JPH06196400A - 反射防止膜の条件決定方法、反射防止膜の形成方法、新規な反射防止膜を用いたレジストパターン形成方法、及び薄膜形成方法 - Google Patents
反射防止膜の条件決定方法、反射防止膜の形成方法、新規な反射防止膜を用いたレジストパターン形成方法、及び薄膜形成方法Info
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Abstract
成の際の反射防止膜の最良条件を見い出す方法、これに
よる反射防止膜形成方法と、新規な反射防止膜を用いた
レジストパターン形成方法、これらに使用できる薄膜形
成方法を提供する。 【構成】 次の手段により反射防止膜の最良条件を決定
し、また、反射防止膜を形成する。またこの手段により
適正な反射防止膜を見い出し、レジストパターン形成に
用いる。(I)任意の膜厚のフォトレジストについての
反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量の等
高線の作成、(II) レジスト膜厚を複数とっての(I)
と同様な操作、(III)得られた各軌跡について吸収光量
の共通領域を見い出して、反射防止膜の光学条件の決
定、(IV) 反射防止膜条件を変えて、上記と同様の操作
を行っての反射防止膜の光学条件の決定、(V)ある反
射防止膜条件における反射防止膜の種類、膜厚等の最良
の光学条件を見い出す。
Description
方法、反射防止膜の形成方法、新規な反射防止膜を用い
たレジストパターン形成方法、及び薄膜形成方法に関す
る。特に、下地上に形成した反射防止膜上のフォトレジ
ストを単一波長により露光してレジストパターンを形成
する際の前記反射防止膜の膜厚、及び反射屈折率、吸収
屈折率等の屈折率条件などの光学条件を定める反射防止
膜の条件決定方法、及びこの方法を利用した反射防止膜
形成方法、及び新規な反射防止膜を用いたレジストパタ
ーン形成方法、及びこのような反射防止膜の形成にも適
用することができる薄膜形成方法に関するものである。
本発明は例えば、電子材料(半導体装置等)を製造する
際にフォトリソグラフィー技術を用いるときの、定在波
効果による影響を防止するためなどに設ける反射防止膜
の設定の場合等に、また、フォトリソグラフィー技術を
使用するときの反射防止膜を用いたレジストパターン形
成の場合等に、好適に利用することができる。
いて、現在、最先端のステッパー(投影露光機)は、K
rFエキシマレーザー光(248nm)を光源に用い、
0.37〜0.42程度のNAのレンズを搭載している
(例えば、ニコンNSR1505EX1、キャノンFP
A4500)。これらステッパーを用いて、サブハーフ
ミクロン(0.5μm以下)領域のデザインルールデバ
イスの研究開発が研究されている。
用いている。単一波長で露光を行う場合には、定在波効
果と呼ばれる現象が発生することが広く知られている。
定在波が発生する原因は、レジスト膜内で光干渉が起こ
ることによる。即ち、図18に示すように、入射光P
と、レジストPRと基板Sとの界面からの反射光Rと
が、レジストRRの膜内で干渉を起こすことによる。
ジストに吸収される光量(縦軸)が、レジスト膜厚(横
軸)に依存して変化する。なお本明細書中、レジストに
吸収される光量とは、表面反射や、金属が存在する場合
該金属での吸収や、レジストから出射した光の量などを
除いた、レジスト自体に吸収される光の量をいう。かか
る吸収光量が、レジストを光反応させるエネルギーとな
るものである。
0と図21との比較からも理解されるように、下地基板
の種類により異なる。図19,20,21において、レ
ジストはいずれもXP8843(シプレー社)を用いて
いるが、下地は各々Si、Al−Si、W−Siであ
る。即ち、下地(基板)の光学定数(n,k)及びレジ
ストの光学定数(n,k)により定まる多重干渉を考慮
した複素振幅反射率(R)により、吸収光量の変化の度
合いは定まる。((R)は実数部と虚数部とをもつベト
トル量であることを示す)。
示するように、基板面には必ず凹凸が存在する。例え
ば、ポリSi等の凸部Inが存在する。このため、レジ
ストPRを塗布した際、レジスト膜厚は段差の上部と下
部とで異なることになる。つまり凸部In上のレジスト
膜厚dPR2は、それ以外のレジスト膜厚dPR1より
も小さくなる。定在波効果はレジスト膜厚により異なる
ことは前記説明したとおりであり、このため、定在波効
果の影響を受けることによるレジストに吸収される光量
の変化も、各々変わって来る。その結果、露光、現像後
に得られるレジストパターンの寸法が、段差の上部と下
部とで、異なってしまう。
響は、同一波長、同一開口数のステッパーを用いた場
合、パターンが細かければ細かいほど顕著化する。図2
3〜25に、ステッパーとしてニコンNSR1505E
X1(使用露光光:λ=248nm、KrFエキシマ、
NA=0.42)を用い、レジストとしてXP8843
(シップレーマイクロエレクトロニクス(株)の化学増
幅型レジスト。光酸発生剤を含むポリビニルフェノール
系レジスト)を用いた場合の、定在波効果の影響をパタ
ーンサイズ毎に示す。明らかにパターンが微細化すれば
するほど、定在波効果が顕著になっている(図中に○で
示す0.5μm、0.4μm、0.35μmラインアン
ドスペースパターンのクリティカルディメンジョンシフ
トCDShiftのばらつきも参照)。
も、共通に見られる現象である。
ソグラフィー工程におけるレジストパターンの寸法精度
は、一般に±5%である。トータルでは±5%よりも緩
くても実用可とは考えられるが、フォーカスその他の、
他の要因によるパラツキも生ずることを考え合わせれ
ば、レジスト露光時におけるパターン精度はこの±5%
以内に収めることが望まれる。この±5%の寸法精度を
達成するためには、定在波効果の低減が必須である。
動(横軸)に対する、レジストパターンの寸法変動(縦
軸)を示す。図26より、例えば0.35μmルールデ
バイスの作製を行うには、レジスト膜の吸収光量の変動
は、レンジ6%以下であることが要求されることがわか
る。
るべく、現在各方面で反射防止技術の検討が精力的に行
われている。しかしながら、下地の材料や、使用するレ
ジストが決まっていても、その場合に適正な反射防止効
果が得られる反射防止膜の条件はどのようなものである
かを決定するのは、必ずしも容易ではない。
いるゲート構造上(例えばW−Si膜上)のパターン形
成において、レジスト膜の吸収光量の変動を、例えばレ
ンジ6%以下とする反射防止膜は、どのような条件のも
のであるかは、決定されていない。当然、そのようなW
−Si上に有効な反射防止膜材料は、未だ見い出されて
いない。
ついては、現在、多層レジスト法、もしくはダイ入りレ
ジスト等により、パターン形成を行っている。よって、
早急に、W−Si上での反射防止技術を確立することが
必要不可欠と考えられる。
光源として、任意の下地(基板)上に安定した微細パタ
ーン形成を行うための反射防止膜に関する包括的な条
件、及び具体的条件を決定し得る手段があれば、例えば
上記のようにW−Si上にいかなる条件の反射防止膜を
形成すればよいのかを、見い出すことができる。しかし
このような手法は、未だ、提案されていない。
で、任意の単一波長の光を露光光源として、任意の下地
(基板)上にレジストパターンを形成する際に、そのレ
ジストパターンが微細なものであっても、良好に、安定
したレジストパターンが形成できるように、そこに用い
る反射防止膜の条件を決定できる反射防止膜の条件決定
方法を提供しようとするものである。
形成方法を提供しようとするものである。
る反射防止膜を用いたレジストパターン形成方法を提供
しようとするものである。
明は、上記目的を達成するものであり、下地上に形成し
た反射防止膜上のフォトレジストを単一波長により露光
してレジストパターンを形成する際の前記反射防止膜の
条件決定方法であって、下記の手段により反射防止膜の
膜厚、及び光学条件を定めることを特徴とする反射防止
膜の条件決定方法である。 (I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストについ
て、反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量
の等高線を求め、(II) レジスト膜厚を複数とって、上
記(I)と同様な吸収光量の等高線を求め、(III)上記
(II) で得られた各等高線についてその吸収光量の共通
領域を見い出して、この共通領域により現定される光学
条件を当初(I)において定めた条件における反射防止
膜の光学条件とし、(IV) 反射防止膜条件を変えて、上
記と同様の操作を行うことにより反射防止膜の光学条件
を決定し、(V)上記(IV) によりある反射防止膜条件
における反射防止膜の最良の光学条件を見い出す。
した反射防止膜上のフォトレジストを単一波長により露
光してレジストパターンを形成する際の前記反射防止膜
の形成方法であって、請求項1に記載の(I)〜(V)
の手段により求めた反射防止膜の最良の屈折率条件に基
づき、該屈折率条件に適合する物質を用いて、反射防止
膜を形成することを特徴とする反射防止膜の形成方法で
あって、この構成によって、上記目的を達成するもので
ある。
リサイド下地上に、シリコンカーバイドにより反射防止
膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成し
て、レジストパターンを形成するレジストパターン形成
方法であって、この構成によって、上記目的を達成する
ものである。
地上に、反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォト
レジストを形成して、レジストパターンを形成するレジ
ストパターン形成方法において、反射防止膜を、下記の
手段により求めた膜厚及び光学条件の有機または無機材
料により形成するレジストパターン形成方法である。 (I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストについ
て、反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量
の等高線を求め、(II) レジスト膜厚を複数とって、上
記(I)と同様な吸収光量の等高線を求め、(III)上記
(II) で得られた各等高線についてその吸収光量の共通
領域を見い出して、この共通領域により現定される光学
条件を当初(I)において定めた条件における反射防止
膜の光学条件とし、(IV) 反射防止膜条件を変えて、上
記と同様の操作を行うことにより反射防止膜の光学条件
を決定し、(V)上記(IV) によりある反射防止膜条件
における反射防止膜の最良の光学条件を見い出す。
地上に、シリコンカーバイドもしくは酸化シリコンによ
り反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジス
トを形成して、レジストパターンを形成するレジストパ
ターン形成方法であって、この構成によって、上記目的
を達成するものである。
属系材料やシリコン系材料を含む)下地上に、反射防止
膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成し
て、レジストパターンを形成するレジストパターン形成
方法において、反射防止膜を、下記の手段により求めた
膜厚及び光学条件の有機または無機材料により形成する
レジストパターン形成方法である。 (I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストについ
て、反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量
の等高線を求め、(II) レジスト膜厚を複数とって、上
記(I)と同様な吸収光量の等高線を求め、(III)上記
(II) で得られた各等高線についてその吸収光量の共通
領域を見い出して、この共通領域により現定される光学
条件を当初(I)において定めた条件における反射防止
膜の光学条件とし、(IV) 反射防止膜条件を変えて、上
記と同様の操作を行うことにより反射防止膜の光学条件
を決定し、(V)上記(IV) によりある反射防止膜条件
における反射防止膜の最良の光学条件を見い出す。
料下地上に、シリコンカーバイドもしくは酸化シリコン
により反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレ
ジストを形成して、レジストパターンを形成するレジス
トパターン形成方法であって、この構成によって、上記
目的を達成するものである。
ジストパターン形成方法において、反射屈折率nに関し
ては値±0.6、吸収屈折率kに関しては値±0.2の
範囲内にある有機、もしくは無機の材料を用いて、金属
系材料下地上に反射防止膜を形成し、該反射防止膜上に
フォトレジストを形成してレジストパターンを形成する
レジストパターン形成方法であって、この構成によっ
て、上記目的を達成するものである。
上に反射防止膜として反射屈折率n=2.4±0.6、
吸収屈折率k=0.7±0.2であるSiOx 膜を用い
ることを特徴とするレジストパターン形成方法であっ
て、この構成によって、上記目的を達成するものであ
る。
地上に反射防止膜として反射屈折率n=2.4±0.
