JPH06196892A - 環状物体保持具 - Google Patents

環状物体保持具

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Publication number
JPH06196892A
JPH06196892A JP34237792A JP34237792A JPH06196892A JP H06196892 A JPH06196892 A JP H06196892A JP 34237792 A JP34237792 A JP 34237792A JP 34237792 A JP34237792 A JP 34237792A JP H06196892 A JPH06196892 A JP H06196892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
annular object
annular
sleeve
collar
Prior art date
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Pending
Application number
JP34237792A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Naito
昭 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP34237792A priority Critical patent/JPH06196892A/ja
Publication of JPH06196892A publication Critical patent/JPH06196892A/ja
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状物体をケーブルに良好な作業性で安定に
保持し、併せて保持具自体がノイズ吸収能力を有する環
状物体保持具を提供することである。 【構成】 環状物体をケーブルの方向に当接して保持す
るつばと、ケーブルと環状物体の間に挿入されるスリー
ブと、スリーブの挿入方向と反対方向への移動を防止す
るつめを備え、ケーブルの方向に前後から相対して環状
物体を保持する保持具である。又、保持具には環状物体
を包摂する覆いが付加されていることが好ましい。そし
て更に、保持具が磁性粉60パーセント以上含有する樹
脂からなることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保持具に係り、特にケー
ブルに通したノイズ対策デバイスの如き環状物体をケー
ブルに固定して装着する保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子装置内の信号ケーブルに
ノイズが誘起されて誤動作を起こす障害を防止するため
に、ノイズ対策デバイスの如き環状物体をケーブルに通
して使用することが行われている。この環状物体は一般
にケーブルに固定しなくてはならないから環状物体を固
定して装着する保持具が用いられている。
【0003】図6は従来の保持具の環状物体をケーブル
に固定した実装状態の一例を示したものである。図6
(イ)において、ケーブル1が環状物体3を貫通してお
り、結束バンド5が環状物体3をケーブルの方向に前後
から相対して設けられ環状物体3を保持するようになっ
ている。
【0004】又図6(ロ)においては、ケーブル1が環
状物体3を貫通しており、熱収縮チューブ6が環状物体
3とその両側のケーブル1の部分とを緊縮し、環状物体
3を保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図6(イ)に示す保持方法は、結束バンド5を環状物体
3を両側から確りと当接してから緊定する作業が必要で
ある。一般に電子装置のノイズ発生を防止するために環
状物体3を設置する場所は必ずしも作業製の良好な位置
とは限らない。本保持方法は手間のかかる作業であって
環状物体3を固設したケーブル1の製作が繁雑るわた
り、原価の低減ができないものであった。
【0006】又上述の図6(ロ)に示す保持方法は、熱
収縮という簡易な作業で保持できるが、その前に先ずケ
ーブル1を環状物体3と共に熱収縮させる以前の熱収縮
チューブ6に貫通させることが必要であり、これは大変
に手間のかかる作業でありコストアップにつながるとい
う問題もあった。
【0007】又保持具自体がノイズ吸収能力を有すると
ノイズ対策のための部品点数の減少、デバイスの小型化
に好適であるが、上述の図6(イ)及び(ロ)の保持方
法は何れも、保持具自体がノイズ吸収能力を有するもの
ではない。
【0008】本発明は上述した従来の技術が有する問題
点に鑑み、環状物体をケーブルに良好な作業性で安定に
保持し、併せて保持具自体がノイズ吸収能力を有する保
持具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空部を有し
た環状物体を、この環状物体の中空部に挿入されるケー
ブルに固定して装着する環状物体保持具において、環状
物体の中空部に挿入されて、該ケーブルと該環状物体の
間に位置するスリーブと、このスリーブ内に設けられた
該ケーブルに当接するつめと、該スリーブの周囲に設け
られた第1のつばと、この第1のつば及び該スリーブと
の間で該環状物体を挟持する第2のつばとを備えた環状
