JP2953349B2 - レジストパターン形成方法、反射防止膜形成方法、反射防止膜および半導体装置 - Google Patents

レジストパターン形成方法、反射防止膜形成方法、反射防止膜および半導体装置

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JP2953349B2
JP2953349B2 JP16909295A JP16909295A JP2953349B2 JP 2953349 B2 JP2953349 B2 JP 2953349B2 JP 16909295 A JP16909295 A JP 16909295A JP 16909295 A JP16909295 A JP 16909295A JP 2953349 B2 JP2953349 B2 JP 2953349B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンカーバイ
ド膜からなる反射防止膜を用いたレジストパターン形成
方法、該反射防止膜および該反射防止膜を有する半導体
装置に関する。特に、本発明は、下地基板上に形成した
反射防止膜上のフォトレジストを単一波長により露光し
てレジストパターンを形成する際の前記反射防止膜の膜
厚、および反射屈折率、吸収屈折率等などの光学条件の
最適化を図るために適した新規な反射防止膜を用い、フ
ォトレジストでの定在波効果を最小限にして、微細なレ
ジストパターンを良好に形成することができるレジスト
パターン形成方法、反射防止膜形成方法および該反射防
止膜を有する半導体装置に関する。本発明は、例えば、
電子材料(半導体装置等)を製造する際の微細パターン
を形成する方法として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】例えば、フォトリングラフィー技術にお
いて、現在、最先端のステッパー(投影露光機)は、K
rFエキシマレーザー光(248nm)を光源に用い、
0.37〜0.42程度のNAのレンズを搭載している
(例えば、ニコンNSR1505EX1、キャノンFP
A4500)。これらステッパーを用いて、サブハーフ
ミクロン(0.5μm以下)領域のデザインルールデバ
イスの研究開発が研究されている。
【0003】 ステッパーは、単一波長の光を露光光源に
用いている。単一波長で露光を行う場合には、定在波効
果と呼ばれる現象が発生することが広く知られている。
定在波が発生する原因は、レジスト膜内で光干渉が起こ
ることによる。すなわち、図1に示すように、入射光P
と、レジストPRと基板Sとの界面から反射光Rとが、
レジストPRの膜内で干渉を起こすことによる。
【0004】 その結果として、図2に示すごとく、レジ
ストに吸収される光量(縦軸)がレジスト膜厚(横軸)
に依存して変化する。なお本明細書中、レジストに吸収
される光量とは、表面反射や金属が存在する場合該金属
での吸収や、レジストから出射した光の量などを除いた
レジスト自体に吸収される光の量をいう。かかる吸収光
量がレジストを光反射させるエネルギーとなる。なお、
図2は、シリコン基板の上にレジスト膜(XP884
3)を成膜し、レジスト膜の膜厚による吸収光量の変化
を調べた結果である。露光用光としては、λ=248n
mのKrFを仮定した。
【0005】 また、その吸収光量変化の度合いは、図3
と図4との比較からも理解されるように、下地基板の種
類により異なる。図2,3,4において、レジストはい
ずれもXP8843(シプレー社)を用いているが、下
地基板は各々Si、Al−Si、W−Siである。すな
わち、下地基板の光学定数(n,k)およびレジストの
光学定数(n,k)により定まる多重干渉を考慮した複
素振幅反射率(R)により、吸収光量の変化の度合いは
定まる。((R)は実数部と虚数部とをもつベクトル量
であることを示す)。
【0006】 ここで、光学定数nは反射屈折率、kは吸
収屈折率であり、二つの光学定数n,kは、次式
(1),(2)及び(3)により定めることができる。 I=I 0 exp(−αd)・・・(1) α=4πk/λ・・・(2) * =n−ik・・・(3) (上記式中、n * は透過吸収率、λは入射光の波長、I
はある深さdにおける光強度、I 0 は入射光の光強度を
それぞれ表す。)
【0007】 さらに、実デバイスにおいては、図5に示
すように、基板面には必ず凹凸が存在する。例えば、ポ
リシリコン等の凸部Inが存在する。このため、レジス
ト膜PRを塗布した際、レジスト膜の厚さは、段差の上
部と下部とで異なることになる。つまり、凸部In上の
レジスト膜厚dPR2 は、それ以外の部分のレジスト膜厚
PR1 よりも薄くなる。
【0008】 定在波効果がレジスト膜厚により異なるこ
とは、前記説明したとおりである。このため、定在波効
果の影響を受けることによるレジストに吸収される光量
の変化も各々変わってくる。この結果、露光、現象後に
得られるレジストパターンの寸法が、段差の上部と下部
とで異なってしまう。定在波効果のパターン寸法に及ぼ
す影響は、同一波長、同一開口数のステッパーを用いた
場合、パターンが細かければ細かいほど顕著化し、どの
種のレジストについても共通に見られる現象である。
【0009】 上記定在波効果のパターン寸法におよぼす
影響は、同一波長、同一開口数のステッパーを用いた場
合、パターンが細かければ細かいほど顕著化する。図6
〜8に、ステッパーとしてニコンNSR1505EX1
(使用露光光源:λ=248nm、KrFエキシマ、N
A=0.42)を用い、レジストとしてXP8843
(シップレーマイクロエレクトロニクス(株)の化学増
幅型レジスト;光酸発生剤を含むポリビニルフェノール
系レジスト)を用いた場合の、定在波効果の影響をパタ
ーンサイズ毎に示す。明らかにパターンが微細化すれば
するほど、定在波効果が顕著になっている(図中に○で
示す0.5μm、0.4μm、0.35μmラインアン
ドスペースパターンのクリティカルディメンジョンシフ
トCD−Shiftのばらつきも参照)。なお、図6は
0.5μmの間隔のラインアンドスペースパターンの場
合であり、図7は0.4μmの間隔のラインアンドスペ
ースパターンの場合であり、図8は0.35μmの間隔
のラインアンドスペースパターンの場合であり、微細化
するほど、定在波効果が顕著になっている。この傾向
は、どの種のレジストについても、共通に見られる現象
である。
【0010】 半導体装置等のデバイス作製時のフォトリ
ソグラフィー工程におけるレジストパターンの寸法精度
は、一般に±5%である。トータルでは±5%よりも
ても実用可能と考えられるが、フォーカスその他の他
の要因によるバラツキも生ずることを考え合わせれば、
レジスト露光時におけるパターン精度は、この±5%以
内に収めることが望まれる。この±5%の寸法精度を達
成するためには、定在波効果の低減が必須である。
【0011】 図9に、レジスト膜内での吸収光量の変動
(横軸)に対する、レジストパターンの寸法変動(縦
軸)を示す。図9より、例えば0.35μmルールデバ
イスの作製を行うには、レジスト膜の吸収光量の変動
は、レンジ6%以下であることが要求されることがわか
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した要求に応える
べく、現在各方面で反射防止技術の検討が精力的に行わ
れている。しかしながら、下地基板の材料や使用するレ
ジストが決まっていても、その場合に適正な反射防止効
果が得られる反射防止膜の条件はどのようなものである
かを決定するのは必ずしも容易ではない。
【0013】 例えば、反射防止膜が必要不可欠とされて
いるゲート構造上(例えば、タングステンシリサイド
(W−Si)膜上)のパターン形成において、レジスト
膜の吸収光量の変動を、例えばレンジ6%以下とする反
射防止膜は、どのような条件のものであるかは決定され
ていない。当然、そのようなW−Si上に有効な反射防
止膜材料は未だ見い出されていない。
【0014】 このW−Si材料をゲートとする構造につ
いては、現在、多層レジスト法もしくはダイ入りレジス
ト等により、パターン形成を行っている。よって、早急
に、W−Si上での反射防止技術を確立することが必要
不可欠と考えられる。
【0015】 このような場合に、任意の単一波長を露光
光源として、任意の下地基板上に安定した微細パターン
形成を行うための反射防止膜に関する包括的な条件、お
よび具体的条件を決定し得る手段があれば、例えば上記
のようにW−Si上にいかなる条件の反射防止膜を形成
すればよいのかを、見い出すことができる。しかし、こ
のような手法は未だ提案されていない。
【0016】 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、任意の単一波長の光を露光光源として、任意の下地
基板上にレジストパターンを形成する際に、そのレジス
