JPH0619827A - 周辺制御装置 - Google Patents

周辺制御装置

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JPH0619827A
JPH0619827A JP17584392A JP17584392A JPH0619827A JP H0619827 A JPH0619827 A JP H0619827A JP 17584392 A JP17584392 A JP 17584392A JP 17584392 A JP17584392 A JP 17584392A JP H0619827 A JPH0619827 A JP H0619827A
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JP17584392A
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Jun Ishikawa
準 石川
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周辺制御装置(1)に関し、周辺装置に対す
るCPUのスタートIO命令により、周辺制御装置
(1)内のバッファメモリ(3)やキャッシュメモリ
(4)のデータを本体装置のメインメモリ(11)へ非
同期で転送する場合に、周辺装置の動作を指令するコマ
ンドの連結化、即ちコマンドの書換えが間に合わず、再
び周辺装置に対してスタートIO命令が発せられ、オー
バヘッドが生ずる。本発明は、当該オーバヘッドを無く
し、周辺装置の性能向上を目的とするものである。 【構成】 周辺制御装置(1)において、タイマを付加
し、当該タイマにより一定時間経過後、該周辺制御装置
(1)より本体装置のチャネル(10)に信号を送出す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】近年、磁気ディスク装置等の周辺
装置の性能向上を図るために、周辺制御装置内にバッフ
ァメモリやキャッシュメモリを設けている。
【0002】本発明は上記バッファメモリやキャッシュ
メモリ付周辺装置のさらなる性能向上を図るためのもの
である。
【0003】
【従来の技術】図3〜図8により、従来の技術を磁気デ
ィスク装置を例にとり、該磁気ディスク装置よりデータ
を読み出す場合を以下に説明する。
【0004】図3はシステム構成図であり、本体装置3
0,周辺制御装置1c,周辺機器(デバイス)32a,
32b等から構成されている。さらに、本体装置30
は、中央処理装置CPU31,主記憶装置(メインメモ
リ)11,チャネルCH10等から構成されている。
【0005】図4は、バッファメモリ付磁気ディスク装
置の構成図である。ここで、磁気ディスク装置は、磁気
ディスク制御装置1a,記録媒体であるデバイス6a,
6bから構成されている。さらに、磁気ディスク制御装
置1aは、チャネルアダプタCHA2a,バッファメモ
リ3a,デバイスアダプタDVA5aから構成されてい
る。
【0006】磁気ディスク(デバイス)6a,6bより
読み出されたデータは、一旦バッファメモリ3aに記録
され、その後非同期的に、即ちデバイス6a,6bの動
作とは無関係に、該バッファメモリ3aよりチャネルア
ダプタ2a及び本体装置のチャネル10を経由してメイ
ンメモリ11に格納される。
【0007】当然のことながら、バッファメモリ3aに
目的とするデータが有れば、デバイス6a,6bより当
該データを読み出すことはせず、該バッファメモリ3a
より当該データを読み出す。
【0008】図5は、キャッシュメモリ付磁気ディスク
装置の構成図である。ここで、磁気ディスク装置は、磁
気ディスク制御装置1b,記録媒体であるデバイス6
c,6dから構成されている。さらに、磁気ディスク制
御装置1bは、チャネルアダプタCHA2b,キャッシ
ュメモリ4,デバイスアダプタDVA5bから構成され
ている。
【0009】磁気ディスク(デバイス)6c,6dより
読み出されたデータは、チャネルアダプタ2b及び本体
装置のチャネル10を経由してメインメモリ11に格納
されるとともに、キャッシュメモリ4にも格納される。
【0010】CPUより読出命令があった場合には、キ
ャッシュメモリ4に目的とするデータがあれば、当該デ
ータは該キャッシュメモリ4より非同期的に、即ちデバ
イス6c,6dの動作とは無関係に、該キャッシュメモ
リ4よりチャネルアダプタ2b及び本体装置のチャネル
10を経由してメインメモリ11に格納される。
【0011】以上のようなバッファメモリ3やキャッシ
ュメモリ4を有する磁気ディスク制御装置1a,1b
と、本体装置のチャネル10と、メインメモリ11と、
