JPH0619650Y2 - 油圧ショベルの油圧アクチュエ−タ制御装置 - Google Patents

油圧ショベルの油圧アクチュエ−タ制御装置

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JPH0619650Y2
JPH0619650Y2 JP10440387U JP10440387U JPH0619650Y2 JP H0619650 Y2 JPH0619650 Y2 JP H0619650Y2 JP 10440387 U JP10440387 U JP 10440387U JP 10440387 U JP10440387 U JP 10440387U JP H0619650 Y2 JPH0619650 Y2 JP H0619650Y2
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和憲 吉野
寛 野坂
一彦 山下
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は油圧ショベルの油圧アクチュエータを制御する
装置に関する。
【従来の技術】
油圧ショベルは第6図に示す如く、走行モータにより駆
動する足周り装置からなる下部走行体1と、その上部で
旋回モータにより360°旋回できる上部旋回体2とか
らなっている。 この上部旋回体2にはブーム3が取り付けられており、
ブーム3はブームシリンダ4で駆動され、ブーム3に取
り付けられたアーム5はアームシリンダ6で駆動され、
アーム5に取り付けられたバケット7はバケットシリン
ダ8にてそれぞれ駆動される。 このような各油圧アクチュエータを組み合わせた駆動に
より油圧ショベルは、掘削からダンプへの土砂積み込
み、法面ならしや溝掘りなど様々な作業ができるように
なっている。 このような油圧ショベルの代表的な油圧アクチュエータ
の制御装置を第7図に示す。 この制御装置は、操作レバー130の操作角に応じて減
圧弁120からパイロット圧がパイロット配管180を
通り油圧パイロット型流量制御弁110に入力される。 流量制御弁110は可変容量形ポンプ90から吐出され
る圧油の流量を制御して油圧アクチュエータ150であ
る油圧シリンダ或は油圧モータを駆動させ、ブームやア
ームなどにあたる負荷160を作動させる。 また140は油圧制御弁であって、微操作性改善や省エ
ネのため油圧ポンプ90の斜板190を負荷160に応
じて制御してポンプ90の流量を制御するものである。 ここで油圧ショベルは、各種作業に応じてショベルの動
作が異なり、操作レバーの操作に対応して一律に油圧ア
クチュエータ150が作動するのでは好適な作業環境が
得られない。 換言すると、法面ならしなどバケット7の微動作が必要
な場合、油圧アクチュエータ150に流れる圧油の流量
は微量でよく、微操作域を使う。 またダンプ積み込みなどアーム5やブーム3などの速く
キビキビした動作が必要な場合には、大流量域を多用す
る。 そこで従来は、作業量を多くするため速くキビキビした
動作を実現するように流量制御弁110の開口特性は大
流量域を重視した設計となり微操作がやりにくく、操作
に熟練が必要となるという欠点があった。 また各油圧アクチュエータ毎の流量制御弁110の開口
特性は個々の流量制御弁110でそれぞれ機械的に一律
に決っているため、作業モードが異なる場合には操作が
やりにくく、オペレータに不快感や疲労感を与える場合
が多い。 そのため流量制御弁110の開口特性の設計は非常に難
しく、油圧ショベルの新型機種の場合、開口特性を様々
変えた流量制御弁を多数用意して開発を行ったり、平均
的に良い操作感を得るために各種の油圧弁を油圧回路に
追加したりするので、油圧回路が複雑になってしまい、
開発コストも非常に大きくなるので、製品のコストアッ
プが避けられない欠点がある。 更に、操作レバー130の操作方向を変更する場合に
は、従来は複雑なパイロットライン配管180の接続換
えを行わねばならず、作動油の漏れを伴う虞れがあっ
た。 そこで各種の作業モードで最適な操作フィーリングが得
られ、操作も熟練を要しないような装置として、第8図
に示す如き電気・油圧制御回路が付加された電子式油圧
ショベルの制御装置が知られている。 即ち、この制御装置では、操作レバー130の操作角信
号は、油圧アクチュエータ150の位置と速度、またそ
の作動圧や負荷160の状態を検出するセンサ210の
検出信号と共にアンプ220に入力され、マイクロコン
ピュータ構成のコントローラ290に入力される。 このコントローラ290の内部ではアンプ220で増幅
された電気信号をA/D変換器230でアナログ信号か
らデジタル信号に変換し、インターフェース240を通