物体保持具を構成した。そして又、保持具には環状物体
を包摂する覆いが付加されていることが好ましいく、中
空部を有した環状物体を、この環状物体の中空部に挿入
されるケーブルに固定して装着する環状物体保持具にお
いて、環状物体の中空部に挿入されて、該ケーブルと該
環状物体の間に位置するスリーブと、 このスリーブ内
に設けられた該ケーブルに当接するつめと、該スリーブ
の周囲に設けられた第1のつばと、この第1のつば及び
該スリーブとの間で該環状物体を挟持する第2のつば
と、これら第1及び第2のつばの間であって、かつ該環
状物体の周囲に設けられた環状物体の周縁カバーとを備
えた環状物体保持具を好ましいものとして構成した。そ
して更に、環状物体保持具が磁性粉60パーセント以上
含有する樹脂からなることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明によれば、環状物体保持具を、対になっ
てケーブルの方向に前後から相対して環状物体につばを
当接するようにして、スリーブをケーブルと環状物体の
間の隙間に挿入すると、つめがケーブルに掛かってスリ
ーブの挿入方向と反対方向への移動ができず、環状物体
が保持される。そして、環状物体に覆いが付加されてい
るときは、覆いが環状物体を保護する。又環状物体保持
具が磁性粉60パーセント以上含有する樹脂からなると
きは、環状物体がノイズを吸収する。
【0011】
【実施例】本発明による保持具の一実施例を図1、図2
及び図3により説明する。図1(イ)は本実施例の平面
図、図1(ロ)は側面図、図1(ハ)は側断面である。
保持具1はつば1bとスリーブ1cとつめ2とからなる
樹脂成形品である。つば1bは円板状をなし、ケーブル
4が貫通する貫通孔1aを同心円状に有している。筒状
のスリーブ1cは貫通孔1aに内接し、挿入方向に突起
してつば1bに接続して形成され、ケーブル4の外径よ
り大きい内径と、環状物体3の内径より小さい外径を有
している。つめ2はスリーブ1cの内径側の面にやや突
起して接続して4個形成され、挿入方向に対して反対方
向に向いた尖端部2aを有している。つめ2は弾性を有
し挿入時にはスリーブ1cの内径側に変形して容易に挿
入され、挿入後はケーブル4側に戻り尖端部2aがケー
ブル4の外周に引掛かり逆進しないようになっている。
【0012】次に、本実施例の作用を図2及び図3によ
り説明する。図2はケーブル4に環状物体3を本実施例
により保持することを示す斜視図、図3はケーブル4に
環状物体3が本実施例により保持された状態を示す断面
図である。ケーブル4は両側を1対の保持具1に挟まれ
た環状物体3を貫通している。保持具1はそれぞれスリ
ーブ1cを環状物体3に対して、ケーブル4との間に挿
入可能な方向に置かれている。所定位置に環状物体3を
置き、1対の保持具1のスリーブ1cをケーブル4と環
状物体3と隙間に挿入する。この時つめ2は変形してス
リーブ1cの内径側に寄るから容易に挿入される。つば
1bが環状物体3に当接するまで充分に挿入する。保持
具1の挿入が終了するとつめ2は弾性を以てケーブル4
側に戻り尖端部2aがケーブル4の外周を強く押し、逆
進しよとしても引掛かって逆進しない。このようにして
環状物体3はケーブル4に保持される。つめ2は4個形
成されており、ケーブル4の外周に平均的に保持され、
従って保持具1の倒れ等が起こらず、環状物体3は安定
に保持される。
【0013】次に他の実施例を図4により説明する。図
4は本実施例の斜視図である。前述の一実施例と同一又
は類似の点は説明の詳述を省略する。保持具1はつば1
bとスリーブ1cとつめ2とからなる樹脂成形品であ
り、つば1bは円板状をなし、ケーブル4が貫通する貫
通孔1aを同心円状に有している。つば1bの外周に接
続して、挿入方向側にカバー11が形成されている。カ
バー11は円環状をなし、内径は環状物体3の外径より
大きく、幅は環状物体3の幅の半分である。
【0014】本実施例の作用を説明する。ケーブル4は
環状物体3と、環状物体3の両側に1対の保持具1とを
貫通している。保持具1はそれぞれスリーブ1cを環状
物体3に対して、ケーブル4との間に挿入可能な方向に
なっている。この時カバー11は環状物体3の両側に向
いている。所定位置に環状物体3を置き、1対の保持具
1のスリーブ1cをケーブル4と環状物体3と隙間に挿
入する。この時カバー11は環状物体3の外周に嵌合す
る。両側から半分づつの幅で、環状物体3は2個のカバ
ー11により覆われ、保護される。
【0015】更に他の実施例を図5により説明する。図
5(イ)は本実施例の斜視図、図5(ロ)はケーブル4
に環状物体3が本実施例により保持された状態を示す斜
視図である。前述の2実施例と同一又は類似の店は説明
の詳述を省略する。保持具7はつば7bとスリーブ7c
とつめ8とからなる樹脂成形品である。つば7bは長円
板状をなし、ケーブル10が貫通する貫通孔7aも長円
板状である。平筒状のスリーブ7cは貫通孔7aに内接
し、挿入方向に突起してつば7bに接続して形成され、
ケーブル10の外形より大きい内形と、環状物体9の内
形より小さい外形を有している。つめ8はスリーブ7c
の内形側の面にやや突起して接続して平板状に上下に相
対して2枚形成され、挿入方向に対して反対方向に尖端
部を向いている。つめ8は弾性を有し挿入時にはスリー
ブ7cの内径側に変形して容易に挿入され、挿入後はケ