CPU31との間の命令(インストラクション)及び指
令(コマンド)の実行、さらに、これらの装置間のデー
タの授受について以下に述べる。
【0012】図6は、メインメモリ11に命令及び指令
(コマンド)が格納されている状態を示す。ここで、幾
つかの命令の集合がプログラムとなり、CPUにより実
行される。また、指令はCPU(即ちOS)によって作
成され、チャネル10がアクセスを行い、解読して磁気
ディスク装置等の周辺装置にたいして動作を指図するも
のである。
【0013】磁気ディスク装置より、データを読み出す
場合、CPUはスタートIO命令を解読して、その解読
結果を該当するチャネル(例えばチャネル10)にスタ
ートIOを指令する。これにより、チャネル10は指定
されたメインメモリ11の固定番地からコマンドアドレ
スワード(CAW)を読み出す。この場合、当該CAW
には今指令されたスタートIO命令に対する一群のチャ
ネルコマンドワード(CCW)の先頭番地が指示されて
いる。
【0014】従って、チャネル10はこれをもとにして
メインメモリ11に格納されているCCWの先頭番地を
読み、これに基づきその先頭のCCWをロードして、こ
れを解読する。そして、上記スタートIO命令で指示さ
れた周辺装置を制御するための例えば磁気ディスク制御
装置(DKC)1aの選択を行い、この磁気ディスク制
御装置1aに対してCCWを発行し、これに基づき磁気
ディスク装置を制御するといった一連のCCWを実行す
ることになる。
【0015】この場合、チャネル10はCAWに基づき
メインメモリ11の中のCCWを順次ロードし、このC
CWを解読し、磁気ディスク制御装置(DKC)1aに
対して実行を指示するのであるが、このCCWにはコマ
ンドが更に連続するのか、それともそのコマンドで終了
するのかを指示するフラグ(チェインフラグ)が記入さ
れているので、チャネル10はこのCCWを順次ロード
するとき、このチェインフラグがオンになっていれば、
このCCWを実行終了後に磁気ディスク制御装置1aに
チェイン指示をして、次のCCWをロードして、これを
実行する。
【0016】このようなコマンドチェイン方式におい
て、CPUのスタートIO命令により、チャネル10が
磁気ディスク制御装置1aの選択を行い、当該磁気ディ
スク制御装置1a(チャネルアダプタ2a)がこの選択
を受ける応答をチャネル10に対して行ったとき、チャ
ネル10は選択先の磁気ディスク装置に対する制御が可
能になったものと判断して、そのときメインメモリ11
からロードしているCCWに基づき最初のチャネルコマ
ンドを発行する。
【0017】これに対して、磁気ディスク制御装置1a
(チャネルアダプタ2a)は、このチャネルコマンドを
解読して実行出来るか否かを調べ、その旨を起動ステー
タスとしてチャネル10に報告する。
【0018】これに対して、チャネル10は、この起動
ステータスに基づきチャネルコマンドが受理されたこと
を検出すると、このチャネルコマンドで定められたデー
タの授受を行う。そして、該チャネルコマンドに基づき
磁気ディスク制御装置1aとデバイス6a,6bとの間
にも同様な制御が行われる。
【0019】以上は、スタートIO命令が実行されてか
ら初期設定コマンドが実行終了するまでの前処理であ
る。そして、このチャネル・コマンドで定められたデー
タの授受が終了すると、磁気ディスク制御装置1a(チ
ャネルアダプタ2a)は報告ステータスをチャネル10
に送出して、そのコマンドの終了をチャネル10に報告
する。これに対して、チャネル10はこの報告ステータ
スの受理でこのコマンドを完了し、そのコマンドが連結
していることを示すチェインフラグを調べ、該チェイン
フラグがオンの間は次のコマントを連続的に実行しなけ
ればならない。
【0020】ところで、このような一連のCCW群によ
り形成されているCCWチェインの終了は、チャネル1
0がチェインフラグがオフである最後のCCWをメイン
メモリ11よりロードしたときに、チャネル10は分か
る。そして、この最後のチャネル・コマンドを磁気ディ
スク制御装置1aガ実行して、その完了報告をチャネル
10に対して行う。その後、即ち、チャネル10が最後
のチャネル・コマンドの完了報告を磁気ディスク制御装
置1より受け取った後、チャネル10はCPUのスター
トIO命令により選択し、接続状態となった当該磁気デ
ィスク制御装置1aを開放する。
【0021】以上のような動作を行うコマンドチェイン
方式で、次のようなコマンドチェインがあったとする。 .PC・・・・・目的とするデータが記録されている
磁気ディスクのトラックの特定箇所に磁気ヘッドを位置
づける。(ポジショニングコマンドであり、実際には複
数のコマンド、例えば、Seek,Set Secto