6、吸収屈折率k=0.7±0.2であるSix Oy N
z 膜またはSix Ny 膜を用いることを特徴とするレジ
ストパターン形成方法であって、この構成によって、上
記目的を達成するものである。
下地が高融点金属シリサイドから成ることを特徴とする
請求項8ないし10のいずれかに記載のレジストパター
ン形成方法であって、この構成によって、上記目的を達
成するものである。
地上に反射防止膜としてSix OyNz 膜を形成し、レ
ジストパターンを形成することを特徴とするレジストパ
ターン形成方法であって、この構成によって、上記目的
を達成するものである。
が、アルミニウム系材料であることを特徴とする請求項
12に記載のレジストパターン形成方法であって、この
構成によって、上記目的を達成するものである。
材料下地上に反射防止膜としてSi x Oy Nz またはS
ix Ny 膜を形成し、レジストパターンを形成すること
を特徴とするレジストパターン形成方法であって、この
構成によって、上記目的を達成するものである。
材料が単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファス
シリコン、ドープドポリシリコンのいずれかであること
を特徴とする請求項14に記載のレジストパターン形成
方法であって、この構成によって、上記目的を達成する
ものである。
うに、(I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストに
ついて、反射防止膜の光学条件(例えば屈折率条件。反
射屈折率n、吸収屈折率k等)をパラメータとした吸収
光量の等高線を求め(これは吸収光量の変化をプロット
することにより得られる。図1(I))、(II) レジス
ト膜厚を複数とって、上記(I)と同様な吸収光量の等
高線を求め、これによりレジスト膜厚の変化に対する吸
収光量の変化の軌跡を得(図1(II))、(III)上記(II)
で得られた各等高線についてその吸収光量の共通領域を
見い出して、この共通領域により現定される屈折率等の
光学条件を当初(I)において定めた条件における反射
防止膜の光学条件(屈折率等)とし(図1(III)、(I
V) 反射防止膜条件を変えて、上記と同様の操作を行う
ことにより反射防止膜の光学条件(屈折率等)を決定し
(図1(IV))、(V)上記(IV) により、ある反射防止
膜条件における反射防止膜の最良の屈折率等の最良の光
学条件を見い出す( 図1(V))構成としたものであ
る。
を得て、かかる条件に適合した、即ちその条件を満たす
か、ないしは或る程度満足する物質を選定して、これに
より有効な反射防止膜を形成できる。
特定波長(露光波長)における各屈折率n,kを求め、
また、かかる屈折率n,kをもつ物質を既存の物質中か
ら見い出して反射防止材料とし、あるいはそのような条
件の物質を合成して、反射防止材料に供するようにする
ことができる。
反射防止膜の包括的条件を決定する手法について、説明
する。
のレジスト膜厚は、レジストの屈折率をnPRとし、露光
波長をλとすると、λ/4nで与えられる(図2参
照)。
RLを仮定して、その膜厚をdarl,光学定数を
narl ,karl とする。
効果が極大となる膜厚)の膜厚に着目すると、反射防止
膜の膜厚darl を固定して、narl ,karl を変化させ
た場合、その点におけるレジスト膜の吸収光量は変化す
る。その変化する軌跡、即ち吸収光量の等高線を求める
と、図3に示すようになる。以上は、本発明の手段
(I)に該当する。
とも定在波効果を極大もしくは極小にする膜厚を基準に
して、λ/8nPR間隔で4ケ所に対して、を繰り返し
行うと、図3に対応した図4〜図6が得られる(図3〜
図6は、反射防止膜厚を20nmに規定し、レジスト膜
厚を各々985nm、1000nm、1018nm、1
035nmとしたものである)。これは手段(II) に該
当する。
射防止膜の膜厚において、レジスト膜厚が変化しても、
レジスト膜内での吸収光量が変化しない領域を示してい
る。即ち、上記共通領域は、定在波効果を最小にする、
反射防止効果が最も高い領域である。よって、かかる共
通領域を見い出す。共通領域を見い出すのは、例えば簡
便には、各図(グラフ)を重ね合わせて、共通領域をと
ることにより、行うことができる(勿論、コンピュータ
での共通領域の検索により行ってもよい)。これは手段
(III)に該当する。
てを繰り返す。例えばまでは、d=20nmと
して操作を行ったとすると、dを変えて、上記を繰り返
し行う。これにより、定在波効果を最小にするような反
射防止膜の膜厚darl 、光学定数narl ,karl に対す
る条件を特定できる。これは手段(IV) に該当する。
き条件(膜厚、光学定数)を満足するような膜の種類
を、露光光における各膜種の光学定数を測定することに
より、見い出す。これは手段(V)に該当する。
類に対して、原理的に適用可能である。更に、上記で
得た条件に従い、その条件をもつ物質により、最良条件
の反射防止膜を形成できる(図1の(VI) に該当)。
単一波長を光源とするステッパーを用いて、任意の下地
(基板)上に安定した微細パターン形成を行うための有
力な手段である反射防止膜の設計が容易に可能となる。
て、W−Si膜上に安定したレジストパターンを形成す
るために用いる反射防止膜を形成するための有機もしく
は無機膜の条件を見い出すために利用することができ
る。その場合、後記説明する図14,15に示すn,k
条件をもつ物質を用いることができる。このとき、図1
4,15の各n,k値に対する許容範囲は、nに関し
て、±0.2、kに関して、±0.05であるような有
機もしくは無機膜を用いることが好ましい。このような
反射防止膜として、n=3.16±0.2、k=0.2
4±0.05であるSiCを、50±10nmの膜厚で
用いることが好ましい。反射防止膜を構成するSiC
は、スパッタリング、CVDにより成膜できる。また、
このSiCは、CF4 、CHF3 、C2 F6 、C
3 F8 、SF6 、NF3 系ガスをエッチャントとし、A
rを添加してイオン性を高めたRIEにより、エッチン
グすることができる。
記の手法を用い、上記で得た条件をもつ物質を見い出す
作業を行って到達したものであり、請求項3の発明で言
うと、高融点金属シリサイド、特にW−Si上において
は、SiC(シリコンカーバイド)が適切であることが
わかり、本発明を完成したものである。
いて、W−Si膜上に安定したレジストパターンを形成
する場合に、好適に用いることができ、この場合、反射
防止膜として、n=3.16±0.2、k=0.24±
0.05であるSiCを、50±10nmの膜厚で用い
ることが好ましい。反射防止膜を構成するSiCは、ス
パッタリング、CVDにより成膜できる。また、このS
iCは、CF4 、CHF3 、C2 F6 、C3 F8 、SF
6 、NF3 系ガスをエッチャントとし、Arを添加して
イオン性を高めたRIEにより、エッチングすることが
できる。
物等の金属系材料を下地とする場合に、請求項1の考え
方を適用したものである。
にレジストを形成してレジストパターンを形成する際、
上記手法で得た条件に従い、その条件をもつ物質を見い
出す作業を行ったところ、金属配線材料、特に例えば、
Al、Al−Si、Al−Si−Cu等のAl系金属材
料や、Cu等のCu系金属材料上においては、SiC
(シリコンカーバイド)及びSiO(酸化シリコン)が
適切であることがわかり、またその他、上記の手法によ
り見い出した有機または無機材料が適切であることがわ
かり、この発明を完成したものである。
いて、Al、Al−Si、Al−Si−Cu等のAl系
金属材料上、あるいはCu等のCu系金属材料上に安定
したレジストパターンを形成する場合に、好適に用いる
ことができる。この場合、例えばAl系金属材料上にお
いては、反射防止膜として、n=1.83±0.2、k
=0.75±0.2であるSiOを、30±10nmの
膜厚で用いることが好ましい。もしくは、n=2.3±
0.2、k=0.8±0.2であるSiCを、20±1
0nmの膜厚で用いることが好ましい。もしくは、上記
手法の(V)で得た反射防止膜の屈折率、膜厚に関する
最良曲線上、及びnに関して曲線上の値±0.2、kに
関して曲線上の値±0.15の範囲内にある有機もしく
は無機の材料を用いることが好ましい。反射防止膜を構
成するSiOは、CVD、熱酸化により成膜できる。S
iCは、スパッタリング、CVDにより成膜できる。こ
れら反射防止膜のエッチングは、CF4 、CHF3 、C
2 F6 、C3 H8 、SF6、HF3 系ガスをエッチャン
トとし、Ar及びO2 を添加してイオン性を高めたRI
Eにより、エッチングすることができる。
機材料を下地とする場合に、請求項1の発明を適用した
ものである。
従い、その条件をもつ物質を見い出す作業を行ったとこ
ろ、シリコン系材料、特にシリコン基板上においては、
SiC(シリコンカーバイド)もしくはSiOが適切で
あることがわかり、この発明を完成したものである。
いて、シリコン基板上に安定したレジストパターンを形
成する場合に好適に用いることができる。この場合、反
射防止膜として、n=2.3±0.2,k=0.65±
0.2であるSiCを、25nm±10nmの膜厚で用
いることが好ましい。もしくは、n=2.1±0.2,
k=0.7±0.2であるSiOを、30±10nmの
膜厚で用いることが好ましい。反射防止膜を構成するS
iOは、例えばCVD、熱酸化で成膜できる。SiC
は、例えばスパッタリング、CVDにより成膜できる。
これら反射防止膜のエッチングは、CF4 ,CHF3 ,
C2 F6 ,C3 H8 ,SF6 ,NF3 系ガスをエッチャ
ントとし、Ar及びO2 もしくはArまたはO2 を添加
してイオン性を高めたRIEにより、エッチングするこ
とができる。
で得た条件に従って、高融点金属シリサイド等の金属材
料下地上においては、SiOX 膜、SiOX Nz 膜、S
iXNy 膜が適切であることがわかり、この発明を完成
したものである。
いて、W−Si膜上に安定したレジストパターンを形成
する場合好適に用いることができる。この場合、反射防
止膜として、n=2.4±0.6、k=0.7±0.2
であるようなSiOx を30±10nmの膜厚で用いる
ことが好ましい。また、このSiOX は、各種CVD法
により成膜できる。また、SiOx は、CHF3 ,C4
F8 ,CHF3 ,S2F2 系ガスをエッチャントとし、
イオン性を高めたRIEにより、エッチングすることが
できる。
材料等の金属材料下地上においては、SiOX Ny 膜が
適切であることがわかり、この発明を完成したものであ
る。
ン系材料下地上においては、SiOX Ny 膜、SiX N
y 膜が適切であることがわかり、この発明を完成したも
のである。
する。但し当然のことではあるが、本発明は以下の実施
例により限定されるものではない。
ーを用いてW−Si膜上に安定したパターンを形成する
ための、反射防止膜の満たすべき条件(膜厚、光学定
数)の決定に適用したものである。本実施例は、次の
(1)〜(6)の工程を備えて、実施されるものであ
る。
膜上にXP8843レジスト(シプレイマイクロエレク
トロニクス(株))を塗布し、波長248nmのKrF
エキシマレーザー光により露光、現像した際の定在波効
果を図7に示す。図7より、定在波効果は、約±20%
である。
は、例えばレジスト膜厚が985nmのときにある。レ
ジスト膜厚985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚
を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl 、k
arl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化(吸
収光量の等高線)を図8に示す。
7.5nm、1035nm各々に対して、上記(2)を
繰り返し行った結果を、各々図9,図10,図11に示
す。
果、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15,karl =0.67を得た。
即ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射
防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15,karl =0.67である。
12,図13に示す結果を得た。図12,13におい
て、定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合におい
ても、約±1%であった。反射防止膜なしの場合と比較
して、1/20程度に定在波効果は低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
15に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社、“Moss
System”)、及び、“Handbook of
Optical Constants of Sol
ids”(E.D.Palik,academy pr
ess,’85)を用いて調査した。この結果、図16
に示すn,kチャートが得られた。このチャート上に、
対応するn,kを有する物質を示してある。この図16
より、SiC(シリコンカーバイド)50nmが、図1
4,15の条件を完全に満たすことがわかった。SiC
を50nm厚で、W−Si上の反射防止膜とした場合、
及び反射防止膜を用いなかった場合の定在波効果を図1
7に示す。SiC50nmを反射防止膜とした場合(図
のwith ARLのグラフ)、定在波効果は±1%で
あり、反射防止膜を用いなかった場合(図のwitho
ut ARLのグラフ)と比較して、定在波効果は1/
20程度に低減された。
2、k=0.24±0.1であるSiC膜を、以下の手
法により成膜して、反射防止膜を形成した。
し、原料ガスとして、 SiCl4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiHCl3 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C2 H4 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiCl3 +CH3 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 のガスを用いて、100℃〜1500℃の温度で、0.
