JPH06198270A - 産業廃棄物複合処理方法及びその処理プラント - Google Patents

産業廃棄物複合処理方法及びその処理プラント

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JPH06198270A
JPH06198270A JP3100376A JP10037691A JPH06198270A JP H06198270 A JPH06198270 A JP H06198270A JP 3100376 A JP3100376 A JP 3100376A JP 10037691 A JP10037691 A JP 10037691A JP H06198270 A JPH06198270 A JP H06198270A
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JP
Japan
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mixture
waste
kneaded
binder
mixed
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JP3100376A
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English (en)
Inventor
Toshio Kouchi
敏雄 幸地
Hidekatsu Miyagi
英勝 宮城
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OKINAWA KUREETO KK
Original Assignee
OKINAWA KUREETO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各処理施設から排出された産業廃棄物を、全て
一箇所に集めてまとめて再利用資材として再生させるこ
と。 【構成】各処理施設から排出された産業廃棄物を、それ
ぞれ別個の搬入ヤード1に投入して貯蔵しておき、それ
ら全ての種類のものを適量ずつ取出して混合して、その
中に、バインダーを投入して混練し、次に、リグニンス
ルホン酸を主成分としステアリン酸及びその他硬化促進
剤や粘着剤を適宜混合させることで形成した凝結個化促
進剤を投入して混練し、成形機20,21,22によっ
て成形して自然乾燥させる。 【効果】混練の状態での材料の均一化が十分に図られる
ので、再資源化としての均質な資材、或いは建材が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は産業廃棄物複合処理方
法及びその処理プラントに係り、廃棄物として事業所や
中間処理場にて発生したものを収集して最終処分場に投
棄される産業廃棄物を、最適な混合割合で混合した上で
適当な形状に成形して強度を十分に確保しながら資材や
建材として使用し得る形状に成形して資源の再利用を図
る産業廃棄物複合処理方法及びその処理プラントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】昨今、現代社会における経済情勢の推移
と地球環境問題に対する関心が高く、廃棄物処理を取り
巻く環境も大きく変化している。
【0003】特に、最近にいたっては、産業廃棄物はそ
の量が増大して最終処分場の確保が困難となっており、
廃棄物の処理処分は社会問題となっているのが現状であ
る。
【0004】この問題の解決方法として、産業廃棄物の
再資源化、特にそのための原料化が要請されているが、
再資源化関連の完成された技術、公報は少なく、現状を
カバーするまでには至っていないのが現状である。
【0005】その中で、例えば、都市ごみ焼却灰の原料
化を図るものとして、特公昭52−2817号公報に
て、都市ごみ焼却灰の常温凝固性舗装用塑性物が提案さ
れている。
【0006】又、石炭灰の原料化を図るものとしては、
この石炭灰に適宜材料を混合して造粒し、その後焼成し
分級することで人工軽量骨材を形成する技術が一般的で
ある。
【0007】更に、脱水汚泥の原料化を図るものとして
は、脱水した汚泥を焼却して埋め立てのために投棄する
ようにしたり、或いは、適宜材料と混合して所定形状に
成形した後焼成することで計量骨材にしたり、或いは、
その焼却灰を肥料として利用したりすることが一般的で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したよ
うな各原料化を図る手段は、それぞれが単品の廃棄物に
