JPH05166633A - フェライト磁心 - Google Patents

フェライト磁心

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Publication number
JPH05166633A
JPH05166633A JP3353296A JP35329691A JPH05166633A JP H05166633 A JPH05166633 A JP H05166633A JP 3353296 A JP3353296 A JP 3353296A JP 35329691 A JP35329691 A JP 35329691A JP H05166633 A JPH05166633 A JP H05166633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
case
signal line
line cable
ferrite magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3353296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Mihara
秀幸 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3353296A priority Critical patent/JPH05166633A/ja
Publication of JPH05166633A publication Critical patent/JPH05166633A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 信号線ケーブルに対して複数個取付けたり取
外したりする作業が容易でかつ確実な、保持ケース付の
フェライト磁心を提供することを目的としている。 【構成】 軸方向に沿って信号線ケーブル1を嵌通させ
る溝を形成するように分割した筒状コア片3と、該筒状
コア片3の外部を覆うことによって信号線ケーブル1に
固定するコアケース5とからなるフェライト磁心2にお
いて、前記コアケース5の軸方向一端部に鍔部6を設
け、他端部に該鍔部を嵌合する嵌合部7を設けたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器間を接続する
信号線ケーブルを貫通させて保持する保持ケース付のフ
ェライト磁心に関し、特に信号線ケーブルへ複数個取付
けて使用するのに適したフェライト磁心に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子機器の装置間を接続する往
復信号線は、静電気の放電などによるノイズを防止する
ために、筒状の分割型磁気コアで挟まれている。この種
の信号線ケーブルを固定する磁気コアとしては、図4に
示すように、中央溝32をそれぞれ有した2つに分割さ
れ筒状コア31から形成し、筒状コア31,31を合わ
せた中央溝32に信号線ケーブル30を貫通させ、筒状
コア31の周囲を絶縁テープ、締付金具等からなる締付
手段33を介して締付けることにより、筒状コア31で
信号線ケーブル30を抱持しているものがある。しか
し、この種の筒状コアは、締付手段を用いることで、信
号線ケーブルへの取付けや取外しが面倒で時間がかかっ
ていた。
【0003】そこで、この欠点を解消するため、図5に
示すような保持ケース付のフェライト部品が提案されて
いる。この保持ケース付のフェライト磁心34は、信号
線ケーブルを抱持する中央溝36を有した、分割された
筒状コア片35と、2つの筒状コア片35,35を合わ
せて全体を包囲して収容する2つに分割された筒状のケ
ース37,37とからなっている。ケース37は互いに
一方の外周端の接続部38で蝶番式に接続され、一方の
ケース37の接続部38に対向する外周端部には突起3
9が設けられ、他方のケース37の接続部38に対向す
る外周端部には孔40が突起39に対向して設けられ、
突起39はそれぞれ対向する孔40に挿入されるように
されている。また、ケース37の両端に端壁が形成さ
れ、この壁に信号線ケーブルを通す切り欠き41、41
が形成されている。合体した筒状コア片35,35の中
央溝36,36により形成された貫通孔により信号線ケ
ーブル(図示していない)を挟んで抱持し、各ケース3
7の収容空間内に合体した筒状コア片35,35を収容
し、相対するケース37の突起39を孔40に挿入し、
筒状コア片35,35をケース37で覆い、ケース37
の一端に形成された取付孔42に結束バンドを掛ける等
して信号線ケーブルにフェライト磁心を固定している。
そして、複数のフェライト磁心34を同一信号線ケーブ
ルに装着する際、それぞれ別々に信号線ケーブルに固定
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の保持ケー
ス付のフェライト磁心は、信号線ケーブルに複数個同時
に装着する際、それぞれ別々に信号線ケーブルに固定す
るが、その取付けに手間がかかり、また、保持ケースを
有さない状態の筒状コアを装着する際は、コア同士が衝
突してコアが損傷するおそれがあった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、信号線ケーブルに対して複数個取付けたり取外
したりする作業が容易でかつ確実な、保持ケース付のフ
ェライト磁心を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフェライト
磁心は、軸方向に沿って信号線ケーブルを嵌通させる溝
を形成するように分割された筒状コア片と、該筒状コア
片の外部を覆うことによって信号線ケーブルを固定する
コアケースとからなるフェライト磁心において、前記コ
アケースの軸方向一端部に鍔部を設け、他端部に該鍔部
を嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係るフェライト磁心は、上記のように
構成しているので、所望数のコアケースの一端部の鍔部
を隣接するコアケースの他端部の嵌合部に嵌着し、ケー
スに筒状コア片を保持させるように収納し、ケースを閉
じると筒状コア片は合体する。合体した筒状コア片によ
り形成された貫通孔を通して信号線ケーブルを抱持し、
ケース内周面に設けられた固定爪により信号線ケーブル
の外周面が押さえつけられ、一定した力で確実に信号線
ケーブルに取り付けられ、しかも筒状コア片の取付け、
取外しが容易である。また、信号線ケーブルに複数個同
時に装着しても、コアケースの一端部の鍔部を他端部の
嵌合部に嵌着して一体的に信号線ケーブルに固定してい
るので、ケースを備えない状態で複数個の筒状コアを同
時に装着した場合に生じるおそれのあるコア片同士が衝
突することがなくなり、コア片同士の衝突により損傷が
発生することがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図3は、本発明に係るフェライト磁心
の一実施例を説明する図である。フェライト磁心2は、
軸方向に沿って2分割され溝4が形成された筒状コア片
3と、この筒状コア片3,3を合体させ溝4で貫通孔を
形成し、この貫通孔に信号線ケーブル1を通して抱持
し、外周からこれらを覆って保持する筒状のコアケース
5とからなり、この筒状のコアケース5の軸方向の一端
に鍔部6を設け、他端に嵌合部7を設けている。各筒状
コア片3は、図2に示すように、合体して貫通孔を形成
するように、例えば軸方向に平行に溝4を設けて筒状
