JPH06196084A - 交換可能な安全器取付台のための限流ヒューズとドロップアウト・ヒューズホルダー - Google Patents

交換可能な安全器取付台のための限流ヒューズとドロップアウト・ヒューズホルダー

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JPH06196084A
JPH06196084A JP5231524A JP23152493A JPH06196084A JP H06196084 A JPH06196084 A JP H06196084A JP 5231524 A JP5231524 A JP 5231524A JP 23152493 A JP23152493 A JP 23152493A JP H06196084 A JPH06196084 A JP H06196084A
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Stephen P Hassler
ポール ハスラー スティーブン
John Lapp
ラップ ジョン
Stephen Paul Johnson
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Cooper Power Systems LLC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 業界基準寸法を備えた通常の交換可能な安全
器取付台のゲート取付台に特に適応される限流ドロップ
アウト・ヒューズホルダー及び限流ヒューズを提供す
る。 【構成】 限流ヒューズに於いて、第1と第2の導電性
末端キャップと縦軸を備えた絶縁ヒューズ・カートリッ
ジと、前記のカートリッジの内部で縦方向に配置されて
いて且つ前記の第1と第2の導電性末端キャップの間を
延長する非導電性サポートであって、前記の縦軸から放
射状に突き出ている複数の支持面を備えた前記の非導電
性サポートと、複数の空間が開けられている縮小部を長
さ方向に沿って備えている所定長のヒューズ・エレメン
トとを具備し、前記ヒューズ・エレメントが前記の非導
電性サポートに沿って巻かれていて且つ前記の縮小部の
隣接部の間の位置で前記の支持面と噛み合う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に配電装置に関す
る。更に特に、発明は、限流ヒューズおよびゲートを架
空配電安全器取付台の空間が開けられているターミナル
の間にかけるドロップアウト・ヒューズホルダーに関す
る。なお更に特に、発明は、放出ヒューズにいま用いら
れている業界基準の交換可能な安全器取付台の設置のた
めに適応される新しい限流ドロップアウト・ヒューズホ
ルダーに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ヒューズ
は、過電流または短絡電流が回路の電流反応エレメント
に流れる時に、その電流反応エレメントを溶断し開放し
て回路を保護する電流遮断装置である。ヒューズは次に
示す一般的な機能的な特性を備えている、すなわち、
(1)それは感知と遮断の両方のエレメントを1つの内
蔵デバイスに組み合わせた状態で備えている、(2)そ
れは、そこに流れる電流の大きさと周囲の組み合わせに
対してだけ反応する状態で直接作用する。(3)それ
は、励磁電流に対する接続を行う或いは分離する任意の
部品を普通は具備していないが、この機能を実行するた
めの分離デバイスを要求する、(4)それは単相デバイ
スなので、過電流に晒される1つの相または複数の相の
ヒューズだけが、異常を示す電流に関して影響される1
つの相または複数の相の励磁をオフするために応答す
る、(5)過電流を遮断した後に、それは再び電気を流
すために交換される。
【0003】ヒューズは、配電変圧器、ケーブル、コン
デンサー・バンク、および他の装置を破壊性の過電流か
ら保護するために、電気事業業界に一般的に採用されて
いる。ヒューズは、異常を示す装置または回路を、その
電源から、破損が発生する前に瞬時に分離するように構
成されている。いま、2つの基本タイプのヒューズ、す
なわち、放出ヒューズと限流ヒューズが採用されてい
る。各々のタイプは、予め設定された大きさと周期の電
流がエレメントを流れる時に溶融するように設計された
溶融エレメントを採用している。
【0004】放出タイプと限流タイプのヒューズは過電
流の遮断に放射状に異なる状態で作用する。放出タイプ
のヒューズは、溶融エレメントが溶融する時に遊離され
るガスの脱イオン作用に依って過電流を遮断する。限流
タイプは、溶融エレメントの溶融に依って形成されるア
ークが溶融エレメントを囲んでいるサンド・フィラーの
機械的な拘束作用と冷却作用に晒される時に、過電流を
遮断する。
【0005】最も初期のこれらの2つのタイプのヒュー
ズは放出ヒューズであった。放出ヒューズは“ヒューズ
ホルダー”と呼ばれる大型のアセンブリーの一部である
管状エンクロージャーの内部に保持される比較的短い長
さの溶融エレメント(一般的に“ヒューズリンク”と呼
ばれる構造の内部に)を一般的に採用している。放出タ
イプ・ヒューズに用いられているエンクロージャーは、
骨繊維のような、有機質材料で内張りされている。過電
流の遮断は、溶融エレメントが過電流に反応して溶融す
る時に生成されるアークの熱に裏地が晒される時に遊離
されるガスの脱イオン作用と放出作用に依ってヒューズ
の内部で行われる。放出タイプ・ヒューズの作動は、ガ
ス、炎、燃焼残留物の大きな音と激しい放散を特徴にし
ていて、その全ては、ヒューズが作動する時に、その近
くにいる人に危害を与える。その作動の激しいモードの
ために、このタイプのヒューズは一般的に屋外の使用だ
けに制限される。屋外に用いられる時でも、放出ヒュー
ズは、イオン化されたガスを絶縁空間に放散する、その
傾向とその作動の放出特性のために、他の装置だけでな
く、保護することが意図される装置から十分に離れて取
り付けなければならない。更に、配電システムの柱に取
り付けられる放出ヒューズは、排出される可能性がある
燃焼残留物に起因する草木灰の炎の放散を始めることが
知られている。
【0006】別の放出タイプ・ヒューズに特有の欠点
は、ヒューズが大電流の異常を解消する前に、ヒューズ
が1/2または時々1つの完全なサイクルの電流を要求
することである。この間、ヒューズが保護するように設
計されている装置は、ヒューズを経由して装置に流れる
可能性が十分にある異常電流に耐えなければならない。
装置に放散される可能性がある破壊エネルギーは関係式
2 Tに比例する、ここで、Iは過電流の大きさであ
り、Tは電流条件が存在する時間である。更に放出ヒュ
ーズがその遮断前にシステム電流ゼロで流れることを可
能にする大電流は、厄介な電圧低下をネットワークに導
いて、照明が点滅し且つ敏感なコンピュータや電気機器
が被害を受ける傾向を示す。更に、放出ヒューズは過電
流条件を十分に素早く解消できないので、部分ヒュー
ズ、再閉器、または他の保護リレーと回路デバイスが、
過電流を感知して、一時的および時々恒久的にネットワ
ークの他の部分を分離することに依って対応することを
妨げる場合がある。その上、電気事業に対する需要な増
加が、低インピーダンス配電網、より大きい遮断性能の
必要性、特には放出ヒューズの使用から得ることができ
る能力を超える性能の必要性を要求している。
【0007】それらの潜在する危険モードの作動に伴わ
れる、放出タイプ・ヒューズの限られた遮断能力、ビル
ディングまたはエンクロージャーの内部で使用する際の
それらの非適用性、それらの比較的遅い解消時間、およ
び他の要因が、限流ヒューズの開発を促した。限流ヒュ
ーズは、それを電気事業者に依る使用に特に好ましくし
てきた少なくとも3つの特徴を備えている。
【0008】(1)過電流の遮断は、ヒューズ・ボディ
の外部に対するアーク生成物またはガスの放出または圧
力の発生なしに瞬時に行われる、何故ならば全てのアー
ク・エネルギーの作動はヒューズのサンド・フィラーに
依って吸収され且つ次に比較的低温で熱として放散され
るからである。これは、限流ヒューズが室内または小形
のエンクロージャーでも使用されることを可能にする。
更に、高温ガスまたは炎の放出がないので、通常の電気
的な隙間だけ他の機器から与えられるだけでよい。
【0009】(2)限流作用またはヒューズに間れる電
流をヒューズ位置の配電網から得る値より低い値に下げ
る作用は、過電流がヒューズの連続電流定格を大きく越
える場合に行われる。このような電流の減少は、回路に
対するストレスと潜在する破壊性を異常または異常を示
す装置自体にまで低下させ、なおかつ、配電網に対する
ショックも和らげる。
【0010】(3)特に大きい遮断定格は限流作用に依
って達成されるので、限流ヒューズは特に大きい短絡回
路電流の媒体または高電圧配電回路に適用されることが
できる。限流ヒューズは要求される長さの1つまたは複
数のシルバー・ワイヤーまたはリボン・エレメントから
一般的に構成していて、それらはペアの電気的な終端に
それらの末端で電気的に接続されている。アセンブリー
は─溶液エレメントと末端の終端から構成していて─特
に耐熱性の材料から作られている管状ハウジングに組み
込まれていて、なおかつ、ハウジングは高純度の珪砂で
一般的に充填され且つ密閉されている。
【0011】限流ヒューズは、適切な異常電流遮断作動
に適した最も短いエレメントの長さを要求し、なおか
つ、適度に通常または静止状態のシステム電流を流すた
めに十分なエレメントの断面積を要求する。できるだけ
ヒューズの長さを短くするために、要求されるエレメン
トの長さは、特に耐熱性で非可動性の材料から作られて
いる支持エレメントまたは“スパイダー”の上にエレメ
ントを螺旋状に巻いて一般的に達成される。4つの側面
をもつエレメント・サポートまたはスパイダーは限流ヒ
ューズに最も広く用いられている。しかし、6つ以上の
支持アームを具備するスパイダーも用いられていて、一
部のスパイダーはエレメント巻線が円形物に近づくこと
ができる十分なアームを備えている。円形物は、エレメ
ントが支持アームから近くの支持アームに適度な巻線ピ
ッチで直接走行される時に、巻線の回転に依って好都合
に達成される最長のエレメントの長さを与える。エレメ
ントの要求される断面積は、リボン・エレメントを最大
の実際の厚みにして使用し、なおかつ大きい電流レベル
が要求される時に、類似のエレメントを平行に加えて達
成される。エレメントの平行化およびエレメントの回転
の間に必要な分離化を共に実施すると、大電流定格ヒュ
ーズの螺旋状の巻線が長くなる結果になる。
【0012】大きい異常電流を解消するように作動する
時に、溶融エレメントは、ほとんど瞬時にその全長を溶
かす。狭められた断面をもつ部分がエレメントに形成さ
れると、エレメントは、エレメントの残りの長さを溶融
する前に、これらの縮小部を最初に溶かす。残留アーク
は瞬時に熱エネルギーを周囲の砂に放散して失う。この
エネルギーはエレメントを囲む砂を溶かすか或いは溶断
して“フルグライト”と呼ばれるガラスのようなトンネ
ル構造にする。熱エネルギーの急激な消滅と溶融された
ガラス・フルグライトに依るアークの密閉化は、電流を
比較的小さい値にする。電流は、瞬時に低レベルに減少
されて、システム電圧の相にされ、相電流の電流ゼロに
なる最も早い時に遮断される。
【0013】メタリック・リボンを大型溶断エレメント
として使用することは、大電流定格のヒューズに非常に
広く用いられている。リボンのような形状は、近くの充
填物に対する熱伝導と放射に適した大きな断面積を備え
ているのでワイヤー・エレメントより優れている。そこ
で、与えられた大きさの伝導材に対して、リボン・エレ
メントは、改善された遮断特性だけでなく、ワイヤー・
エレメントより優れた静止状態の電流定格を有すること
ができる。リボンは、希望される溶融特性と高精度のア
ーク電圧生成制御を与えるために、その断面積を減少す
るために、リボンそのものを穿孔またはノッチで修正で
きる特有の長所も備えている。リボン・タイプ・エレメ
ントを使用する限流ヒューズが大きな異常電流に出会う
と、狭められた断面をもつリボン部はリボンの融点に瞬
時に加熱される。これは、固定された数のアークレット
を直列に形成するので、その瞬間に生成されるアーク電
圧スパイクの強度を制限する。連続するアーク形成が続
いてリボン・エレメントの残りの部分を蒸発するので、
エレメント通路の全長に存在するアークを最終的に生成
する。
【0014】高インピーダンスの異常または印加されて
いた過剰負荷が原因で発生すると思われる、小さい電流
の場合、全体的に異なる現象が現れる。これらの事例の
場合、エレメントは、ゆっくり加熱され、最終的に限ら
れた数または恐らく1つの場所だけ溶かすと思われる。
1つまたは複数の短いアークが始まり溶融エレメントの
長い方の部分を焼き戻すように試みる。アークの特に高
い熱が再びフルグライトを形成する。しかし、初期のア
ークの長さは短くて且つ焼き戻されたエレメントの速度
は、特に集中的な熱源が形成されたフルグライトの影響
を損ねる前に、強制的に遮断するほど高速でないので、
ヒューズは、小さい電流の遮断に失敗することになる。
そこで、小さい異常電流に適した遮断能力とするため
に、今の限流ヒューズの多くは2次溶融エレメントを1
次エレメントと直列に使用していて、その場合に、2次
エレメントは、このような小さい異常電流に対応して溶
融し開放して、次にこれらの電流を遮断するように設計
されている。
【0015】ヒューズを選択して使用する際に必要とす
る重要な検討事項は電気事業者の従来のネットワークの
内部に物理的に統合されているヒューズの性能および取
付と保守点検の容易性とコストに関連する。今のネット
ワークの場合、放出ヒューズホルダーは普通は取付台に
取り付けられていて、その組み合わせは“安全器”と呼
ばれている。普通、安全器は、電気事業者の柱または横
木に取り付けられるように設計されている絶縁サポート
を具備し且つヒューズホルダーまたはスイッチ・アセン
ブリーまたはその組み合わせを受けて電気的に噛み合う
ように設計されているペアの空間が開けられているター
ミナルを具備する取付台から構成している。取り付けら
れる時に、ヒューズホルダーまたはスイッチは“ゲー
ト”を安全器取付台のターミナルの間に接続する。
【0016】“ヒューズ安全器”という用語は、前述の
ように、ヒューズホルダーと組み合わせて使用される時
に、普通は取付台を意味する。ヒューズ安全器に最も普
通に用いられているヒューズホルダーは、安全器のター
ミナルとの噛み合いから容易に分離されるように設計さ
れている。1つのこのようなヒューズホルダーは、ヒュ
ーズの作動時に、ヒューズホルダーの1端が安全器取付
台との噛み合いが解除されるように設計されている“ド
ロップアウト”タイプである。この状態になると、ヒュ
ーズホルダーの拘束されていない末端は取付台ゲートの
間でその通常の接続位置から下方に離れて回転するが、
ヒューズホルダーは、そのまだ噛み合わされている末端
に依って取付台から支えられる状態を保つ。ヒューズ安
全器は、回路の異常部分の作動をオフにして分離し配電
回路を保護する。
【0017】放出安全器は、電気配電システムを溶断す
る、比較的便利で低コストの手段を提供する。更に、業
界は、或る製造会社のヒューズホルダーが別の製造会社
の取付台に適正に取り付けられるように、放出ヒューズ
ホルダーと取付台に適した寸法の規格を採用している。
