JPH06197966A - 散薬吸入器 - Google Patents
散薬吸入器Info
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- JPH06197966A JPH06197966A JP5313980A JP31398093A JPH06197966A JP H06197966 A JPH06197966 A JP H06197966A JP 5313980 A JP5313980 A JP 5313980A JP 31398093 A JP31398093 A JP 31398093A JP H06197966 A JPH06197966 A JP H06197966A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一定の分散レベルを維持する。
【構成】 配量板が、吸入器の作動により薬剤を満たさ
れる少なくとも一つのくぼみを設けられる。流れ方向に
おいて見ると、その縦表面の一部で配量板を部分的に覆
う加速導管が、分散室の前に配置され、円筒滞留時間室
へ接線に沿って開く。滞留時間室は、円筒滞留時間室よ
りも小直径の中央出口を介して、分散室が接線に沿って
隣接する円形放出室に連結される。
れる少なくとも一つのくぼみを設けられる。流れ方向に
おいて見ると、その縦表面の一部で配量板を部分的に覆
う加速導管が、分散室の前に配置され、円筒滞留時間室
へ接線に沿って開く。滞留時間室は、円筒滞留時間室よ
りも小直径の中央出口を介して、分散室が接線に沿って
隣接する円形放出室に連結される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薬剤処方のための供給
容器を有し、流動性処方にされた散薬状で微細な薬理学
的に効果のある薬剤を吸入するための装置に関し、この
供給容器は、所定の再現可能な量の薬剤を収容し容器か
ら繰り返して放散するための回転式又は変位可能な手作
動配量板によって、その下方端部において、完全又は部
分的に閉じられる。薬剤処方は、純粋な微細化作用物質
（例えば、軟ペレット）又は薬事的に許容されるキャリ
ヤ（例えば、ラクトース一水和物）との混合物から成
る。さらに、装置は、吸入用マウスピースを有し、分散
室が該マウスピースの上流で連結される。
容器を有し、流動性処方にされた散薬状で微細な薬理学
的に効果のある薬剤を吸入するための装置に関し、この
供給容器は、所定の再現可能な量の薬剤を収容し容器か
ら繰り返して放散するための回転式又は変位可能な手作
動配量板によって、その下方端部において、完全又は部
分的に閉じられる。薬剤処方は、純粋な微細化作用物質
（例えば、軟ペレット）又は薬事的に許容されるキャリ
ヤ（例えば、ラクトース一水和物）との混合物から成
る。さらに、装置は、吸入用マウスピースを有し、分散
室が該マウスピースの上流で連結される。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする問題点】吸入
中、配量薬剤が、吸入器の内側で、大部分呼吸可能な作
用物質の粒子に分散される。多数の薬剤は、吸入剤とし
て肺に好都合に投与されることが示された。結果とし
て、多くの場合に、特別に速い薬剤効果が、非常に低
く、同時に、患者にほとんどストレスを感じさせないよ
うに作用物質の服量を維持しながら可能である。
中、配量薬剤が、吸入器の内側で、大部分呼吸可能な作
用物質の粒子に分散される。多数の薬剤は、吸入剤とし
て肺に好都合に投与されることが示された。結果とし
て、多くの場合に、特別に速い薬剤効果が、非常に低
く、同時に、患者にほとんどストレスを感じさせないよ
うに作用物質の服量を維持しながら可能である。
【０００３】現在まで、吸入剤を投与するための多数の
装置が開発された。例えば、溶解薬剤は、圧縮空気又は
超音波噴霧器を用いて非常に微細に噴霧され、結果の吸
入剤は呼吸可能である。不都合は、呼吸に適する液滴で
溶液を噴霧するための装置に対する相当なエネルギー要
求条件であり、大きな装置を生み出し、外部エネルギー
源（例えば、本線電気、蓄電池）における依存性を意味
する。また、多くの薬剤は、安定な水溶液として処方さ