じて中央演算器(CPU)250に入力される。 中央演算器250では読みだし専用メモリ260の情報
や書込読み出し両用メモリを使用して油圧アクチュエー
タ150が負荷160に応じて最適に動くような信号を
演算して、制御信号をデジタル・アナログ変換器280
やアンプ300を通して電気・油圧変換弁310に出力
する。 各電気・油圧変換弁310では入力した制御信号をパイ
ロット圧に変換して流量制御弁110に出力し、各々の
油圧アクチュエータ150を最適に動くよう制御する。 なお、第7図及び第8図中、320はポンプ圧力を調圧
するリリーフ弁、170は油タンク、200は油圧配管
である。 しかし、上記構成では、これらの制御回路に負荷の状態
を検出するセンサ210が取り付けられ、フィードバッ
ク回路を構成するのが通例である。 しかし各種のセンサ210は一般に油圧ショベルの過酷
な作業条件では信頼性が低く、故障したり破損したりし
て油圧ショベルが操作できなくなる場合が多い。 耐久性のあるセンサを取り付ければ良いが、コストが非
常に高くなる欠点がある。 また、フィードバック回路による制御では、マイクロコ
ンピュータの演算処理の負担が大きくなり制御が遅れる
ので、油圧ショベルのきびきびした動作を得るために
は、演算処理が高速な高価なCPUを搭載しなければな
らない。
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記欠点を解消すべく鋭意研究の結果創案さ
れたものであって、その主たる課題は、油圧ショベルの
各種の作業モードに対して、それぞれ最適な操作フィー
リングが得られる信頼性の高い且つ低廉な油圧ショベル
の油圧アクチュエータ制御装置を提供するにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は第1図の機能ブ
ロック図に示す如く、 (a).ブームとアームを介してバケットを装備した上部旋
回体を下部走行体上に旋回自在に設けた油圧ショベルの
油圧アクチュエータを制御する油圧ショベルの油圧アク
チュエータ制御装置において、 (b).可変容量ポンプ9と油圧アクチュエータ15との間
に油圧パイロット流量制御弁11を介設する、 (c).該流量制御弁11に油圧パイロットを発生させる電
気・油圧変換弁31を設ける、 (d).前記可変容量ポンプ9の斜板角を制御する斜板角制
御装置10を設ける、 (e).油圧ショベルの作業の種類に応じて作業モード信号
をコントローラ29に送出する作業モード切換手段33
を設ける、 (f).油圧アクチュエータ15を操作する操作レバー13
のレバー位置を検出するレバー位置センサー13′を設
ける、 (g).各作業モード毎の操作レバー13のレバー位置に対
応する最適の油圧アクチュエータ15の制御値からなる
作業モード制御値ファイルF1,F2,・・Fnをメモ
リ26に格納し、 該メモリ26から前記作業モード切換手段33で入力さ
れた作業モードでの制御値ファイルFを呼び出し、レバ
ー位置センサ13′から入力されたレバー位置に対応す
る油圧アクチュエータ15の制御値を決定する制御値演
算手段25Aを備え、 上記決定された油圧アクチュエータの制御値に対応する
制御信号を前記電気・油圧変換弁31及び斜板角制御装
置10に出力する制御信号出力手段25Bを備えてなる
コントローラ29を設ける、 (h).前記作業モード制御値ファイルをコントローラ用の
メモリ26に書き込む書込手段36を有し、 レバー位置の入力に対し連動する各油圧アクチュエータ
の流動ゲインを調整するゲイン調整手段34を備え、 各作業モード時におけるレバー位置センサ13′から入
力されたレバー位置に対応して電気・油圧変換弁31へ
出力する出力値が最適な操作フィーリングである場合を
記録し、前記書込手段36に出力するモードデータ記録
制御手段35を備えてなる開発制御装置37を設ける、 という技術的手段を講じている。
【作用】
可変容量ポンプ9と油圧アクチュエータ15との間に介
設された油圧パイロット流量制御弁11は、電気・油圧
変換弁31から出力される油圧パイロットにより制御さ
れる。 また前記可変容量ポンプ9の斜板角は斜板角制御装置1
0によって制御される。 上記電気・油圧変換弁31と斜板角制御装置10はコン
トローラ29の出力側に接続されており制御信号が送ら
れる。 一方コントローラ29の入力側には作業モード切換手段
33と、操作レバー13のレバー位置センサー13′が
接続されている。 このコントローラ29には、メモリ26と制御値演算手
段25Aと制御信号出力手段25Bとが設けられてい
る。 従って、前記作業モード切換手段33で作業モードが選
択され入力されると、メモリ26からそれに対応する作
業モード制御値ファイルFを呼び出し、前記制御値演算
