JPH061968U - 螺旋補強ホース - Google Patents

螺旋補強ホース

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Publication number
JPH061968U
JPH061968U JP4076892U JP4076892U JPH061968U JP H061968 U JPH061968 U JP H061968U JP 4076892 U JP4076892 U JP 4076892U JP 4076892 U JP4076892 U JP 4076892U JP H061968 U JPH061968 U JP H061968U
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JP
Japan
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hose
spiral
pitch
groove
reinforcing wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP4076892U
Other languages
English (en)
Inventor
正司 宮村
Original Assignee
株式会社トヨックス
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トヨックス filed Critical 株式会社トヨックス
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Publication of JPH061968U publication Critical patent/JPH061968U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外周面に螺旋凹凸溝を有するホース本体の肉厚
内に、前記螺旋凹凸溝と同一ピッチで巻回する螺旋状の
補強線材を内設した螺旋補強ホースにおいて、該ホース
を湾曲させた場合に、その湾曲部分内周面にホース内を
流れる流体物の抵抗となる皺が形成される従来品の欠点
を解消する。 【構成】外周面に螺旋状の凹凸溝1’を有するようホー
ス本体1を成形する。該ホース本体1の肉厚内に、ホー
ス本体1長さ方向へ向けて螺旋凹凸溝ピッチP1と同一ピ
ッチで螺旋状に巻回する補強線材2を内設する。補強線
材2のピッチP2間に螺旋凹凸溝1’の凸部1bが位置し、
且つ、螺旋凹凸溝1’の凹部1aと同ピッチに補強線材2
が位置するよう、螺旋凹凸溝ピッチP1と補強線材2の巻
回ピッチP2を相互に半ピッチづつずらす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外周面に螺旋状の凹凸溝を有するよう形成されたホース本体の肉厚 内に、ホース本体長さ方向へ向けて前記螺旋凹凸溝と同一ピッチで螺旋状に巻回 する補強線材を内設した螺旋補強ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前述の構成からなる螺旋補強ホースとして、図3に示すサクションホー スが知られている。 このホースは、図4に示すような、幅方向中央部に隆起部T1(後述の凸部1b) を有する樹脂製テープTの肉厚内に、前記隆起部T1下に位置するよう補強線材2 を内設した帯状ホース素材を螺旋状に巻回してホース本体1の基体となるチュー ブを作製し、且つ該チューブにおける帯状ホース素材の接合縁部(ホース素材の 側縁部)同士を相互に接着若しくは溶着せしめて成形される。
【0003】 このようにして製作される螺旋補強ホースは、ホース本体1に可撓性,強度等 を付与,補強等するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上記従来の螺旋補強ホースによれば、補強線材2のピッチ間に螺 旋凹凸溝の凹部1aが位置し、且つ、螺旋凹凸溝の凸部1bと同ピッチで補強線材2 が位置するので、図3示のようにホースを湾曲させた場合、その湾曲部分の曲率 内側において、隣り合う補強線材2,2同士が螺旋凹凸溝の凹部1aを圧縮して該 凹部1aをホース内方へ突出させるよう作用し、ホース内周面に皺が形成される。 このように、ホース本体内に形成される皺はホース内流体物の抵抗となり、流体 速度を低減させる等の不具合が生じるので好ましくない。
【0005】 本考案はこのような従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、外周面に螺旋凹凸溝を有するホース本体の肉厚内に、前記螺旋凹凸溝と 同一ピッチで巻回する螺旋状の補強線材を内設したホースにおいて、該ホースを 湾曲させた場合に、ホース内周面に皺が形成される虞れを防ぐことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案に係る螺旋補強ホースは、外周面に螺旋 状の凹凸溝を有するよう形成されたホース本体の肉厚内に、ホース本体長さ方向 へ向けて前記螺旋凹凸溝と同一ピッチで螺旋状に巻回する補強線材を内設した螺 旋補強ホースであって、上記補強線材のピッチ間に螺旋凹凸溝の凸部が位置し、 且つ、螺旋凹凸溝の凹部と同ピッチに補強線材が位置するよう、螺旋凹凸溝のピ ッチと補強線材の巻回ピッチを相互に半ピッチづつずらしてなることを特徴とす る。
【0007】
【作用】