れない。
装置が開発された。例えば、溶解薬剤は、圧縮空気又は
超音波噴霧器を用いて非常に微細に噴霧され、結果の吸
入剤は呼吸可能である。不都合は、呼吸に適する液滴で
溶液を噴霧するための装置に対する相当なエネルギー要
求条件であり、大きな装置を生み出し、外部エネルギー
源（例えば、本線電気、蓄電池）における依存性を意味
する。また、多くの薬剤は、安定な水溶液として処方さ
れない。
【０００４】作用物質を肺に投与する別の方法は、圧力
液化推進剤において作用物質を溶解又は分散させること
である。この溶液又は分散が配量システムを用いて解放
される時、作用物質は、推進剤の不意の蒸化によって非
常に微細な形式において設けられ、吸入される。
液化推進剤において作用物質を溶解又は分散させること
である。この溶液又は分散が配量システムを用いて解放
される時、作用物質は、推進剤の不意の蒸化によって非
常に微細な形式において設けられ、吸入される。
【０００５】これらのシステムは、多数の不都合を有す
る。例えば、 − 非常に多数の患者は、パフの放出と吸入の間の必要
な調整をすることができない。
る。例えば、 − 非常に多数の患者は、パフの放出と吸入の間の必要
な調整をすることができない。
【０００６】− 推進剤ガスによる環境汚染 − 患者は蒸発する推進剤による冷たい刺激によってい
らだたされる。
らだたされる。
【０００７】− 吸入剤の高速度は、咽腔におけるかな
りの量の沈着につながる。
りの量の沈着につながる。
【０００８】− 全体として、ほんの少量の作用物質
（約１〜２ｍｇ）しか投与できない。
（約１〜２ｍｇ）しか投与できない。
【０００９】圧縮ガス吸入剤の不都合を克服するため
に、患者の吸入空気が薬剤処方を分散するために使用さ
れる多数の散薬吸入器が開発された。これは、患者が管
理することが困難な呼吸と服量の放出の調整を不要にす
る。
に、患者の吸入空気が薬剤処方を分散するために使用さ
れる多数の散薬吸入器が開発された。これは、患者が管
理することが困難な呼吸と服量の放出の調整を不要にす
る。
【００１０】市販される散薬吸入器の例は、英国特許第
１、１２２、２８４号と第１、３３１、２１６号におい
て指定される。この装置は、微細形式の作用物質を含む
硬いゼラチンカプセルを装填される。カプセルが２つの
針によって開放された後、カプセルは、吸入空気流によ
って回転され、その結果として、微細化作用物質が空気
流に分散され、患者の肺に吸入空気により達する。
１、１２２、２８４号と第１、３３１、２１６号におい
て指定される。この装置は、微細形式の作用物質を含む
硬いゼラチンカプセルを装填される。カプセルが２つの
針によって開放された後、カプセルは、吸入空気流によ
って回転され、その結果として、微細化作用物質が空気
流に分散され、患者の肺に吸入空気により達する。
【００１１】これまで公知の散薬吸入器は、なお、不都
合を示す。
合を示す。
【００１２】− 装填と洗浄に手間がかかる。
【００１３】− 一般に複数の吸入器がカプセルを完全
に空にするために必要とされる。
に空にするために必要とされる。
【００１４】− 患者は、装置から無意識に呼吸し、そ
の結果として、湿気が沈降し、続く作用物質の服量の配
量精度と分散に非常に悪い影響を有する。
の結果として、湿気が沈降し、続く作用物質の服量の配
量精度と分散に非常に悪い影響を有する。
【００１５】− 装置の中には、高い呼吸抵抗を示すも
のがあり、患者のストレスを付加する。特に小さな子供
と老年患者では不十分な程度にしか達せられていない満
足いく分散を達成するために、非常に高い吸気流量率を
必要とするものもある。
のがあり、患者のストレスを付加する。特に小さな子供
と老年患者では不十分な程度にしか達せられていない満
足いく分散を達成するために、非常に高い吸気流量率を
必要とするものもある。
【００１６】複数の服量による散薬吸入器の例は、ＥＰ
０，２３７，５０７とＥＰ０，０６９，７１５において
記載される。これらの場合に、作用成分は、貯蔵器から
穿孔膜を介して流路に移され、患者の呼気で分散され
る。しかし、この装置も不都合を有する。
０，２３７，５０７とＥＰ０，０６９，７１５において
記載される。これらの場合に、作用成分は、貯蔵器から
