JP2000272874A - クレーンにおけるインバータ制御モータのトルク監視方法 - Google Patents

クレーンにおけるインバータ制御モータのトルク監視方法

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JP2000272874A
JP2000272874A JP11084081A JP8408199A JP2000272874A JP 2000272874 A JP2000272874 A JP 2000272874A JP 11084081 A JP11084081 A JP 11084081A JP 8408199 A JP8408199 A JP 8408199A JP 2000272874 A JP2000272874 A JP 2000272874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動から減速停止に至るまでの全運転領域で
のオーバトルク監視を実施し、インバータ制御によるク
レーン運転システムの安全性向上を図ること。 【解決手段】 モータに供給される電流を検出して該モ
ータにおけるオーバトルクの有無を判定する手段を有
し、該判定に用いるレベルを、クレーンの減速停止に際
してはレベルA、それ以外の運転に際してはレベルBと
し、しかもレベルAをレベルBよりも高くなるように設
定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ制御によ
るモータを駆動源として備えたクレーンに関し、特にモ
ータにおけるオーバトルクの監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ制御によるモータを駆動源と
するクレーンを運転する場合、クレーンブームにかかる
荷重を常時監視し、その許容定格荷重内での運転とする
必要がある。これは、搬送物の落下防止とクレーン自体
の破損防止のためである。この監視機能として、モータ
におけるオーバトルク検出方法が提案されている。これ
は、インバータからモータに供給される出力電流を監視
し、所定レベル(以下、オーバトルク検出レベルと呼
ぶ)を越えるとオーバトルクと判定する方法である。た
だし、モータにおいて発生するトルクは、特にブレーキ
締め時に増大するため、頻繁にオーバトルクと判定され
る事態が発生することを避ける意味で、オーバトルク検
出レベルを高めに設定する必要がある。また、ブレーキ
締め時の発生トルクは減速時間が短いほど、高速度から
の減速ほど大きくなる。
【0003】しかし、オーバトルク検出レベルを高く設
定すると、ブレーキ締め時以外での定格荷重オーバによ
るオーバトルクが検出できなくなるのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】具体例をあげて説明す
ると、荷吊下用のワイヤロープに加わる荷重を検出する
ために、通常、モータの制御盤内に出力電流から荷重を
検出するセンサなどを取り付け、荷重検出を実施してい
る。ただし、過荷重状態を検出した後、運転停止とする
保護システムはユーザ独自の判断にゆだねられており、
その処理は様々である。
【0005】しかしながら、これまでの検出は、1レベ
ルのみの荷重検出機能であり、全運転領域での安全性の
確保はできない。
【0006】そこで、本発明の課題は、始動から減速停
止に至るまでの全運転領域でのオーバトルク監視を実施
し、インバータ制御によるクレーン運転システムの安全
性向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インバ
ータ制御によるモータを駆動源として使用し、減速停止
時にブレーキ機構を作動させるようにしたクレーンにお
いて、前記モータに供給される電流を検出して該モータ
におけるオーバトルクの有無を判定する手段を有し、該
判定に用いるレベルを、クレーンの減速停止に際しては
レベルA、それ以外の運転に際してはレベルBとし、し
かもレベルAをレベルBよりも高くなるように設定した
ことを特徴とするクレーンにおけるインバータ制御モー
タのトルク監視方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1、図2を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1において、本発明が
適用されるインバータユニット10は、3相交流電源2
0と3相交流モータ30との間に接続されている。イン
バータユニット10は、交流−直流変換を行うコンバー
タ回路11、インバータ回路12、ドライブ回路13、
及び制御回路14を含んでいる。制御回路14は、図示
しない制御装置から周波数指令値を受け、電圧指令を出
力する。ドライブ回路13は、制御回路14からの電圧
指令に応じて、例えばPWM(Pulse Width
Modulation)信号を生成してインバータ回
路12におけるスイッチング素子をオン、オフする。イ
ンバータ回路12は、6個のスイッチング素子を2個ず
つ対にしてブリッジ接続された構成を持ち、電圧指令に
応じた周波数を持つ3相交流電圧を3相交流モータ30
に与える。
【0009】制御装置は、インバータユニット10と3
相交流モータ30との間の3相配線のそれぞれに設けら
れた電流検出器15U、15V、15Wからの検出値を
受けて3相交流モータ30のオーバトルクを監視する。
本形態では、後述するように、オーバトルク検出レベル
として2段のレベルA、B(但し、A>B)を有し、減
速停止に際してはレベルAでオーバトルク監視を行い、
それ以外ではレベルBでオーバトルク監視を行う点に特
徴を有する。なお、3相交流モータ30の出力軸には、
メカニカルブレーキ機構が組合わされている。
【0010】図2を参照して、クレーンの制御動作につ
いて説明する。クレーンの運転においては、運転指令が
オンになると、周波数指令値が出力されてモータが始動
するが、始動後の一定時間はクリープ運転のためにクリ
ープ周波数(一定値)が出力される。そして、この間、
メカニカルブレーキ機構は締め状態におかれている。そ
の後、クリープ運転が終了するとメカニカルブレーキ機
構は緩め状態におかれ、モータが所定速度に達するまで
周波数指令値が増加され続け、所定値に達すると定速運
転を行うための周波数指令値(一定値)が出力される。
【0011】減速停止に際しては、減速開始点で運転指
令がオフとなるが、周波数指令値は徐々に低下するよう
にその後も出力され続け、減速運転、クリープ運転を経
て停止する。この間に、周波数指令値がブレーキ締め周
波数まで低下すると、制御装置はメカニカルブレーキ機
構を作動させる指令信号を出力し、メカニカルブレーキ
機構は締め状態におかれる。
【0012】ここで、減速停止に際してのブレーキ締め
時には過大トルクが発生する(図2のP1)。この場合
は、レベルAで過荷重状態、すなわちオーバトルク検出
が行われることとなる。勿論、レベルAは、特に高速か
らの減速停止時は、ブレーキ締め時の衝撃が大きく、オ
ーバトルク状態が発生し易いことを考慮して、大きな値
に設定する。
【0013】一方、減速停止以外の場合は、レベルBに
ての過荷重状態の検出を行って安全性を確保することと
する。そして、レベルBは、レベルAに比べて小さく設
定することで、通常運転時の荷の荷重に起因する過荷重
状態を監視することが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、クレーンの運転状態に
左右されず、常にオーバートルク異常の検出が可能で、
クレーン運転時の安全性確保が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインバータユニットの構成
を示した図である。
【図2】本発明におけるクレーンの制御動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 インバータユニット 11 コンバータ回路 12 インバータ回路 13 ドライブ回路 14 制御回路 20 3相交流電源 30 3相交流モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ制御によるモータを駆動源と
    して使用し、減速停止時にブレーキ機構を作動させるよ
    うにしたクレーンにおいて、前記モータに供給される電
    流を検出して該モータにおけるオーバトルクの有無を判
    定する手段を有し、該判定に用いるレベルを、クレーン
    の減速停止に際してはレベルA、それ以外の運転に際し
    てはレベルBとし、しかもレベルAをレベルBよりも高
    くなるように設定したことを特徴とするクレーンにおけ
    るインバータ制御モータのトルク監視方法。
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