更に、これらの“交換可能な”安全器はこの国の電気配
電システム全体にわたって幅広く用いられていて、なお
かつ、これらの安全器の大部分は今も作動を続けてい
る。
【0018】電気エネルギーに対して益々増加する需要
に伴い、信頼性の高いサービス、高レベルの安全性、変
圧器の改善された過大電圧保護とコンパクトなシステム
の必要性、ヒューズの便宜性とコストは、放出ヒューズ
安全器の場合、今の電気事業者の要求を必ずしも満足し
ていない。放出ヒューズに関連する前述の問題の大半は
限流ヒューズを用いると解決できる。しかし、便宜性と
コストは、従来技術の限流ヒューズ装置の場合、十分に
処理されていない。
【0019】指摘された前述の問題を解決する種々の試
みは、例えばCameron などに発行されたアメリカ特許
3,827,010に開示されているデバイスに依って
行われてきた。Cameron のデバイスは、並んで配置され
ていて、なおかつ、全ての範囲の保護がヒューズ安全器
に依って与えられるように放出タイプ・ヒューズと直列
に電気的に結合されている、限流ヒューズを具備するコ
ンビネーション・ドロップアウト・アセンブリーを与え
ている。しかし、この発明のドロップアウト・アセンブ
リーの全長は、従来の配電システムに見受けられ広く用
いられている安全器取付台のゲート(ターミナル間の空
間)より長い。従って、効果的にCameronなどの発明を
利用するために、電気事業者は、いま使用中の数百万個
の安全器を文字どうり交換しなければならないと思われ
る。このような対策は、装置コストの観点だけでなく、
恐らく更に重要なのは、これらの安全器の交換に付随す
る巨額の人件費から考えても無理と思われる。更に、こ
のデバイスは、火災の危険、空間の必要性、直列接続デ
バイスに対する部分的なデバイスの破損に起因する問
題、または2つの直列接続部の1つを作動不能にする時
に発生する可能性がある協調の不具合を、的確に処理ま
たは除去できない。
【0020】類似のデバイスはJackson などに付与され
たアメリカ特許No.4,011,537に図示されて
いる。この特許の場合、限流ヒューズと放出ヒューズに
は、このタイプのデバイスに時々発生するフラッシュオ
ーバーの傾向を解決するために、絶縁スカートが各々取
り付けられている。この特徴にもかかわらず、しかし、
Jackson などのインライン・コンビネーション・ドロッ
プアウト・アセンブリーは、いま使用中の装置との互換
性に関して前述と同じ欠陥を示している。
【0021】前述の問題を解決する別の対策は、Mahieu
などに発行されたアメリカ特許3,863,187に図
示されている。Mahieuなどは、放出タイプ・ヒューズを
限流ヒューズと直列に使用しているが、後者の“アウト
ゲート”がドロップアウト・アセンブリーの一部を形成
しないようにして、それを配置している。この構成の1
つの長所は、限流ヒューズのサイズが安全器取付台のタ
ーミナル間の空間設定に依って決定されず、なおかつ更
に、この空間設定の全てが放出タイプ・ヒューズの希望
される長さを取り入れることが可能なことである。従っ
て、この構造は、配電システムの全体的な協調に悪い影
響を及ぼさずに、全ての範囲の保護を可能にする。しか
し、Mahieuデバイスの1つの欠点は、限流ヒューズの交
換が、難しく、特に悪い気象条件の時に難しいことであ
る。この構造の場合、限流ヒューズは、希望される作動
特性を与えるために、安全器の電源側に普通は設定され
る。従って、架線作業者は、限流ヒューズをMahieuなど
に依って説明されるデバイスで交換する時にラインの励
磁部分で作業することが一般に要求される。何故なら
ば、電気事業者は、日常の保守点検作業を実施するため
に配電回路の励磁を解除することは、あるにしても、希
にしかないからである。この問題は、限流ヒューズも作
動していたかどうかについて簡単に確認する方法がない
実態に依って益々複雑になる。そこで、デバイスの放出
ヒューズ部が、Mahieuなどの特許に図示されているよう
に、作動するたびに、推奨される行為として放出ヒュー
ズと限流ヒューズの両方を交換することになり、後者は
それが継続して使用可能かどうかについて次に試験され
なければならない。更に、点火される火の危険性および
放出タイプ・ヒューズのための空間設定の問題が、放出
ヒューズから発散されるガスと部品のために残る。その
うえ、正規の放出ヒューズの規定より広い空間を、限流
ヒューズの取付のために割り当てなければならない。そ
のうえ、2つのヒューズの適正な電気協調が、ヒューズ
作動状態の表示および放出ヒューズのドロップアウト作
動に依って吹き飛ばされたヒューズの電圧ストレスの除
去を保証するために維持されなければならない。
【0022】また、別のヒューズ安全器がBeard などに
発行されたアメリカ特許4,184,138に開示され
ている。Beard などに開示されている装置は、限流ヒュ
ーズと放出ヒューズの組み合わせの別の例であり、従来
から使用している安全器の内部に入るように設計されて
いる組み合わせである。Beard などの設計は限流と放出
ヒューズの軸を補うことを想定しているので、その組み
合わせは従来の交換可能な安全器の内部に物理的に入
り、その使用性をCameron など、Jackson など、または
Mahieuなどの装置より便利にしている。しかし、その発
明は、放出ヒューズの使用に特有の数多くの短所、すな
わち、ノイズ、燃焼アーク生成物の放出、協調規定、お
よび類似の要因に悩まされている。更に、装置を取り付
けるために必要な余計な取付金具と取付部品が、厄介な
問題であり、そのために好ましくないものにしている。
更に、Mahieuなどの特許に関して説明されたように、放
出ヒューズの作動時に、限流ヒューズも、試験するか、
または交換してから試験しなければならないので、任意
の重要なコスト節約要素を犠牲にすることになる。
【0023】従って、ヒューズ技術に実施された改良に
もかかわらず、更なる改良が業界から歓迎されると思わ
れる。特に、限流ヒューズの使用に対して益々増加され
る需要および従来の安全器取付台の採用に関するコスト
的な要求のために、いま使用中の交換可能な安全器取付
台のゲートの内部に入るように形作られた全範囲限流ヒ
ューズホルダーが必要になる。このようなヒューズホル
ダーは、ヒューズの作動状態を示すために、吹き飛ばさ
れたヒューズの電圧ストレスを除去するために、取付と
保守点検を容易にするために、ドロップアウトの変形型
になることが理想的である。限流ヒューズホルダーは、
係員に対する潜在的な危険を回避し、炎を発生する恐怖
を除去し、機器が保護される装置または他の構造物の近
くに安全に設置されることを可能にするために、完全に
非放出タイプになる。限流ヒューズホルダーは放出ヒュ
ーズの作動を伴うノイズと電圧低下なしに作動する。限
流ヒューズホルダーは保護される装置の重大な故障の可
能性を特に最小限にするか或いは除去すると考えられ
る。全範囲非放出限流ヒューズホルダーは、非協調の可
能性または部分的に壊れているヒューズを使用すること
から拡大する問題をなくする。これらは共にヒューズ・
パッケージの部品をクリアする小電流に適した放出ヒュ
ーズを使用する時の課題である。更に、全範囲限流ヒュ
ーズホルダーは、密閉環境をヒューズの一部を遮断する
大電流と小電流の両方に提供し且つ遮断性能が環境条件
を汚染することに依って悪い影響を受けないことを保証
している。
【0024】
【課題を解決するための手段】そこで、業界基準寸法を
備えた通常の交換可能な安全器取付台のゲート取付台に
特に適応される限流ドロップアウト・ヒューズホルダー
が提供される。ヒューズホルダーは、キャップ・アセン
ブリーがその各々末端に取り付けられているヒューズ・
チューブから構成されるヒューズ・ボディを具備してい
る。ヒューズ・エレメントは、ヒューズ・ボディの長さ
方向に延長するスパイダーの周囲のヒューズ・ボディの
内部に配置されている。ヒューズ・エレメントは、大電
流溶融セグメントと小電流溶融セグメントを具備してい
る。また、補助ワイヤーがスパイダーの周囲でヒューズ
・ボディの長さ方向に延長している。補助ワイヤーの上
端は上部キャップ・アセンブリーに接続されている。ト
リガー・ワイヤーは、補助ワイヤーの下端に接続されて
いて、なおかつ、下部キャップ・アセンブリーを経由し
てヒューズ・ボディの外部に延長している。補助ワイヤ
ーとトリガー・ワイヤーは下部キャップ・アセンブリー
から絶縁されている。
【0025】ヒューズ・ボディの下部キャップ・アセン
ブリーは、交換可能な安全器取付台に回転可能な状態で
支えられるヒンジの上に取り付けられている。ヒンジ
は、交換可能な安全器取付台に回転可能な状態で取り付
けられているヒンジ部材、ヒューズ・ボディを支える接
続部材、ヒンジ部材と接続部材を互いに収縮される位置
にラッチされるラッチを具備している。ヒンジ部材と接
続部材はヒンジ・ジョイントに依って回転可能な状態で
接続されている。ラッチは、ヒンジ部材と接続部材を収
縮される位置に、限流ヒューズホルダーが交換可能な安
全器取付台に取り付けられている延長位置にあり且つ正
規の静止状態のシステム電流を導通している時に保持す
る。ラッチは、トリガー・ワイヤーに依ってラッチされ
る或いは収縮される位置に保持されていて、その末端は
ラッチに取り付けられている。ヒューズ作動中に於ける
トリガー・ワイヤーの溶融時に、ラッチは、ヒンジ部材
を接続部材から開放して、限流ヒューズホルダーを収縮
させ且つ交換可能な安全器取付台の上部ターミナルとの
噛み合いから落として外させる延長位置に回転できるよ
うにする。下部キャップ・アセンブリーは、また、スパ
ーク・ギャップを、トリガー・ワイヤーがヒューズ・ボ
ディの外部を通る位置でトリガー・ワイヤーと下部キャ
ップ・アセンブリーの間に具備している。異常電流を感
知すると、スパーク・ギャップのアークは、トリガー・
ワイヤーの溶融を確認し且つラッチを開放することを支
援する。
【0026】ヒンジは、ヒンジ部材と下部キャップ・ア
センブリー間の電気的な接続を保証する電流交換器を更
に具備していて、ヒンジと接続部材をトリガー・ワイヤ
ーに依るラッチの開放時に離して片寄せするスプリング
としても機能する。所定長の限流ヒューズは、溶融エレ
メントをスパイダーの縦の長さ方向に沿って放射状に突
き出ている複数の支持面の周囲に螺旋状に巻くことに依
って最小限にされる。溶融エレメントは、異常電流が存
在する時にフルグライトが最初に形成する縮小部のよう
に、複数の、空間が開けられ離れていて、非ランダム状
態で位置決めされる、フルグライト始動器を具備してい
る。溶融エレメントは近くに狭められている部分の間の
位置で支持面に依って支持されるので、フラグライトは
支持面から離れて空間が開けられていて且つヒューズ・
チューブの内面から離れて空間が開けられている位置に
最初に形成される。
【0027】本発明は、堅固に互いに固定し且つシング
ル・ファスナーを用いて組み立てられている構成部品を
備えた上記キャップ・アセンブリーも具備できる。ファ
スナーは、砂がヒューズ・ボディに組立中に挿入される
ボートを具備できる。発明は、大電流ヒューズ・エレメ
ントの凹み部またはV字形部がスパイダーの近くの支持
面の間に配置されている星形巻線パターンも具備でき
る。そのうえ、ヒューズ・エレメントの近くの湾曲部の
縮小部がフルグライトの“固定”を可能にするために互
いに食い違わされる或いはオフセットされる場合に現れ
る。大電流ヒューズ・エレメントを星形パターンに巻い
て、近くのエレメントの湾曲部の縮小部をオフセットま
たは食い違わせ、なおかつ、非ランダム状態に縮小部を
ヒューズ・チューブとスパイダー支持面から離して位置
決めすることに依って、本発明は、別に可能な方式より
も小型に作られることができて、なおかつ、業界基準の
交換可能な安全器取付台と互換性を維持できる寸法にな
る。
【0028】従って、本発明は、業界基準の交換可能な
安全器取付台に採用され且つ全ての範囲の電流遮断機能
を前述の項目で指摘された従来技術の放出タイプ・ヒュ
ーズに付随する危険性と不具合な事象なしに提供する、
ドロップアウト・スタイルの限流ヒューズホルダーを与
えることに依って、実質的に優れたヒューズとヒューズ
ホルダー技術を可能にする特長と長所の組み合わせを包
含している。本発明のこれらの且つ種々の他の特徴と長
所は、次に示す詳細な説明を読んで、添付図面を参照す
れば、当業者には容易に明らかになると思われる。
【0029】
【実施例】まず図1を見ると、通常の周知の交換可能な
安全器取付台10が図示されている。安全器取付台10
は電気事業業界および製造会社に依って“交換可能”と
表示されている、何故ならば、それは種々の電気機器製
造会社に依って製造される数多くの類似の定格の放出タ
イプ・ヒューズホルダーと共に用いられるように設計さ
れているからである。交換可能な安全器取付台10は一
般的に絶縁体12と上部と下部のターミナル・アセンブ
リー16と18を各々具備していて、それらは上部と下
部のターミナル・サポート部材17と34の上で絶縁体
12の反対側末端に取り付けられている。絶縁体12の
ほぼ中心に、電気事業者の電柱の腕木(図示されていな
い)のように、安全器取付台10を適切な取付部材の上
に固定する任意の通常のサポート・ブラケット15に接
続できるサポート・アーム14が取り付けられている。
【0030】上部ターミナル・アセンブリー16はター
ミナル・サポート17に取り付けられていて且つ一般的
にリコイル・バー20とアングル部材22と上部ターミ
ナル・ブラケット11を具備していて、その全ては上部
ターミナル・サポート部材17にネジ付きファスナー4
6で固定されている。上部ターミナル・ブラケット11
に、電気回線導線(図示されていない)を受けてクラン
プで固定するターミナル・パッド42とターミナル・ク
ランプ19とボルト・コネクタ43が取り付けられてい
る。上部ターミナル・アセンブリー16は、導電ストラ
ップ28、および導電ストラップ28と一体になって形
成されるカップ・コンタクト26を更に具備している。
導電ストラップ28はカップ・コンタクト26と上部タ
ーミナル・パッド42をターミナル・シャント29を経
由して電気的に相互接続している。カップ・コンタクト
26は、リコイル・バー20のターミナル末端の近くを
通るアパチャー31に反復可能な状態で置かれている調
整ロッド31の1つの末端に取り付けられている。ロッ
ド32の他端はストラップ28に33で取り付けられて
いる。コイル・スプリング30は、リコイル・バー20
の下側とカップ・コンタクト26のトップ27の間に組
み込まれていて、導電ストラップ28と共に、カップ・
コンタクト26の或る反復可能な運動をリコイル・バー
20に対して可能にしている。カップ・コンタクト26
は、ヒューズホルダーが交換可能な安全器取付台10の
内部に置かれる時に、ヒューズホルダーの上部の電気的
な接触を受ける電気接点として作動する。ペアのロード
・ブレーク・フック・ガイド・アーム24(1つが図1
に図示されている)は、アングル部材22の末端に配置
されていて、ヒューズホルダーを上部ターミナル・アセ
ンブリー16の内部の位置にガイドするように機能し、
なおかつ、一時的にロード・ブレーク・ツール・アクセ
サリーを安全器取付台10に接続する手段も与えてい
る。
【0031】下部ターミナル・アセンブリー18は、絶
縁体12から延長する下部ターミナル・サポート部材3
4、ネジ付きファスナー37を用いて下部ターミナル・
サポート部材34に取り付けられている取付ヒンジ35
