JPH06199698A - 抗菌剤とこの抗菌剤を用いて物品を処理する方法 - Google Patents
抗菌剤とこの抗菌剤を用いて物品を処理する方法Info
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- JPH06199698A JPH06199698A JP4105469A JP10546992A JPH06199698A JP H06199698 A JPH06199698 A JP H06199698A JP 4105469 A JP4105469 A JP 4105469A JP 10546992 A JP10546992 A JP 10546992A JP H06199698 A JPH06199698 A JP H06199698A
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- antibacterial agent
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラクトフェリン類の分解物および/またはそ
の抗菌性ペプチドの抗菌性が更に増強された抗菌剤を提
供する。 【構成】 (A)ラクトフェリン類の分解物および/ま
たはその抗菌性ペプチドと、(B)リゾチ−ムとを有効
成分とする抗菌剤。
の抗菌性ペプチドの抗菌性が更に増強された抗菌剤を提
供する。 【構成】 (A)ラクトフェリン類の分解物および/ま
たはその抗菌性ペプチドと、(B)リゾチ−ムとを有効
成分とする抗菌剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抗菌剤と、この抗菌
剤を用いて物品を処理する方法に関するものである。さ
らに詳しくは、この発明は、ラクトフェリン類の分解物
および/またはこの分解物の抗菌性ペプチドの抗菌性が
更に増強された抗菌剤と、この抗菌剤を用いて物品を処
理する方法に関するものである。
剤を用いて物品を処理する方法に関するものである。さ
らに詳しくは、この発明は、ラクトフェリン類の分解物
および/またはこの分解物の抗菌性ペプチドの抗菌性が
更に増強された抗菌剤と、この抗菌剤を用いて物品を処
理する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラクトフェリンは、生体内では、涙、唾
液、末梢血、乳汁等に含まれている天然の鉄結合蛋白質
であり、大腸菌、カンジダ菌、クロストリジウム菌等の
有害微生物に対して抗菌作用を示すことが知られている
[ジャ−ナル・オブ・ペディアトリクス(Journal of P
ediatrics )、第94巻、1頁:1979年]。また、
ブドウ球菌及び腸球菌に対して、0.5〜30mg/m
lの濃度で抗菌作用を有することが知られている[ノネ
ッケとスミス;ジャ−ナル・オブ・デアリ−・サイエン
ス(Nonnecke,B.J. & Smith,K.L.;Journal of Dairy Sc
ience )67巻、606頁:1984年]。
液、末梢血、乳汁等に含まれている天然の鉄結合蛋白質
であり、大腸菌、カンジダ菌、クロストリジウム菌等の
有害微生物に対して抗菌作用を示すことが知られている
[ジャ−ナル・オブ・ペディアトリクス(Journal of P
ediatrics )、第94巻、1頁:1979年]。また、
ブドウ球菌及び腸球菌に対して、0.5〜30mg/m
lの濃度で抗菌作用を有することが知られている[ノネ
ッケとスミス;ジャ−ナル・オブ・デアリ−・サイエン
ス(Nonnecke,B.J. & Smith,K.L.;Journal of Dairy Sc
ience )67巻、606頁:1984年]。
【0003】一方、従来より種々の微生物に対して抗菌
作用を有するペプチドについては多数の発明、例えばグ
ラム陽性菌およびグラム陰性菌に有効なホスホノトリペ
プチド(特開昭57−106689号公報)、ホスホノ
ジペプチド誘導体(特開昭58−13594号公報)、
環状ペプチド誘導体(特開昭58−213744号公
報)、抗菌及び抗ウイルス作用を示すペプチド(特開昭
59−51247号公報)、酵母に有効なポリペプチド
