JPH0612640A - 記録再生装置におけるヘッド支持装置 - Google Patents

記録再生装置におけるヘッド支持装置

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JPH0612640A
JPH0612640A JP16718592A JP16718592A JPH0612640A JP H0612640 A JPH0612640 A JP H0612640A JP 16718592 A JP16718592 A JP 16718592A JP 16718592 A JP16718592 A JP 16718592A JP H0612640 A JPH0612640 A JP H0612640A
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JP
Japan
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recording
electro
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mechanical conversion
head
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Application number
JP16718592A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kori
俊之 郡
Nobukatsu Okuda
信克 奥田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気−機械変換素子上の磁気ヘッドを大きく
振らせるヘッド支持装置を提供する。 【構成】 電気−機械変換素子(101,102)の固
定端を低い剛性の材料(101,102)で挟み片持ち
支持する構成とすることにより、電気−機械変換素子
(101,102)の変位感度(μm/V)を上げる。
これにより、磁気ヘッドを大きく振らせることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドを駆動させる電
気−機械変換素子を有する記録再生装置に関し、特に特
殊再生時に使用する電気−機械変換素子の支持装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電素子等の電気−機械変換素子を用い
て、ノイズレスの特殊再生を行うには、磁気ヘッドをト
ラックの幅方向に駆動させることにより行なう方式が提
案されている。この方式は、記録トラックと再生時のヘ
ッド走査軌跡とのずれを補正して、スロー、スチル等の
特殊再生時にノイズレスの画像を得るものである。
【0003】即ち、可動ヘッドを用いれば記録時と同じ
テープ速度VNで再生を行うノーマル再生だけでなく、
テープを停止させた状態で走査するスチル再生、テープ
速度VNより遅いテープ速度で走査するスロー再生、テ
ープ速度VNより速いテープ速度で走査する倍速再生等
において、ノイズレス再生が可能になる。
【0004】図4は、上記した特殊再生時のヘッド走査
軌跡を示す図である。ノーマル再生時はテープ速度が記
録時と同じであるので、再生ヘッドのテープ上での走査
軌跡の傾き角θNは、図4の矢印402で示すように、
記録トラックTの傾き角θTと等しく、再生ヘッドは記
録トラック上を正しく走査する。401は磁気テープを
示す。
【0005】ところが、再生速度を記録時のテープ速度
Nとは変えた場合、例えばテープの移動方向が矢印4
05の方向で、3倍速であるとすれば、再生ヘッドのテ
ープ上での走査方向は矢印403で示す様になり、スチ
ル再生であれば、矢印404で示すようになり、その傾
き角は、それぞれθ3、θ0で示すようになり、記録トラ
ックTの傾き角θTとは異なる。
【0006】従って、再生用ヘッドを圧電素子等の電気
−機械変換素子に取り付けて、常に記録トラックを走査
できるように制御する必要がある。以下従来の方法につ
いて説明する。
【0007】図5はこの種の用途に用いられる回転シリ
ンダー上のヘッド構成を示す図である。図5において、
3及び4は再生用磁気ヘッドであり、電気−機械変換素
子5及び6上に搭載されている。1及び2は、回転シリ
ンダー510上に固着された記録再生用磁気ヘッドであ
る。
【0008】先ず、圧電素子等の電気−機械変換素子
5,6について説明すると、これは例えば図6に示す様
に、両面に金属電極606(a),606(b)がメッ
キ等により被着された圧電素子からなる板606と、同
様に両面に金属電極607(a),607(b)が被着
された圧電素子からなる板607とを、金属電極606
(a)が被着された面と金属電極607(a)が被着さ
れた面とで接着されて形成される。圧電素子からなる板
606,607はそれぞれ分極の向き(矢印608)が
厚み方向に同方向になるように接着されている。
【0009】ここで、図7は板606,607に電界を
かけた時の様子を示した図であり、分極の向きと同じ方
向に電界をかければ、圧電素子の横効果により板607
は長手方向701に縮み、分極の向きと逆方向に電界を
かければ、圧電素子の横効果により板606は長手方向
702に伸びる。従って、例えば、板606,607を
図6,図7に示す様に互いの分極の方向が同じとなる様
に接着し、各電極と電源を接続して、板606に対して
電極606(a)から電極606(b)の方向に電界を
かけ、板607に対して電極607(a)から電極60
7(b)の方向に電界をかければ、ブロック704,7
05により片持ちされた電気−機械変換素子は矢印70
3の様に曲がり、その変位は印加電圧の大きさに応じた
ものとなる。
【0010】図8は2枚板の曲がり具合を示した図であ
る。図7において、板606及び607が剛性の高いブ
ロック704,705により挟まれているため、ブロッ
ク704,705で挟まれている部分では伸び縮みしに
くい。従って、図8の点Aから点Bまでは曲がりにく
く、先端での変位量も大きくとれない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、倍速が大き
いノイズレス再生をしようとすれば磁気ヘッドをさらに
