JPH06195133A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH06195133A
JPH06195133A JP35806292A JP35806292A JPH06195133A JP H06195133 A JPH06195133 A JP H06195133A JP 35806292 A JP35806292 A JP 35806292A JP 35806292 A JP35806292 A JP 35806292A JP H06195133 A JPH06195133 A JP H06195133A
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piston
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Takeshi Nakajima
健 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電磁切換弁と減圧弁とを組み合わ
せて電磁弁となし、減圧機能をもった1個の電磁弁で流
体圧モータ、単動形流体圧シリンダ等の流体圧アクチュ
エータを操作することができるようになすことを課題と
する。 【構成】 本発明は、電磁切換弁3と主弁本体1と調整
部本体2とを備えた電磁弁において、弁本体の主弁弁体
8にはPポート、Aポート、Rポートが連通され、調整
部本体には、出力部材40が主弁弁体と接触しない第1位
置と、主弁弁体と接触して主弁弁体に所定の力を作用さ
せる第2位置とがあり、第1位置と第2位置との切換は
電磁切換弁の操作によって行われ、Pポートに流体圧を
供給すると、第1位置のときAポートとRポートとが連
通され、第2位置のときAポートがPポート又はRポー
トと連通されて、Aポート側が設定圧力に維持されるよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体圧アクチュエータ
に連結される方向制御弁と減圧弁とを一体化した電磁弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−309105号公報には、空
気圧用リリーフ付減圧弁と称する弁が掲載されている。
この空気圧用リリーフ付減圧弁は、電磁切換弁を備えた
切換機構によって圧力特性を変えることができ、空気圧
用リリーフ付減圧弁を2個組み合わせて減圧機能と方向
制御機能とを持たせることができる。なお、空気圧用リ
リーフ付減圧弁の減圧弁本体には5種類あるが、何れも
十分な圧力バランスが実現されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電磁切換弁
と減圧弁とを組み合わせて電磁弁となし、減圧機能をも
った1個の電磁弁で流体圧モータ、単動形流体圧シリン
ダ等の流体圧アクチュエータを操作することができるよ
うになすことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するために、電磁切換弁と主弁本体と調整部本体とを
備えた電磁弁において、主弁本体の主弁弁体にはPポー
ト、Aポート、Rポートが連通され、調整部本体には、
出力部材が主弁弁体と接触しない第1位置と、主弁弁体
と接触して主弁弁体に所定の力を作用させる第2位置と
があり、第1位置と第2位置との切換は電磁切換弁の操
作によって行われ、Pポートに流体圧を供給すると、第
1位置のときAポートとRポートとが連通され、第2位
置のときAポートがPポート又はRポートと連通され
て、Aポート側が設定圧力に維持されるように構成した
ものである。
【0005】
【作用】Pポートに流体圧を供給すると、電磁切換弁の
操作によって、調整部本体の出力部材の位置が第1位置
又は第2位置へ切換えられ、第1位置のときAポートと
Rポートとが連通されて、Aポート側の流体はRポート
に戻される。第2位置のときは、AポートがPポート又
はRポートと連通されて、流体がPポートからAポート
へ流れ、又はAポートからRポートに逃がされて、Aポ
ート側が設定圧力に維持される。
