JPH06195205A - 除算器及びデジタル信号処理装置 - Google Patents

除算器及びデジタル信号処理装置

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JPH06195205A
JPH06195205A JP4347254A JP34725492A JPH06195205A JP H06195205 A JPH06195205 A JP H06195205A JP 4347254 A JP4347254 A JP 4347254A JP 34725492 A JP34725492 A JP 34725492A JP H06195205 A JPH06195205 A JP H06195205A
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JP
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circuit
filter
multiplication
divider
division
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JP4347254A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Nakahara
達郎 中原
Kimihiko Nagata
公彦 永田
Hiroshi Baba
浩志 馬場
Koichi Hara
耕一 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は除算器及びデジタル信号処理装置に
関し、被処理信号のノイズ低減処理やそのフィルタ処理
に係わり、回路構成を工夫してトランジスタ設置数の削
減をし、その高速演算処理及び性能維持を図りつつ高集
積化を図ることを目的とする。 【構成】 除算器は被除数Xiを除数K又はK+αに基
づいて除算をする除算器において、除数K又はK+αに
基づいて乗算定数Aを出力する定数出力手段11と、被
除数K又はK+αに乗算定数Aを乗算する乗算手段12
から成り、該定数出力手段11が、読出し専用メモリ又
はデコーダ回路から成ることを含み構成し、デジタル信
号処理装置は被処理信号SINと任意の整数Kとに基づい
てフィルタ処理をするフィルタ手段19と、任意の整数
Kに「1」を加算する加算器20と、フィルタ処理され
た被除数信号SXiを加算値K+1に基づいて除算をする
除算手段21とを具備し、該除算手段21が本発明の除
算器から成ることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図25) 発明が解決しようとする課題(図26) 課題を解決するための手段(図1〜4) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図5,6) (2)第2の実施例の説明(図7,8) (3)第3の実施例の説明(図9〜11) (4)第4の実施例の説明(図12) (5)第5の実施例の説明(図13,14) (6)第6の実施例の説明(図15) (7)第7の実施例の説明(図16〜21) (8)第8の実施例の説明(図22) (9)第9の実施例の説明(図23) (10)第10の実施例の説明(図24) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、除算器及びデジタル信
号処理装置に関するものであり、更に詳しく言えば、デ
ジタル信号処理をする除算器の構成及びその応用回路と
なるノイズ低減回路やデジタル可変フィルタの改善に関
するものである。
【0003】近年、半導体集積回路(以下LSIとい
う)装置は計算機・通信・画像・医療分野等の産業全般
に渡り電子回路の核技術として、その役割が期待されて
いる。例えば、画像処理分野では映像信号の録画又は高
解像度の映像を再生する際に、ノイズを低減する回路や
該信号のフィルタ処理をするデジタル信号処理装置が使
用される。
【0004】これらのデジタル信号処理装置によれば、
高速パイプライン方式を採用した除算器が利用され、そ
の高速演算処理が図られる。しかし、回路規模の増大が
余儀無くされ、その高集積化の妨げとなっている。ま
た、多種類のデジタルフィルタをICチップ内に備えた
デジタル可変フィルタによれば、ディレイ回路や乗算回
路の回路規模が膨大となり、同様に高集積化の妨げとな
っている。
【0005】そこで、被処理信号のノイズ低減処理やそ
のフィルタ処理に係わり、回路構成を工夫してトランジ
スタ設置数の削減をし、その高速演算処理及び性能向上
を図りつつ、その高集積化を図ることができる除算器や
その応用装置が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図25,26は、従来例に係る説明図であ
る。また、図25(a),(b)は従来例に係るデジタル
信号処理装置の説明図であり、図26は、従来例に係る問
題点を説明をする除算器の構成図をそれぞれ示してい
る。
【0007】例えば、録画/再生に先立ちTV/VTR
信号等の映像信号Sinのノイズを低減するノイズ低減回
路は、図25(a)において、1H(1水平期間)ディレ
ーライン1,乗算器2,加算器3及び除算器5から成
る。なお、ノイズ低減の原理は映像信号Sinの水平相関
性が強いのに対してノイズ成分の水平相関性が弱くなる
性質を利用するものである。また、任意の整数Kに対す
る各種係数値の一覧表を表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】当該回路の機能は,例えば、TV/VTR
信号等の映像信号Sinが1Hディレーライン1により1
水平期間だけ遅延され、その遅延信号Sdが乗算器2に
出力される。また、乗算器2では任意の係数K〔0≦K
≦n〕と遅延信号Sdとが乗算され、その乗算出力信号
Scが加算器3に出力される。一方、加算器3では当該
時刻の映像信号Sinが乗算出力信号Scに加算され、そ
の加算値Ziが除算器5に出力される。また、加算器4
では任意の定数Kに+1が加算され、その定数K+1が
除算器5に出力される。これにより、除算器5では加算
値Ziが定数K+1により除算され、映像信号Sinのノ
イズが低減される。
【0010】また、TV/VTR信号や音声信号等のフ
ィルタ処理をするデジタル可変フィルタは、図25(b)
において、入力レベル判定回路6,n個のデジタルフィ
ルタa〜n及びセレクタ7から成る。
【0011】当該フィルタの機能は、例えば、TV/V
TR信号等の映像信号Sinが入力レベル判定回路6によ
りレベル判定され、その結果、制御信号Sがセレクタ7
に出力される。一方、帯域周波数等のフィルタ特性が異
なるn個のデジタルフィルタa〜nに映像信号Sinが入
力されると、例えば、デジタルフィルタaにより、ある
周波数帯の映像信号Sinが通過され、他のフィルタ特性
を有するデジタルフィルタbにより、他の周波数帯の映
像信号Sinが通過され、それらがセレクタ7に出力され
る。これにより、セレクタ7では制御信号Sに基づいて
デジタルフィルタa〜nを通過したn種類の映像信号S
out が選択出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のノ
イズ低減回路によれば、図26に示すような高速パイプラ
イン方式を採用した除算器5が利用される。
【0013】例えば、8 ビットの除算器5では図26にお
いて、Dレジスタ5A,Nレジスタ5B,モードレジス
タ5C,5個の除算セルアレイ5D,5個のパイプライ
ンレジスタ5E,エラー検出回路5F,Qレジスタ5G
及びエラーレジスタ5H等から成る。また、各レジスタ
5A,5B,5C,5E,5G及び5Hはフリップ・フ
ロップ回路等の集積回路により構成され、この除算器5
の場合では3120〔bc〕を要する。なお、1〔bc〕は
CMOSスタンダードセル,Auバージョンにおける換
算値であって、電界効果トランジスタ=4個を基本セル
とする単位である。
【0014】このため、高速演算処理を図るためには、
高速パイプライン方式を採用した除算器5を用いなくて
はならない。しかし、回路規模の増大が余儀無くされ、
当該除算器を応用したデジタル信号処理装置の高集積化
の妨げとなるという問題がある。なお、高速パイプライ
ン方式を採用しない除算器5を用いた場合には処理時間
の遅延が免れない。
【0015】また、従来例のデジタル可変フィルタによ
れば、フィルタ特性が異なるn個のデジタルフィルタa
〜nをICチップ内に構成し、それぞれのデジタルフィ
ルタa〜nを通過した映像信号Sinを選択する方法を採
用している。
【0016】このため、TV/VTR信号や音声信号等
のフィルタ処理に際し、更に、高忠実度のアナログ信号
を得るべく多種類のフィルタ特性が必要となった場合
に、ICチップ内に構成すべき、デジタルフィルタ設置
数の増大を招く。
【0017】これにより、多種類のデジタルフィルタを
構成するディレイ回路や乗算回路の回路規模が膨大とな
り、当該デジタル可変フィルタを応用したデジタル信号
処理装置の高集積化の妨げとなるという問題がある。
【0018】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、被処理信号のノイズ低減処理やそ
のフィルタ処理に係わり、回路構成を工夫してトランジ
スタ設置数の削減をし、その高速演算処理及び性能向上
を図りつつ、その高集積化を図ることが可能となる除算
器及びデジタル信号処理装置の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1(a)〜(c)は、
本発明に係る除算器の原理図であり、図2〜4は、本発
明に係るデジタル信号処理装置の原理図(その1〜3)
をそれぞれ示している。
【0020】本発明の第1の除算器は図1(a)に示す
ように、被除数Xiを除数K又はK+αに基づいて除算
をする除算器において、前記除数K又はK+αに基づい
て乗算定数Aを出力する定数出力手段11と、前記被除
数Xiに乗算定数Aを乗算する乗算手段12とを具備す
ることを特徴とする。
【0021】また、本発明の第2の除算器は図1(b)
に示すように、被除数Xiを除数K又はK+αに基づい
て除算をする除算器において、前記除数K又はK+αに
基づいて乗算定数m及び桁合わせ定数tを出力する定数
出力手段13と、前記被除数Xiに乗算定数mを乗算す
る乗算手段14と、前記桁合わせ定数tに基づいて乗算
された被桁合わせ数Ziの桁合わせをする桁合わせ手段