トパターンが微細なものであっても、良好に、安定した
レジストパターンを形成するためのレジストパターン形
成方法、前記基板上に、直接またはその他の層を介して
設けられた反射防止膜であって、露光波長が150〜4
50nmにおいて、特定の反射屈折率n、吸収屈折率k
及び特定の膜厚dを有するシリコンカーバイド膜で構成
される反射防止膜、および該反射防止膜を有する複数の
層からなる半導体装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、多層構造を有する半導体装置において、
下地基板上に直接またはその他の層を介して形成したシ
リコンカーバイド膜で構成される反射防止膜上に、フォ
トレジストを単一波長により露光してレジスト パターン
を形成するレジストパターン形成方法を提供する。
【0018】 本発明は、好ましくは、下地基板上に形成
した反射防止膜上のフォトレジストを単一波長により露
光してレジストパターンを形成するレジストパターン形
成方法であって、下地基板上に、直接またはその他の層
を介して、シリコンカーバイト系膜で構成される反射防
止膜を成膜する工程と、前記反射防止膜の上に、直接ま
たはその他の層を介してフォトレジストを形成する工程
と、前記フォトレジストに露光を行い、マスクパターン
を転写する工程とを有するレジストパターン形成方法で
ある。
【0019】 また、本発明は、多層構造を有する半導体
装置において、下地基板上に直接またはその他の層を介
して形成したシリコンカーバイド膜で構成される反射防
止膜上に、フォトレジストを単一波長により露光してレ
ジストパターンを形成するレジストパターン形成方法で
あって、前記シリコンカーバイド膜で構成される反射防
止膜を、前記下地基板の種類に応じて、露光時のフォト
レジストでのレジスト膜の膜厚の変動による定在波効果
のばらつきが最小の値となる条件の前記反射防止膜の反
射屈折率n、吸収屈折率kおよび膜厚になるように成膜
条件を調節しながら、求められた膜厚と略等しい膜厚で
成膜する工程を有するレジストパターン形成方法を提供
する。
【0020】 また、本発明は、前記レジストパターン形
成方法により形成される反射防止膜及び該反射防止膜を
有する半導体装置を提供する。
【0021】 前記下地基板としては、表面が高融点金属
または高融点金属シリサイド系材料で構成される下地基
板を用いることができる。前記高融点金属または高融点
金属シリサイド系材料としては、タングステンやタング
ステンシリサイド等を例示することができる。
【0022】 前記下地基板としては、表面が低融点金属
材料で構成される下地基板を用いる ことができる。前記
低融点金属系材料としては、アルミニウム、アルミニウ
ム−シリコン合金、アルミニウム−シリコン−銅合金、
銅、銅合金などを例示することができる。
【0023】 また、前記下地基板としては、表面がシリ
コン系材料で構成されたものを用いることができる。前
記シリコン系材料としては、単結晶シリコン、多結晶シ
リコン、非晶質シリコン、ドープトポリシリコンなどを
例示することができる。
【0024】 本発明において、下地基板の表面が高融点
金属または高融点金属シリサイド系材料の場合には、前
記反射防止膜として、露光波長が150〜450nmに
おいて、反射屈折率nが2.96以上3.36以下、吸
収屈折率kが0.14以上0.34以下であり、膜厚が
40nm以上60nm以下の反射防止膜を成膜すること
が好ましい。
【0025】 本発明において、下地基板の表面が低融点
金属系材料の場合には、前記反射防止膜として、露光波
長が150〜450nmにおいて、反射屈折率nが2.
1以上2.5以下であり、吸収屈折率kが0.6以上
1.0以下、好ましくは0.65以上0.95以下であ
り、膜厚が10nm以上30nm以下の反射防止膜を成
膜することが好ましい。
【0026】 本発明において、下地基板の表面がシリコ
ン系材料の場合には、前記反射防止膜として、露光波長
が150〜450nmにおいて、反射屈折率nが2.1
以上2.5以下であり、吸収屈折率kが0.45以上
0.85以下であり、膜厚が15nm以上35nm以下
の反射防止膜を成膜することが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明に係る反射防止膜形成方法
およびレジストパターン形成方法では、前記反射防止膜
を実際に成膜する前に、前記下地基板の種類に応じて、
露光時のフォトレジストでの定在波効果が最小となる条
件の、反射防止膜の反射屈折率n、吸収屈折率kおよび
膜厚をシミュレーションにより求め、そのシミュレーシ
ョンにより求められた反射屈折率nおよび吸収屈折率k
に近づくように、下地基板の表面に直接またはその他の
層を介して、シリコンカーバイト系膜で構成される反射
防止膜を、成膜条件を調節しながら、前記シミュレーシ
ョンにより求められた膜厚と略等しい膜厚で成膜するこ
とが好ましい。
【0028】 上記の新規な反射防止膜の決定に際して
は、以下の手段を用いて行った。 (I)任意に定めたある膜厚のレジストの膜厚に対し、
反射防止膜の光学条件(n,k)を連続的に変化させ
(ただし、反射防止膜の膜厚は固定しておく)た際のレ
ジスト膜内で吸収される吸収光量の等高線を求める。 (II)上記(I)で求めた各レジスト膜の膜厚における
レジスト内部の吸収光量の等高線の結果において、吸収
光量の差が最小になる共通領域を見い出し、この共通領
域により限定される光学条件を、(I)において定めた
反射防止膜の膜厚における光学条件(n,k)とする。 (III)反射防止膜の膜厚を変化させて、上記(I),
(II)の操作を繰り返し行い、反射防止膜の各膜厚に対
する各最適条件の光学定数(n,k)を求める。 (IV)上記(III)で得られた最適条件の光学定数を有
する実際の材質の反射防止膜を見い出す。
【0029】 次に、図面を参照して、本発明に用いられ
る反射防止膜の包括的条件を決定する上記手段(I)〜
(IV)について、より具体的に説明する。定在波効果
の極大値間、または極小値間のレジスト膜厚は、レジス
トの屈折率をnPRとし、露光用光の波長をλとすると、
λ/2n PR で与えられる(図10参照)。レジストと
下地基板との間に、反射防止膜ARLを仮定して、その
膜厚さdarl ,光学定数をnarl ,karl とする。図
10におけるある1点(例えば、定在波効果が極大とな
る膜厚)の膜厚に着目すると、反射防止膜の膜厚arl
を固定してnarl ,karl を変化させた場合、その点に
おけるレジスト膜の吸収光量は変化する。この変化する
軌跡、すなわち吸収光量の等高線を求めると、図11に
示すようになる。他の異なったレジスト膜厚dPRにつ
いて、少なくとも定在波効果を極大もしくは極小にする
膜厚を基準にして、λ/8nPR間隔で4ケ所に対して、
操作を繰り返し行うと、図11に対応した図12〜
図14が得られる(図11〜図14は、反射防止膜厚を
20nmに規定し、レジスト膜厚を各々985nm、1
000nm、1018nm、1035nmとした結果を
示す)。以上は、上記手段(I)に該当する。図11
〜図14の各々グラフの共通領域は、反射防止膜の特定
の膜厚について、レジスト膜厚が変化しても、レジスト
膜内での吸収光量が変化しない領域を示している。すな
わち、上記共通領域は、定在波効果を最小にする、反射
防止効果が最も高い領域である。よって、かかる共通領
域を見い出す。共通領域を見い出すのは、例えば簡便に
は、各図(グラフ)を重ね合わせて、共通領域をとるこ
とにより行うことができる(もちろん、コンピュータで
の共通領域の検索により行ってもよい)。これは上記手
段(II)に該当する。
【0030】 次に、反射防止膜の膜厚dを連続的に変
化させて、上記を繰り返す。たとえば最初のステ
ップのまでは、d=20nmとして操作を行ったとす
ると、dを変えて、上記を繰り返し行う。これにより、
定在波効果を最小にするような反射防止膜の膜厚
arl 、光学定数narl ,karl の条件を特定できる。
これは上記手段(III)に該当する。上記で特定し
た反射防止膜の満たすべき条件(膜厚、光学定数)を満
足するような膜の種類を、露光用光における各膜種の光
学定数を測定することにより見い出す。これは手段(I
V)に該当する。
【0031】 上記手法は、全ての波長、全ての下地基板
に対して、原理的に適用可能である。上記(I)〜(I
V)の手段で、本発明に係る方法で好適に用いることが
できる反射防止膜について検討したところ、シリコンカ
ーバイド膜(SiX y 膜)が特に適切であることが判
明した。
【0032】 この膜は、その成膜条件により、光学条件
を大きく変化させることが可能であり、上記手法により
求めた定在波効果が、レジスト膜の膜厚の変動によるば
らつきが最小の値となるような反射防止膜の光学条件に
合わせた反射防止膜を容易に成膜することができる