【0006】
【実施例】図1及び図2は、本発明の第1実施例の電磁
弁を示す。主弁本体1の上面に調整部本体2が載置さ
れ、調整部本体2の上面にカバー10が載置され、長ボル
ト11によりカバー10、調整部本体2及び主弁本体1が固
定され、短ボルト12によりカバー10と調整部本体2とが
固定される。主弁本体1の下面視で中央部には段付孔が
垂直方向に向けて形成され、段付孔の上部小径部が一次
圧室4とされ、段付孔の下部大径部は主弁本体1の下面
に開口されRポートとなっている。段付孔の下部大径部
には可撓性の環状シール13が挿入され、次いで中空のシ
ール保持体14が挿入され、シール保持体14の抜け出しは
金具15により防止される。こうして環状シール13は段付
孔の段部とシール保持体14とによってその外周部が固定
され、段付孔の下部大径部とシール保持体14との間には
Oリングが配設される。一次圧室4の上部には主通路16
を介して二次圧室5が形成され、二次圧室5は通路20を
介してAポートに連通され、また通路21を介してゲージ
ポートポートに連通される。Aポートは主弁本体1の一
側面(図1で右側面)に開口され、ゲージポートは他側
面(図1で左側面)に開口される。二次圧室5の上部に
は孔部を介して下シリンダ部が形成され、下シリンダ部
には第2ピストン7が摺動自在に嵌合され、第2ピスト
ン7の外周と下シリンダ部との間にはOリングが配設さ
れる。第2ピストン7の上側の室を第2ピストン室18と
称し、第2ピストン室18の上面は調整部本体2の下面で
あり、第2ピストン室18と調整部本体2との間にはOリ
ングが配設される。第2ピストン7の下側の室をフィー
ドバック室19と称し、フィードバック室19は、排気通路
22を介して通路20に連通され、フィードバック通路23を
介して通路21に連通される。中空の主弁弁体8が一次圧
室4及び二次圧室5内に挿入され、主弁弁体8の上部の
環状部24が二次圧室5とフィードバック室19との間の孔
部に摺動自在に嵌合される。主弁弁体8の下方部外周に
は環状溝が形成され、この環状溝に環状シール13の内周
部が嵌合、固定され、環状シール13と主弁弁体8とによ
って一次圧室4とRポートとの連通が遮断される。主弁
弁体8の軸方向の中央部外周には鍔25が一体に形成さ
れ、鍔25の上面に可撓性材料製の環状弁シート27が固定
され、鍔25の下面と環状シール13との間にスプリング26
が介装される。主通路16の外壁の下端に弁座28が形成さ
れ、弁座28に環状弁シート27が当接されると、一次圧室
4と二次圧室5との間の連通が遮断される。
【0007】調整部本体2には、スプリング室29と小径
の上シリンダ部とが垂直方向に連続して形成され、スプ
リング室29は調整部本体2の上面に開口される。上シリ
ンダ部には第1ピストン6が摺動自在に嵌合され、第1
ピストン6と第2ピストン7とはステム30によって連結
され、第1ピストン6の直径と第2ピストン7の直径と
は同一である。第1ピストン6の外周と上シリンダ部と
の間にはOリングが配設され、ステム30の外周とその挿
通孔との間にもOリングが配設される。第1ピストン6
の下側の室を第1ピストン室17と称し、第1ピストン6
の上側の室はスプリング室29となる。スプリング室29に
はスプリング受け31が挿通され、スプリング受け31と第
1ピストン6との間に調圧スプリング32が介装される。
カバー10のねじ孔には調整ねじ33が螺合され、調整ねじ
33の下端の小径部がスプリング受け31の孔部に嵌合さ
れ、調整ねじ33を回転することによりスプリング受け31
を移動することができる。調整部本体2及びカバー10の
側面(図1で左側面)に電磁切換弁3が連結され、電磁
切換弁3の側面(図1で右側面)には、下方からPポー
ト、Aポート、Rポートが順次に開口される。電磁切換
弁3は、オフ(電気が遮断状態)のときは弁体が下位置
にあってAポートとRポートとが連通され、オン(電気
が通電状態)のときは弁体が上位置にあってPポートと
Aポートとが連通される。電磁切換弁3のRポートはポ
ート9を介して大気に連通され、スプリング室29は通路
34を介して大気に連通される。一次圧室4と電磁切換弁