ーブル10側に戻り尖端部がケーブル10の外周に引掛
かり逆進しないようになっている。
【0016】所定位置に環状物体9を置き、1対の保持
具7を挿入すると、環状物体9はつば7bにより押さえ
られ、且つつめ8がケーブル10の外周に引掛かり逆進
しなので、環状物体9がケーブル10に安定に保持され
る。
【0017】次に、他の実施例として保持具が磁性体で
ある実施例について説明する。構成は前述の一実施例と
同一である保持具7を磁性粉60パーセント以上含有す
る樹脂で構成する。この場合保持具自体が磁性体である
のでノイズ吸収能力を有する。磁性粉の含有率が60パ
ーセント未満のときは磁性が弱く充分なノイズ吸収能力
を有しない。
【0018】従って環状物体保持具が磁性粉60パーセ
ント以上含有する樹脂の磁性体であるときは、保持具7
は保持効果のみならず、ノイズ吸収効果を有し、他の実
施例の如くカバー11を有する時は併せて環状物体3の
保護効果をも有する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、環状物体をケーブルに
実装作業の効率が向上し良好な作業性で安定に保持する
ことが可能となった。併せてノイズ吸収能力を有する環
状物体保持具を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は一実施例の平面図、(ロ)は側面図、
(ハ)は側断面である。
【図2】一実施例によりケーブルに環状物体を保持する
ことを示す斜視図である。
【図3】一実施例によりケーブルに環状物体が保持され
た状態を示す断面図である。
【図4】他の実施例の斜視図である。
【図5】(イ)は他の実施例の斜視図、(ロ)はケーブ
ルに環状物体が保持された状態を示す斜視図である。
【図6】(イ)、(ロ)は従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1、7 保持具 1a、7a 貫通孔 1b、7b つば 1c、7c スリーブ 2、8 つめ 2a 尖端部 3、9 環状物体 4、10 ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有した環状物体を、この環状物
    体の中空部に挿入されるケーブルに固定して装着する環
    状物体保持具において、環状物体の中空部に挿入され
    て、該ケーブルと該環状物体の間に位置するスリーブ
    と、このスリーブ内に設けられて該ケーブルに当接する
    つめと、該スリーブの周囲に設けられた第1のつばと、
    この第1のつば及び該スリーブとの間で該環状物体を挟
    持する第2のつばとを備えたことを特徴とする環状物体
    保持具。
  2. 【請求項2】中空部を有した環状物体を、この環状物体
    の中空部に挿入されるケーブルに固定して装着する環状
    物体保持具において、環状物体の中空部に挿入されて、
    該ケーブルと該環状物体の間に位置するスリーブと、こ
    のスリーブ内に設けられた該ケーブルに当接するつめ
    と、該スリーブの周囲に設けられた第1のつばと、この
    第1のつば及び該スリーブとの間で該環状物体を挟持す
    る第2のつばと、これら第1及び第2のつばの間であっ
    て、かつ該環状物体の周囲に設けられた環状物体の周縁
    カバーとを備えたことを特徴とする環状物体保持具。
  3. 【請求項3】磁性粉60%以上含有する樹脂からなるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の環状物体
    保持具。
JP34237792A 1992-12-22 1992-12-22 環状物体保持具 Pending JPH06196892A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34237792A JPH06196892A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 環状物体保持具

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JPH06196892A true JPH06196892A (ja) 1994-07-15

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ID=18353259

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JP34237792A Pending JPH06196892A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 環状物体保持具

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JP (1) JPH06196892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172114A1 (ja) * 2020-02-25 2021-09-02 住友電装株式会社 ワイヤハーネス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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