01〜10000Paの圧力下で成膜した。これによ
り、所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られた。
射防止膜とした。即ち、本実施例では、プラズマCVD
法を利用し、Si2 H6 +Si(CH3 )H3 +C2 H
2 混合ガスの光化学反応を用いて、成膜を行った。
射防止膜とした。ECRプラズマ法を利用し、マイクロ
波(2.45GHz)を用いたECRプラズマ法で、S
iH4 +CH4 +H2 混合ガスを用いて成膜を行った。
射防止膜とした。即ち、スパッタ法を利用して、SiC
をターゲットとしたスパッタリング法にて、成膜を行っ
た。
グして、反射防止膜を形成した。
F4 、CHF3 、C2 F6 、C3 F8 、SF6 、NF3
系ガスをエッチャントとし、Arを添加してイオン性を
高めたリアクティブイオンエッチング法により、エッチ
ングを行うようにして、所望のパターンの反射防止膜を
得た。
ーを用いてW−Si膜上に安定したパターンを形成する
ため、反射防止膜としてSiCを用いた例である。
図27に示すように、高融点金属シリサイドGであるW
−Si下地上に、シリコンカーバイドにより反射防止膜
ARCを形成し、該反射防止膜ARC上にフォトレジス
トPRを形成して、レジストパターンを形成する構成と
したものである。
1上に、W−Siによりゲートとなる材料層を形成し、
これをフォトレジストPRを用いたフォトリソグラフィ
ー工程、及びエッチング工程でパターニングしてゲート
構造を得る場合に、反射防止膜ARCとしてSiCを用
い、本発明適用としたものである。
て、SiCを選定した手順、及びそのSiCの満たすべ
き条件の決定手法について、説明する。次の(1)〜
(6)の手順を行った。
膜上にXP8843レジスト(シプレイマイクロエレク
トロニクス(株))を塗布し、波長248nmのKrF
エキシマレーザー光により露光、現像した。この時の定
在波効果を図7に示す。図7により、定在波効果は、約
±20%である。
は、例えばレジスト膜厚が985nmのときにある。レ
ジスト膜厚985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚
を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl 、k
arl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化を図
8に示す。
7.5nm、1035nm各々に対して、上記(2)を
繰り返し行った結果を、各々図9,図10,図11に示
す。
果、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15,karl =0.67を得た。
即ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射
防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15,karl =0.67である。
12,図13に示す結果を得た。図12,13におい
て、定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合におい
ても、約±1%であった。反射防止膜なしの場合と比較
して、1/20程度に定在波効果は低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
15に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社、“Moss
System”)、及び、“Handbook of
Optical Constants of Sol
ids”(E.D.Palik,academy pr
ess,’85)を用いて調査した。この結果、図16
に示すn,kチャートが得られた。このチャート上に、
対応するn,kを有する物質を示してある。この図16
より、SiC(シリコンカーバイド)50nmが、図1
4,15の条件を完全に満たすことがわかった。SiC
を50nm厚で、W−Si上の反射防止膜とした場合、
及び反射防止膜を用いなかった場合の定在波効果を図1
7に示す。SiC50nmを反射防止膜とした場合(図
のwith ARLのグラフ)、定在波効果は±1%で
あり、反射防止膜を用いなかった場合(図のwitho
ut ARLのグラフ)と比較して、定在波効果は1/
20程度に低減された。
2、k=0.24±0.1であるSiC膜を、以下の手
法により成膜して、図27に示すような反射防止膜を形
成するようにした。
し、原料ガスとして、 SiCl4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiHCl3 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C2 H4 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiCl3 +CH3 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 のガスを用いて、100℃〜1500℃の温度で、0.
01〜10000Paの圧力下で成膜した。これによ
り、所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られた。
射防止膜とした。即ち、本実施例では、プラズマCVD
法を利用し、Si2 H6 +Si(CH3 )H3 +C2 H
2 混合ガスの光化学反応を用いて、成膜を行った。
射防止膜とした。ECRプラズマ法を利用し、マイクロ
波(2.45GHz)を用いたECRプラズマ法で、S
iH4 +CH4 +H2 混合ガスを用いて成膜を行った。
クロ波2.45GHzを用いたプラズマ法で、SiH4
+C2 H4 ガスを用いて成膜を行った。
射防止膜とした。スパッタ法を利用して、SiCをター
ゲットとしたスパッタリング法にて、成膜を行った。
グして、反射防止膜を形成した。
F4 、CHF3 、C2 F6 、C3 F8 、SF6 、または
NF3 系ガス(混合ガス系でもよい)をエッチャントと
し、Arを添加してイオン性を高めたリアクティブイオ
ンエッチング法により、エッチングを行うようにして、
所望のパターンの反射防止膜を得た。
ーを用いてAl系材料であるAl、Al−Si、Al−
Si−Cu膜上に安定したパターンを形成するため、反
射防止膜としてSiCを用いた例である。
図28に示すように、Al系金属配線材料であるA
l、Al−Si、Al−Si−Cu上にシリコンカーバ
イドにより反射防止膜ARLを形成し、該反射防止膜A
RL上にフォトレジストPRを形成して、レジストパタ
ーンを形成する構成としたものである。
S上に、Al、Al−Si、Al−Si−Cuにより配
線となる材料層を形成し、これをフォトレジストPRを
用いたフォトリソグラフィー工程、及びエッチング工程
でパターニングして配線構造を得る場合に、反射防止膜
ARCとしてSiCを用い、本発明適用としたものであ
る。Al−Siとしては、一般に汎用されている1wt
%Si含有のAl−Si合金のほか、Siがこれよりも
少ないものや、あるいはこれより多いものについても、
好ましく用いることができる。Al−Si−Cuとして
は、例えばSiが1wt%前後であり、Cuが0.1〜
2wt%程度のものに好ましく適用できるが、これに限
られない。代表的には、Si1wt%、Cu0.5wt
%のAl−Si−Cu合金である。
i、Al−Si−Cu上に用いる反射防止膜として、本
実施例においてSiCを選定した手順、及びそのSiC
の満たすべき条件の決定手法について、説明する。次の
(1)〜(6)の手順を行った。
l−Si、Al−Si−Cu膜上にXP8843レジス
ト(シプレイマイクロエレクトロニクス(株))を塗布
し、波長248nmのKrFエキシマレーザー光により
露光、現像した。この時の定在波効果を図29に示す。
図29により、定在波効果は、約±29.6%である。
値は、例えばレジスト膜厚が982nmのときにある。
レジスト膜厚982nmに着目し、かつ反射防止膜の膜
厚を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl 、
karl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化
(吸収光量の等高線)を図30に示す。
8nm、1035nm各々に対して、上記(2)を繰り
返し行った結果を、各々図31,図32,図33に示
す。
果、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8を得た。即
ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射防
止膜の満たすべき条件は、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8である。
34,35の「最適条件」に示す結果を得た。図34,
35において、「反射防止膜なし」との対比から明らか
なように、定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合
においても、約±1%以下であった。反射防止膜なしの
場合と比較して、1/30程度に定在波効果は低減され
た。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
図36に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社、“Moss
System”)、及び、“Handbook of
Optical Constants of Sol
ids”(E.D.Palik,academy pr
ess,’85)を用いて調査した。この結果、図16
に示すn,kチャートが得られた。このチャート上に、
対応するn,kを有する物質を示してある。この図16
より、SiC(シリコンカーバイド)20nmが、図1
4,図36の条件を完全に満たすことがわかった。Si
Cを20nm厚で、Al、Al−Si、Al−Si−C
u上の反射防止膜とした場合、及び反射防止膜を用いな
かった場合の定在波効果を図38に示す。SiC20n
mを反射防止膜とした場合(図38のwith ARL
のグラフ)、定在波効果は±2.2%(1.4%)であ
り、反射防止膜を用いなかった場合(図のwithou
t ARLのグラフ)と比較して、定在波効果は1/1
5程度に低減された。図37に、SiC膜のn,k値の
成膜条件依存性を示す。
2、k=0.8±0.2であるSiC膜を、以下の手法
により成膜して、図28に示すような反射防止膜を形成
するようにした。
し、原料ガスとして、 SiCl4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiHCl3 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C2 H4 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiCl3 +CH3 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 のガスを用いて、100℃〜1500℃の温度で、一般
に好ましくは0.01〜10000Pa、より好ましく
は100〜10000Paの圧力下で成膜した。これに
より、所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られ
た。
射防止膜とした。即ち、本実施例では、プラズマCVD
法を利用し、Si2 H6 +Si(CH3 )H3 +C2 H
2 混合ガスの光化学反応を用いて、成膜を行った。
射防止膜とした。ECRプラズマ法を利用し、マイクロ
波(2.45GHz)を用いたECRプラズマCVD法
で、SiH4 +C2 H4 、もしくは、SiH4 +C2 H
4 +H2 、もしくは、SiH4 +CH4 +H2 混合ガス
を用いて成膜を行った。
射防止膜とした。即ち、スパッタ法を利用して、SiC
をターゲットとしたスパッタリング法にて、成膜を行っ
た。
グして、反射防止膜を形成した。
F4 、CHF3 、C2 F6 、C3 F8 、SF6 、または
NF3 系ガス(混合ガス系でもよい)をエッチャントと
し、Arを添加してイオン性を高めたリアクティブイオ
ンエッチング法により、エッチングを行うようにして、
所望のパターンの反射防止膜を得た。
ーを用いてAl、Al−Si、Al−Si−Cu膜上に
安定したパターンを形成するため、反射防止膜としてS
iOを用いた例である。
図28に示すように、Al系金属配線材料であるA
l、Al−Si、Al−Si−Cu上に、酸化シリコン
SiOにより反射防止膜ARLを形成し、該反射防止膜
ARL上にフォトレジストPRを形成して、レジストパ
ターンを形成する構成としたものである。
S上に、Al、Al−Si、Al−Si−Cuにより配
線となる材料層を形成し、これをフォトレジストPRを
用いたフォトリソグラフィー工程、及びエッチング工程
でパターニングして配線構造を得る場合に、反射防止膜
ARLとしてSiOを用い、本発明適用としたものであ
る。
i、Al−Si−Cu上に用いる反射防止膜として、本
実施例においてSiOを選定した手順、及びそのSiC
の満たすべき条件の決定手法について、説明する。実施
例14におけると同様、次の(1)〜(6)の手順を行
った。
l−Si、Al−Si−Cu膜上にXP8843レジス
ト(シプレイマイクロエレクトロニクス(株))を塗布
し、波長248nmのKrFエキシマレーザー光により
露光、現像した。この時の定在波効果を図29に示す。
図29により、定在波効果は、約±29.6%である。
値は、例えばレジスト膜厚が982nmのときにある。
レジスト膜厚982nmに着目し、かつ反射防止膜の膜
厚を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl 、
karl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化を
図30に示す。
8nm、1035nm各々に対して、上記(2)を繰り