3のPポートとが通路37によって連通され、通路37と第
1ピストン室17とが通路38によって連通され、電磁切換
弁3のAポートと第2ピストン室18とが通路39によって
連通される。
【0008】図2(a) は、本発明の第1実施例の電磁切
換弁3を複数個連設した状態が示され、その連設体の端
部(図2(a) で左端部及び右端部)にPポートが形成さ
れる。弁本体1の端部(図2(a) で左端部及び右端部)
に連結孔が形成され、連結孔にパイプ35が挿入され、パ
イプ35の外周と連結孔との間はOリングによって密封さ
れる。パイプ35の内部と一次圧室4との間は、断面が偏
平な連通路36によって連通され、一次圧室4と電磁切換
弁3のPポートとが通路37によって連通される。通路37
と第1ピストン室17とが通路38によって連通され、電磁
切換弁3のAポートと第2ピストン室18とが通路39によ
って連通される。第2ピストン7の下面には円形の弁シ
ート40(出力部材)が固定され、弁シート40に主弁弁体
8の上端部が当接するとき、主弁弁体8の内孔41とフィ
ードバック室19との間の連通が遮断される。
【0009】本発明の第1実施例の電磁弁の作用につい
て説明する。エアは、電磁切換弁3の位置に関係なく、
常にPポート、パイプ35、連通路36を通って一次圧室4
に流入し、更に通路37、38を通って第1ピストン室17に
流入する。電磁切換弁3がオフのとき、電磁切換弁3の
弁体が下位置にあって電磁切換弁3のAポートとRポー
トとが連通されるので、第2ピストン室18は通路39、電
磁切換弁3のAポート・Rポート等を通って大気に連通
する。第1ピストン室17内のエアが第1ピストン6に上
向きの力を作用させ、この上向きの力が調圧スプリング
32の当初の弾発力に打ち勝ち、第1ピストン6が上昇す
る。第1ピストン6・第2ピストン7の上昇により、弁
シート40が主弁弁体8の上端から離れ、また主弁弁体8
はスプリング26の作用により上位置に維持され、環状弁
シート27が弁座28に当接する。従って、一次圧室4と二
次圧室5との連通は遮断され、Aポートは通路20、排気
通路22、フィードバック室19、主弁弁体8の内孔41を介
してRポートに連通され、Aポート側(出口側)のエア
は大気に排出される。つまり、電磁切換弁3がオフのと
き、一次圧室4と二次圧室5との連通は遮断され、閉鎖
される。次に電磁切換弁3がオンとなると、電磁切換弁
3の弁体が上位置に切り換えられ、電磁切換弁3のPポ
ートとAポートとが連通され、エアが一次圧室4から通
路37、電磁切換弁3のPポート・Aポート、通路39を通
って第2ピストン室18にも流入する。こうして第1ピス
トン室17及び第2ピストン室18にエアが供給され、第1
ピストン6と第2ピストン7の受圧面積は同一で、作用
する力の方向は反対であるので、第1ピストン6と第2
ピストン7に作用するエアの力は相殺される。第1ピス
トン6・第2ピストン7は、調圧スプリング32の下向き
の弾発力を受けて下方に移動し、弁シート40が主弁弁体
8の上端に当接され、次いでスプリング26の作用に抗し
て下方に移動し、主弁弁体8を下方へ移動させる。主弁
弁体8の下方への移動により、環状弁シート27が弁座28
から離れ、主通路16を介して一次圧室4と二次圧室5と
が連通される。エアは、一次圧室4から環状弁シート27
と弁座28の間の隙間、主通路16を通って二次圧室5に流
入し、更に通路20、Aポートを通って目的箇所へ送られ
る。そして、Aポート側(出口側)の圧力が設定圧に達
すると、その圧力が通路20、二次圧室5、フィードバッ
ク通路23を介してフィードバック室19に伝わり、第2ピ
ストン7の下面に作用する上向きの力が調圧スプリング
32の下向きの弾発力に打ち勝つ。第1ピストン6・第2
ピストン7及び主弁弁体8が上方へ移動し、環状弁シー
ト27が弁座28に当接して、一次圧室4と二次圧室5との
連通が遮断され、二次圧の上昇は停止する。一方、二次
圧のオーバシュート分があった場合には、第1ピストン
6・第2ピストン7が更に上方へ移動し、弁シート40が
主弁弁体8の上端から離れてエアをリリーフし、所定の