とストリップ部材38を一般的具備している。取付ヒン
ジ35はペアのヒンジ・アーム36を具備していて且つ
真鍮のような導電材料から作られている。アーム36の
内部には、ヒューズホルダーの下部ヒンジ・アセンブリ
ーを支えるU字形エルボ40が形成されている。U字形
エルボ40はセンター23とボトム・ポイント25を備
えたUリンク21を形成している。取付ヒンジ35の上
面41には、好ましい電気的な接触をヒューズホルダー
と取付ヒンジ35の間で保証するために、ヒューズホル
ダーに対して片寄せされている導通スプリング・クリッ
プ45が取り付けられている。下部ターミナル・サポー
ト部材34にもファスナー37に依って、ストップ部材
38と下部電流シャント47が取り付けられている。下
部ターミナル・ブラケット13は電流シャント47とス
トリップ部材38にファスナー49を用いて取り付けら
れている。下部ターミナル・ブラケット13には、電気
回線導線(図示されていない)を受けてクランプで固定
するターミナル・パッド44とターミナル・クランプ3
9とボルト・コネクタ48が取り付けられている。下部
電流シャント47は好ましい電気的な接触を取付ヒンジ
35と下部ターミナル・パッド44の間に与える。
【0032】交換可能な安全器取付台10は2つの電圧
定格の何れかに一般的に使用できる。これらの2つの安
全器の定格は、各々、15KVと27KVの定格最大電
圧を備えている。これらの通常の交換可能な安全器の定
格の各々は、業界で用いられている“標準”寸法を備え
ている。これらの標準寸法は、任意の交換可能な安全器
の製造会社から与えられる電圧定格のヒューズホルダー
が、任意のこれらの同じ交換可能な安全器の製造会社の
同じ電圧定格の取付台に用いられることを可能にする。
【0033】ヒューズホルダーの取付台のコンタクト・
カップ26の凹みの内部に置かれているヒューズ・ボデ
ィのトップ・コンタクトで交換可能な安全器取付台10
に組み込むために、ヒューズホルダーのヒューズ・チュ
ーブ部は1.5インチ未満の直径でなければならない。
この寸法は、ヒューズ・チューブをロード・ブレーク・
フック24のアームの間に組み込むことを可能にする。
他のタイプの寸法の交換可能な安全器取付台10は
1 ,D2 ,D3 ,D4 として図1で表されている。こ
れらの寸法は、交換可能な安全器取付台の特定の製造会
社に基づいて少し変わるが、次に示す表に図示されてい
る。
【0034】
【表1】
【0035】一般的に図1に図示されているように、D
1 は、スプリング30と導電ストラップ28がそれらの
緩められる非圧縮位置(スプリング30と導電ストラッ
プ28は図1ではヒューズホルダー50で少し圧縮され
て図示されている)にあって且つ平行するライン9がU
リンク21のセンター23を通る時に、カップ・コンタ
クト26の最下端に依って形成されるライン8の間で測
定される寸法である。D2 は、絶縁体12の中心軸7、
およびUリンク21のセンター23を通り、軸7と実質
的に平行の、ライン5の間で測定される寸法である。D
3 は、絶縁体12の中心軸7、および軸7と実質的に平
行するロッド32とカップ電極26の中心軸6の間で測
定される寸法である。D4 はD3 とD2 の差である。
【0036】更に図1を見ると、交換可能な安全器取付
台10に配置されている本発明の限流ドロップアウト・
ヒューズホルダー50が図示されている。限流ヒューズ
ホルダー50の主な目的は、それが標準寸法の交換可能
な安全器取付台10を取付台の上部カップ・コンタクト
26と同心状に位置するヒューズ・ボディ52と共に具
備することである。本発明の別の重要な目的は、限流ヒ
ューズホルダー50が、交換可能な安全器取付台10と
勘合することだけでなく、現在と従来の配電用変圧器過
電流保護規格に適合する電圧と電流の定格で使用できる
ことである。
【0037】引き続き図1を見ると、限流ドロップアウ
ト・ヒューズホルダー50は上部キャップ・アセンブリ
ー54と下部キャップとヒンジ・アセンブリー58を備
えたヒューズ・ボディ52を一般的に具備している。更
に詳細に次に説明されるように、上部キャップ・アセン
ブリー54はトップ・コンタクト56を具備している。
下部キャップとヒンジ・アセンブリー58は、ヒューズ
・ボディ52を経由してトップ・コンタクト56に電気
的に相互に接続される導通ヒンジ部材60を具備してい
る。ヒューズホルダー50は上部と下部のターミナル・
アセンブリー16と18の間で交換可能な安全器取付台
10に組み込まれているので、上部キャップ・アセンブ
リー54のトップ・コンタクト56はカップ・コンタク
ト26の凹み部分の内部に置かれ、なおかつ、ヒンジ部
材60は下部ターミナル・アセンブリー18の取付ヒン
ジ35に依って噛み合わされる。
【0038】ここで図2を見ると、ドロップアウト・ヒ
ューズホルダー50の限流ヒューズ・ボディ52は、内
面71を備えた絶縁カートリッジまたはヒューズ・チュ
ーブ70に組み込まれている大電流溶融エレメント78
と小電流溶融エレメント80を一般的に具備している。
好都合にエポキシ濃縮ファイバーガラスから作られてい
る、ヒューズ・チューブ70は、各々、上部と下部の末
端キャップまたはクロージャー72,74に依って各々
の末端で閉じられる一般的に管状の部材である。ヒュー
ズ・ボディ52の長さは、図2でD6 と表されていて且
つ上部ターミナル末端73と下部ターミナル末端75の
間の寸法から定められる。ヒューズ・ボディ52は、溶
融エレメント78と80を支えるスパイダー76と呼ば
れる支持構造物を具備している。高純度の珪砂82また
は適切な遮断および絶縁特性をもつ他の物体が、スパイ
ダー76と溶融エレメント78と80を囲んでいて、な
おかつ、未使用の素材をヒューズ・ボディ52の内部に
充填している。
【0039】ここで図2と3を見ると、スパイダー76
は好まれる実施態様に於いて無機マイカから作られてい
る。それはヒューズ・ボディ52の縦軸51から放射状
に出ている4本のアーム100を具備していて、3本の
アーム100は図2に見ることができる。エレメント支
持面102は、各々アーム100の長さ方向に沿って均
一に空間が開けられている。ペアのタブ105は、各々
支持面102から延長して、エレメント78を支持面1
02の上に製造中に保つために支えている。図2に図示
されているように、タブ105と支持面102は凹み1
04をスパイダー・アーム100に沿って形成してい
る。
【0040】溶融エレメント80と78はスパイダー7
6のエレメント支持面102に巻き付けられている。大
電流溶融エレメント78は、1つまたは複数の長さのリ
ボン、ワイヤー、または直列に接続されるリボンとワイ
ヤーになることができる。好まれる実施態様に於いて、
大電流溶融エレメント78は銀製のリボン・エレメント
90を具備しているが、他の導電材料も用いられること
もできる。好まれる実施態様のリボン90は900℃よ
り高い融点を有している。図2に最も効果的に図示され
ているように、リボン・エレメント90は、リボン90
の厚み部分に開けられている穴を具備する構造の縮小部
92を具備している。穴の代わりに、ノッチがリボン9
0の端に沿って形成されることもできるし、また穴とノ
ッチの組み合わせリボン90の断面積を小さくするため
に用いられることもできる。リボン90は、その縮小部
92と共に、スパイダー・アーム100のエレメント支
持面102の上に螺旋状に巻かれていて、なおかつ、残
りの巻線アセンブリーはヒューズ・ボディ52に置かれ
ている。
【0041】本発明のヒューズ・ボディ52のサイズ
は、前述の表1で定められるように交換可能な安全器取
付台10で要求される寸法的な制約のために制限され
る。また前述のように、ヒューズ・チューブ70は、ガ
イド・アーム24の間に入るために、1.5インチ未満
の外径になることが要求される。これらの寸法的な制約
条件をもつヒューズ・ボディ52は、それにもかかわら
ず、的確な遮断性能と電流搬送能力の両方に適した長さ
と断面積のエレメント80と78を与えて、現在と従来
の需要を満足できなければならない。
【0042】要求されるエレメントの長さとエレメント
の断面積をこれらの比較的小形のヒューズ・ボディで達
成する鍵は、螺旋状に巻かれる大電流遮断エレメント7
8の近くの湾曲部の間の隙間を最小限にし且つ大電流遮
断エレメント78の最も外側の直径とヒューズ・チュー
ブ70の内壁71の間の隙間を最小限にすることであ
る。これらの隙間は、好まれる実施態様に於いて、リボ
ン90がスパイダー76の周囲に巻かれる時に、縮小部
92がスパイダー・アーム100のエレメント支持面1
02と接触しない位置に、リボン90の縮小部92をラ
ンダムでない状態で位置決めすることに依って最小限に
される。代わりに、縮小部92は、スパイダー・アーム
100の間に位置決めされ、なおかつ、エレメント支持
面102の上方に位置していない。好まれる実施態様に
於いて、縮小部92は、スパイダー76のエレメント支
持面102が近くの縮小部92の間の実質的に中間位置
でリボン90を支えるように位置決めされる。この状態
では、図2に図示されているように、リボン90の近く
の湾曲部に於ける縮小部92は、ヒューズの軸51と実
質的に平行するカラム93に普通は置かれる。そのよう
に位置決めされると、短縮された直径部分92は、エレ
メント78の末端と垂直する(または最も短いエレメン
トとエレメントの間の空間を横切る)方向から見られる
時に、エレメント90の近くの湾曲部の縮小部に関して
少し食い違わされる。
【0043】限流ヒューズの構造を今まで知られていた
構造より特に小さくできて、なおかつ、本発明のヒュー
ズ・ボディ52とヒューズホルダー50を従来の交換可
能な安全器取付台10の内部に組み込むことができる、
スパイダー・アーム100のエレメント支持面102と
縮小部29の間の分離を保持できる大きな長所がある。
【0044】概して、大電流溶融エレメント78の通路
に沿うアークの生成は、エレメントの縮小部92から始
まる。その結果、より大きくて高温のフルグライト部
(ヒューズ作動中に生成し拡大する溶融砂状構造)が、
これらの縮小部で生成し拡大する。最も広く用いられて
いる巻線形状(長方形や六角形など)の場合、エレメン
トとチューブの隙間は巻線の長さ方向に沿って変動す
る。エレメント78の縮小部92を生成する高温で大き
いフルグライトが、広いエレメントとチューブの隙間を
備えた巻線のセグメントに位置決めされる場合、または
エレメント巻線78の最も外側の寸法から最も長く離れ
て達成可能な距離に保持される─すなわちスパイダー7
6の最も外側で突き出ているエレメント支持面102か
らできるだけ離れて移動される場合─エレメント78
は、長い半径で巻かれ、なおかつ、ヒューズ・チューブ
70の与えられた直径の内部に、異常電流遮断時にヒュ
ーズの故障を招き且つ導く恐れがあるヒューズ・チュー
ブ70に対する熱破壊を伴わず入ることができる。
【0045】更に、スパイダーとして一般的に用いられ
る材料はチューブ70の内部に生成されるアークと熱の
影響を受けず且つこれらのプロセスに関して比較的“不
活性な状態で”残ると普通は考えられるが、縮小部92
をスパイダー面に位置決めする結果として、エレメント
支持面102の増加されるアーク時間は、高温の放出を
2 tの間に許すことに依ってヒューズの遮断性能を低
下させる傾向を示し、これはより大きいフルグライトの
サイズを導くことが分かった。更に、フルグライトは、
エレメント78の類似の部分が砂82に依って完全に囲
まれているポイントと比べると、エレメント78がエレ
メント支持面102と接触するポイントで大きくなる傾
向を示す。そのうえ、縮小部92が図2に説明され図示
されるように位置決めされると、エレメントの縮小部9
2で形成するフルグライトの最も広い部分は、最大の分
離をフルグライトの近くの湾曲部の間で与えるために、
エレメント78の近くの湾曲部で最も広いフルグライト
部から食い違わされるか或いはオフセットされることに
なる。
【0046】本発明の場合、エレメント78の縮小部9
2をスパイダー支持面102から離れて位置決めする
と、要求されるエレメントの長さは、交換可能な安全器
取付台10に依って定められる直径と長さの制約条件の
もとで達成されることを可能にする。縮小部92をスパ
イダー支持面102から離れて位置決めすると、最大巻
線直径、すなわち、湾曲部のエレメントに関して最も長
く達成できる長さは、最も大きくて最も高温のフルグラ
イトを生成するエレメント78の部分を、最小限のエレ
メントとチューブの隙間をもつ巻線のセグメントから離
して保持することに依って可能になる。同様に、小さい
フルグライトの生成、また、これらの小さいフルグライ
トの近くの湾曲部の最も広い部分に於ける食い違いも、
エレメント78が互いに更に近い位置で巻かれることを
可能にし、なおかつ、与えられた長さのヒューズホルダ
ー50のエレメント78の更なる湾曲を、エレメント7
8の近くの湾曲部を分離する空間に於けるフルグライト
の侵入を最小限にすることに依って湾曲部と湾曲部を短
絡する危険なしに可能にする。
【0047】更に、図36を引用して更に詳細に次に説
明されるように、“星形”巻線パターンを用いる、また
は縮小部92の空間を設定してエレメントの近くの湾曲
部の縮小部92の間の食い違いを最大限にする、あるい
はその両方を実施すると、最も大きい電流と電圧の定格
が、これらの比較的小さい限流ヒューズ・ボディで達成
されることを可能にする。
【0048】最も大きいエレメントの長さをヒューズ・
ボディ52で達成するために前述のエレメント巻線技術
を使用する時でも、ヒューズ・ボディ52で交換可能な
安全器取付台に依って要求されるサイズの制約条件のた
めに、配電システム・パラメータについて、現在と従来
の配電用変圧器過電流保護基準に適合するヒューズホル
ダー定格を備えるという目的を満足するために、ヒュー
ズホルダー50の電流と電圧の定格を定める時に検討し
なければならない。
【0049】普通、各々交換可能な安全器取付台10に
用いられる限流ヒューズホルダー50は、過剰負荷また
は異常電流を取付台1の定格最大電圧までのシステム電
圧で遮断できなければならい。または、限流ヒューズを
確実に接地されているY字形システムに用いる時に広く
使用されているように、ヒューズが確実に接地されてい
るY字形で用いられる時に、ヒューズホルダーは、過剰
負荷と異常電流をそこまでの電圧で遮断できて且つシス
テムのラインを中性電圧に含めることができなければな
らない。8.3KV定格の最大電圧ヒューズホルダー
は、15KV電圧クラスの確実に接地されたY字形シス
テムの中性電圧アプリケーションに相応する殆どの回線
をカバーする。15.5KV定格の最大電圧ヒューズホ
ルダーは、27KV電圧クラスの確実に接地されたY字
形システムの中性電圧アプリケーションに相応する殆ど
の回線をカバーする。そのうえ、23KV定格の最大電
圧ヒューズホルダーは、比較的広く用いられている。3
8KVの確実に接地されたY字形システムの中性アプリ
ケーションに相応するラインをカバーする。
【0050】各々の電圧定格の交換可能な安全器取付台
10に入る全電圧定格のヒューズホルダー50は、安全
器の定格最大電圧まで作動している時に連続する過剰負
荷または異常電流の遮断に要求される長いエレメントの
長さを可能にする1つの大電流溶融エレメント巻線78
を装着することになる。中性アプリケーションに相応す
る低い作動電圧─すなわち15KV取付台の場合に8.
