JPH06198572A - トルク検出機能を有するナットランナー - Google Patents

トルク検出機能を有するナットランナー

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JPH06198572A
JPH06198572A JP36031492A JP36031492A JPH06198572A JP H06198572 A JPH06198572 A JP H06198572A JP 36031492 A JP36031492 A JP 36031492A JP 36031492 A JP36031492 A JP 36031492A JP H06198572 A JPH06198572 A JP H06198572A
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JP
Japan
Prior art keywords
torque
output shaft
coil
change
nut runner
Prior art date
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Pending
Application number
JP36031492A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sato
敏 佐藤
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KUWANTAI SYST KK
Original Assignee
KUWANTAI SYST KK
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Publication date
Application filed by KUWANTAI SYST KK filed Critical KUWANTAI SYST KK
Priority to JP36031492A priority Critical patent/JPH06198572A/ja
Publication of JPH06198572A publication Critical patent/JPH06198572A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク検出を高周波誘導方式で出力軸表皮の
トルクによる抵抗値変化から得るようにしたので、衝撃
力によるセンサの劣化や剥がれ、およびリード線の断線
を防止することができるものである。 【構成】 オイルパルス式ナットランナーにおける油圧
式衝撃トルク発生装置5の出力軸5a円周に斜め方向の
溝5a1 を一定間隔で多数形成し、この溝の円周に一定
間隔を隔てて交流信号が入力される励磁コイル10b
と、該励磁コイルの外周に重ねて巻回した検出コイル1
0cを配置し、前記励磁コイルを交流信号で励磁して、
トルクによる前記出力軸の透磁率変化を前記検出コイル
で電圧変化として検出し、この電圧変化をトルク変化と
して検出するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオイルパルス式ナットラ
ンナーにおいて、出力軸自体を伝達トルクの検出センサ
の一部に使用して、出力軸に加わるトルクを検出するよ
うにしたトルク検出機能を有するナットランナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるオイルパルス式ナットラン
ナーを図3と共に説明する。1は本体にして、該本体内
に高圧空気の供給と停止を行うメインバルブ2と、正逆
回転切換えを行うための切換バルブ3と、前記メインバ
ルブ2よりの高圧空気により回転するエアーモータ4
と、該エアーモータ4の回転トルクを衝撃トルクに変換
する油圧式衝撃トルク発生装置5と、この衝撃トルク発
生装置よりの回転力を遊星歯車機構6を介して回転する
出力軸7とより構成されている。
【0003】8は遊星歯車機構6の内歯歯車6aに貼着
された歪みゲージにして、該歪みゲージ8の出力信号は
リード線8aを介して外部に導出されている。このよう
に構成した従来のオイルパルス式ナットランナーは、メ
インバルブ2を開くことによりエアーモータ4が回転し
て油圧式衝撃発生装置5を駆動し衝撃トルクを発生す
る。この衝撃トルクによって遊星歯車機構6が回転して
衝撃トルクが出力軸7より出力されるものである。
【0004】このように、出力軸7が回転されることに
よりボルト・ナットの締め付け動作が行われる。そし
て、ネジ締めが進行し終了近くになると出力軸7に反動
力が作用するので、遊星歯車機構6の内歯歯車6aに捩
れが発生し、この捩れを歪みゲージ8が検出してトルク
出力としてリード線8aを介して出力する。
【0005】このトルク出力を受けた図示しない制御回
路は、予め設定したトルクか否かを判断して、所定のト
ルク値に達したと判断すると本体1への高圧空気の供給
を停止してネジ締めを終了するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した歪
みゲージ8によるトルク検出方法にあっては、該歪みゲ
ージ8を取付けるために遊星歯車機構6を必要とするた
め、出力軸7への回転速度伝達が減速されてしまうとい
う問題があると共に、遊星歯車機構6の重量分だけ全体
の重量が増え、かつ、寸法的にも長さが遊星歯車機構6
分だけ長くなるという問題もある。
【0007】また、油圧式衝撃発生装置5における衝撃
力によって歪みゲージ8が内歯歯車6aから剥がれたり
耐久性が劣ったりするという問題があると共に歪みゲー
ジ8よりのリード線8aが前記衝撃力によって歪ゲージ
貼付部からの引き出し部分で疲労して断線してしまうと
いう問題もあった。
【0008】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、トルク検出を非接触
励磁方式で出力軸表皮のトルクによる抵抗値変化から得
るようにしたので、衝撃力によるセンサの劣化や外れ、
およびリード線の断線を防止することができるトルク検
出機能を有するナットランナーを提供せんとするにあ
る。
【0009】また、油圧式衝撃発生装置の回転軸を出力
軸とし遊星歯車機構を必要としないことから、回転速度
の減速をなくすことができると共に、遊星歯車機構の分
だけ小型化および軽量化を図ることができるトルク検出
