JPH06196871A - 電子機器筺体 - Google Patents
電子機器筺体Info
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- JPH06196871A JPH06196871A JP35800392A JP35800392A JPH06196871A JP H06196871 A JPH06196871 A JP H06196871A JP 35800392 A JP35800392 A JP 35800392A JP 35800392 A JP35800392 A JP 35800392A JP H06196871 A JPH06196871 A JP H06196871A
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- JP
- Japan
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- outer casing
- arm
- outer enclosure
- electronic device
- outside
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子機器の外筺を移送する際の操作が容易で
あるとともに、外筺を移送する際に電子機器が収納され
る外筺の転倒を確実に防止することが可能な電子機器筺
体を提供することを目的とする。 【構成】 外筺の所定の幅よりも外側に常時突出するよ
うに付勢されたアームを設けるとともに、当該アームの
先端にキャスタを取り付けるように構成した。
あるとともに、外筺を移送する際に電子機器が収納され
る外筺の転倒を確実に防止することが可能な電子機器筺
体を提供することを目的とする。 【構成】 外筺の所定の幅よりも外側に常時突出するよ
うに付勢されたアームを設けるとともに、当該アームの
先端にキャスタを取り付けるように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機やプ
リンター、あるいはファクシミリ等の電子機器の筺体に
関し、特に、電子機器を収納する筺体が複数に分離で
き、各々に床面に沿って当該筺体を移送するキャスタが
設けられた電子機器筺体に関するものである。
リンター、あるいはファクシミリ等の電子機器の筺体に
関し、特に、電子機器を収納する筺体が複数に分離で
き、各々に床面に沿って当該筺体を移送するキャスタが
設けられた電子機器筺体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真複写機やプリンタ
ー、あるいはファクシミリ等の電子機器には、カラー化
や画像処理機能等の高機能化に加えて、オフィス等の通
常のドアから電子機器を搬入可能なように、電子機器筺
体の幅等が所定の寸法以下となるようサイズ的な制約が
加えられている。そのため、最近では、図8に示すよう
に、電子機器が収納される筺体を複数に分離し、画像の
複写等を行う機器本体100以外に、当該機器の制御等
を行なう電子部品や排気装置等を収納した外筺101と
から構成した電子機器も提案されており、実際に製品化
されつつある。
ー、あるいはファクシミリ等の電子機器には、カラー化
や画像処理機能等の高機能化に加えて、オフィス等の通
常のドアから電子機器を搬入可能なように、電子機器筺
体の幅等が所定の寸法以下となるようサイズ的な制約が
加えられている。そのため、最近では、図8に示すよう
に、電子機器が収納される筺体を複数に分離し、画像の
複写等を行う機器本体100以外に、当該機器の制御等
を行なう電子部品や排気装置等を収納した外筺101と
から構成した電子機器も提案されており、実際に製品化
されつつある。
【0003】この場合、上記電子機器の制御等を行なう
電子部品や排気装置等を収納した外筺101は、機器全
体の小型化の観点からその床面積が小さく、しかも高さ
は機器本体100とほぼ同じ高さに形成されている。ま
た、この外筺101の底面には、キャスタ103が取り
付けられており、当該外筺101は、機器本体100と
分離した状態で床面104に自立し、キャスタ103に
よって床面104に沿って機器本体100とは別個に移
送可能となっている。
電子部品や排気装置等を収納した外筺101は、機器全
体の小型化の観点からその床面積が小さく、しかも高さ
は機器本体100とほぼ同じ高さに形成されている。ま
た、この外筺101の底面には、キャスタ103が取り
付けられており、当該外筺101は、機器本体100と
分離した状態で床面104に自立し、キャスタ103に
よって床面104に沿って機器本体100とは別個に移
送可能となっている。
【0004】そして、上記機器本体100及び外筺10
1をそれぞれ別個にオフィス等の設置場所まで搬送し
て、機器本体100に外筺101を連結した状態で固定
し、配線やエアダクト等を接続するように構成されてい
る。
1をそれぞれ別個にオフィス等の設置場所まで搬送し
て、機器本体100に外筺101を連結した状態で固定
し、配線やエアダクト等を接続するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記電子機器の場合には、機器本体100と分離し