15とを具備することを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の第3の除算器は図1
(c)に示すように、被除数Xiを除数K又はK+αに
基づいて除算をする除算器において、前記除数K又はK
+αに基づいて乗算定数wを出力する定数出力手段16
と、前記被除数Xiに乗算定数wを乗算する乗算手段1
7と、前記乗算された被桁合わせ数Ziの桁合わせをす
る桁合わせ手段18とを具備することを特徴とする。
【0023】なお、本発明の第1〜第3の除算器におい
て、前記定数出力手段11,13,16が、記憶回路又
は論理回路から成ることを特徴とする。また、本発明の
第1のデジタル信号処理装置は図2(a)に示すよう
に、被処理信号SINと任意の整数Kとに基づいてフィル
タ処理をするフィルタ手段19と、前記任意の整数Kに
「1」を加算する加算器20と、前記フィルタ処理され
た被除数信号SXiを加算値K+1に基づいて除算をする
除算手段21とを具備し、前記除算手段21が、本発明
の第1〜第3の除算器から成ることを特徴とする。
【0024】さらに、本発明の第2のデジタル信号処理
装置は図2(b)に示すように、被処理信号SINと任意
の整数Kとに基づいてフィルタ処理をするフィルタ手段
22と、前記フィルタ処理された被除数信号SXiを加算
値Kに基づいて除算をする除算手段23とを具備し、前
記除算手段23が、本発明の第1〜第3の除算器から成
ることを特徴とする。
【0025】また、本発明の第3のデジタル信号処理装
置は図3(a)に示すように、被処理信号SINのレベル
判定をする入力レベル判定手段24と、前記被処理信号
SINのレベル判定結果に基づいて任意の係数Kを生成す
る係数生成手段25と、前記被処理信号SINと任意の整
数Kとを演算する演算手段26と、前記被処理信号SIN
の演算値Ziのフィルタ処理をするフィルタ手段27と
を具備し、前記演算手段26が、乗算回路,加算回路,
除算回路又は減算回路から成ることを特徴とする。
【0026】さらに、本発明の第4のデジタル信号処理
装置は図3(b)に示すように、被処理信号SINのフィ
ルタ処理をする第1のフィルタ手段28と、前記フィル
タ処理に基づく任意の整数Kと被処理信号SINとを演算
する演算手段29と、前記被処理信号SINの演算値Zi
のフィルタ処理をする第2のフィルタ手段30とを具備
し、前記演算手段29が、乗算回路,加算回路,除算回
路又は減算回路から成ることを特徴とする。
【0027】また、本発明の第5のデジタル信号処理装
置は図4(a)に示すように、被処理信号SINのレベル
判定をする入力レベル判定手段31と、前記被処理信号
SINのレベル判定結果に基づいて任意の係数Kを生成す
る係数生成手段32と、前記被処理信号SINのフィルタ
処理をするフィルタ手段33と、前記フィルタ処理され
た被処理信号SINに対しレベル判定結果に基づく任意の
整数Kを演算する演算手段34とを具備し、前記演算手
段34が、乗算回路,加算回路,除算回路又は減算回路
から成ることを特徴とする。
【0028】さらに、本発明の第6のデジタル信号処理
装置は図4(b)に示すように、被処理信号SINを任意
のフィルタ特性に基づいてフィルタ処理する第1のフィ
ルタ手段35と、前記被処理信号SINを他のフィルタ特
性に基づいてフィルタ処理をする第2のフィルタ手段3
6と、前記フィルタ処理された2つの被処理信号SINを
演算する演算手段37とを具備し、前記演算手段37
が、乗算回路,加算回路,除算回路又は減算回路から成
ることを特徴とする。
【0029】なお、本発明の第3,第5のデジタル信号
処理装置において、前記係数生成手段25,32が本発
明の第1〜第3の除算器から成ることを特徴とする。ま
た、本発明の第3〜第6のデジタル信号処理装置におい
て、前記演算手段26,29,34,37に係る除算回
路が本発明の第1〜第3の除算器から成ることを特徴と
し、上記目的を達成する。
【0030】
【作 用】本発明の第1の除算器によれば、図1(a)
に示すように、定数出力手段11及び乗算手段12が具
備され、該定数出力手段11が記憶回路又は論理回路か
ら成る。
【0031】例えば、記憶回路から成る定数出力手段1
1にアドレスとして除数K又はK+αが指定されると、
読出しデータとして乗算定数Aが読み出され、それが定
数出力手段11から乗算手段12に出力される。また、
乗算手段12では被除数Xiに乗算定数Aが乗算され
る。
【0032】このため、被除数Xiを除数K又はK+α
に基づいて除算をする除算器と等価に機能させることが
できる。また、当該除算器の場合では従来例の約1/2
の基本セルに縮小することが可能となる。
【0033】これにより、高速パイプライン方式を採用
しない除算器を構成することができ、高速演算機能を維
持しつつ、それを応用した図2(a),(b)に示すよ
うなデジタル信号処理装置の高集積化を図ること、及
び、性能向上を図ることが可能となる。
【0034】また、本発明の第2の除算器によれば、図
1(b)に示すように、定数出力手段13,乗算手段1
4及び桁合わせ手段15が具備され、該定数出力手段1
3が記憶回路又は論理回路から成る。
【0035】例えば、論理回路から成る定数出力手段1
3に除数K又はK+αが入力されると、論理出力信号と
して乗算定数m及び桁合わせ定数tが該出力手段13か
ら乗算手段14に出力される。また、乗算手段14では
被除数Xiに乗算定数mが乗算され、その乗算結果値と
なる被桁合わせ数Ziが桁合わせ手段15に出力され
る。
【0036】このため、桁合わせ定数tに基づいて被桁
合わせ数Ziが桁合わせ手段15により桁合わせされ、
被除数Xiを除数K又はK+αに基づいて除算をする除
算器と等価に機能させることができる。また、当該除算
器の場合では第1の除算器と同様に従来例の約1/2の
基本セルに縮小することが可能となる。
【0037】これにより、第1の除算器と同様に、高速
パイプライン方式を採用しない除算器を構成することが
でき、高速演算機能を維持しつつ、その高集積化を図る
ことが可能となる。
【0038】さらに、本発明の第3の除算器によれば、
図1(c)に示すように、定数出力手段16,乗算手段
17及び桁合わせ手段18が具備され、該定数出力手段
16が記憶回路又は論理回路から成る。
【0039】例えば、記憶回路から成る定数出力手段1
6にアドレスとして除数K又はK+αが指定されると、
読出しデータとして乗算定数wが該出力手段16から乗
算手段17に出力される。また、乗算手段17では被除
数Xiに乗算定数wが乗算され、その乗算結果値となる
被桁合わせ数Ziが桁合わせ手段18に出力される。
【0040】このため、第2の除算器と異なり固定値に
基づいて被桁合わせ数Ziが桁合わせ手段15により桁
合わせされ、被除数Xiを除数K又はK+αに基づいて
除算をする除算器と等価に機能させることができる。ま
た、当該除算器の場合では第1の除算器と同様に従来例
の約1/2の基本セルに縮小することが可能となる。
【0041】これにより、第1,第2の除算器と同様
に、高速パイプライン方式を採用しない除算器を構成す
ることができ、高速演算機能を維持しつつ、その高集積
化を図ることが可能となる。
【0042】また、本発明の第1のデジタル信号処理装
置によれば、図2(a)に示すように、フィルタ手段1
9,加算器20及び除算手段21が具備され、該除算手
段21が、本発明の第1〜第3の除算器から成る。
【0043】例えば、被処理信号SINが任意の整数Kに
基づいてフィルタ手段19によりフィルタ処理され、そ
のフィルタ出力信号SXiが本発明の第1,第2又は第3
の除算器から成る除算手段21に出力される。一方、加
算器20により任意の整数Kに「1」が加算され、その
加算値(定数)K+1が除算手段21に出力される。
【0044】このため、除算手段21によりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、加算値K+1を除数信
号にして除算をすることにより、被処理信号SINのノイ
ズを低減する回路につき、従来例に比べてコンパクトに
構成することが可能となる。
【0045】これにより、被処理信号SINのノイズ低減
回路に係わり、トランジスタ設置数が削減され、そのデ
ジタル信号処理装置の高集積化を図ることが可能とな
る。さらに、本発明の第2のデジタル信号処理装置によ
れば、図2(b)に示すように、フィルタ手段22及び
除算手段23が具備され、該除算器23が、本発明の第
1〜第3の除算器から成る。
【0046】例えば、第1のデジタル信号処理装置と同
様に被処理信号SINが任意の整数Kに基づいてフィルタ
手段22によりフィルタ処理され、そのフィルタ出力信
号SXiが本発明の第1,第2又は第3の除算器から成る
除算手段23に出力される。
【0047】このため、除算手段23によりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、加算値Kを除数信号に
して除算をすることにより、被処理信号SINのノイズを
低減する回路につき、第1のデジタル信号処理装置に比
べて加算器20が省略され、当該装置を更にコンパクト
に構成することが可能となる。
【0048】これにより、被処理信号SINのノイズ低減
回路に係わり、第1のデジタル信号処理装置と同様に高
集積化を図ることが可能となる。また、本発明の第3の
デジタル信号処理装置によれば、図3(a)に示すよう
に、入力レベル判定手段24,係数生成手段25,演算
手段26及びフィルタ手段27が具備され、該演算手段
26が、乗算回路,加算回路,除算回路又は減算回路か
ら成る。
【0049】例えば、演算手段26を乗算回路により構
成した場合であって、被処理信号SINが入力レベル判定
手段24によりレベル判定されると、該被処理信号SIN
のレベル判定結果に基づいて任意の係数Kが係数生成手
段25により生成され、その任意の係数Kが演算手段
(乗算回路)26に出力される。一方、当該時刻の被処
理信号SINが演算手段26に出力されると、被処理信号
SINと任意の整数Kとが該演算手段26により乗算さ
れ、その乗算結果値(被処理信号SINの演算値)Ziが
フィルタ手段27によりフィルタ処理される。
【0050】このため、レベル判定結果に基づいて可変
出力される任意の係数Kにより、当該装置のフィルタ特
性を見かけ上,可変フィルタ特性にすることが可能とな
る。このことから、TV/VTR信号や音声信号等のフ
ィルタ処理に際し、更に、高忠実度のアナログ信号を得
るべく多種類のフィルタ特性の要求があった場合であっ