以上の構成によれば、補強線材のピッチ間に螺旋凹凸溝の凸部が位置すること から、ホースの湾曲部分の曲率内側において、隣り合う補強線材同士が螺旋凹凸 溝の凸部を圧縮して該凸部をホース外方へ突出させるよう作用し、凹部はホース 外方へ突出する凸部間に位置するので、ホース内周面はほぼフラットな湾曲面と なる。よって、ホース内を流れる流体物の流体速度を低減させるような皺が形成 されることはない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る螺旋補強ホースの一実施例を図1,2を参照して説明する 。 図1において、ホース本体1は円筒形に形成されており、その形成材料は任意 であるが、例えば合成樹脂材で押出し成形等により適度な可撓性,強度等を備え て形成される。また、このホース本体1の構造についても任意であり、例えばイ ンナチューブとアウタチューブからなる内外二層積層構造を採用することも可能 である。
【0009】 ホース本体1の外周面には、螺旋状の凹凸溝1’(凹部1a,凸部1b)を所定ピ ッチP1をもって形成する。
【0010】 補強線材2は、ホース本体1の肉厚内に捲回されることで、ホース本体1に可 撓性,強度等を付与,補強等するもので、鋼線,ステンレス線等の金属材、或い は合成樹脂材で断面が円形の棒線形に形成されており、ホース本体1長さ方向へ 向けて前記螺旋凹凸溝ピッチP1と同一ピッチP2をもって、螺旋状に巻回されてい る。
【0011】 また補強線材2は、補強線材2のピッチP2間に螺旋凹凸溝の凸部1bが位置し、 且つ、螺旋凹凸溝の凹部1aと同ピッチに補強線材2が位置するよう、螺旋凹凸溝 1’のピッチP1と半ピッチづつずらして巻回される。
【0012】 このような実施例によると、ホース本体1を可撓性を利用して湾曲させた場合 、補強線材2のピッチP2間に螺旋凹凸溝1’の凸部1bが位置することから、その 湾曲部分の曲率内側において、隣り合う補強線材2,2同士が螺旋凹凸溝1’の 凸部1bを圧縮して該凸部1bをホース外方へ突出させるよう作用し、凹部1aはホー ス外方へ突出する凸部1b,1b間に位置する。
【0013】 従って、図2に示すように、ホース内周面はほぼフラットな湾曲面となり、ホ ース内を流れる流体物の流体速度を低減させるような皺が形成されることはない 。
【0014】 尚、上述した本実施例ホースの成形方法については任意であるが、例えば、図 4に示す従来ホース作製用の樹脂製テープTの幅方向中央部に、図示せる隆起部 T1に代えて凹溝を設け、該樹脂製テープの肉厚内に、前記凹溝下に位置するよう 補強線材2を内設した帯状ホース素材を成形し、このホース素材を螺旋状に巻回 してホース本体1の基体となるチューブを作製し、且つ該チューブにおける帯状 ホース素材の接合縁部(ホース素材の側縁部)同士を相互に接着若しくは溶着せ しめて成形することが考えられる。
【0015】 若しくは、例えば、押出し成形により合成樹脂材で円筒形に形成されたインナ チューブの外周に補強線材2を螺旋状に捲回した後、そのインナチューブ外周に 合成樹脂材を溶融被着して、外周面に螺旋状の凹凸溝1’を有するアウタチュー ブを形成する製造手段により作製することも可能である。尚、この場合、アウタ チューブ外周の螺旋凹凸溝1’のピッチP1と、インナチューブの外側に螺旋状に 巻回する補強線材2のピッチP2を同一とし、且つそれら両ピッチP1,P2を前述の 如く相互に半ピッチづつずらすことは、いうまでもない。
【0016】 以上、図示した実施例の外に、補強線材2については、断面が方形の平線形等 他の形状に形成されたものや、2本以上隣接せしめて巻回するようにした実施例 とすることも可能である。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る螺旋補強ホースは以上説明したように構成したので、ホースの湾 曲部分の曲率内側において、螺旋凹凸溝の凸部がホース外方へ突出すると共に、 凹部がその凸部間に位置するので、ホース内周面はほぼフラットな湾曲面となる 。
【0018】 従って、ホースを湾曲させて配管したとしても、その湾曲部分において、ホー ス内を流れる流体物の流体速度が低減する等の不具合が生じることのない螺旋補 強ホースを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る螺旋補強ホースの一実施例を示す
一部切欠平面図。
【図2】同ホースの湾曲状態を表す横断平面図。
【図3】従来の螺旋補強ホースの湾曲状態を表す横断平
面図。
【図4】図3に示す従来ホース製作用の帯状ホース素材
を表す縦断面図。
【符号の説明】
1:ホース本体 2:補強線材 1’:螺旋凹凸溝 1a:凹部
1b:凸部 P1:螺旋凹凸溝のピッチ P2:補強線材のピッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状の凹凸溝を有するよう形
    成されたホース本体の肉厚内に、ホース本体長さ方向へ
    向けて前記螺旋凹凸溝と同一ピッチで螺旋状に巻回する
    補強線材を内設した螺旋補強ホースであって、上記補強
    線材のピッチ間に螺旋凹凸溝の凸部が位置し、且つ、螺
    旋凹凸溝の凹部と同ピッチに補強線材が位置するよう、
    螺旋凹凸溝のピッチと補強線材の巻回ピッチを相互に半
    ピッチづつずらしてなることを特徴とする螺旋補強ホー
    ス。
JP4076892U 1992-06-15 1992-06-15 螺旋補強ホース Pending JPH061968U (ja)

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JP4076892U JPH061968U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 螺旋補強ホース

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JP4076892U JPH061968U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 螺旋補強ホース

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