(特開昭60−130599号公報)、グラム陽性菌に
有効な糖ペプチド誘導体(特開昭60−172998号
公報、特開昭61−251699号公報、特開昭63−
44598号公報)、グラム陽性菌に有効なオリゴペプ
チド(特開昭62−22798号公報)、ペプチド系抗
生物質(特開昭62−51697号公報、特開昭63−
17897号公報)その他北米産カブトガニの血球から
抽出した抗菌性ペプチド(特開平2−53799号公
報)、蜜蜂の血リンパから単離した抗菌性ペプチド(特
表平2−500084号公報)等が知られている。
作用を有するペプチドについては多数の発明、例えばグ
ラム陽性菌およびグラム陰性菌に有効なホスホノトリペ
プチド(特開昭57−106689号公報)、ホスホノ
ジペプチド誘導体(特開昭58−13594号公報)、
環状ペプチド誘導体(特開昭58−213744号公
報)、抗菌及び抗ウイルス作用を示すペプチド(特開昭
59−51247号公報)、酵母に有効なポリペプチド
(特開昭60−130599号公報)、グラム陽性菌に
有効な糖ペプチド誘導体(特開昭60−172998号
公報、特開昭61−251699号公報、特開昭63−
44598号公報)、グラム陽性菌に有効なオリゴペプ
チド(特開昭62−22798号公報)、ペプチド系抗
生物質(特開昭62−51697号公報、特開昭63−
17897号公報)その他北米産カブトガニの血球から
抽出した抗菌性ペプチド(特開平2−53799号公
報)、蜜蜂の血リンパから単離した抗菌性ペプチド(特
表平2−500084号公報)等が知られている。
【0004】この発明の発明者等は、望ましくない副作
用等(例えば、抗原性等)がなく、耐熱性があり、かつ
強い抗菌作用を有する物質を自然界から安価に単離する
ことを企図し、ラクトフェリン類を酸または酵素により
加水分解した分解物が未分解のラクトフェリン類よりも
強い耐熱性および抗菌性を有することを見出し、すでに
特許出願を行った(特願平3−171736号)。
用等(例えば、抗原性等)がなく、耐熱性があり、かつ
強い抗菌作用を有する物質を自然界から安価に単離する
ことを企図し、ラクトフェリン類を酸または酵素により
加水分解した分解物が未分解のラクトフェリン類よりも
強い耐熱性および抗菌性を有することを見出し、すでに
特許出願を行った(特願平3−171736号)。
【0005】また、従来からラクトフェリンの抗菌性を
増強する研究が種々行われてきており、かかる生理活性
増強補助剤としてはリゾチ−ム、IgAおよびグリコペ
プチドが知られている。例えば、ラクトフェリンとリゾ
チ−ムとの共存により相乗的に抗菌作用を増強する方法
[特開昭62−249931号公報]、ラクトフェリン
と分泌型IgAとの共存により相乗的に抗菌作用を増強
する方法[ステフェンス等;イムノロジ−(Stephens,
S.,et al;Immunology);41巻、597頁:1980
年]等が報告されている。更に、スピック等は[エ−・
エフ・ウイリアムスおよびジェ−・ディ−・バウム(A.
F.Williams & J.D.Baum )編、「ヒュ−マン・ミルクバ
ンキング」(Human Milk Banking)、ネッスル・ヌ−ト
リション・ワ−クショップ・シリ−ズ、第5巻、(Nest
le Nutrition Workshop Series Volume 5 )、133
頁、レ−ベン・プレス・ブック社(Raven Press Books,
Ltd.)、1984年]に、ラクトフェリンには細菌が粘
膜表面に付着するのを防止する作用があり、この作用は
リゾチ−ムまたはグリコペプチドの存在で強化されるこ
とを報告している。
増強する研究が種々行われてきており、かかる生理活性
増強補助剤としてはリゾチ−ム、IgAおよびグリコペ
プチドが知られている。例えば、ラクトフェリンとリゾ
チ−ムとの共存により相乗的に抗菌作用を増強する方法
[特開昭62−249931号公報]、ラクトフェリン
と分泌型IgAとの共存により相乗的に抗菌作用を増強
する方法[ステフェンス等;イムノロジ−(Stephens,
S.,et al;Immunology);41巻、597頁:1980
年]等が報告されている。更に、スピック等は[エ−・
エフ・ウイリアムスおよびジェ−・ディ−・バウム(A.
