JPH06198774A - 紙容器の製造方法 - Google Patents

紙容器の製造方法

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JPH06198774A
JPH06198774A JP5001420A JP142093A JPH06198774A JP H06198774 A JPH06198774 A JP H06198774A JP 5001420 A JP5001420 A JP 5001420A JP 142093 A JP142093 A JP 142093A JP H06198774 A JPH06198774 A JP H06198774A
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JP
Japan
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container
paper
speed
conveyor
printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5001420A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ishii
博之 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷部、型抜き部、製凾部までを一貫生産する
ことで内面と外面の接触が一切発生しない状態で紙器容
器を製造する方法を提供する。 【構成】紙容器用原紙の外面に印刷を施し、印刷された
外面と容器の内面となる表面とが非接触で型抜き工程及
び製函工程に供することを特徴とする紙容器の製造方
法、特に枚葉平版印刷工程と、型抜き工程と、製函工程
からなり、各工程間にそれぞれの工程速度に同調して作
動する受渡し工程を配することを特徴とする紙容器の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品や洗剤等の包装容器
である紙容器の製造方法に関する。
【従来の技術】紙もしくは紙とポリエチレンフィルム等
のプラスチックフィルム又はアルミニウム蒸着フィルム
をラミネートした紙容器用原紙を製凾加工し、食品や洗
剤等を充填するための紙容器が実用化されている。とり
わけ、液体包装用紙容器はガラスびんに比較し美粧性、
軽量性、取扱い安全性、輸送コスト低減、廃棄処理の容
易性等の理由により、広く市場に供されている。
【0002】これら紙容器は、印刷、型抜き、製凾、容
器底部接着、充填、容器上部接着の順に製造され、これ
らの工程は各々独立して行われている。印刷は平版印刷
或いは凹版(グラビア)印刷方式が主流である。平版印
刷では酸化重合型或いはUV硬化型のインキを用いて印
刷される。また、グラビア印刷方式では加熱により溶剤
が蒸発する溶剤型が採用されている。しかしながら、近
年の印刷作業環境改善、容器の美粧性及び衛生性の観点
から、とりわけ平版印刷においては、裏づき防止剤(ス
プレーパウダー)を散布する酸化重合型からUV硬化型
でパウダーレス印刷を行うことが普及している。また、
グラビア印刷方式では水性化等が検討されいる。いづれ
の方式を採用しても印刷工程が独立して行われると印刷
物は積み上げられるかロール状に巻き取られるかであ
り、内面と外面の接触が避けられない。
【0003】型抜き工程では、印刷物の供給方法によっ
て主に2つの方法が採用されている。1つは枚葉印刷方
式により積み上げられた印刷物を一枚づつ型抜き機に通
す方法である。もう一つはグラビア、輪転印刷方式で製
造されたロール状印刷物を連続的にロール状カッターに
通す方法である。いづれの方法でも型抜きした印刷物は
積み上げられ次の製凾工程に供されるので、内面と外面
の接触が避けられない。製凾工程では型抜きした印刷物
をチューブ状に加工するために、のりしろ部分の接着を
行う。原紙としてポリエチレンをラミネートした紙に用
いた場合は直接ヒートシーリングされるが、一般コート
紙の場合には接着剤を用いる。容器の底部接着は充填、
容器上部接着と一体化している場合が多い。先ず、チュ
ーブ状印刷物が折りたたまれた状態でセットされる。次
いで一つ一つチューブを広げながら、充填口を備えたマ
ンドレルに差し込み容器底部の接着がなされる。その
後、充填口から内容物が充填され、計量が終わると容器
上部が接着され最終製品となる。
【0004】この様に従来の方法では、チューブ化され
た印刷物の内容物の充填は殺菌、滅菌処理を施し、一貫
生産されているが、印刷・型抜き・製凾の各工程は独立
して行われ一貫したものとはなっていない。即ち、グラ
ビア印刷では印刷物をロール状に巻きとり、枚葉印刷で
は棒積みを行っており、いずれの場合においても工程と
工程の間で印刷物の内面と外面が直接接触してしまう。
また、型抜きされた印刷物は、製凾までの工程間で移送
を必要とし、一度は内面と外面が接触してしまう。この
内面と外面の接触が起こることは、インキが完全に硬化
していない場合には、未硬化物が内面に転移する、いわ
ゆるブロッキング現象や色落ちが発生し、衛生上好まし
くない。このため印刷におけるインキの硬化度の品質管
理は極めて厳しいものとなり、品質管理水準の高度化、
品質管理方法の複雑化の原因となっている。
【0005】一方、現在普及しつつあるUV枚葉印刷シ
ステムは既存設備での改良により、従来の酸化重合型イ
ンキを用いる印刷機を応用できるメリットはあるものの
連続ラインにすることはなされていない。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、印刷部、型
抜き部、製凾部までを一貫生産することで内面と外面の
接触が一切発生しない状態で紙器容器を製造する方法を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙容器用原紙
の外面に印刷を施し、印刷された外面と容器の内面とな
る表面とが非接触で型抜き工程及び製函工程に供するこ