ても、従来例のように、フィルタ特性が異なるn個のデ
ジタルフィルタをICチップ内に構成せずとも、また、
それぞれのデジタルフィルタを通過した映像信号Sinを
選択する方法を採用せずとも、デジタル可変フィルタを
構成することが可能となる。
【0051】これにより、ICチップ内に構成すべき、
デジタルフィルタの設置数が大幅に低減され、従来例に
比べて当該装置の高集積化を図ることが可能となる。な
お、演算手段26に係る除算回路や係数生成手段25を
構成する除算回路を本発明の第1〜第3の除算器により
構成することにより、一層デジタル可変フィルタ等の高
集積化を図ることが可能となる。
【0052】さらに、本発明の第4のデジタル信号処理
装置によれば、図3(b)に示すように、第1のフィル
タ手段28,演算手段29及び第2のフィルタ手段30
が具備され、該演算手段29が、乗算回路,加算回路,
除算回路又は減算回路から成る。
【0053】例えば、演算手段29を加算回路により構
成した場合であって、被処理信号SINが第1のフィルタ
手段28によりフィルタ処理され、それに基づくフィル
タ出力信号SZiが演算手段(加算回路)29に出力され
る。一方、当該時刻の被処理信号SINが演算手段29に
出力されると、被処理信号SINとフィルタ出力信号SZi
とが該演算手段29により加算され、その加算結果値
(被処理信号SINの演算値)Ziが第2のフィルタ手段
30によりフィルタ処理される。
【0054】このため、第1のフィルタ手段28から可
変出力されるフィルタ出力信号SZiに基づいて当該装置
のフィルタ特性を第3のデジタル信号処理装置と同様に
見かけ上,可変フィルタ特性にすることが可能となる。
【0055】これにより、第3のデジタル信号処理装置
と同様に、従来例に比べて少ないトランジスタ数により
デジタル可変フィルタを構成することが可能となる。な
お、演算手段29に係る除算回路を本発明の第1〜第3
の除算器により構成することにより、一層デジタル可変
フィルタの高集積化を図ることが可能となる。
【0056】また、本発明の第5のデジタル信号処理装
置によれば、図4(a)に示すように、入力レベル判定
手段31,係数生成手段32,フィルタ手段33及び演
算手段34が具備され、該演算手段34が、乗算回路,
加算回路,除算回路又は減算回路から成る。
【0057】例えば、演算手段34を除算回路により構
成した場合であって、被処理信号SINが入力レベル判定
手段31によりレベル判定されると、該被処理信号SIN
のレベル判定結果に基づいて任意の係数Kが係数生成手
段32により生成され、その任意の係数Kが演算手段
(除算回路)34に出力される。一方、被処理信号SIN
がフィルタ手段27によりフィルタ処理され、そのフィ
ルタ出力信号SZiが演算手段34に出力される。
【0058】このため、フィルタ手段33から出力され
るフィルタ出力信号SZiを係数生成手段32から可変出
力される任意の係数Kに基づいて演算手段34により除
算することにより、当該装置のフィルタ特性を第3,第
4のデジタル信号処理装置と同様に見かけ上,可変フィ
ルタ特性にすることが可能となる。
【0059】これにより、第3,第4のデジタル信号処
理装置と同様に、従来例に比べて少ないトランジスタ数
によりデジタル可変フィルタを構成することが可能とな
る。なお、係数生成手段32や演算手段34に係る除算
回路を本発明の第1〜第3の除算器により構成すること
により、一層デジタル可変フィルタの高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0060】さらに、本発明の第6のデジタル信号処理
装置によれば、図4(b)に示すように、第1のフィル
タ手段35,第2のフィルタ手段36及び演算手段37
が具備され、該演算手段37が、乗算回路,加算回路,
除算回路又は減算回路から成る。
【0061】例えば、演算手段29を減算回路により構
成した場合であって、被処理信号SINが任意のフィルタ
特性に基づいて第1のフィルタ手段35によりフィルタ
処理され、それに基づくフィルタ出力信号SZ1が演算手
段(減算回路)34に出力される。一方、被処理信号S
INが他のフィルタ特性に基づいてフィルタ処理され、そ
れに基づくフィルタ出力信号SZ2が演算手段(減算回
路)37に出力される。
【0062】このため、第1のフィルタ手段35から可
変出力されるフィルタ出力信号SZ1と第2のフィルタ手
段36から可変出力されるフィルタ出力信号SZ2とに基
づいて演算手段37により減算処理をすることにより、
当該装置のフィルタ特性を第3〜第5のデジタル信号処
理装置と同様に見かけ上,可変フィルタ特性にすること
が可能となる。
【0063】これにより、第3〜第5のデジタル信号処
理装置と同様に、従来例に比べて少ないトランジスタ数
によりデジタル可変フィルタを構成することが可能とな
る。なお、演算手段37に係る除算回路を本発明の第1
〜第3の除算器により構成することにより、一層デジタ
ル可変フィルタの高集積化を図ることが可能となる。
【0064】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図5〜24は、本発明の各実施例に係る除
算器及びデジタル信号処理装置を説明する図である。
【0065】(1)第1の実施例の説明 図5(a),(b)は、本発明の第1の実施例に係るノ
イズ低減回路の構成図であり、図6(a)は、そのRO
Mメモリ内容の説明図をそれぞれ示している。
【0066】例えば、録画/再生に先立ちTV/VTR
信号等の映像信号のノイズを低減するノイズ低減回路
は、図5(a)において、デジタルフィルタ回路90,
単位ビット加算器200及び除算回路21Aから成る。
【0067】すなわち、デジタルフィルタ回路90はフ
ィルタ手段19の一実施例であり、被処理信号SINの一
例となる8ビットのデジタル映像信号と任意の整数Kと
に基づいてフィルタ処理をするものである。例えば、デ
ジタルフィルタ回路90は1H(1水平期間)ディレー
ライン19A,乗算器19B及び加算器19Cから成る。
【0068】単位ビット加算器200は加算器20の一実
施例であり、任意の整数Kに「+1」を加算して、その
加算結果値K+1を除算回路21Aに出力するものであ
る。ここで、256 (28 =256 )階調の映像信号SINを
取り扱うものとすれば、任意の整数Kについては、0≦
K≦15を設定する。
【0069】また、除算回路21Aは除算手段21の一実
施例であり、フィルタ処理された映像信号SINを被除数
信号SXiとして、その除数Xiを加算値K+1に基づい
て除算をするものである。例えば、除算回路21Aは本発
明の第1の除算器を構成する読出し専用メモリ(以下R
OMという)211及び乗算器212から成る。
【0070】すなわち、ROM211は定数出力手段11
の一実施例であり、除数K+1(α=1の場合)に基づ
いて乗算定数A=AK を出力するものである。なお、図
6(a)は、ROM211のメモリ内容であり、例えば、
加算値K+1のアドレスに対して読出データAK =1/
(1+K)=1.000 ,0.500 …0.0625となるメモリテー
ブルを示している。また、ROM211の他の記憶回路と
して、記憶保持動作可能な記憶素子を代用しても良い。
【0071】また、乗算器212は乗算手段12の一例で
あり、被除数Xiに乗算定数AK を乗算するものであ
る。例えば、乗算器212は図18に示すような半加算器H
Aや全加算器FAから構成をする。
【0072】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るノイズ低減回路によれば、図5(a)に示すように
デジタルフィルタ回路90,単位ビット加算器200及び
除算回路21Aが具備され、該除算回路21AがROM211
及び乗算器212を主構成とする本発明の第1の除算器か
ら成る。
【0073】例えば、映像信号SINが任意の整数Kに基
づいてデジタルフィルタ回路90によりフィルタ処理さ
れ、そのフィルタ出力信号SXiが本発明に係る除算回路
21Aに出力される。一方、単位ビット加算器200により
任意の整数Kに「1」が加算され、その加算値(定数)
K+1が除算回路21Aに出力される。
【0074】このため、除算回路21Aによりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、また、加算値K+1を
除数信号にして除算をすることにより、映像信号SINの
ノイズを低減する回路につき、従来例に比べてコンパク
トに構成することが可能となる。ここで、除算回路21A
では、例えば、ROM211にアドレスとして加算値K+
1が指定されると、読出しデータとして乗算定数AK
読み出され、それがROM211から乗算器212に出力さ
れる。また、乗算器212では被除数Xiに乗算定数AK
が乗算される。
【0075】このため、除算回路21Aを被除数Xiを除
数K+1に基づいて除算をする除算器と等価に機能させ
ることができる。また、当該除算回路21Aの場合では従
来例の約1/2の基本セル=1468〔bc〕に縮小するこ
とが可能となる。これは、CMOSスタンダードセル,
Auバージョンにおける換算値であって、8ビット×10
24ワードのROM211の場合、その基本セルが630 〔b
c〕,11ビット×8ビットの乗算器212の場合、その
基本セルが838 〔bc〕となり、従来例のパイプライン
方式の除算器の場合の基本セル=3120〔bc〕に比べて
半分になる。
【0076】これにより、映像信号SINのノイズ低減回
路に係わり、高速パイプライン方式を採用しない除算回
路21Aではトランジスタ設置数が削減され、そのデジタ
ル信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0077】なお、図5(b)は、本発明の第1の実施
例に係るノイズ低減回路の他の構成例である。例えば、
除算回路21Bはデコーダ回路(論理回路)213及び乗算
器214から成り、デコーダ回路213に加算値K+1が供
給されると、デコードデータとして乗算定数AK が解読
され、それがデコーダ回路213から乗算器214に出力さ
れる。また、乗算器214では被除数Xiに乗算定数AK
が乗算される。
【0078】このため、除算回路21Bを被除数Xiを除
数K+1に基づいて除算をする除算器と等価に機能させ
ることができる。また、当該除算回路21Bの場合では従
来例の約1/2の基本セル=1338〔bc〕に縮小するこ
とが可能となる。これは、CMOSスタンダードセル,