F.Williams & J.D.Baum )編、「ヒュ−マン・ミルクバ
ンキング」(Human Milk Banking)、ネッスル・ヌ−ト
リション・ワ−クショップ・シリ−ズ、第5巻、(Nest
le Nutrition Workshop Series Volume 5 )、133
頁、レ−ベン・プレス・ブック社(Raven Press Books,
Ltd.)、1984年]に、ラクトフェリンには細菌が粘
膜表面に付着するのを防止する作用があり、この作用は
リゾチ−ムまたはグリコペプチドの存在で強化されるこ
とを報告している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ラクトフェリン類の分解物、あるいはその抗菌性ペプチ
ドの抗菌活性を増強する方法、特に多成分系の製品、物
品(例えば、牛乳等)に上記のラクトフェリン類の分解
物またはその抗菌性ペプチドを使用する際に、その抗菌
活性を増強する方法については知られていない。
ラクトフェリン類の分解物、あるいはその抗菌性ペプチ
ドの抗菌活性を増強する方法、特に多成分系の製品、物
品(例えば、牛乳等)に上記のラクトフェリン類の分解
物またはその抗菌性ペプチドを使用する際に、その抗菌
活性を増強する方法については知られていない。
【0007】この発明は、この発明の発明者等が既に発
明した上記のラクトフェリン類の分解物および/または
その抗菌性ペプチドを、特に多成分系の製品、物品(例
えば、牛乳等)に使用する際に、ラクトフェリン類の分
解物および/またはその抗菌性ペプチドの抗菌性が更に
増強された抗菌剤を提供すること、およびこの抗菌剤を
用いて物品を処理する方法を提供することを目的として
いる。
明した上記のラクトフェリン類の分解物および/または
その抗菌性ペプチドを、特に多成分系の製品、物品(例
えば、牛乳等)に使用する際に、ラクトフェリン類の分
解物および/またはその抗菌性ペプチドの抗菌性が更に
増強された抗菌剤を提供すること、およびこの抗菌剤を
用いて物品を処理する方法を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者らは上
記の課題について鋭意研究を重ねた結果、ラクトフェリ
ン類の分解物および/またはその抗菌性ペプチドと、特
定の化合物とを組み合わせることによって、ラクトフェ
リン類の分解物および/またはラクトフェリン関連抗菌
性ペプチドを単独使用した場合に比し、抗菌性を増大さ
せ得ることを発見し、この発明を完成した。
記の課題について鋭意研究を重ねた結果、ラクトフェリ
ン類の分解物および/またはその抗菌性ペプチドと、特
定の化合物とを組み合わせることによって、ラクトフェ
リン類の分解物および/またはラクトフェリン関連抗菌
性ペプチドを単独使用した場合に比し、抗菌性を増大さ
せ得ることを発見し、この発明を完成した。
【0009】すなわちこの発明は、(A)ラクトフェリ
ン類の分解物および/またはその抗菌性ペプチドと、
(B)リゾチ−ムとを有効成分とする抗菌剤を提供す
る。さらにこの発明は、(A)ラクトフェリン類の分解
物および/またはその抗菌性ペプチドと、(B)リゾチ
−ムとを有効成分とする抗菌剤を用いて物品を処理する
方法を提供する。
ン類の分解物および/またはその抗菌性ペプチドと、
(B)リゾチ−ムとを有効成分とする抗菌剤を提供す
る。さらにこの発明は、(A)ラクトフェリン類の分解
物および/またはその抗菌性ペプチドと、(B)リゾチ
−ムとを有効成分とする抗菌剤を用いて物品を処理する
方法を提供する。
【0010】次にこの発明について詳しく説明する。こ
の発明においてラクトフェリン類とは、市販のラクトフ
ェリン、哺乳類(例えば人、牛、羊、山羊、馬等)の初
乳、移行乳、常乳、末期乳等、またはこれらの乳の処理
物である脱脂乳、ホエ−等から常法(例えば、イオン交
換クロマトグラフィ−)により分離したラクトフェリ
ン、それらを塩酸、クエン酸等により脱鉄したアポラク
トフェリン、アポラクトフェリンを鉄、銅、亜鉛、マン
ガン等の金属でキレ−トさせた金属飽和または部分飽和
ラクトフェリン、もしくはこれらの混合物であり、市販
品を使用し、或いは公知の方法により調製して使用する
ことができる。
の発明においてラクトフェリン類とは、市販のラクトフ
ェリン、哺乳類(例えば人、牛、羊、山羊、馬等)の初
乳、移行乳、常乳、末期乳等、またはこれらの乳の処理
物である脱脂乳、ホエ−等から常法(例えば、イオン交
換クロマトグラフィ−)により分離したラクトフェリ
ン、それらを塩酸、クエン酸等により脱鉄したアポラク
トフェリン、アポラクトフェリンを鉄、銅、亜鉛、マン
