JPH0619588U - 落し込み形食器収納装置 - Google Patents

落し込み形食器収納装置

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JPH0619588U
JPH0619588U JP793391U JP793391U JPH0619588U JP H0619588 U JPH0619588 U JP H0619588U JP 793391 U JP793391 U JP 793391U JP 793391 U JP793391 U JP 793391U JP H0619588 U JPH0619588 U JP H0619588U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の高さ寸法全体を食器収納に利用し、荷
重調整機構を簡潔,小形にするとともに、平衡させる荷
重が大きく変った場合にも容易に対応でき、しかも、積
重ねられた多数の食器への熱風の送風を充分に行うこと
ができる落し込み形食器収納装置を提供すること。 【構成】 上方開口の収納部7を有する本体ケース3
と、ガイドレール20に案内されて前記収納部7内を上
下動自在に設けられた食器受台10と、前記食器受台1
0を上方へ付勢する引張りばね30と、前記収納部7に
隔壁4を隔てて設けられ前記食器受台10上に載置され
た食器に熱風を送風する熱風機35と、を有する落し込
み形食器収納装置であって、前記引張りばね30は、前
記本体ケース3の上部に設けられたばね用ローラー25
を介して逆U字状に巻掛けられた複数個のコイル状ばね
からなり、前記熱風機35は、前記隔壁4の上下方向の
中部位置から下部位置にかけて設けられて前記収納部7
と連通した複数個の熱風送出口39を有して構成されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は収納部内を上下する食器受台を有し、食器受台上に重積された食器 の高さに関係なく最上段の食器が自動的に収納部開口に位置するように構成され た落し込み形食器収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、同種の食器を多数重積して収納するとともに、最上段の食器から順次取 出されて、整然と効率よく食器を供給できるようにした落し込み形食器収納装置 がある。
【0003】 このような落し込み形食器収納装置は、一般に、上方開口の収納部を有する本 体ケース内に、上下動自在に食器受台が設けられており、この食器受台がばねに より上方へ付勢されて、重積された食器の重量に対応して上下し、食器が取出さ れると食器の積重ねの高さに関係なく、常に最上段の食器が収納部開口に到来し て、釣り合って静止するように構成されていた。
【0004】 そして、食器受台の上方への付勢は、平板状に形成された食器受台と本体ケー ス底部との間に介装された圧縮コイルばねによるものと、箱状に形成された食器 受台の下部と本体ケース上部との間に介装された引張りばねによるものとがあっ た。(例えば、前者のものとしては特公昭48−26356号公報,後者のもの としては実開昭55−16050号公報がある。)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来構成の落し込み形食器収納装置においては、食器受台 の上下の移動距離とばねの収縮時の長さとが直列になるため、本体ケースの高さ は、ばねの収縮時の長さ分だけ有効に利用されないという問題があった。 例えば、前者の構成のものにあっては、最大量の食器が重積されたとき、最上段 の食器は収納部の開口にあり、食器受台は最下位置にあって、圧縮コイルばねは 食器受台下面と本体ケース底部との間に圧縮されている。従って、本体ケースの 高さは、圧縮された圧縮コイルばねの長さ分だけ不利用部分が生じる。 また、後者の構成のものにあっては、食器受台を引張りばねで懸吊支持するため 、食器受台上面が収納部開口にあるときにおいても、収縮した引張りばねの長さ 分だけの寸法が必要となる。そのため、一般には、収縮した引張りばねの長さだ け食器受台の厚みを大きくして、その下面と本体ケース上部との間に引張りばね が張設されていた。従って、食器が重積されて食器受台が最下位置にくると、食 器受台の縦寸法分だけ不利用部分が生じていた。
【0006】 そのため、収納できる食器の数量が制約され、また、装置が嵩高になるという 問題があった。
【0007】 更に、特公昭52−29063号公報には、揺動するレバーを有し、その自由 端側のプーリーに巻掛けられたケーブルで、プラットフォーム(食器受台に相当 )を昇降可能に支持するとともに、前記レバーにスプリングによる偏倚力を与え てプラットフォームの荷重を平衡させる荷重調整機構を側方に設けた自動高さ調 節式給仕装置が開示されている。
【0008】 しかし、この構成の装置においては、ケーブルによるプラットフォームの昇降 機構、および荷重調整機構が複雑化するとともに嵩高となり、装置が幅広になる という問題があった。