対しての再資源化を図るための技術であるため、それぞ
れに専用の再資源化処理施設を必要とするものであるか
ら、多様化している産業廃棄物全ての再資源化を図ろう
とすれば、膨大な設備投資が必要となる。
【0009】又、前記した各原料化を図る手段は、それ
ぞれが焼成という熱エネルギーを使用する手段が含まれ
ているので稼働コストも嵩み、全体としての再資源化コ
ストのアップに繋がる問題点もあった。
【0010】そこで、この発明は、上述した問題点等に
鑑み、多様化している産業廃棄物の主要なものを適宜組
み合わせて原料化を行い、多目的に利用できる資源化を
図るもので、その際に、熱エネルギーを全く使用しない
で製造コストの低減化を図り、且つ、設備にあっても、
それぞれの産業廃棄物ごとの設備を必要とせず一つの設
備でまとめて原料化が図れ、しかも、自動化をも図って
経済性に優れ、能率的、合理的に処理する産業廃棄物複
合処理方法及びその処理プラントの提供を課題として創
出されたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、廃棄物の焼
却処理された焼却炉の残灰、火力発電所から排出される
石炭灰、産業廃棄物として排出された汚泥を焼却した汚
泥焼却灰、建設残土を安定処理した改良土又は砕石場や
石材工場から排出する汚泥を脱水した脱水汚泥の如き廃
棄物をそれぞれ運搬してきて別個の搬入ヤードに集め、
除鉄、脱水の前処理を施した後、これらの各廃棄物を適
正な割合で配合して混合し、次に、この混合物に適正な
割合でバインダーとしてのセメントを投入して混練し、
その後、この混合物に、リグニンスルホン酸を主成分と
しステアリン酸及びその他硬化促進剤や粘着剤を適宜混
合させることで形成した凝結個化促進剤を適正な量添加
して粘土状となるように混練すると共に脱気し、この粘
土状の材料を成形装置によって適宜形状に成形した後、
自然乾燥させることを特徴とした産業廃棄物複合処理方
法により、上述した課題を解決するものである。
【0012】又、廃棄物の焼却処理された焼却炉の残
灰、火力発電所から排出される石炭灰、産業廃棄物とし
て排出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰、建設残土を安
定処理した改良土又は砕石場や石材工場から排出する汚
泥を脱水した脱水汚泥の如き廃棄物をそれぞれ運搬して
きて別個に集めておくそれぞれの搬入ヤードと、この搬
入ヤードに集められている状態で除鉄、脱水の前処理を
行う除鉄装置及び脱水装置と、除鉄脱水後の各廃棄物を
適正な割合で配合して混合する混合装置と、この混合装
置によって混合された混合物にバインダーとしてのセメ
ントを投入するバインダー適量投入機と、前記混合物と
バインダーとを混合した混合物に、リグニンスルホン酸
を主成分としステアリン酸及びその他硬化促進剤や粘着
剤を適宜混合させることで形成した凝結個化促進剤を適
正な量添加する凝結個化促進剤適量投入機と、前記混合
装置によって混合された混合物にバインダーとしてのセ
メントを投入して混練した後、前記凝結個化促進剤をそ
の混練物に投入して粘土状の材料となるように混練する
と共に脱気する混練装置と、この混練装置によって混練
された混練物を適宜形状に成形する成形装置とからなる
ことを特徴とする産業廃棄物複合処理プラントにより、
上述した課題を解決するものである。
【0013】
【作用】この発明に係る産業廃棄物複合処理方法及びそ
の処理プラントは、まず、廃棄物の焼却処理された焼却
炉の残灰、火力発電所から排出される石炭灰、産業廃棄
物として排出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰、建設残
土を安定処理した改良土又は砕石場や石材工場から排出
する汚泥を脱水した脱水汚泥の如き廃棄物をそれぞれ運
搬してきて別個の搬入ヤードに集める。
【0014】そして、この集められた各廃棄物に除鉄、
脱水の前処理を施した後、これらの各廃棄物を適正な割
合で混合装置に投入して配合し混合する。
【0015】次に、この混合物を混練装置に投入した
後、バインダー適量投入機により、混練装置内に適正な
割合でバインダーとしてのセメントを投入して混練し、
その後、この混合物に、凝結個化促進剤適量投入機によ
り、リグニンスルホン酸を主成分としステアリン酸及び
その他硬化促進剤や粘着剤を適宜混合させることで形成
した凝結個化促進剤を適正な量添加して粘土状となるよ
うに混練すると共に脱気し、この粘土状の材料を成形装
置によって適宜形状に成形した後、自然乾燥させるもの
である。
【0016】そうすると、建設残土を安定処理した改良