圧力に設定する。次にAポート側の圧力が設定圧より低
下すると、第1ピストン6・第2ピストン7及び主弁弁
体8が再び下方へ移動し、一次圧室4と二次圧室5とが
連通されて、PポートからAポート側にエアが流れる。
調整ねじ33を回転させて調圧スプリング32の設定を変
え、設定圧を変更すると、新しい設定圧を基準にして前
記と同様に作用する。つまり、電磁切換弁3がオンのと
き、一次圧室4と二次圧室5とが連通され、開放される
が、減圧弁の機能により設定圧に達すると閉鎖される。
このように電磁切換弁3がオンのときには、本発明の電
磁弁が減圧弁の機能をも奏するので、本発明の電磁弁を
減圧機能付電磁弁と称することができる。本発明の電磁
弁1個で通常の電磁弁と減圧弁の機能を有するので、コ
ストの低下と取付工数の減少を実現することができる。
【0010】図3は、本発明の第2実施例の電磁弁を示
す。第2実施例の構成は、第1実施例の構成における通
路37、通路38及び通路39について変更をしたものであ
る。即ち、第2実施例においては、一次圧室4と電磁切
換弁3のPポートとが通路43によって連通され、電磁切
換弁3のAポートと第1ピストン室17とが通路44によっ
て連通され、第2ピストン室18が通路45を介して大気に
連通され、その余の構成は第1実施例と同一である。第
2実施例において、第1実施例と同じ部分には第1実施
例と同じ符号を付し、その構成に関する説明は省略す
る。
【0011】本発明の第2実施例の電磁弁の作用につい
て説明する。エアは、Pポート、パイプ35、連通路36を
通って一次圧室4に流入し、更に通路43を通って電磁切
換弁3のPポートに達する。電磁切換弁3がオフのと
き、電磁切換弁3のAポートとRポートとが連通され、
第1ピストン室17は通路44、電磁切換弁3のAポート・
Rポートを介して大気に連通される。第1ピストン室17
及び第2ピストン室18が共に大気に連通され大気圧とな
るので、第1ピストン6・第2ピストン7には調圧スプ
リング32の弾発力のみが作用する。この状態は第1実施
例の電磁切換弁3がオンのときと同じであり、第1実施
例の電磁切換弁3がオンのときと同様に作動して、エア
は、一次圧室4から環状弁シート27と弁座28の間の隙
間、主通路16を通って二次圧室5に流入し、更に通路2
0、Aポートを通って目的箇所へ送られる。そして、A
ポート側(出口側)の圧力が設定圧に達すると、その圧
力が通路20、二次圧室5、フィードバック通路23を介し
てフィードバック室19に伝わり、第2ピストン7の下面
に作用する上向きの力が調圧スプリング32の下向きの弾
発力に打ち勝つ。第1ピストン6・第2ピストン7及び
主弁弁体8が上方へ移動し、環状弁シート27が弁座28に
当接して、一次圧室4と二次圧室5との連通が遮断さ
れ、二次圧の上昇は停止する。一方、二次圧のオーバシ
ュート分があった場合には、第1ピストン6・第2ピス
トン7が更に上方へ移動し、弁シート40が主弁弁体8の
上端から離れてエアをリリーフし、所定の圧力に設定す
る。つまり第2実施例では、電磁切換弁3がオフのと
き、一次圧室4と二次圧室5とが連通され、開放される
が、減圧弁の機能により設定圧に達すると閉鎖される。
電磁切換弁3がオンになると、電磁切換弁3の弁体が切
り換えられて、電磁切換弁3の弁体のPポートとAポー
トとが連通されるので、エアが一次圧室4から通路43、
電磁切換弁3の弁体のPポート・Aポート、通路44を通
って第1ピストン室17に流入する。この状態は第1実施
例の電磁切換弁3がオフのときと同じであり、第1実施
例の電磁切換弁3がオフのときと同様に作動して、第1
ピストン室17内のエアが第1ピストン6に上向きの力を
作用させ、この上向きの力が調圧スプリング32の当初の
弾発力に打ち勝ち、第1ピストン6が上昇する。第1ピ
ストン6、第2ピストン7の上昇により、弁シート40が
主弁弁体8の上端から離れ、また主弁弁体8はスプリン
グ26の作用により上位置に維持され、環状弁シート27が
弁座28に当接する。従って、一次圧室4と二次圧室5と
の連通は遮断され、Aポートは通路20、排気通路22、フ
ィードバック室19、主弁弁体8の内孔41を介してRポー