Auバージョンにおける換算値であって、デコーダ回路
(K=15の場合)213の場合、その基本セルが350 〜
500 〔bc〕となり、11ビット×8ビットの乗算器2
14の場合、その基本セルが838 〔bc〕となって従来例
のパイプライン方式の除算器に比べて約半分になる。
【0079】これにより、性能向上を図りつつデジタル
信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。 (2)第2の実施例の説明 図7(a),(b)は、本発明の第2の実施例に係るノ
イズ低減回路の構成図であり、図8はその桁合わせ回路
の構成図である。なお、図6(b)は、本発明の第2の
実施例に係るROMメモリ内容の説明図をそれぞれ示し
ている。
【0080】また、第1の実施例と異なるのは第2の実
施例では、加算値K+1のアドレスに対して先のAK
1/(1+K)の近似値としてBK =m/2t を演算す
るために、除算回路22Aや22BのROM221,デコーダ
回路224が乗算定数mや桁合わせ定数tを出力するもの
である。
【0081】例えば、映像信号SINのノイズを低減する
ノイズ低減回路は、図7(a)において、1Hディレー
ライン19A,乗算器19B,加算器19C,単位ビット加算
器200及び除算回路22Aから成る。
【0082】すなわち、除算回路22Aは除算手段21の
他の一実施例であり、フィルタ処理された映像信号SIN
を被除数信号SXiとして、その除数Xiを加算値K+1
に基づいて除算をするものである。例えば、除算回路22
Bは本発明の第2の除算器を構成するROM221,乗算
器222及び桁合わせ回路223から成る。
【0083】ROM221は定数出力手段13の一実施例
であり、除数K+1(α=1の場合)に基づいて乗算定
数m及び桁合わせ定数tを出力するものである。なお、
図6(b)は、ROM221のメモリ内容であり、例え
ば、加算値K+1のアドレスに対して先のAK =1/
(1+K)の近似値としてBK =m/2t を演算するた
めの読出データm=1,1,85,1,13,21…1
7,1を格納したメモリテーブルを示している。
【0084】また、乗算器225は乗算手段14の一例で
あり、被除数Xiに乗算定数mを乗算するものである。
例えば、乗算器225は図18に示すような半加算器HAや
全加算器FAから構成をする。
【0085】桁合わせ回路223は桁合わせ手段15の一
例であり、乗算された被桁合わせ数Ziを桁合わせ定数
tに基づいて桁合わせをするものである。例えば、桁合
わせ回路223は図8に示すような9つの18入力NAN
D回路N1〜N9から成る。その1つの機能は、乗算さ
れた9つの被桁合わせ数Z0〜Z8と9つの桁合わせ定
数t0〜t8の18入力NAND論理演算をし、そのt
桁分の桁合わせをするものである。なお、その他の構
成,同じ名称,同じ記号については第1の実施例と同様
であるため、その説明を省略する。
【0086】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るノイズ低減回路によれば、図7(a)に示すように
1Hディレーライン19A,乗算器19B,加算器19C,単
位ビット加算器200及び除算回路22Aが具備され、該除
算回路22AがROM221,乗算器222及び桁合わせ回路
223を主構成とする本発明の第2の除算器から成る。
【0087】例えば、映像信号SINが任意の整数Kに基
づいてフィルタ処理され、そのフィルタ出力信号SXiが
本発明に係る除算回路22Aに出力される。一方、単位ビ
ット加算器200により任意の整数Kに「1」が加算さ
れ、その加算値(定数)K+1が除算回路22Aに出力さ
れる。
【0088】このため、除算回路22Aによりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、また、加算値K+1を
除数信号にして除算をすることにより、映像信号SINの
ノイズを低減する回路につき、第1の実施例と同様に、
コンパクトに構成することが可能となる。ここで、除算
回路22Aでは、例えば、ROM221にアドレスとして加
算値K+1が指定されると、読出しデータとして乗算定
数m及び桁合わせ定数tが読み出され、それがROM2
21から乗算器222に出力される。また、乗算器222では
被除数Xiに乗算定数mが乗算され、その乗算結果値と
なる被桁合わせ数Ziが桁合わせ回路223に出力され
る。
【0089】このため、第1の実施例と同様に、除算回
路22Aを被除数Xiを除数K+1に基づいて除算をする
除算器と等価に機能させることができる。また、当該除
算回路22Aの場合も従来例の約1/2の基本セルに縮小
することが可能となる。
【0090】これにより、映像信号SINのノイズ低減回
路に係わり、高速パイプライン方式を採用しない除算回
路22Aではトランジスタ設置数が削減され、そのデジタ
ル信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0091】なお、図7(b)は、本発明の第2の実施
例に係るノイズ低減回路の他の構成例である。例えば、
除算回路22Bはデコーダ回路224,乗算器225及び桁合
わせ回路226から成り、デコーダ回路224に加算値K+
1が供給されると、デコードデータとして乗算定数mと
桁合わせ定数tとが解読され、それらがデコーダ回路2
24から乗算器225及び桁合わせ回路226に出力される。
また、乗算器225では被除数Xiに乗算定数mが乗算さ
れ、その乗算結果値となる被桁合わせ数Ziが桁合わせ
回路226に出力される。
【0092】これにより、除算回路22Bを被除数Xiを
除数K+1に基づいて除算をする除算器と等価に機能さ
せることができ、デジタル信号処理装置の高集積化を図
ることが可能となる。
【0093】(3)第3の実施例の説明 図9(a),(b)は、本発明の第3の実施例に係るノ
イズ低減回路の構成図であり、図10は、その桁合わせ回
路の構成図である。また、図11(a)は、本発明の第3
の実施例に係るROMメモリ内容の説明図をそれぞれ示
している。
【0094】なお、第1,第2の実施例と異なるのは第
3の実施例では、任意の整数K+1の値に対して、先の
近似値,BK =m/2t の分母の2t を一律に統一した
K=w/28 (先の表1参照)を用いる構成である。
【0095】例えば、映像信号SINのノイズを低減する
ノイズ低減回路は、図7(a)において、1Hディレー
ライン19A,乗算器19B,加算器19C,単位ビット加算
器200及び除算回路23Aから成る。
【0096】すなわち、除算回路23Aは除算手段21の
他の一実施例であり、フィルタ処理された映像信号SIN
を被除数信号SXiとして、その除数Xiを加算値K+1
に基づいて除算をするものである。例えば、除算回路23
Bは本発明の第3の除算器を構成するROM231,乗算
器232及び桁合わせ回路233から成る。
【0097】ROM231は定数出力手段16の一実施例
であり、除数K+1(α=1の場合)に基づいて乗算定
数wを出力するものである。なお、図11(a)は、RO
M231のメモリ内容であり、例えば、加算値K+1のア
ドレスに対して先のBK =m/2t の近似値として分母
の2t を一律に統一したCK =w/28 を演算するため
の読出データw=256 ,128 ,85,64,52,42
…17,16を格納したメモリテーブルを示している。
【0098】また、乗算器225は乗算手段17の一例で
あり、被除数Xiに乗算定数mを乗算するものである。
例えば、乗算器232は図18に示すような半加算器HAや
全加算器FAから構成をする。
【0099】桁合わせ回路233は桁合わせ手段18の一
例であり、乗算された被桁合わせ数Ziを固定値=8に
基づいて桁合わせをするものである。例えば、桁合わせ
回路233は図10に示すような8つの半加算器HAから成
る。その機能は、乗算された9つの被桁合わせ数Xi×
m=Z8〜Z16の半加算をし、その8桁の桁合わせをす
るものである。なお、その他の構成,同じ名称,同じ記
号については第1,第2の実施例と同様であるため、そ
の説明を省略する。
【0100】このようにして、本発明の第3の実施例に
係るノイズ低減回路によれば、図9(a)に示すように
1Hディレーライン19A,乗算器19B,加算器19C,単
位ビット加算器200及び除算回路23Aが具備され、該除
算回路23AがROM231,乗算器232及び桁合わせ回路
233を主構成とする本発明の第3の除算器から成る。
【0101】例えば、映像信号SINが任意の整数Kに基
づいてフィルタ処理され、そのフィルタ出力信号SXiが
本発明に係る除算回路23Aに出力される。一方、単位ビ
ット加算器200により任意の整数Kに「1」が加算さ
れ、その加算値(定数)K+1が除算回路23Aに出力さ
れる。
【0102】このため、除算回路23Aによりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、また、加算値K+1を
除数信号にして除算をすることにより、映像信号SINの
ノイズを低減する回路につき、第1,第2の実施例と同
様に、コンパクトに構成することが可能となる。ここ
で、除算回路23Aでは、例えば、ROM231にアドレス
として加算値K+1が指定されると、読出しデータとし
て乗算定数wが読み出され、それがROM231から乗算
器232に出力される。また、乗算器232では被除数Xi
に乗算定数mが乗算され、その乗算結果値となる被桁合
わせ数Ziが桁合わせ回路233に出力される。
【0103】このため、第1, 第2の実施例と同様に、
除算回路23Aを被除数Xiを除数K+1に基づいて除算
をする除算器と等価に機能させることができる。また、
当該除算回路23Aの場合も従来例の約1/2の基本セル
に縮小することが可能となる。
【0104】これにより、映像信号SINのノイズ低減回
路に係わり、高速パイプライン方式を採用しない除算回
路23Aではトランジスタ設置数が削減され、そのデジタ
ル信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0105】なお、図9(b)は、本発明の第3の実施
例に係るノイズ低減回路の他の構成例である。例えば、
除算回路23Bはデコーダ回路234,乗算器235及び桁合
わせ回路236から成り、デコーダ回路234に加算値K+
1が供給されると、デコードデータとして乗算定数wが
解読され、それらがデコーダ回路234から乗算器235に
出力される。また、乗算器235では被除数Xiに乗算定