ガン等の金属でキレ−トさせた金属飽和または部分飽和
ラクトフェリン、もしくはこれらの混合物であり、市販
品を使用し、或いは公知の方法により調製して使用する
ことができる。
【0011】この発明において使用するラクトフェリン
の分解物は、例えば上記のラクトフェリン類を酸または
酵素で加水分解する、特願平3−171736号の発明
に記載された方法によって得ることができる。即ち酸に
より加水分解を行う場合は、ラクトフェリン類を水溶液
とし、これに無機酸または有機酸を添加し、所定温度に
所定時間加熱して加水分解する。酵素により加水分解を
行う場合は、ラクトフェリン類を水溶液とし、使用する
酵素の至適pHに調整し、これにペプシン、トリプシン
等の酵素を加え、所定温度に所定時間保持して加水分解
する。加水分解後は酵素を常法により失活させる。酸ま
たは酵素による加水分解で得られた分解物は、抗菌性を
有するペプチドを含有する、種々の分子量を有する分解
物の混合物である。上記加水分解による分解度は、6〜
20%の範囲が望ましい。なお、上記分解度は、ケルダ
−ル法により試料の全窒素を、またホルモ−ル滴定法に
より試料のホルモ−ル態窒素を測定し、これらの値から
次式により算出した。
の分解物は、例えば上記のラクトフェリン類を酸または
酵素で加水分解する、特願平3−171736号の発明
に記載された方法によって得ることができる。即ち酸に
より加水分解を行う場合は、ラクトフェリン類を水溶液
とし、これに無機酸または有機酸を添加し、所定温度に
所定時間加熱して加水分解する。酵素により加水分解を
行う場合は、ラクトフェリン類を水溶液とし、使用する
酵素の至適pHに調整し、これにペプシン、トリプシン
等の酵素を加え、所定温度に所定時間保持して加水分解
する。加水分解後は酵素を常法により失活させる。酸ま
たは酵素による加水分解で得られた分解物は、抗菌性を
有するペプチドを含有する、種々の分子量を有する分解
物の混合物である。上記加水分解による分解度は、6〜
20%の範囲が望ましい。なお、上記分解度は、ケルダ
−ル法により試料の全窒素を、またホルモ−ル滴定法に
より試料のホルモ−ル態窒素を測定し、これらの値から
次式により算出した。
【0012】 分解度=(ホルモ−ル態窒素量/全窒素量)×100 上記、酸または酵素によって加水分解して得られた反応
液(ラクトフェリン類分解物の溶液)は、常法により冷
却し、必要に応じて常法により中和、脱塩、脱色し、更
に必要に応じて常法により分画し、得られた溶液をその
まま、または濃縮した液状で、或いは濃縮後乾燥した粉
末状で、リゾチ−ムと混合する。
液(ラクトフェリン類分解物の溶液)は、常法により冷
却し、必要に応じて常法により中和、脱塩、脱色し、更
に必要に応じて常法により分画し、得られた溶液をその
まま、または濃縮した液状で、或いは濃縮後乾燥した粉
末状で、リゾチ−ムと混合する。
【0013】この発明において使用するラクトフェリン
分解物の抗菌性ペプチドは、ラクトフェリン類の分解物
から分離手段によって得られる抗菌性を有するペプチド
である。この抗菌性ペプチドは、溶液をそのまま、また
は濃縮した液状で、或いは濃縮後乾燥した粉末状で、リ
ゾチ−ムと混合する。
分解物の抗菌性ペプチドは、ラクトフェリン類の分解物
から分離手段によって得られる抗菌性を有するペプチド
である。この抗菌性ペプチドは、溶液をそのまま、また
は濃縮した液状で、或いは濃縮後乾燥した粉末状で、リ
ゾチ−ムと混合する。
【0014】ラクトフェリン類の分解物および/または
その抗菌性ペプチドをリゾチームとどのように組み合わ
せるかは、使用目的によって適宜選択することができ
る。また、混合割合は、それらの成分の種類によって、
或いは使用目的によって適宜選択することができる。上
記の混合は、前記のように液状で、または粉末状で混合
することができ、この場合適宜公知の希釈剤、賦形剤を
添加してもよい。
その抗菌性ペプチドをリゾチームとどのように組み合わ
せるかは、使用目的によって適宜選択することができ
る。また、混合割合は、それらの成分の種類によって、
或いは使用目的によって適宜選択することができる。上
記の混合は、前記のように液状で、または粉末状で混合
することができ、この場合適宜公知の希釈剤、賦形剤を
添加してもよい。
【0015】リゾチ−ムは市販品を使用することがで
き、或いは公知の方法によって調製し使用してもよい。
この発明の抗菌剤は、各種の細菌、酵母、カビに対して
強い抗菌性を有し、医薬品としてのみならず、食品、飼
料、化粧品等のように人または動物の体内に取り入れら
れ、或いは体表面に適用される製品、その他一般に細菌