手段25Aでレバー位置センサ13′から入力されたレ
バー位置に対応する油圧アクチュエータ15の制御値を
決定し、次いでこの制御値を制御信号出力手段25Bで
制御信号(電圧)に変換し前記電気・油圧変換弁31と
斜板角制御装置10に出力する。 この制御信号は、予めコントローラ29に開発制御装置
37を接続し、ゲイン調整手段34で各作業モードにお
ける作業を実験的に行って、レバー位置に対する最適な
流量ゲインを調整し、得られた最適データをモードデー
タ記録制御手段で記録し、書込手段で油圧アクチュエー
タ15の最適制御値を示す作業モード制御値ファイルF
としてコントローラ29のメモリ26に格納するもので
ある。
【実施例】
第2図に本考案の油圧ショベルの油圧アクチュエータ制
御装置を示す。 油圧ショベルは、第6図に示す如く、ブーム3とアーム
5を介してバケット7を装備した上部旋回体2を下部走
行体1上に旋回自在に設けた公知構成からなっており、
ブームシリンダ4、アームシリンダ6、バケットシリン
ダ8、旋回モータ2′、走行モータ1′等の油圧アクチ
ュエータを有している。 これらの油圧アクチュエータ(便宜上符号15とする)
は、可変容量ポンプ9にそれぞれ油圧パイロット流量制
御弁11を介して接続されている。 ここで、可変容量ポンプ9は斜板角制御装置10によっ
て斜板角が制御され圧油の吐出流量が変化する。 また、油圧パイロット流量制御弁11は本実施例では油
圧パイロット作動式の4ポート3位置切換弁からなっ
て、油圧アクチュエータ15が油圧シリンダの場合に伸
長位置、ブロック位置、短縮位置に切換可能な構成とな
っている。 この油圧パイロット流量制御弁11は、電気・油圧変換
弁31によって制御用の油圧パイロットが発生し制御さ
れる。 上記構成のもとで、斜板角制御装置10と電気・油圧変
換弁31とはそれぞれマイクロコンピュータ構成のコン
トローラ29の出力側に接続されている。 一方、このコントローラ29の入力側には、油圧アクチ
ュエータ15操作用の操作レバー(ジョイスティック)
13の操作角を検出するレバー位置センサ13′と、作
業モード切換手段の一例を示す作業モード切換スイッチ
33が接続されている。 即ち、レバー位置センサ13′は例えばポテンショメー
タ等からなって操作レバー13の操作角を検出し、アン
プ22により増幅されて、コントローラ29に入力され
る。 入力された操作角信号はA/D変換器23でアナログ値
からデジタル信号に変えられ、インターフェイス24を
通り中央演算器(CPU)25に入力される。 同様に、作業モード切換スイッチ33により選択された
作業モード信号は、インターフェイス24を通り中央演
算器(CPU)25に入力される。 中央演算器25では、第1図で説明した如く油圧ショベ
ルのオペレータが作業モード切換スイッチ33で選択し
た作業モードに対応する作業モード制御値ファイルF
1,F2,・・Fnを読み出し専用メモリ26から呼び
出し、前記操作レバー13の操作角に対応する油圧アク
チュエータ制御値を決定し、該決定された制御値をもと
に制御信号を出力する。 この出力された制御信号は、D/A変換器28によりデ
ジタル信号からアナログ信号に変換され、圧油の流量に
関する制御値は斜板角制御信号として斜板角制御装置1
0に出力され、一方圧油の切換に関する制御値は、油圧
パイロット制御信号としてアンプ30を介し増幅されて
から電気・油圧変換弁15に出力される。 これにより、斜板角制御信号は斜板角制御装置10を制
御して、可変容量ポンプ9の吐出流量を設定値に変え
る。 また、油圧パイロット制御信号は電気・油圧変換弁31
に入力され、該制御信号に対応するパイロット圧油に変
換されて油圧パイロット流量制御弁11に伝えられ、該
制御弁を設定位置に切り換える。 これにより、可変容量ポンプ9から流量制御しながら吐
出油を油圧配管20を介して接続された油圧アクチュエ
ータ15(例えば、油圧シリンダや油圧モータ)に供給
し所定作動を行わせる。 例えば、オペレータが作業モード切換スイッチ33で選
択した作業モードが軽作業の場合は、メモリから呼び出
された作業モード制御値ファイルの斜板角制御信号は小
さいので、ポンプの流量を絞るように斜板角制御装置1
0を制御する。 尚、図中16はブーム・アーム・バケットなどの負荷、
17は油タンク、32はポンプの吐出圧力を決めるリリ
ーフ弁である。 これらの油圧アクチュエータ15にはそれぞれ操作レバ
ー13が設けられており、通常は走行モータを除き2つ
の操作レバー13,13にて作動させ、各種の作業を行
う。 例えば水平ならしなどではブーム3用操作レバー13と
アーム5用操作レバー13の、ダンプ積み込みではブー
ム3用操作レバー13とアーム5用操作レバー13、お
よびバケット7用操作レバー13と上部旋回体2の旋回