大きく振らす必要があり、大振幅を得るためには圧電素
子の磁気ヘッド側から片持ちの支点部分までの有効長を
充分長くするか、圧電素子に加える印加電圧を大きくす
る必要がある。しかし、有効長を長くすれば圧電素子の
共振周波数が低下し、印加電圧も圧電素子の耐電圧特性
があるため所定以上の電圧はかけられないという課題が
あった。
【0012】本発明は電気−機械変換素子の固定端を低
い剛性の材料で挟み片持ち支持することにより、電気−
機械変換素子の変位感度(μm/V)を上げ、電気−機
械変換素子上の磁気ヘッドを大きく振らせる記録再生装
置におけるヘッド支持装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置に
おけるヘッド支持装置は、電気−機械変換素子上に搭載
された磁気ヘッドと、前記電気−機械変換素子に駆動電
圧を与える電気−機械変換素子駆動手段と、を具備し、
記録媒体と磁気ヘッドとが相対的に移動し記録再生する
磁気記録再生装置において、前記電気−機械変換素子の
一端を低い剛性を有する材料において挟みこんだ状態で
片持ち支持するように構成したものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成により、電気−機械変換
素子を片持ち支持する部分において低い剛性の材料で挟
み込み、支持する部分において電気−機械変換素子が伸
び縮みしやすいように支持することで電気−機械変換素
子の自由端についている磁気ヘッドの変位感度(μm/
V)を上げることができる。
【0015】
【実施例】次に本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例による記録
再生装置におけるヘッド支持装置の斜視図である。本図
において、前述した従来例と同一部分は同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。板606及び板607は電極
606(a)と電極607(a)を貼り合わせてバイモ
ルフ構造とする。板606の外側の電極606(b)及
び板607の外側の電極607(b)と剛性の高いブロ
ック704及び705との間に剛性の低い材料のブロッ
ク101及び102を挟み込む。
【0016】ここで、図1に示す様に、互いの分極の方
向が同じとなる様に接着し、各電極と電源を接続して、
板606に対して電極606(a)から電極606
(b)の方向に電界をかけ、板607に対して電極60
7(a)から電極607(b)の方向に電界をかけれ
ば、ブロック704,705により片持ちされた板60
6,607は図2矢印205の様に曲がり、その変位は
印加電圧の大きさに応じたものとなる。図2は片持ちの
支点部分を拡大した図である。図2において、前記した
様に電界をかけると、板606は矢印201の方向に伸
び、板607は矢印202の方向に縮む。このとき、片
持ちの支点部分では、板606,607の動きに応じ
て、剛性の低いブロック101が矢印203の方向に伸
び、同じく剛性の低いブロック102が矢印204の方
向に縮むように動く。従って、剛性の高いブロック70
4及び705で挟まれている部分において、板606及
び607は曲がりやすくなる。
【0017】図3は2枚板の曲がり具合を示した図であ
る。図3において、301は本実施例における2枚板の
曲がり具合を示し、801は従来例における2枚板の曲
がり具合を示す。本実施例では板606及び607と剛
性の高いブロック704及び705の間に剛性の低いブ
ロック101及び102があるため、ブロックの端C点
から片持ちの支点D点までの間で板が曲がり易くなる。
従って、片持ちの自由端での変位は従来の変位よりも大
きくとれることになる。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
電気−機械変換素子と電気−機械変換素子を片持ち支持
する剛性の高いブロックとの間に剛性の低いブロックを
挟み込むため、剛性の高いブロックで支持する部分にお
いても電気−機械変換素子が曲がり片持ちの自由端での
変位感度(μm/V)を上げる効果を発揮する。従っ
て、片持ちの自由端での変位は従来の変位よりも大きく
とれることになり、大きい倍速のノイズレス再生が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による記録再生装置における
ヘッド支持装置の斜視図
【図2】同実施例における片持ちの支点部分を拡大した
側面図
【図3】同実施例における2枚板の曲がり具合を示した
特性図
【図4】従来の特殊再生時のヘッド走査軌跡を示す模式
【図5】従来の回転シリンダー上のヘッド構成を示す平
面図
【図6】従来の圧電素子の貼り合わせ構造を示した側面
【図7】同従来例における分極と同方向に電解をかけた
場合の状態を示す側面図
【図8】同従来例における2枚板の曲がり具合を示した
特性図
【符号の説明】
1,2,3,4 磁気ヘッド 5,6 電気−機械変換素子 101,102 剛性の低いブロック 704,705 剛性の高いブロック 606,607 圧電素子による板 606(a),606(b),607(a),607
(b) 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械変換素子上に搭載された磁気
    ヘッドと、前記電気−機械変換素子に駆動電圧を与える
    電気−機械変換素子駆動手段と、を具備し、記録媒体と
    磁気ヘッドとが相対的に移動し記録再生する磁気記録再
    生装置において、前記電気−機械変換素子の一端を低い
    剛性を有する材料において挟みこんだ状態で片持ち支持
    することを特徴とする記録再生装置におけるヘッド支持
    装置。
JP16718592A 1992-06-25 1992-06-25 記録再生装置におけるヘッド支持装置 Pending JPH0612640A (ja)

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JPH0612640A true JPH0612640A (ja) 1994-01-21

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