JPH0786928A - ディタル・ループフィルタ回路 - Google Patents

ディタル・ループフィルタ回路

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JPH0786928A
JPH0786928A JP5248602A JP24860293A JPH0786928A JP H0786928 A JPH0786928 A JP H0786928A JP 5248602 A JP5248602 A JP 5248602A JP 24860293 A JP24860293 A JP 24860293A JP H0786928 A JPH0786928 A JP H0786928A
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JP
Japan
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loop filter
output
adder
value
coefficient
Prior art date
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Pending
Application number
JP5248602A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahisa Kamiyama
忠久 神山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0786928A publication Critical patent/JPH0786928A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディタルPLL回路に使用されるループフィ
ルタを、乗算器を使わずに加算器、減算器及びビットシ
フタで実現することにより、回路規模を小さくし、かつ
動作速度を高速化することが可能となる。 【構成】 加算器5には、ある時刻tの出力信号と、時
刻(t−1)に加算器5から出力された値(Y(t−
1))を値が大きくなる方向にnビットシフトした後、
Y(t−1)を減じ、さらに値が小さくなる方向にnビ
ットシフトした値が入力される。加算器5からの出力も
値が小さくなる方向にnビットシフトしたのち出力す
る。加算器5の演算は、入力信号に対して2のn乗倍の
数値で行われるため、精度の高い演算が可能となる。ま
た、nの値を変えることにより、フィルタの効果を適当
な度合に調節することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディタルPLL(位相
同期:PhaseIockedIoop)回路に利用さ
れるループフィルタ、特に回路構成が簡単で高速動作が
要求されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】ディタルPLL回路は、一般的に図2に
示すような構成を取る。入力信号と再生クロック信号と
の位相差を位相差検出回路21で検出し、その位相差信
号をループフィルタ22で平滑化する。可変分周器23
では、平滑化した信号の値に応じて分周比を制御して基
準クロックを分周することにより、入力信号に同期した
再生クロック信号を生成する。従来のディタルPLL回
路で用いられるディダル・ループフィルタは、特開平4
−207525号に説明されているように、図3に示す
構成を取る。これは、巡回型ディタル・フィルタとして
構成されたもので、入力される位相差信号は、係数乗算
器35で係数cが付与されて加算器36に入力される。
また、位相差信号は、係数乗算器31で係数aが付与さ
れて加算器32に入力される。加算器32はそれ自身の
出力を単位遅延素子34を介して係数乗算器33で係数
b付与して帰還し、係数乗算器31からの出力と加算す
る。加算器32の出力は加算器36にに入力されて、係
数乗算器35からの出力と加算されて出力される。図3
中の係数cの値を0とした簡易型のディタル・ループフ
ィルタの構成を図4に示す。簡易型の場合でも、ループ
フィルタ内には乗算器が多数必要となるため、実現する
ための回路規模が大きくなってしまう。また乗算に要す
る処理時間も通常の回路に比べて長くかかるため、ディ
タル・ループフィルタ全体の動作クロックをあまり高速
化できない等の欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、乗算器を使
わずに簡易型のディタル・ループフィルタを実現するこ
とにより、前記従来技術における回路規模が大きくなる
点、及び動作速度を高速化することが難しい点を解決す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディタル・ル
ープフィルタ回路であって、複数ビットからなる信号を
単位時間遅らせる単位遅延手段と、該単位遅延手段から
の出力データに第1の係数を付加する第1の係数付加手
段と、該係数付加手段からの出力と入力信号との和を取
り、その結果を前記単位遅延手段に送る加算手段と、該
加算手段の出力に第2の係数を付加して出力する第2の
係数付加手段からなるものである。また、上記ディタル
・ループフィルタ回路において、上記加算手段の出力
を、上記第2の係数付加手段を通すことなく、直接外部
に出力する手段を具備するものである。上記ディタル・
ループフィルタ回路のうち、第1の係数付加手段として
は、上記単位遅延手段の出力データを値が大きくなる方
向にnビットシフトする左シフト手段と、該左シフト手
段の出力データから前記単位遅延手段の出力信号を減算
する減算手段と、核減算手段の出力データを値が小さく
なる方向にnビットシフトする第1の右シフト手段とか
らなり、第2の係数付加手段としては、上記加算手段の
出力を値が小さくなる方向にnビットシフトする第2の
右シフト手段からなるものである。
【0005】
【作用】上記ディタル・ループフィルタの構成を図5に
示す。51は単位遅延素子、52は単位遅延素子51の
出力に係数qを乗ずる係数乗算器、53は加算器、54
は加算器53の出力に係数pを乗ずる係数乗算器であ
る。時刻t(tは離散的な値)における入力信号をX
(t)、加算器53の出力信号をY(t)、ディタル・
ループフィルタの出力信号をZ(t)とするとき、図5
の構成で行われる処理は以下の式で表される。 Z(t)=p・{X(t)+q・Y(t−1)} =p・〔{X(t)+q・{(1/p)・Z(t−1)}〕 =p・X(t)+q・Z(t−1) これは、図4の構成で行われる処理と同じになる。即
ち、a=p、b=qとなる。ここで、p及びqを以下の
ように定義する時、上式は以下のようになる。 p=1/2**n (ここで「**n」はn乗す
ることを表す) q=(2**n−1)/2**n とする時 Z(t)=1/2**n・X(t)+ (2**n−1)/2**n・Z(t−1) 従って、上記ディタル・ループフィルタ回路では、入力