r等から構成されている。
【0022】.TIC・・・・CPUの「Branc
h」或いは「Jump」命令に相当するものであり、次
のコマンドの格納番地が記されている。この場合、上記
に戻る。即ち、磁気ヘッドの位置付けが完了するまで
.PCコマンドが実行される。
【0023】.READ・・・目的のデータの内、最
初のレコードをデバイス6より読み取る。このREAD
コマンドには、PCIフェッチモードが指定されてい
る。即ち、磁気ディスク装置がこのREADコマンド実
行終了後、磁気ディスク制御装置1aが完了ステータス
をチャネル10に報告したときに、チャネル10はCP
Uに割り込みを行うモードである。
【0024】.READ・・・目的のデータの内、二
番目のレコードをデバイス6より読み取る。 .NOP・・・・何もしないコマンドである。このコ
マンドのみチェインフラグがオフになっている。
【0025】このようにして、最初の読出コマンド
「.READ」により読み出されたデータが、メイン
メモリ11に格納され、PCIフェッチモードによりC
PUに割り込みが行われ、このデータの内容をOS(オ
ペレーティングシステム)が調べる。ここで、OSのチ
ェック理由はハードウェァ障害(例えば、READミ
ス)が考えられることから、ファイル名やレコード追番
等を調べるためである。
【0026】目的とするデータであれば、更にデータを
読み込むために「READ」コマンドを発する必要があ
る。。従って、最後のコマンド「.NOP」を「.
TIC」に書換えて、データの読出を継続する必要があ
り、このときのコマンドチェインは次のようになる。
【0027】.PC .TIC .READ(PCIフェッチモード) .READ .TIC・・・・「.READ」コマンドの格納番
地を指定する。
【0028】.READ .READ このとき、問題となるのは、CPUがコマンド「.N
OP」を「.TIC」に書換える時間が保証されるか
どうかである。
【0029】ここで、コマンドを実行する磁気ディスク
制御装置が、バッファメモリやキャッシュメモリを有し
ていない場合には、図7に示すように、磁気ディスクの
トラック上のデータレコード(数百バイト)と次のデー
タレコードとの間には物理的なギャップがあり、磁気デ
ィスクの回転時間にして数十マイクロ秒の時間がある。
【0030】即ち、この数十マイクロ秒の時間は、最初
の読出コマンド「.READ」により読み出されたデ
ータが、メインメモリ11に格納され、このデータの内
容をOS(オペレーティングシステム)が調べ(数百の
CPU命令が必要、時間にして数マイクロ秒〜十数マイ
クロ秒)、目的とするデータであれば、更に後続のデー
タを読み込むために、コマンド「.NOP」を「.
TIC」に書換える時間としては充分である。
【0031】一方、コマンドを実行する磁気ディスク制
御装置が、バッファメモリ3aやキャッシュメモリ4を
有し、非同期的にこのバッファメモリ3aやキャッシュ
メモリ4からデータ転送が行われる場合には、図8に示
すように、最初の読出コマンド「.READ」により
読み出されたデータが、メインメモリ11に格納され、
このデータの内容をOS(オペレーティングシステム)
が調べている間に、チャネル10がチェインの最終コマ
ンド「.NOP」をアクセスする可能性がある。この
ような場合には、再びCPUのスタートIO命令により
最初のコマンドである初期設定コマンドが実行される。
【0032】次に、図8のタイムチャート及び図4のバ
ッファメモリ付磁気ディスク装置をもとにして従来技術
を説明する。図5のキャッシュメモリ付磁気ディスク装
置の場合にも、各装置の動作は同様なので省略する。
【0033】上記の起動ステータスの報告により、接続
されたチャネル10と磁気ディスク制御装置1との間で
は、コマンド及びデータの授受が以下のように行われ
る。OSは、図2の時刻t1〜t2の間で、コマンド列
PC〜NOPを作成する。
【0034】時刻t3〜t4の間で、CPUはスタート
IO命令を実行する。時刻t5〜t6の間にPCコマ
ンドがチャネル10により解読されて、磁気ディスク制
御装置1a(チャネルアダプタ2a)に転送される。
【0035】時刻t7〜t8の間にPCコマンドを磁
気ディスク制御装置1a(チャネルアダプタ2a)は、
解読実行して、PCコマンドの完了報告をチャネル1
0に対して行う。
【0036】時刻t9〜t10の間にTICコマンド
がチャネル10により解読されて、目的とするトラック
上の位置にヘッドが到達するまで、PCコマンドが磁
気ディスク制御装置1a(チャネルアダプタ2a)に転
送される。
【0037】時刻t11〜t12の間、磁気ディスク制
御装置1aは、目的とするトラック上の位置にヘッドが