返し行った結果を、各々図31,図32,図33に示
す。
果、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8を得た。即
ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射防
止膜の満たすべき条件は、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8である。
が、実施例14で説明したのと同じ、図34,35に示
す結果である。図34,35において、定在波効果はき
わめて小さく、いずれの場合においても、約±1%以下
であった。反射防止膜なしの場合と比較して、1/30
程度に定在波効果は低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARC膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
36に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社、“Moss
System”)、及び、“Handbook of
Optical Constants of Sol
ids”(E.D.Palik,academy pr
ess,’85)を用いて調査した。この結果、図16
に示すn,kチャートが得られた。このチャート上に、
対応するn,kを有する物質を示してある。この図16
より、SiO(酸化シリコン)30nmが、図14,図
36の条件を完全に満たすことがわかった。SiOを3
0nm厚で、Al、Al−Si、Al−Si−Cu上の
反射防止膜とした場合、及び反射防止膜を用いなかった
場合の定在波効果を図39に示す。SiO30nmを反
射防止膜とした場合(図のwith SiOのグラ
フ)、定在波効果は±2.2%(1.4%)であり、反
射防止膜を用いなかった場合(図のwithout S
iOのグラフ)と比較して、定在波効果は1/20程度
に低減された。
0.2,k=0.75±0.2であるSiO膜を以下の
手法により成膜して、図28に示すような反射防止膜を
形成するようにした。
の混合ガスを用いて、常温〜500℃の温度で、0.0
1Pa〜10Paの圧力下で成膜を行った。これにより
所望の反射防止効果を有するSiO膜が得られた。
グして、反射防止膜を形成した。
F4 、CHF3 、C2 F6 、C3 F8 、SF6 、または
NF3 系ガス(混合ガス系でもよい)をエッチャントと
し、Arを添加してイオン性を高めたリアクティブイオ
ンエッチング法により、エッチングを行うようにして、
所望のパターンの反射防止膜を得た。
Al、Al−Si、Al−Si−Cu膜上に安定したパ
ターンを形成するために適切な有機・無機材料を求め
て、これを反射防止膜とした例である。
図28に示すように、Al系金属配線材料であるA
l、Al−Si、Al−Si−Cu上に、反射防止膜A
RCを形成し、該反射防止膜ARC上にフォトレジスト
PRを形成して、レジストパターンを形成する際に、適
切な材料を選択して、これにより反射防止膜を形成する
ようにしたものである。
S上に、Al、Al−Si、Al−Si−Cuにより配
線となる材料層を形成し、これをフォトレジストPRを
用いたフォトリソグラフィー工程、及びエッチング工程
でパターニングして配線構造を得る場合に、反射防止膜
設計を行うようにした。
l−Si、Al−Si−Cu膜上にXP8843レジス
ト(シプレイマイクロエレクトロニクス(株))を塗布
し、波長248nmのKrFエキシマレーザー光により
露光、現像した。この時の定在波効果を図29に示す。
図29により、定在波効果は、約±29.6%である。
値は、例えばレジスト膜厚が982nmのときにある。
レジスト膜厚982nmに着目し、かつ反射防止膜の膜
厚を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl 、
karl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化を
図30に示す。
8nm、1035nm各々に対して、上記(2)を繰り
返し行った結果を、各々図31,図32,図33に示
す。
果、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8を得た。即
ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射防
止膜の満たすべき条件は、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8である。
34,35に示す結果を得た。図34,35において、
「最適条件」で示す定在波効果はきわめて小さく、いず
れの場合においても、約±1%以下であった。反射防止
膜なしの場合と比較して、1/30程度に定在波効果は
低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
36に示す。
る、もしくは、nに関しては曲線上の値±0.2、kに
関して曲線上の値±0.15の範囲内にある有機もしく
は無機の材料を用いると定在波効果は±3%以下とな
る。よってこのような有機もしくは無機の材料を求め、
これにより反射防止膜を形成した。反射防止膜を用いな
かった場合と比較して、定在波効果は1/10程度に低
減された。
Al、Al−Si、Al−Si−Cu等のAl系金属材
料のかわりに、Cu系金属材料であるCuを用いて、こ
れによりCu配線を形成し、この上に上記各例と同様に
反射防止膜(SiC、SiOまたはCuが下地である場
合に実施例23と同様の手法で求めた有機または無機材
料から成る反射防止膜)を形成して、レジストパターニ
ングを実施するようにした。
が低減され、良好なパターニングが実施された。
ーを用いてSi基板上に安定したパターンを形成するた
め、反射防止膜としてSiCを用いた例である。
図40に示すように、シリコン系材料下地であるSi基
板S上に、シリコンカーバイドにより反射防止膜ARL
を形成し、該反射防止膜ARL上にフォトレジストPR
を形成して、レジストパターンを形成する構成としたも
のである。
た手順、及びそのSiCの満たすべき条件の決定手法に
ついて、説明する。次の手順を行った。
上にXP8843レジスト(シプレイマイクロエレクト
ロニクス(株))を塗布し、波長248nmのKrFエ
キシマレーザー光により露光、現像した。この時の定在
波効果を図41に示す。図41により、定在波効果は、
約±20%である。
値は、例えばレジスト膜厚が985nmのときにある。
レジスト膜厚985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜
厚を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl 、
karl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化を
求める。
その各々に対して、上記(2)を繰り返し行った。
域を求める。このような操作を各種反射防止膜膜厚につ
いて求め、これにより、ある膜厚についての光学特性の
最適値(n値、k値)を求める。
条件を求めた。この結果に基づき、n=2.3,k=
0.65であるSiCを25nmの膜厚で反射防止膜と
して用いることにより、定在波効果が大幅に低減され
た。
した場合(with SiCのグラフ)、及び反射防止
膜を用いなかった場合(without SiCのグラ
フ)の比較を示す。SiC25nmを用いた場合、定在
波効果は、±1%以下に低減される。SiCを用いなか
った場合の定在波効果は、±23%である。従って、S
iCをSi上の反射防止膜として用いることにより、定
在波効果は、1/23以下に低減される。
止膜として最適な条件の酸化シリコン(SiO)を求め
た。即ち本実施例においては、n=2.1,k=0.7
であるSiOを30nmの膜厚で反射防止膜として用い
ることにより定在波効果は大幅に低減された。
した場合(with SiOのグラフ)、及び反射防止
膜を用いなかった場合(without SiOのグラ
フ)の比較を示す。SiO30nmを用いた場合、定在
波効果は、±1%程度である。SiO30nmを反射防
止膜として用いなかった場合の定在波効果は、±23%
である。従って、SiOをSi上の反射防止膜として用
いることにより、定在波効果は1/23程度に低減され
る。
2、k=0.65±0.2であるSiC膜を、以下の手
法により成膜して、図40に示すような反射防止膜を形
成するようにした。
し、原料ガスとして、 SiCl4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiHCl3 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C2 H4 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiCl3 +CH3 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 もしくは、SiH4 +C3 H8 +H2 のガスを用いて、100℃〜1500℃の温度で、一般
に好ましくは0.01〜10000Pa、より好ましく
は100〜10000Paの圧力下で成膜した。これに
より、所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られ
た。
射防止膜とした。即ち、本実施例では、プラズマCVD
法を利用し、Si2 H6 +Si(CH3 )H3 +C2 H
2 混合ガスの光化学反応を用いて、成膜を行った。
射防止膜とした。ECRプラズマ法を利用し、マイクロ
波(2.45GHz)を用いたECRプラズマCVD法
で、SiH4 +C2 H4 、もしくは、SiH4 +C2 H
4 +H2 、もしくは、SiH4 +CH4 +H2 混合ガス
を用いて成膜を行った。
射防止膜とした。即ち、スパッタ法を利用して、SiC
をターゲットとしたスパッタリング法にて、成膜を行っ
た。
グして、反射防止膜を形成した。
F4 、CHF3 、C2 F6 、C3 F8 、SF6 、または
NF3 系ガス(混合ガス系でもよい)をエッチャントと
し、Arを添加してイオン性を高めたリアクティブイオ
ンエッチング法により、エッチングを行うようにして、
所望のパターンの反射防止膜を得た。
2,k=0.7±0.2であるSiO膜を以下の手法に
より成膜して、図40に示し、図43で作用を説明した
反射防止膜を形成するようにした。
用いて、常温〜500℃の温度で、0.01Pa〜10
Paの圧力下で成膜を行った。これにより、所望の反射
防止効果を有するSiO膜を得た。
コン下地上、多結晶シリコン下地上、アモルファスシリ
コン下地上に各々成膜して反射防止膜とした。この結
果、所望の反射防止効果が得られ、良好なパターン形成
を実現できた。
ーを用いてW−Si膜上に安定したパターンを形成する
ため、反射防止膜としてSiOx を用いた例である。
図44に示すよに、高融点金属シリサイドであるW−S
i下地上に、SiOx により反射防止膜ARLを形成
し、該反射防止膜ARL上に、フォトレジストPRを形
成して、レジストパターンを形成する構成としたもので
ある。
1上に、W−Siによりゲートとなる材料層を形成し、
これをフォトレジストPRを用いたフォトリソグラフィ
ー工程、及びエッチング工程でパターニングしてゲート
構造を得る場合に、反射防止膜ARLとしてSiOx を
用い、本発明適用としたものである。
て、SiOx を選定した手順、及びそのSiOx の満た
すべき条件の決定手法について説明する。次の(1)〜
(6)の手順を行った。
上にXP8843レジスト(シプレイマイクロエレクト
ロニクス(株))を塗布し、波長248nmのKrFエ
キシマレーザー光により露光、現像した。この時の定在
波効果を図7に示す。図7により、定在波効果は、約±
20%である。
は、例えば、レジスト膜厚が985nmの時にある。レ
ジスト膜厚985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚
を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl ,k
arl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の等高線を
図8に示す。
7.5nm,1035nm各々に対して、上記(2)を
繰り返し行った結果を、各々図9,図10,図11に示
す。
果、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15,karl =0.67を得た。
即ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射
防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15,karl =0.67である。
12,図13に示す結果を得た。図12,図13におい
て、定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合におい
ても、約1%以下であった。反射防止膜なしの場合に比
較して、1/20程度に定在波効果は低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
図15に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社)を用いて調
査した。この結果、SiOx 膜をCVD法を用いて成膜
する際の成膜条件に対応して光学定数が図45に示す変
化を示すことを見いだした。図45中、○で示す領域
は、図14,図15の条件を満たす。即ち、SiOx 膜
を25nm厚でW−Si上の反射防止膜とした場合、及
び、反射防止膜を用いなかった場合の定在波効果を図4
6に示す。SiOx 膜25nmとした場合定在波効果
は、±1.8%程度であり、反射防止膜を用いなかった
場合と比較して、定在波効果は1/12程度に低減され