た状態に設けられる外筺101が、当該外筺101の重
心の床面104からの高さに対して、キャスタ103間
の距離L1が小さく、外筺101が移送時に転倒し易い
という問題点を有していた。しかも、上記外筺101に
は、電子機器の制御等を行なう電子部品が収納されてい
るため、外筺101が転倒すると、当該外筺101の内
部に収納された電子部品に故障が生じ易く、外筺101
の転倒は、絶対的に回避しなければならない。そのた
め、上記電子機器の外筺101等の搬送には、細心の注
意を必要とし、電子機器の設置に際して操作性が悪くな
るという問題点があった。
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記電子機器の場合には、機器本体100と分離し
た状態に設けられる外筺101が、当該外筺101の重
心の床面104からの高さに対して、キャスタ103間
の距離L1が小さく、外筺101が移送時に転倒し易い
という問題点を有していた。しかも、上記外筺101に
は、電子機器の制御等を行なう電子部品が収納されてい
るため、外筺101が転倒すると、当該外筺101の内
部に収納された電子部品に故障が生じ易く、外筺101
の転倒は、絶対的に回避しなければならない。そのた
め、上記電子機器の外筺101等の搬送には、細心の注
意を必要とし、電子機器の設置に際して操作性が悪くな
るという問題点があった。
【0006】かかる問題点を解決可能な技術としては、
実開昭60−174278号公報に開示された電子機器
筺体に関するものがある。この実開昭60−17427
8号公報に開示された電子機器筺体は、電子機器が収納
される外筺と、該外筺を設置すべき床面より支持する台
足と、該外筺を該床面に沿って移送する複数のキャスタ
とを備えた電子機器筺体であって、前記外筺の所定の幅
より突出される伸縮自在なアームを設けると共に、該ア
ームの先端にキャスタが係止されて形成されるように構
成したものである。
実開昭60−174278号公報に開示された電子機器
筺体に関するものがある。この実開昭60−17427
8号公報に開示された電子機器筺体は、電子機器が収納
される外筺と、該外筺を設置すべき床面より支持する台
足と、該外筺を該床面に沿って移送する複数のキャスタ
とを備えた電子機器筺体であって、前記外筺の所定の幅
より突出される伸縮自在なアームを設けると共に、該ア
ームの先端にキャスタが係止されて形成されるように構
成したものである。
【0007】しかし、かかる提案に係る電子機器筺体の
場合には、上記外筺は、通常台足によって床面上に支持
固定されるものであり、この外筺を移送する際には、台
足を引っ込めて外筺をキャスタによって支持し、その
後、キャスタが係止されたアームを伸張して、外筺をキ
ャスタによって床面上に移送可能に自立させなければな
らず、外筺を移送する際の操作が面倒であるばかりか、
キャスタが係止されたアームを伸張する際に、外筺が転
倒する虞れがあり、電子機器が収納される外筺の転倒を
確実に防止することができないという問題点があった。
場合には、上記外筺は、通常台足によって床面上に支持
固定されるものであり、この外筺を移送する際には、台
足を引っ込めて外筺をキャスタによって支持し、その
後、キャスタが係止されたアームを伸張して、外筺をキ
ャスタによって床面上に移送可能に自立させなければな
らず、外筺を移送する際の操作が面倒であるばかりか、
キャスタが係止されたアームを伸張する際に、外筺が転
倒する虞れがあり、電子機器が収納される外筺の転倒を
確実に防止することができないという問題点があった。
【0008】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、電子機器の外筺を移送する際の操作が容易であ
るとともに、外筺を移送する際に電子機器が収納される
外筺の転倒を確実に防止することが可能な電子機器筺体
を提供することにある。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、電子機器の外筺を移送する際の操作が容易であ
るとともに、外筺を移送する際に電子機器が収納される
外筺の転倒を確実に防止することが可能な電子機器筺体
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
電子機器が収納される外筺が複数に分離でき、該外筺の
少なくとも1つが床面に沿って移送する複数のキャスタ
を備えた電子機器筺体において、前記外筺の所定の幅よ
りも外側に常時突出するように付勢されたアームを設け
るとともに、当該アームの先端にキャスタを取り付ける
ように構成することによって達成される。
電子機器が収納される外筺が複数に分離でき、該外筺の
少なくとも1つが床面に沿って移送する複数のキャスタ
を備えた電子機器筺体において、前記外筺の所定の幅よ
りも外側に常時突出するように付勢されたアームを設け
るとともに、当該アームの先端にキャスタを取り付ける
ように構成することによって達成される。
【0010】
【作用】この発明においては、外筺の所定の幅よりも外