3KV且つ27KV取付台の場合に15.5KVまでの
電圧─のために、短いエレメントの長さがこのようなア
プリケーションで許容される。これらの短いエレメント
の長さが許容される一部のケースの場合、平行または多
重エレメント巻線78が、大電流定格のヒューズに必要
なように、交換可能な安全器取付台10に組み込まれて
いるヒューズホルダー50に使用されることができる。
次に示す表2に、15.0KVと27.0KVの交換可
能な安全器取付台10に入る限流ヒューズホルダー50
の最大電流定格が要約してある。
【0051】
【表2】
【0052】好まれる実施態様に於いて、シルバー・リ
ボン90は、0.125〜0.250インチの範囲の
幅、好ましくは0.188インチの幅、なおかつ、約
0.002〜0.006インチの厚みを、ヒューズの電
流定格に基づいて備えている。平行リボン・エレメント
90の長さと数はヒューズホルダー52の電流と電圧の
定格に依存する。一般的に、15KV安全器取付台に使
用するヒューズ・ボディ52は図6に図示されているよ
うに約8.84インチの長さD6 を備えているが、27
KV安全器取付台に使用するヒューズ・ボディ52は約
12.35インチの長さD6 を備えている。次に示す表
3に、前述の表2に要約されていたヒューズホルダー5
0の電圧定格に用いられる。これらのエレメント90の
代表的な長さだけでなく、ヒューズ・ボディ52の最大
許容寸法と平行リボン・エレメント90の最大数が要約
してある。
【0053】
【表3】
【0054】更に図2と3を見ると、リボン・エレメン
ト90(または大電流定格のヒューズホルダー50の場
合に平行エレメント90)は、スパイダー76の上に螺
旋状に巻かれていて、なおかつ、好まれる実施態様に於
いてエレメント支持面102に依って1/4の湾曲ごと
に支えられている。使用されるリボンとピッチの種々の
幅が与えられると、近くのリボンの湾曲部は、1つの平
行でないリボン・エレメント90に対して軸51と平行
で測定される時に約0.33〜0.53インチ(平行エ
レメント90を備えた巻線の場合0.40〜0.67イ
ンチ)の範囲内の実質的に均一の距離で分離される。好
まれる実施態様に於いて、リボン90の螺旋状の巻線
は、軸51から支持面102にかけて測定される時に約
0.48〜0.65インチの範囲の半径をもち、なおか
つ、縮小部92は、約0.35〜0.50インチの範囲
の距離で、中心から中心に、均一に空間が開けられてい
る。好まれる実施態様のヒューズ・チューブ70は約
1.48インチの外径と約1.36インチの内径をも
ち、なおかつ、エレメント90とヒューズ・チューブ7
0の内壁71の間の分離は、各々エレメント支持面10
2に於いて、全ての電圧と電流の定格に対して0.20
インチ未満に且つ好都合に約0.13インチになる。最
小限のエレメントとチューブの隙間とするために前述の
技術を使用する─すなわち、エレメント78の縮小部9
2をエレメント支持面102と接触せずにその間に位置
決めする時に─好まれる実施態様の場合、エレメントの
縮小部92の中心のエレメント78とヒューズ・チュー
ブ70の内壁71の間の隙間D5 (図3)は約0.18
〜0.25インチの間になり且つ好都合に軸51から半
径に沿って測定される時に約0.23インチになる。縮
小部92の中心はエレメント支持面102から少なくと
も約0.18インチになることも望まれる。縮小部92
をエレメント支持面102から離れて位置決めすると、
エレメント巻線の近くの湾曲部間の隙間を前述のように
最小限にすることができる。1つのリボン・エレメント
90を備えたヒューズホルダー50のエレメント90の
ピッチは好都合に約0.50〜0.66インチの範囲に
あるが、二重エレメント巻線のピッチは約0.85〜
1.06インチの間にある。この狭められる部分の構成
技術を使用する時に高性能のヒューズ遮断性能を与える
代表的なリボン・エレメント90巻線パラメーターが次
に示す表4に要約してある。
【0055】
【表4】
【0056】図2に最も効果的に図示されているよう
に、ノッチ106は、スパイダー・アーム100のエレ
メント支持面102の間で普通は形成される。好まれる
実施態様の場合、これらのノッチ106はエレメント支
持面102の下方0.25の深さに形成される。これら
のノッチ106は幅は巻線ピッチとリボン・エレメント
90に依って占有されるエレメント支持面102の空間
の合計の差になり、エレメントの各々の側のエレメント
位置タブ105の幅は一般的に0.05インチ幅にな
る。これらのノッチ106は、異常電流遮断中に於ける
リボン・エレメント90の近くの湾曲部間のフラッシュ
オーバーの可能性を小さくするために、なおかつ、補助
ワイヤー120の適切な位置決めを可能にするために、
更に詳細に次に説明されるように作動する。
【0057】更に図2を見ると、大電流溶融エレメント
78と直列に小電流溶融エレメント80が接続されてい
る。溶融エレメント78と80間のシリーズ・コネクタ
は銅の導通ストラップ79に依って形成される。導通ス
トラップ79はスパイダー76の上に支えられている。
小電流溶融エレメント80は、大電流溶融エレメント7
8が作動するように設計されているレベルより低い予め
設定された電流レベルで作動するように設計されてい
る。好まれる実施態様の場合、小電流溶融エレメント8
0は、好都合に銀または他の優れた導電性材料から作ら
れていて且つシリコン・ラバー・カバー114で絶縁さ
れている、1つまたは複数の平行導通ワイヤー110を
具備している。カバーされるワイヤー110はそこでス
パイダー76の下部の周囲に螺旋状に巻き付けられる。
ワイヤー110の各々の1端は終端ポイント116で導
通ストラップ79にハンダ付けで取り付けられている。
ワイヤー110の他の端も下部エレメント終端86にハ
ンダ付けで電気的に接続されている。取付前に、ワイヤ
ー110が220℃より実質的に高い融点を備えた導電
材料から形成される時に、各々ワイヤー110は、ワイ
ヤー110より実質的に低い融点をもつハンダでジャン
クション112に互いにハンダ付けされるワイヤーの2
つのほぼ等しい長さで構成される。ワイヤー110に用
いられる導電材料またはジャンクション112に用いら
れるハンダは、それをヒューズの時間電流特性規格と一
致する温度で溶融させる熱特性を備えている。ジャンク
ション112はカバー114で完全に絶縁されている
が、明確にするために、ワイヤー110は図2に於いて
切断された状態でカバー114の部分と共に描かれてい
る。
【0058】更に図2を見ると、ヒューズ・ボディ52
の内部に補助ワイヤー120も描かれている。好都合
に、補助ワイヤー120は大電流定格のヒューズのため
の銀と小電流定格のヒューズのための高抵抗の導体から
作られている。補助ワイヤー120は、リボン90とワ
イヤー110に依って形成される渦巻きと同じ方向でス
パイダー76の周囲に螺旋状に巻き付けられていて、な
おかつ、リボン90とワイヤー110に依って形成され
る渦巻きの内部に同心状に置かれるように巻かれてい
る。この形状で、補助ワイヤー120は、次に説明され
るように、その終端の上部ポイントの近くを除いて、リ
ボン90またはワイヤー110に接触しない。補助ワイ
ヤー120の下部セグメント121は、それが小電流溶
融エレメント80に依って形成される渦巻きで占有され
る空間に入る時に、シリコン・ラバー・カバーで絶縁さ
れる。補助ワイヤー120の上端は上部エレメント終端
84に取り付けられている。後で図13を引用して更に
詳細に説明されるように、補助ワイヤー120の下端
は、スパイダー76の下端に形成される中心の凹み18
5に保持される導通リセプタクル186で終了してい
る。導通インサート188は、リセプタクル186に挿
入され、なおかつ、好都合に優れた強度と高電気抵抗に
ニクロム線から作られているトリガー・ワイヤー204
に電気的に接続されている。小電流定格のヒューズの場
合、トリガー・ワイヤー204は、初期アークに依って
ワイヤーに始動される溶融プロセスを支える“テルミッ
ト”のような材料から作られている。トリガー・ワイヤ
ー204は、下部キャップとヒンジ部材58と噛み合う
ために、ヒューズ・ボディ52の外側から下部クロージ
ャー74に延長している。導通リセプタクル186とイ
ンサート188とトリガー・ワイヤー204は全て下部
クロージャー74から絶縁されている。
【0059】ここで図4−6を見ると、ヒューズホルダ
ー50の上部キャップ・アセンブリー54とヒューズ・
ボディ52のトップ・クロージャー72が図示されてい
る。特に図4と5に図示されているように、上部キャッ
プ・アセンブリー54は普通はトップ・コンタクト56
とプル・リング132とネジ付き支柱134とO−リン
グ・シール136を具備している。上部キャップ・アセ
ンブリー54は、普通は上端キャップ138と上部エレ
メント終端84を具備する上部クロージャー72と一体
化されている。トップ・コンタクト56と上部クロージ
ャー72は互いにそれらの位置に1つのファスナーの支
柱134を用いて保持されている。トップ・コンタクト
56の上部ターミナル末端55はヒューズ・ボディ52
の上部ターミナル末端73の上方の約0.75インチに
位置している。
【0060】ここで図7と8を見ると、上部と下部のエ
レメント終端84,86は、各々、導電材料、好ましく
は銅から作られていて、なおかつ、スパイダー76のサ
ポートとして且つ溶融エレメント78と80および補助
ワイヤー120の上端のランディングと終端ポイントと
して機能している。特に図7に図示されているように、
上部終端84は4つのスパイダー・サポート140を具
備していて、その各々はスパイダー76のアーム100
を受ける受取スロット142を具備している。上部終端
84の上面144は一般的に方形の周辺部148を備え
た浮き出しの頂点146を具備している。上面144の
内部の中心に、ネジ付き支柱134のシャンクを受ける
穴150がある。最も効果的に図8に図示されているよ
うに、浮き出しの頂点146は、支柱134の方形ヘッ
ド160を押さえる凹み部158を形成している。上部
終端84の下面152に、延長タブ154と156が形
成されている。4つのタブ154は、スパイダー・アー
ム100の間の分離を支え且つ保持するために用いられ
る。図2に図示されているように、タブ156は、タブ
156の周囲に巻かれ且つハンダ付けされている補助ワ
イヤー120とリボン90のランディングと終端ポイン
トを形成している。
【0061】ここで図9と10を見ると、支柱134は
方形ヘッド160とネジ付シャンク162を一般的に備
えて図示されている。好都合に、支柱134は、銅合金
から作られているが、他の適当な導電材料から作られる
こともできる。ヘッド160は、ヘッド160の回転を
防止する上部終端84の凹み部158の内部で受けられ
るサイズで構成されている。支柱134は、ヒューズ・
ボディ52に対する砂82の入り口として機能する支柱
の縦軸を経由して配置される中心口径を具備している。
【0062】ここで図11と12を見ると、トップ・キ
ャップ138はシリンダー状のボディ165を一般的に
具備している。ボディ165は、上面166および一般
的に方形の浮き彫りコンタクト167を具備していて且
つ浮き彫りコンタクト167を通って形成される中心口
径168を備えている。浮き彫りコンタクト167は、
図4と5の組立図に図示されている上部終端84の浮き
彫りの頂点146を受けるように適応される凹み部16
9を形成する。トップ・キャップ138は好都合に11
0銅のような銅合金から作られている。
【0063】再び図4と5を見ると、上端キャップ13
8のボディ165はヒューズ・チューブ70の外径より
少し太い内径を備えている。ヒューズ・ボディ52の組
立時に、トップ・キャップ138はヒューズ・チューブ
70の上部の管状末端の周囲に置かれ且つマグネフォー
ムされる。エポキシ接着密封材は、マグネフォームの前
にヒューズ・チューブ70と末端キャップ138の間の
拡散する。
【0064】再び図5と6を見ると、プル・リング13
2は、好都合に亜鉛メッキ処理鋼板またはステンレスス
チールから作られていて、ヒューズホルダー50と交換
可能な安全器取付台10と噛み合い且つそれを解除する
ために用いられる。プル・リング132は、リング部1
70および確実に上端キャップ138の浮き彫りコンタ
クト167を受けて噛み合うように寸法が設定されてい
るストレートな内面173を備えた方形部172を具備
している。ヒューズ・ボディ52の組立時に、支柱13
4の方形ヘッド160は、上部終端84の浮き彫りの頂
点146の内部に収まり、それは順に上端キャップ13
8の浮き彫りコンタクト167の内部に収まる。支柱1
34のシャンク部162は上部終端84とトップ・キャ
ップ138の穴150と168に各々延長している。プ
ル・リング132の方形部172は、上端キャップ13
8の浮き彫りコンタクト167の周囲に、そこを経由し
て置かれる支柱134のシャンク162を用いて置かれ
ている。O−リング136はシャンク162の周囲に置
かれている。トップ・コンタクト56はネジ付き支柱1
34と噛み合う中心ネジ付き口径131を具備してい
る。トップ・コンタクト56は支柱134の周囲に締め
付けられているので、O−リング136はトップ・コン
タクト56と支柱134と上端キャップ138の間を密
閉することになる。トップ・コンタクト56は、O−リ
ング136が前述のように密閉するために十分に圧縮さ
れることが要求されるレベルに、トップ・コンタクト5
6が支柱134の周囲に締め付けられる時に、プルリン
グ132が上端キャップ138とトップ・コンタクト5
6の間に収まるようにサイズが決められている凹み部ま
たは段137を具備している。
【0065】ここで図13を見ると、一般的に下端キャ
ップ180と密閉部材182とポジショナー184を具
備する下部クロージャー74が図示されている。下端キ
ャップ180は銅110のような銅合金または他の導電
材料から作られていて且つヒューズ・チューブ70の周
囲に置かれているシリンダー状のボディ部190および
シリンダー状ボディ部190に取り付けられていて且つ
その中心から延長する一般的にシリンダー状の細い直径
のエクステンション194を一般的に具備しているの
で、内部の凹み部198をキャップ180の内部に形成
できる。エクステンション194とボディ190はヒュ
ーズ軸51と一般的に同軸で配置されている。穴196
は、軸51の交点でエクステンション194の下面19
5の中心で実質的に形成される。
【0066】ここで図14と15を見ると、下部エレメ
ント終端86は4つのスパイダー・サポート207を具
備していて、その各々はスパイダー76のアーム100
を受ける受取スロット208を具備している。下部終端
86の下面206は、導通タブ192および一般的に円
形の浮き彫りの頂点212を具備していて、なおかつ、