穿孔膜を介して流路に移され、患者の呼気で分散され
る。しかし、この装置も不都合を有する。
【００１７】− 配量精度の吸入流依存性。小吸入流に
おいて、配量の不正及び欠如の事例が観察され、患者は
少量の作用物質の投与のために作用物質の放散が制御で
きないために、問題を生ずる。
おいて、配量の不正及び欠如の事例が観察され、患者は
少量の作用物質の投与のために作用物質の放散が制御で
きないために、問題を生ずる。
【００１８】− 分散の吸入流依存性。
【００１９】− この場合、前述の単一服量装置におけ
ると同様に、患者は、無意識に装置から呼吸し、その結
果として、湿気が沈降され、続く作用物質の服用の配量
と分散に非常に悪い影響を有する。
ると同様に、患者は、無意識に装置から呼吸し、その結
果として、湿気が沈降され、続く作用物質の服用の配量
と分散に非常に悪い影響を有する。
【００２０】発明の目的は、すでに低吸入流の場合にも
処方の良好な分散につながり、吸入流量が増大した時、
ほぼ一定の高分散レベルを維持する複数配量による散薬
吸入器を開発することにある。以下の本文において、処
方は、作用物質と不作用又は純粋例えば塊状作用物質の
混合物であることが理解される。さらに他の目的は、
（吸入器における呼気の）未熟な患者によるうっかりし
た呼気の場合に、配量精度と装置衛生における不利な影
響を回避することに存する。
処方の良好な分散につながり、吸入流量が増大した時、
ほぼ一定の高分散レベルを維持する複数配量による散薬
吸入器を開発することにある。以下の本文において、処
方は、作用物質と不作用又は純粋例えば塊状作用物質の
混合物であることが理解される。さらに他の目的は、
（吸入器における呼気の）未熟な患者によるうっかりし
た呼気の場合に、配量精度と装置衛生における不利な影
響を回避することに存する。
【００２１】
【問題点を解決するための手段】この目的は、発明によ
る最初に記載した散薬吸入器において、配量板が、薬剤
を収容するための少なくとも一つのくぼみを有し、そし
て流れ方向において見た時、その縦表面の一部で配量板
を部分的に覆う加速導管が、分散室の前に配置され、接
線に沿って円筒滞留時間室に開くことと、滞留時間室
が、円筒滞留時間室よりも小直径の中央出口を介して、
分散室が接線に沿って隣接する円形放出室に連結される
こととにおいて達成される。
る最初に記載した散薬吸入器において、配量板が、薬剤
を収容するための少なくとも一つのくぼみを有し、そし
て流れ方向において見た時、その縦表面の一部で配量板
を部分的に覆う加速導管が、分散室の前に配置され、接
線に沿って円筒滞留時間室に開くことと、滞留時間室
が、円筒滞留時間室よりも小直径の中央出口を介して、
分散室が接線に沿って隣接する円形放出室に連結される
こととにおいて達成される。
【００２２】拡散器が、好ましくは、吸入剤が分散室か
ら発現するのを遅らせるためにマウスピースの上流に連
結される。
ら発現するのを遅らせるためにマウスピースの上流に連
結される。
【００２３】さらに他の形態により、加速導管が、吸入
中開いて吸入剤流を放出する弾性弁フラップの形式にお
ける呼気障壁によって閉じられる。
中開いて吸入剤流を放出する弾性弁フラップの形式にお
ける呼気障壁によって閉じられる。
【００２４】この弁フラップは、好ましくは、配量板に
おける加速導管とくぼみを同時に被覆し閉鎖する竹の子
バネとして構成される。
おける加速導管とくぼみを同時に被覆し閉鎖する竹の子
バネとして構成される。
【００２５】薬剤のための供給容器は、好ましくは、腎
臓形状断面を有し、側壁は、垂直であるか、又は垂直平
面に対して３０°の最大傾斜において構成される。
臓形状断面を有し、側壁は、垂直であるか、又は垂直平
面に対して３０°の最大傾斜において構成される。
【００２６】配量板は、その表面の一部で加速導管の下
方部位を部分的に閉鎖するように都合良く取り付けら
れ、その結果、部分領域におけるくぼみは、加速導管の
すぐ下にあり、他のくぼみは供給容器の下に位置する。
方部位を部分的に閉鎖するように都合良く取り付けら
れ、その結果、部分領域におけるくぼみは、加速導管の
すぐ下にあり、他のくぼみは供給容器の下に位置する。