数wが乗算され、その乗算結果値となる被桁合わせ数Z
iが桁合わせ回路236に出力される。
【0106】これにより、除算回路23Bを被除数Xiを
除数K+1に基づいて除算をする除算器と等価に機能さ
せることができ、デジタル信号処理装置の高集積化を図
ることが可能となる。
【0107】(4)第4の実施例の説明 図12(a),(b)は本発明の第4の実施例に係るノイ
ズ低減回路の構成図であり、図11(b)は、そのROM
メモリ内容の説明図をそれぞれ示している。
【0108】なお、第1の実施例と異なるのは第4の実
施例では、単位ビット加算器200がが取り外され、RO
M241やデコード回路243が任意の整数Kに基づいて乗
算定数AK を出力するものである。
【0109】例えば、映像信号SINのノイズを低減する
ノイズ低減回路は、図12(a)において、1Hディレー
ライン19A,乗算器19B,加算器19C及び除算回路24A
から成る。
【0110】すなわち、1Hディレーライン19A,乗算
器19B,加算器19Cはフィルタ手段22の一実施例であ
り、第1〜第3の実施例と同様に、8ビットのデジタル
映像信号と任意の整数Kとに基づいてフィルタ処理をす
るものである。
【0111】また、除算回路24Aは除算手段23の一実
施例であり、フィルタ処理された映像信号SINを被除数
信号SXiとして、その除数Xiを加算値K+1に基づい
て除算をするものである。例えば、除算回路24Aは本発
明の第1の除算器を構成するROM241及び乗算器242
から成る。
【0112】すなわち、ROM241は定数出力手段11
の他の一実施例であり、除数Kに基づいて乗算定数A=
K を出力するものである。なお、図11(b)は、RO
M241のメモリ内容であり、例えば、任意の整数Kのア
ドレスに対して読出データA K =1/(1+K)=1.00
0 ,0.500 …0.0625となるメモリテーブルを示してい
る。なお、その他の構成,同じ名称,同じ記号について
は第1の実施例と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0113】このようにして、本発明の第4の実施例に
係るノイズ低減回路によれば、図12(a)に示すように
1Hディレーライン19A,乗算器19B,加算器19C及び
除算回路24Aが具備され、該除算回路24AがROM241
及び乗算器242を主構成とする本発明の第1の除算器か
ら成る。
【0114】例えば、映像信号SINが任意の整数Kに基
づいて1Hディレーライン19A,乗算器19B及び加算器
19Cによりフィルタ処理され、そのフィルタ出力信号S
Xiが本発明に係る除算回路24Aに出力される。一方、任
意の整数Kが除算回路24Aに出力される。
【0115】このため、除算回路24Aによりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、また、任意の整数Kを
除数信号にして除算をすることにより、映像信号SINの
ノイズを低減する回路につき、第1の実施例に比べて単
位ビット加算器200が省略され、当該装置を更にコンパ
クトに構成することが可能となる。ここで、除算回路24
Aでは、例えば、ROM241にアドレスとして任意の整
数Kが指定されると、読出しデータとして乗算定数AK
が読み出され、それがROM241から乗算器242に出力
される。また、乗算器242では被除数Xiに乗算定数A
K が乗算される。
【0116】このため、除算回路24Aを被除数Xiを除
数Kに基づいて除算をする除算器と等価に機能させるこ
とができる。また、当該除算回路24Aの場合も、従来例
の約1/2の基本セルに縮小することが可能となる。
【0117】これにより、映像信号SINのノイズ低減回
路に係わり、高速パイプライン方式を採用しない除算回
路24Aではトランジスタ設置数が削減され、そのデジタ
ル信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0118】なお、図12(b)は、本発明の第4の実施
例に係るノイズ低減回路の他の構成例である。例えば、
除算回路24Bはデコーダ回路243及び乗算器244から成
り、デコーダ回路243に任意の整数Kが供給されると、
デコードデータとして乗算定数AK が解読され、それが
デコーダ回路243から乗算器244に出力される。また、
乗算器244では被除数Xiに乗算定数AK が乗算され
る。
【0119】これにより、除算回路24Bを被除数Xiを
除数Kに基づいて除算をする除算器と等価に機能させる
ことができ、デジタル信号処理装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0120】(5)第5の実施例の説明 図13(a),(b)は、本発明の第5の実施例に係るノ
イズ低減回路の構成図であり、図14(a)はそのROM
メモリ内容の説明図をそれぞれ示している。
【0121】なお、第2の実施例と異なるのは第5の実
施例では、単位ビット加算器200がが取り外され、RO
M251やデコード回路254が任意の整数Kに基づいて乗
算定数mや桁合わせ定数tを出力するものである。
【0122】例えば、映像信号SINのノイズを低減する
ノイズ低減回路は、図13(a)において、1Hディレー
ライン19A,乗算器19B,加算器19C除算回路25Aから
成る。
【0123】すなわち、除算回路25Aは除算手段23の
他の一実施例であり、フィルタ処理された映像信号SIN
を被除数信号SXiとして、その除数Xiを任意の整数K
に基づいて除算をするものである。例えば、除算回路25
Bは本発明の第2の除算器を構成するROM251,乗算
器252及び桁合わせ回路253から成る。
【0124】ROM251は定数出力手段13の他の一実
施例であり、任意の整数(除数)Kに基づいて乗算定数
m及び桁合わせ定数tを出力するものである。なお、図
14(b)は、ROM251のメモリ内容であり、例えば、
任意の整数Kのアドレスに対して先のAK =1/(1+
K)の近似値としてBK =m/2t を演算するための読
出データm=1,1,85,1,13,21…17,1
を格納したメモリテーブルを示している。なお、その他
の構成,同じ名称,同じ記号については第2の実施例と
同様であるため、その説明を省略する。
【0125】このようにして、本発明の第5の実施例に
係るノイズ低減回路によれば、図13(a)に示すように
1Hディレーライン19A,乗算器19B,加算器19C及び
除算回路25Aが具備され、該除算回路25AがROM25
1,乗算器252及び桁合わせ回路253を主構成とする本
発明の第2の除算器から成る。
【0126】例えば、映像信号SINが任意の整数Kに基
づいてフィルタ処理され、そのフィルタ出力信号SXiが
本発明に係る除算回路25Aに出力される。一方、任意の
整数Kが除算回路25Aに出力される。
【0127】このため、除算回路25Aによりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、また、任意の整数Kを
除数信号にして除算をすることにより、映像信号SINの
ノイズを低減する回路につき、第2の実施例に比べて単
位ビット加算器200が省略され、当該装置を更にコンパ
クトに構成することが可能となる。ここで、除算回路25
Aでは、例えば、ROM251にアドレスとして任意の整
数Kが指定されると、読出しデータとして乗算定数m及
び桁合わせ定数tが読み出され、それがROM251から
乗算器252に出力される。また、乗算器252では被除数
Xiに乗算定数mが乗算され、その乗算結果値となる被
桁合わせ数Ziが桁合わせ回路253に出力される。
【0128】このことから第2の実施例と同様に、除算
回路25Aを被除数Xiを除数Kに基づいて除算をする除
算器と等価に機能させることができる。また、当該除算
回路25Aの場合も従来例の約1/2の基本セルに縮小す
ることが可能となる。
【0129】これにより、映像信号SINのノイズ低減回
路に係わり、高速パイプライン方式を採用しない除算回
路25Aではトランジスタ設置数が削減され、そのデジタ
ル信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0130】なお、図13(b)は、本発明の第5の実施
例に係るノイズ低減回路の他の構成例である。例えば、
除算回路25Bはデコーダ回路254,乗算器255及び桁合
わせ回路256から成り、デコーダ回路254に任意の整数
Kが供給されると、デコードデータとして乗算定数mと
桁合わせ定数tとが解読され、それらがデコーダ回路2
54から乗算器255及び桁合わせ回路256に出力される。
また、乗算器255では被除数Xiに乗算定数mが乗算さ
れ、その乗算結果値となる被桁合わせ数Ziが桁合わせ
回路256に出力される。
【0131】これにより、除算回路25Bを被除数Xiを
除数K+1に基づいて除算をする除算器と等価に機能さ
せることができ、デジタル信号処理装置の高集積化を図
ることが可能となる。
【0132】(6)第6の実施例の説明 図15(a),(b)は、本発明の第6の実施例に係る除
算器の応用したノイズ低減回路の構成図であり、図14
(b)はそのROMメモリ内容の説明図をそれぞれ示し
ている。
【0133】なお、第3の実施例と異なるのは第6の実
施例では、単位ビット加算器200が取り外され、任意の
整数Kの値に対して、先の近似値,BK =m/2t の分
母の2t を一律に統一したCK =w/28 (先の表1参
照)を用いる構成である。
【0134】例えば、映像信号SINのノイズを低減する
ノイズ低減回路は、図15(a)において、1Hディレー
ライン19A,乗算器19B,加算器19C除算回路23Aから
成る。
【0135】すなわち、除算回路26Aは除算手段21の
他の一実施例であり、フィルタ処理された映像信号SIN
を被除数信号SXiとして、その除数Xiを任意の整数K
に基づいて除算をするものである。例えば、除算回路26
Bは本発明の第3の除算器を構成するROM261,乗算
器262及び桁合わせ回路263から成る。
【0136】ROM261は定数出力手段16の他の一実
施例であり、任意の整数K(除数)に基づいて乗算定数
wを出力するものである。なお、図14(b)は、ROM
261のメモリ内容であり、例えば、任意の整数Kのアド
レスに対して先のBK =m/2t の近似値として分母の
t を一律に統一したCK =w/28 を演算するための
読出データw=256 ,128 ,85,64,52,42…