土又は砕石場や石材工場から排出する汚泥を脱水した脱
水汚泥が骨材の役目を果し、セメントがバインダーとし
ての役目を果し、その時に、凝結個化促進剤における主
成分のリグニンスルホン酸が、リグニンスルホン酸陰イ
オンとカルシウム陽イオンとに解離して強い陰イオン活
性を呈する作用もたらす。
【0017】それにより、陰イオンがセメント粒子界面
に吸着し、相互の反発作用によってセメント粒子は個々
に分散されると共に、内部の空気泡は解放されて脱気し
易い状態とし、更に、各粒子の滑動性を促進させること
で、土粒子、汚泥粒子、その他微粒子に含まれている二
酸化けい素、アルミナを結合し易い状態にして硬化促進
剤や粘着剤による硬化を促進させるものである。
【0018】又、凝結個化促進剤のステアリン酸は、湿
潤作用を増大させるためのもので、前記イオン活性化を
良好にさせるものである。
【0019】これらの作用により、前記混練物を成形し
たものを、自然乾燥させることで十分な強度が得られる
のである。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明すると次の通りである。
【0021】すなわち、図2に示す符号1は搬入ヤード
であり、廃棄物の焼却処理された焼却炉の残灰2、火力
発電所から排出される石炭灰3、産業廃棄物として排出
された汚泥を焼却した汚泥焼却灰4、建設残土を安定処
理した改良土又は砕石場や石材工場から排出する汚泥を
脱水した脱水汚泥の如き廃棄物5をそれぞれ別個に貯蔵
するもので、各処理施設からそれぞれ運搬されてきたも
のを投入するものである。
【0022】これらの搬入ヤード1内に貯蔵されている
残灰2、石炭灰3、汚泥焼却灰4、廃棄物5は、除鉄装
置6及び脱水装置7により除鉄、脱水を行って予め前処
理が施される。
【0023】そして、これらの残灰2、石炭灰3、汚泥
焼却灰4、廃棄物5は、例えば、ショベル車8等によっ
て運ばれて適正な割合、例えば、全て同量にて混合装置
9内に投入される。
【0024】この混合装置9内では投入された材料を適
宜攪拌して混合し、その混合物は混合物サイロ10に貯
蔵される。
【0025】この混合物サイロ10に貯蔵された混合物
は、適宜搬送装置11により混練装置12に投入され
る。
【0026】この混練装置12は、例えば、二軸混合機
を使用し丹念に混練できるようにするもので、この混練
装置12に投入された混合物には、バインダーとしての
セメントが投入される。
【0027】このセメントは、セメントサイロ13から
送出機14によりバインダー計量タンク15に送られ、
混合物に対して適正な割合、実際には、混合物全体にゆ
きわたる量を計量し前記混合物に投入されるものであ
る。
【0028】このバインダーが投入された混合物は、バ
インダーが混合物に万遍なくゆきわたるようにすべく、
十分に混合される。
【0029】その後、バインダーを混入させた混合物に
は、凝結個化促進剤が投入される。
【0030】この凝結個化促進剤は、リグニンスルホン
酸を主成分としステアリン酸及びその他硬化促進剤や粘
着剤を適宜混合させることで形成してあり、その他に、
トリポリリン酸塩等も混合させている。
【0031】そして、この凝結個化促進剤は、凝結個化
促進剤タンク16から凝結個化促進剤計量タンク17に
送られ、適正な量添加するものである。この量は、前記
混合物に投入して混練したときに、適宜成形しやすい粘
土状となる量を予め設定しておくものである。
【0032】このようにして凝結個化促進剤が添加され
た混合物は再び混練装置12によって混練して、前述し
たように粘土状となるようにする。
【0033】その後、この混練中に脱気させておいて送
出ミキサー18と搬送コンベアー19とにより、例え
ば、真空押出し成形機20に送り成形する。或いは、型
枠流し込み成形機21やプレス式成形機22に送り成形
する。
【0034】そして、その後、この成形された成形物は
養生室23で自然乾燥されて資材、或いは建材等に再利
用されるものである。
【0035】これらは、図1に示すような基本のチャー
トに則って行われるもので、廃棄物の焼却処理された焼
却炉の残灰2、火力発電所から排出される石炭灰3、産
業廃棄物として排出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰
4、建設残土を安定処理した改良土又は砕石場や石材工
場から排出する汚泥を脱水した脱水汚泥を適正な割合で
配合して混合し、次に、この混合物に適正な割合でバイ
ンダーとしてのセメントを投入して混練し、その後、こ
の混合物に、リグニンスルホン酸を主成分としステアリ
ン酸及びその他硬化促進剤や粘着剤を適宜混合させるこ