モータ用操作レバー13の相関的な操作による連動とな
り、各油圧アクチュエータ15に入力する油量を微妙に
調節しなければならない。 本考案の油圧アクチュエータ制御装置では、各油圧アク
チュエータ15がその作業モードに応じて最適に動くよ
うメモリに作業モード制御値ファイルF1,F2,・・
Fnが記憶されており、該ファイルFから操作レバー1
3の操作に対応する最適値が呼び出され制御信号となっ
て、各油圧アクチュエータ15毎の電気・油圧変換弁3
1及び斜板角制御装置10に上記制御信号が出力される
ので、複雑な連動が簡単なレバー操作で遂行し得る。 ここで作業モード制御値ファイルF1,F2,・・Fn
は、連動する2つの操作レバー13,13の相関的な位
置(操作角)に対応して制御値を決定する構成が好まし
い。 この作業モード制御値ファイルF1,F2,・・Fn
は、開発制御装置37によってコントローラ29のメモ
リ26に書き込まれるものである。 ここで、開発制御装置37は、第1図で示す如くゲイン
調整手段34と、モードデータ記録制御手段35と、書
込手段36とからなっており、コントローラ29にイン
ターフェース24を介して接続され可能な構成となって
いる。 そして各モードに分類される作業を実験的に行い、各油
圧アクチュエータ15の操作レバー13のレバー位置セ
ンサ13′から入力されたレバー位置(操作角)に対応
して、ゲイン調整手段34で調整されたゲインに基づき
制御信号を電気・油圧変換弁31へ出力させる。 この出力値はモードデータ記録制御手段35によりメモ
リ(RAM)27に順次記録され、最適な操作フィーリ
ングが得られた出力値(ゲイン)を作業モード制御値フ
ァイルとして前記メモリ27に記憶する。 この記憶されたデータは更に、編集機能によって適宜、
最適値に書き換えることができる。 ここで、第5図に操作レバーの操作角と流量ゲインの関
係を示す。 同図(a)は、操作レバーのレバー位置(操作角)と操作
レバー出力信号Aの関係を示す。 同図(b)は、コントローラ29の読み書き両用あるいは
読み出し専用メモリ26にストアされたゲインの制御信
号を示す関係図で、入力信号Aに対して制御信号Bを自
由に調整できる。 同図(c)は、制御信号Bに対する電気・油圧変換弁31
の出力圧力あるいは、流量制御弁11の流量で、この流
量により油圧ショベルの油圧アクチュエータ15が制御
される。 これにより油圧パイロット流量制御弁11は、コントロ
ーラ29のメモリ26に記憶された作業モード制御値フ
ァイルF1,F2・・Fnのゲインにより自由に操作レ
バー13の開度による流量つまり開口特性を変更するこ
とができる。 このように決定された各作業モード毎の作業モード制御
値ファイルが、書込手段36を介してコントローラ29
用メモリ26に書き込まれる。 これによりコントローラ29から電気・油圧変換弁に送
出される制御信号は、油圧ショベルのオペレータが作業
モードに応じて前記作業モード切換スイッチ33でマニ
ュアルにより選択し前記メモリ26からCPU25に呼
び出されて、操作レバー13の操作角信号に応じて決定
される。 次ぎに、本実施例で操作レバー13はそれぞれの油圧ア
クチュエータ15毎に設けられており、この操作レバー
13はパターン切換スイッチ50を介してコントローラ
29に接続されている。 このパターン切換スイッチ50は、操作レバー13の操
作方向を変更するためのもので、レバー位置センサ1
3′の検知信号に対応する位置パターンのデータを切り
換えて、操作方向をオペレータの好みの方向に設定する
ことができるものである。 従って、操作レバー13の操作方向のパターン変更が、
パターン切換スイッチ50の電気接点のワンタッチ切換
で対応できるため、従来のように、パイロット配管継ぎ
かえという複雑で油漏れの原因となる作業を実施しなく
てもよい。 尚、本実施例では開発制御装置37は、製品開発時にの
み用い、実験的に設定された作業モード制御値データを
予めコントローラ29用のメモリ26に書き込んで、以
後は上記データを変更しない構成からなっているが、上
記メモリ26にEEPROM等の如き書換え可能なメモ
リを用い、前記開発制御装置37で、随時現場の作業条
件に応じて最適な流量ゲインを実験的に求め、得られた
最適なデータを作業モード制御値ファイルに書き換える
ことのできる構成を用いてもよい。 また、作業モード切換手段33と共に、スイッチ又はキ
ーボードの如き作業条件外部入力手段(図示せず)を設
け、土質や地理的、気候的条件を入力可能とし、前記メ
モリ26には、その土質や地理的、気候的条件に対応す
る修正値を入力しておき、作業モード制御値データを修
正しうる構成としてもよい。
【考案の効果】
この考案は上記構成からなっているので、油圧ショベル
