JPH06198158A - セラミックス原料粉末の造粒方法 - Google Patents
セラミックス原料粉末の造粒方法Info
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- JPH06198158A JPH06198158A JP4359764A JP35976492A JPH06198158A JP H06198158 A JPH06198158 A JP H06198158A JP 4359764 A JP4359764 A JP 4359764A JP 35976492 A JP35976492 A JP 35976492A JP H06198158 A JPH06198158 A JP H06198158A
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- Japan
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- raw material
- material powder
- granules
- binder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な操作により、粒径が微細で粒度分布の
狭い造粒体を得ることを可能にする。 【構成】 磁製ボールなどの粉砕媒体6を入れた回転円
錐容器1の大口径側の位置(供給位置)11,12にセ
ラミックス原料粉末とバインダーを供給して造粒体2を
生成させ、生成した造粒体2のうち粗大な造粒体を前記
粉砕媒体6により解砕して、微細で粒度分布の狭い造粒
体を排出口3から排出させる。
狭い造粒体を得ることを可能にする。 【構成】 磁製ボールなどの粉砕媒体6を入れた回転円
錐容器1の大口径側の位置(供給位置)11,12にセ
ラミックス原料粉末とバインダーを供給して造粒体2を
生成させ、生成した造粒体2のうち粗大な造粒体を前記
粉砕媒体6により解砕して、微細で粒度分布の狭い造粒
体を排出口3から排出させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス原料粉末
を所定の粒径を有する粒子に造粒する方法に関する。
を所定の粒径を有する粒子に造粒する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス原料を加圧成形するために
は、セラミックス原料粉末を微細で流動性の良好な造粒
体に造粒することが必要である。そこで、セラミックス
原料粉末を微粒子化するための種々の造粒方法が開発さ
れるに至っている。
は、セラミックス原料粉末を微細で流動性の良好な造粒
体に造粒することが必要である。そこで、セラミックス
原料粉末を微粒子化するための種々の造粒方法が開発さ
れるに至っている。
【0003】そして、これらの造粒方法の一つとして、
回転円錐容器を用いた造粒方法がある。この造粒方法
は、軸心が略水平になるように配設され、該軸心を回転
軸として回転する回転円錐容器内にセラミックス原料粉
末とバインダーとを供給してこれらを転動させることに
よりセラミックス原料粉末を造粒する造粒方法である。
すなわち、回転円錐容器を回転させて転動造粒により造
粒体を生成させ、造粒体のうち粗大な造粒体を容器の大
口径側に、そして微細な造粒体を排出口が形成された容
器の小口径側に、それぞれ偏析させた後、微細な造粒体
を排出することを原理とする。
回転円錐容器を用いた造粒方法がある。この造粒方法
は、軸心が略水平になるように配設され、該軸心を回転
軸として回転する回転円錐容器内にセラミックス原料粉
末とバインダーとを供給してこれらを転動させることに
よりセラミックス原料粉末を造粒する造粒方法である。
すなわち、回転円錐容器を回転させて転動造粒により造
粒体を生成させ、造粒体のうち粗大な造粒体を容器の大
口径側に、そして微細な造粒体を排出口が形成された容
器の小口径側に、それぞれ偏析させた後、微細な造粒体
を排出することを原理とする。
【0004】そして、この回転円錐容器を用いた造粒方
法においては、従来より前記回転円錐容器の有する分級
機能を利用して造粒体を分級することにより、排出され
る造粒体の粒度分布を狭くする方法が用いられている
(例えば、粉体工学会誌,VOL.27,No.9(1990),第59
0〜596ページ)。
法においては、従来より前記回転円錐容器の有する分級
機能を利用して造粒体を分級することにより、排出され
る造粒体の粒度分布を狭くする方法が用いられている