【0033】 このシリコンカーバイト系膜からなる反射
防止膜は、各種CVD法、スパッタリング法により容易
に成膜することができる。たとえば、この膜は、平行平
板型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、もし
くはバイアスECRプラズマCVD法を利用し、マイク
ロ波を用いて、シラン系ガスと炭素を含むガスと(たと
えば、SiH 4 +CH 4 +H 2 ,SiH 4 +CH 4 等の
混合ガスを用いて成膜することができる。また、その際
に、バッファガスとして、アルゴンArガスまたはN2
ガスなどを用いることができる。
【0034】 また、これらSix y 膜は、レジストを
マスクとして、CF4 、CHF3 、C26 、C4
8 、SF6 、S22 、NF3 系ガスをエッチャントと
し、Arを添加してイオン性を高めたRIEにより、容
易にエッチングすることができる。そのRIEは、約2
Pa程度の圧力下で、10〜100W程度のパワーをか
けて行うことが好ましい。また、RIE時のガスの流量
は、特に限定されないが、5〜70sccmが好まし
い。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例について、具体的に説明
する。ただし、当然のことではあるが、本発明は以下の
実施例により限定されるものではない。実施例1 この実施例は、KrFエキシマリソグラフィーを用いて
W−Si(タングステンシリサイド)膜上に安定したレ
ジストパターンを形成するものである。
【0036】 本実施例では、実際に反射防止膜を用いて
レジストパターンを形成する前に、以下の手法により、
フォトレジストでの定在波効果を最小にすることができ
る反射防止膜の最適な光学条件および膜厚を求めた。 (1)反射防止膜がない状態で、W−Si膜上にXP8
843レジスト(シプレイマイクロエレクトロニクス
(株))を塗布し、波長248nmのKrFエキシマレ
ーザー光により露光、現象した際の定在波効果を図15
に示す。図15より、定在波効果は、約±20%であ
る。 (2)図15において、定在波効果の極大値は、例えば
レジスト膜厚が985nmのときにある。レジスト膜厚
985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚を30nm
とした際、反射防止膜の光学定数narl 、karl の変化
に対するレジスト膜内の吸収光量の変化(吸収光量の等
高線)を図16に示す。
【0037】 (3)レジスト膜厚1000nm、1017.5nm、
1035nm各々に対して、上記(2)を繰り返し行っ
た結果を、各々図17、図18、図19に示す。 (4)図17〜19の共通領域を求めた結果、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15, karl =0.67を得た。 すなわち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適
反射防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.9, karl =0.1 または、narl =2.15, karl =0.67である。
【0038】 本条件を用いて定在波効果を求めると、図
20、図21に示す結果を得た。図20,21におい
て、定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合におい
ても、約±1%であった。反射防止膜なしの場合と比較
して、1/20程度に定在波効果は低減された。なお、
図20と図21とでは、反射防止膜の光学条件が相違す
る。
【0039】 (5)上記(2)〜(4)の操作は、反射防止膜の膜厚
を30nmとした場合であるが、他の異なる反射防止膜
の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)〜(4)を繰
り返して行うと、反射防止膜の膜厚に応じた反射防止膜
の最適条件が求まる。求めた結果を図22,23に示
す。図22,23に示すように、解(Value)1につい
ては、反射防止膜として、反射屈折率nが1.2以上
3.4以下であり、吸収屈折率kが0.16以上0.7
2以下であり、膜厚が10nm以上100nm以下であ
るものが、最適な反射防止膜となり、解(Value)2に
ついては、反射防止膜として、反射屈折率nが1.9以
上5.7以下であり、吸収屈折率kが0以上0.46以
下であるものが、最適な反射防止膜となることが判明し
た。図22,23に示す曲線上に一致するn,kを有す
る反射防止膜が最も好ましいが、必ずしも曲線上ではな
く、nについては±0.6、好ましくは±0.2であ
り、kについては±0.3、好ましくは±0.2、さら
に好ましくは±0.15、さらにまた好ましくは±0.
05の範囲にあれば、十分な反射防止効果を奏する。
【0040】 (6)上記(5)で求めた反射防止膜の満たすべき条件
を満足するような膜種が存在するのか否かを、分光エリ
プソメーター(SOPRA社、“Moss Syste
m”)、および、“Handbook of Opti
cal Constants of Solids”
(E.D.Palik,academypress,’
85)を用いて調査した。この結果、図24に示すn,
kチャートが得られた。このチャート上に、対応する
n,kを有する物質を示してある。この図24より、膜
厚50nmのSix y 膜(シリコンカーバイト膜、S
iC膜とも称する)が、図22,23の条件を完全に満
たすことが分かった。すなわち、W−Siを下地基板と
する場合には、好ましくは、反射屈折率n=3.16±
0.6(好ましくはn=3.16±0.2)、吸収屈折
率k=0.24±0.2(好ましくはk=0.24±
0.05)、膜厚d=50nm±10nmであるSix
y 膜を反射防止膜として用いれば、定在波効果を最小
限にすることができることが予想される。
【0041】 次に、上記光学条件および膜厚のSix
y 膜を成膜することにより、実際に定在波効果が低減さ
れるか否かを確認した。図25に示すように、シリコン
基板Sの上に、高融点金属シリサイドであるW−Siを
積層し、その上に、Six y 膜からなる反射防止膜A
RLを成膜した。すなわち、ECR−CVD装置を用
い、Six y 膜を50nm成膜した。そのSix y
膜からなる反射防止膜ARLの反射屈折率nが3.16
であり、吸収屈折率kが0.24であった。そのSix
y 膜からなる反射防止膜ARLの上に、XP8843
からなるフォトレジストPRを形成し、定在波効果を調
べた結果を図26中の実施例1に示す。
【0042】 なお、比較のために、反射防止膜形成し
ない以外は同様にして定在波効果を調べた結果図26
中に比較例1として示す。実施例1では、定在波効果
は、約±1%程度であり、反射防止膜を用いなかった比
較例1の場合と比較して、定在波効果は1/20程度に
低減された。図25に示す構造で、フォトレジストPR
を0.35μm ルールの線幅で、露光用光源としてλ=
248nmのKrFレーザを用いてフォトリソグラフィ
ーを行ったところ、マスクパターンに近い良好なレジス
トパターンが得られた。
【0043】 その後、レジストパターンをマスクとし
て、下地基板をエッチングした。まず、Six y 膜の
エッチングは、CHF 3 (50〜100SCCM)+O
2 (3〜20SCCM)のガス系を用い、2Pa程度の
圧力下で、100〜1000W程度のパワーをかけ、A
rを添加してイオン性を高めたリアクティブエッチング
(RIE)法により、エッチングを行うようにして、所
望のパターンをエッチングした。
【0044】 次に、下地基板である図25に示すW−S
iゲートGを、所定パターンのフォトレジストPRをマ
スクとして、RIEなどでエッチングした。微細なレジ
ストパターンが転写された良好な微細パターンのW−S
iゲートGを得ることができた。
【0045】 実施例2 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例1と同様に
して、下地基板を加工した。すなわち、本実施例では、
平行型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、も
しくはバイアスECRプラズマCVD法を利用し、必要
に応じてマイクロ波(2.45GHz)を用いて、Si
4 +CH4 +H2 混合ガスにより、Sixy 膜から
なる反射防止膜を成膜した。なお、原料ガスのバッファ
ガスとして、ArまたはN2 を用いてもよい。
【0046】 この反射防止膜には、レジストの成膜前
に、O2 のプラズマ処理を行ってもよい。このプラズマ
処理を行うことにより、化学増幅型レジスト下方での酸