とを特徴とする紙容器の製造方法であり、さらには枚葉
平版印刷工程と、型抜き工程と、製函工程からなり、各
工程間にそれぞれの工程速度に同調して作動する受渡し
工程を配することによって印刷された外面と容器の内面
となる表面とが非接触で型抜き工程及び製函工程に供す
ることを特徴とする紙容器の製造方法である
【0007】本発明で使用する紙容器用原紙は、紙もし
くは紙と他の素材の複合ラミネートであって、例えば、
ポリエチレン/紙/ポリエチレン、ポリエチレン/紙/
ポリエチレン/アルミニウム箔/ポリエチレン等の構成
のものがある。紙容器用原紙は、容器の表面に印刷を施
す。印刷はオフセット印刷であってもグラビア印刷であ
ってもよい。本発明においては、印刷工程の後、印刷面
と他の紙容器用原紙の内面側が接触しないようにする。
例えば、オフセットの枚葉印刷においては、デリバリー
部に印刷物の受け渡しのための胴を設け、この胴を介し
て型抜き工程に導く様にすることで、型抜き工程まで内
面と外面が接触しないようにすることができる。又、型
抜きされた印刷物を製凾工程のフィーダーに直結する移
送装置を設けることで、製凾工程までに内面と外面が接
触するのは接着面のみとなり、実質的な接触は避けられ
る。尚、製凾工程への移送装置はベルトコンベアー方式
もしくは印刷物を咬えて渡す方式いづれでも良い。
【0008】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
るが、本発明はこの実施例だけに限定されるものではな
い。図1は枚葉オフセット印刷の印刷工程、型抜き工
程、製凾工程を一貫して行う紙容器の製造ラインであ
る。印刷機1では印刷物一枚で数個分の容器外面が印刷
される。印刷物上のインキは印刷機1に装着されたUV
ランプ2により瞬間乾燥され、移送ロール3を介しベル
トコンベア4に移される。ベルトコンベア4の移送速度
は印刷速度と同調しており、印刷物が一枚づづ型抜き機
5に移送される。移送装置3から型抜き機5に導入され
る際は、左右、天地方向の位置決めガイド4aにより正
確な位置に導入される。型抜き機5は容器型をベルトコ
ンベア7に移すための吸引式バルブを有する受渡し装置
6を備えており、受渡し装置6はロール状カッター5a
で打ち抜かれた容器型を印刷速度と同調した速度で一枚
ずつベルトコンベア7へ運ぶ。この際、受渡し装置6は
一つの容器型に対し一個ないし複数の吸引式バルブ6a
を備えている。
【0009】型抜き機5は別のロール状カッター5bを
備えており、型抜きしろをロール状カッター5aに巻き
つけられた状態で細かく切断し用紙再生処理に供する。
ベルトコンベア7は、コンベア7aとコンベア7bを有
する。コンベア7bはコンベア7aの2倍の速度を持
ち、製凾速度と同調している。コンベア7bの速度は打
ち抜きされる速度の2倍以上であるので、移送された容
器型と容器型の間に、コンベア7a上の容器型を移送す
ることができる。これは、吸引式バルブ付き移送装置8
によりコンベア7aの所定位置に来た容器型をコンベア
7bに移すことで達成できる。コンベア7bの終点には
左右、天地の位置が製凾装置に正確に移すことを可能と
するためのガイド7cが設けられており、一枚づづ製凾
工程に渡される。製凾装置9はのりしろ部分を加熱およ
び加圧しながら接着する。接着されたチューブ状容器は
包装容器が潰された状態で梱包され充填工程に移され
る。
【0010】
【発明の効果】本発明の紙容器の製造方法によれば、印
刷物表面と内面が一切接触する事なくチューブ化でき、
インキの硬化不良によるブロッキングや内面への色落ち
が発生しないため、衛生的にも優れている。また、大規
模な設備投資をせず、既存印刷機への接続を行うのみで
この効果を得ることが出来る。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】 各工程の断面図
【図2】 図1の一部平面図
【符号の説明】
1 印刷機 3 移送ロール 4 ベルトコンベア 5 打抜き機 6 受渡し装置 7 ベルトコンベア 8 移送装置 9 製函装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙容器用原紙の外面に印刷を施し、印刷
    された外面と容器の内面となる表面とが非接触で型抜き
    工程及び製函工程に供することを特徴とする紙容器の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 枚葉平版印刷工程と、型抜き工程と、製
    函工程からなり、各工程間にそれぞれの工程速度に同調
    して作動する受渡し工程を配することを特徴とする請求
    項1記載の紙容器の製造方法。
JP5001420A 1993-01-07 1993-01-07 紙容器の製造方法 Pending JPH06198774A (ja)

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JP5001420A JPH06198774A (ja) 1993-01-07 1993-01-07 紙容器の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087161A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd シートラッピング製品の製造方法及び装置
CN102325708A (zh) * 2009-03-13 2012-01-18 鲍勃斯脱股份有限公司 包装制造机中的平基片输送装置

Cited By (3)

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JP2008087161A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd シートラッピング製品の製造方法及び装置
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