレベルおよびLarsonが教示するレ
ベル(100ppb未満)に低下させることはカラム処
理法によろうと、スラリー方式の処理法によろうと、適
切なプロピレンオキシド生成物を生じるであろうという
ことを確認することであった。
【0049】それゆえ、ポリエーテルポリオールは、高
弾性のたわみやすいポリウレタンフォーム用ポリオール
の製造業者によって実施例1−3の種々の処理プロピレ
ンオキシド物質から調製された。さらに、これらポリオ
ールのそれぞれからポリウレタンフォーム配合物が調製
された。
【0050】得られたフォームについてブローホールお
よびフォーム膨張を評価した。実施例1の未処理プロピ
レンオキシド物質(PPOレベルが471ppb)に関
連するフォームは不合格(0から10までの尺度の
「3」で、0−1が合格、2−10が不合格である)と
評価されたが、処理物質(PPOレベルがわずか10p
pb未満)は「0」と評価された。
【0051】実施例2の未処理物質(PPOレベルが1
20ppb)からつくったフォームは「1」が与えられ
たが、処理物質は、これも「0」と評価された。
【0052】実施例3の未処理プロピレンオキシド物質
(PPOレベルが398ppb)からつくったフォーム
は評価「3」で不合格であったが、処理後に精製プロピ
レンオキシド生成物(PPOレベルが約30ppb)は
最適の評価「0」が与えられた。
【0053】実施例7および8 これらの実施例は、ODW−C物質の活性を三種類の他
のけいそう土(次の実施例9−14)の活性と比較でき
るように、前の実施例で用いたODW−Cけいそう土の
吸着等温式の確立に関するものである。
【0054】実施例7では、粉砕して、60メッシュの
スクリーンでふるったODW−C物質の四つの部分を秤
量して、500mLガラスびんに入れた。次に463p
pbの高分子量プロピレンオキシド不純物を含有するプ
ロピレンオキシド試料250mLを各びんのODW部分
に添加した。びんにTeflonTMシールキャップで蓋
をし、往復振盪機上に置いた。試料は毎分260回の振
動で2時間振盪し、次にMillipore加圧濾過装
置を用いてWhatman No.3濾紙で濾過した。
通常の方法によって、プロピレンオキシドのPPOを分
析して、結果を下記の表1に揚げた。
【0055】
【表1】 実施例8の場合には、同じ方法によって四つの新しい試
料を試験した。これらの試験結果を表2に示す。
【0056】
【表2】 実施例9および10 前記実施例7および8の方法を、米国カリフォルニア
州、TorranceのGrefco,Inc.製 D
icalite 104TMグレードのけいそう土の四つ
の試料について行った。これらの実施例で用いたDic
aliteTM物質はネバダ州、Basaltで採掘され
た湖成層産物質であって、予め乾燥し、粉砕し、さらに
空気分級して、不純物を除去してあった。該物質は、測
定BET表面積が1グラム当り34.49平方メート
ル、平均細孔半径が84オングストローム、吸着表面積
が1グラム当り24.7平方メートルおよび脱着表面積
が1グラム当り25.1平方メートルで細孔の25パー
セントが半径20オングストローム以下のミクロ細孔で
ある。
【0057】始めの四つの試料から得た試験結果を表3
に示す。
【0058】
【表3】 追加の四つの試料は表4に示す試験結果をもたらした。
【0059】
【表4】 実施例11および12 米国、カリフォルニア州、LompocのCelite
Corporation製のFilter−CelTM
けいそう土の四つの試料を秤量して500mLのガラス
びんに入れた。試料の重量を測定して1050ppbの
高分子量ポリ(プロピレンオキシド)を含有するプロピ
レンオキシド250mLを各びんに加えた。次に実施例
7および8で概略延べた方法にならい、その結果を下記
表5に示した。ここで試験したFilter−CelTM
けいそう土物質はカリフォルニア州Lompocで採掘
された海成層産けいそう土であって、予め乾燥し、熱分
解し、さらに空気分級されていた。この物質は、測定B
ET表面積が1グラム当り17.29平方メートル、平
均細孔半径が95オングストローム、吸着表面積が1グ
ラム当り13.1平方メートル、および脱着表面積が1
グラム当り15.4平方メートルで、ミクロ細孔が15
パーセントある。
【0060】
【表5】 種々のプロピレンオキシドに作用させた四つの新しい試
料は表6に示す結果をもたらした。
【0061】
【表6】 実施例13および14 実施例7−12で続けた方法を、Celite Cor
poration製のStandard Super−
CelTMけいそう土の四つの試料について再び行った。
この特定物質はカリフォルニア州、Lompocの海成
層産けいそう土であって、通常の濾過操作中に高流速を
可能とするように予め982℃(1800°F)でか焼
してあった。Standard Super−CelTM
けいそう土は、測定BET表面積が1グラム当り2.5
9平方メートル、平均細孔半径が169オングストロー
ム、吸着表面積が1グラム当り1.63平方メートルお
よび脱着表面積が1グラム当り2.49平方メートルで
ある。これら四つの始めの試料についての試験結果を下
記表7に示す。
【0062】
【表7】 四つの新たな試料についてさらに行った試験結果は表8
に示す通りであった。
【0063】
【表8】 前記実施例7−14の特定けいそう土の単位重量当り吸
着したPPOの量に対してPPOの平衡濃度Cをプロッ
トするとODW−C物質がもっとも活性があり、続いて
Dicalite 104TM物質、Filter−Ce
TM物質、最後にStandard Super−Ce
TM物質であって、該物質はPPOの吸着に対して実質
的に全く活性を示さなかった。
【0064】いずれにしても、前記の実施例から、本発
明の方法は、カラム方式の処理態様にせよ、スラリー方
式の処理態様にせよ、高弾性のたわみやすいポリウレタ
ンフォーム製造用として好ましいポリエーテルポリオー
ルの製造に適するプロピレンオキシド生成物を生成させ