機能を有するナットランナーを提供せんとするにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のトルク検出機能
を有するナットランナーは前記した目的を達成せんとす
るもので、その手段は、オイルパルス式ナットランナー
における油圧式衝撃トルク発生装置の出力軸円周に斜め
方向の溝を一定間隔で多数形成し、この溝の円周に一定
間隔を隔てて交流信号が入力される励磁コイルと、該励
磁コイルの外周に重ねて巻回した検出コイルとを配置し
たものである。
【0011】
【作用】前記した如く構成した本発明のトルク検出機能
を有するナットランナーは、励磁コイルを交流信号で励
磁した状態で、出力軸にトルクが発生すると、該トルク
による前記出力軸の透磁率が変化する。この透磁率変化
を検出コイルで電圧変化として検出することにより、出
力軸に加わるトルクを非接触で検出することができるも
のである。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るトルク検出機能を有する
ナットランナーの一実施例を図1および図2と共に説明
する。なお、図1における符号と図3における符号とが
同じ部材は同一部材を示し説明は省略する。本発明にあ
っては、前記した従来例の遊星歯車機構6をなくして油
圧式衝撃トルク発生装置5の回転軸を出力軸5aとした
ものである。
【0013】そして、この出力軸5aのトルク発生装置
5より突出した部分に斜めの溝5a1 を等間隔で形成す
ると共に、この溝5a1 の外周にヨーク10aに囲まれ
固定されたリング状の励磁コイル10bと、前記ヨーク
10aの外周に固定された検出コイル10cとからなる
トルクセンサ10が本体1に取付けられている。なお、
前記励磁コイル10bと検出コイル10cよりのリード
線10dは図2に示す検出回路11に接続されている。
【0014】次に、図2の検出回路11について説明す
るに、11aは発振回路、11bは該発振回路11aよ
りの交流信号を増幅する増幅回路にして、該増幅回路1
1bよりの交流信号は前記励磁コイル10bに入力され
ている。11c,11dは前記検出コイル10cよりの
信号を整流し平滑する整流回路およびフィルタである。
【0015】11eは前記整流回路11cおよびフィル
タ11dによって直流信号に変換された電圧信号を零調
整およびスパン調整を行う演算回路、11gは該演算回
路11eよりの電圧信号を電流信号に変換する電圧−電
流変換回路にして、この回路11gよりナットランナー
を制御するための制御装置に電流信号が出力されるもの
である。
【0016】次に、動作について説明するに、油圧式衝
撃トルク発生装置5が前記した従来例と同様に駆動する
と出力軸5aが回転を開始し、該出力軸5aの先端に取
付けられるソケット(図示せず)によってボルト・ナッ
トの締め付けが行われる。そして、締め付けが進行する
と出力軸5aに応力が発生する。
【0017】この応力によって出力軸5aに形成した溝
5a1 が変形するために、透磁率が変化するが、ここ
で、励磁コイル10bには数10KHzの交流信号が印加
されているので、前記出力軸5aの溝5a1 による透磁
率変化を検出コイル10cが電圧変化として検出する。
この電圧変化が印加されたトルクに比例する。
【0018】従って、この電圧が整流回路11c、フィ
ルタ11dを介して直流電圧に変換され、かつ、電圧−
電流変換回路11gで電流値に変換されて出力される。
この電流値に変換された出力を図示しない制御回路で監
視し、前記電流値が予め設定した値に達した時にエアー
モータへの高圧空気の供給を停止させることができるも
のである。
【0019】
【発明の効果】本発明は前記したように、励磁コイルを
交流信号で励磁した状態で、出力軸にトルクが発生する
と、該トルクによる前記出力軸に形成した溝による透磁
率が変化したことを検出コイルで検出することにより、
出力軸に加わるトルクを非接触で検出することができる
ので、衝撃力によるセンサの劣化や剥がれ、およびリー
ド線の断線を防止することができる等の効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルク検出機能を有するナットラ
ンナーの要部を示す断面図である。
【図2】検出回路のブロック図である。
【図3】従来のナットランナーの断面図である。
【符号の説明】
1 ナットランナー本体 4 エアーモータ 5 油圧式衝撃トルク発生装置 5a 出力軸 5a1 溝 10b 励磁コイル 10c 検出コイル 11 検出回路 11a 発振回路 11g 電圧−電流変換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルパルス式ナットランナーにおける
    油圧式衝撃トルク発生装置の出力軸円周に斜め方向の溝
    を一定間隔で多数形成し、この溝の円周に一定間隔を隔
    てて交流信号が入力される励磁コイルと、該励磁コイル
    の外周に重ねて巻回した検出コイルを配置し、前記励磁
    コイルを交流信号で励磁して、トルクによる前記出力軸
    の透磁率変化を前記検出コイルで電圧変化として検出
    し、この電圧変化をトルク変化として検出するようにし
    たことを特徴とするトルク検出機能を有するナットラン
    ナー。
JP36031492A 1992-12-29 1992-12-29 トルク検出機能を有するナットランナー Pending JPH06198572A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5025265B2 (ja) * 2004-08-18 2012-09-12 瓜生製作株式会社 アングル形ナットランナー
JP2013215884A (ja) * 2013-06-04 2013-10-24 Yokota Kogyo Kk 角度検知付き衝撃締付工具
WO2014178553A1 (ko) * 2013-04-29 2014-11-06 Lee Jong Han 너트의 토크 시험용 지그 및 그의 가공방법
CN109015501A (zh) * 2018-09-04 2018-12-18 泰田集团有限公司 一种数显油压脉冲扳手

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04115877A (ja) * 1990-09-03 1992-04-16 Yokota Kogyo Kk インパルスレンチの締付トルク制御装置

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