た。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法により成膜して、図46に示すような反射防止膜を形
成した。
CVD法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)を用
いて、SiH4 +O2 混合ガスを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法により成膜して、図46に示すような反射防止機能を
有する反射防止膜を形成した。
CVD法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)を用
いて、SiH4 +O2 混合ガスを用い、バッファガスと
してArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法により成膜して、図46に示すような反射防止膜を形
成した。
D法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)を用い
て、SiH4 +O2 混合ガスを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法により成膜して、図46に示すような反射防止機能を
有する反射防止膜を形成した。
D法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)を用い
て、SiH4 +O2 混合ガスを用い、バッファガスとし
てArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法により成膜して、図46に示すような反射防止機能を
有する反射防止膜を形成した。
ズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)
を用いて、SiH4 +O2 混合ガスを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法により成膜して、図46に示すような反射防止機能を
有する反射防止膜を形成した。
ズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)
を用いて、SiH4 +O2 混合ガスを用い、バッファガ
スとしてArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法によりレジストパターンをマスクとして当該下地をエ
ッチングした。
3 (50〜100SCCM)+O2 (3〜20SCC
M)のガス系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜
1000W程度のパワーをかけイオン性を高めたリアク
ティブエッチング法により、エッチングを行うようにし
て、所望のパターンをエッチングした。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法によりレジストパターンをマスクとして当該下地をエ
ッチングした。
8 (30〜70SCCM)+CHF3 (10〜30SC
CM)のガス系を用い、2Pa程度の圧力下で、100
〜1000W程度のパワーをかけイオン性を高めたリア
クティブエッチング法により、エッチングを行うように
して、所望のパターンをエッチングした。
6,k=0.7±0.2であるSiOx 膜を、以下の手
法によりレジストパターンをマスクとして当該下地をエ
ッチングした。
2 (5〜30SCCM)のガス系を用い、2Pa程度の
圧力下で、100〜1000W程度のパワーをかけイオ
ン性を高めたリアクティブエッチング法により、エッチ
ングを行うようにして、所望のパターンをエッチングし
た。
ーを用いてW−Si膜上に安定たパターンを形成するた
め、反射防止膜としてSix Oy Nz,Six Ny 膜を用
いた例である。
図47に示すように、高融点金属シリサイドであるW−
Si下地上に、Six Oy Nz,Six Ny により反射防
止膜ARLを形成し、該反射防止膜ARL上に、フォト
レジストPRを形成して、レジストパターンを形成する
構成としたものである。
板1上に、W−Siによりゲートとなる材料層を形成
し、これをフォトレジストPRを用いたフォトリソグラ
フィー工程、及びエッチング工程でパターニングしてゲ
ート構造を得る場合に、反射防止膜ARLとしてSix
Oy Nz,Six Ny を用い、本発明適用とした。
て、Six Oy Nz ,Six Ny を選定した手順、及び
そのSix Oy Nz ,Six Ny を満たすべき条件の決
定手法について説明する。次の(1)〜(6)の手順を
行った。
上にXP8843レジスト(シプレイマイクロエレクト
ロニクス(株))を塗布し、波長248nmのKrFエ
キシマレーザー光により露光、現像した。この時の定在
波効果を図7に示す。図7により、定在波効果は、約±
20%である。
は、例えば、レジスト膜厚が985nmの時にある。レ
ジスト膜厚985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚
を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl ,k
arl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の等高線が
図8である。
7.5nm,1035nm各々に対して、上記(2)を
繰り返し行った結果を示すのが、各々図9,図10,図
11である。
果、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15 karl =0.67を得
た。即ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適
反射防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15 karl =0.67であ
る。本条件を用いて定在波効果を求めると、図12,図
13に示す結果を得た。図12,図13において、定在
波効果はきわめて小さく、いずれの場合においても、約
1%以下であった。反射防止膜なしの場合に比較して、
1/20程度に定在波効果は低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
図15に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社)を用いて調
査した。
をCVD法を用いて成膜する際の成膜条件に対応して、
光学定数が図48に示す変化を示すことを見いだした。
図48中○で示す領域は、図14,図15の条件を満た
す。即ち、Six Oy Nz ,Six Ny 膜を25nm厚
でW−Si上の反射防止膜とした場合、及び、反射防止
膜を用いなかった場合の定在波効果を図49に示す。S
ix Oy Nz ,SixNy 膜25nmとした場合定在波
効果は、±1.8%程度であり、反射防止膜を用いなか
った場合と比較して、定在波効果は1/12程度に低減
された。
6,k=0.7±0.2,であるSix Oy Nz 膜を、
以下の手法により成膜して、図47に示すような反射防
止膜を形成した。即ち、本実施例では、平行型プラズマ
CVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアス
ECRプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.4
5GHz)を用いて、SiH4 +O2 +N2 の混合ガ
ス、もしくはSiH4 +N2 O混合ガスを用いて成膜し
た。
6,k=0.7±0.2,であるSix Oy Nz 膜を、
以下の手法により成膜して、図47に示すような反射防
止膜を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラ
ズマCVD法、ECRプラズマCVD法、バイアスEC
RプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45G
Hz)を用いて、SiH4 +O2 +N2 の混合ガス、も
しくはSiH4 +N2 O混合ガスを用い、バッファガス
としてArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2,であるSix Oy Nz 膜を、
以下の手法により成膜して、図47に示すような反射防
止膜を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラ
ズマCVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイ
アスECRCVD法を利用し、SiH4 +O2 +N2 の
混合ガス、もしくはSiH4 +N2 混合Oガスを用いて
成膜した。
6,k=0.7±0.2,であるSix Oy Nz 膜を、
以下の手法により成膜して、図47に示すような反射防
止膜を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラ
ズマCVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイ
アスECRプラズマCVD法を利用し、SiH4 +O2
+N2 の混合ガス、もしくはSiH4 +N2 Oの混合ガ
スを用い、バッファガスとしてArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2,であるSixNy膜を、以下
の手法により成膜して、図47に示すような反射防止膜
を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマ
CVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアス
ECRプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.4
5GHz)を用いて、SiH4 +NH3 混合ガス、もし
くはSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用いて成膜し
た。
6,k=0.7±0.2,であるSix Ny 膜を、以下
の手法により成膜して、図47に示すような反射防止膜
を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマ
CVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアス
ECRプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.4
5GHz)を用いて、SiH4 +O2 混合ガス、もしく
はSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用い、バッファガ
スとしてArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2,であるSix Ny 膜を、以下
の手法により成膜して、図47に示すような反射防止膜
を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマ
CVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアス
ECRプラズマCVD法を利用し、SiH4 +NH3 混
合ガス、もしくはSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用
いて成膜した。
6,k=0.7±0.2,であるSix Ny 膜を、以下
の手法により成膜して、図47に示すような反射防止膜
を形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマ
CVD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアス
ECRプラズマCVD法を利用し、SiH4 +O2 混合
ガス、もしくはSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用
い、バッファガスとしてArを用いて成膜した。
6,k=0.7±0.2,であるSix Oy Nz ,Si
x Ny 膜を、以下の手法によりレジストパターンをマス
クとして当該下地をエッチングした。即ち、Six Oy
Nz ,Six Ny 膜のエッチングは、CHF3 (50〜
100SCCM)+O2 (3〜20SCCM)のガス系
を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000W程
度のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエッチ
ング法により、エッチングを行うようにして、所望のパ
ターンをエッチングした。
6,k=0.7±0.2,であるSix Oy Nz ,Si
x Ny 膜を、以下の手法によりレジストパターンをマス
クとして当該下地をエッチングした。即ち、Six Oy
Nz ,Six Ny 膜のエッチングは、C4 F8 (30〜
70SCCM)+CHF3 (10〜30SCCM)のガ
ス系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000
W程度のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエ
ッチング法により、エッチングを行うようにして、所望
のパターンをエッチングした。
6,k=0.7±0.2,であるSix Ny 膜を、以下
の手法によりレジストパターンをマスクとして当該下地
をエッチングした。即ち、Six Oy Nz ,Six Ny
膜のエッチングは、S2 F2 (5〜30SCCM)のガ
ス系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000
W程度のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエ
ッチング法により、エッチングを行うようにして、所望
のパターンをエッチングした。
