JPH06195667A - 磁気ヘツド装置 - Google Patents
磁気ヘツド装置Info
- Publication number
- JPH06195667A JPH06195667A JP35683692A JP35683692A JPH06195667A JP H06195667 A JPH06195667 A JP H06195667A JP 35683692 A JP35683692 A JP 35683692A JP 35683692 A JP35683692 A JP 35683692A JP H06195667 A JPH06195667 A JP H06195667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- bimorph
- magnetic head
- bimorph plate
- head device
- Prior art date
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- Pending
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】第１及び第２の支持部材によつてヘツドチツプ
を支持し、ヘツドチツプを所定方向に変位駆動する磁気
ヘツド装置において、構成を一段と簡易化する。 【構成】第１及び第２の支持部材によつてヘツドチツプ
を支持する際に、第１の支持部材を電気機械変換素子に
よつて形成すると共に、第２の支持部材を弾性部材によ
つて形成することにより、複雑な構成の電気機械変換素
子を１枚だけ用いてヘツドチツプを変位駆動することが
でき、この分構成を簡易化することができる。
を支持し、ヘツドチツプを所定方向に変位駆動する磁気
ヘツド装置において、構成を一段と簡易化する。 【構成】第１及び第２の支持部材によつてヘツドチツプ
を支持する際に、第１の支持部材を電気機械変換素子に
よつて形成すると共に、第２の支持部材を弾性部材によ
つて形成することにより、複雑な構成の電気機械変換素
子を１枚だけ用いてヘツドチツプを変位駆動することが
でき、この分構成を簡易化することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘツド装置に関し、
特に電気機械変換素子（バイモルフ板）を用いた磁気ヘ
ツド装置に適用して好適なものである。
特に電気機械変換素子（バイモルフ板）を用いた磁気ヘ
ツド装置に適用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）
の回転ドラムに設けられた磁気ヘツド装置として、可変
速再生時に磁気ヘツドが記録トラツクに追従するように
なされたいわゆるＤＴ（dynamic tracking head)ヘツド
を用いたものがある（特開昭63-46616号公報）。
の回転ドラムに設けられた磁気ヘツド装置として、可変
速再生時に磁気ヘツドが記録トラツクに追従するように
なされたいわゆるＤＴ（dynamic tracking head)ヘツド
を用いたものがある（特開昭63-46616号公報）。
【０００３】すなわち図３に示すように、磁気ヘツド装
置１はヘツド基台２上にホルダ３及び５によつて電気機
械変換素子（以下これをバイモルフ板と呼ぶ）４の端部
が固定されており、さらにホルダ５及び７によつてバイ
モルフ板６の端部が固定されている。
置１はヘツド基台２上にホルダ３及び５によつて電気機
械変換素子（以下これをバイモルフ板と呼ぶ）４の端部
が固定されており、さらにホルダ５及び７によつてバイ
モルフ板６の端部が固定されている。
【０００４】バイモルフ板４及び６は、それぞれ２枚の
分極した圧電セラミツク（ジルコン酸チタン酸鉛等）を
チタン、ステンレス、リン青銅、カーボンフアイバ等か
らなる補強板を介し、エポキシ系接着材などで貼着して
構成されている。またバイモルフ板４及び６の先端部に
はカーボン部材８が固定されており、当該カーボン部材
８の先端部にはヘツドチツプ９が固定されている。
分極した圧電セラミツク（ジルコン酸チタン酸鉛等）を
チタン、ステンレス、リン青銅、カーボンフアイバ等か
らなる補強板を介し、エポキシ系接着材などで貼着して
構成されている。またバイモルフ板４及び６の先端部に
はカーボン部材８が固定されており、当該カーボン部材
８の先端部にはヘツドチツプ９が固定されている。
【０００５】従つてバイモルフ板４及び６それぞれに対
して設けられた駆動回路（図示せず）から当該バイモル
フ板４及び６にぞれぞれ駆動信号を送出することによ
り、当該バイモルフ板４及び６を駆動し、これによりバ
イモルフ板４及び６が当該駆動信号に応じて湾曲するこ