凹み部213を形成している。下部終端86の凹み部2
13を経由して、ヒューズ軸51と実質的に並んでいる
口径214が中心に置かれている。下部終端86の上面
205に、スパイダー76のアーム100の分離を支え
且つ保持するために用いられる直角タブ209が形成さ
れている。上面205は、図2に図示されている小電流
溶融エレメント80の導通ワイヤー110のランディン
グと終端ポイントとして用いられるタブ110を更に具
備している。ワイヤー110は好都合にタブ211の周
囲に巻かれ且つハンダ付けされている。
【0067】最も効果的に図13に図示されているよう
に、下部エレメント終端86は下端キャップ180に導
通タブ192を用いて電気的に接続されている。タブ1
92は下端キャップ180に形成される穴193に延長
している。末端キャップ180に延長するタブ192の
部分はこのポイントでキャップ180の上方で曲げられ
且つそこにハンダ付けされ、頂点212はヒューズ・チ
ューブ70の内部の中心のスパイダー76に対して下端
キャップ180の中心の凹み198に置かれている。シ
ール182はラバー・ウォッシャーを具備している。ポ
ジショナー184はナイロンのような絶縁材料で作られ
ている絶縁ウォッシャーを具備している。シール182
とポジショナー184はエクステンション194の中心
の凹み部198の内部に同軸状に置かれている。密閉部
材182とポジショナー184は、下端キャップ180
の穴196に並んでいる、各々、中心口径200と20
2を具備している。シール182の口径200はポジシ
ョナー184の口径202の直径より太い直径を備えて
いる。堅固なニクロム・トリガー・ワイヤー204は、
好都合に真鍮製の導通インサート188にロウ付け或い
はハンダ付けされている。インサート188は、密閉部
材182とポジショナー184の間に置かれているフラ
ンジ189を具備している。
【0068】図2,13,14を見ると、インサート1
88を受けて電気的に噛み合うために適応されるフラン
ジ付の導通リセプタクル186が、下部終端86の穴2
14を経由して置かれている。リセプタクル186は、
ヒューズの軸51に沿ってスパイダー76の下端に形成
される中心凹み部185に保持される。リセプタクル1
86は、好都合に真鍮製であって、前述のように、補助
ワイヤー120に取り付けられていて、なおかつ、それ
と電気的に噛み合っている。導通インサート188はヒ
ューズ・ボディ52の組立中に下部エレメント終端86
の口径214を経由して導通リセプタクル186に挿入
され、ニクロム・トリガー・ワイヤー204は口径20
0,202,196を経由して延長し、なおかつ、ヒュ
ーズ・ボディ52からも延長している。補助ワイヤー1
20の下端とリセプタクル186とインサート188と
トリガー・ワイヤー204は全て下部キャップとヒンジ
・アセンブリー58から絶縁されている。最も効果的に
図13に図示されているように、スパーク・ギャップ2
10はトリガー・ワイヤー204と下端キャップ180
の間に形成される。ギャップ210は、好都合にヒュー
ズホルダー50の全ての電圧と電流定格に対して約0.
040インチであり、更に詳細に次に説明されるよう
に、ヒューズホルダー50を交換可能な安全器取付台1
0と噛み合いから外すことを支援するために与えられて
いる。
【0069】ここで図16を見ると、ヒューズ・ボディ
52は下部キャップとヒンジ・アセンブリー58に取り
付けられている。下部キャップとヒンジ・アセンブリー
58は、一般的に、ヒンジ部材60、ラッチとラッチ・
プレート部材62,66、スプリング63、電流交換器
68、接続部材64を具備している。これから更に詳細
に説明されるように、ヒンジ部材60は下部キャップと
ヒンジ・アセンブリー58を交換可能な安全器取付台1
0に固定している。接続部材64は、ヒンジ部材60に
ヒンジで固定されていて且つ限流ヒューズ・ボディ52
をヒンジ部材58に固定している。ラッチとラッチ・プ
レート部材62,66は、各々、ヒューズホルダー50
が延長位置にあり且つ交換可能な安全器取付台10に取
り付けられている時に、ヒンジ部材60と接続部材64
を収縮または充填位置に機械的に保持する。異常電流が
トリガー・ワイヤー204を作動してラッチ部材62を
開放すると、ラッチ部材62は、ヒンジ部材60と接続
部材64を延長と開放位置に向けて回転させ、ヒューズ
ホルダー50が収縮して交換可能な安全器取付台10か
ら外れるようにするために、ラッチ・プレート66を開
放するように回転する。電流交換器68は、ヒューズホ
ルダー50が安全器取付台10の上部ターミナル・アセ
ンブリー16と電気的に噛み合う、その延長位置にある
時に、ヒンジ部材60と下端キャップ180の間の電気
的な接触を保証し、なおかつ、ラッチ62とラッチ・プ
レート66の開放時にヒンジ部材60に関して延長位置
に接続部材64を片寄せする片寄せ手段としても機能す
る。
【0070】接続部材64は、図20と21に詳細に図
示されているように、クランプのように作動し、なおか
つ、一般的にストラップ部215とそこに取り付けられ
ているペアのヒンジ支持部材217を具備している。ヒ
ンジ支持部材217の末端216は、互いに向かい合っ
て曲げられていて且つヒンジ支持部材217に対して実
質的に直角に形成されている。合わせホール218がヒ
ンジ支持部材217に形成されている。同様に、ペアの
合わせスロット220はヒンジ支持部材217に於いて
互いに反対側に形成されている。図16に図示されてい
るように、クランプ・ストラップまたはタイ225は、
合わせスロット220を経由して置かれていて、なおか
つ、互いにヒンジ支持部材217を引き込み且つ接続部
材64のストラップ部215を下部クロージャー74の
下端キャップ180の周囲にクランプで固定するために
両端で曲げられるか或いは回転されている。
【0071】ここで図22−25を見るとヒンジ部材6
0は一般的にベース部232およびチャンネルを形成す
るペアの外側に延長する側面部材234を具備してい
る。側面部材234はテーパー端240の近くの側面部
材234の上端238に形成される合わせホール236
を具備している。各々側面部材234の下端242に、
そこから外側に延長するトラニオン246のような回転
手段を具備する、ショルダー部244が取り付けられて
いる。トラニオン246は軸247に沿って同軸に形成
されている。ショルダー244は、図1に図示されてい
る取付ヒンジ35の導通スプリング・クリップ45と電
気的に噛み合うために適応されるカムのような電気接触
面248を具備している。図1にも図示されているよう
に、ハンガー・アーム36に置かれる時に、トラニオン
の軸247は、Uリンク21のセンター23を通る。側
面部材234は、図16に図示されていて且つ次に説明
されるように、回転可能なラッチ部材62を支えるピン
252を受ける合わせホール250を更に具備してい
る。ホール250はトラニオン246とホール236の
間の側面部材234に置かれている。最も効果的に図2
2と23に図示されているように、ベース232は側面
部材234の間を延長し且つスロット254を具備して
いる。スロット254はペアの脚部256を形成するベ
ース232を一般的に2分する。脚256の末端258
は実質的に45°に等しい角度でベース232から外側
に延長している。脚256の末端258は図16に図示
されている電流交換器68の1つの末端と噛み合い且つ
支えるショルダーを形成する。
【0072】スリーブ69は、普通は、最も効果的に図
18と19に図示されているように、細い直径部224
が各々の末端にあるシリンダー状のボディ部222を具
備している。細い直径部224はボディ222をショル
ダー228で結合している。中心口径226はスリーブ
69を経由して縦方向に形成されている。再び図16と
20を見ると、細い直径部224はヒンジ支持部材21
7のホール218に置かれるので、部材217はスリー
ブ69のショルダー228に接触する。スリーブ69
は、空間設定手段を提供して適切な分離をビンシ支持部
材217の間に保持し、なおかつ、最も効果的に図16
と22に図示されているように、中心口径226を経由
して置かれているピン230の保持手段を与える。ピン
230は図25に図示されているヒンジ部材60を支え
ている。
【0073】ここで図26−29を見ると、ラッチ部材
62は絶縁材料で作られていて且つ普通はベース260
と側面部材262とヒューズ拘束末端268を具備して
いる。いま、ポリブチレン・テレフタル酸塩“PBT”
はラッチ部材62に望ましい素材である。側面部材26
2は、ベース部260に取り付けられていて且つ外側に
そこから延長していて、なおかつ、側面部材262の1
つの末端に形成される耳264を具備している。合わせ
ホール266は、耳264に形成され、なおかつ、図1
6に図示されているように、ピン252を受けるので、
ラッチ部材62は回転可能な状態でピン252の周囲に
配置されている。スプリング63もピン252の周囲に
組み込まれていて、ラッチ部材62をヒンジ部材60の
ベース部232に向けて片寄せする。耳264の反対側
のラッチ部材62の自由端は、保持末端268の端に沿
って位置決めされている4つの上方に延長するフィンガ
ー269を具備するヒューズ保持末端268を具備して
いる。末端268は実質的に末端268の中心に位置す
る凹み部270を具備している。ホール272は実質的
に凹み部270の中心の末端268を経由して形成され
ている。ヒューズ・ボディ52から延長するトリガー・
ワイヤー204は、ホール272を経由して置かれてい
て、なおかつ、最も効果的に図16に図示されているよ
うに、接続ポイント271で末端268の下面263に
高温溶融接着剤で接着されるか或いは他に適当な方法で
接続されている。ラッチ部材62のベース部260は、
側面262の間のベース260から上方に延長する突起
セグメント265を具備している。耳264の近くの突
起セグメント265の末端は、更に詳細に次に説明され
るように、ラッチ・プレート66と噛み合うラッチ面2
67を具備している。
【0074】ここで図16,25,30,31を見る
と、ラッチ・プレート部材66は、ラッチ部材62と噛
み合う突き出しラッチ面276、接続部材64のクラン
プ・ストラップまたはタイ225を受けるノッチ27
8、ヒューズホルダー50を取り付けたり取り外す際に
使用する“ホット・スティック”に依る噛み合いのため
のキー・ウェイ280を具備する一般的に平らな金属製
の板である。ラッチ・プレート66はヒンジ支持部材2
17のホール218から延長するスリーブ69を受ける
口径282を更に具備している。ピン230は、ヒンジ
部材60を経由するスリーブ69の中心口径226とそ
のホール236を通る。ラッチ・プレート66は、ヒン
ジ部材60のスロット254に依って受けられ、なおか
つ、ピン252との噛み合いに依るピン230上のその
回転を制限するストップ・ショルダー227を具備して
いる。スリーブ69の周囲の接続部材64とラッチ・プ
レート66に関する回転可能な取付は、ノッチ278の
内部のクランプ・ストラップまたはタイ225の内部の
噛み合いと共に、ラッチ・プレート66をクランプ部材
64に回転できない状態で固定するので、ラッチ・プレ
ート部材66と接続部材64は、結合手段すなわちピン
230とスリーブ69の周囲に限流ヒューズ・ボディ5
2をもつユニットとして常に回転する。ヒンジ手段の収
縮位置で、ラッチ・プレート部材66のラッチ面276
はヒンジ部材60の側面部材234に依って形成される
チャンネルの内部に受けられる。その時に、ラッチ部材
62の自由端は、ヒンジ部材60のベース部232から
下端キャップ180との噛み合い部に回転されて離れ
る。この位置で、ラッチ・プレート66のラッチ面27
6はラッチ部材62の突起セグメント265のラッチと
噛み合う。そのようにラッチされると、ラッチ部材62
とラッチ・プレート部材66は、ヒンジ部材60と接続
部材64のヒンジ固定手段を収縮または充填位置に互い
に固定された角度の関係で保持し、なおかつ、結合手段
すなわちピン230とスリーブ69の周囲の回転を防止
する。ラッチ部材62の末端268に対するトリガー・
ワイヤー204の取付も、ヒンジ部材60と接続部材6
4の間の固定された角度の関係を、これらの部材が充填
位置にある時に、保持するようにするが、電流交換器6
8、スプリング・クリップ45、取付カップ・コンタク
ト26に依って励磁されるスプリング力、ヒューズホル
ダー50の重量、および取扱、輸送、設置、保守点検中
にヒューズホルダー50に加えられると思われる他の外
部力は非常に厳しいので、トリガー・ワイヤー204と
ラッチ部材62の間の接続を損ねる或いはワイヤー20
4を切断する恐れがある。このような場合、ヒンジ・ア
センブリーは早めに延長するので、ヒューズホルダー5
0は、使用中に作動しない、または既に設置してある場
合に、それが交換可能な安全器取付台との噛み合いから
外れる恐れがある。
【0075】ここで図16,25,32を見ると、ピン
290はラッチ・プレート部材66の口径284を経由
して置かれていて且つ電流交換器68のサポートを与え
ている。電流交換器68は、好都合に、リン青銅、すな
わちスプリングとしての使用にも適している優れた導電
材料から作られている。電流交換器68は、ペアの脚2
92,293をU字形で形成している。スロット294
は、下部ショルダー295が形成される脚293の中間
点に脚292の1端から延長している。最も効果的に図
32に図示されているように、脚293とショルダー2
95はセグメント296を形成している。電流交換器6
8はヒューズ・ボディ52の下部キャップ180とヒン
ジ部材60の間で電流を導通する手段を具備している。
図16と25に図示されているように、脚292,29
3は、ラッチ・プレート部材66の間に広がっていて、
なおかつラッチ・プレート部材66から突き出ているピ
ン290の上に図16に図示されているように支えられ
ている。接続セグメント296は電気的に下端キャップ
180と噛み合っているが、電流交換器68の末端29
8は、ヒンジ部材60の脚256の末端258に依って
形成されるショルダーと、最も効果的に図16に図示さ
れているように、電気的に噛み合っている。
【0076】更に図16を見ると、電流交換器68はピ
ン230の周囲に置かれている。ヒューズ・ボディ52
とヒンジ60の間で噛み合わされる時に、電流交換器6
8は、スプリングとして作動し、なおかつ、ヒンジ部材
60がその延長位置に向けて回転して、ヒューズホルダ
ー50が交換可能な安全器取付台10との噛み合いから
外れるように支援する、約12インチ・ポンドのトルク
をヒンジ60とヒューズ・ボディ52の間に与える。
【0077】限流ヒューズホルダー50を交換可能な安
全器取付台10に取り付けることと下部キャップとヒン