ーを用いて、Al,Al−Si,Al−Si−Cu下地
上、及び、該下地上にSiO2 等のシリコン酸化膜を介
して安定したレジストパターンを形成するため、反射防
止膜としてSix Oy Nz ,Six Ny 膜を用いた例で
ある。
図50に示すように、金属配線材料であるAl,Al−
Si,Al−Si−Cu下地上に、Six Oy Nz ,S
ixNy により反射防止膜ARLを形成し、該反射防止
膜ARL上にフォトレジストPRを形成、もしくは該反
射防止膜上にSiO2 等のシリコン酸化膜を成膜後に、
フォトレジストPRを形成してレジストパターンを形成
する工程としたものである。本実施例は特に、Si半導
体基板等の基板上にAl,Al−Si,Al−Si−C
uにより配線となる材料層を形成し、もしくは該材料層
上にSiO2 等のシリコン酸化膜を形成し、これをフォ
トレジストPRを用いたフォトリソグラフィー工程、及
びエッチング工程をパターニングして配線構造を得る場
合に、反射防止膜ARLとしてSix Oy Nz ,Six
Ny を用い、本発明適用としたものである。
u下地上に用いる反射防止膜として、Six Oy Nz ,
Six Ny を選定した手順、及びそのSix Oy Nz ,
Six Ny の満たすべき条件の決定手法について説明す
る。次の(1)〜(6)の手順を行った。
l−Si,Al−Si−Cu基板上にXP8843レジ
スト(シプレイマイクロエレクトロニクス(株))を塗
布し、波長248nmのKrFエキシマレーザー光によ
り露光、現像した。この時の定在波効果を図20に示
す。図20により、定在波効果は、約±29.6%であ
る。
値は、例えば、レジスト膜厚が982nmの時にある。
レジスト膜厚982nmに着目し、かつ反射防止膜の膜
厚を30nmとした際、反射防止膜の光学定数narl ,
karl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の等高線
を図30に示す。
8nm,1035nm各々に対して、上記(2)を繰り
返し行った結果、各々図31,図32,図33に示す。
結果 narl =4.8 , karl =0.45 または、narl =2.0 , karl =0.8を得た。
即ち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適反射
防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.8 , karl =0.45 または、narl =2.0 , karl =0.8である。
本条件を用いて定在波効果を求めると、図34,図35
に示す結果を得た。図34,図35において、定在波効
果はきわめて小さく、いずれの場合においても、レンジ
約1%以下であった。反射防止膜なしの場合に比較し
て、1/60程度に定在波効果は低減された。
防止膜の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止膜の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)
〜(4)を繰り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた
反射防止膜の最適条件が求まる。求めた結果を図14,
図36に示す。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社)を用いて調
査した。この結果、Six Oy Nz ,Six Ny 膜をC
VD法を用いて成膜する際の成膜条件に対応して光学定
数が図51に示す変化を示すことを見いだした。図51
中○で示す領域は、図14,図36の条件を満たす。即
ち、Six Oy Nz ,Six Ny 膜を25nm厚でA
l,Al−Si,Al−Si−Cu下地上の反射防止膜
とした場合、及び、反射防止膜を用いなかった場合の定
在波効果を図52に示す。Six Oy Nz ,Six Ny
膜25nmとした場合定在波効果は、±0.5%程度で
あり、反射防止膜を用いなかった場合と比較して、定在
波効果は1/60程度に低減された。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz 膜を、以下の
手法により成膜して、図50に示すような反射防止膜を
形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアスE
CRプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45
GHz)を用いて、SiH4 +O2 +N2 の混合ガス、
もしくはSiH4 +N2 O混合ガスを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz 膜を、以下の
手法により成膜して、図50に示すような反射防止膜を
形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法、バイアスECRプラ
ズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45GHz)
を用いて、SiH4 +NO2 +N2 の混合ガス、もしく
はSiH4 +N2 O混合ガスを用い、バッファガスとし
てArを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz 膜を、以下の
手法により成膜して、図50に示すような反射防止膜を
形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマC
VD法、ECRCVD法、もしくはバイアスECRCV
D法を利用し、SiH4 +O2 +N2 の混合ガス、もし
くはSiH4 +N2 O混合ガスを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz 膜を、以下の
手法により成膜して、図50に示すような反射防止膜を
形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアスE
CRプラズマCVD法を利用し、SiH4 +O2 +N2
の混合ガス、もしくはSiH4 +N2 O混合ガスを用
い、バッファガスとしてArを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz 膜を、以下の
手法により成膜して、図50に示すような反射防止膜を
形成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアスE
CRプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45
GHz)を用いて、SiH4 +NH3 混合ガス、もしく
はSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz 膜を、以下の
手法により成膜して、図50に示すような反射防止膜を形
成した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマCV
D法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアスEC
RプラズマCVD法を利用し、マイクロ波(2.45G
Hz)を用いて、SiH4 +O2 混合ガス、もしくはS
iH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用い、バッファガスと
してArを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Ny 膜を、以下の手法
により成膜して、図50に示すような反射防止膜を形成
した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマCVD
法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアスECR
プラズマCVD法を利用し、SiH4 +NH3 混合ガ
ス、もしくはSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用いて
成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Ny 膜を、以下の手法
により成膜して、図50に示すような反射防止膜を形成
した。即ち、本実施例では、平行平板型プラズマCVD
法、ECRプラズマCVD法、もしくはバイアスECR
プラズマCVD法を利用し、SiH4 +O2 混合ガス、
もしくはSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを用い、バッ
ファガスとしてArを用いて成膜した。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz ,Six Ny
膜を、以下の手法によりレジストパターンをマスクとし
て当該下地をエッチングした。即ち、Six Oy Nz ,
Six Ny 膜のエッチングは、CHF3 (50〜100
SCCM)+O2 (3〜20SCCM)のガス系を用
い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000W程度の
パワーをかけイオン性を高めたリアクティブエッチング
法により、エッチングを行うようにして、所望のパター
ンをエッチングした。
適反射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図
(図14,図36)における曲線上の値、もしくは、n
に関しては曲線上の値±0.3,kに関しては曲線上の
値±0.3の範囲内にあるSix Oy Nz ,Six Ny
膜を、以下の手法によりレジストパターンをマスクとし
て当該下地をエッチングした。即ち、Six Oy Nz ,
Six Ny 膜のエッチングは、C4 F8 (30〜70S
CCM)+CHF3 (10〜30SCCM)のガス系を
用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000W程度
のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエッチン
グ法により、エッチングを行うようにして、所望のパタ
ーンをエッチングした。
射防止膜の満たすべき光学特性との関係を示す図(図1
4,図36)における曲線上の値、もしくは、nに関し
ては曲線上の値±0.3、kに関しては曲線上の値±
0.3の範囲内にあるSix Oy Nz ,Six Ny 膜
を、以下の手法によりレジストパターンをマスクとして
当該下地をエッチングした。即ち、Six Oy Nz ,S
ix Ny 膜のエッチングは、S2 F2 (5〜30SCC
M)のガス系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜
1000W程度のパワーをかけイオン性を高めたリアク
ティブエッチング法により、エッチングを行うようにし
て、所望のパターンをエッチングした。
シリコン,多結晶シリコン,アモルファスシリコン,ド
ープドポリシリコン等のシリコン系基板上、及び、該下
地上にSiO2 等のシリコン酸化膜を介して安定したレ
ジストパターンを形成する場合、本発明により、反射防
止膜として、n=1.8〜2.6、k=0.1〜0.8
である有機もしくは無機膜、特にSix Oy Nz ,Si
x Ny 膜を20〜150nmの膜厚で用いることが望ま
しいことを見いだして、構成した。
膜として用いる場合、各種CVD法により成膜できる。
また、このSix Oy Nz ,Six Ny は、CHF3 、
C4F8 、CHF3 、S2 F2 系ガスをエッチャントと
し、イオン性を高めたRIEにより、エッチングするこ
とができる。
キシマリソグラフィーを用いて、単結晶シリコン等のシ
リコン系基板上、及び、該下地上にSiO2 等のシリコ
ン酸化膜を介して安定したレジストパターンを形成する
ため、反射防止膜としてSix Oy Nz ,Six Ny 膜
を用いた例である。
図53に示すように、単結晶シリコン等のシリコン系基
板上に、Six Oy Nz ,Six Ny により反射防止膜
ARLを形成し、該反射防止膜ARL上にフォトレジス
トPRを形成、もしくは該反射防止膜上にSiO2 等の
シリコン酸化膜を成膜後に、フォトレジストPRを形成
してレジストパターンを形成する構成としたものであ
る。
コン系基板上、もしくは該材料層上にSiO2 等のシリ
コン酸化膜を形成し、これをフォトレジストPRを用い
たフォトリソグラフィー工程、及びエッチング工程でパ
ターニングする際に反射防止膜ARLとしてSix Oy
Nz ,Six Ny を用い、本発明適用としたものであ
る。
上、下地上に用いる反射防止膜として、n=1.8〜
2.6,k=0.1〜0.8,膜厚=20〜150nm
であるような無機もしくは有機膜特に、Six O
y Nz ,Six Ny 膜を選定した手順、及びその満たす
べき条件の決定手法について説明する。次の(1)〜
(6)の手順を行った。
上にXP8843レジスト(シプレイマイクロエレクト
ロニクス(株))を塗布し、波長248nmのKrFマ
キシマレーザー光を光源とする露光機で露光、現像し
た。この時の定在波効果を図41に示す。図41より、
定在波効果は、約±20%である。
は、例えばレジスト膜厚が985nmの時にある。レジ
スト膜厚985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚を
30nmとした際、反射防止膜の光学乗数narl 、k
arl の変化に対するレジスト膜内の吸収光量の変化を求
める。
その各々に対して、上記(2)を繰り返し行った。
域を求める。このような操作を各種反射防止膜膜厚につ
いて求め、これにより、ある膜厚についての光学定数の
最適値(n値,k値)を求める。例えば、反射防止膜の
膜厚を32nmとした際の最適反射防止膜の満たすべき
光学条件は、narl =2.0,karl =0.55であ
る。また、反射防止膜の膜厚を100nmとした際の最
適反射防止膜の満たすべき光学条件は、narl =1.