とによりヘツドチツプ９を矢印ａで示す方向又はこれと
は逆方向に変位させることができる。
して設けられた駆動回路（図示せず）から当該バイモル
フ板４及び６にぞれぞれ駆動信号を送出することによ
り、当該バイモルフ板４及び６を駆動し、これによりバ
イモルフ板４及び６が当該駆動信号に応じて湾曲するこ
とによりヘツドチツプ９を矢印ａで示す方向又はこれと
は逆方向に変位させることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の磁気
ヘツド装置においては、２つのバイモルフ板４及び６を
用いているため、それぞれに駆動回路を必要であると共
に、複雑な構成のバイモルフ板を２枚用いる分、磁気ヘ
ツド装置１の構成が複雑化することを避け得ない問題が
あつた。
ヘツド装置においては、２つのバイモルフ板４及び６を
用いているため、それぞれに駆動回路を必要であると共
に、複雑な構成のバイモルフ板を２枚用いる分、磁気ヘ
ツド装置１の構成が複雑化することを避け得ない問題が
あつた。
【０００７】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、一段と簡易な構成の磁気ヘツド装置を提案しようと
するものである。
で、一段と簡易な構成の磁気ヘツド装置を提案しようと
するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、第１及び第２の支持部材６、２１
によつてヘツドチツプ９を支持し、ヘツドチツプ９を所
定方向ａに変位駆動する磁気ヘツド装置２０において、
電気機械変換素子でなる第１の支持部材６と、弾性部材
でなる第２の支持部材２１とを備えるようにする。
め本発明においては、第１及び第２の支持部材６、２１
によつてヘツドチツプ９を支持し、ヘツドチツプ９を所
定方向ａに変位駆動する磁気ヘツド装置２０において、
電気機械変換素子でなる第１の支持部材６と、弾性部材
でなる第２の支持部材２１とを備えるようにする。
【０００９】また本発明においては、第２の支持部材２
１は、炭素系部材でなるようにする。
１は、炭素系部材でなるようにする。
【００１０】また本発明においては、第２の支持部材２
１は、セラミツクでなるようにする。
１は、セラミツクでなるようにする。
【００１１】
【作用】電気機械変換素子でなる第１の支持部材６及び
弾性部材でなる第２の支持部材２１によつてヘツドチツ
プ９を支持することにより、複雑な構成の電気機械変換
素子の数を削減することができる。
弾性部材でなる第２の支持部材２１によつてヘツドチツ
プ９を支持することにより、複雑な構成の電気機械変換
素子の数を削減することができる。
【００１２】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【００１３】図３との対応部分に同一符号を付して示す
図１において、磁気ヘツド装置２０はヘツドチツプ９を
支持する支持部材として、ホルダ５及び７によつて端部
を保持されたバイモルフ板６と、ホルダ３及び５によつ
て端部を保持された弾性部材２１によつてカーボン部材
８及びヘツドチツプ９が保持されている。
図１において、磁気ヘツド装置２０はヘツドチツプ９を
支持する支持部材として、ホルダ５及び７によつて端部
を保持されたバイモルフ板６と、ホルダ３及び５によつ
て端部を保持された弾性部材２１によつてカーボン部材
８及びヘツドチツプ９が保持されている。
【００１４】バイモルフ板６は三角形形状の板状部材で
なり、底辺側をホルダ５及び７によつて保持されている
と共に頂点側を遊端としてカーボン部材８を保持してい
る。また弾性部材２１は長方形形状の板状部材でなり、
長手方向の一端部をホルダ３及び５によつて保持されて
いると共に他端側を遊端としてカーボン部材８を保持し
ている。
なり、底辺側をホルダ５及び７によつて保持されている
と共に頂点側を遊端としてカーボン部材８を保持してい
る。また弾性部材２１は長方形形状の板状部材でなり、
長手方向の一端部をホルダ３及び５によつて保持されて
いると共に他端側を遊端としてカーボン部材８を保持し
ている。
【００１５】ここで図２に示すようにバイモルフ板６
（図２（Ａ））は、セラミツク粉末を焼結してなる圧電
セラミツク板３２及び３６（ジルコン酸チタン酸鉛等で
なる）を補強板３４（チタン、ステンレス、リン青銅、
カーボンフアイバ等でなる）を介してエポキシ系接着材
３３及び３５によつて接着してなり、さらに表面にそれ
ぞれれ銀焼付ペイント電極等の電極層３１及び３７を形
成してなる。このバイモルフ板６に対して電極層３１及
び３７を介して電圧Ｖを印加するための駆動回路（図示
せず）が設けられている。
（図２（Ａ））は、セラミツク粉末を焼結してなる圧電
セラミツク板３２及び３６（ジルコン酸チタン酸鉛等で