【0009】 また、特開昭54−110694号公報には、食器の収納部に隔壁を隔てて設 けられ、隔壁の上部と下部に穿設された貫通孔により収納部と連通された熱風機 を有する保温庫が開示されている。しかし、この保温庫においては、熱風送出の ための貫通孔が下部にのみ設けられているため、食器受台に多数の食器が積重ね られたとき、中,上位にある食器には充分に熱風が回らないおそれがあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記問題点を解決するためになされたものである、 上方開口の収納部を有する本体ケースと、ガイドレールに案内されて上記収納 部内を上下動自在に設けられた食器受台と、上記食器受台を上方へ付勢する引張 りばねと、上記収納部に隔壁を隔てて設けられ上記食器受台上に載置された食器 に熱風を送風する熱風機と、を有する落し込み形食器収納装置であって、上記引 張りばねは、上記本体ケースの上部に設けられたばね用ローラーを介して逆U字 状に巻掛けられた複数個のコイル状ばねからなり、上記熱風機は、上記隔壁の上 下方向の中部位置から下部位置にかけて設けられて上記収納部と連通した複数個 の熱風送出口を有することを特徴とする落し込み形食器収納装置である。
【0011】
【作用】
この考案は上記のように構成されたものであり、食器受台に所定量の食器が重 積されると、その荷重が引張りばねの付勢力に勝ち、食器受台は下降して収納部 底部の最下位置に到達し、最上段の食器は収納部開口に位置する。このとき、引 張りばねは、収納室側方において、ばね用ローラーを介してばね掛け片とばね掛 け部材との間で略逆U字状に伸張状態にあり、その引張力と食器受台の荷重とが 釣り合っている。
【0012】 食器受台上の食器が減じられると、食器の高さに等しい距離だけ食器受台が上 昇し、新しく最上段に位置する食器が収納部開口に到来し、荷重と引張りばねの 引張力とが釣り合って静止する。
【0013】 食器受台上の食器がなくなると、食器受台は収納部開口の最上位置に到来する 。このとき、引張りばねは、収納室の側方において、ばね用ローラーに巻掛けら れてばね掛け片とばね掛け部材との間で収縮状態となり、その引張力と食器受台 重量とは釣り合い状態にある。
【0014】 このように、引張りばねは、収納部の側方において、ばね用ローラに逆U字状 に巻掛けられ、収納部の高さ寸法にほぼ匹敵する範囲を伸縮して、食器受台の上 下移動を行うものである。
【0015】 そして、引張りばねの付勢力は、ばね掛け部材の位置により微調整でき、また 載置される食器の種類等が変って平衡させる荷重が大きく変った場合は、引張り ばねの個数の増減により対応を行うことができる。また、熱風機よりの熱風は、 隔壁の中部位置から下部位置にかけて収納部内に送出され、食器受台の上下移動 による食器の熱風浴の差を小さくすることができる。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0017】 図において1は落し込み形食器収納装置であり、本体ケース3および食器受台 10,ガイドレール20並びにばね用ローラー25,引張りばね30,熱風機3 5とから主に構成されている。
【0018】 本体ケース3は、内周面を断熱壁で形成した箱状体であり、所定の位置に設け られた隔壁4により、一側に上方が開口した収納部7および他側に機構部9が形 成され、収納部7の開口部を開閉自在に蓋6が蝶着されている。隔壁4には、所 定位置に後述する食器受台10の腕部材12,13の上下動のための1対のスリ ット5が設けられている。更には、隔壁4の上部には熱風機35への貫通孔38 が穿設されており、隔壁4の中央上部から下部にかけては、平行した多数の長孔 状の熱風送出口39が穿設されている。
【0019】 食器受台10は、食器45を載置する多孔板11と、多孔板11を支持する腕 部材12,13とから形成されている。多孔板11には、収納部7内において、 食器受台10の下方と上方との間の熱風流通のための多数の孔11aが穿設され ている。また、腕部材12,13の基端部12a,13aは、機構部9内に突出 するとともに、夫々に1対のガイドローラー15および1対の補助ローラー16 が回動自在に配設されており、更に、基端部12aにはばね掛け片14が延設さ れている。そして、腕部材12,13は収納部7内において、連結部材18によ り一体的に連結され、その上部に多孔板11が固着されている。
【0020】 ガイドレール20は、1対の異形C状断面の部材からなり、機構部9の隔壁4 に近接して対向状に配設されている。そして、その内壁立上り部においてガイド ローラー15を転動させて上下方向へ案内し、その折曲端縁において補助ローラ ー16を転動させて、多孔板11の水平状態を保持するように形成されている。 そして、食器受台10はガイドレール20に案内されて、収納部7内を水平状態 で上下動可能に形成されている。
【0021】 ばね用ローラー25は、実施例では並設された4個の環状凹入部を有する円筒 部材からなり、上記ばね掛け片14の上方に位置するように、そのローラー軸2 7が、ガイドレール15の上部に設けられた1対の軸受部28により回転自在に 支持されている。
【0022】 一方、機構部9の下部には突出片8が設けられており、この突出片8には、引 張りばね30の一端を係止するためのばね掛け部材31が、調整用ボルト32を 介して上下移動可能に配設されている。そして、実施例では4個の引張りばね3 0が、ばね用ローラー25の環状凹入部に夫々巻掛けられて、食器受台10のば ね掛け片14とばね掛け部材31との間に張設されている。この引張りばね30 の引張力は、ばね掛け片14とばね用ローラー25との間では上方に作用し、ば ね用ローラー25とばね掛け部材31との間では下方に作用しており、全体とし て食器受台10を上方へ付勢するように作用している。そして、この付勢力は、 引張りばねの線材の材質,太さ,コイル径,巻き数等により調整可能であり、張 設個数の増減によっても調整できる。更に、上記調整用ボルト32のねじ込み, ねじ戻しによって付勢力の微調整を行うことができる。