の失活を防止し、レジストのパターンエッジ部の裾引き
またはオーバーハングを防止することができる。
【0047】 実施例3 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例1と同様に
して、下地基板を加工した。すなわち、本実施例では、
熱CVD法を利用し、原料ガスとして、 SiCl4 +C38 +H2 もしくは、SiHCl3 +C38 +H2 もしくは、SiH4 +C38 +H2 もしくは、SiH4 +C24 +H2 もしくは、SiCl 4 +CH 4 +H 2 のガスを用いて、100℃〜1500℃温度で、0.0
1〜10,000Paの圧力下で成膜した。これによ
り、所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られた。
【0048】 実施例4 本実施例では、Six y 膜からんる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例1と同様に
して下地基板を加工した。すなわち、本実施例では、プ
ラズマCVD法を利用し、Si2 6 +Si(CH3
3 +C2 4 混合ガスの光化学反応を用いて成膜を行
った。これにより、所望の反射防止膜を有するSiC膜
が得られた。
【0049】 実施例5 本実施例では、Six Y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例1と同様に
して、下地基板を加工した。すなわち、本実施例では、
スパッタ法を利用してSiCをターゲットとした成膜を
行った。
【0050】 実施例6 本実施例では、Six Y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法によりレジストパターンをマスクとしてエッチ
ングした以外は、前記実施例1と同様にして下地基板を
加工した。すなわち、本実施例では、Six Y 膜のエ
ッチングは、C4 8 (30〜70SCCM)+CHF
3 (10〜30SCCM)のガス径を用い、2Pa程度
の圧力下で、100〜1000W程度のパワーをかけ、
イオン性を高めたリアクティブエッチング法により、所
望のパターンをエッチングした。
【0051】実施例7 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により、レジストパターンをマスクとしてエッ
チングした以外は、前記実施例1と同様にして、下地基
板を加工した。すなわち、本実施例では、Six y
のエッチングは、S22 (5〜30sccm)のガス
系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000W
程度のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエッ
チング法により、所望のパターンをエッチングした。
【0052】 実施例8 本実施例では、図27に示すように、シリコン基板Sの
上に、Al、Al−Si、Al−Si−Cu、Cuなど
の低融点金属材料Gを積層し、その上に、反射防止膜A
RLを積層し、KrFエキシマリソグラフィーを用い
て、フォトレジストPRのフォトリソグラフィー加工を
行う。その際に、本実施例では、反射防止膜として、S
X y 膜を用いる。
【0053】 Al−Siとしては、一般に使用されてい
る1重量%Si含有のAl−Si合金の他、Siがこれ
よりも少ないものや、あるいはこれより多いものについ
ても、好ましく用いることができる。Al−Si−Cu
としては、たとえばSiが1重量%前後であり、Cuが
0.1〜2重量%程度のものに好ましく適用できるが、
これらに限らない。代表的には、Si1重量%、Cu
0.5重量%のAl−Si−Cu合金である。
【0054】 Al、Al−Si、Al−Si−Cu、C
uなどの低融点金属下地基板上に用いる反射防止膜とし
て、SiX y 膜を見い出した手法は、下地基板の材質
および反射率が相違する以外は、前記実施例1と同様に
して行った。すなわち、以下の手法を用いた。
【0055】 (1)反射防止膜がない状態で、Al、Al−Si、A
l−Si−Cu、Cu基板上にXP8843レジスト
(シプレイマイクロエレクトロニクス(株))を塗布
し、波長248nmのKrFエキシマレーザー光により
露光、現像した。この時の定在波効果を図3に示す。図
3により、定在波効果は、約±29.6%である。 (2)図3において、定在波効果の極大値は、例えば、
レジスト膜厚が982nmのときにある。レジスト膜厚
982nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚を30nm
とした際、反射防止膜の光学定数narl 、karl の変化
に対するレジスト膜内の吸収光量の等高線を図28に示
す。 (3)レジスト膜厚1000nm、1018nm、10
35nm各々に対して、上記(2)を繰り返し行った結
各々図29,図30,図31に示す。
【0056】 (4)図28〜31の共通領域を求めた結果、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8を得た。 すなわち、反射防止膜の膜厚を30nmとした際の最適
反射防止膜の満たすべき条件は、 narl =4.8, karl =0.45 または、narl =2.0, karl =0.8である。
【0057】 本条件を用いて定在波効果を求めると、図
32,33に示す結果を得た。図332,図33におい
て、定在波効果はきわめて小さく、いずれの場合におい
ても、レンジ約1%以下であった。図3に示す反射防止
膜なしの場合に比較して、1/30程度に定在波効果は
低減された。図32と図33とでは、反射防止膜の光学
条件が相違する。
【0058】 (5)上記(2)〜(4)の操作は、反射防止膜の膜厚
を30nmとした場合であるが、他の異なる反射防止膜
の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)〜(4)を繰
り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた反射防止膜の
最適条件が求まる。求めた結果を図22,図34に示
す。図22,34に示すように、解(Value)1につい
ては、反射防止膜として、反射屈折率nが1.2以上
3.4以下であり、吸収屈折率kが0.4以上1.4以
下であり、膜厚が10nm以上100nm以下であるも
のが、最適な反射防止膜となり、解(Value)2につい
ては、反射防止膜として、反射屈折率nが1.9以上
5.7以下であり、吸収屈折率kが0.2以上0.62
以下であるものが、最適な反射防止膜となることが判明
した。図22,34に示す曲線上に一致するn,kを有
する反射防止膜が最も好ましいが、必ずしも曲線上では
なく、nについては±0.6、好ましくは±0.2であ
り、kについては±0.3、好ましくは±0.2、さら
に好ましくは±0.15、さらにまた好ましくは±0.
05の範囲にあれば、十分な反射防止効果を奏する。
【0059】 (6)上記(5)で求めた反射防止膜の満たすべき条件
を満足するような膜種が存在するのか否かを、分光エリ
プソメーター(SOPRA社)を用いて調査した。この
結果、Six y 膜をCVD法を用いて成膜する際の成
膜条件に対応して、光学定数が変化することを、図35
に示すように見い出した。図35中、Al−(1%)S
iの○印で示す領域は、図22,図34の条件を満た
す。すなわち、好ましくは、反射屈折率n=2.3±
0.6(好ましくはn=2.3±0.2)、吸収屈折率
k=0.8±0.2、膜厚20±10nmであるSix
y 膜を反射防止膜として用いれば、定在波効果を最小
限にすることができることが予想される。
【0060】 次に、上記光学条件および膜厚のSix
y 膜を成膜することにより実際に定在波効果が低減され
るか否かを確認した。図27に示すように、シリコン基
板Sの上に、Al、Al−Si、Al−Si−Cuなど
の低融点金属材料層Gを積層し、その上に、図35に示
す○印の条件近くで、Six y 膜からなる反射防止膜
ARLを成膜した。すなわち、バイアスECR−プラズ
マCVD装置を用い、RFパワー300W近く、圧力
0.04Pa近傍、SiH4 /C24 の流量比が、S
iH4 リッチの条件でSix y膜を約20nm成膜し
た。そのSix y 膜からなる反射防止膜ARLの反射
屈折率nが2.3であり、吸収屈折率kが0.81であ
った。そのSix y 膜からなる反射防止膜ARLの上
に、XP8843からなるフォトレジストPRを形成
し、定在波効果を調べた結果を図36中の実施例8に示
す。
【0061】 なお、比較のために、反射防止膜は形成し
ない以外は同様にして定在波効果を調べた結果も比較例
2として示す。実施例8では、定在波効果は、約±2.