に、フェライト等の磁性体より同一形状に形成してい
る。溝4の軸方向の両端縁にそれぞれ凹部8を形成し、
コアケース5の離脱防止用の突起が嵌まりコアケース5
内でがたつかないようになっている。
【0009】コアケース5は、図3に示すように、半円
筒状のコアケース筒5a,5bからなり、各コアケース
筒5a,5bの両端にそれぞれ鍔部6a,6bを設け、
他端に嵌合部7a,7bを設け、これによりコアケース
5の鍔部6及び嵌合部7をそれぞれ形成する。そして鍔
部6を隣のコアケース5の嵌合部7に嵌合することによ
り、複数のコアケース5を合体させる。また、コアケー
ス筒5a,5bの対面する側壁端の一方に接続部9設
け、この接続部9を支点にして蝶番式に開閉できるよう
に、コアケース筒5a,5bはお互いが接続している。
また、コアケース筒5aの接続部9と反対側の側壁端に
は係止孔10を設け、コアケース筒5bの係止孔10に
対向する側壁端には止め爪11を設け、係止孔10に嵌
合するようにしている。
【0010】このコアケース5には、さらに、筒状コア
片3の溝4の凹部8に嵌まる突起12,12及び固定爪
13,13を設けている。フェライト磁心2を信号線ケ
ーブル1に固定したとき、突起12,12により筒状コ
ア片3ががたつくのを防ぎ、固定爪13,13でフェラ
イト磁心2が信号線ケーブル1からずれるのを防いでい
る。そして、所望の数のコアケース5を鍔部6を隣のコ
アケース5の嵌合部7に嵌合することにより合体させ、
このコアケース5のコアケース筒5a,5bに筒状コア
片3を装着し、筒状コア3の溝4に信号線ケーブル1を
嵌め、コアケース筒5a,5bを閉じ、一対の筒状コア
片3,3の接合面3aを合わせて信号線ケーブル1を筒
状コア片3の溝4で形成した貫通孔を貫通させて固着す
るとともにコアケース5で覆って抱持する。
【0011】上記のように本発明によれば、コアケース
筒を閉じて筒状コア片を包囲するようにしているので、
信号線への取付けや取外しが容易で確実にでき、製造が
容易でコストが安くできる。また、所望の数のコアケー
スを鍔部を隣のコアケース5の嵌合部に嵌合することに
より合体させて一体化するとともに、固定爪で信号線ケ
ーブルに密着させているので、信号線ケーブルに複数個
を固着しても、隣同士のコアが衝突してフェライト磁心
が損傷することがなくなる。
【0012】なお、上記実施例において、各柱状コアは
略同一外形に形成して説明したが、上記実施例の外形に
限定されるものでない。また、隣同士のフェライト磁心
を合体させるのに鍔部と嵌合部を用いたが、その名称と
形状は特に限定されず、例えば、鍔部は円環状でなく欠
円環状、矩形状等であってもよい。その他、本発明は上
記実施例に限定されるものでなく、その要旨を変更しな
い範囲において、当業者において変更、修正実施するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るフェライト磁心によれば、
複数個を信号線ケーブルへ取付けたり取外したりする作
業が容易で確実にでき、製造が容易でコストが安くでき
る。また、複数個を固着する場合でもコアが衝突してフ
ェライト磁心が損傷することをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフェライト磁心の取付
け状態を示す断面図である。
【図2】上記実施例の筒状コア片の斜視図である。
【図3】上記実施例のコアケースを開いた平面図であ
る。
【図4】従来例を説明する図である。
【図5】他の従来例を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 信号線ケーブル 2 フェライト磁心 3 筒状コア片 5 コアケース 6 鍔部 7 嵌合部 12 突起 13 固定爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に沿って信号線ケーブルを嵌通さ
    せる溝を形成するように分割した筒状コア片と、該筒状
    コア片の外部を覆うことによって信号線ケーブルに固定
    するコアケースとからなるフェライト磁心において、前
    記コアケースの軸方向一端部に鍔部を設け、他端部に該
    鍔部を嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とするフェラ
    イト磁心。
JP3353296A 1991-12-16 1991-12-16 フェライト磁心 Pending JPH05166633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353296A JPH05166633A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 フェライト磁心

Applications Claiming Priority (1)

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JP3353296A JPH05166633A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 フェライト磁心

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Publication Number Publication Date
JPH05166633A true JPH05166633A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18429881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3353296A Pending JPH05166633A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 フェライト磁心

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JP (1) JPH05166633A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625872B1 (en) * 1999-01-06 2003-09-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for sintering magnetic core
JP2010045111A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル集合体
JP2012094758A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Nichicon Corp ノイズフィルタ

Cited By (3)

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US6625872B1 (en) * 1999-01-06 2003-09-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for sintering magnetic core
JP2010045111A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル集合体
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