【００２７】好ましい実施態様により、配量板における
くぼみは、平面図において、く形、卵形又は円形輪郭を
有し、くぼみの最大幅は、供給容器の幅以下である。
くぼみは、平面図において、く形、卵形又は円形輪郭を
有し、くぼみの最大幅は、供給容器の幅以下である。
【００２８】さらに他の改良は、薬剤の容積の上の容器
内に、分離容器において乾燥剤があるという事実に存す
る。
内に、分離容器において乾燥剤があるという事実に存す
る。
【００２９】次の利点が、発明によって達せられる。装
置は、流動性処方（例えば、粘着性散薬混合物）のため
の非常に高い配量精度を有する。配量輪の反復回転によ
る過量は、この場合可能ではない。作用物質は、低流量
率においても、非常に高い割合で呼吸に適する粒子に分
散される。適切な処方において、この高割合はまた、高
流量率において事実上一定のままである。すなわち、放
散された服量は、比較的広い範囲内で吸気流によってわ
ずかに影響される。呼気障壁は、患者が誤って装置に呼
気し、こうして、それを汚染し、多分製品を湿らせるの
を防止する。さらに、各吸入後に、極めて少量の処方が
装置に残るが、患者が洗浄を行うことにより容易に除去
される。吸入中、装置は、患者が不快に感じない媒体吸
入抵抗を有する。
置は、流動性処方（例えば、粘着性散薬混合物）のため
の非常に高い配量精度を有する。配量輪の反復回転によ
る過量は、この場合可能ではない。作用物質は、低流量
率においても、非常に高い割合で呼吸に適する粒子に分
散される。適切な処方において、この高割合はまた、高
流量率において事実上一定のままである。すなわち、放
散された服量は、比較的広い範囲内で吸気流によってわ
ずかに影響される。呼気障壁は、患者が誤って装置に呼
気し、こうして、それを汚染し、多分製品を湿らせるの
を防止する。さらに、各吸入後に、極めて少量の処方が
装置に残るが、患者が洗浄を行うことにより容易に除去
される。吸入中、装置は、患者が不快に感じない媒体吸
入抵抗を有する。
【００３０】以下に、発明は、図面において示された例
示の実施態様を参照して非常に詳細に説明される。
示の実施態様を参照して非常に詳細に説明される。
【００３１】
【実施例】図１による散薬吸入器は、基本的に、使用位
置において垂直な配量部分１と、隣接する水平分散部分
２とから成る。分散部分１において、流動性薬剤処方の
ための半円形又は腎臓形状供給容器３が収容される。配
量部分１の下方端部において、縦軸を中心として回転さ
れ、くぼみ５を有する配量輪４が配置してある。くぼみ
５は、配量輪４の水平面に凹状にされる。配量輪４は、
貯蔵器部分の下方端部において取り付けた円筒保持ブロ
ック６を中心として回転する。ラッチ７が、配量輪４を
特別な所定の角度位置において固定するために、保持ブ
ロック６の内側に設けてある。配量輪４の外面には、手
作動を容易にするために溝を設けてある。
置において垂直な配量部分１と、隣接する水平分散部分
２とから成る。分散部分１において、流動性薬剤処方の
ための半円形又は腎臓形状供給容器３が収容される。配
量部分１の下方端部において、縦軸を中心として回転さ
れ、くぼみ５を有する配量輪４が配置してある。くぼみ
５は、配量輪４の水平面に凹状にされる。配量輪４は、
貯蔵器部分の下方端部において取り付けた円筒保持ブロ
ック６を中心として回転する。ラッチ７が、配量輪４を
特別な所定の角度位置において固定するために、保持ブ
ロック６の内側に設けてある。配量輪４の外面には、手
作動を容易にするために溝を設けてある。
【００３２】配量輪４の上（図２と図３を参照せよ）
に、中央軸に関して側方にオフセットされた加速導管８
が、分散部分２を長さ方向に延びている。図１並びに図
２から、加速導管８は、配量輪の表面の一部に延びてい
ることが見られる。図２により、配量輪４は、４つのく
ぼみ５を有し、一つのくぼみ５ａは、加速導管８のすぐ
下にあるが、他の３つのくぼみは、供給容器３の下に位
置する。周囲上に均等に分布された複数のくぼみの代わ
りに、配量輪４はまた、単一くぼみ５を有する。加速導
管８は、円筒滞留時間室９よりも小直径の中央出口１０
を介して円形放出室１１に連結された円形滞留時間室９
に接線に沿って開く。同様に放出室１１に接線に沿って