とで形成した凝結個化促進剤を適正な量添加して混練
し、この粘土状の材料を成形装置によって適宜形状に成
形した後、自然乾燥させるものである。
【0036】尚、バインダーと凝結個化促進剤との添加
後の混練は、バインダーと凝結個化促進剤とを同時に添
加して混練を行っても良いが、前述したように、最初に
バインダーを添加して混練し、次に凝結個化促進剤を添
加して混練する方が望ましい。又、前記各成形機20,
21,22で成形される形状によっては、混練された状
態の混合物の硬さは、流動的な状態であっても良い。
【0037】
【発明の効果】上述の如く構成したこの発明は、産業廃
棄物複合処理方法として、廃棄物の焼却処理された焼却
炉の残灰2、火力発電所から排出される石炭灰3、産業
廃棄物として排出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰4、
建設残土を安定処理した改良土又は砕石場や石材工場か
ら排出する汚泥を脱水した脱水汚泥の如き廃棄物5をそ
れぞれ運搬してきて別個の搬入ヤード1に集め、除鉄、
脱水の前処理を施した後、これらの各廃棄物を適正な割
合で配合して混合し、次に、この混合物に適正な割合で
バインダーとしてのセメントを投入して混練し、その
後、この混合物に、リグニンスルホン酸を主成分としス
テアリン酸及びその他硬化促進剤や粘着剤を適宜混合さ
せることで形成した凝結個化促進剤を適正な量添加して
粘土状となるように混練すると共に脱気し、この粘土状
の材料を成形装置20,21,22によって適宜形状に
成形した後、自然乾燥させることにより、又、産業廃棄
物複合処理プラントとして、廃棄物の焼却処理された焼
却炉の残灰2、火力発電所から排出される石炭灰3、産
業廃棄物として排出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰
4、建設残土を安定処理した改良土又は砕石場や石材工
場から排出する汚泥を脱水した脱水汚泥の如き廃棄物5
をそれぞれ運搬してきて別個に集めておくそれぞれの搬
入ヤード1と、この搬入ヤード1に集められている状態
で除鉄、脱水の前処理を行う除鉄装置6及び脱水装置7
と、除鉄脱水後の各廃棄物を適正な割合で配合して混合
する混合装置9と、この混合装置9によって混合された
混合物にバインダーとしてのセメントを投入するバイン
ダー適量投入機15と、前記混合物とバインダーとを混
合した混合物に、リグニンスルホン酸を主成分としステ
アリン酸及びその他硬化促進剤や粘着剤を適宜混合させ
ることで形成した凝結個化促進剤を適正な量添加する凝
結個化促進剤適量投入機17と、前記混合装置9によっ
て混合された混合物にバインダーとしてのセメントを投
入して混練した後、前記凝結個化促進剤をその混練物に
投入して粘土状の材料となるように混練すると共に脱気
する混練装置12と、この混練装置12によって混練さ
れた混練物を適宜形状に成形する成形装置20,21,
22とからなることにより、次のような効果を得ること
ができる。
【0038】すなわち、前記残灰2、石炭灰3、汚泥焼
却灰4、廃棄物5をそれぞれ運搬してきて別個の搬入ヤ
ード1に集めるので、それぞれの処理施設に別個に再資
源化の設備を設置しなくとも、全ての産業廃棄物をまと
めて処理できるので処理施設に別個に再資源化の設備を
設置するのに比べて設備的に安価となる。
【0039】そして、この集められた各廃棄物に除鉄、
脱水の前処理を施した後、これらの各廃棄物を適正な割
合で混合装置に投入して配合し混合し、この混合物を混
練装置12に投入した後、バインダー適量投入機15に
より、混練装置12内に適正な割合でバインダーとして
のセメントを投入して混練し、その後、この混合物に、
凝結個化促進剤適量投入機17により、リグニンスルホ
ン酸を主成分としステアリン酸及びその他硬化促進剤や
粘着剤を適宜混合させることで形成した凝結個化促進剤
を適正な量添加して粘土状となるように混練すると共に
脱気し、この粘土状の材料を成形装置20,21,22
によって適宜形状に成形した後、自然乾燥させるもので
ある。
【0040】そうすると、建設残土を安定処理した改良
土又は砕石場や石材工場から排出する汚泥を脱水した脱
水汚泥が骨材の役目を果し、セメントがバインダーとし
ての役目を果し、その時に、凝結個化促進剤における主
成分のリグニンスルホン酸が、リグニンスルホン酸陰イ
オンとカルシウム陽イオンとに解離して強い陰イオン活
性を呈する作用もたらす。
【0041】それにより、陰イオンがセメント粒子界面
に吸着し、相互の反発作用によってセメント粒子は個々
に分散されると共に、内部の空気泡は解放されて脱気し