ジ・アセンブリー58の動作については、図1,17,
33−35に最も効果的に説明されている。まず図33
を見ると、ヒューズホルダー50は、ヒンジ部材60と
接続部材64がそれらの収縮と充填位置にあり且つラッ
チとラッチ・プレート部材62,66が交換可能な安全
器取付台10の取付の最初の段階でラッチされた状態で
図示されている。そのようにラッチされると、ヒューズ
ホルダー50はその延長位置にくる。この位置で、15
KV定格の交換可能な安全器取付台10に取り付けるヒ
ューズホルダー50は、12インチ以下および好ましく
は11−9/16インチの全長D7 (図33に図示され
ている)になるべきである。27KV定格の交換可能な
安全器取付台10に取り付けるヒューズホルダー50
は、15−3/8インチ以下および好ましくは14−1
5/16インチの全長D7 (図33に図示されている)
になるべきである。
【0078】ヒューズホルダー50を取り付けるため
に、架線作業者または他の電気事業の技術者は“ホット
・スティック”またはキー・ウェイ280に挿入される
他の絶縁工具を用いてラッチ・プレート66でヒューズ
ホルダー50を持ち上げる。絶縁工具を用いて、ヒンジ
60のトラニオン246は交換可能な安全器取付台10
のハンガー・アーム36に吊るされるので、トラニオン
の軸247はUリンク21のセンター23を通る。取付
を終了すると、架線作業者は、いまプル・リング132
を経由してフックで止められている絶縁工具を用いてト
ラニオン246の周囲にヒューズホルダー50を回転す
る。
【0079】ここで図1を見ると、絶縁工具を用いてプ
ル・リング132に向けて押すと、ヒューズホルダー5
0の上部キャップ・アセンブリー54は交換可能な安全
器取付台10の上部ターミナル・アセンブリー16と噛
み合い、上部ターミナル・アセンブリー16のロード・
ブレーク・フック・ガイド・アーム24はヒューズホル
ダー50をガイドするので、トップ・コンタクト56は
カップ・コンタクト26と噛み合う。そのように取り付
けられている時に、ヒンジ固定手段はそのコックまたは
収縮位置にあり、なおかつ、電流は、上部ターミナル1
6からヒューズホルダー50を経由して下部ターミナル
・アセンブリーに、下端キャップ180、電流交換器6
8、ヒンジ部材60、下部ターミナル・アセンブリー1
8の取付ヒンジ35の導通スプリング・クリップ45を
用いて導通される。
【0080】ここで図13と17を見ると、限流ヒュー
ズホルダー50が予め設定された大きさと周期の過電流
を感知すると、溶融エレメント78または80が溶断し
て開く。この状態になると直ちに、過電流は、ヒューズ
ホルダー50から下端キャップ180に補助ワイヤー1
20とトリガー・ワイヤー204とスパーク・ギャップ
210を経由して図13に図示されているように導通さ
れる。ニクロム・トリガー・ワイヤー204は高抵抗と
高いI2 R熱量を備えていて、ギャップ210を横断す
るアークに依って生成される熱でトリガー・ワイヤー2
04を切断するので、ラッチ部材62をトリガー・ワイ
ヤー204に依る拘束から開放して自由にする開放手段
として作動する。この状態になると、ラッチ部材62
は、ワイヤー204に依る下端キャップ180との接触
から離されて、スプリング63に依って加えられるスプ
リング力のために図1に描かれているように反時計方向
にピン252の周囲に回転する傾向を示す。図17は、
トリガー・ワイヤー204が切断された直後に、ラッチ
部材62が下端キャップ80から回転して離れた後のラ
ッチ部材62を示している。
【0081】ここで図34と35を見ると、ヒューズホ
ルダー50の重量および交換可能な安全器取付台10の
トップ・ターミナル・アセンブリー16と導通スプリン
グ・クリップ45に依ってそこに加えられる力および電
流交換器68のスプリング力は、下部キャップとヒンジ
・アセンブリー58がピン230の周囲で延長位置に移
動を開始させ、なおかつ、図34に図示されているよう
に、ヒューズ・ボディ52の上部キャップ・アセンブリ
ー54がトップ・ターミナル・アセンブリー16と噛み
合いから外れるようにする。この状態になると、ヒュー
ズ・ボディ52と下部キャップとヒンジ・アセンブリー
58は、図35に図示されているように、ヒューズホル
ダー50がドロップアウト位置に達して且つ交換可能な
安全器10のバンガー・アーム36に静止するまで、図
34に描かれているように反時計方向トラニオン246
の周囲で回転を開始する。
【0082】この機械的に作動される非放出性ドロップ
アウト・メカニズムから生じるドロップアウト位置は、
明確で特に良く見える表示で、架線作業者にヒューズが
作動したことを知らせる。メカニズムは、時々以前は、
信頼性が低いことを示していた火薬または他の爆発性充
填物を用いていない。そのうえ、ヒューズホルダー50
を予め設定された大きさの過電流の発生に基づいて交換
可能な安全器取付台10との噛み合いから外すことに依
って、電圧ストレスは従って作動されるヒューズから取
り除かれる。この電圧ストレスは、ヒューズホルダー5
0の外面に沿うトラッキングを事実上導き、最終的にフ
ラッシュオーバーを交換可能な安全器取付台10の上部
と下部のターミナル・アセンブリー16と18の間に発
生する恐れがある。
【0083】本発明の代替実施態様は、図36−39に
開示されていて、なおかつ、従来の交換可能な安全器取
付台10に組み込むためにサイズが定められている改善
された限流ヒューズと限流ヒューズホルダーを導く更な
る特徴を具備している。これらの実施態様は既に図示さ
れ説明された数多くの同じエレメントを具備している。
そこで、類似のエレメントが図示されている場合、同じ
参照数字が用いられる。
【0084】ここで図36を見ると、ヒューズ・チュー
ブ・ボディ70とスパイダー76と大電流溶融エレメン
ト78を一般的に具備する限流ヒューズ350が図示さ
れている。溶融エレメント78は前述のリボン90と構
造的に同じであるシルバー・リボン351を具備してい
る。リボン351は図2と3で図示されているリボン9
0を引用して前述のようにスパイダー76の周囲に螺旋
状に巻かれていて、1つのこのような巻線湾曲部360
が図36に描かれている。図2と3に描かれている実施
態様と対照的に、しかし、リボン・エレメント351は
“V”字形セグメント354を近くのスパイダー・アー
ム100の間に含めるために星形のようなパターン35
2のスパイダー76の周囲に巻かれる。縮小部92は、
最も内側のポイント356とエレメント支持面102の
間で実質的に等距離の位置で“V”字形部354の最も
内側のポイント356の各々側面に置かれる。このリボ
ン・エレメント351の星形巻線パターン352は、エ
レメント巻線の各々湾曲部360が最大限に使用可能な
長さを達成し且つ最も効率的にシリンダー状のヒューズ
・チューブ70の内部で使用できる容積を活用できるよ
うにする。更に、この星形巻線パターン352は、最も
大きいフルグライトの部分がヒューズ350の内部でよ
り中心に置かれる位置で形成される。これは、巻線の最
外部(アーム100のエレメント支持面102と接触す
る部分)がヒューズ・チューブ70の壁の近くに位置決
めされることを可能にし、なおかつ、他に達成可能な方
式より太い直径のエレメント巻線を可能にするので、再
び巻線の湾曲部360にエレメント78に関して長い長
さを可能にする。これらの特徴は、与えられたアプリケ
ーションに要求されるエレメント78の全長に対して他
に考えられる方式より小形の限流ヒューズ・ボディ52
の構造を可能にすることを支援する。このヒューズ・ハ
ウジング容積の活用に於いて高められた効果は大きい電
流または電圧あるいはその両方の定格のヒューズに特に
望まれる、何故ならば、このような大きい定格のヒュー
ズに要求される容積は、ヒューズ・ボディ52の長さま
たは直径を増加せずに、好都合に巻かれるエレメントの
使用から得られるより高い割合で増加するからである。
縮小部92を“V”字形部354の上に位置決めする
と、リボン351の最長燃焼アームセグメントをヒュー
ズ・チューブ70から且つスバイダー76の支持面10
2から更に隔てることができる。前述のように、これは
更に好ましい安定した限流ヒューズの動作を導くことに
なる。
【0085】“V”字形部354と星形パターン352
は、スパイダー・アーム100の間の356で適切に押
し下げられる位置にリボン351を押して一時的に保持
する手段を用いてスパイダー76の周囲に手または機械
に依ってリボン・エレメント351を巻き付けて達成さ
れることができる。代わりに、星形パターン352は、
リボン351がポイント356で押し下げられた位置に
保持されることを可能にする、中間支持面(図示されて
いない)をスパイダー76の上に含めることに依って達
成されることができる。星形パターン巻線352を達成
する好まれる方法はエレメントを予め過大に形成するの
で、過大に形成されたエレメントがスパイダーの上に適
切に位置決めされる時に、エレメントは星形パターン3
52に自己方法される。
【0086】発明の別の代替実施態様が図37に図示さ
れている。図示されているように、限流ヒューズ370
は、スパイダー76を収容するヒューズ・チューブ70
と前述の支持面102のスパイダー76の周囲に巻かれ
ているリボン・エレメント90を一般的に具備してい
る。砂82は、これらのエレメントとヒューズ・チュー
ブ70の間の空隙を埋めている。この実施態様の場合、
リボン・エレメント90は、支持面102から空間が開
けられていて、なおかつ、カラム372,374,37
6のように、ヒューズの軸51と実質的に平行するカラ
ムに配置されている縮小部92を具備している。リボン
・エレメント90は隣接するリボン・セグメント378
と380を具備している。リボン・セグメント378の
縮小部92は、リボン・セグメント380の縮小部92
から、ヒューズの軸51と実質的に垂直の方向に、カラ
ム372と374の間およびカラム374と376の間
の距離に等しい距離だけオフセットされる。当業者に理
解されるように、このオフセットまたは隣接する湾曲部
の縮小部92の間の食い違わされる関係を達成するため
に、そのまま希望される分離を縮小部92とスパイダー
支持面102の間で保持するが、縮小部92はリボン9
0の長さ方向に沿って均一に空間が開けられて離れな
い。
【0087】簡単に図38を見ると、縮小部92の同じ
食い違い或いは別の位置決め方式が、図38に図示され
ている限流ヒューズ390のように、大電流定格を備え
ていて且つ平行リボン・エレメントを要求する限流ヒュ
ーズに用いられることができる。ヒューズ390は平行
に電気的に接続されているリボン・エレメント392,
394を具備している。リボン・エレメント392,3
94は、各々、平行エレメントの縮小部92から且つエ
レメントの隣接する湾曲部の最も近いリボン・エレメン
トの縮小部92から、前述の項目で説明された状態でオ
フセットされる縮小部92を具備している。エレメント
392,394(図38)とエレメント378,380
(図37)の隣接する湾曲部の縮小部92の食い違い或
いはオフセットも図36に描かれている星形巻線パター
ン352と組み合わされることもできる。
【0088】再び図37を見ると、この縮小部92のオ
フセットまたは別の位置決めは、エレメント90の任意
の1つの湾曲部で生成するフルグライトの最外部の突き
出し部を、最も効果的に図39に図示されているよう
に、隣接する湾曲部に生成するフルグライトの最も狭い
部分の近くに位置決めする。ここで図37と39を見る
と、フルグライト・セグメント400と402は、それ
らが、ヒューズ370が作動して大きい異常電流を除去
した後に存在すると思われるようにして図示されてい
る。フラグライト・セグメント400は、いま蒸発され
たリボン・エレメント378に沿って形成されて図示さ
れている。同様に、フラグライト・セグメント402は
リボン・エレメント380に依って既に占有されていた
空間に形成される。リボン・エレメント378と380
の縮小部92は大きい異常電流を除去するように作動し
た後にヒューズ370に存在しないと思われるが、縮小
部92の前者の位置は図39に於いて、位置404,4
06,408に一般的に図示されている。図示されてい
るように、フラグライト・セグメント400,402は
位置404,406,408の近くの部分で最も大きく
なる。これは、各々、フラグライト・セグメント400
と402の隣接する表面410に沿うように、フラグラ
イト・セグメント400,402の長さ方向に沿って突
伏を生成する。図示されているように、表面410はフ
ルグライト面412に形成される凹み部416と一般的
に類似の形状をしている延長面414を具備している。
このように、隣接するフルグライト・セグメント400
と402の間の最小限の分離が表面410と412の間
に保持される。この縮小部92の食い違い或いはオフセ
ットされる構造は、隣接するエレメント湾曲部を形成す
るフルグライトの“場”を提供する。フルグライトが形
成時に場を設定することを要求することに依って、リボ
ン・エレメント90(および図38の平行巻線のケース
392と394)は隣接する湾曲部の間で最小限許容可
能な分離でスパイダー76の周囲に巻き付けられること
ができる。リボン・エレメントの隣接する湾曲部の近い
位置決めの結果、ヒューズ370と390は、通常の限
流ヒューズより短く作られることができ(短いか或いは
細い直径または両方の状態で)且つ交換可能な安全器取
付台10に使用するために設計された本発明のヒューズ
ホルダー50に用いられることもできる。
【0089】本発明の好まれる実施態様が図示され説明
されてきたが、その変更は、発明の精神から逸脱せずに
当業者に依って行われることができる。ここで説明され
た実施態様は代表的なものだけであり且つ限定的なもの
でない。システムと装置の数多くの変形と変更が可能で
あり且つ発明の範囲に入っている。従って、保護の範囲
は、前述の説明に依って限定されないが、特許請求の範
囲の内容の全ての同じ内容を含めた範囲に順じる特許請
求の範囲に依って限定されるだけである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の限流ドロップアウト・ヒューズホルダ
ーがそこに取り付けられている通常の交換可能な安全器
取付台の側面図である。
【図2】ヒューズ・ボディ、上部と下部のキャップ・ア
センブリー、その大電流溶融エレメントと小電流溶融エ
レメントがそこに組み込まれている限流ヒューズの断面
図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う本発明の限流ヒュー
ズとヒューズ・ボディの断面図である。
【図4】本発明のヒューズホルダーの上部キャップ・ア
センブリーの分解図である。
【図5】ヒューズ・ボディの上に組み込まれている図4
の上部キャップ・アセンブリーの部分断面図である。