到達するまで、PCコマンドを実行する。目的とする
トラック上の位置にヘッドが到達した時t12で、P
Cコマンドの完了報告をチャネル10に対して行う。
【0038】時刻t13〜t14の間、READコマ
ンドがチャネル10により解読されて、磁気ディスク制
御装置1aに転送される。時刻t15〜t16の間、磁
気ディスク制御装置1aは、データがバッファメモリ3
aに最初から存在していた場合には、最初の1レコード
をバッファメモリ3aより読出し(バッファメモリ3a
からメインメモリ11への高速転送)、チャネル10経
由でメインメモリ11の指定された或る番地に格納し、
READコマンドの完了報告をチャネル10に対して
行う。
【0039】また、この時、PCIフェッチモードであ
ることから、CPUに対しても割り込みが行われ、時刻
t17〜t18の間に、OSはインメモリ11に格納さ
れた最初の1レコードを調べ、目的とするデータであれ
ば、NOPコマンドをTICコマンドに書き換え
る。
【0040】時刻t17〜t19の間、READコマ
ンドがチャネル10により解読されて、磁気ディスク制
御装置1aに転送される。時刻t17〜t18の間で、
OSは最初のデータレコードを調べた結果、目的とする
データであれば、後続のデータを読み込むために、N
OPコマンドの書換えを行う。
【0041】時刻t20〜t21の間、磁気ディスク制
御装置1aは、データがバッファメモリ3aに存在して
いた場合には、2番目の1レコードをバッファメモリ3
aより読出し(バッファメモリ3aからメインメモリ1
1への高速転送で数マイクロ秒)、チャネル10経由で
コマンドのパラメータにより指定されたメインメモリ1
1の或る番地に格納し、READコマンドの完了報告
をチャネル10に対して行う。この時点では、NOP
コマンドは書き換わっていない可能性があり(t18>
t23)、該NOPコマンドが最終コマンドとなり、
コマンドチェインが途切れる。
【0042】時刻t23〜t24の間、NOPコマン
ドがチャネル10により解読されて、磁気ディスク制御
装置1aはチャネル10より開放される。従って、後続
のデータを読み込むためには再度スタートIO命令を実
行して、チャネル10と磁気ディスク制御装置1aを接
続しなければならない。
【0043】なお、磁気ディスク装置に書き込む場合に
は、書き込むデータ量がOSには分かっているから、書
き込むデータ量の分だけ書込みコマンドを連結すればよ
く、再びCPUのスタートIO命令を出すことは無い。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】従って、バッファメモ
リ3aやキャッシュメモリ4を有する磁気ディスク制御
装置1a,1bが、読出(READ)コマンドに応じ
て、これらのバッファメモリ3aやキャッシュメモリ4
より、非同期的にデータをメインメモリ11に転送する
場合に、CPUが最初のデータレコードを確認している
間に、チャネル10がチェインの最終コマンド「.N
OP」をアクセスする可能性がある。
【0045】このような場合には、磁気ディスク制御装
置はチェインの最終コマンドを実行してしまい、磁気デ
ィスク制御装置はチャネル10より開放される。このた
め、後続のデータを読み出すためには、再びCPUのス
タートIO命令により最初の初期設定コマンドより実行
しなければならず、オーバヘッドが発生するという問題
があった。
【0046】本発明はこのような点にかんがみて、CP
UのスタートIO命令の再実行を回避し、当該オーバヘ
ッドを無くし、磁気ディスク装置の性能向上を図る手段
を提供することを目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された周辺制御装置によって解決される。図1
は、本発明の一実施例構成図である。
【0048】バッファメモリ3やキャッシュメモリ4を
有する周辺制御装置1において、タイマ20を付加し、
タイマ値を設定する初期設定コマンドを設け、タイマの
動作開始コマンドを設け、当該タイマが動作開始コマン
ドにより動作開始後、初期設定コマンドにより設定され
た一定時間を経過した後、該周辺制御装置1より本体装
置のチャネル10に対して当該動作開始コマンドに対す
る動作終了信号を送出するように構成する。
【0049】
【作用】即ち、本発明は、タイマに設定された或る一定
時間内に、CPUが特定の処理を行い、その後周辺装置
より本体装置に対して割り込みを行うようにしたもので
ある。
【0050】これにより、各装置間の処理の一致をとる
ことが可能となり、処理の再実行というオーバヘッドが
回避出来ることとなる。
【0051】
【実施例】以下本発明の実施例を図1及び図2を用いて