信号=1に対して、単位時間前の出力信号(即ち、過去
の出力を平滑化した値)=(2のn乗−1)の重みをつ
けて加算することになる。また、図4において、加算器
42に入力される信号は、a倍、即ち1/2**n倍さ
れているので、演算中の丸め処理などにより精度が落ち
てしまう。一方、図5の構成では、加算器53で行われ
る演算がディタル・ループフィルタ回路の入力信号に対
して2のn乗倍の数値で行われるため、精度の高い演算
が可能となる。上記ディタル・ループフィルタ回路で
は、nの値を大きくすればするほど、フィルタによる平
滑化の効果を大きくすることになるため、nの値を変え
ることにより、フィルタの効果を適当な度合いに調節す
ることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1はディタルPLL回路におけるディタル
・ループフィルタの構成図であり、1はループフィルタ
内部の信号を単位時間遅延させる単位遅延素子、2は単
位遅延素子1の出力データを値が大きくなる方向(MS
B方向)にnビットシフトするnビット左シフタ、3は
nビット左シフタ2の出力データから前記単位遅延素子
1により遅延された出力信号を減算する減算器、4は減
算器3の出力を値が小さくなる方向(LSB方向)にn
ビットシフトするnビット右シフタ、5はnビット右シ
フタ4の出力と入力信号とを加算する加算器、6は加算
器5の出力を値が小さくなる方向(LSB方向)にnビ
ットシフトするnビット右シフタである。
【0007】次に動作について説明する。ここでは、パ
ラメータn=3の場合について説明する。ディタル・ル
ープフィルタ回路は基準となる時刻(t)ごとに発生す
るクロックに同期して動作する。ある時刻tに入力とし
て与えられた信号X(t)は加算器5に入力される。加
算器5のもう一方の入力としては、時刻(t−1)に加
算器5から出力された値(ここではY(t−1)とす
る)に、(2**n−1)/2**n=7/8を乗じた
ものが入力される。7/8を乗じた演算は、Y(t−
1)を8倍してからY(t−1)を減じ、その結果を1
/8にすることで実現できる。8倍及び1/8倍は、デ
ータのビットを左方向あるいは右方向に3ビットシフト
することで実現できるため、複雑な乗算器を必要としな
い。また、実施例ではシフタを用いているが、各ビット
の配線順序を変更することにより、見かけ上シフトした
ことと同様にする方法も可能である。このように、減算
器1個とシフタ2個で係数の付加が実現できる。
【0008】なお、実施例の単位時間遅延素子1として
は、基準となるクロックに同期して動作するフリップフ
ロック回路や、遅延素子を用いても良い。また、加算器
5からの出力は入力信号の(2**n)=8倍の値とな
るため、nビット右シフタ6により、1/2**n=1
/8倍にする。このように図5における係数をp=1/
2**n、q=(2**n−1)/2**nとすること
で、各部の回路が簡単になり、また乗算器のような複雑
で処理時間のかかる回路を必要としないため、基準とな
る動作クロックを高速化することができる。実施例で
は、加算器5からの出力をnビット右シフタ6により1
/8にして出力しているが、加算器5からの出力を直接
出力として外部でそれを参照する時に、下位3ビットを
小数点以下であると見ることも可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、フィルタの効果を決定
するパラメータに制限はあるものの、乗算器を使うこと
なくディタル・ループフィルタ回路構成できるため、回
路規模を従来の構成の場合よりも小さくすることが可能
となる。また、乗算器より演算速度の早い加算器・減算
器を使っているため、ディタル・ループフィルタ全体の
動作クロックを従来の回路よりも高速化することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディタル・ループフィルタ
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のディタルPLL回路を示すブロック図で
ある。
【図3】従来のディタルPLL回路に使用されるディタ
ル・ループフィルタ回路の基本的な構成を示すブロック
図である。
【図4】図3に示した従来のディタル・ループフィルタ
回路を簡単化したブロック図である。
【図5】本発明の一実施例のディタル・ループフィルタ
回路の基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 単位遅延素子 2 nビット左シフタ 3 減算器 4 nビット右シフタ 5 加算器 6 nビット右シフタ 21 位相差検出回路 22 ループフィルタ 23 可変分周器 31 係数乗算器 32 加算器 33 係数乗算器 34 単位遅延素子 35 係数乗算器 36 加算器 41 係数乗算器 42 加算器 43 係数乗算器 44 単位遅延素子 51 単位遅延素子 52 係数乗算器 53 加算器 54 係数乗算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 7/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビットからなる信号を単位時間遅ら
    せる単位遅延手段と、該単位遅延手段からなる出力デー
    タに第1の係数を付加する第1の係数付加手段と、該係
    数付加手段からの出力と入力信号との和を取り、その結
    果を前記単位遅延手段に送る加算手段と、該加算手段の
    出力に第2の係数を付加して出力する第2の係数付加手
    段からなるディタル・ループフィルタ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディタル・ループフィ
    ルタ回路において、上記加算手段の出力を、前記第2の
    係数付加手段を通すことなく、直接外部に出力する手段
    を有することを特徴とするディタル・ループフィルタ回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2に記載のディタル・ルー
    プフィルタ回路において、第1の係数付加手段として
    は、上記単位遅延手段の出力データを値が大きくなる方
    向にnビットシフトする左シフト手段と、該左シフト手
    段の出力データから前記単位遅延手段の出力信号を減算
    する減算手段と、該減算手段の出力データを値が小さく
    する方向にnビットシフトする第1の右シフト手段とか
    らなり、第2の係数付加手段としては、上記加算手段の
    出力を値が小さくなる方向にnビットシフトする第2の
    右シフト手段を有することを特徴とするディタル・ルー
    プフィルタ回路。
JP5248602A 1993-09-10 1993-09-10 ディタル・ループフィルタ回路 Pending JPH0786928A (ja)

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