の増殖を防止または抑制することが望まれるあらゆる製
品に配合して使用することができ、またこの発明の抗菌
剤でそれらの製品或いは原料素材を処理することができ
る。即ちこの発明の抗菌剤は、そのまま人または動物に
投与することができ、或いは食品(例えば、チュウイン
ガム等)、医薬品(例えば、目薬、乳房炎治療剤、下痢
防止剤、水虫薬等)、医薬部外品(例えば、口中洗浄
剤、制汗剤、養毛剤等)、各種化粧品(例えば、整髪
料、クリ−ム、乳液等)、各種歯磨用品(例えば、歯
磨、歯ブラシ等)、各種生理用品、各種ベビ−用品(例
えば、オムツ等)、各種高齢者用品(例えば、入れ歯固
定剤、オムツ等)、各種洗剤(例えば、石鹸、薬用石
鹸、シャンプ−、リンス、洗濯用洗剤、キッチン用洗
剤、住宅用洗剤等)、各種除菌用品(例えば、キッチン
用除菌ペ−パ−、トイレット用除菌ペ−パ−等)、飼料
(例えば、ペットフ−ド等)、それらの原料となる素
材、その他一般に微生物の増殖の防止、抑制が望まれる
あらゆる物品に添加、配合、噴霧、付着、被覆、含浸等
を行なってもよく、またその他一般に微生物の増殖の防
止、抑制が望まれるあらゆる物品の処理に用いることが
できる。
き、或いは公知の方法によって調製し使用してもよい。
この発明の抗菌剤は、各種の細菌、酵母、カビに対して
強い抗菌性を有し、医薬品としてのみならず、食品、飼
料、化粧品等のように人または動物の体内に取り入れら
れ、或いは体表面に適用される製品、その他一般に細菌
の増殖を防止または抑制することが望まれるあらゆる製
品に配合して使用することができ、またこの発明の抗菌
剤でそれらの製品或いは原料素材を処理することができ
る。即ちこの発明の抗菌剤は、そのまま人または動物に
投与することができ、或いは食品(例えば、チュウイン
ガム等)、医薬品(例えば、目薬、乳房炎治療剤、下痢
防止剤、水虫薬等)、医薬部外品(例えば、口中洗浄
剤、制汗剤、養毛剤等)、各種化粧品(例えば、整髪
料、クリ−ム、乳液等)、各種歯磨用品(例えば、歯
磨、歯ブラシ等)、各種生理用品、各種ベビ−用品(例
えば、オムツ等)、各種高齢者用品(例えば、入れ歯固
定剤、オムツ等)、各種洗剤(例えば、石鹸、薬用石
鹸、シャンプ−、リンス、洗濯用洗剤、キッチン用洗
剤、住宅用洗剤等)、各種除菌用品(例えば、キッチン
用除菌ペ−パ−、トイレット用除菌ペ−パ−等)、飼料
(例えば、ペットフ−ド等)、それらの原料となる素
材、その他一般に微生物の増殖の防止、抑制が望まれる
あらゆる物品に添加、配合、噴霧、付着、被覆、含浸等
を行なってもよく、またその他一般に微生物の増殖の防
止、抑制が望まれるあらゆる物品の処理に用いることが
できる。
【0016】次に試験例を示してこの発明をさらに詳し
く説明する。試験例1 1.試料の調製 (1) ラクトフェリン分解物(粉末):実施例2記載の方
法により調製して使用した。 (2) リゾチーム:市販のヒトリゾチーム(生化学工業社
製)を使用した。 2.試験菌株の培養 以下の3株を、各々1%バクトペプトン培地に培養し
た。 (1) E.coli CL99−2 (2) S.typhimurium SL696 (3) S.montevideo SL5222 3.試験方法と結果 上記試験菌株の各々の培地にラクトフェリン分解物を2
×10-5Mの濃度で添加し、各菌株から放出されるLP
Sを3Hで標識して測定した。
く説明する。試験例1 1.試料の調製 (1) ラクトフェリン分解物(粉末):実施例2記載の方
法により調製して使用した。 (2) リゾチーム:市販のヒトリゾチーム(生化学工業社
製)を使用した。 2.試験菌株の培養 以下の3株を、各々1%バクトペプトン培地に培養し
た。 (1) E.coli CL99−2 (2) S.typhimurium SL696 (3) S.montevideo SL5222 3.試験方法と結果 上記試験菌株の各々の培地にラクトフェリン分解物を2
×10-5Mの濃度で添加し、各菌株から放出されるLP
Sを3Hで標識して測定した。
【0017】その結果、3Hで標識した全LPSのう
ち、27〜77%ものLPSが、ラクトフェリン分解物
により各菌株から放出した。この結果から、ラントフェ
リン分解物の抗菌作用が、グラム陰性菌に対する外膜損
傷効果によるものであることが判明した。次に、各試験
菌株の培地に、ラクトフェリン分解物とリゾチームとを
併せて添加し、各菌株の生菌数から、ラクトフェリン分
解物の最小増殖阻止濃度を決定した。
ち、27〜77%ものLPSが、ラクトフェリン分解物
により各菌株から放出した。この結果から、ラントフェ
リン分解物の抗菌作用が、グラム陰性菌に対する外膜損
傷効果によるものであることが判明した。次に、各試験