側に常時突出するように付勢されたアームを設けるとと
もに、当該アームの先端にキャスタを取り付けるように
構成されているので、上記外筺と他の外筺等と隣接して
配置した場合には、アームが他の外筺の外壁と当接して
自動的に外筺の下方に収納されるとともに、上記外筺を
他の外筺等から分離した場合には、アームが自動的に外
側に突出して、当該外筺の転倒を防止するようになって
いる。
側に常時突出するように付勢されたアームを設けるとと
もに、当該アームの先端にキャスタを取り付けるように
構成されているので、上記外筺と他の外筺等と隣接して
配置した場合には、アームが他の外筺の外壁と当接して
自動的に外筺の下方に収納されるとともに、上記外筺を
他の外筺等から分離した場合には、アームが自動的に外
側に突出して、当該外筺の転倒を防止するようになって
いる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0012】図2はこの発明に係る電子機器筺体の一実
施例を示すものである。
施例を示すものである。
【0013】図において、1は電子機器としての電子写
真複写機を示すものであり、この電子写真複写機1は、
電子機器が収納される筺体を複数(図示例では2つ)に
分離して構成されており、画像の複写等を行う機器本体
2と、当該機器の制御等を行なう電子部品や排気装置等
を収納した外筺3とから構成されている。
真複写機を示すものであり、この電子写真複写機1は、
電子機器が収納される筺体を複数(図示例では2つ)に
分離して構成されており、画像の複写等を行う機器本体
2と、当該機器の制御等を行なう電子部品や排気装置等
を収納した外筺3とから構成されている。
【0014】この場合、上記電子機器の制御等を行なう
電子部品や排気装置等を収納した外筺3は、図1及び図
2に示すように、機器全体の小型化の観点からその床面
積が小さく、しかも高さは機器本体2とほぼ同じ高さに
形成されている。また、この外筺3の底面3aには、図
1に示すように、その四隅にキャスタ4がそれぞれ取り
付けられており、当該外筺3は、機器本体2と分離した
状態で床面5に自立し、キャスタ4によって床面5に沿
って機器本体2とは別個に移送可能となっている。
電子部品や排気装置等を収納した外筺3は、図1及び図
2に示すように、機器全体の小型化の観点からその床面
積が小さく、しかも高さは機器本体2とほぼ同じ高さに
形成されている。また、この外筺3の底面3aには、図
1に示すように、その四隅にキャスタ4がそれぞれ取り
付けられており、当該外筺3は、機器本体2と分離した
状態で床面5に自立し、キャスタ4によって床面5に沿
って機器本体2とは別個に移送可能となっている。
【0015】そして、上記機器本体2及び外筺3をそれ
ぞれ別個にオフィス等の設置場所まで搬送して、機器本
体2に外筺3を連結した状態で固定し、配線やエアダク
ト等を接続するように構成されている。
ぞれ別個にオフィス等の設置場所まで搬送して、機器本
体2に外筺3を連結した状態で固定し、配線やエアダク
ト等を接続するように構成されている。
【0016】ところで、この実施例では、上記外筺3の
底面3aに、図1に示すように、その幅方向の両端側略
中央部分に、軸6を中心に自由に回転するアーム7がそ
れぞれ設けられており、当該アーム7、7の回転する先
端部には、キャスタ8、8が取り付けられている。これ
らのアーム7、7の先端部に取り付けられたキャスタ
8、8は、外筺3の底面3aに直接設けられたキャスタ
4に比べて、床面5から僅か浮き上がるように設定され
ている。そのため、上記キャスタ8、8は、通常は床面
5に接触しないようになっている。
底面3aに、図1に示すように、その幅方向の両端側略
中央部分に、軸6を中心に自由に回転するアーム7がそ
れぞれ設けられており、当該アーム7、7の回転する先
端部には、キャスタ8、8が取り付けられている。これ
らのアーム7、7の先端部に取り付けられたキャスタ
8、8は、外筺3の底面3aに直接設けられたキャスタ
4に比べて、床面5から僅か浮き上がるように設定され
ている。そのため、上記キャスタ8、8は、通常は床面
5に接触しないようになっている。
【0017】また、上記アーム7、7は、連結棒9によ
って互いに連結されている。この連結棒9は、その一端
が一方のアーム7の軸6よりもキャスタ8側に回転自在
に軸10によって連結されているとともに、その他端
は、他方のアーム7の軸6よりもキャスタ8とは反対側
の端部に回転自在に軸10によって連結されている。
って互いに連結されている。この連結棒9は、その一端
が一方のアーム7の軸6よりもキャスタ8側に回転自在
に軸10によって連結されているとともに、その他端
は、他方のアーム7の軸6よりもキャスタ8とは反対側
の端部に回転自在に軸10によって連結されている。
【0018】さらに、上記他方のアーム7には、軸10
の近傍にバネ11の一端が取り付けられているととも
に、このバネ11の他端は、外筺3の底面3aに取り付
けられている。そして、上記アーム7、7を図1に示す
ように折り畳んだ状態では、バネ11が伸張した状態と
なっており、このバネ11によって一方のアーム7が外
側に突出する方向に付勢されるようになっている。