なる）を補強板３４（チタン、ステンレス、リン青銅、
カーボンフアイバ等でなる）を介してエポキシ系接着材
３３及び３５によつて接着してなり、さらに表面にそれ
ぞれれ銀焼付ペイント電極等の電極層３１及び３７を形
成してなる。このバイモルフ板６に対して電極層３１及
び３７を介して電圧Ｖを印加するための駆動回路（図示
せず）が設けられている。
【００１６】また図２（Ｂ）に示すように、弾性部材２
１はカーボン系材料（炭素繊維系材料）でなり、バイモ
ルフ板６の動きに対して充分な応答性を有している。
１はカーボン系材料（炭素繊維系材料）でなり、バイモ
ルフ板６の動きに対して充分な応答性を有している。
【００１７】以上の構成において、バイモルフ板６の電
極層３１及び３７から電圧を印加すると、バイモルフ板
６の圧電セラミツク板３２には伸び（又は縮み）が生じ
ると共に圧電セラミツク板３６には縮み（又は伸び）が
生じる。
極層３１及び３７から電圧を印加すると、バイモルフ板
６の圧電セラミツク板３２には伸び（又は縮み）が生じ
ると共に圧電セラミツク板３６には縮み（又は伸び）が
生じる。
【００１８】この結果バイモルフ板６が全体として湾曲
することにより、当該バイモルフ板６の先端部に固定さ
れたカーボン部材８及びヘツドチツプ９が矢印ａ（図
１）で示す方向又はこれとは逆方向に変位される。
することにより、当該バイモルフ板６の先端部に固定さ
れたカーボン部材８及びヘツドチツプ９が矢印ａ（図
１）で示す方向又はこれとは逆方向に変位される。
【００１９】このときバイモルフ板６に対してカーボン
部材８を介して結合されている弾性部材２１はバイモル
フ板６の動きに応じて湾曲する。この結果ヘツドチツプ
９は２つの支持部材（バイモルフ板６及び弾性部材２
１）によつて支持されながら、１つのバイモルフ板６を
駆動するだけでヘツドチツプ９を矢印ａ（図１）で示す
方向又はこれとは逆方向に変位させることができる。
部材８を介して結合されている弾性部材２１はバイモル
フ板６の動きに応じて湾曲する。この結果ヘツドチツプ
９は２つの支持部材（バイモルフ板６及び弾性部材２
１）によつて支持されながら、１つのバイモルフ板６を
駆動するだけでヘツドチツプ９を矢印ａ（図１）で示す
方向又はこれとは逆方向に変位させることができる。
【００２０】以上の構成によれば、バイモルフ板６及び
弾性部材２１によつてヘツドチツプ９を支持することに
より、圧電セラミツク板３２及び３６でなる複雑な構成
のバイモルフ板６を１枚だけ用いてヘツドチツプ９を変
位させることができる。
弾性部材２１によつてヘツドチツプ９を支持することに
より、圧電セラミツク板３２及び３６でなる複雑な構成
のバイモルフ板６を１枚だけ用いてヘツドチツプ９を変
位させることができる。
【００２１】また当該バイモルフ板６を１枚だけ用いる
ことにより、バイモルフ板を２枚用いた従来の場合に比
して、当該バイモルフ板を駆動するための駆動回路を削
減することができ、この分磁気ヘツド装置２０の構成を
簡易化することができる。
ことにより、バイモルフ板を２枚用いた従来の場合に比
して、当該バイモルフ板を駆動するための駆動回路を削
減することができ、この分磁気ヘツド装置２０の構成を
簡易化することができる。
【００２２】また弾性部材２１はカーボン系（炭素繊維
系）材料によつて形成されていることにより、バイモル
フ板６に比して剛性が高く、２枚のバイモルフ板を用い
た従来の場合に比して、印加電圧に対する応答速度を高
速化することができる。
系）材料によつて形成されていることにより、バイモル
フ板６に比して剛性が高く、２枚のバイモルフ板を用い
た従来の場合に比して、印加電圧に対する応答速度を高
速化することができる。
【００２３】なお上述の実施例においては、バイモルフ
板６の下部（矢印ａに対して逆方向）に弾性部材２１を
設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
バイモルフ板６及び弾性部材２１を上下入れ換える構成
としても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
板６の下部（矢印ａに対して逆方向）に弾性部材２１を
設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
バイモルフ板６及び弾性部材２１を上下入れ換える構成
としても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【００２４】また上述の実施例においては、弾性部材２
１としてカーボン系（炭素繊維系）材料を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らす、硬質樹脂、セ