隣接し、マウスピースの部位に位置する円錐状に拡大す
る拡散器１３に併合した分散室１２がある。マウスピー
ス１４における拡散器１３により、分散室１２から流入
する吸入剤は、出口孔１５の方向において遅滞される。
分散部分２の側壁は、室９、１１、１２、１３が（クリ
ップ１６の除去後の）洗浄目的のためにアクセス可能で
ある如く、除去可能なクリップ１６の形式において構成
される。
に、中央軸に関して側方にオフセットされた加速導管８
が、分散部分２を長さ方向に延びている。図１並びに図
２から、加速導管８は、配量輪の表面の一部に延びてい
ることが見られる。図２により、配量輪４は、４つのく
ぼみ５を有し、一つのくぼみ５ａは、加速導管８のすぐ
下にあるが、他の３つのくぼみは、供給容器３の下に位
置する。周囲上に均等に分布された複数のくぼみの代わ
りに、配量輪４はまた、単一くぼみ５を有する。加速導
管８は、円筒滞留時間室９よりも小直径の中央出口１０
を介して円形放出室１１に連結された円形滞留時間室９
に接線に沿って開く。同様に放出室１１に接線に沿って
隣接し、マウスピースの部位に位置する円錐状に拡大す
る拡散器１３に併合した分散室１２がある。マウスピー
ス１４における拡散器１３により、分散室１２から流入
する吸入剤は、出口孔１５の方向において遅滞される。
分散部分２の側壁は、室９、１１、１２、１３が（クリ
ップ１６の除去後の）洗浄目的のためにアクセス可能で
ある如く、除去可能なクリップ１６の形式において構成
される。
【００３３】図３は、再び、保持ブロック６を備えた配
量輪４と、配量輪の上に側方にオフセットされて配置さ
れた加速導管８を示す。加速導管８において、その全断
面を埋める竹の子バネ１７の形式において呼気障壁又は
弁フラップが配置され、休止状態において導管８に対角
に位置する。竹の子バネ１７はまた、特定の所定形状の
バネ負荷、剛性金属シートによって交換される。それ
は、休止状態において吸引孔１８に対して導管を閉じる
だけでなく、その端部で、加速導管８の部位にある配量
輪４のくぼみ５ａを覆う如く、加速導管に配置される。
こうして、くぼみ５に位置する薬剤は、吸入器が転倒さ
れた時も落下しない。同時に、対角に位置する竹の子バ
ネ１７は、加速導管８が竹の子バネ１７によって密に遮
断されるために、装置を呼気が通過する可能性を阻止す
る。このように、偶然の無意識の呼気（吐息）の場合さ
えも、湿気は、くぼみ５と配量の準備が整った薬剤に侵
入しない。対照的に、吸入中、竹の子バネ１７は、吸入
プロセス中発生する負圧力により上昇され、その結果、
吸入空気の流量容積により、加速導管８と、同時にくぼ
み５ａは、流れが高速でくぼみ５ａを通過する如く露呈
される。乱流により、散薬薬剤は、くぼみ５ａから加速
導管８に放出される。
量輪４と、配量輪の上に側方にオフセットされて配置さ
れた加速導管８を示す。加速導管８において、その全断
面を埋める竹の子バネ１７の形式において呼気障壁又は
弁フラップが配置され、休止状態において導管８に対角
に位置する。竹の子バネ１７はまた、特定の所定形状の
バネ負荷、剛性金属シートによって交換される。それ
は、休止状態において吸引孔１８に対して導管を閉じる
だけでなく、その端部で、加速導管８の部位にある配量
輪４のくぼみ５ａを覆う如く、加速導管に配置される。
こうして、くぼみ５に位置する薬剤は、吸入器が転倒さ
れた時も落下しない。同時に、対角に位置する竹の子バ
ネ１７は、加速導管８が竹の子バネ１７によって密に遮
断されるために、装置を呼気が通過する可能性を阻止す
る。このように、偶然の無意識の呼気（吐息）の場合さ
えも、湿気は、くぼみ５と配量の準備が整った薬剤に侵
入しない。対照的に、吸入中、竹の子バネ１７は、吸入
プロセス中発生する負圧力により上昇され、その結果、
吸入空気の流量容積により、加速導管８と、同時にくぼ
み５ａは、流れが高速でくぼみ５ａを通過する如く露呈
される。乱流により、散薬薬剤は、くぼみ５ａから加速
導管８に放出される。
【００３４】以下に、吸入プロセスと散薬吸入器の作用
モードを説明する。
モードを説明する。
【００３５】図１により、吸入される散薬微細化処方薬
剤は、供給容器３に位置する。配量輪４における数個の