の各種の作業モードに対して、オペレータが選択スイッ
チで最適な開口特性が得られるため、代表的な作業で
は、常に最適な操作フィーリング及び容易な操作パター
ン変更が得られる。 そのため、オペレータの疲労も少なく、作業効率も向上
して有益である。 更に従来の如く各種のフィードバック用センサを用いて
いないため、コストダウンを図りながら信頼性を一層向
上させることができる。 ショベルの新型機種の開発時に、操作レバーのレバー位
置(操作角)に対する流量制御(開口特性)が簡単にで
きるため、開発費の低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧ショベルの油圧アクチュエータ制
御装置を示す機能ブロック図、第2図は本考案の一実施
例としての油圧アクチュエータ制御装置の構成を示すブ
ロック図、第3図は読み書き両用メモリから読み出し専
用メモリへの転写説明図、第4図は操作レバーの操作角
と流量制御弁の流量の関係を示す図、第5図は本考案の
操作レバー角と出力流量・圧力のゲイン関係を示す図、
第6図は油圧ショベルの外観図、第7図は従来の油圧ア
クチュエータ制御回路を示すブロック図、第8図は従来
の電気・油圧アクチュエータ制御回路を示すブロック図
である。 10……斜板角制御装置 11……油圧パイロット流量制御弁 13……操作レバー 13′……レバー位置センサ 15……油圧アクチュエータ 16……負荷 25……中央演算器(CPU) 25A……制御値演算手段 25B……制御信号出力手段 26……コントローラ用メモリ 29……コントローラ 31……電気・油圧変換弁 32……リリーフ弁 33……作業モード切換スイッチ 34……ゲイン調整器 35……モードデータ記録制御手段 36……書込手段 37……開発制御装置 50……パターン切換スイッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームとアームを介してバケットを装備し
    た上部旋回体を下部走行体上に旋回自在に設けた油圧ア
    クチュエータを制御する油圧ショベルの油圧アクチュエ
    ータ制御装置において、 可変容量ポンプと油圧アクチュエータとの間に介設され
    た油圧パイロット流量制御弁と、 該流量制御弁に油圧パイロットを発生させる電気・油圧
    変換弁と、 前記可変容量ポンプの斜板角を制御する斜板角制御装置
    と、 油圧ショベルの作業の種類に応じて作業モード信号をコ
    ントローラに送出する作業モード切換手段と、 油圧アクチュエータを操作する操作レバーのレバー位置
    を検出するレバー位置センサーと、 各作業モード毎の操作レバーのレバー位置に対応する最
    適の油圧アクチュエータの制御値からなる作業モード制
    御値ファイルを格納したメモリを有し、該メモリから前
    記作業モード切換手段で入力された作業モードでの制御
    値ファイルを呼び出し、レバー位置センサから入力され
    たレバー位置に対応する油圧アクチュエータの制御値を
    決定する制御値演算手段を備えると共に、上記決定され
    た油圧アクチュエータの制御値に対応する制御信号を前
    記電気・油圧変換弁及び斜板角制御装置に出力する制御
    信号出力手段を備えたコントローラと、 前記作業モード制御値ファイルをコントローラのメモリ
    に書き込む書込手段を有し、レバー位置の入力に対し連
    動する各油圧アクチュエータの流動ゲインを調整するゲ
    イン調整手段を備えると共に、各作業モード時における
    レバー位置センサから入力されたレバー位置に対応して
    電気・油圧変換弁へ出力する出力値が最適な操作フィー
    リングである場合を記録し、前記書込手段に出力するモ
    ードデータ記録制御手段を備えてなる開発制御装置 とを設けたことを特徴とする油圧ショベルの油圧アクチ
    ュエータ制御装置
  2. 【請求項2】レバー位置センサが、レバーの操作方向を
    変更するパターン切換スイッチを介してコントローラに
    接続されていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の油圧ショベルの油圧アクチュエータ制御
    装置。
  3. 【請求項3】油圧アクチュエータが、ブームシリンダ、
    アームシリンダ、バケットシリンダ、旋回モータ、及び
    走行モータのそれぞれからなっていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の油圧ショベルの油
    圧アクチュエータ制御装置。
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