トに連通され、Aポート側(出口側)のエアは大気に排
出される。つまり第2実施例では、電磁切換弁3がオン
のとき、一次圧室4と二次圧室5との連通は遮断され、
閉鎖される。
【0012】図4は、本発明の第3実施例の電磁弁を示
す。第3実施例の構成は、第1実施例の構成における第
1ピストン6及び第2ピストン7を第1ダイヤフラム47
及び第2ダイヤフラム48に変更をしたものであり、電磁
切換弁3の位置が変更されているが通路の連通状態は第
1実施例と同じであり、その余の構成は第1実施例と同
様である。第3実施例において、第1実施例と同じ部分
には第1実施例と同じ符号を付し、その構成に関する説
明は省略する。第3実施例の作用は第1実施例の作用と
全く同一であり、その説明は省略する。
【0013】図5は、本発明の第4実施例の圧力設定機
構を示す。弁本体101 の左端面にスプリング室本体102
が連結され、スプリング室本体102 内にはカップ状の押
圧部材111 が重合わされ、押圧部材111 内にスプリング
室103 が形成される。弁本体101 の軸方向の中心に多段
付の孔が形成され、図5で右端部が一次圧室104 とな
り、左端部がスプリング室103 に面する位置に開口され
ている。一次圧室104 の段部から順次に弁座部材106 、
環状で通路付のスペーサ107 、環状の押圧体108、押さ
えリング109 、ダイヤフラム110 が挿入され、これらは
スプリング室本体102 内の押圧部材111 によって押圧さ
れ、固定されている。弁座部材106 の中央には連通路11
2 が形成され、連通路112 の外壁で一次圧室104 側の部
分に弁座113 が形成されている。一次圧室104 内に、逃
がし孔114 付で略カップ状のポペット弁115 が摺動自在
に配設され、ポペット弁115 はスプリング116 によって
弁座113 に押圧されている。ポペット弁115 の内側は通
路117 を介してRポートに連通され、一次圧室104 は通
路118 を介してPポートに連通される。ダイヤフラム11
0 はシェル120 及びシェル121 によって挟持され、弁本
体101 側のシェル120にはプッシュロッド122 が突設さ
れ、プッシュロッド122 の先端の小径部は弁座部材106
の連通路112 に及ぶ。シェル120 及びプッシュロッド12
2 の周りの空間が二次圧室105 となり、二次圧室105 は
スペーサ107 内の通路及び弁本体101 内の通路119 を介
してAポートに連通される。スプリング室103 内にはス
プリング受け123 が配設され、スプリング受け123 とシ
ェル121 との間に調圧スプリング124 が介装され、スプ
リング受け123 は調整ねじ125 によって移動される。
【0014】Rポートは大気に連通され、Pポートは圧
力源に連通され、Aポートは実施例1ないし実施例3の
スプリング室29に連通され、スプリング室29は通路34等
を閉じて密閉される。Pポートにエアが供給されないと
き、プッシュロッド122 は調圧スプリング124 によって
押圧され、プッシュロッド122 の先端がポペット弁115
に当接してポペット弁115 の逃がし孔114 を閉鎖し、一
次圧室104 と二次圧室105 とが連通される。調整ねじ12
5 の回転により調圧スプリング124 がダイヤフラム110
に作用する力を変え、Aポート側の設定圧力が調整され
る。Pポートにエアを供給し、エアは通路118 、一次圧
室104 、連通路112 、二次圧室105 、通路119 を通って
Aポートに流れる。Aポート側の圧力が設定圧に達する
と、ダイヤフラム110 に作用する力が調圧スプリング12
4 の力に打ち勝ち、プッシュロッド122 がスプリング室
103 の方向に移動し、ポペット弁115 が弁座113 に当接
し、ポペット弁115 が閉じる。従って、一次圧室104 と
二次圧室105 との連通が遮断され、二次圧の上昇は停止
する。一方、二次圧のオーバシュート分があった場合に
は、第1ピストン6・第2ピストン7が更に上方へ移動
し、弁シート40が主弁弁体8の上端から離れてエアをリ
リーフし、所定の圧力に設定する。Aポート側の圧力が