くぼみ５（図２により、くぼみ５ａとはすべて別のも
の）は、容器３と連通し、配量部分１が垂直位置にある
時満たされる。吸入前に、患者は、配量輪４を次の係合
に手動で回す。プロセスにおいて、散薬薬剤で満たされ
たくぼみ５は、供給容器３の下の部位から加速導管の部
位へ移動し、このくぼみ５ａを有する配量輪４は、加速
導管８の下方縦表面の継続として延びている。単一くぼ
みを有する実施態様において、配量輪は、このくぼみが
加速導管８と同一平面になるまで大角度により、この場
合に旋回されなければならない。
剤は、供給容器３に位置する。配量輪４における数個の
くぼみ５（図２により、くぼみ５ａとはすべて別のも
の）は、容器３と連通し、配量部分１が垂直位置にある
時満たされる。吸入前に、患者は、配量輪４を次の係合
に手動で回す。プロセスにおいて、散薬薬剤で満たされ
たくぼみ５は、供給容器３の下の部位から加速導管の部
位へ移動し、このくぼみ５ａを有する配量輪４は、加速
導管８の下方縦表面の継続として延びている。単一くぼ
みを有する実施態様において、配量輪は、このくぼみが
加速導管８と同一平面になるまで大角度により、この場
合に旋回されなければならない。
【００３６】吸入中、上記の如く、竹の子バネ１７は、
上昇され、そして薬剤は、配量輪４におけるくぼみ５ａ
から加速導管８に搬送される。そこから、散薬薬剤は、
滞留時間室９へ接線に沿って進入する。滞留時間室９か
らの遅滞解放のために、作用物質の処方が、比較的長い
時間分散力を受け、その結果、全体的に、作用物質の呼
吸に適する粒子への分散が改良される。すでに分散され
た粒子は、中央出口１０を介して放出室１１に通過す
る。
上昇され、そして薬剤は、配量輪４におけるくぼみ５ａ
から加速導管８に搬送される。そこから、散薬薬剤は、
滞留時間室９へ接線に沿って進入する。滞留時間室９か
らの遅滞解放のために、作用物質の処方が、比較的長い
時間分散力を受け、その結果、全体的に、作用物質の呼
吸に適する粒子への分散が改良される。すでに分散され
た粒子は、中央出口１０を介して放出室１１に通過す
る。
【００３７】滞留時間室９により、作用物質の放散は、
こうして、特定期間、遅滞される。結果として、先行技
術による散薬吸入器と対照的に、薬剤の大部分は、比較
的低い吸入速度と、こうして、劣った分散状態におい
て、吸入の開始時に放散されない。
こうして、特定期間、遅滞される。結果として、先行技
術による散薬吸入器と対照的に、薬剤の大部分は、比較
的低い吸入速度と、こうして、劣った分散状態におい
て、吸入の開始時に放散されない。
【００３８】放出室１１から、薬剤は、接線に沿って取
り付けた分散室１２を通って加速され、こうして、さら
に分散される。マウスピース１４における隣接する円錐
状に拡大する拡散器１３において、粒子速度は、出口
（出口孔１５）で遅滞され、咽腔における比較的小さい
粒子の衝撃沈着の確率を縮小する。
り付けた分散室１２を通って加速され、こうして、さら
に分散される。マウスピース１４における隣接する円錐
状に拡大する拡散器１３において、粒子速度は、出口
（出口孔１５）で遅滞され、咽腔における比較的小さい
粒子の衝撃沈着の確率を縮小する。
【００３９】分散部分１における供給容器３は、貯蔵器
ふた１９によって閉じられる。乾燥剤を含む小さな分離
容器が、湿気から供給容器３における薬剤処方を保護す
るためにふた１９において収容される。
ふた１９によって閉じられる。乾燥剤を含む小さな分離
容器が、湿気から供給容器３における薬剤処方を保護す
るためにふた１９において収容される。
【００４０】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
りである。
【００４１】１．吸入剤の形式において粉末の微細な処
方された薬理学的に効果のある薬剤を吸入するための装
置において、薬剤のための供給容器（３）であり、容器
（３）から所定の再現可能な量の薬剤の反復した収容と
放散のための回転式又は変位可能な手作動配量板（４）
により、その下方端部において完全又は部分的に閉鎖さ
れる供給容器（３）と、上流で分散室（１２）が連結さ
れた吸入用マウスピース（１４）とから成る装置におい