菌株の培地に、ラクトフェリン分解物とリゾチームとを
併せて添加し、各菌株の生菌数から、ラクトフェリン分
解物の最小増殖阻止濃度を決定した。
【0018】その結果、リゾチームと併用したラクトフ
ェリン分解物の最小増殖阻止濃度は、いずれの菌株に対
しても3〜21μg/ml(2×10-6M)以下の低濃
度で強い抗菌作用を示した。この結果から、この発明の
ラクトフェリン分解物は、リゾチームと併用することに
よってグラム陰性菌に対する抗菌作用をさらに増強する
ことが判明した。
ェリン分解物の最小増殖阻止濃度は、いずれの菌株に対
しても3〜21μg/ml(2×10-6M)以下の低濃
度で強い抗菌作用を示した。この結果から、この発明の
ラクトフェリン分解物は、リゾチームと併用することに
よってグラム陰性菌に対する抗菌作用をさらに増強する
ことが判明した。
【0019】なお、この発明のラクトフェリン分解物か
ら得られる抗菌生ペプチドについても、ほぼ同様の結果
が得られた。試験例2 1.試料の調製 (1) ラクトフェリン分解物(粉末) 実施例1記載の方法により調製して使用した。
ら得られる抗菌生ペプチドについても、ほぼ同様の結果
が得られた。試験例2 1.試料の調製 (1) ラクトフェリン分解物(粉末) 実施例1記載の方法により調製して使用した。
【0020】(2) リゾチ−ム:市販のリゾチ−ム(生化
学工業社製)を使用した。 2.試験方法 (1) ブドウ球菌の前培養液の調製 ブドウ球菌(Staphylococcus aureus JCM-2151)の保存
スラントから1白金耳を採取し、標準寒天培地(日本製
薬社製)に塗沫して37℃で16時間培養し、標準寒天
培地の表面に育成したコロニ−を白金耳でかき取り、1
%ペプトン(ディフコ社製)培地に37℃で数時間培養
し、3×108 /mlの菌濃度に増殖した対数期の菌液
を前培養液とした。
学工業社製)を使用した。 2.試験方法 (1) ブドウ球菌の前培養液の調製 ブドウ球菌(Staphylococcus aureus JCM-2151)の保存
スラントから1白金耳を採取し、標準寒天培地(日本製
薬社製)に塗沫して37℃で16時間培養し、標準寒天
培地の表面に育成したコロニ−を白金耳でかき取り、1
%ペプトン(ディフコ社製)培地に37℃で数時間培養
し、3×108 /mlの菌濃度に増殖した対数期の菌液
を前培養液とした。
【0021】(2) 基本培地(牛乳培地)の調製 市販の牛乳に、上記試料を加え、精製水で牛乳の濃度を
1/2に希釈し、115℃で15分間滅菌し、基本培地
とした。 (3) 試験培地及び対照培地の調製 (3-1) 試験培地の調製 ラクトフェリン分解物の水溶液、およびリゾチームの水
溶液を滅菌フィルタ−(アドバンテック社製)で除菌
し、ラクトフェリン分解物は、最終濃度を1ml辺り0
mg、10mg、20mgおよび40mgに、リゾチー
ムは、最終濃度をlml当り、0.05mg、0.1m
gおよび0.5mgに調整し、試験培地を調製した。
1/2に希釈し、115℃で15分間滅菌し、基本培地
とした。 (3) 試験培地及び対照培地の調製 (3-1) 試験培地の調製 ラクトフェリン分解物の水溶液、およびリゾチームの水
溶液を滅菌フィルタ−(アドバンテック社製)で除菌
し、ラクトフェリン分解物は、最終濃度を1ml辺り0
mg、10mg、20mgおよび40mgに、リゾチー
ムは、最終濃度をlml当り、0.05mg、0.1m
gおよび0.5mgに調整し、試験培地を調製した。
【0022】(3-2) 対照培地1の調製 市販の牛乳を精製水で2倍に希釈し、115℃で15分
間滅菌して、対照培地1とした。 (4) 抗菌効果試験 (4-1) 生存率試験 ブドウ球菌の前培養液20μlを、上記試験培地2ml
に添加し、37℃で1時間培養し、培養液から200μ
lを採取し、1%ペプトン水溶液で10n 倍に希釈した
後、普通寒天培地プレ−ト上に110μl塗布し、37
℃で24時間培養して菌数(試験菌数)を測定した。
間滅菌して、対照培地1とした。 (4) 抗菌効果試験 (4-1) 生存率試験 ブドウ球菌の前培養液20μlを、上記試験培地2ml
に添加し、37℃で1時間培養し、培養液から200μ
lを採取し、1%ペプトン水溶液で10n 倍に希釈した
後、普通寒天培地プレ−ト上に110μl塗布し、37
℃で24時間培養して菌数(試験菌数)を測定した。
【0023】別に対照として、ブドウ球菌の前培養液2
0μlを、上記対照培地の2mlに添加し、上記試験菌
数の測定の場合と同様にして菌数(対照菌数1)を測定
した。生存率は次式で計算した。 生存率=(試験菌数/対照菌数)×100 3.試験結果 この試験の結果は表1に示すとおりである。表1から明