の近傍にバネ11の一端が取り付けられているととも
に、このバネ11の他端は、外筺3の底面3aに取り付
けられている。そして、上記アーム7、7を図1に示す
ように折り畳んだ状態では、バネ11が伸張した状態と
なっており、このバネ11によって一方のアーム7が外
側に突出する方向に付勢されるようになっている。
【0019】そのため、上記外筺3が機器本体2と連結
された状態では、アーム7の先端が機器本体2の外筺3
側の端部に当接し、アーム7、7が外側に突出するのを
バネ11の弾発力に抗して防止されるようになってい
る。
された状態では、アーム7の先端が機器本体2の外筺3
側の端部に当接し、アーム7、7が外側に突出するのを
バネ11の弾発力に抗して防止されるようになってい
る。
【0020】一方、外筺3が機器本体2から分離された
状態では、一方のアーム7がバネ11の収縮力によって
外側に突出する方向に回動され、当該アーム7は、外筺
3の外側に当該外筺3の端面と略直交するように突出す
る。また、上記一方のアーム7が回動すると、このアー
ム7の回動動作が連結棒9を介して他方のアーム7に伝
達され、当該他方のアーム7も一方のアーム7と同様に
外筺3の外側に突出するように回動されるようになって
いる。その際、上記両アーム7、7が外筺3の端面と略
直交するように突出した状態で停止するように、外筺3
の底面3aには、図1に示すように、アーム7と当接し
てその回動を規制するストッパー12が突設されてい
る。
状態では、一方のアーム7がバネ11の収縮力によって
外側に突出する方向に回動され、当該アーム7は、外筺
3の外側に当該外筺3の端面と略直交するように突出す
る。また、上記一方のアーム7が回動すると、このアー
ム7の回動動作が連結棒9を介して他方のアーム7に伝
達され、当該他方のアーム7も一方のアーム7と同様に
外筺3の外側に突出するように回動されるようになって
いる。その際、上記両アーム7、7が外筺3の端面と略
直交するように突出した状態で停止するように、外筺3
の底面3aには、図1に示すように、アーム7と当接し
てその回動を規制するストッパー12が突設されてい
る。
【0021】以上の構成において、この実施例に係る電
子機器筺体では、次のようにして、電子部品等を収納し
た外筺の転倒が防止される。すなわち、外筺3が機器本
体2と連結された状態では、図1に示すように、アーム
7の先端が機器本体2の外筺3側の端部に当接し、アー
ム7、7が外側に突出するのをバネ11の弾発力に抗し
て防止されるようになっている。そのため、上記アーム
7、7は、外筺3の外側に突出することがなく、電子写
真複写機の使用には、全く支障がない。
子機器筺体では、次のようにして、電子部品等を収納し
た外筺の転倒が防止される。すなわち、外筺3が機器本
体2と連結された状態では、図1に示すように、アーム
7の先端が機器本体2の外筺3側の端部に当接し、アー
ム7、7が外側に突出するのをバネ11の弾発力に抗し
て防止されるようになっている。そのため、上記アーム
7、7は、外筺3の外側に突出することがなく、電子写
真複写機の使用には、全く支障がない。
【0022】一方、外筺3を機器本体2から分離する場
合には、何らの特別な操作を行なうことなく、ただ単に
外筺3を機器本体2から分離するだけで、一方のアーム
7がバネ11の収縮力によって外側に突出する方向に回
動され、当該アーム7は、外筺3の外側に当該外筺3の
端面と略直交するように突出する。また、上記一方のア
ーム7が回動すると、このアーム7の回動動作が連結棒
9を介して他方のアーム7に伝達され、当該他方のアー
ム7も一方のアーム7と同様に外筺3の外側に突出する
ように回動されるようになっている。その際、上記両ア
ーム7、7は、図3に示すように、外筺3の底面3aに
突設されたストッパー12によって、外筺3の外側に当
該外筺3の端面と略直交するように突出した状態で停止
する。よって、外筺3自体は、図4に示すように、その
幅が狭く高さが高く設定されたものであっても、外筺3
の狭い幅方向に沿ってアーム7、7の先端に設けられた
キャスタ8、8間の距離L1を大きなものとすることが
できる。この状態では、上記キャスタ8、8は、床面5
から僅か浮き上がるように設定されており、床面5に接
触しないようになっている。
合には、何らの特別な操作を行なうことなく、ただ単に
外筺3を機器本体2から分離するだけで、一方のアーム
7がバネ11の収縮力によって外側に突出する方向に回
動され、当該アーム7は、外筺3の外側に当該外筺3の
端面と略直交するように突出する。また、上記一方のア
ーム7が回動すると、このアーム7の回動動作が連結棒
9を介して他方のアーム7に伝達され、当該他方のアー
ム7も一方のアーム7と同様に外筺3の外側に突出する
ように回動されるようになっている。その際、上記両ア
ーム7、7は、図3に示すように、外筺3の底面3aに
突設されたストッパー12によって、外筺3の外側に当
該外筺3の端面と略直交するように突出した状態で停止
する。よって、外筺3自体は、図4に示すように、その
幅が狭く高さが高く設定されたものであっても、外筺3
の狭い幅方向に沿ってアーム7、7の先端に設けられた
キャスタ8、8間の距離L1を大きなものとすることが