17,16を格納したメモリテーブルを示している。な
お、その他の構成,同じ名称,同じ記号については第3
の実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【0137】このようにして、本発明の第6の実施例に
係るノイズ低減回路によれば、図9(a)に示すように
1Hディレーライン19A,乗算器19B,加算器19C及び
除算回路26Aが具備され、該除算回路26AがROM26
1,乗算器262及び桁合わせ回路263を主構成とする本
発明の第3の除算器から成る。
【0138】例えば、映像信号SINが任意の整数Kに基
づいてフィルタ処理され、そのフィルタ出力信号SXiが
本発明に係る除算回路26Aに出力される。一方、任意の
整数Kが除算回路26Aに出力される。
【0139】このため、除算回路26Aによりフィルタ出
力信号SXiを被除数信号にして、また、任意の整数Kを
除数信号にして除算をすることにより、映像信号SINの
ノイズを低減する回路につき、第3の実施例に比べて、
単位ビット加算器200が省略され、当該装置を更にコン
パクトに構成することが可能となる。ここで、除算回路
26Aでは、例えば、ROM261にアドレスとして任意の
整数Kが指定されると、読出しデータとして乗算定数w
が読み出され、それがROM261から乗算器262に出力
される。また、乗算器262では被除数Xiに乗算定数m
が乗算され、その乗算結果値となる被桁合わせ数Ziが
桁合わせ回路263に出力される。
【0140】このことから、第3の実施例と同様に、除
算回路26Aを被除数Xiを除数Kに基づいて除算をする
除算器と等価に機能させることができる。また、当該除
算回路26Aの場合も従来例の約1/2の基本セルに縮小
することが可能となる。
【0141】これにより、映像信号SINのノイズ低減回
路に係わり、高速パイプライン方式を採用しない除算回
路26Aではトランジスタ設置数が削減され、そのデジタ
ル信号処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0142】なお、図15(b)は、本発明の第6の実施
例に係るノイズ低減回路の他の構成例である。例えば、
除算回路26Bはデコーダ回路264,乗算器265及び桁合
わせ回路266から成り、デコーダ回路264に任意の整数
Kが供給されると、デコードデータとして乗算定数wが
解読され、それらがデコーダ回路264から乗算器265に
出力される。また、乗算器265では被除数Xiに乗算定
数wが乗算され、その乗算結果値となる被桁合わせ数Z
iが桁合わせ回路266に出力される。
【0143】これにより、除算回路26Bを被除数Xiを
除数Kに基づいて除算をする除算器と等価に機能させる
ことができ、デジタル信号処理装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0144】(7)第7の実施例の説明 図16(a)〜(c)は、本発明の第7の実施例に係るデ
ジタル可変フィルタの構成図であり、図17は、本発明の
第7〜第10の実施例に係る入力レベル判定回路の構成図
である。また、図18(a),(b)は、本発明の第7〜
第10の実施例に係る乗算回路の説明図であり、図19
(a),(b)は、本発明の第7〜第10の実施例に係る
DFF,全加算及び半加算回路の構成図である。なお、
図20は、本発明の各実施例に係るデジタルフィルタの構
成図であり、図21(a)〜(c)は、本発明の第7の実
施例に係るデジタル可変フィルタの他の構成図をそれぞ
れ示している。
【0145】なお、第1〜第6の実施例と異なるのは第
7の実施例以下では、映像信号SINの可変フィルタ処理
をするものである。例えば、TV/VTR信号や音声信
号等のフィルタ処理をするデジタル可変フィルタは、図
16(a)において、入力レベル判定回路71,係数生成
回路72,乗算回路73及びデジタルフィルタ74から
成る。
【0146】すなわち、入力レベル判定回路71は入力
レベル判定手段24の一実施例であり、映像信号SINの
レベル判定をするものである。例えば、入力レベル判定
回路71は、図16(b)において、遅延素子71A及び減
算回路71Bから成る。具体的な回路例としては、図17に
示すように、8ビットの映像信号SIN(I1〜I8)の
入力レベルを基準クロックCKに基づいて判定する入力
レベル判定回路71の場合、8つのD型フリップ・フロ
ップ(以下DFFという)回路から成る遅延素子71A
と、8つのインバータIN及び8つの1ビット全加算器
から成る。なお、図19(a)にDFF回路の回路例を示
し、図19(b)に1ビット全加算器の回路例を示す。
【0147】係数生成回路72は係数生成手段25の一
実施例であり、映像信号SINのレベル判定結果xiと定
数kとに基づいて任意の係数Kを生成するものである。
係数生成回路72は図16(c)において、除算回路72A
から成り、例えば、本発明の第1〜第3の除算器から成
る。
【0148】乗算回路73は演算手段26の一実施例で
あり、映像信号SINと任意の整数Kとを乗算するもので
ある。例えば、図18(a)に示すように、8ビット(A
0〜A7)×4ビット(M0〜M3)を乗算する乗算回
路73の場合には、図18(b)に示すように、21個の
全加算器FA及び7個の半加算器HAから成る。なお、
図19(c)に半加算器の回路例を示す。
【0149】また、図21(a)〜(c)に示すように、
演算手段26に係わり乗算回路73に代えて加算回路7
5,除算回路76又は減算回路77により構成しても良
い。この場合、除算回路76には、本発明の第1〜第3
の除算器を用いる。なお、従来例のような高速パイプラ
イン方式の除算器を用いても良い。
【0150】デジタルフィルタ74はフィルタ手段27
の一実施例であり、映像信号SINの乗算値Ziのフィル
タ処理をするものである。例えば、デジタルフィルタ7
4は、図20に示すように、多ビットの映像信号SINを遅
延するn個の遅延素子74Aと、その映像信号SINや遅延
値をkx倍するn+1個の乗算回路74Bと、kx倍に乗
算された演算値を加算する加算回路74Cと、加算された
演算値を除算する除算回路75Dから成る。
【0151】このようにして、本発明の第7の実施例に
係るデジタル可変フィルタによれば、図16(a)に示す
ように、入力レベル判定回路71,係数生成回路72,
乗算回路73及びデジタルフィルタ74が具備される。
【0152】例えば、映像信号SINが入力レベル判定回
路71によりレベル判定されると、該映像信号SINのレ
ベル判定結果に基づいて任意の係数Kが係数生成回路7
2により生成され、その任意の係数Kが乗算回路73に
出力される。一方、当該時刻の映像信号SINが乗算回路
73に出力されると、映像信号SINと任意の整数Kとが
該乗算回路73により乗算され、その乗算結果値(映像
信号SINの演算値)Ziがデジタルフィルタ74により
フィルタ処理される。
【0153】このため、レベル判定結果に基づいて可変
出力される任意の係数Kにより、当該フィルタの特性を
見かけ上,あたかも、数種類のデジタルフィルタが存在
しているように見せかける可変フィルタ特性にすること
が可能となる。このことから、TV/VTR信号や音声
信号等のフィルタ処理に際し、更に、高忠実度のアナロ
グ信号を得るべく多種類のフィルタ特性の要求があった
場合であっても、従来例のように、フィルタ特性が異な
るn個のデジタルフィルタをICチップ内に構成せずと
も、また、それぞれのデジタルフィルタを通過した映像
信号SINを選択する方法を採用せずとも、デジタル可変
フィルタを構成することが可能となる。
【0154】これにより、ICチップ内に構成すべき、
デジタルフィルタの設置数が大幅に低減され、従来例に
比べて多種類のデジタルフィルタを構成するディレイ回
路や乗算回路の縮小化が図られ、当該デジタル可変フィ
ルタを応用したデジタル信号処理装置の高集積化を図る
ことが可能となる。なお、図21(a)〜(c)に示すよ
うに、演算手段26に係わり乗算回路73に代えて加算
回路75,除算回路76又は減算回路77により構成し
た場合にも、同様な効果が得られ、係数生成回路72を
構成する除算回路等を本発明の第1〜第3の除算器によ
り構成することにより、一層デジタル可変フィルタの高
集積化を図ることが可能となる。
【0155】(8)第8の実施例の説明 図22(a)〜(d)は、本発明の第8の実施例に係るデ
ジタル可変フィルタの構成図をそれぞれ示している。
【0156】なお、第7の実施例と異なるのは第8の実
施例では、入力レベル判定回路71及び係数生成回路7
2に代えてデジタルフィルタ81が設けられるものであ
る。例えば、TV/VTR信号や音声信号等のフィルタ
処理をするデジタル可変フィルタは、図22(a)におい
て、デジタルフィルタ81,加算回路82及びデジタル
フィルタ83から成る。
【0157】すなわち、デジタルフィルタ81は第1の
フィルタ手段28の一実施例であり、映像信号SINのフ
ィルタ処理をするものである。例えば、デジタルフィル
タ81は第7の実施例と同様に、図20に示すような多ビ
ットの映像信号SINを遅延するn個の遅延素子74Aと、
その映像信号SINや遅延値をkx倍するn+1個の乗算
回路74Bと、kx倍に乗算された演算値を加算する加算
回路74Cと、加算された演算値を除算する除算回路75D
から成る。ここで、除算回路75Dが本発明の第1〜第3
の除算器から構成される。
【0158】また、加算回路82は演算手段29の一実
施例であり、フィルタ出力信号SZiと映像信号SINとを
加算するものである。デジタルフィルタ83は第2のフ
ィルタ手段30の一実施例であり、映像信号SINの演算
(加算)値Ziのフィルタ処理をするものである。例え
ば、デジタルフィルタ83はデジタルフィルタ81と同
様に、図20に示すような遅延素子74A,n+1個の乗算
回路74B,加算回路74C及び除算回路75Dから成る。こ
こで、除算回路75Dが本発明の第1〜第3の除算器から
構成される。
【0159】このようにして、本発明の第8の実施例に
係るデジタル可変フィルタによれば、図22(a)に示す
ように、デジタルフィルタ81,加算回路82及びデジ
タルフィルタ83が具備される。
【0160】例えば、映像信号SINがデジタルフィルタ
81によりフィルタ処理され、それに基づくフィルタ出
力信号SZiが加算回路82に出力される。一方、当該時
刻の映像信号SINが加算回路82に出力されると、映像
信号SINとフィルタ出力信号SZiとが該加算回路82に
より加算され、その加算値Ziがデジタルフィルタ83