2%(1.4%)程度であり、反射防止膜を用いなかっ
た比較例2の場合と比較して、定在波効果は1/15程
度に低減された。
【0062】 図27に示す構造で、フォトレジストPR
を0.35μm ルールの線幅で、露光用光源としてλ=
248nmのKrFレーザを用いてフォトリソグラフィ
ーを行ったところ、マスクパターンに近い良好なレジス
トパターンが得られた。
【0063】 その後、レジストパターンをマスクとし
て、下地基板をエッチングした。まず、Six y 膜の
エッチングは、CHF 3 (50〜100SCCM)+O
2 (3〜20SCCM)のガス系を用い、2Pa程度の
圧力下で、100〜1000W程度のパワーをかけイオ
ン性を高めたリアクティブエッチング(RIE)法によ
り、エッチングを行うようにして、所望のパターンをエ
ッチングした。
【0064】 次に、下地基板である図27に示す金属配
線材料である低融点金属材料層Gを、所定パターンのフ
ォトレジストPRをマスクとして、RIEなどでエッチ
ングした。微細なレジストパターンが転写された良好な
微細パターンの金属配線層を得ることができた。
【0065】 実施例9 本実施例では、実施例8で示したSix y 膜からなる
反射防止膜を、以下の手法により成膜した以外は、前記
実施例8と同様にして、下地基板を加工した。すなわ
ち、本実施例では、平行平板型プラズマCVD法、EC
RプラズマCVD法、もしくはバイアスECRプラズマ
CVD法を利用し、必要に応じてマイクロ波(2.45
GHz)を用いて、SiH4 +CH4 +H2 混合ガスを
用いて、Six y 膜からなる反射防止膜を成膜した。
なお、原料ガスのバッファガスとして、ArまたはN2
を用いてもよい。
【0066】 この反射防止膜には、レジストの成膜前
に、O2 のプラズマ処理を行ってもよい。このプラズマ
処理を行うことにより、化学増幅型レジスト下方での酸
の失活を防止し、レジストのパターンエッジ部の裾引き
またはオーバーハングを防止することができる。
【0067】 実施例10 本実施例では、実施例8で示したSix y 膜からなる
反射防止膜を、以下の手法により成膜した以外は、前記
実施例8と同様にして、下地基板を加工した。すなわ
ち、本実施例では、熱CVD法を利用し、原料ガスとし
て、 SiCl4 +C38 +H2 もしくは、SiHCl3 +C38 +H2 もしくは、SiH4 +C38 +H2 もしくは、SiH4 +C24 +H2 もしくは、SiCl 4 +CH 4 +H 2 のガスを用いて、100℃〜1500℃温度で、0.0
1〜10,000Paの圧力下で成膜した。これによ
り、所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られた。
【0068】 実施例11 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例8と同様に
して、下地基板を加工した。すなわち、本実施例では、
プラズマCVD法を利用し、Si26 +Si(CH
3 )H3 +C22 混合ガスの光化学反応を用いて、成
膜を行った。これにより、所望の反射防止効果を有する
SiC膜が得られた。
【0069】 実施例12 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例8と同様に
して、下地基板を加工した。すなわち、本実施例では、
スパッタ法を利用して、SiCをターゲットとしたスパ
ッタリング法にて成膜を行った。これにより、所望の反
射防止効果を有するSiC膜が得られた。
【0070】 実施例13 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により、レジストパターンをマスクとしてエッ
チングした以外は、前記実施例8と同様にして、下地基
板を加工した。すなわち、本実施例では、Six y
のエッチングは、C48 (30〜70sccm)+C
HF3 (10〜30sccm)のガス系を用い、2Pa
程度の圧力下で、100〜1000W程度のパワーをか
けイオン性を高めたリアクティブエッチング法により、
所望のパターンをエッチングした。
【0071】 実施例14 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により、レジストパターンをマスクとしてエッ
チングした以外は、前記実施例8と同様にして、下地基
板を加工した。すなわち、本実施例では、Six y
のエッチングは、S22 (5〜30sccm)のガス
系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000W
程度のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエッ
チング法により、所望のパターンをエッチングした。
【0072】 実施例15 本実施例では、前記実施例8〜14において、下地基板
として、Cu系金属材料であるCuを用いた以外は、前
記実施例と同様にして、下地基板上に反射防止膜を成膜
し、その上にレジスト膜を成膜し、レジスト膜のフォト
リソグラフィー加工を行い、そのレジスト膜をマスクと
して、反射防止膜および下地基板のエッチングを行っ
た。Cuからなる下地基板でも、同様にして、定在波効
果を最小限にして良好なパターンで微細加工を行うこと
ができた。
【0073】 実施例16 本実施例では、図37に示すように、下地基板Sとし
て、単結晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質シリコ
ン、ドープトポリシリコン等のシリコン系下地基板Gを
用い、その上に、反射防止膜ARLを積層し、KrFエ
キシマリソグラフィーを用いて、フォトレジストPRの
フォトリソグラフィー加工を行う。その際に、本実施例
では、反射防止膜として、SiX y 膜を用いる。単結
晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、ドープ
ドポリシリコン等のシリコン系基板上に用いる反射防止
膜として、SiX y 膜を見い出した手法は、下地基板
の材質および反射率が相違する以外は、前記実施例1と
同様にして行った。
【0074】 すなわち、以下の手法を用いた。 (1)反射防止膜がない状態でSi系基板上にXP88
43レジスト(シプレイマイクロエレクトロニクス
(株))を塗布し、波長248nmのKrFエキシマレ
ーザー光を光源とする露光機で、現像した。この時の定
在波効果を図38に示す。図38より、定在波効果は、
約±20%である。 (2)図38において、定在波効果の極大値は、例えば
レジスト膜厚が985nmのときにある。レジスト膜厚
985nmに着目し、かつ反射防止膜の膜厚を30nm
とした際、反射防止膜の光学定数narl 、karl の変化
に対するレジスト膜内の吸収光量の変化を求める。 (3)他の複数のレジスト膜厚を取って、その各々に対
して、上記(2)を繰り返し行った。 (4)その結果を図示し、これらの共通領域を求める。
このような操作を各種反射防止膜膜厚について求め、こ
れにより、ある膜厚についての光学定数の最適値(n
値,k値)を求める。例えば、反射防止膜の膜厚を25
nmとした際の最適反射防止膜の満たすべき光学条件
は、 narl =2.3, karl =0.65である。
【0075】 上記条件を用いて定在波効果を求めると、
図39に示す結果を得た。図39において、本実施例
(with SiO)の場合の定在波効果は極めて小さく、±1
%以下であった。反射防止膜なし(without SiO)の場
合の±23%に比較して、1/23程度以下に定在波効
果は低減された。
【0076】 (5)上記(2)〜(4)の操作は、反射防止膜の膜厚
を25nmとした場合であるが、他の異なる反射防止膜
の膜厚(ARL膜厚)に対しても、(2)〜(4)を繰
り返し行うと、反射防止膜の膜厚に応じた反射防止膜の
最適条件が求まる。 (6)上記(5)で求めた反射防止膜の満たすべき条件
を満足するような膜種が存在するのか否かを、分光エリ
プソメーター(SOPRA社)を用いて調査した。
【0077】 この結果、前記実施例8と同様に、Six
y 膜をCVD法を用いて成膜する際の成膜条件に対応
して光学定数が図35に示す変化を示すことを見い出し
た。図35中のSi条件○で示す領域は、上述した
(4)の条件を満たす。すなわち、図35中Si条件○
で示す領域となるように、CVDの条件を設定して、S
x y 膜からなる反射防止膜を成膜すれば、その反射
屈折率nおよび吸収屈折率kは、反射防止膜の膜厚が2
5nmで最適となるnarl =2.3,karl =0.65
に近づく。なお、nの許容値は±0.6であり、kの許
容値は±0.3であり、膜厚dの許容値は±10nmで
ある。
【0078】 その結果、図37に示すように、シリコン
系材料で構成された下地基板Gの上に、図35に示すS
i条件○印の条件で、Six y 膜からなる反射防止膜
を成膜し、その上にフォトレジストPRを成膜し、フォ
トレジストPRのホトリソグラフィ加工を行う際に、定
在波効果を最小限にすることができることが予想され
る。
【0079】 次に、上記光学条件および膜厚のSix
y 膜を成膜することにより実際に定在波効果が低減され
るか否かを確認した。
【0080】 図37に示すように、シリコン基板Sの上
に、図35に示すSi条件○印の条件近くで、Six
y 膜からなる反射防止膜ARLを成膜した。すなわち、
バイアスECR−CVD装置を用い、RFパワー300
W付近で、SiH 4 /C 2 4 の流量比が、SiH4
アの条件でSix y 膜を約25nm成膜した。そのS
x y 膜からなる反射防止膜ARLの反射屈折率nが
2.3であり、吸収屈折率kが0.65であった。その
Six y 膜からなる反射防止膜ARLの上に、XP8
843からなるフォトレジストPRを形成し、定在波効
果を調べた結果を図39中の実施例16に示す。なお、
比較のために、反射防止膜は形成しない以外は同様にし
て定在波効果を調べた結果も比較例3として示す。
【0081】 実施例16では、定在波効果は、約±1.