(例えば、粉体工学会誌,VOL.27,No.9(1990),第59
0〜596ページ)。
【0005】この従来の造粒方法では、造粒体を粒径に
応じて分級するために、造粒体を回転円錐容器内でカス
ケーディング流動させる必要がある。ここで、カスケー
ディング流動とは、図3に示すように、回転円錐容器1
内に入れられた造粒体2を構成する粒子が、粒子群の流
下表面をなだれのように転がるような流動状態を意味す
る。
応じて分級するために、造粒体を回転円錐容器内でカス
ケーディング流動させる必要がある。ここで、カスケー
ディング流動とは、図3に示すように、回転円錐容器1
内に入れられた造粒体2を構成する粒子が、粒子群の流
下表面をなだれのように転がるような流動状態を意味す
る。
【0006】なお、回転円錐容器内で流動する造粒体の
粒径が300μm以上の場合、造粒体が回転円錐容器内
で円滑にカスケーディング流動して造粒及び造粒体の分
級が行われ、粒度分布の狭い造粒体を得ることができ
る。
粒径が300μm以上の場合、造粒体が回転円錐容器内
で円滑にカスケーディング流動して造粒及び造粒体の分
級が行われ、粒度分布の狭い造粒体を得ることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、造粒体の粒径
が100μm程度になると造粒体相互の付着性が増加
し、回転円錐容器内でカスケーディング流動しなくな
り、造粒体を精度よく分級することができなくなるとい
う問題点がある。そして、セラミックス原料粉末の供給
位置(例えば回転円錐容器の中央部)で生成した粗大な
造粒体の一部が分級されることなく排出され、得られる
造粒体の粒度分布が広くなるという問題点がある。
が100μm程度になると造粒体相互の付着性が増加
し、回転円錐容器内でカスケーディング流動しなくな
り、造粒体を精度よく分級することができなくなるとい
う問題点がある。そして、セラミックス原料粉末の供給
位置(例えば回転円錐容器の中央部)で生成した粗大な
造粒体の一部が分級されることなく排出され、得られる
造粒体の粒度分布が広くなるという問題点がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、粒径が微細で粒度分布の狭い造粒体を得ることが可
能な回転円錐容器を用いたセラミックス原料粉末の造粒
方法を提供することを目的とする。
り、粒径が微細で粒度分布の狭い造粒体を得ることが可
能な回転円錐容器を用いたセラミックス原料粉末の造粒
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のセラミックス原料粉末の造粒方法は、軸心
が略水平になるように配設され、該軸心を回転軸として
回転する回転円錐容器内にセラミックス原料粉末とバイ
ンダーとを供給することによりセラミックス原料粉末を
造粒する造粒方法において、粉砕媒体を入れた回転円錐
容器の大口径側の供給位置に、セラミックス原料粉末と
バインダーを連続的に供給して造粒体を生成させ、生成
した造粒体のうち粗大な造粒体を前記粉砕媒体により解
砕して、微細で粒度分布の狭い造粒体を排出口から排出
させるようにしたことを特徴とする。
に、本発明のセラミックス原料粉末の造粒方法は、軸心
が略水平になるように配設され、該軸心を回転軸として
回転する回転円錐容器内にセラミックス原料粉末とバイ
ンダーとを供給することによりセラミックス原料粉末を
造粒する造粒方法において、粉砕媒体を入れた回転円錐
容器の大口径側の供給位置に、セラミックス原料粉末と
バインダーを連続的に供給して造粒体を生成させ、生成
した造粒体のうち粗大な造粒体を前記粉砕媒体により解
砕して、微細で粒度分布の狭い造粒体を排出口から排出
させるようにしたことを特徴とする。
【0010】また、前記回転円錐容器の大口径側の供給
位置にセラミックス原料粉末とバインダーを供給すると
ともに、前記供給位置より小口径側の供給位置にもバイ
ンダーを供給するようにしたことを特徴とする。
位置にセラミックス原料粉末とバインダーを供給すると
ともに、前記供給位置より小口径側の供給位置にもバイ
ンダーを供給するようにしたことを特徴とする。
【0011】さらに、上記セラミックス原料粉末の造粒
方法において、回転円錐容器内において生成した造粒体
に気体を吹き付けることにより、造粒体のうち微細な造
粒体を排出口側に移動させるようにしたことを特徴とす
る。
方法において、回転円錐容器内において生成した造粒体
に気体を吹き付けることにより、造粒体のうち微細な造