によりフィルタ処理される。
【0161】このため、デジタルフィルタ81から可変
出力されるフィルタ出力信号SZiに基づいて当該回路の
フィルタ特性を第7の実施例と同様に見かけ上,あたか
も、数種類のデジタルフィルタが存在しているように見
せかける可変フィルタ特性にすることが可能となる。
【0162】これにより、第7の実施例と同様に、従来
例に比べて少ないトランジスタ数によりデジタル可変フ
ィルタを構成することが可能となる。なお、図22(b)
〜(d)に示すように加算回路82に代えて乗算回路8
4,除算回路85又は減算回路86により構成した場合
にも、同様な効果が得られ、この除算回路85を本発明
の第1〜第3の除算器により構成することにより、一層
デジタル可変フィルタの高集積化を図ることが可能とな
る。
【0163】(9)第9の実施例の説明 図23(a)〜(d)は、本発明の第9の実施例に係るデ
ジタル可変フィルタの構成図をそれぞれ示している。
【0164】なお、第7の実施例と異なるのは第9の実
施例では、デジタルフィルタ93を除算回路94の前段
に設けたものである。例えば、TV/VTR信号や音声
信号等のフィルタ処理をするデジタル可変フィルタは、
図23(a)において、入力レベル判定回路91,係数生
成回路92,デジタルフィルタ93及び除算回路94か
ら成る。
【0165】すなわち、入力レベル判定回路91は入力
レベル判定手段31の一実施例であり、映像信号SINの
レベル判定をするものである。なお、入力レベル判定回
路91の内部構成は、第7の実施例と同様である。
【0166】係数生成回路92は係数生成手段32の一
実施例であり、映像信号SINのレベル判定結果xiと定
数kとに基づいて任意の係数Kを生成するものである。
なお、係数生成回路92が第7の実施例と同様に、本発
明の第1〜第3の除算器から成る。
【0167】デジタルフィルタ93はフィルタ手段33
の一実施例であり、映像信号SINのフィルタ処理をし、
そのフィルタ出力信号SZiを乗算回路94に出力するも
のである。なお、デジタルフィルタ93は、第7の実施
例と同様に、図20に示すようにn個の遅延素子74A,n
+1個の乗算回路74B,加算回路74C及び除算回路75D
から成る。ここで、除算回路75Dが本発明の第1〜第3
の除算器から構成される。
【0168】除算回路94は演算手段34の一実施例で
あり、フィルタ出力信号SZiに対しレベル判定結果に基
づく任意の整数Kを乗算するものである。なお、除算回
路94は、図5,7,9(a),(b)に示すようなR
OM,デコーダ回路や桁合わせ回路等から成る本発明の
第1〜第3の除算器により構成する。また、除算回路9
4には、従来例のような高速パイプライン方式の除算器
を用いても良い。
【0169】このようにして、本発明の第9の実施例に
係るデジタル可変フィルタによれば、図23(a)に示す
ように、入力レベル判定回路91,係数生成回路92,
デジタルフィルタ93及び除算回路94が具備される。
【0170】例えば、映像信号SINが入力レベル判定回
路91によりレベル判定されると、該映像信号SINのレ
ベル判定結果に基づいて任意の係数Kが係数生成回路9
2により生成され、その任意の係数Kが除算回路94に
出力される。一方、映像信号SINがデジタルフィルタ9
3によりフィルタ処理され、そのフィルタ出力信号SZi
が乗算回路94に出力される。
【0171】このため、デジタルフィルタ93から出力
されるフィルタ出力信号SZiを係数生成回路92から可
変出力される任意の係数Kに基づいて除算回路94によ
り除算することにより、当該装置のフィルタ特性を第
7,第8の実施例と同様に見かけ上,あたかも、数種類
のデジタルフィルタが存在しているように見せかける可
変フィルタ特性にすることが可能となる。
【0172】これにより、第7,第8の実施例と同様
に、従来例に比べて少ないトランジスタ数によりデジタ
ル可変フィルタを構成することが可能となる。なお、図
23(b)〜(d)に示すように除算回路94に代えて乗
算回路95,加算回路96又は減算回路97により構成
した場合にも、同様な効果が得られ、この係数生成回路
92や除算回路94を本発明の第1〜第3の除算回路に
より構成することにより、一層デジタル可変フィルタの
高集積化を図ることが可能となる。
【0173】(10)第10の実施例の説明 図24(a)〜(d)は、本発明の第10の実施例に係るデ
ジタル可変フィルタの構成図をそれぞれ示している。
【0174】なお、第8,第9の実施例と異なるのは第
10の実施例では、先の入力レベル判定回路91及び係数
生成回路92に代えてデジタルフィルタ101 が設けられ
るものである。例えば、TV/VTR信号や音声信号等
のフィルタ処理をするデジタル可変フィルタは、図24
(a)において、デジタルフィルタ101 ,102 及び減算
回路103 から成る。
【0175】すなわち、デジタルフィルタ101 は第1の
フィルタ手段35の一実施例であり、任意のフィルタ特
性に基づいて映像信号SINのフィルタ処理をし、そのフ
ィルタ出力信号SZ1を減算回路103 にするものである。
例えば、デジタルフィルタ101 は第7の実施例と同様
に、図20に示すように、n個の遅延素子74A,n+1個
の乗算回路74B,加算回路74C及び除算回路75Dから成
る。ここで、除算回路75Dが本発明の第1〜第3の除算
器から構成される。
【0176】デジタルフィルタ102 は第2のフィルタ手
段36の一実施例であり、他のフィルタ特性に基づいて
映像信号SINのフィルタ処理をし、そのフィルタ出力信
号SZ2を減算回路103 にするものである。例えば、デジ
タルフィルタ102 はデジタルフィルタ101 と同様に、図
20に示すような遅延素子74A, n+1個の乗算回路74
B, 加算回路74C及び除算回路75Dから成る。ここで、
除算回路75Dが本発明の第1〜第3の除算器から構成さ
れる。また、減算回路103 は演算手段37の一実施例で
あり、フィルタ出力信号SZiと映像信号SINとを減算す
るものである。なお、図21(b)〜(c)に示すよう
に、演算手段37に係わり減算回路103 に代えて乗算回
路104 ,加算回路105 又は除算回路106 により構成して
も良い。この場合、除算回路106 には、本発明の第1〜
第3の除算器を用いる。
【0177】このようにして、本発明の第10の実施例に
係るデジタル可変フィルタによれば、図4(b)に示す
ように、デジタルフィルタ101 ,102 及び減算回路103
が具備される。
【0178】例えば、映像信号SINが任意のフィルタ特
性に基づいてデジタルフィルタ101によりフィルタ処理
され、それに基づくフィルタ出力信号SZ1が減算回路10
3 に出力される。一方、映像信号SINが他のフィルタ特
性に基づいてフィルタ処理され、それに基づくフィルタ
出力信号SZ2が減算回路103 に出力される。
【0179】このため、デジタルフィルタ101 から可変
出力されるフィルタ出力信号SZ1とデジタルフィルタ10
2 から可変出力されるフィルタ出力信号SZ2とに基づい
て減算回路103 により減算処理をすることにより、当該
フィルタの特性を第7〜第9の実施例と同様に見かけ
上,あたかも、数種類のデジタルフィルタが存在してい
るように見せかける可変フィルタ特性にすることが可能
となる。
【0180】これにより、第7〜第9の実施例と同様
に、従来例に比べて少ないトランジスタ数によりデジタ
ル可変フィルタを構成することが可能となる。なお、図
24(b)〜(d)に示すように、減算回路103 に代えて
乗算回路104 ,加算回路105 又は除算回路106 により構
成した場合にも、同様な効果が得られ、この除算回路10
6 を本発明の第1〜第3の除算器により構成することに
より、一層デジタル可変フィルタの高集積化を図ること
が可能となる。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように本発明の除算器によ
れば、定数出力手段及び乗算手段が具備され、該定数出
力手段が記憶回路又は論理回路から成る。
【0182】このため、定数出力手段に除数が供給され
ると乗算定数が出力され、これに基づいて、被除数に乗
算定数が乗算される。このことから、被除数を除数に基
づいて除算をする除算器と等価に機能させることができ
る。
【0183】また、本発明の他の除算器によれば定数出
力手段,乗算手段及び桁合わせ手段が具備され、該定数
出力手段が記憶回路又は論理回路から成る。このため、
定数出力手段に除数が供給されると、乗算定数及び桁合
わせ定数が出力され、これに基づいて被除数に乗算定数
が乗算され、その桁合わせ定数に基づいて、又は、固定
値に基づいて被桁合わせ数が桁合わせ手段により桁合わ
せされ、被除数を除数に基づいて除算をする除算器と等
価に機能させることができる。このことから、高速パイ
プライン方式を採用しない除算器を構成することがで
き、当該除算器を従来例の約1/2の基本セルに縮小す
ることが可能となる。
【0184】また、本発明のデジタル信号処理装置によ
れば、フィルタ手段,加算器及び除算手段が具備され、
該除算手段が本発明の除算器から成る。このため、除算
手段によりフィルタ出力信号を被除数信号にして、加算
値を除数信号にして除算をすることにより、被処理信号
のノイズを低減する回路につき、従来例に比べてコンパ
クトに構成することが可能となる。なお、加算器を省略
することで、更にコンパクト化が図られる。これによ
り、トランジスタ設置数が削減され、そのデジタル信号
処理装置の高集積化を図ることが可能となる。
【0185】また、本発明の他のデジタル信号処理装置
によれば、入力レベル判定手段,係数生成手段,演算手
段及びフィルタ手段が具備され、該演算手段が、乗算回
路,加算回路,除算回路又は減算回路から成る。
【0186】このため、レベル判定結果に基づいて可変
出力される任意の係数により、当該装置のフィルタ特性
を見かけ上,可変フィルタ特性にすることが可能とな
る。また、フィルタ手段を演算手段の前段に設けた場合
にも、フィルタ手段から出力されるフィルタ出力信号を
係数生成手段から可変出力される任意の係数に基づいて
演算手段により演算することにより、当該装置のフィル
タ特性を見かけ上,可変フィルタ特性にすることが可能
となる。
【0187】さらに、本発明の他のデジタル信号処理装
置によれば、第1のフィルタ手段,演算手段及び第2の
フィルタ手段が具備され、該演算手段が、乗算回路,加
算回路,除算回路又は減算回路から成る。
【0188】このため、第1のフィルタ手段から可変出