説明する。図1は、本発明の一実施例構成図であり、図
2は、各装置の動作タイムチャートである。
【0052】OSは、図2の時刻t1〜t2の間に磁気
ディスク装置のコマンド列を作成する時に、自分(O
S)がどの程度の時間があれば該磁気ディスク装置より
読み込まれた最初のデータを調べ、コマンドを書き換え
られるか分かっている訳であるから(命令数及び各命令
の所要時間はハードウェアにより決まっている。)、そ
の時間を最初の初期設定コマンドのパラメータとして図
1のように設定する。
【0053】また、或る特定のコマンド(最初のREA
Dコマンド)にタイマの動作開始指示のパラメータを
設け、この特定コマンドの実行が完了し、完了ステータ
スを磁気ディスク装置がチャネルに対して報告する時
に、タイマが動作開始するようにする。
【0054】その後、時刻t3でCPUはスタートIO
命令を実行開始し、時刻t4で該スタートIO命令を完
了する。時刻t4以降は、CPUは他のタスクの為の命
令を実行する。
【0055】図6に示すように、CPUはスタートIO
命令を解読して、その解読結果を該当するチャネル10
にスタートIOを指令する。これにより、チャネル10
は指定されたメインメモリ11の固定番地からコマンド
アドレスワード(CAW)を読み出す。当該CAWには
今指令されたスタートIO命令に対する一群のチャネル
コマンドワード(CCW)の先頭番地が指示されてい
る。
【0056】従って、チャネル10はこれをもとにして
メインメモリ11に格納されているCCWの先頭番地を
読み、これに基づきその先頭のCCWをロードして、こ
れを解読する。そして、上記スタートIO命令で指示さ
れた周辺装置を制御するための例えば磁気ディスク制御
装置(DKC)1の選択を行い、この磁気ディスク制御
装置1に対してCCWを発行し、これに基づき磁気ディ
スク装置を制御するといった一連のCCWを実行するこ
とになる。
【0057】この場合、チャネル10はCAWに基づき
メインメモリ11の中のCCWを順次ロードし、このC
CWを解読し、磁気ディスク制御装置(DKC)1に対
して実行を指示するのであるが、このCCWにはコマン
ドが更に連続するのか、それともそのコマンドで終了す
るのかを指示するフラグ(チェインフラグ)が記入され
ているので、チャネル10はこのCCWを順次ロードす
るとき、このチェインフラグがオンになっていれば、こ
のCCWを実行終了後に磁気ディスク制御装置1にチェ
イン指示をして、次のCCWをロードして、これを実行
する。
【0058】このようなコマンドチェイン方式におい
て、CPUのスタートIO命令により、チャネル10が
磁気ディスク制御装置1の選択を行い、当該磁気ディス
ク制御装置1がこの選択を受ける応答をチャネル10に
対して行ったとき、チャネル10は選択先の磁気ディス
ク装置に対する制御が可能になったものと判断して、そ
のときメインメモリ11からロードしているCCWに基
づき最初のチャネルコマンドを発行する。
【0059】これに対して、磁気ディスク制御装置1
は、このチャネルコマンドを解読して実行出来るか否か
を調べ、その旨を起動ステータスとしてチャネル10に
報告する。
【0060】これに対して、チャネル10は、この起動
ステータスに基づきチャネルコマンドが受理されたこと
を検出すると、このチャネルコマンドで定められたデー
タ、即ち、パラメータの授受を行い、パラメータの一つ
であるタイマ値(例えば、数十マイクロ秒)がタイマ2
0にセットされる。このタイマ20は既知のダウンカウ
ンタを用い、磁気ディスク制御装置1に内蔵されている
クロック(例えば周期50ナノ秒)により「1」づつ減
算される。
【0061】また、該チャネルコマンドに基づき磁気デ
ィスク制御装置1とデバイス6との間にも同様な初期設
定制御が行われる。以上は、スタートIO命令が実行さ
れてから図2のPCコマンドが実行開始されるまでの
前処理である。
【0062】上記の起動ステータスの報告により、接続
されたチャネル10と磁気ディスク制御装置1との間で
は、コマンド及びデータの授受が以下のように行われ
る。時刻t5〜t6の間にPCコマンドがチャネル1
0により解読されて、磁気ディスク制御装置1に転送さ
れる。
【0063】時刻t7〜t8の間にPCコマンドを磁
気ディスク制御装置1は、解読実行して、PCコマン
ドの完了報告をチャネル10に対して行う。時刻t9〜
t10の間にTICコマンドがチャネル10により解
読されて、目的とするトラック上の位置にヘッドが到達
するまで、PCコマンドが磁気ディスク制御装置1に
転送される。
【0064】時刻t11〜t12の間、磁気ディスク制
御装置1は、目的とするトラック上の位置にヘッドが到
達するまで、PCコマンドを実行する。目的とするト