らかなように、リゾチ−ムがラクトフェリン分解物の殺
菌効果を増強することが確認された。上記の殺菌効果の
増強は抗菌性ペプチドとリゾチ−ムとの相乗効果である
ことは明らかである。
0μlを、上記対照培地の2mlに添加し、上記試験菌
数の測定の場合と同様にして菌数(対照菌数1)を測定
した。生存率は次式で計算した。 生存率=(試験菌数/対照菌数)×100 3.試験結果 この試験の結果は表1に示すとおりである。表1から明
らかなように、リゾチ−ムがラクトフェリン分解物の殺
菌効果を増強することが確認された。上記の殺菌効果の
増強は抗菌性ペプチドとリゾチ−ムとの相乗効果である
ことは明らかである。
【0024】
【表1】
【0025】次に実施例を示してこの発明を更に具体的
かつ詳細に説明するが、この発明は以下の実施例に限定
されるものではない。
かつ詳細に説明するが、この発明は以下の実施例に限定
されるものではない。
【0026】
実施例1 牛乳から分離したままの市販のラクトフェリン(ベルギ
−のオレオフィナ社製)50gを精製水950gに溶解
し、得られた溶液に1規定の塩酸を添加してpHを2に
調整し、120℃で15分間加熱し、冷却して、ラクト
フェリン分解物溶液(ラクトフェリン分解物濃度:5
%)約1000gを得た。このラクトフェリン分解物の
分解度は9%であった。
−のオレオフィナ社製)50gを精製水950gに溶解
し、得られた溶液に1規定の塩酸を添加してpHを2に
調整し、120℃で15分間加熱し、冷却して、ラクト
フェリン分解物溶液(ラクトフェリン分解物濃度:5
%)約1000gを得た。このラクトフェリン分解物の
分解度は9%であった。
【0027】上記のラクトフェリン分解物溶液を減圧濃
縮し、凍結乾燥し、ラクトフェリン分解物の粉末約49
gを得た。このラクトフェリン分解物粉末10gにリゾ
チーム(生化学工業社製)1gを均一混合し、抗菌剤を
調製した。 実施例2 牛乳から分離したままの市販のラクトフェリン(ベルギ
−のオレオフィナ社製)1kgを精製水9kgに溶解
し、2モル濃度のクエン酸を添加してpHを2.5に調
整し、市販の豚ペプシン(1:10,000。和光純薬
工業社製)30gを添加して均一に混合し、37℃に1
80分間保持し、85℃で10分間加熱して酵素を失活
させ、のち冷却し、ラクトフェリン分解物溶液(ラクト
フェリン分解物濃度:10%)約10kgを得た。この
ラクトフェリン分解物の分解度は11.3%であった。
縮し、凍結乾燥し、ラクトフェリン分解物の粉末約49
gを得た。このラクトフェリン分解物粉末10gにリゾ
チーム(生化学工業社製)1gを均一混合し、抗菌剤を
調製した。 実施例2 牛乳から分離したままの市販のラクトフェリン(ベルギ
−のオレオフィナ社製)1kgを精製水9kgに溶解
し、2モル濃度のクエン酸を添加してpHを2.5に調
整し、市販の豚ペプシン(1:10,000。和光純薬
工業社製)30gを添加して均一に混合し、37℃に1
80分間保持し、85℃で10分間加熱して酵素を失活
させ、のち冷却し、ラクトフェリン分解物溶液(ラクト
フェリン分解物濃度:10%)約10kgを得た。この
ラクトフェリン分解物の分解度は11.3%であった。
【0028】上記のラクトフェリン分解物溶液を減圧濃
縮し、凍結乾燥して、ラクトフェリン分解物の粉末約9
60gを得た。このラクトフェリン分解物粉末100g
にリゾチーム(生化学工業社製)30gを均一混合し
て、抗菌剤を調製した。 実施例3 常法により次の組成の点眼薬(水溶液)を製造した。
縮し、凍結乾燥して、ラクトフェリン分解物の粉末約9
60gを得た。このラクトフェリン分解物粉末100g
にリゾチーム(生化学工業社製)30gを均一混合し
て、抗菌剤を調製した。 実施例3 常法により次の組成の点眼薬(水溶液)を製造した。
【0029】 ホウ酸 1.60(%) 実施例1の抗菌剤 0.15 メチルセルロ−ス 0.50 実施例4 常法により次の組成のチュ−インガムを製造した。
【0030】 ガムベ−ス 25.00(%) 炭酸カルシウム 2.00 香料 1.00 実施例2の抗菌剤 0.02 ソルビト−ル粉末 71.98 実施例5 常法により次の組成の歯磨を製造した。
【0031】 第二リン酸カルシウム・2水和物 36.93(%) ソルビト−ル 45.00 グリセリン 15.00 カルボオキシメチルセルロ−ス・ナトリウム 1.50 ソルビタン脂肪酸エステル 0.50 サッカリンナトリウム 1.00 実施例1の抗菌剤 0.07 実施例6 常法により次の組成の皮膚洗浄液を製造した。この皮膚