【図6】図5の上部キャップ・アセンブリーの平面図で
ある。
【図7】ヒューズの上部エレメント終端部材の平面図で
ある。
【図8】図7に図示されている上部エレメント終端部材
の側面図である。
【図9】上部キャップ・アセンブリーの支柱の平面図で
ある。
【図10】図9に図示されている支柱の側面図である。
【図11】上部キャップ・アセンブリーの上端キャップ
の平面図である。
【図12】図11に図示されている上端キャップの側面
図である。
【図13】ヒューズ・ボディに取り付けられている下部
キャップ・アセンブリーの部分側面図である。
【図14】下部キャップ・アセンブリーの下部エレメン
ト終端部材の底面図である。
【図15】図14に図示されている下部エレメント終端
部材の側面図である。
【図16】ラッチ位置にあり且つ交換可能な安全器取付
台に取り付けられている下部キャップとヒンジ・アセン
ブリーに関する、部分的な断面に於ける、側面図であ
る。
【図17】非ラッチ位置に図示されている下部キャップ
とヒンジ・アセンブリーの端面図である。
【図18】本発明のヒンジのためのスリーブの側面図で
ある。
【図19】図18に図示されているスリーブの端面図で
ある。
【図20】ヒンジの接続部材の側面図である。
【図21】図20に図示されている接続部材の平面図で
ある。
【図22】ヒンジ部材の正面図である。
【図23】図22に図示されているヒンジ部材の底面図
である。
【図24】図22に図示されているヒンジ部材の側面図
である。
【図25】図18に図示されているスリーブに依って図
20に図示されている接続部材に支えられているヒンジ
部材の部分正面図である。
【図26】ラッチ部材の平面図である。
【図27】図26に図示されているラッチ部材の側面図
である。
【図28】図26に図示されているラッチ部材の1つ端
面図である。
【図29】図26に図示されているラッチ部材の他の端
面図である。
【図30】ラッチ・プレート部材の側面図である。
【図31】図30のラッチ・プレート部材の端面図であ
る。
【図32】電流交換器の透視図である。
【図33】ヒンジ・ジョイントがその収縮とラッチ位置
にある、その下部の延長位置のヒューズホルダーの部分
側面図である。
【図34】ヒンジ・アセンブリーのラッチが解除されて
いて且つヒンジ・ジョイントの周囲で傾けられている、
収縮位置に於けるヒューズホルダーの側面図である。
【図35】図34に図示されているようにヒンジ傾斜後
の且つ交換可能な安全器取付台の内部に於けるヒューズ
ホルダーの回転後の位置のヒューズホルダーの側面図で
ある。
【図36】限流ヒューズとヒューズホルダーの代替実施
態様の断面図である。
【図37】食い違わされた或いは代わりに位置決めされ
狭められた部分がヒューズ・エレメントに形成されてい
る限流ヒューズとヒューズホルダーの別の代替実施態様
の部分断面図である。
【図38】ヒューズホルダーに組み込まれている限流ヒ
ューズが平行するヒューズ・エレメントを具備してい
て、エレメントが食い違わされた或いは代わりに位置決
めされた狭められた部分を具備している、ヒューズホル
ダーの部分断面図である。
【図39】フルグライトが限流ヒューズ・エレメントの
近くで拡大されている。図37の代替実施態様の側面図
である。
【符号の説明】
10…交換可能な安全器取付台 11…上部ターミナル・ブラケット 12…絶縁体 13…下部ターミナル・ブラケット 14…サポート・アーム 15…サポート・ブラケット 16…上部ターミナル・アセンブリー 17…ターミナル・サポート 18…下部ターミナル・アセンブリー 19…ターミナル・クランプ 20…リコイル・バー 21…Uリンク 23…センター 24…ロード・ブレーク・フック・ガイド・アーム 26…カップ・コンタクト 28…導電ストラップ 29…ターミナル・シャント 30…スプリング 31…口径(アパチャー) 32…調整ロッド 34…下部ターミナル・サポート部材 35…取付ヒンジ 36…ハンガー・アーム 39…ターミナル・クランプ 45…導通スプリング・クリップ 49…ファスナー 50…ヒューズホルダー 52…ヒューズ・ボディ 56…トップ・コンタクト 58…下部キャップとヒンジ・アセンブリー 60…ヒンジ部材 70…ヒューズ・チューブ 76…スパイダー 78…溶融エレメント 102…支持面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ラップ アメリカ合衆国,ウィスコンシン 53132, フランクリン,サウス フォーティーフォ ース ストリート 8506 (72)発明者 スティーブン ポール ジョンソン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14760, オーリーン,ウィンドフォール ロード ボックス 475,ルーラル デリバリー 1

Claims (66)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 限流ヒューズに於いて、 第1と第2の導電性末端キャップと縦軸を備えた絶縁ヒ
    ューズ・カートリッジと、 前記のカートリッジの内部で縦方向に配置されていて且
    つ前記の第1と第2の導電性末端キャップの間を延長す
    る非導電性サポートであって、前記の縦軸から放射状に
    突き出ている複数の支持面を備えた前記の非導電性サポ
    ートと、 複数の空間が開けられている縮小部を長さ方向に沿って
    備えている所定長のヒューズ・エレメントとを具備し、 前記ヒューズ・エレメントが前記の非導電性サポートに
    沿って巻かれていて且つ前記の縮小部の隣接部の間の位
    置で前記の支持面と噛み合う、限流ヒューズ。
  2. 【請求項2】 前記のヒューズ・エレメントが前記の第
    1導電性末端キャップから終端ポイントに延長する第1
    セグメントと前記の終端ポイントから前記の第2導電性
    末端キャップに延長する第2セグメントを具備する、請
    求項1に記載のヒューズ。
  3. 【請求項3】 前記の第1のセグメントがペアのリボン
    ・エレメントを電気的に並列に具備していて、 前記のリボンのペアは前記のサポートの周囲に湾曲部を
    形成する前記のサポートの周囲に巻かれていて、前記の
    ペアの各々が複数の空間が開けられている縮小部を備え
    ていて、 そこでは前記のリボンのペアの各々が前記の縮小部の隣
    接部の間の位置で前記のサポートの前記の支持面と噛み
    合う、請求項2に記載のヒューズ。
  4. 【請求項4】 前記の支持面が隣接する縮小部の間で実
    質的に中間の位置で前記の第1セグメントと噛み合う請
    求項1に記載のヒューズ。
  5. 【請求項5】 前記の縮小部がカラムで縦方向に並べら
    れている請求項1に記載のヒューズ。
  6. 【請求項6】 ヒューズ・エレメントが複数の湾曲部に
    於いて前記のサポートの周囲に巻かれていて、なおか
    つ、前記のエレメントの隣接する湾曲部の前記の縮小部
    がオフセットされている、請求項5に記載のヒューズ。
  7. 【請求項7】 前記の縮小部が、それらの中心に、前記
    のヒューズ・カートリッジの壁から少なくとも0.18
    インチの隙間を備えている請求項1に記載のヒューズ。
  8. 【請求項8】 前記の縮小部が、それらの中心に、前記
    のサポートの前記の支持面から少なくとも0.18イン
    チの隙間を備えている請求項1に記載のヒューズ。
  9. 【請求項9】 前記の非導電性サポートに依って支えら
    れる補助エレメントを更に具備していて、前記の補助エ
    レメントは第1と第2の末端を備えていて、そこでは前
    記の補助エレメントの前記の第1末端と前記のヒューズ
    ・エレメントの前記の第1セグメントは各々前記の第1
    導電性末端キャップと電気的に噛み合っている、請求項
    2に記載のヒューズ。
  10. 【請求項10】 前記の補助エレメントの前記の第2末
    端は前記のサポートに保持されている導電リセプタクル
    で終了していて、前記のリセプタクルはトリガー・ワイ
    ヤーと電気的に直列である、請求項9に記載のヒュー
    ズ。
  11. 【請求項11】 前記のトリガー・ワイヤーが前記の第
    2導電性末端キャップの口径に前記のヒューズ・カート
    リッジの外部から延長していて且つ前記の第2導電性末
    端キャップから絶縁されている請求項10に記載のヒュ
    ーズ。
  12. 【請求項12】 前記の第1導電性末端キャップと前記
    のサポートの間に配置されている第1終端部材を更に具
    備していて、そこでは前記のヒューズ・エレメントの前
    記の第1セグメントと前記の補助エレメントの前記の第
    1末端が前記の終端部材と各々電気的に直列である、請
    求項9に記載のヒューズ。
  13. 【請求項13】 前記の第1導電性末端キャップと前記
    の第1終端部材を取り付けるファスナーを更に具備して
    いて、前記のファスナーは、 ヘッドとシャンク部を備えていて、 そこでは前記の第1導電性末端キャップが前記のファス
    ナーの前記のヘッドを順に受ける前記の第1終端部材の
    上に浮き彫り部を受けるために浮き彫りコンタクトを具
    備している、請求項12に記載のヒューズ。
  14. 【請求項14】 前記の第1末端キャップの近くの前記
    のカートリッジの1つの末端に固定されているプル・リ
    ングを更に具備していて、そこでは前記の第1末端キャ
    ップがその間の回転を防止するために前記のプル・リン
    グの方形のロック末端を受容する方形の浮き彫りコンタ
    クトを具備している、請求項2に記載のヒューズ。
  15. 【請求項15】 前記の第1導電性末端キャップと前記
    の第1終端部材を取り付けるファスナーを更に具備して
    いて、前記のファスナーは砂を前記のカートリッジに入
    れるポートを具備している、請求項12に記載のヒュー
    ズ。
  16. 【請求項16】 前記のサポートの1端と前記の第2導
    電性末端キャップの間に配置されている第2終端部材を
    更に具備していて且つ前記のヒューズ・エレメントに電
    気的に接続する手段を備えている請求項12に記載のヒ
    ューズ。
  17. 【請求項17】 前記の第2終端部材が前記のサポート
    をヒューズ・カートリッジの内部の中心におくために浮
    き彫りの頂点を具備している請求項16に記載のヒュー
    ズ。
  18. 【請求項18】 前記の第2末端キャップが前記の第2
    終端部材の前記の浮き彫りの頂点を受けるために浮き彫
    り部を具備している請求項17に記載のヒューズ。
  19. 【請求項19】 限流ヒューズに於いて、 ボディと、 前記のボディの内部に配置されていて且つ空間が開けら
    れているサポート・アームを前記のアーム間の谷部と共
    に備えているスパイダーと、 前記のサポート・アームと接触する前記のスパイダーの
    上に配置されているヒューズ・エレメントであって、2
    つの前記のサポート・アームの間に配置されているセグ
    メントを具備していて且つそこでは前記のセグメントが
    前記のアーム間の前記の谷に向けて凹んでいる前記のヒ
    ューズ・エレメントを具備する、前記の限流ヒューズ。
  20. 【請求項20】 前記のヒューズ・エレメントが縮小部
    の構成を具備していて、なおかつ、 前記の構成の前記の縮小部が前記のサポート・アームと
    の接触から実質的に離れるために前記のスパイダーの周
    囲にランダムでない状態で配置されている、請求項19
    に記載のヒューズ。
  21. 【請求項21】 前記のヒューズ・エレメントの前記の
    凹みセグメントが前記の谷の内部に最も内側のポイント
    を具備していて、 そこでは前記の縮小部の1つが前記の最も内側のポイン
    トと前記のサポート・アームの1つの間で実質的に等距
    離に配置されている、請求項20に記載のヒューズ。
  22. 【請求項22】 前記のヒューズ・エレメントが複数の
    空間が開けられている湾曲部の前記のスパイダーの周囲
    に螺旋状に配置されていて、なおかつ、 前記のヒューズ・エレメントの前記の湾曲部の前記の縮
    小部がカラムに並べられている、請求項20に記載のヒ
    ューズ。
  23. 【請求項23】 前記のヒューズ・エレメントの前記の
    湾曲部の少なくとも1つの前記の縮小部が前記の湾曲部
    の隣接部の前記の縮小部からオフセットされている請求
    項22に記載のヒューズ。
  24. 【請求項24】 空間が開けられている最上部と最下部
    の取付アーム・アセンブリーを備えた業界基準の交換可
    能な安全器取付台に使用する限流ヒューズホルダーに於
    いて、 限流ヒューズ・ボディと、 前記のヒューズ・ボディの上に上部コンタクト・アセン
    ブリーと、 前記のヒューズ・ボディの上に下端コンタクト・アセン
    ブリーを具備していて、 前記のヒューズ・ボディと前記の上部と下部のコンタク
    ト・アセンブリーが交換可能な安全器取付台の取付アー
    ム・アセンブリーの間に配置されていて且つそれと噛み
    合っている、限流ヒューズホルダー。
  25. 【請求項25】 前記のヒューズ・ボディの前記の上部
    コンタクト・アセンブリーを交換可能な安全器取付台の
    最上部取付アーム・アセンブリーとの噛み合いから前記
    の限流ヒューズ・ボディの作動時に解除させる手段を更
    に具備している請求項24に記載のヒューズホルダー。
  26. 【請求項26】 前記の下部コンタクト・アセンブリー
    は交換可能な安全器取付台の最下部取付アーム・アセン
    ブリーと回転可能な状態で噛み合うヒンジ・アセンブリ
    ーを具備していて、なおかつ、 前記のヒンジ・アセンブリーは、前記のヒューズ・ボデ
    ィの前記の上部コンタクト・アセンブリーが交換可能な
    安全器取付台の最上部取付アーム・アセンブリーとの噛
    み合いから解除された後に、前記の限流ヒューズ・ボデ
    ィを支える、請求項25に記載のヒューズホルダー。
  27. 【請求項27】 前記の装置に爆発性の充填物がない請
    求項25に記載のヒューズホルダー。
  28. 【請求項28】 前記の限流ヒューズ・ボディは絶縁ヒ
    ューズ・チューブおよび限流ヒューズ・エレメントを前
    記のヒューズ・チューブに具備していて、なおかつ、 そこでは、前記のヒューズ・エレメントは、前記のヒュ
    ーズ・チューブの内部に配置されていて且つ第1の予め
    設定された大きさの電流の流れに反応して作動するよう