力されるフィルタ出力信号に基づいて当該装置のフィル
タ特性を見かけ上,可変フィルタ特性にすることが可能
となる。また、第1のフィルタ手段を演算手段の前段に
設けた場合にも、第1のフィルタ手段から可変出力され
るフィルタ出力信号と第2のフィルタ手段から可変出力
されるフィルタ出力信号とに基づいて演算処理をするこ
とにより、当該装置のフィルタ特性を見かけ上,可変フ
ィルタ特性にすることが可能となる。
【0189】このことから、TV/VTR信号や音声信
号等のフィルタ処理に際し、更に、高忠実度のアナログ
信号を得るべく多種類のフィルタ特性の要求があった場
合に、従来例のようにフィルタ特性が異なるn個のデジ
タルフィルタをICチップ内に構成せずとも、また、そ
れぞれのデジタルフィルタを通過した映像信号を選択す
る方法を採用せずとも、デジタル可変フィルタを構成す
ることが可能となる。
【0190】これにより、従来例に比べて少ないトラン
ジスタ数によりノイズ低減回路やデジタル可変フィルタ
等のデジタル信号処理装置を構成することでき、ICチ
ップ内に構成すべき、デジタルフィルタ等の設置数の大
幅な削減化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除算器の原理図である。
【図2】本発明に係るデジタル信号処理装置の原理図
(その1)である。
【図3】本発明に係るデジタル信号処理装置の原理図
(その2)である。
【図4】本発明に係るデジタル信号処理装置の原理図
(その3)である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るノイズ低減回路の
構成図である。
【図6】本発明の第1,第2の実施例に係るROMメモ
リ内容の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係るノイズ低減回路の
構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る桁合わせ回路の構
成図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係るノイズ低減回路の
構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る桁合わせ回路の構
成図である。
【図11】本発明の第3,第4の実施例に係るROMメモ
リ内容の説明図である。
【図12】本発明の第4の実施例に係るノイズ低減回路の
構成図である。
【図13】本発明の第5の実施例に係るノイズ低減回路の
構成図である。
【図14】本発明の第5,第6の実施例に係るROMメモ
リ内容の説明図である。
【図15】本発明の第6の実施例に係るノイズ低減回路の
構成図である。
【図16】本発明の第7の実施例に係るデジタル可変フィ
ルタの構成図である。
【図17】本発明の第7〜第10の実施例に係る入力レベル
判定回路の構成図である。
【図18】本発明の第7〜第10の実施例に係る乗算回路の
説明図である。
【図19】本発明の第7〜第10の実施例に係るDFF,全
加算及び半加算回路の構成図である。
【図20】本発明の各実施例に係るデジタルフィルタの構
成図である。
【図21】本発明の第7の実施例に係るデジタル可変フィ
ルタの他の構成図である。
【図22】本発明の第8の実施例に係るデジタル可変フィ
ルタの構成図である。
【図23】本発明の第9の実施例に係るデジタル可変フィ
ルタの構成図である。
【図24】本発明の第10の実施例に係るデジタル可変フィ
ルタの構成図である。
【図25】従来例に係るデジタル信号処理装置の説明図で
ある。
【図26】従来例に係る問題点を説明する除算器の構成図
である。
【符号の説明】
11,13,16…定数出力手段、 12,14,17…乗算手段、 15,18…桁合わせ手段、 19,22,27,33…フィルタ手段、 20…加算器、 21…除算手段、 24,31…入力レベル判定手段、 25,32…係数生成手段、 26,29,34,37…演算手段、 28,35…第1のフィルタ手段、 30,36…第2のフィルタ手段、 Xi…被除数、 K又はK+α…除数(又は任意の整数,加算値)、 A,m,w…乗算定数、 t…桁合わせ定数、 Zi…乗算値、 SIN…被処理信号、 K…任意の整数、 SXi…被除数信号、 SZi,SZ1,SZ2…フィルタ出力信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 浩志 鹿児島県薩摩郡入来町副田5950番地 株式 会社九州富士通エレクトロニクス内 (72)発明者 原 耕一 鹿児島県薩摩郡入来町副田5950番地 株式 会社九州富士通エレクトロニクス内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被除数(Xi)を除数(K又はK+α)
    に基づいて除算をする除算器において、前記除数(K又
    はK+α)に基づいて乗算定数(A)を出力する定数出
    力手段(11)と、前記被除数(Xi)に乗算定数
    (A)を乗算する乗算手段(12)とを具備することを
    特徴とする除算器。
  2. 【請求項2】 被除数(Xi)を除数(K又はK+α)
    に基づいて除算をする除算器において、前記除数(K又
    はK+α)に基づいて乗算定数(m)及び桁合わせ定数
    (t)を出力する定数出力手段(13)と、前記被除数
    (Xi)に乗算定数(m)を乗算する乗算手段(14)
    と、前記桁合わせ定数(t)に基づいて乗算された被桁
    合わせ数(Zi)の桁合わせをする桁合わせ手段(1
    5)とを具備することを特徴とする除算器。
  3. 【請求項3】 被除数(Xi)を除数(K又はK+α)
    に基づいて除算をする除算器において、前記除数(K又
    はK+α)に基づいて乗算定数(w)を出力する定数出
    力手段(16)と、前記被除数(Xi)に乗算定数
    (w)を乗算する乗算手段(17)と、前記乗算された
    被桁合わせ数(Zi)の桁合わせをする桁合わせ手段
    (18)とを具備することを特徴とする除算器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の除算器におい
    て、前記定数出力手段(11,13,16)が、記憶回
    路又は論理回路から成ることを特徴とする除算器。
  5. 【請求項5】 被処理信号(SIN)と任意の整数(K)
    とに基づいてフィルタ処理をするフィルタ手段(19)
    と、前記任意の整数(K)に「1」を加算する加算器
    (20)と、前記フィルタ処理された被除数信号(SX
    i)を加算値(K+1)に基づいて除算をする除算手段
    (21)とを具備し、前記除算手段(21)が、請求項
    1〜4記載の除算器から成ることを特徴とするデジタル
    信号処理装置。
  6. 【請求項6】 被処理信号(SIN)と任意の整数(K)
    とに基づいてフィルタ処理をするフィルタ手段(22)
    と、前記フィルタ処理された被除数信号(SXi)を加算
    値(K)に基づいて除算をする除算手段(23)とを具
    備し、前記除算手段(23)が、請求項1〜4記載の除
    算器から成ることを特徴とするデジタル信号処理装置。
  7. 【請求項7】 被処理信号(SIN)のレベル判定をする
    入力レベル判定手段(24)と、前記被処理信号(SI
    N)のレベル判定結果に基づいて任意の係数(K)を生
    成する係数生成手段(25)と、前記被処理信号(SI
    N)と任意の整数(K)とを演算する演算手段(26)
    と、前記被処理信号(SIN)の演算値(Zi)のフィル
    タ処理をするフィルタ手段(27)とを具備し、前記演
    算手段(26)が、乗算回路,加算回路,除算回路又は
    減算回路から成ることを特徴とするデジタル信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 被処理信号(SIN)のフィルタ処理をす
    る第1のフィルタ手段(28)と、前記フィルタ処理に
    基づく任意の整数(K)と被処理信号(SIN)とを演算
    する演算手段(29)と、前記被処理信号(SIN)の演
    算値(Zi)のフィルタ処理をする第2のフィルタ手段
    (30)とを具備し、前記演算手段(29)が、乗算回
    路,加算回路,除算回路又は減算回路から成ることを特
    徴とするデジタル信号処理装置。
  9. 【請求項9】 被処理信号(SIN)のレベル判定をする
    入力レベル判定手段(31)と、前記被処理信号(SI
    N)のレベル判定結果に基づいて任意の係数(K)を生
    成する係数生成手段(32)と、前記被処理信号(SI
    N)のフィルタ処理をするフィルタ手段(33)と、前
    記フィルタ処理された被処理信号(SIN)に対しレベル
    判定結果に基づく任意の整数(K)を演算する演算手段
    (34)とを具備し、前記演算手段(34)が、乗算回
    路,加算回路,除算回路又は減算回路から成ることを特
    徴とするデジタル信号処理装置。
  10. 【請求項10】 被処理信号(SIN)を任意のフィルタ特
    性に基づいてフィルタ処理する第1のフィルタ手段(3
    5)と、前記被処理信号(SIN)を他のフィルタ特性に
    基づいてフィルタ処理をする第2のフィルタ手段(3
    6)と、前記フィルタ処理された2つの被処理信号(S
    IN)を演算する演算手段(37)とを具備し、前記演算
    手段(37)が、乗算回路,加算回路,除算回路又は減
    算回路から成ることを特徴とするデジタル信号処理装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項7及び9記載のデジタル信号処理
    装置において、前記係数生成手段(25,32)が請求
    項1〜4記載の除算器から成ることを特徴とするデジタ
    ル信号処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項7〜10記載のデジタル信号処理装
    置において、前記演算手段(26,29,34,37)
    に係る除算回路が請求項1〜4記載の除算器から成るこ
    とを特徴とするデジタル信号処理装置。
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