ラミツク、ステンレス等、要はバイモルフ板６の動きに
応じて実用上充分に応答するような材料であれば良い。
１としてカーボン系（炭素繊維系）材料を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らす、硬質樹脂、セ
ラミツク、ステンレス等、要はバイモルフ板６の動きに
応じて実用上充分に応答するような材料であれば良い。
【００２５】さらに上述の実施例においては、長方形形
状の弾性部材２１を用いた場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、他の種々の形状のものを広く適用す
ることができる。
状の弾性部材２１を用いた場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、他の種々の形状のものを広く適用す
ることができる。
【００２６】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第１及び
第２の支持部材によつてヘツドチツプを支持する際に、
第１の支持部材を電気機械変換素子によつて形成すると
共に、第２の支持部材を弾性部材によつて形成すること
により、複雑な構成の電気機械変換素子を１枚だけ用い
てヘツドチツプを変位駆動することができ、この分一段
と簡易な構成の磁気ヘツド装置を実現できる。
第２の支持部材によつてヘツドチツプを支持する際に、
第１の支持部材を電気機械変換素子によつて形成すると
共に、第２の支持部材を弾性部材によつて形成すること
により、複雑な構成の電気機械変換素子を１枚だけ用い
てヘツドチツプを変位駆動することができ、この分一段
と簡易な構成の磁気ヘツド装置を実現できる。
【図１】本発明による磁気ヘツド装置の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明による磁気ヘツド装置のバイモルフ板及
び弾性部材の構成を示す略線図である。
び弾性部材の構成を示す略線図である。
【図３】従来の磁気ヘツド装置を示す斜視図である。
１、２０……磁気ヘツド装置、２……ヘツド基台、３、
５、７……ホルダ、４、６……バイモルフ板、８……カ
ーボン部材、９……ヘツドチツプ、２１……弾性部材。
５、７……ホルダ、４、６……バイモルフ板、８……カ
ーボン部材、９……ヘツドチツプ、２１……弾性部材。
Claims (3)
- 【請求項１】第１及び第２の支持部材によつてヘツドチ
ツプを支持し、上記ヘツドチツプを所定方向に変位駆動
する磁気ヘツド装置において、 電気機械変換素子でなる上記第１の支持部材と、 弾性部材でなる上記第２の支持部材とを具えることを特
徴とする磁気ヘツド装置。 - 【請求項２】上記第２の支持部材は、炭素系部材でなる
ことを特徴とする請求項１に記載の磁気ヘツド装置。 - 【請求項３】上記第２の支持部材は、セラミツクでなる
ことを特徴とする請求項１に記載の磁気ヘツド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35683692A JPH06195667A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 磁気ヘツド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35683692A JPH06195667A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 磁気ヘツド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06195667A true JPH06195667A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18451015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35683692A Pending JPH06195667A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 磁気ヘツド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06195667A (ja) |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP35683692A patent/JPH06195667A/ja active Pending
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