JPH06195035A - 頭部搭載型表示装置 - Google Patents

頭部搭載型表示装置

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JPH06195035A
JPH06195035A JP34452692A JP34452692A JPH06195035A JP H06195035 A JPH06195035 A JP H06195035A JP 34452692 A JP34452692 A JP 34452692A JP 34452692 A JP34452692 A JP 34452692A JP H06195035 A JPH06195035 A JP H06195035A
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JP
Japan
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color
display device
display
head
image
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34452692A
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English (en)
Inventor
Takumi Mori
工 毛利
Hiroshi Takahashi
博 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP34452692A priority Critical patent/JPH06195035A/ja
Publication of JPH06195035A publication Critical patent/JPH06195035A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きく拡大しても画像以外の構造物が現れな
い、広画角で高画質な小型軽量の頭部搭載型表示装置を
提供することを目的とする。 【構成】本発明の頭部搭載型表示装置においては、白黒
CRT6の表示映像を複数のカラーフィルタ8に時分割
的に通過させてカラー映像を形成する。このカラー映像
は光学系4a〜4cによって、凹面型ハーフミラー5に
誘導視野以上に拡大投影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工現実感、遠隔現
実感などに用いられるカラー映像を表示する頭部搭載型
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の視野の性質は、図3に示す情報受
容における視野機能分布図(T.Hatadaet al.:SMPTEJ.,A
ugust89,PP.560-569(1980))によれば、文字を読むよう
な高精度の情報受容は(1) 弁別視野(約5°以内)で行
われる。また,眼球運動だけで情報の検索が可能な範囲
を(2) 有効視野(左右内15°)、これに頭部の運動が
加わった範囲を(3) 安定注視視野(左右30〜45
°)、さらに情報の存在がかろうじて分かる程度で、人
間の方向感覚に影響を与える範囲を(4) 誘導視野(左右
50°)、それ以外の情報受容にほとんど関与しない範
囲を(5) 補助視野(水平100〜200°)と呼んでい
る。
【0003】人工現実感、遠隔現実感などに用いられる
頭部搭載型表示装置は臨場感を高めるため、つまりその
映像空間に没頭する環境を作るために、より広画角化が
要望されている。すなわち、従来の頭部搭載型表示装置
では、そのFOV(Field ofView:視野角)は、水平方
向で約90°ぐらいであるが、さらに120°以上の補
助視野範囲までカバーすることが要望されている。これ
は、ハイビジョン画像やビューファインダ等の視野角
が、たかだか30°前後の安定注視視野範囲であること
を考慮すると、従来の表示装置にはない仕様であり、使
用環境および方法が大きく異なる表示装置となる。
【0004】従来の頭部搭載型表示装置は、例えば、液
晶表示器(LCD)にカラーマトリクスフィルタを組み
込んだカラー液晶パネル、あるいはカラーストライプフ
ィルタ面を有するカラーCRTブラウン管等の表示デバ
イスを用いてカラー映像を形成し、これを拡大鏡によっ
て拡大して広画角な表示映像を得ている。
【0005】従来の頭部搭載型表示装置の一例を図4に
示す。これは、カラー液晶パネル方式を用いた頭部搭載
型表示装置の概略を示す平面図である。この図におい
て、符号1は、頭部(顔面を符号10で示す)に搭載さ
れるディスプレイ装置を示しており、このディスプレイ
装置1は、左右の眼球11の前方に位置される一対の凹
面型ハーフミラー5および左目用、右目用で対になった
表示デバイスを備えている。そして、この表示デバイス
は、映像の表示を行うカラー液晶パネル3、カラー液晶
パネル3に光を投射する光源2および表示された映像を
拡大してハーフミラー5に投影すると共に収差補正を行
うレンズ群4d〜4fを備えている。この場合、カラー
液晶パネル3は、図5で示すようなアクティブマトリッ
クスLCD構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の表示技術で視野
角を120°以上の補助視野範囲まで広げるには、高拡
大率のレンズ群を用いれば良い。
【0007】しかし、これまでのカラー液晶パネル等の
表示デバイスでは、カラーマトリックスフィルタ等の境
界線により各画素が分離されているために、画像を大き
く拡大していくと、マトリックスフィルタの境界線が見
えてくるようになる。すなわち、観察者にとっては、画
像以外の構造物が目立って違和感が感じられ、臨場感を
低下させてしまうという問題が生じる。
【0008】従って、臨場感を低下させることなく広画
角化を達成するためには、高解像化が必要になる。この
場合、高解像化のために多画素化すると表示デバイスが
大型化し、頭部搭載型表示装置としては好ましくない。
このため、表示デバイスを大型化することなく高解像化
を達成するには、各画素の微細化が必要となる。しかし
ながら、各画素の微細化を行うと、開口率が低下して映
像の輝度が暗くなるという問題がある。以上のように、
カラー液晶パネルの小型化、高微細化には、半導体製造
関連産業の今後の発展を期待しなければならない。
【0009】本発明は、上述したような問題点を解決す
るためになされたものであり、大きく拡大しても画像以
外の構造物が現れない、広画角で高画質な小型軽量の頭
部搭載型表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の頭部搭載型表示装置は、白黒CRTの表示
映像を複数のカラーフィルタに時分割的に通過させてカ
ラー表示を行う表示部と、そのカラー映像を誘導視野以
上に拡大投影する光学系と、を有することを特徴として
いる。
【0011】
【作用】白黒CRTの分解能は、蛍光面の蛍光体粒子
径、その膜厚および電子ビームに依存している。この白
黒CRTに時分割カラーフィルタを用いることにより、