できる。この状態では、上記キャスタ8、8は、床面5
から僅か浮き上がるように設定されており、床面5に接
触しないようになっている。
【0023】そのため、上記外筺3を機器本体2から分
離して単独で移送する場合でも、外筺3の外側には、当
該外筺3の幅の狭い方向の端面と略直交するようにキャ
スタ8、8を備えたアーム7、7が突出する。そのた
め、外筺3を移送する際に、当該外筺3が転倒しそうに
なった場合でも、アーム7、7の先端に設けられたキャ
スタ8、8が底面3aに接触するため、外筺3が転倒す
るのを確実に防止することができる。
離して単独で移送する場合でも、外筺3の外側には、当
該外筺3の幅の狭い方向の端面と略直交するようにキャ
スタ8、8を備えたアーム7、7が突出する。そのた
め、外筺3を移送する際に、当該外筺3が転倒しそうに
なった場合でも、アーム7、7の先端に設けられたキャ
スタ8、8が底面3aに接触するため、外筺3が転倒す
るのを確実に防止することができる。
【0024】したがって、上記外筺3には、電子機器の
制御等を行なう電子部品が収納されていても、外筺3の
転倒を確実に防止することができるので、電子機器の外
筺3を搬送する際に、特別の注意を必要とせず、電子機
器の設置に際して操作性が悪くなることがない。
制御等を行なう電子部品が収納されていても、外筺3の
転倒を確実に防止することができるので、電子機器の外
筺3を搬送する際に、特別の注意を必要とせず、電子機
器の設置に際して操作性が悪くなることがない。
【0025】このように構成されているので、電子機器
の外筺3を移送する際の操作が容易であるとともに、外
筺3を移送する際に電子機器が収納される外筺の転倒を
確実に防止することが可能な電子機器筺体を提供するこ
とができる。
の外筺3を移送する際の操作が容易であるとともに、外
筺3を移送する際に電子機器が収納される外筺の転倒を
確実に防止することが可能な電子機器筺体を提供するこ
とができる。
【0026】図5及び図6はこの発明のそれぞれ他の実
施例を示すものであり、前記実施例と同一の部分には同
一の符号を付して説明すると、この実施例では、アーム
7の先端7aが図5に示すように円弧状に形成されてお
り、また、アーム7の先端7aに図6に示すようにロー
ラー20が取り付けられている。そして、いずれの実施
例の場合にも、外筺3を機器本体2に連結する際に、ア
ーム7の先端7aが図5又は図6に示すように機器本体
2の外壁2aと当接して、当該アーム7には、矢印方向
の力が作用するため、アーム7がスムーズに回転し、外
筺3の下方へと確実に収納することができるようになっ
ている。
施例を示すものであり、前記実施例と同一の部分には同
一の符号を付して説明すると、この実施例では、アーム
7の先端7aが図5に示すように円弧状に形成されてお
り、また、アーム7の先端7aに図6に示すようにロー
ラー20が取り付けられている。そして、いずれの実施
例の場合にも、外筺3を機器本体2に連結する際に、ア
ーム7の先端7aが図5又は図6に示すように機器本体
2の外壁2aと当接して、当該アーム7には、矢印方向
の力が作用するため、アーム7がスムーズに回転し、外
筺3の下方へと確実に収納することができるようになっ
ている。
【0027】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
様であるので、その説明を省略する。
様であるので、その説明を省略する。
【0028】図7はこの発明のさらに他の実施例を示す
ものであり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を
付して説明すると、この実施例では、外筺3の底面3a
に1本のアーム7が軸6を中心に回転自在に設けられて
おり、このアーム7は、外筺3の幅よりも長く設定され
ている。上記アーム7の先端には、それぞれキャスタ
8、8が取付られており、当該アーム7は、回動した状
態で外筺3の幅方向の両側にキャスタ8、8が突出する
ようになっている。
ものであり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を
付して説明すると、この実施例では、外筺3の底面3a
に1本のアーム7が軸6を中心に回転自在に設けられて
おり、このアーム7は、外筺3の幅よりも長く設定され
ている。上記アーム7の先端には、それぞれキャスタ
8、8が取付られており、当該アーム7は、回動した状
態で外筺3の幅方向の両側にキャスタ8、8が突出する
ようになっている。
【0029】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
様であるので、その説明を省略する。
様であるので、その説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、電子機器の外筺を移送する際の操作が容易で
あるとともに、外筺を移送する際に電子機器が収納され
る外筺の転倒を確実に防止することが可能な電子機器筺
体を提供することができる。
るもので、電子機器の外筺を移送する際の操作が容易で
あるとともに、外筺を移送する際に電子機器が収納され
る外筺の転倒を確実に防止することが可能な電子機器筺