所定圧以下に下降すると、調圧スプリング124 の力によ
ってポペット弁115 が開き、エアが一次圧室104 から二
次圧室105 へと流れる。こうして、減圧弁の機能を有す
る圧力設定機構が構成される。
【0015】本発明の第4実施例は図5に示す圧力設定
機構を第1実施例ないし第3実施例に適用したものであ
る。第4実施例の構成は、圧力設定機構のAポートが実
施例1ないし実施例3のスプリング室29に連通され、ス
プリング室29内の調圧スプリング32、スプリング受け3
1、調整ねじ33が除去され、スプリング室29は通路34等
を閉じて密閉されたものであり、その余の構成は第1実
施例ないし第3実施例と同じである。第4実施例では、
調圧スプリング32に代わって設定圧力が第1ピストン6
又は第1ダイヤフラム47に働き、第1実施例ないし第3
実施例と同様に作用する。しかも、図5に示す圧力設定
機構は調圧スプリング32よりも相当に小型であるので、
調整部本体2を小型化でき、第4実施例の電磁弁の小型
化が実現される。
【0016】
【発明の効果】本発明においては、Pポートに流体圧を
供給すると、電磁切換弁の操作によって、調整部本体の
出力部材の位置が第1位置又は第2位置へ切換えられ、
第1位置のときAポートとRポートとが連通されて、A
ポート側の流体はRポートに逃がされる。第2位置のと
きは、AポートがPポート又はRポートと連通されて、
流体がPポートからAポートへ流れ、又はAポートから
Rポートに逃がされて、Aポート側が設定圧力に維持さ
れる。従って、本発明の減圧機能をもった1個の電磁弁
で流体圧モータ、単動形流体圧シリンダ等の流体圧アク
チュエータを操作することができる。従来、減圧弁と電
磁切換弁とを直列に接続し、エア源からのエアを所定圧
力に減圧してアクチュエータに供給することが行われて
いた。この場合、減圧弁の流路断面積をS1 、電磁切換
弁の流路断面積をS2 、「減圧弁+電磁切換弁」の有効
流路断面積をSとすると、 1/S2 =1/S1 2 +1/S2 2 の関係があり、S1 =S2 =1とすると、S≒0.71と小
さくなってしまう。これに対して、本発明の電磁弁で
は、単一の主弁本体のみによって流体の流れを変え、切
換又は減圧設定できるので、減圧弁と電磁切換弁とを直
列に接続した従来のものと等価な電磁弁を小形にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の電磁弁が複数個連結され
た状態を示す側面図である。
【図3】本発明の第2実施例の断面図である。
【図4】本発明の第3実施例の断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に使用される圧力設定機構
の断面図である。
【符号の説明】
1 主弁本体 2 調整部本体 3 電磁切換弁 8 主弁弁体 40 弁シート(出力部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁切換弁と主弁本体と調整部本体とを
    備え、主弁本体の主弁弁体にはPポート、Aポート、R
    ポートが連通され、調整部本体には、出力部材が主弁弁
    体と接触しない第1位置と、主弁弁体と接触して主弁弁
    体に所定の力を作用させる第2位置とがあり、第1位置
    と第2位置との切換は電磁切換弁の操作によって行わ
    れ、Pポートに流体圧を供給すると、第1位置のときA
    ポートとRポートとが連通され、第2位置のときAポー
    トがPポート又はRポートと連通されて、Aポート側が
    設定圧力に維持される電磁弁。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314763A (ja) * 1989-06-12 1991-01-23 Nippon Air Brake Co Ltd 切換機構付圧力調整弁
JPH0566715U (ja) * 1992-02-19 1993-09-03 曙ブレーキ工業株式会社 減圧弁

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