【0023】 熱風機35は、送風機36,ヒーター37,熱風機カバー40を有しており、 対向した1対のガイドレール20の間に配設されている。この送風機36は、そ の吸込口が隔壁4の上部の貫通孔38に連通され、貫通孔38より収納部7内の 空気を吸込んで、下方へ吐出するように形成されている。送風機36の下方には ヒーター37が配設されており、送風機36よりの空気を加熱して熱風機カバー 40により熱風送出口39へ導くように形成されている。そして、ヒータ37に より加熱された熱風は、収納部7とその中央上部から下部の間において連通した 熱風送出口39より送出され、更に、収納部7内を上部へ流過して貫通孔38に 至り、循環するように形成されている。
【0024】 尚、この考案は上述の説明および図例に制限されることなく、この考案の技術 的思想から逸脱しない範囲において、その実施態様を変更することができる。例 えば、蓋は脱着自在に構成してもよく、また、ばね用ローラーは左右対称形に配 設してもよい。更に、熱風機は殺菌温度と保温温度とに切換えできるように構成 することができる。
【0025】
【考案の効果】
この考案による落し込み形食器収納装置は以上のような構成よりなるものであ り、食器受台を付勢する引張りばねは、収納部の側方において、食器受台の上下 移動方向と並行してばね用ローラに逆U字状に巻掛けられ、収納部の高さ寸法に ほぼ匹敵する範囲を伸縮するので、装置の高さ寸法全体を食器収納のために利用 でき、同じ高さをもつ従来の装置に比し多量の食器を収納することができる。
【0026】 従って、カウンターレベルを揃えるような高さの制約がある場合において、特 に効果を発揮できるとともに、多量の食器を収納できる装置をコンパクトに構成 することができる。
【0027】 また、引張りばねの付勢力は、ばね掛け部材の位置により微調整できるととも に、載置される食器の種類等が変って平衡させる荷重が大きく変った場合でも、 引張りばねの個数の増減により容易に対応することができる。しかも、このよう な食器受台の付勢と荷重調整のための機構部が、簡潔にかつ小容積に構成でき、 装置内に食器の熱風消毒および保温のための熱風機の組込みを容易に行うことが できる。更に、熱風機よりの熱風は、隔壁の中部位置から下部位置にかけて収納 部内に送出され、食器受台の上下移動による食器の熱風浴の差を小さくすること ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の落し込み形食器収納装置の側面断面図
である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】同じく平面断面図である。
【図4】同じく最大量の食器収納時の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 落し込み形食器収納装置 3 本体ケース 10 食器受台 14 ばね掛け片 25 ばね用ローラー 30 引張りばね 31 ばね掛け部材 35 熱風機 39 熱風送出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口の収納部を有する本体ケース
    と、 ガイドレールに案内されて前記収納部内を上下動自在に
    設けられた食器受台と、 前記食器受台を上方へ付勢する引張りばねと、 前記収納部に隔壁を隔てて設けられ前記食器受台上に載
    置された食器に熱風を送風する熱風機と、を有する落し
    込み形食器収納装置であって、 前記引張りばねは、前記本体ケースの上部に設けられた
    ばね用ローラーを介して逆U字状に巻掛けられた複数個
    のコイル状ばねからなり、 前記熱風機は、前記隔壁の上下方向の中部位置から下部
    位置にかけて設けられて前記収納部と連通した複数個の
    熱風送出口を有することを特徴とする落し込み形食器収
    納装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070064A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇降式収納装置
KR101258480B1 (ko) * 2010-01-12 2013-04-26 오종찬 플라즈마 파이프절단기 배연장치

Cited By (3)

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JP2001070064A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇降式収納装置
JP4513144B2 (ja) * 1999-09-01 2010-07-28 パナソニック株式会社 昇降式収納装置
KR101258480B1 (ko) * 2010-01-12 2013-04-26 오종찬 플라즈마 파이프절단기 배연장치

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