    に適応されている第1溶融エレメントと、前記のヒュー
    ズ・チューブの内部に配置されていて且つ前記の第1溶
    融エレメントと電気的に直列であり且つ第2の予め設定
    された大きさの電流の流れに反応して作動するように適
    応されている第2溶融エレメントを具備している、請求
    項24に記載のヒューズホルダー。
  29. 【請求項29】 前記のヒューズ・ボディの前記の上部
    コンタクト・アセンブリーを交換可能な安全器取付台の
    最上部取付アーム・アセンブリーとの噛み合いから前記
    の溶融エレメントの何れかの作動時に解除させる手段を
    更に具備していて請求項28に記載のヒューズホルダ
    ー。
  30. 【請求項30】 前記の下部コンタクト・アセンブリー
    が交換可能な安全器取付台の最下部取付アーム・アセン
    ブリーと回転可能な状態で噛み合うヒンジ・アセンブリ
    ーを具備していて、なおかつ、 前記のヒンジ・アセンブリーは、前記の上部コンタクト
    ・アセンブリーが交換可能な安全器取付台の最上部取付
    アーム・アセンブリーとの噛み合いから解除された後に
    前記のヒューズ・ボディを支える、請求項29に記載の
    ヒューズホルダー。
  31. 【請求項31】 前記のヒューズホルダーに爆発性の充
    填物がない請求項29に記載のヒューズホルダー。
  32. 【請求項32】 前記のヒューズ・ボディは全範囲限流
    ヒューズ・エレメントを具備している請求項24に記載
    のヒューズホルダー。
  33. 【請求項33】 導電性末端キャップを備えたヒューズ
    ・ボディに取り付けるためのコンタクトとヒンジ・アセ
    ンブリーであって、 導電性ヒンジ部材と、 第1末端が前記のヒンジ部材に回転可能な状態で接続さ
    れていて且つ第2末端がヒューズ・ボディに接続されて
    いる接続部材と、 前記のヒンジ部材と前記の接続部材を回転可能な状態で
    連結する結合手段と、 支持位置と非支持位置の間で回転できるラッチ部材であ
    って、前記のヒンジ部材に回転可能な状態で取り付けら
    れている第1末端および前記のラッチ部材が前記の支持
    位置に位置決めされる時にヒューズ・ボディを支えるた
    めに適応される第2末端を備えている前記のラッチ部材
    と、 予め設定された大きさの電流がヒューズ・ボディを経由
    して導通されるまで、前記のラッチ部材を前記の支持位
    置に保持する手段を具備する、前記のコンタクトとヒン
    ジ・アセンブリー。
  34. 【請求項34】 前記の保持手段がヒューズ・ボディか
    ら延長していて且つ前記のラッチ部材の前記の第2末端
    に取り付けられているワイヤーを具備する請求項33に
    記載のアセンブリー。
  35. 【請求項35】 前記のアセンブリーが前記のワイヤー
    とヒューズ・ボディの導電性末端キャップの間にスパー
    ク・ギャップを更に具備している請求項34に記載のア
    センブリー。
  36. 【請求項36】 前記の保持手段が、 前記のラッチ部材の上に形成されるラッチ面と、 前記のラッチ部材が前記の支持位置にある時に、ラッチ
    面が前記のラッチ部材の前記のラッチ面と噛み合う前記
    の接続部材に接続されるラッチ・プレートを更に具備す
    る。請求項34に記載のアセンブリー。
  37. 【請求項37】 前記のラッチ部材が前記の支持位置に
    ある時に末端キャップと前記のヒンジ部材の間に電流を
    導通するために、なおかつ、前記のラッチ部材が前記の
    支持位置から回転して離れる時に前記のヒンジ部材と前
    記の接続部材を片寄せして且つ前記の部材を前記の結合
    手段の周囲に回転させるために、第1末端が前記のヒン
    ジ部材と電気的に噛み合い且つ第2末端がヒューズ・ボ
    ディの導電性末端キャップと電気的に噛み合う導電性ス
    プリング部材を更に具備する請求項33に記載のアセン
    ブリー。
  38. 【請求項38】 前記のラッチ部材を前記の支持位置か
    ら離して片寄せするために前記のラッチ部材と前記のヒ
    ンジ部材の間に配置されるスプリング手段を更に具備す
    る請求項33に記載のアセンブリー。
  39. 【請求項39】 ドロップアウト・スタイル・ヒューズ
    ホルダーに於いて、 第1と第2の導通ターミナルを前記のボディの上に具備
    するヒューズ・ボディと、 前記の第1と第2のターミナルの間で前記のボディの内
    部に配置されているヒューズ・エレメントと、 前記のヒューズ・ボディに接続されていて且つ収縮と延
    長位置の間で動くことができるヒンジ・アセンブリー
    と、 前記のヒンジ・アセンブリーを前記の収縮位置に前記の
    ヒューズ・エレメントの作動まで保持するために、前記
    のヒューズ・ボディから延長していて且つ前記のヒンジ
    ・アセンブリーに取り付けられているトリガー・ワイヤ
    ーを具備する前記のドロップアウト・スタイル・ヒュー
    ズホルダー。
  40. 【請求項40】 前記のワイヤーを前記のヒューズ・エ
    レメントの作動時に切断する手段を更に具備する請求項
    39に記載のヒューズホルダー。
  41. 【請求項41】 前記のヒンジ・アセンブリーを前記の
    収縮位置から前記の延長位置に、前記のワイヤーが前記
    の切断手段に依って切断される時に、片寄せする手段を
    更に具備する請求項40に記載のヒューズホルダー。
  42. 【請求項42】 前記の切断手段が前記のワイヤーと前
    記の第2ターミナルの間に形成されるスパーク・ギャッ
    プを具備する請求項40に記載のヒューズホルダー。
  43. 【請求項43】 前記の切断手段が補助ヒューズ・エレ
    メントを前記の第1ターミナルと前記のトリガー・ワイ
    ヤーの間に電気的に接続される前記のヒューズ・ボディ
    に更に具備する請求項42に記載のヒューズホルダー。
  44. 【請求項44】 前記の片寄せ手段が電流を前記のヒュ
    ーズ・ボディから前記のヒンジ・アセンブリーに導通す
    るためにスプリング部材を具備する請求項41に記載の
    ヒューズホルダー。
  45. 【請求項45】 前記のヒンジ・アセンブリーが、 前記のヒューズ・ボディに取り付けられている接続部材
    と、 前記の接続部材に回転可能な状態で接続されているヒン
    ジ部材と、 前記のヒンジ部材と前記の接続部材を、前記のヒンジ部
    材が前記の収縮位置にある時に、互いに第1の角度の位
    置に保持する手段を具備する、請求項39に記載のヒュ
    ーズホルダー。
  46. 【請求項46】 前記の保持手段が、 前記のヒンジ部材に回転可能な状態で取り付けられてい
    るラッチ部材と、 前記のトリガー・ワイヤーを前記のラッチ部材に接続す
    る手段を具備する、請求項45に記載のヒューズホルダ
    ー。
  47. 【請求項47】 前記のトリガー・ワイヤーを前記のラ
    ッチ部材から前記のヒューズ・エレメントの作動時に切
    断するための手段を更に具備する請求項46に記載のヒ
    ューズホルダー。
  48. 【請求項48】 前記のヒンジ・アセンブリーが、前記
    のトリガー・ワイヤーが前記の切断手段に依って切断さ
    れた時に、前記の回転可能なラッチ部材を前記のヒュー
    ズ・ボディから片寄せする手段を更に具備する、請求項
    47に記載のヒューズホルダー。
  49. 【請求項49】 前記のヒンジ・アセンブリーが前記の
    ヒンジ部材と前記の接続部材を第2の相対的な角度の位
    置に前記のヒューズ・エレメントの作動時に片寄せする
    手段を更に具備する請求項45に記載のヒューズホルダ
    ー。
  50. 【請求項50】 前記の片寄せ手段が電流を前記のヒュ
    ーズ・ボディから前記のヒンジ部材に導通するための導
    電性スプリング部材を具備する請求項49に記載のヒュ
    ーズホルダー。
  51. 【請求項51】 前記のヒンジ・アセンブリーがラッチ
    ・プレートを更に具備し且つ前記の保持手段がラッチ面
    を前記の回転可能なラッチ部材の上に更に具備してい
    て、前記のラッチ・プレートは前記のラッチ部材が前記
    のトリガー・ワイヤーに接続される時に前記のラッチ部
    材の上に前記のラッチ面と噛み合う、請求項46に記載
    のヒューズホルダー。
  52. 【請求項52】 前記のヒューズ・エレメントは、第1
    の予め設定された大きさの前記の導通ターミナルの間の
    電流の流れに反応して作動するように適応される第1溶
    融エレメントと、第2の予め設定された大きさの前記の
    導通ターミナルの間の電流の流れに反応して作動するよ
    うに適応される第2溶融エレメントを具備している、請
    求項39に記載のヒューズホルダー。
  53. 【請求項53】 ヒューズホルダーのためのキャップ・
    アセンブリーであって、その間に形成される口径を備え
    た末端キャップと、 前記の末端キャップの前記口径と並んでいる穴を備えた
    導通コンタクトと、 前記の末端キャップの前記の口径を経由して前記のコン
    タクトの前記の穴に向けて配置されているシャンク部
    を、前記の末端キャップと前記のコンタクトを取り付け
    るために備えている導通支柱であって、そこを経由して
    縦方向の通路を備えている前記の支柱を具備する、前記
    のヒューズホルダーのための末端アセンブリー。
  54. 【請求項54】 保持される末端が前記のコンタクトと
    前記の末端キャップの間に配置されているプル・リング
    を更に具備する請求項53に記載のキャップ・アセンブ
    リー。
  55. 【請求項55】 前記の末端キャップが角張った形状を
    している突起部を具備し、前記の口径が前記の突起を経
    由して形成され、前記のプル・リングの前記の保持され
    る末端がそこで前記の末端キャップの前記の突起部を受
    ける形状にされている開口部を具備している、請求項5
    4に記載のキャップ・アセンブリー。
  56. 【請求項56】 ヒューズホルダーのためのコンタクト
    ・アセンブリーであって、 第1口径がそこを経由して形成されるヒューズ・エレメ
    ント終端部材と、 第2口径がそこを経由して形成され且つ前記の終端部材
    の前記の第1口径と並んでいる末端キャップと、 相対的な回転を前記の終端部材と前記の末端キャップの
    間で防止する手段を具備する、前記のヒューズホルダー
    のためのコンタクト・アセンブリー。
  57. 【請求項57】 穴が前記の第1と第2の口径と並んで
    いるコンタクトと、 前記の第1と第2の口径を経由して前記のコンタクトの
    前記の穴に配置されている支柱を更に具備する請求項5
    6に記載のコンタクト・アセンブリー。
  58. 【請求項58】 前記の回転防止手段が、 第1突起部を前記の末端キャップの上に且つ第1凹み部
    を前記の第1突起部の下に、 第2突起部を前記の終端部材の上に且つ第2凹み部を前
    記の第2突起部の下に具備していて、前記の第2突起部
    は前記の第1凹み部の内部に配置されていて、 ヘッドを前記の第2凹み部の内部に配置されている前記
    の支柱の上に具備する、請求項57に記載のコンタクト
    ・アセンブリー。
  59. 【請求項59】 保持される末端が前記のコンタクトと
    前記の末端キャップの間に置かれるプル・リングを更に
    具備する請求項58に記載のコンタクト・アセンブリ
    ー。
  60. 【請求項60】 前記のプル・リングの前記の保持され
    る末端が前記の末端キャップの前記の第1突起部を受け
    て噛み合い且つ相対的な回転を前記の末端キャップと前
    記のプル・リングの間で防止するために口径を具備する
    請求項59に記載のコンタクト・アセンブリー。
  61. 【請求項61】 前記の防止手段が、 前記の末端キャップの上に形成される突起部であって、
    前記の末端キャップは前記の突起部の下に凹み部を且つ
    前記の突起部を経由して形成される口径を更に具備して
    いる、前記突起部と、 前記の終端部材の上に形成される突起部であって、前記
    の終端部材は前記の突起部の下に凹み部を且つ前記の突
    起部を経由して形成される口径を更に具備している、前
    記の突起部を具備していて、 そこでは、前記の終端部材の前記の突起部が前記の末端
    キャップの前記の凹み部の内部に組み込まれていて且つ
    前記の終端部材の回転を前記の末端キャップに対して防
    止するように適応される、請求項56に記載のコンタク
    ト・アセンブリー。
  62. 【請求項62】 シャンク部が前記の末端キャップと前
    記の終端部材の前記の口径を経由して配置されているフ
    ァスナーであって、なおかつ、ヘッド部が前記の終端部
    材の前記の凹みの内部に組み込まれていて且つ前記のフ
    ァスナーの回転を前記の終端部材に対して防止するよう
    に適応される、前記のファスナーを更に具備する請求項
    61に記載のキャップ・アセンブリー。
  63. 【請求項63】 前記のファスナーが前記のファスナー
    を経由して形成される通路を具備する請求項62に記載
    のキャップ・アセンブリー。
  64. 【請求項64】 穴が前記の末端キャップと前記の終端
    部材の前記の口径に、前記のファスナーの前記のシャン
    クを受けるために並んでいる接触部材を更に具備する請
    求項62に記載のキャップ・アセンブリー。
  65. 【請求項65】 更にプル・リング・アセンブリーを具
    備し、前記のプル・リング・アセンブリーは前記の末端
    キャップの前記の突起部の周囲に配置される部分を備え
    た保持される末端を具備していて、前記の保持される末
    端は前記の接触部材と前記の末端キャップの間に保持さ
    れる、請求項64に記載のキャップ・アセンブリー。
  66. 【請求項66】 前記のプル・リング・アセンブリーの
    前記の保持される末端が、前記の末端キャップの前記の
    突起部を受容するように適合される開口部を、前記の突
    起部が前記の開口部を経由して置かれる時に前記の末端
    キャップの回転を前記のプル・リングに対して防止する
    ために具備している、請求項65に記載のキャップ・ア
    センブリー。
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