体を提供することができる。
【図1】 図1はこの発明に係る電子機器筺体の一実施
例を示す底面図である。
例を示す底面図である。
【図2】 図2はこの発明に係る電子機器筺体の一実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図3】 図3は同実施例を示す底面図である。
【図4】 図4は同実施例を示す正面図である。
【図5】 図5(a)〜(c)はこの発明の他の実施例
をそれぞれ示す説明図である。
をそれぞれ示す説明図である。
【図6】 図6(a)〜(c)はこの発明の更に他の実
施例をそれぞれ示す説明図である。
施例をそれぞれ示す説明図である。
【図7】 図7はこの発明のまた更に他の実施例を示す
底面図である。
底面図である。
【図8】 図8は従来の電子機器を示す正面図である。
1 電子写真複写機、2 機器本体、3 外筺、6
軸、7 アーム、8 キャスタ、11 バネ。
軸、7 アーム、8 キャスタ、11 バネ。
Claims (1)
- 【請求項1】 電子機器が収納される外筺が複数に分離
でき、該外筺の少なくとも1つが床面に沿って移送する
複数のキャスタを備えた電子機器筺体において、前記外
筺の所定の幅よりも外側に常時突出するように付勢され
たアームを設けるとともに、当該アームの先端にキャス
タを取り付けたことを特徴とする電子機器筺体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35800392A JPH06196871A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 電子機器筺体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35800392A JPH06196871A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 電子機器筺体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06196871A true JPH06196871A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18457047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35800392A Pending JPH06196871A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 電子機器筺体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06196871A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7822359B2 (en) | 2006-09-06 | 2010-10-26 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a control device which is rotatably linked |
CN109571424A (zh) * | 2017-09-28 | 2019-04-05 | 发那科株式会社 | 机器人 |
JP2019172143A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | トヨタ自動車株式会社 | キャスタ付き移動体 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35800392A patent/JPH06196871A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7822359B2 (en) | 2006-09-06 | 2010-10-26 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a control device which is rotatably linked |
CN109571424A (zh) * | 2017-09-28 | 2019-04-05 | 发那科株式会社 | 机器人 |
JP2019063876A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | ファナック株式会社 | ロボット |
US10737382B2 (en) | 2017-09-28 | 2020-08-11 | Fanuc Corporation | Robot |
CN109571424B (zh) * | 2017-09-28 | 2020-11-27 | 发那科株式会社 | 机器人 |
JP2019172143A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | トヨタ自動車株式会社 | キャスタ付き移動体 |
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