9,karl =0.35である。上記2条件を用いて定在
波効果を求めると、図54、図55に示す結果を得た。
図54,図55において、最適値で示す定在波効果は極
めて小さく、いずれの場合においても、レンジ約1%以
下であった。反射防止膜なしの場合に比較して、1/2
0程度以下に定在波効果は低減された。
防止膜の膜圧を32nm、及び100nmとした場合で
あるが、他の異なる反射防止膜の膜圧(ARL膜圧)に
対しても、(2)〜(4)を繰り返し行うと、反射防止
膜の膜厚に応じた反射防止膜の最適条件が求まる。
たすべき条件を満足するような膜種が存在するのか否か
を、分光エリプソメーター(SOPRA社)を用いて調
査した。この結果、Six Oy Nz ,Six Ny 膜をC
VD法を用いて成膜する際の成膜条件に対応して光学定
数が図56に示す変化を示すことを見いだした。図56中
○で示す領域は、上述した(4)の条件を満たす。図5
中○で示す条件にて定在波効果を求めた結果を図54,
図53に示す。いずれの場合においても、Six Oy N
z ,Six Ny 膜を反射防止膜として用いることによ
り、定在波効果は、±1.0%程度以下であり、反射防
止膜を用いなかった場合と比較して、定在波効果は1/
20程度に低減された。
多結晶シリコン、アモルファスシリコン、ドープドポリ
シリコン等のシリコン系基板上、もしくは該材料層上に
SiO2 等のシリコン酸化膜に、フォトレジストPRを
用いたフォトリソグラフィー工程、及びエッチング工程
でパターニングする場合に、反射防止膜ARLとしてS
ix Oy Nz ,Six Ny を用いた構成としたものであ
る。
多結晶シリコン、アモルファスシリコン、ドープドポリ
シリコン等のシリコン系基板上に用いる反射防止膜とし
て、n=1.8〜2.6,k=0.1〜0.8,膜厚=
20〜150nmであるような無機もしくは有機膜、特
に、Six Oy Nz ,Six Ny 膜を選定した手順、及
びその満たすべき条件の決定手法について説明する。
例えば、反射防止膜の膜厚を33nmとした際の最適反
射防止膜の満たすべき光学条件は、narl =2.01,
karl =0.62である。本条件を用いて定在波効果を
求めると、図57に示す結果を得た。図57において、
定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合において
も、±1%程度以下であった。反射防止膜なしの場合に
比較して、1/20程度に定在波効果は低減された。
33nmとした場合であるが、他の異なる反射防止膜の
膜厚(ARL膜厚)に対しても、上記を繰り返し行う
と、反射防止膜の膜厚に応じた反射防止膜の最適条件が
求まる。
べき条件は、Six Oy Nz ,Six Ny 膜をCVD法
を用いて成膜する際の成膜条件に対応した光学定数変化
(図56)における○で示す領域に該当する。即ち、S
ix Oy Nz ,Six Ny 膜を33nm厚で多結晶シリ
コン、アモルファスシリコン、ドープドポリシリコン等
のシリコン系基板上の反射防止膜とした場合、及び、反
射防止膜を用いなかった場合の定在波効果を図57に示
す。Six Oy Nz ,Six Ny 膜33nmとした場合
定在波効果は±1.0%程度以下であり、反射防止膜を
用いなかった場合と比較して、定在波効果は1/20程
度以下に低減された。
x Oy Nz 膜を、以下の手法により成膜して、実施例5
3に示すような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例
では、平行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマC
VD法、もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利
用し、マイクロ波(2.45GHz)を用いて、SiH
4 +O2 +N2 の混合ガス、もしくはSiH4 +N2 O
混合ガスを用いて成膜した。
x Oy Nz 膜を、以下の手法により成膜して、図53に
示すような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例で
は、平行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマCV
D法、バイアスECRプラズマCVD法を利用し、マイ
クロ波(2.45GHz)を用いて、SiH4 +O2 +
N2 の混合ガス、もしくはSiH4 +N2 O混合ガスを
用い、バッファガスとしてArを用いて成膜した。
x Oy Nz 膜を、以下の手法により成膜して、図53に
示すような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例で
は、平行平板型プラズマCVD法、ECRCVD法、も
しくはバイアスECRCVD法を利用し、SiH4 +O
2 +N2 の混合ガス、もしくはSiH4 +N2 O混合ガ
スを用いて成膜した。
x Oy Nz 膜を、以下の手法により成膜して、図53に
示すような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例で
は、平行平板型プラズマCVD法、CECRプラズマC
VD法、もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利
用し、SiH4 +O2 +N2 の混合ガス、もしくはSi
H4 +N2 O混合ガスを用い、バッファガスとしてAr
を用いて成膜した。
x Ny 膜を、以下の手法により成膜して、図53に示す
ような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例では、平
行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、
もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利用し、マ
イクロ波(2.45GHz)を用いて、SiH4 +NH
3 混合ガス、もしくはSiH2 C12+NH3 混合ガスを
用いて成膜した。
x Ny 膜を、以下の手法により成膜して、図53に示す
ような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例では、平
行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、
もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利用し、マ
イクロ波(2.45GHz)を用いて、SiH4 +O2
混合ガス、もしくはSiH2 Cl2 +NH3 混合ガスを
用い、バッファガスとしてArを用いて成膜した。
x Ny 膜を、以下の手法により成膜して、図53に示す
ような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例では、平
行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、
もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利用し、S
iH4 +NH3 混合ガス、もしくはSiH2 Cl2 +N
H3 混合ガスを用いて成膜した。
x Ny 膜を、以下の手法により成膜して、図53に示す
ような反射防止膜を形成した。即ち、本実施例では、平
行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、
もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利用し、S
iH4 +O2 混合ガス、もしくはSiH2 Cl2 +NH
3 混合ガスを用い、バッファガスとしてArを用いて成
膜した。
x Oy Nz ,Six Ny 膜を、以下の手法によりレジス
トパターンをマスクとして当該下地をエッチングした。
即ち、Six Oy Nz ,Six Ny 膜のエッチングは、
CHF3 (50〜100SCCM)+O2 (3〜20S
CCM)のガス系を用い、2Pa程度の圧力下で、10
0〜1000W程度のパワーをかけイオン性を高めたリ
アクティブエッチング法により、エッチングを行うよう
にして、所望のパターンをエッチングした。
x Oy Nz ,Six Ny 膜を、以下の手法によりレジス
トパターンをマスクとして当該下地をエッチングした。
即ち、Six Oy Nz ,Six Ny 膜のエッチングは、
C4 F8 (30〜70SCCM)+CHF3 (10〜3
0SCCM)のガス系を用い、2Pa程度の圧力下で、
100〜1000W程度のパワーをかけイオン性を高め
たリアクティブエッチング法により、エッチングを行う
ようにして、所望のパターンをエッチングした。
x Oy Nz ,Six Ny 膜を、以下の手法によりレジス
トパターンをマスクとして当該下地をエッチングした。
即ち、Six Oy Nz ,Six Ny 膜のエッチングは、
S2 F2 (5〜30SCCM)のガス系を用い、2Pa
程度の圧力下で、100〜1000W程度のパワーをか
けイオン性を高めたリアクティブエッチング法により、
エッチングを行うようにして、所望のパターンをエッチ
ングした。
iOx Ny 膜を形成したところ、形成された膜には水素
が含有されていることが確認された。
けるSiH4 /N2 O流量比と、形成されたSiOx N
y 膜のn,k値との関係を示し、図59には、同じくS
iH4 /N2 O流量比と、形成されたSiOx Ny 中の
Si,O,N,Hの各元素の量(atom%)との関係
を示すが、図59から理解されるように、SiH4 /N
2 O流量比により変動はあるが、形成されたSiOx N
y 膜にはHが含有されており、実際には、SiOx Ny
Hz の元素組成の膜が形成されていることがわかる。
トル図(特にFTIR図)に現れているように、いずれ
の流量比の場合についても、Si−O、Si−Nボンド
に由来するピークのほか、N−H、Si−Hボンドに由
来するピークが存在する。
であるが、ある程度は反射防止機能に寄与しているので
はないかとも考えられる。水素は、水素含有ガスを原料
ガスとして用いると、一般には何らかの形で膜中に含有
すると考えられ、特に、プラズマCVD等のプラズマ利
用成膜手段において、水素の含有は顕著である。
金属シリサイドであるWSi、同じくSiO2 付きのW
Si、及び金属材料であるAl−1wt%Si上に、各
種膜厚の反射防止膜を上記SiH4 /N2 O混合ガス系
を用いて成膜し、i線もしくはエキシマレーザー光につ
いて最適なk値,n値を与えるSiH4 /N2 O流量比
を図58から求め、それにより得られたSiOx Ny H
Z のx,y,z値を調べたところ、次の表1に示すとお
りであった。
量比の所に、線を付して示した。
ては、波長150nm〜450nmの範囲において、S
iOX Ny ;Hz を用いる場合、xは0.30〜0.8
0の範囲、yは0.10〜0.30の範囲にあることが
好ましく、zはゼロ、即ち水素を含まないでもよいが、
水素含有の場合、zは0.20〜0.60の範囲にある
ものが好ましいことがわかった。
は、波長150〜450nmの範囲において、SiOX
Ny ;Hz を用いる場合、xは0.30〜0.70の範
囲、yは0.05〜0.30の範囲にあることが好まし
く、zはゼロ、即ち水素を含まないものでもよいが、水
素含有の場合、zは0.1〜0.5の範囲であるものが
好ましいことがわかる。
れる一般的な流量比は、図61に示すように、SiH4
/N2 Oが0.2〜2.0の範囲である。
合の、反射防止効果(定在波低減効果)をシミュレート
してみたのが、図62(SiO2 付きWSi上)及び図
63(Al−Si上)である。両図より、反射防止膜無
しのwithout ARLの場合に比べ、反射防止膜
有りの場合であるwith ARLでは、定在波効果が
殆ど消失していることがわかる。
上の0.44μmラインアンドスペースパターンについ
て反射防止効果を実測したのが、図64である。この図
からも、本実施例における反射防止膜の効果が理解され
よう。
65(WSi上、i線。吸収率)及び図66(WSi
上、i線。反射率)である。同図に記載のn,k値の反
射防止膜を30nm厚で形成し、同図に記載のn,k値
のフォトレジストを用いて実測した。反射、吸収の両場
合とも、すぐれた反射防止効果が得られる。
ティカルディメンジョンとの関係を示したものである。
いずれもWSi上において、KrFエキシマレーザ光を
用いて実験した。図67は0.30μmラインアンドス
ペースパターンの場合であり、図68は0.35μmラ
インアンドスペースパターンの場合である。いずれも、
レジストとしては化学増幅型のポジレジストを用いた。
膜として、例えば高融点金属シリサイド上の場合、nが
2.4前後、kが0.7前後の材料が適しており、また
SiOx 、SiNx 、SiOx Ny が反射防止膜として
有効である。また、これら反射防止効果のあるnとkを
持つSiOx 、SiNx 、SiOx Nyを形成するため
に、これらの膜の組成比(x、y)を変えることで、膜
のnとkを変えることができると考えられるが、制御性
良く組成比をコントロールして、これらの所望とするn
とkを有する膜を成膜するのは、必ずしも容易ではな
い。
とkを有する膜を形成するために、少なくともSi元素
を含有する物質と少なくともO元素を含有する物質の原
料ガスとして用いて、反射防止膜を形成する。例えばS
iOx 膜においてその組成比(x)をコントロールする
手段として、そのガス流量比をパラメーターとすれば、
Si元素を含有する原料ガスの比率が高いほどxは小さ
くなり、これにより膜の組成が変わり、結果として光学
定数(n,k)をコントロールできる。
る物質としてSiH4 を、少なくともOを含有する物質
としてN2 Oを用い、SiH4 とN2 Oのガス流量比を
パラメーターとして膜の光学定数をコントロールするこ
とで、所望とする反射防止効果を有する膜を形成した。
平行平板プラズマCVD装置を用い、SiH4 とN2O