ラック上の位置にヘッドが到達した時t12で、PC
コマンドの完了報告をチャネル10に対して行う。
【0065】時刻t13〜t14の間、READコマ
ンドがチャネル10により解読されて、磁気ディスク制
御装置1に転送される。時刻t15〜t16の間、磁気
ディスク制御装置1は最初の1レコードをデバイス6よ
り読出し、チャネル10経由でメインメモリ11の指定
された番地に格納し、READコマンドの完了報告を
チャネル10に対して行う。
【0066】また、この時、PCIフェッチモードが指
定されていることから、CPUに対しても割り込みが行
われ、時刻t17〜t18の間に、OSはインメモリ1
1に格納された最初の1レコードを調べ、目的とするデ
ータであれば、NOPコマンドをTICコマンドに
書き換える。
【0067】時刻t17〜t19の間、READコマ
ンドがチャネル10により解読されて、磁気ディスク制
御装置1に転送される。時刻t20〜t21の間、磁気
ディスク制御装置1は2番目の1レコードをデバイス6
より読出し、チャネル10経由でコマンドのパラメータ
により指定されたメインメモリ11の番地に格納する。
【0068】この時、図1に示すように、最初の初期設
定コマンドによりタイマ値がパラメータが与えられ、タ
イマ20にセットされており、時刻t16でタイマが動
作開始し、即ち、ダウンカウンタにクロック信号が入力
される。
【0069】完了報告信号送出回路21は、READ
コマンドの完了報告を時刻t21で行わず、一定時間経
過後の時刻t22、即ち、このダウンカウンタの値が
「0」を示した時に完了報告を行う。この時刻t22
(t22>t18)では、NOPコマンドがTIC
コマンドに書き換わっているため、時刻t23〜t24
でチャネル10はTICコマンドを解読して、図示省
略したREADコマンドを解読して磁気ディスク制御
装置1に転送する。
【0070】これにより、磁気ディスク制御装置1は、
再び後続のデータをデバイス6より読み出して、そのデ
ータをチャネル10経由でコマンドのパラメータにより
指定されたメインメモリ11の番地に格納する。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、CPUのスタートIO命令の再実行を回避する
ことが可能となり、磁気ディスク装置のスループットが
向上するという工業的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 各装置の動作タイムチャート
【図3】 システム構成図
【図4】 バッファメモリ付磁気ディスク装置の構成図
【図5】 キャッシュメモリ付磁気ディスク装置の構成
【図6】 メインメモリの状態図
【図7】 磁気ディスクのトラック上のデータ記録状態
【図8】 従来の各装置の動作タイムチャート
【符号の説明】
1,1a,1b 磁気ディスク制御装置 1c 周辺制御装置 2,2a,2b チャネルアダプタ 3,3a バッファメモリ 4 キャッシュメモリ 5,5a,5b デバイスアダプタ 6,6a,6b,6c,6d デバイス 10 チャネル 11 メ
インメモリ 20 タイマ 21 完
了報告信号送出回路 30 本体装置 31 中
央処理装置CPU 32a,32b 周辺機器(デバイス)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファメモリ(3)やキャッシュメモ
    リ(4)を有する周辺制御装置(1)において、タイマ
    (20)を付加し、タイマ値を設定する初期設定コマン
    ドを設け、タイマの動作開始コマンドを設け、当該タイ
    マが動作開始コマンドにより動作開始後、初期設定コマ
    ンドにより設定された一定時間を経過した後、該周辺制
    御装置(1)より本体装置のチャネル(10)に対して
    当該動作開始コマンドに対する動作終了信号を送出する
    ことを特徴とする周辺制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013536486A (ja) * 2010-06-23 2013-09-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション アダプタと通信するための保存/保存ブロック命令
KR20240019310A (ko) 2021-07-16 2024-02-14 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 유가 금속의 제조 방법

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