1%程度であり、反射防止膜を用いなかった比較例3の
場合(±23%)と比較して、定在波効果は1/23程
度に低減された。実際に、図37に示す構造で、フォト
レジストPRを0.35μm ルールの線幅で、露光用
としてλ=248nmのKrFレーザを用いてフォト
リソグラフィーを行ったところ、マスクパターンに近い
良好なレジストパターンが得られた。
【0082】 その後、レジストパターンをマスクとし
て、下地基板をエッチングした。まず、Six y 膜の
エッチングは、CHF 3 (50〜100sccm)+O
2 (3〜20sccm)のガス系を用い、2Pa程度の
圧力下で、100〜1000W程度のパワーをかけイオ
ン性を高めたリアクティブエッチング(RIE)法によ
り、エッチングを行うようにして、所望のパターンをエ
ッチングした。
【0083】 次に、下地基板である図37に示すシリコ
ン系材料で構成された下地基板Gの表面を、所定パター
ンのフォトレジストPRをマスクとして、RIEなどで
エッチングした。微細なレジストパターンが転写された
良好な微細パターンを得ることができた。
【0084】 実施例17 本実施例では、実施例16で示したSiX y 膜を、以
下の手法により成膜した以外は、実施例16と同様にし
て、反射防止膜を形成した。すなわち、本実施例では、
平行平板型プラズマCVD法、ECRプラズマCVD
法、もしくはバイアスECRプラズマCVD法を利用
し、必要に応じてマイクロ波(2.45GHz)を用い
て、SiH 4 +CH 4 等からなる混合ガスを用いて成膜
した。なお、この原料ガスには、バッファガスとして、
ArまたはN2 を用いてもよい。
【0085】 この反射防止膜には、レジストの成膜前
に、O2 のプラズマ処理を行ってもよい。このプラズマ
処理を行うことにより、化学増幅型レジスト下方での酸
の失活を防止し、レジストのパターンエッジ部の裾引き
またはオーバーハングを防止することができる。
【0086】 実施例18 本実施例では、実施例16で示したSix y 膜からな
る反射防止膜を、以下の手法により成膜した以外は、前
記実施例16と同様にして、下地基板を加工した。すな
わち、本実施例では、熱CVD法を利用し、原料ガスと
して、 SiCl4 +C38 +H2 もしくは、SiHCl3 +C38 +H2 もしくは、SiH4 +C38 +H2 もしくは、SiH4 +C24 +H2 もしくは、SiCl 4 +CH 4 +H 2 のガスを用いて、100℃〜1500℃温度で、0.0
1〜10000Paの圧力下で成膜した。これにより、
所望の反射防止効果を有するSiC膜が得られた。
【0087】 実施例19 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例16と同様
にして、下地基板を加工した。すなわち、本実施例で
は、プラズマCVD法を利用し、Si26 +Si(C
3 )H3 +C22 混合ガスの光化学反応を用いて、
成膜を行った。これにより、所望の反射防止効果を有す
るSiC膜が得られた。
【0088】 実施例20 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により成膜した以外は、前記実施例16と同様
にして、下地基板を加工した。すなわち、本実施例で
は、スパッタ法を利用して、SiCをターゲットとした
スパッタリング法にて、成膜を行った。これにより、所
望の反射防止効果を有するSiC膜が得られた。
【0089】 実施例21 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により、レジストパターンをマスクとしてエッ
チングした以外は、前記実施例16と同様にして、下地
基板を加工した。すなわち、本実施例では、Six y
膜のエッチングは、C48 (30〜70sccm)+
CHF3 (10〜30sccm)のガス系を用い、2P
a程度の圧力下で、100〜1000W程度のパワーを
かけイオン性を高めたリアクティブエッチング法によ
り、所望のパターンをエッチングした。
【0090】 実施例22 本実施例では、Six y 膜からなる反射防止膜を、以
下の手法により、レジストパターンをマスクとしてエッ
チングした以外は、前記実施例16と同様にして、下地
基板を加工した。すなわち、本実施例では、Six y
膜のエッチングは、S22 (5〜30sccm)のガ
ス系を用い、2Pa程度の圧力下で、100〜1000
W程度のパワーをかけイオン性を高めたリアクティブエ
ッチング法により、所望のパターンをエッチングした。
【0091】 実施例23 本実施例では、SiH4 とC24 混合ガスを用いて、
Six y 膜を形成したところ、形成された膜には水素
が含有されていることが確認された。すなわち、上記実
施例において、Six y 膜と考えられていた反射防止
膜の一部は、Six y z 膜(ただし、zは0でも良
い)であったと考えられる。
【0092】 実施例24 本実施例では、前記実施例1において、図40,41に
示すように、レジスト厚みとクリティカルディメンジョ
ンとの関係を、実際に調べた。いずれもW−Si上にお
いて、KrFエキシマレーザー光を用いて実験した。図
40は0.30μmラインアンドスペースパターンの場
合であり、図41は0.35μmラインアンドスペース
パターンの場合である。いずれも、レジストとしては化
学増幅型のポジレジストを用いた。図40,41に示す
ように、レジストの厚みによらず、略一定の線幅のパタ
ーンが得られることが確認された。
【0093】 実施例25 本実施例では、前記実施例1,8または16において、
図42に示すように、反射防止膜ARLの上に、酸化シ
リコン膜などの他の層Oxを積層し、その上にフォトレ
ジストPRを積層し、前記実施例1,8または16と同
様にして、レジストパターンを形成した。前記実施例
1,8または16と同様に、微細なレジストパターンを
良好に形成することができた。
【0094】 実施例26 本実施例では、前記実施例1,8または16において、
図43に示すように、下地基板Gの上に、酸化シリコン
膜などの他の層Oxを積層し、その上に反射防止膜AR
LおよびフォトレジストPRを積層し、前記実施例1,
8または16と同様にして、レジストパターンを形成し
た。前記実施例1,8または16と同様に、微細なレジ
ストパターンを良好に形成することができた。
【0095】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
レジストパターン形成方法によれば、任意の単一波長の
光を露光光源として、任意の下地基板上にレジストパタ
ーンを形成する際に、露光時の定在波効果を最小限にす
ることができ、レジストパターンが微細なものであって
も、良好に安定したレジストパターンが形成できる。ま
た、本発明に係る反射防止膜形成方法によれば、定在波
効果を最小限にする光学条件を有する反射防止膜をきわ
めて容易に成膜することができ、また、そのエッチング
も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の問題点を説明する図であり、レジス
ト膜内での光の干渉を示す図である。
【図2】従来技術の問題点を説明する図であり、定在波
効果を示す図である。
【図3】従来技術の問題点を説明する図であり、定在波
効果を示す図である。
【図4】従来技術の問題点を説明する図であり、定在波
効果を示す図である。
【図5】従来技術の問題点を説明する図であり、段差の
影響をを示す図である。
【図6】定在波効果の影響を示す図である。
【図7】定在波効果の影響を示す図である。
【図8】定在波効果の影響を示す図である。
【図9】吸収光量の変動とパターン寸法変動との関係を
示す図である。
【図10】定在波効果を示す図である。
【図11】或るレジスト膜厚について、反射防止膜AR
Lの膜厚を固定して、narl ,karl を変化させた場合
のレジスト膜の吸収光量の変化の軌跡(吸収光量の等高
線)を示す図である。
【図12】他の異なったレジスト膜厚についての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図13】他の異なったレジスト膜厚についての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図14】他の異なったレジスト膜厚についての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図15】解決すべき定在波効果を示す図である。
【図16】反射防止膜の膜厚30nmの場合の、レジス
ト膜厚985nmについてのnarl ,karl の変化に対
するレジスト膜の吸収光量の変化の軌跡(吸収光量の等
高線)を示す図である。