洗浄液は、使用時には水で50倍に希釈して使用する。
洗浄液は、使用時には水で50倍に希釈して使用する。
【0032】 塩化ナトリウム 8.0(%) 実施例3の抗菌剤 0.8 精製水 91.2
【0033】
【発明の効果】この発明によって奏せられる効果は次の
とおりである。 (1) 広範囲の微生物に対し優れた抗菌作用を有する抗菌
剤が提供される。 (2) 食品および医薬品に使用して、極めて安全な抗菌剤
が提供される。 (3) この発明の抗菌剤は、少量で抗菌効果を呈するの
で、食品等の物品の処理に使用した場合にも風味への影
響がほとんどない。
とおりである。 (1) 広範囲の微生物に対し優れた抗菌作用を有する抗菌
剤が提供される。 (2) 食品および医薬品に使用して、極めて安全な抗菌剤
が提供される。 (3) この発明の抗菌剤は、少量で抗菌効果を呈するの
で、食品等の物品の処理に使用した場合にも風味への影
響がほとんどない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 37/14 8314−4C
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)ラクトフェリン類の分解物および
/またはこの分解物の抗菌性ペプチドと、(B)リゾチ
−ムとを有効成分とする抗菌剤。 - 【請求項2】 (A)ラクトフェリン類の分解物、およ
び/またはこの分解物の抗菌性ペプチドと、(B)リゾ
チ−ムとを有効成分とする抗菌剤を用いて物品を処理す
る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4105469A JPH06199698A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 抗菌剤とこの抗菌剤を用いて物品を処理する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4105469A JPH06199698A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 抗菌剤とこの抗菌剤を用いて物品を処理する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199698A true JPH06199698A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=14408450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4105469A Pending JPH06199698A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 抗菌剤とこの抗菌剤を用いて物品を処理する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06199698A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100403897C (zh) * | 2006-06-07 | 2008-07-23 | 南京医科大学 | 胰蛋白酶作为有机杀虫剂降解剂的应用 |
WO2012015037A1 (ja) | 2010-07-30 | 2012-02-02 | 森永乳業株式会社 | 抗菌活性増強剤 |
WO2013018169A1 (ja) | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 森永乳業株式会社 | 抗菌活性増強剤 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4105469A patent/JPH06199698A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100403897C (zh) * | 2006-06-07 | 2008-07-23 | 南京医科大学 | 胰蛋白酶作为有机杀虫剂降解剂的应用 |
WO2012015037A1 (ja) | 2010-07-30 | 2012-02-02 | 森永乳業株式会社 | 抗菌活性増強剤 |
WO2013018169A1 (ja) | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 森永乳業株式会社 | 抗菌活性増強剤 |
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