易い状態とし、更に、各粒子の滑動性を促進させること
で、土粒子、汚泥粒子、その他微粒子に含まれている二
酸化けい素、アルミナを結合し易い状態にして硬化促進
剤や粘着剤による硬化を促進させるものである。
【0042】又、凝結個化促進剤のステアリン酸は、湿
潤作用を増大させるためのもので、前記イオン活性化を
良好にさせるものである。
【0043】これらの作用により、前記混練物を成形し
たものを、自然乾燥させることで十分な強度が得られる
のである。
【0044】従って、混練の状態での材料の均一化が十
分に図られるので、均質な成形物が得られ、資材、或い
は建材として、すこぶる良質なものを生産することがで
きる。
【0045】このように、この発明によれば、多様化し
ている産業廃棄物の主要なものを適宜組み合わせて原料
化を行い、多目的に利用できる資源化を図るもので、そ
の際に、熱エネルギーを全く使用しないで製造コストの
低減化を図り、且つ、設備にあっても、それぞれの産業
廃棄物ごとの設備を必要とせず一つの設備でまとめて原
料化が図れ、しかも、自動化をも図って経済性に優れ、
能率的、合理的に処理できる等の種々の優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の工程を示すチャート図で
ある。
【図2】この発明の一実施例の処理プラントを示す概略
図である。
【符号の説明】
1 搬入ヤード 2 残灰 3 石炭灰 4 汚泥焼却灰 5 廃棄物 6 除鉄装置 7 脱水装置 8 ショベル車 9 混合装置 10 混合物サイロ 11 搬送装置 12 混練装置 13 セメントサイロ 14 送出機 15 バインダー計量タンク 16 凝結個化促進剤タンク 17 凝結個化促進剤計量タンク 18 送出ミキサー 19 搬送コンベアー 20 真空押出し成形機 21 型枠流し込み成形機 22 プレス式成形機 23 養生室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物の焼却処理された焼却炉の残灰、
    火力発電所から排出される石炭灰、産業廃棄物として排
    出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰、建設残土を安定処
    理した改良土又は砕石場や石材工場から排出する汚泥を
    脱水した脱水汚泥の如き廃棄物をそれぞれ運搬してきて
    別個の搬入ヤードに集め、除鉄、脱水の前処理を施した
    後、これらの各廃棄物を適正な割合で配合して混合し、
    次に、この混合物に適正な割合でバインダーとしてのセ
    メントを投入して混練し、その後、この混合物に、リグ
    ニンスルホン酸を主成分としステアリン酸及びその他硬
    化促進剤や粘着剤を適宜混合させることで形成した凝結
    個化促進剤を適正な量添加して粘土状となるように混練
    すると共に脱気し、この粘土状の材料を成形装置によっ
    て適宜形状に成形した後、自然乾燥させることを特徴と
    した産業廃棄物複合処理方法。
  2. 【請求項2】 廃棄物の焼却処理された焼却炉の残灰、
    火力発電所から排出される石炭灰、産業廃棄物として排
    出された汚泥を焼却した汚泥焼却灰、建設残土を安定処
    理した改良土又は砕石場や石材工場から排出する汚泥を
    脱水した脱水汚泥の如き廃棄物をそれぞれ運搬してきて
    別個に集めておくそれぞれの搬入ヤードと、この搬入ヤ
    ードに集められている状態で除鉄、脱水の前処理を行う
    除鉄装置及び脱水装置と、除鉄脱水後の各廃棄物を適正
    な割合で配合して混合する混合装置と、この混合装置に
    よって混合された混合物にバインダーとしてのセメント
    を投入するバインダー適量投入機と、前記混合物とバイ
    ンダーとを混合した混合物に、リグニンスルホン酸を主
    成分としステアリン酸及びその他硬化促進剤や粘着剤を
    適宜混合させることで形成した凝結個化促進剤を適正な
    量添加する凝結個化促進剤適量投入機と、前記混合装置
    によって混合された混合物にバインダーとしてのセメン
    トを投入して混練した後、前記凝結個化促進剤をその混
    練物に投入して粘土状の材料となるように混練すると共
    に脱気する混練装置と、この混練装置によって混練され
    た混練物を適宜形状に成形する成形装置とからなること
    を特徴とする産業廃棄物複合処理プラント。
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