粒体を排出口側に移動させるようにしたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】回転円錐容器に入れられた磁製ボールなどの粉
砕媒体は、回転円錐容器が回転することにより、主にそ
の大口径側の位置に集るとともに、セラミックス原料粉
末とバインダーとがその大口径側の供給位置に供給され
るため、該供給位置で生成した粗大な造粒体が粉砕媒体
により確実に解砕されて分級され、粒度分布の狭い造粒
体が排出口から排出される。
砕媒体は、回転円錐容器が回転することにより、主にそ
の大口径側の位置に集るとともに、セラミックス原料粉
末とバインダーとがその大口径側の供給位置に供給され
るため、該供給位置で生成した粗大な造粒体が粉砕媒体
により確実に解砕されて分級され、粒度分布の狭い造粒
体が排出口から排出される。
【0013】また、前記回転円錐容器の大口径側の供給
位置にセラミックス原料粉末とバインダーを供給すると
ともに、前記供給位置より小口径側の供給位置にもバイ
ンダーを供給することにより、粉砕媒体の表面にセラミ
ックス原料粉末が多量に付着することを抑制して、粗大
な造粒体をより確実に解砕することができるようにな
る。
位置にセラミックス原料粉末とバインダーを供給すると
ともに、前記供給位置より小口径側の供給位置にもバイ
ンダーを供給することにより、粉砕媒体の表面にセラミ
ックス原料粉末が多量に付着することを抑制して、粗大
な造粒体をより確実に解砕することができるようにな
る。
【0014】さらに、回転円錐容器内において生成した
造粒体に気体を吹き付けるようにした場合には、造粒体
のうちの微細な造粒体が、気体の吹付力により、排出口
側に移動しやすくなり、微細で粒度分布の狭い造粒体を
より確実に得ることができるようになる。
造粒体に気体を吹き付けるようにした場合には、造粒体
のうちの微細な造粒体が、気体の吹付力により、排出口
側に移動しやすくなり、微細で粒度分布の狭い造粒体を
より確実に得ることができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。なお、この実施例では、チタン酸ストロンチウム
(SrTiO3)系のセラミックス原料粉末の造粒方法
を例にとって説明する。
る。なお、この実施例では、チタン酸ストロンチウム
(SrTiO3)系のセラミックス原料粉末の造粒方法
を例にとって説明する。
【0016】実施例1 図1はこの発明の一実施例を示す正面断面図、図2はそ
の平面断面図、図3はその側面断面図を示す。
の平面断面図、図3はその側面断面図を示す。
【0017】この実施例において用いた回転円錐容器
は、図1〜図3に示すように、円錐台形状で径の小さい
方の端面に排出口3が形成され、略水平な軸心7を回転
軸として回転するように構成されている。そして、回転
円錐容器1には、セラミックス原料粉末を大口径側の所
定の供給位置11に供給するための原料粉末供給部4及
びバインダーを大口径側及び小口径側の所定の供給位置
11,12に供給するためのバインダー供給部5a,5
bが挿入されている。
は、図1〜図3に示すように、円錐台形状で径の小さい
方の端面に排出口3が形成され、略水平な軸心7を回転
軸として回転するように構成されている。そして、回転
円錐容器1には、セラミックス原料粉末を大口径側の所
定の供給位置11に供給するための原料粉末供給部4及
びバインダーを大口径側及び小口径側の所定の供給位置
11,12に供給するためのバインダー供給部5a,5
bが挿入されている。
【0018】そして、この回転円錐容器に造粒体2の粉
砕媒体として磁製ボール6を投入して回転円錐容器1を
回転させた。そして、原料粉末供給部4から供給位置1
1にチタン酸ストロンチウム粉末を70g/minの割合
で供給するとともに、バインダー供給部5aから供給位
置11に8g/minの割合で、また、バインダー供給部
5bから供給位置12に2g/minの割合でバインダー
(高分子系バインダー水溶液)を連続的に供給すること
により造粒を開始した。なお、ここで連続的に供給する
とは、所定の間隔(例えば数秒間)をあけて継続的に供
給するような場合も含む概念である。
砕媒体として磁製ボール6を投入して回転円錐容器1を
回転させた。そして、原料粉末供給部4から供給位置1
1にチタン酸ストロンチウム粉末を70g/minの割合
で供給するとともに、バインダー供給部5aから供給位
置11に8g/minの割合で、また、バインダー供給部
5bから供給位置12に2g/minの割合でバインダー