【図17】レジスト膜厚1000nmについての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図18】レジスト膜厚1017.5nmについての軌
跡(等高線)を示す図である。
【図19】レジスト膜厚1035nmについての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図20】最適条件(実施例)での定在波効果を示す図
である。
【図21】最適条件(実施例)での定在波効果を示す図
である。
【図22】反射防止膜の膜厚と光学条件としてのnとの
関係を示す図である。
【図23】反射防止膜の膜厚と光学条件としてのkとの
関係を示す図である。
【図24】最適反射防止膜材料を見い出すためのn,k
チャートである。
【図25】他の実施例に係る反射防止膜の成膜構造を示
す断面図である。
【図26】W−Si上のSix y (25nm)の反射
防止効果を示す図である。
【図27】他の実施例に係る反射防止膜の成膜構造を示
す断面図である。
【図28】反射防止膜の膜厚30nmの場合の、レジス
ト膜厚982nmについてのnarl ,karl の変化に対
するレジスト膜の吸収光量の変化の軌跡(吸収光量の等
高線)を示す図である。
【図29】レジスト膜厚1000nmについての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図30】レジスト膜厚1018nmについての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図31】レジスト膜厚1035nmについての軌跡
(等高線)を示す図である。
【図32】最適条件での定在波効果を示す図である。
【図33】最適条件での定在波効果を示す図である。
【図34】反射防止膜の膜厚と光学条件としてのkとの
関係を示す図である。
【図35】Six y 膜の成膜条件による光学定数特性
を示す図である。
【図36】実施例8に係る定在波効果を示すグラフであ
る。
【図37】他の実施例における反射防止膜の成膜構造を
示す断面図である。
【図38】定在波効果を示す図である。
【図39】Si上のSix y 膜(25nm)の反射防
止効果を示す図である。
【図40】その他の実施例(0.30μm L/S)の作
用説明図である。
【図41】その他の実施例(0.35μm L/S)の作
用説明図である。
【図42】他の実施例における反射防止膜の成膜構造を
示す断面図である。
【図43】他の実施例における反射防止膜の成膜構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
ARL…反射防止膜、PR…フォレジスト、S…下地基
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−87912 (32)優先日 平4(1992)3月11日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−244314 (32)優先日 平4(1992)8月20日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−316073 (32)優先日 平4(1992)10月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 昭60−153125(JP,A) 特開 昭59−6540(JP,A) 特開 昭51−58072(JP,A) 特開 平1−241125(JP,A) 特開 平2−148731(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G03F 7/11 503 G03F 7/26

Claims (44)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層構造を有する半導体装置において、下
    地基板上に直接またはその他の層を介して形成したシリ
    コンカーバイド膜で構成される反射防止膜上に、フォト
    レジストを単一波長により露光してレジストパターンを
    形成するレジストパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記下地基板は、表面が高融点金属または
    高融点金属シリサイド系材料で構成されている、 請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記高融点金属はタングステンであり、前
    記高融点金属シリサイド系材料は、タングステンシリサ
    イドである、請求項2記載のレジストパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記下地基板は、表面が低融点金属系材料
    で構成されている、 請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記低融点金属系材料は、アルミニウム、
    アルミニウム−シリコン合金、アルミニウム−シリコン
    −銅合金、銅、銅合金のいずれかである、 請求項4記載のレジストパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記下地基板の表面がシリコン系材料で構
    成されている、 請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記シリコン系材料は、単結晶シリコン、
    多結晶シリコン、非晶質シリコン、 ドープトポリシリコ
    ンからなる群から選ばれる一種である、 請求項6記載のレジストパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 多層構造を有する半導体装置において、下
    地基板上に直接またはその他の層を介して形成したシリ
    コンカーバイド膜で構成される反射防止膜上に、フォト
    レジストを単一波長により露光してレジストパターンを
    形成するレジストパターン形成方法であって、 前記シリコンカーバイド膜で構成される反射防止膜を、
    前記下地基板の種類に応じて、露光時のフォトレジスト
    でのレジスト膜の膜厚の変動による定在波効果のばらつ
    きが最小の値となる条件の前記反射防止膜の反射屈折率
    n、吸収屈折率kおよび膜厚になるように成膜条件を調
    節しながら、求められた膜厚と略等しい膜厚で成膜する
    工程を有する、 レジストパターン形成方法
  9. 【請求項9】 前記下地基板は、表面が高融点金属または
    高融点金属シリサイド系材料で構成されている、 請求項8記載のレジストパターン形成方法。
  10. 【請求項10】 前記高融点金属はタングステンであり、
    前記高融点金属シリサイド系材料は、タングステンシリ
    サイドである、請求項9記載のレジストパターン形成方法。
  11. 【請求項11】 前記下地基板は、表面が低融点金属系材
    料で構成されている、 請求項8記載のレジストパターン形成方法。
  12. 【請求項12】 前記低融点金属系材料は、アルミニウ
    ム、アルミニウム−シリコン合金、アルミニウム−シリ
    コン−銅合金、銅、銅合金のいずれかである、 請求項11記載のレジストパターン形成方法。
  13. 【請求項13】 前記下地基板の表面がシリコン系材料で
    構成されている、 請求項8記載のレジストパターン形成方法。
  14. 【請求項14】 前記シリコン系材料は、単結晶シリコ
    ン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、ドープトポリシ
    リコンからなる群から選ばれる一種である、 請求項13記載のレジストパターン形成方法。
  15. 【請求項15】 前記下地基板の表面が高融点金属または
    高融点金属シリサイド系材料の場合において、 前記反射防止膜は、露光波長が150〜450nmにお
    いて、反射屈折率nが2.96以上3.36以下であ
    り、吸収屈折率kが0.14以上0.34以下であり、
    膜厚が40nm以上60nm以下の前記シリコンカーバ
    イド膜で構成される反射防止膜である、 請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  16. 【請求項16】 前記高融点金属はタングステンであり、
    前記高融点金属シリサイド系材料は、タングステンシリ
    サイドである、請求項15記載のレジストパターン形成方法。
  17. 【請求項17】 前記下地基板の表面が高融点金属または
    高融点金属シリサイド系材料の場合において、 前記反射防止膜は、露光波長が150〜450nmにお
    いて、反射屈折率nが2.96以上3.36以下であ