のガス流量比を変えたときの膜の光学定数は、図58に
示すように変化する。例えば、エキシマリソグラィーに
適した成膜条件の一つとして、以下に示す条件を用いれ
ばよい。 SiH4 =50sccm N2 O=50sccm RF Power=190W 圧力=332.5Pa(2.5torr) 基板温度=400℃ 電極間距離=1cm
して膜の光学定数をコントロールする方法を述べたが、
成膜圧力、RFパワー、基板温度をパラメーターとして
も膜の光学定数をコントロールできる。
を原料に用いる反射防止膜の形成法である。有機化合物
を原料に用いると段差部分の反射防止膜の被覆率が向上
し、つまり平坦部と段差垂直部の反射防止膜の膜厚差が
小さくなり、半導体デバイスチップ内の反射防止効果の
均一性が向上する。
(段差部の被覆率)がすぐれている有機化合物を原料ガ
スとして用いるので、段差の厳しいデバイスにおいて特
に有効と言える。有機化合物として例えばTEOSや、
OMCTS(Si4 O(CH3)8 ;Si/O=比1)
や、HMDS(Si2 O(CH3 )6 ;Si/O比=
2)等を用いることができる。本実施例では、平行平板
プラズマCVD装置を用いて、次の成膜条件で実施し
た。 OMCTS=50sccm RF Power=190W 圧力=332.5Pa(2.5torr) 基板温度=400℃ 電極間距離=1cm
たい場合には、OやNを含有しないSiソースとしてS
iH4 等を添加してもよい。平行平板プラズマCVD装
置を用いた場合の成膜条件を以下に示す。 OMCTS=50sccm SiH4 =5sccm RF Power=190W 圧力=332.5Pa(2.5torr) 基板温度=400℃ 電極間距離=1cm
意の単一波長の光を露光光源として、任意の下地(基
板)上にレジストパターンを形成する際に、そのレジス
トパターンが微細なものであっても、良好に、安定した
レジストパターンが形成できるように、そこに用いる反
射防止膜の条件を決定できる。また本出願の発明によれ
ば、このような条件による反射防止膜を形成できる。更
に本出願の発明によれば、新規な反射防止膜を開発し
て、この反射防止膜を用いたレジストパターン形成方法
を提供することができる。更にまた本出願の発明によれ
ば、かかる反射防止膜形成にも好適に利用できる薄膜形
成方法を提供できる。
ー図である。
の膜厚を固定して、narl ,karl を変化させた場合の
レジスト膜の吸収光量の変化の軌跡(吸収光量の等高
線)を示す図である。
高線)を示す図である。
高線)を示す図である。
高線)を示す図である。
膜厚985nmについてのnarl ,karl の変化に対す
るレジスト膜の吸収光量の変化の軌跡(吸収光量の等高
線)を示す図である。
高線)を示す図である。
跡(等高線)を示す図である。
(等高線)を示す図である。
図である。
図である。
関係を示す図である。
関係を示す図である。
チャートである。
防止効果を、比較の場合との対比において示す図であ
る。
スト膜内での光の干渉を示す図である。
波効果を示す図である。
波効果を示す図である。
波効果を示す図である。
の影響を示す図である。
を示す図である。
ト膜厚982nmについてのnarl ,karl の変化に対
するレジスト膜の吸収光量の変化の軌跡(吸収光量の等
高線)を示す図である。
(等高線)を示す図である。
(等高線)を示す図である。
(等高線)を示す図である。
関係を示す図である。
図である。
iC(膜厚20nm)の反射防止効果を、比較の場合と
の対比において示す図である。
iO(膜厚30nm)の反射防止効果を、比較の場合と
の対比において示す図である。
射防止効果を、比較の場合との対比において示す図であ
る。
射防止効果を、比較の場合との対比において示す図であ
る。
る。
効果を示す図である。
す図である。
反射防止効果を示す図である。
示す図である。
を示す図である。
(32nm)の反射防止効果を示す図である。
(100nm)の反射防止効果を示す図である。
示す図である。
y 膜(33nm)の反射防止効果を示す図である。
量比と、形成されたSiOx Ny のn、k値との関係を
示す図である。
量比と、形成されたSiOx Ny 中のSi、O、N、H
量(RBS)との関係を示す図である。
クトル図である。
範囲を示す図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (26)
- 【請求項1】下地上に形成した反射防止膜上のフォトレ
ジストを単一波長により露光してレジストパターンを形
成する際の前記反射防止膜の条件決定方法であって、下
記の手段により反射防止膜の膜厚、及び光学条件を定め
ることを特徴とする反射防止膜の条件決定方法。 (I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストについ
て、反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量
の等高線を求め、 (II) レジスト膜厚を複数とって、上記(I)と同様な
吸収光量の等高線を求め、 (III)上記(II) で得られた各等高線についてその吸収
光量の共通領域を見い出して、この共通領域により現定
される光学条件を当初(I)において定めた条件におけ
る反射防止膜の光学条件とし、 (IV) 反射防止膜条件を変えて、上記と同様の操作を行
うことにより反射防止膜の光学条件を決定し、 (V)上記(IV) によりある反射防止膜条件における反
射防止膜の最良の光学条件を見い出す。 - 【請求項2】下地上に形成した反射防止膜上のフォトレ
ジストを単一波長により露光してレジストパターンを形
成する際の前記反射防止膜の形成方法であって、請求項
1に記載の(I)〜(V)の手段により求めた反射防止
膜の最良の屈折率条件に基づき、該屈折率条件に適合す
る物質を用いて、反射防止膜を形成することを特徴とす
る反射防止膜の形成方法。 - 【請求項3】高融点金属シリサイド下地上に、シリコン
カーバイドにより反射防止膜を形成し、該反射防止膜上
にフォトレジストを形成して、レジストパターンを形成
するレジストパターン形成方法。 - 【請求項4】金属系材料下地上に、反射防止膜を形成
し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成して、レジ
ストパターンを形成するレジストパターン形成方法にお
いて、反射防止膜を、下記の手段により求めた膜厚及び
光学条件の有機または無機材料により形成するレジスト
パターン形成方法。 (I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストについ
て、反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量
の等高線を求め、 (II) レジスト膜厚を複数とって、上記(I)と同様な
吸収光量の等高線を求め、 (III)上記(II) で得られた各等高線についてその吸収
光量の共通領域を見い出して、この共通領域により現定
される光学条件を当初(I)において定めた条件におけ
る反射防止膜の光学条件とし、 (IV) 反射防止膜条件を変えて、上記と同様の操作を行
うことにより反射防止膜の光学条件を決定し、 (V)上記(IV) によりある反射防止膜条件における反
射防止膜の最良の光学条件を見い出す。 - 【請求項5】金属系材料下地上に、シリコンカーバイド
もしくは酸化シリコンにより反射防止膜を形成し、該反
射防止膜上にフォトレジストを形成して、レジストパタ
ーンを形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項6】無機材料下地上に、反射防止膜を形成し、
該反射防止膜上にフォトレジストを形成して、レジスト
パターンを形成するレジストパターン形成方法におい
て、反射防止膜を、下記の手段により求めた膜厚及び光
学条件の有機または無機材料により形成するレジストパ
ターン形成方法。 (I)任意に定めたある膜厚のフォトレジストについ
て、反射防止膜の光学条件をパラメータとした吸収光量
の等高線を求め、 (II) レジスト膜厚を複数とって、上記(I)と同様な
吸収光量の等高線を求め、 (III)上記(II) で得られた各等高線についてその吸収
光量の共通領域を見い出して、この共通領域により現定
される光学条件を当初(I)において定めた条件におけ
る反射防止膜の光学条件とし、 (IV) 反射防止膜条件を変えて、上記と同様の操作を行
うことにより反射防止膜の光学条件を決定し、 (V)上記(IV) によりある反射防止膜条件における反
射防止膜の最良の光学条件を見い出す。 - 【請求項7】シリコン系材料下地上に、シリコンカーバ
イドもしくは酸化シリコンにより反射防止膜を形成し、
該反射防止膜上にフォトレジストを形成して、レジスト
パターンを形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項8】請求項4のレジストパターン形成方法にお
いて、反射屈折率nに関しては値±0.6、吸収屈折率
kに関しては値±0.2の範囲内にある有機、もしくは
無機の材料を用いて、金属系材料下地上に反射防止膜を
形成し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成してレ
ジストパターンを形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項9】金属材料下地上に反射防止膜として反射屈
折率n=2.4±0.6、吸収屈折率k=0.7±0.
2であるSiOx 膜を用いることを特徴とするレジスト
パターン形成方法。 - 【請求項10】金属材料下地上に反射防止膜として反射
屈折率n=2.4±0.6、吸収屈折率k=0.7±
0.2であるSix Oy Nz 膜またはSix Ny 膜を用
いることを特徴とするレジストパターン形成方法。 - 【請求項11】金属系材料下地が高融点金属シリサイド
から成ることを特徴とする請求項8ないし10のいずれ
かに記載のレジストパターン形成方法。 - 【請求項12】金属材料下地上に反射防止膜としてSi
x Oy Nz 膜を形成し、レジストパターンを形成するこ
とを特徴とするレジストパターン形成方法。 - 【請求項13】金属材料が、アルミニウム系材料である
ことを特徴とする請求項12に記載のレジストパターン
形成方法。 - 【請求項14】シリコン系材料下地上に反射防止膜とし
てSix Oy Nz またはSix Ny 膜を形成し、レジス
トパターンを形成することを特徴とするレジストパター
ン形成方法。 - 【請求項15】シリコン系材料が単結晶シリコン、多結
晶シリコン、アモルファスシリコン、ドープドポリシリ
コンのいずれかであることを特徴とする請求項14に記
載のレジストパターン形成方法。 - 【請求項16】下地上に、水素含有の酸化窒化シリコ
ン、水素含有の酸化シリコン、水素含有の窒化シリコ
ン、または水素含有のシリコンカーバイドのいずれかか
ら成る少なくとも1層の反射防止膜を形成し、該反射防
止膜上にフォトレジストを形成して、レジストパターン
を形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項17】高融点金属シリサイド下地上の波長15
0〜450nmの範囲における反射防止膜としてSiO
x Ny Hz (但しxは0.30〜0.80、yは0.1
0〜0.30、zは0〜0.60の範囲にある)を膜形
成し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成して、レ
ジストパターンを形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項18】高融点金属シリサイド下地上の波長15
0〜450nmの範囲における反射防止膜としてSiO
x Ny Hz (但しxは0.30〜0.80、yは0.1
0〜0.30、zは0.20〜0.60の範囲にある)
を膜形成し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成し
て、レジストパターンを形成するレジストパターン形成
方法。 - 【請求項19】高融点金属シリサイドが、タングステン
シリサイドであることを特徴とする請求項17または1
8に記載のレジストパターン形成方法。 - 【請求項20】金属材料下地上の波長150〜450n
mの範囲における反射防止膜としてSiOx Ny H
z (但しxは0.30〜0.70、yは0.05〜0.
30、zは0〜0.50の範囲にある)を膜形成し、該
反射防止膜上にフォトレジストを形成して、レジストパ
ターンを形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項21】金属材料下地上の波長150〜450n
mの範囲における反射防止膜としてSiOx Ny H
z (但しxは0.30〜0.70、yは0.05〜0.
30、zは0.1〜0.50の範囲にある)を膜形成
し、該反射防止膜上にフォトレジストを形成して、レジ
ストパターンを形成するレジストパターン形成方法。 - 【請求項22】金属材料がアルミニウム系材料であるこ
とを特徴とする請求項20または21に記載のレジスト
パターン形成方法。 - 【請求項23】アルミニウム系材料がアルミニウム−シ
リコン合金であることを特徴とする請求項22に記載の
レジストパターン形成方法。 - 【請求項24】少なくともシリコン元素及び酸素元素を
含有する物質を原料ガスとして用いる気相成長による薄
膜形成方法において、前記原料ガスに含まれるシリコン
元素と酸素元素の含有比が、 の範囲であることを特徴とする薄膜形成方法。 - 【請求項25】原料ガスに、少なくとも水素元素を含有
する物質を含むことを特徴とする請求項24に記載の薄
膜形成方法。 - 【請求項26】原料ガスとしてSiH4 及びN2 Oを用
いた気相成長法による薄膜形成方法において、前記Si
H4 及びN2 Oのガスの流量比が、 の範囲であることを特徴とする薄膜形成方法。
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