(高分子系バインダー水溶液)を連続的に供給すること
により造粒を開始した。なお、ここで連続的に供給する
とは、所定の間隔(例えば数秒間)をあけて継続的に供
給するような場合も含む概念である。
【0019】この造粒工程においては、チタン酸ストロ
ンチウム粉末及びバインダーの供給位置11で生成した
造粒体2は、粉砕媒体(磁製ボール)6により解砕され
ながら、回転円錐容器1の小口径側に移動した。したが
って、排出口3から排出される造粒体中に粗大な造粒体
が混入しにくくなり、粒度分布の狭い造粒体を得ること
ができた。
ンチウム粉末及びバインダーの供給位置11で生成した
造粒体2は、粉砕媒体(磁製ボール)6により解砕され
ながら、回転円錐容器1の小口径側に移動した。したが
って、排出口3から排出される造粒体中に粗大な造粒体
が混入しにくくなり、粒度分布の狭い造粒体を得ること
ができた。
【0020】なお、バインダーを大口径側の供給位置1
1にのみ10g/minの割合で供給し、小口径側の供給
位置12に供給しない場合、供給したチタン酸ストロン
チウム粉末が粉砕媒体6の表面に付着して長時間の連続
造粒にやや支障をきたす場合もあったが、上述のよう
に、バインダーを供給位置11及び12の2箇所に分け
て供給することにより、チタン酸ストロンチウム粉末が
粉砕媒体6の表面に付着することを防止して、安定して
長時間の連続造粒を行うことができた。
1にのみ10g/minの割合で供給し、小口径側の供給
位置12に供給しない場合、供給したチタン酸ストロン
チウム粉末が粉砕媒体6の表面に付着して長時間の連続
造粒にやや支障をきたす場合もあったが、上述のよう
に、バインダーを供給位置11及び12の2箇所に分け
て供給することにより、チタン酸ストロンチウム粉末が
粉砕媒体6の表面に付着することを防止して、安定して
長時間の連続造粒を行うことができた。
【0021】上記実施例により造粒した造粒体の平均粒
径を表1に示す。なお、表1には、従来の造粒方法によ
り造粒した造粒体(従来例)の平均粒径をあわせて示
す。
径を表1に示す。なお、表1には、従来の造粒方法によ
り造粒した造粒体(従来例)の平均粒径をあわせて示
す。
【0022】
【表1】
【0023】表1より、上記実施例により造粒した造粒
体は、90%平均粒径が50%平均粒径に近く、従来の
造粒方法による造粒体よりも粒度分布の狭い造粒体が得
られていることがわかる。
体は、90%平均粒径が50%平均粒径に近く、従来の
造粒方法による造粒体よりも粒度分布の狭い造粒体が得
られていることがわかる。
【0024】実施例2 図4は本発明の他の実施例を示す正面断面図、図5はそ
の平面断面図、図6はその側面断面図を示す。
の平面断面図、図6はその側面断面図を示す。
【0025】この実施例においては、回転円錐容器1
に、造粒体2に気体(この実施例では空気)を吹き付け
るための気体(空気)供給部8a,8bが配設されてい
る。そして、実施例1と同様の操作により造粒を開始し
た後、気体供給部8aより気体(空気)吹付位置13に
空気を吹き付け、小口径側の排出口3より造粒体2を排
出した。
に、造粒体2に気体(この実施例では空気)を吹き付け
るための気体(空気)供給部8a,8bが配設されてい
る。そして、実施例1と同様の操作により造粒を開始し
た後、気体供給部8aより気体(空気)吹付位置13に
空気を吹き付け、小口径側の排出口3より造粒体2を排
出した。
【0026】これにより、回転円錐容器1の気体吹付位
置13付近の造粒体2は、その粒径に応じて回転円錐容
器1の小口径側に移動した。すなわち、造粒体2のう
ち、粒径の微細なものは移動しやすく、小口径側の排出
口3の堰3aを越えて外部に排出され、他方、粒径の大
きなものは移動しにくく、排出口3にまで達しないか、
あるいは堰3aを越えることがなく、外部には排出され
なかった。
置13付近の造粒体2は、その粒径に応じて回転円錐容
器1の小口径側に移動した。すなわち、造粒体2のう
ち、粒径の微細なものは移動しやすく、小口径側の排出
口3の堰3aを越えて外部に排出され、他方、粒径の大
きなものは移動しにくく、排出口3にまで達しないか、
あるいは堰3aを越えることがなく、外部には排出され
なかった。
【0027】また、粒度分布が狭く微細な造粒体の排出
量を増加させるためには、気体供給部8aから気体吹付
位置13に空気を吹き付けるのみではなく、気体供給部
8bから気体吹付位置14にも空気を吹き付けることが
有効であった。これは、気体吹付位置14にも空気を吹
き付けることにより、気体吹付位置14から気体吹付位