て、配量板（４）が、薬剤を収容するための少なくとも
一つのくぼみ（５）を有し、そして流れ方向において見
ると、その縦表面の一部で配量板（４）を部分的に覆う
加速導管が、分散室（１２）の前に配置され、円筒滞留
時間室（９）へ接線に沿って開くことと、滞留時間室
（９）が、円筒滞留時間室（９）よりも小直径の中央出
口（１０）を介して、分散室（１２）が接線に沿って隣
接する円形放出室（１１）に連結されることを特徴とす
る装置。
方された薬理学的に効果のある薬剤を吸入するための装
置において、薬剤のための供給容器（３）であり、容器
（３）から所定の再現可能な量の薬剤の反復した収容と
放散のための回転式又は変位可能な手作動配量板（４）
により、その下方端部において完全又は部分的に閉鎖さ
れる供給容器（３）と、上流で分散室（１２）が連結さ
れた吸入用マウスピース（１４）とから成る装置におい
て、配量板（４）が、薬剤を収容するための少なくとも
一つのくぼみ（５）を有し、そして流れ方向において見
ると、その縦表面の一部で配量板（４）を部分的に覆う
加速導管が、分散室（１２）の前に配置され、円筒滞留
時間室（９）へ接線に沿って開くことと、滞留時間室
（９）が、円筒滞留時間室（９）よりも小直径の中央出
口（１０）を介して、分散室（１２）が接線に沿って隣
接する円形放出室（１１）に連結されることを特徴とす
る装置。
【００４２】２．拡散器（１３）が、分散室（１２）か
ら発現する吸入剤を遅滞させるためにマウスピース（１
４）における出口孔（１５）の上流で連結されることを
特徴とする上記１に記載の装置。
ら発現する吸入剤を遅滞させるためにマウスピース（１
４）における出口孔（１５）の上流で連結されることを
特徴とする上記１に記載の装置。
【００４３】３．加速導管（８）が、吸入中開き吸入剤
流を解放する弾性弁フラップ（１７）の形式において呼
気障壁によって閉じられることを特徴とする上記１〜２
に記載の装置。
流を解放する弾性弁フラップ（１７）の形式において呼
気障壁によって閉じられることを特徴とする上記１〜２
に記載の装置。
【００４４】４．弁フラップが、配量板（４）において
加速導管（８）とくぼみ（５）を同時に覆い閉鎖する竹
の子バネ（１７）として構成されることを特徴とする上
記３に記載の装置。
加速導管（８）とくぼみ（５）を同時に覆い閉鎖する竹
の子バネ（１７）として構成されることを特徴とする上
記３に記載の装置。
【００４５】５．容器（３）が、腎臓形状断面を有し、
側壁が垂直板に対して３０°の最大傾斜において構成さ
れることを特徴とする上記１〜４に記載の装置。
側壁が垂直板に対して３０°の最大傾斜において構成さ
れることを特徴とする上記１〜４に記載の装置。
【００４６】６．配量板（４）の部分領域が、加速導管
（８）の下方部位を部分的に閉鎖することを特徴とする
上記１〜５に記載の装置。
（８）の下方部位を部分的に閉鎖することを特徴とする
上記１〜５に記載の装置。
【００４７】７．配量板（４）におけるくぼみ（５）
が、く形、卵形又は円形輪郭を有し、くぼみの最大幅
が、供給容器（３）の幅以下であることを特徴とする上
記１〜６に記載の装置。
が、く形、卵形又は円形輪郭を有し、くぼみの最大幅
が、供給容器（３）の幅以下であることを特徴とする上
記１〜６に記載の装置。
【００４８】８．薬剤の容積の上の容器（３）における
貯蔵器ふた（１９）に分離容器に入った乾燥剤があるこ
とを特徴とする上記１〜７に記載の装置。
貯蔵器ふた（１９）に分離容器に入った乾燥剤があるこ
とを特徴とする上記１〜７に記載の装置。
【図１】部分断面を有する側面図である。
【図２】部分断面を有する平面図である。
【図３】隣接する滞留時間室の図２において切断Ａ−
Ａ′に関する加速導管を示す拡大部分図である。
Ａ′に関する加速導管を示す拡大部分図である。
３ 供給容器 ４ 配量板 ５ くぼみ ９ 滞留時間室 １０ 中央出口 １１ 円形放出室 １２ 分散室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アクセル・ボレンシユレガー ドイツ連邦共和国デー51373レーフエルク ーゼン・バルター−フレツクス−シユトラ ーセ19 (72)発明者 ハラルト・ランデン ドイツ連邦共和国デー51469ベルギツシユ グラートバツハ・ケンペルフエルト35 (72)発明者 フランツ・シユミツト ドイツ連邦共和国デー51465ベルギツシユ グラートバツハ・マクス−ブルフ−シユト ラーセ31