るのに好適であることは明らかである。
【0065】また、ここに本発明の種々の態様が記載お
よび/または例示されているけれども、しかしながら当
業者には本発明の範囲または精神を逸脱することなくこ
れらの態様には多くの変化が実施可能であることがわか
るであろう。
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】 前記実施例7−14の特定けいそう土の単位重量当り吸
着したPPOの量に対してPPOの平衡濃度Cをプロッ
トするとODW−C物質がもっとも活性があり、続いて
Dicalite 104TM物質、Filter−Ce
TM物質、最後にStandard Super−Ce
TM物質であって、該物質はPPOの吸着に対して実質
的に全く活性を示さなかった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08G 18/48 101:00) C08L 71:02 (72)発明者 ロバート・ケイ・ブラウン アメリカ合衆国ルイジアナ州70809,バト ン・ルージュ,ヒルヤード・ストリート 10010

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量が少なくとも50,000のポリ
    (プロピレンオキシド)不純物の許容できない量を含有
    するプロピレンオキシドの精製方法において、そのよう
    に不純物を含むプロピレンオキシドを多量の実質的にか
    焼しなかったけいそう土としばらの間、前記プロピレン
    オキシド中の前記不純物の量を許容できるレベルまで低
    下させるほどの条件下で接触させ、さらに精製したプロ
    ピレンオキシド生成物を回収することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 けいそう土が顕著の程度には熱分解され
    ていなかったことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 けいそう土が1グラム当り少なくとも1
    5平方メートルのBET表面積を有することを特徴とす
    る請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 けいそう土が1グラム当り少なくとも3
    5平方メートルのBET表面積を有することを特徴とす
    る請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 けいそう土が1グラム当り少なくとも6
    0平方メートルのBET表面積を有することを特徴とす
    る請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 けいそう土が、吸着表面積と脱着表面積
    とで少なくとも15パーセントの差を示すことを特徴と
    する請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 けいそう土が、吸着表面積と脱着表面積
    とで少なくとも40パーセントの差を示すことを特徴と
    する請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 けいそう土が、吸着表面積と脱着表面積
    とで少なくとも80パーセントの差を示すことを特徴と
    する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 けいそう土が120オングストローム以
    下の平均細孔半径を有することを特徴とする請求項6記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 精製プロピレンオキシド生成物が10
    0ppb未満の前記ポリ(プロピレンオキシド)不純物
    を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 精製プロピレンオキシド生成物が65
    ppb未満の前記ポリ(プロピレンオキシド)不純物を
    含有することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 精製プロピレンオキシド生成物が50
    ppb未満の前記ポリ(プロピレンオキシド)不純物を
    含有することを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 不純物を含むプロピレンオキシドと実
    質的にか焼されなかったけいそう土との接触が、けいそ
    う土および不純物を含むプロピレンオキシドを共にスラ
    リー化することを含むことを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 不純物を含むプロピレンオキシドと実
    質的にか焼されなかったけいそう土との接触が、不純物
    を含むプロピレンオキシドをけいそう土の層に通すこと
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 プロピレンオキシドからポリエーテル
    ポリオールをつくる方法において該方法が、請求項13
    の方法または請求項14の方法によってプロピレンオキ
    シドを精製し;さらに精製プロピレンオキシドを二つ以
    上の活性水素を有する開始剤と反応させる工程を含むこ
    とを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 高弾性のたわみやすいポリウレタンフ
    ォームをつくる方法において、該方法が、請求項15の
    ポリエーテルポリオールをイソシアナートおよび水と反
    応させる工程を含むことを特徴とする方法。
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