置13の方向に微細な造粒体が移動して、微細な造粒体
の排出量が増大したものと考えられる。
量を増加させるためには、気体供給部8aから気体吹付
位置13に空気を吹き付けるのみではなく、気体供給部
8bから気体吹付位置14にも空気を吹き付けることが
有効であった。これは、気体吹付位置14にも空気を吹
き付けることにより、気体吹付位置14から気体吹付位
置13の方向に微細な造粒体が移動して、微細な造粒体
の排出量が増大したものと考えられる。
【0028】なお、排出口から排出される造粒体の粒度
分布は、気体吹付部から回転円錐容器内の造粒体に吹き
付ける気体(空気)の量(気体の流速)を調節すること
により制御することができる。
分布は、気体吹付部から回転円錐容器内の造粒体に吹き
付ける気体(空気)の量(気体の流速)を調節すること
により制御することができる。
【0029】さらに、気体(空気)を吹き付ける位置と
吹き付ける面積を調節することにより、回転円錐容器か
らの造粒体の排出量と原料の供給量をバランスさせ、造
粒条件を安定させることが可能になり、微細で粒度分布
の狭い造粒体を連続的に造粒することができる。
吹き付ける面積を調節することにより、回転円錐容器か
らの造粒体の排出量と原料の供給量をバランスさせ、造
粒条件を安定させることが可能になり、微細で粒度分布
の狭い造粒体を連続的に造粒することができる。
【0030】なお、上記実施例ではセラミックス原料粉
末として、チタン酸ストロンチウム系のセラミックス原
料粉末を用いた場合について説明したが、本発明はチタ
ン酸ストロンチウム系のセラミックス原料粉末に限ら
ず、その他の種々のセラミックス原料粉末の造粒に適用
することができる。
末として、チタン酸ストロンチウム系のセラミックス原
料粉末を用いた場合について説明したが、本発明はチタ
ン酸ストロンチウム系のセラミックス原料粉末に限ら
ず、その他の種々のセラミックス原料粉末の造粒に適用
することができる。
【0031】なお、本発明は、その他の点においても上
記実施例に限定されるものではなく、回転円錐容器の具
体的形状、粉砕媒体の種類や材質、セラミックス原料粉
末やバインダーの供給位置、バインダーの種類などに関
し、発明の範囲内において種々の応用、変形を加えるこ
とが可能である。
記実施例に限定されるものではなく、回転円錐容器の具
体的形状、粉砕媒体の種類や材質、セラミックス原料粉
末やバインダーの供給位置、バインダーの種類などに関
し、発明の範囲内において種々の応用、変形を加えるこ
とが可能である。
【0032】
【発明の効果】上述のように、本発明のセラミックス原
料粉末の造粒方法は、粉砕媒体を入れた回転円錐容器の
大口径側の供給位置にセラミックス原料粉末とバインダ
ーを供給して造粒体を生成させ、生成した造粒体のうち
の粗大なものを前記粉砕媒体により解砕するようにして
いるので、簡単な操作により、粒径が微細で粒度分布の
狭い造粒体を、連続的に安定して造粒することが可能で
あり、実用上極めて有意義である。
料粉末の造粒方法は、粉砕媒体を入れた回転円錐容器の
大口径側の供給位置にセラミックス原料粉末とバインダ
ーを供給して造粒体を生成させ、生成した造粒体のうち
の粗大なものを前記粉砕媒体により解砕するようにして
いるので、簡単な操作により、粒径が微細で粒度分布の
狭い造粒体を、連続的に安定して造粒することが可能で
あり、実用上極めて有意義である。
【図1】本発明の一実施例にかかる回転円錐容器を用い
た造粒方法を示す正面断面図である。
た造粒方法を示す正面断面図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる回転円錐容器を用い
た造粒方法を示す平面断面図である。
た造粒方法を示す平面断面図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる回転円錐容器を用い
た造粒方法を示す側面断面図である。
た造粒方法を示す側面断面図である。
【図4】本発明の他の実施例にかかる回転円錐容器を用
いた造粒方法を示す正面断面図である。
いた造粒方法を示す正面断面図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかる回転円錐容器を用
いた造粒方法を示す平面断面図である。
いた造粒方法を示す平面断面図である。
【図6】本発明の他の実施例にかかる回転円錐容器を用
いた造粒方法を示す側面断面図である。
いた造粒方法を示す側面断面図である。