CRT自身の持っている画素の分解能を落とすことなく
カラー映像を形成する。そして、このカラー映像を、光
学系によって、ハーフミラーへ誘導視野以上に拡大投影
する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る頭部搭載型表示装置の
概略を示す平面図である。なお、この図において、前述
した従来技術と同一部分については同一の参照符号が付
されている。
【0013】頭部に搭載されるディスプレイ装置1に
は、右目用と左目用の表示デバイス20が対になって配
置されている。この表示デバイス20は、白黒CRT6
を備えており、その前方には、表示された映像を拡大し
てハーフミラー5に投影すると共に収差補正を行うレン
ズ群4a〜4cが配置されている。これらのレンズ群の
内、光束を細くするレンズ4a,4b間には、円盤状で
3色(R,G,B)に色分けされたカラーフィルタ8が
配置されている。円盤状のカラーフィルタ8の中心に
は、サーボモータ7の回転軸が取り付けられており、白
黒CRT6から投射される各色に対応するモノクロ映像
に応じて、サーボモータ7の駆動が制御されカラーフィ
ルタ8のカラーが選択される。そして、表示デバイス2
0から投影、拡大された画像は、矢印9で示すように、
それぞれの眼球11の前方に配されたハーフミラー5で
反射され、眼球11の網膜に結像する。
【0014】図2は、白黒CRT6から投射される各色
に対応するモノクロ映像に応じて、サーボモータ7の駆
動の制御を果たす回路制御ブロック図を示したものであ
る。映像信号は、RGB変換回路21を介してRGBの
各色信号に分解され、それぞれR用のA/D変換器22
a,G用のA/D変換器22b,B用のA/D変換器2
2cに入力される。そしてA/D変換器22a〜22c
でデジタル信号に変換された各色信号は、それぞれのフ
イールドメモリ24a〜24cに並列に記憶される。
【0015】一方、同期分離回路26によって映像信号
から分離された同期信号は、制御回路28に入力され
る。この制御回路28は、同期信号に基づいて、前記フ
イールドメモリ24a〜24cに記憶されたデジタル信
号を時分割にR,G,Bのフイールド順に出力させる。
そして、時分割的に出力されたR,G,Bの色信号は、
D/A変換器30を介して、アナログ信号として白黒C
RT6で表示される。
【0016】前記制御回路28には、モータ制御回路3
2が接続されており、前記白黒CRT6で表示される
R,G,Bの時分割のフイールド信号のタイミングに合
わせてカラーフィルタ8の色を切換えるようにサーボモ
ータ7を制御する。すなわち、各色に対応するモノクロ
映像信号は、それぞれのフィルタの色に変調され、白黒
画像はカラー画像に変換される。
【0017】この結果、白黒CRT6自身が持っている
画素の分解能を落とすことがないので、高拡大率の光学
系を用いても、ハーフミラー5に投影される画像は、低
画質になることはない。
【0018】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されず、各種の変形、変更が可能
である。例えば、円盤状のカラーフィルタは、カラー変
調液晶フィルタとすることができる。あるいは、白黒C
RT表示像をハーフミラーで3分割した後、それぞれR
GBカラーフィルタおよび液晶シャッタにより各色を切
替合成してカラー表示することもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、時分割方式によって、
CRT自身が持っている画素の分解能を落とすことな
く、カラー画像を得ることができる。すなわち、従来の
カラーフィルタ等の方式では、表示面をカラー画素のフ
ィルタで面分割するので分解能が落ちてしまうが、時分
割方式では、同じ画角と解像度のCRTを使用しても高
い分解能を得ることができる。
【0020】また、表示面にカラーストライプフィルタ
等の構造物面を持っていないので、画像を拡大しても画
像以外のデバイスの構造物が現れることはない。さら
に、この場合、各画素の輝度分布は、正規分布になって
いるので、拡大していくと綺麗なボケみのある画像とな
り、観察者は構造物が見えてくる従来のものよりも違和
感がない映像を見ることができる。以上のように、従来
方式よりも画像の拡大率を上げることができ、広画角で
小型軽量な頭部搭載型表示装置を低価格で製作すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る頭部搭載型表示装置の概略を示す
平面図である。
【図2】白黒CRTから投射される各色に対応するモノ
クロ映像に応じて、サーボモータの駆動の制御を果たす
回路制御ブロック図である。
【図3】人間の視野の性質を示す情報受容における視野
機能分布図である。
【図4】従来の頭部搭載型表示装置の概略を示す平面図
である。
【図5】図4に示されるカラー液晶パネルの構造を示す
図である。
【符号の説明】
1…ディスプレイ装置、4a〜4c…レンズ群、5…凹
面型ハーフミラー、6…白黒CRT、7…サーボモー
タ、8…カラーフィルタ、11…眼球、20…表示デバ
イス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者の網膜上にカラー映像を投影する
    頭部搭載型表示装置において、白黒CRTの表示映像を
    複数のカラーフィルタに時分割的に通過させてカラー表
    示を行う表示部と、そのカラー映像を誘導視野以上に拡
    大投影する光学系と、を有することを特徴とする頭部搭
    載型表示装置。
JP34452692A 1992-12-24 1992-12-24 頭部搭載型表示装置 Withdrawn JPH06195035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34452692A JPH06195035A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 頭部搭載型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34452692A JPH06195035A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 頭部搭載型表示装置

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JPH06195035A true JPH06195035A (ja) 1994-07-15

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ID=18369963

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JP34452692A Withdrawn JPH06195035A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 頭部搭載型表示装置

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