    り、吸収屈折率kが0.14以上0.34以下であり、
    膜厚が40nm以上60nm以下の前記シリコンカーバ
    イド膜で構成される反射防止膜である、 請求項8記載のレジストパターン形成方法。
  18. 【請求項18】 前記高融点金属はタングステンであり、
    前記高融点金属シリサイド系材料は、タングステンシリ
    サイドである、請求項17記載のレジストパターン形成方法。
  19. 【請求項19】 前記下地基板の表面が低融点金属系材料
    の場合において、 前記反射防止膜は、露光波長が150〜450nmにお
    いて、反射屈折率nが2.1以上2.5以下であり、吸
    収屈折率kが0.6以上1.0以下であり、膜厚が10
    nm以上30nm以下の前記シリコンカーバイド膜で構
    成される反射防止膜である、 請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  20. 【請求項20】 前記低融点金属系材料は、アルミニウ
    ム、アルミニウム−シリコン合金、アルミニウム−シリ
    コン−銅合金、銅、銅合金のいずれかである、 請求項19記載のレジストパターン形成方法。
  21. 【請求項21】 前記下地基板の表面が低融点金属系材料
    の場合において、 前記反射防止膜は、露光波長が150〜450nmにお
    いて、反射屈折率nが2.1以上2.5以下であり、吸
    収屈折率kが0.6以上1.0以下であり、膜厚が10
    nm以上30nm以下の前記シリコンカーバイド膜で構
    成される反射防止膜である、 請求項8記載のレジストパターン形成方法。
  22. 【請求項22】 前記低融点金属系材料は、アルミニウ
    ム、アルミニウム−シリコン合金、アルミニウム−シリ
    コン−銅合金、銅、銅合金のいずれかである、 請求項21記載のレジストパターン形成方法。
  23. 【請求項23】 前記下地基板の表面がシリコン系材料の
    場合において、 前記反射防止膜は、露光波長が150〜450nmにお
    いて、反射屈折率nが2.1以上2.5以下であり、吸
    収屈折率kが0.45以上0.85以下であり、膜厚が
    15nm以上35nm以下のシリコンカーバイド膜で構
    成される反射防止膜である、 請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  24. 【請求項24】 前記シリコン系材料は、単結晶シリコ
    ン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、ドープトポリシ
    リコンからなる群から選ばれる一種である、 請求項23記載のレジストパターン形成方法。
  25. 【請求項25】 前記下地基板の表面がシリコン系材料の
    場合において、 前記反射防止膜は、露光波長が150〜450nmにお
    いて、反射屈折率nが2.1以上2.5以下であり、吸
    収屈折率kが0.45以上0.85以下であり、膜厚が
    15nm以上35nm以下のシリコンカーバイド膜で構
    成される反射防止膜である、 請求項8記載のレジストパターン形成方法。
  26. 【請求項26】 前記シリコン系材料は、単結晶シリコ
    ン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、ドープトポリシ
    リコンからなる群から選ばれる一種である、 請求項25記載のレジストパターン形成方法。
  27. 【請求項27】 表面が高融点金属または高融点金属シリ
    サイド系材料からなる下地基板上に、直接またはその他
    の層を介して設けられたシリコンカーバイド膜で構成さ
    れている、 反射防止膜。
  28. 【請求項28】 前記反射防止膜は、露光波長が150〜
    450nmにおいて、反射屈折率nが2.96以上3.
    36以下であり、吸収屈折率kが0.14以上0.34
    以下であり、膜厚が40nm以上60nm以下の前記シ
    リコンカーバイド膜で構成されている、 請求項27記載の反射防止膜。
  29. 【請求項29】 前記高融点金属はタングステンであり、
    前記高融点金属シリサイド系材料は、 タングステンシリ
    サイドである、 請求項27記載の反射防止膜。
  30. 【請求項30】 表面が低融点金属系材料からなる下地基
    板上に、直接またはその他の層を介して設けられたシリ
    コンカーバイド膜で構成されている、 反射防止膜
  31. 【請求項31】前記反射防止膜は、露光波長が150〜
    450nmにおいて、反射屈折率nが2.1以上2.5
    以下であり、吸収屈折率kが0.6以上1.0以下であ
    り、膜厚が10nm以上30nm以下のシリコンカーバ
    イド膜で構成されてる、 請求項30記載の反射防止膜。
  32. 【請求項32】 前記低融点金属系材料は、アルミニウ
    ム、アルミニウム−シリコン合金、アルミニウム−シリ
    コン−銅合金のいずれかである、 請求項30記載の反射防止膜。
  33. 【請求項33】 表面がシリコン系材料からなる下地基板
    上に、直接またはその他の層を介して設けられたシリコ
    ンカーバイド膜で構成されている、 反射防止膜。
  34. 【請求項34】前記反射防止膜は、露光波長が150〜
    450nmにおいて、反射屈折率nが2.1以上2.5
    以下であり、吸収屈折率kが0.45以上0.85以下
    であり、膜厚が15nm以上35nm以下のシリコンカ
    ーバイド膜で構成されている、 請求項33記載の反射防止膜。
  35. 【請求項35】 前記シリコン系材料は、単結晶シリコ
    ン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、ドープトポリシ
    リコンからなる群から選ばれる一種である、 請求項33記載の反射防止膜。
  36. 【請求項36】 複数の層からなる半導体装置であって表面が高融点金属または高融点金属シリサイド系材料か
    らなる下地基板と該下地基板上に、直接またはその他の層を介して設けら
    れたシリコンカーバイド膜で構成されている反射防止膜
    とを有する半導体装置
  37. 【請求項37】 前記反射防止膜は、露光波長が150〜
    450nmにおいて、反射屈折率nが2.96以上3.
    36以下であり、吸収屈折率kが0.14以上0.34
    以下であり、膜厚が40nm以上60nm以下の前記シ
    リコンカーバイド膜で構成されている、 請求項36記載の半導体装置。
  38. 【請求項38】 前記高融点金属はタングステンであり、
    前記高融点金属シリサイド系材料は、タングステンシリ
    サイドである、 請求項36記載の半導体装置。
  39. 【請求項39】 複数の層からなる半導体装置であって、 表面が低融点金属系材料からなる下地基板上と該下地基板上に、直接またはその他の層を介して設けら
    れたシリコンカーバイド膜で構成されている反射防止膜
    とを有する半導体装置。
  40. 【請求項40】前記反射防止膜は、露光波長が150〜
    450nmにおいて、反射屈折率nが2.1以上2.5
    以下であり、吸収屈折率kが0.6以上1.0以下であ
    り、膜厚が10nm以上30nm以下のシリコンカーバ
    イド膜で構成されてる、 請求項39記載の反射防止膜。
  41. 【請求項41】 前記低融点金属系材料は、アルミニウ
    ム、アルミニウム−シリコン合金、アルミニウム−シリ
    コン−銅合金のいずれかである、 請求項39記載の反射防止膜。
  42. 【請求項42】 複数の層からなる半導体装置であって、 表面がシリコン系材料からなる下地基板上 と、該下地基板上に、直接またはその他の層を介して設けら
    れたシリコンカーバイド膜で構成されている反射防止膜
    とを有する半導体装置。
  43. 【請求項43】 前記反射防止膜は、露光波長が150〜
    450nmにおいて、反射屈折率nが2.1以上2.5
    以下であり、吸収屈折率kが0.45以上0.85以下
    であり、膜厚が15nm以上35nm以下のシリコンカ
    ーバイド膜で構成されている、 請求項42記載の半導体装置。
  44. 【請求項44】 前記シリコン系材料は、単結晶シリコ
    ン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、ドープトポリシ
    リコンからなる群から選ばれる一種である、 請求項42記載の反射防止膜。
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