1 回転円錐容器 2 造粒体 3 排出口 4 原料粉末供給部 5a,5b バインダー供給部 6 粉砕媒体(磁製ボール) 8a,8b 気体(空気)供給部 11 セラミックス原料粉末及びバイン
ダーの供給位置 12 バインダーの他の供給位置 13,14 気体(空気)吹付位置
ダーの供給位置 12 バインダーの他の供給位置 13,14 気体(空気)吹付位置
Claims (3)
- 【請求項1】 軸心が略水平になるように配設され、該
軸心を回転軸として回転する回転円錐容器内にセラミッ
クス原料粉末とバインダーとを供給することによりセラ
ミックス原料粉末を造粒する造粒方法において、 粉砕媒体を入れた回転円錐容器の大口径側の供給位置
に、セラミックス原料粉末とバインダーを連続的に供給
して造粒体を生成させ、生成した造粒体のうち粗大な造
粒体を前記粉砕媒体により解砕して、微細で粒度分布の
狭い造粒体を排出口から排出させるようにしたことを特
徴とするセラミックス原料粉末の造粒方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のセラミックス原料粉末の
造粒方法において、 前記回転円錐容器の大口径側の供給位置にセラミックス
原料粉末とバインダーを供給するとともに、前記供給位
置より小口径側の供給位置にもバインダーを供給するよ
うにしたことを特徴とするセラミックス原料粉末の造粒
方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のセラミックス原
料粉末の造粒方法において、回転円錐容器内において生
成した造粒体に気体を吹き付けることにより、造粒体の
うち微細な造粒体を排出口側に移動させるようにしたこ
とを特徴とするセラミックス原料粉末の造粒方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4359764A JPH06198158A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | セラミックス原料粉末の造粒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4359764A JPH06198158A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | セラミックス原料粉末の造粒方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198158A true JPH06198158A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18466177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4359764A Withdrawn JPH06198158A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | セラミックス原料粉末の造粒方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06198158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10347291B3 (de) * | 2003-10-08 | 2005-05-25 | Aguaprotec Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Trocknen eines insbesondere flüssigen oder pastösen Trockengutes |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP4359764A patent/JPH06198158A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10347291B3 (de) * | 2003-10-08 | 2005-05-25 | Aguaprotec Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Trocknen eines insbesondere flüssigen oder pastösen Trockengutes |
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