Claims (2)
- 【請求項１】 吸入剤の形式において粉末の微細な処方
された薬理学的に効果のある薬剤を吸入するための装置
であつて、薬剤のための供給容器であり、容器から所定
の再現可能な量の薬剤の反復した収容と放散のための回
転式又は変位可能な手作動配量板により、その下方端部
において完全又は部分的に閉鎖される供給容器と、上流
で分散室が連結された吸入用マウスピースとを具備する
装置において、配量板が、薬剤を収容するための少なく
とも一つのくぼみを有し、そして流れ方向において見る
と、その縦表面の一部で配量板を部分的に覆う加速導管
が、分散室の前に配置され、円筒滞留時間室へ接線に沿
って開くことと、滞留時間室が、円筒滞留時間室よりも
小直径の中央出口を介して、分散室が接線に沿って隣接
する円形放出室に連結されることを特徴とする装置。 - 【請求項２】 加速導管（８）が、吸入中開き吸入剤流
を解放する弾性弁フラップ（１７）の形式において呼気
障壁によって閉じられることを特徴とする請求項１に記
載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4239402.3 | 1992-11-24 | ||
| DE4239402A DE4239402A1 (de) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | Pulverinhalator |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06197966A true JPH06197966A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=6473484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5313980A Pending JPH06197966A (ja) | 1992-11-24 | 1993-11-22 | 散薬吸入器 |
Country Status (18)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5435301A (ja) |
| EP (1) | EP0611577B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06197966A (ja) |
| AT (1) | ATE163549T1 (ja) |
| AU (1) | AU666979B2 (ja) |
| CA (1) | CA2103481A1 (ja) |
| DE (2) | DE4239402A1 (ja) |
| DK (1) | DK0611577T3 (ja) |
| ES (1) | ES2112948T3 (ja) |
| FI (1) | FI935167A (ja) |
| GR (1) | GR3026162T3 (ja) |
| HU (1) | HU213495B (ja) |
| IL (1) | IL107693A (ja) |
| MX (1) | MX9307267A (ja) |
| NO (1) | NO306980B1 (ja) |
| NZ (1) | NZ250241A (ja) |
| RU (1) | RU2100035C1 (ja) |
| ZA (1) | ZA938760B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| WO1989010631A1 (en) * | 1988-04-28 | 1989-11-02 | The Secretary Of State For Defence In Her Britanni | Hot electron transistors |
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