JPH06195031A - 映像信号変換回路 - Google Patents

映像信号変換回路

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JPH06195031A
JPH06195031A JP4359674A JP35967492A JPH06195031A JP H06195031 A JPH06195031 A JP H06195031A JP 4359674 A JP4359674 A JP 4359674A JP 35967492 A JP35967492 A JP 35967492A JP H06195031 A JPH06195031 A JP H06195031A
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JP
Japan
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video signal
circuit
signal
osd
emitter follower
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Application number
JP4359674A
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English (en)
Inventor
Junichi Momotake
純一 百武
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイモニタ装置において、入力され
る高周波映像信号にディスプレイモニタ装置内部より発
生する文字信号等のオンスクリーンディスプレイ信号を
挿入し、画面に表示させる。 【構成】 エミッタフォロワ対101,102,201
を用い、一方は映像信号を、もう一方はOSD信号を最
適なDC電圧に変換したものを入力し、最大値回路とし
て動作させることにより、OSD信号を挿入させる。ま
た、OSDブランキングのために2対のエミッタフォロ
ワ対を用い、初段をOSDブランキングに、次段をOS
D信号の挿入に用いることもでき、また、反転回路を用
いることにより、すべてのトランジスタをNPNトラン
ジスタで構成できる。 【効果】 挿入回路を新たに設けることによる映像信号
処理回路における信号の帯域劣化がなく、高速にOSD
信号を挿入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は映像信号変換回路に関
し、特にコンピュータ等により出力される高速映像信号
を受ける高解像度ディスプレイモニタにおいて、画面上
にディスプレイ装置そのものより発生させた文字情報等
のオンスクリーンディスプレイ(以下、OSDと略す)
信号を表示させるため、ディスプレイ装置に入力される
高速映像信号にOSD信号を挿入するための回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの多様化
に伴い、これらに接続され、コンピュータの出力を画像
として映し出すディスプレイモニタも高解像度化のみで
なく、インテリジェント化が求められるようになった。
その中で、コンピュータからの文字情報でなく、ディス
プレイモニタより発生する文字情報、つまりOSD信号
を発生し、画面に挿入することが要求されている。この
機能によりオペレータがディスプレイ画面において、コ
ンピュータからの入力状態やディスプレイ本体の設定状
態等を知ることができる。
【0003】上記OSD信号はテレビジョンにおいては
チャネル表示や音量表示を目的として、現在はほとんど
のセットに利用されている。それに用いられている従来
のOSD信号挿入回路の回路例を図7に示す。図7にお
いて、aは映像信号入力、11はOSDブランキング用
スイッチ、VA は該OSDブランキング信号用の電圧
源、bは該スイッチ11の出力、12はOSD入力用ス
イッチ、VB は該OSD入力用の電圧源、cは該スイッ
チ12の出力で、OSD信号が挿入された映像信号出力
である。
【0004】この図7の回路では、放送映像信号の入力
と、該映像信号中にOSD信号を表示するためのOSD
ブランキング電圧(VA )およびOSD入力(VB )と
を、スイッチ11,12で切換制御し、出力cに出力す
ることによって行われる。図8に図7のa,b,c点で
の波形を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のOSD信号挿入
回路は以上のように構成されているが、これをディスプ
レイモニタに応用するのは現在の電子回路技術では非常
に困難である。つまり、テレビジョンにおいて扱う信号
の帯域は数MHzまでであり、またこれに挿入されるO
SD信号も、数MHzのクロック周波数が最大である。
ところが、ディスプレイモニタにおいては、入力される
信号は100MHz以上の場合もあり、OSD信号もこ
れらに合わせて、数10MHzのものが要求される。こ
のような信号に対して、図2のOSD挿入によりOSD
機能を持たせようとすると、以下のような2つの問題が
生じる。
【0006】1つは、スイッチ11,12の切換スピー
ドがOSD信号の数10MHzに耐えられないことであ
り、もう1つは映像信号が上記スイッチ回路を通るとき
に該映像信号の帯域の劣化がおこることである。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高速のOSD信号を映像信号に
挿入することができ、しかも映像信号の通過帯域をも損
ねることのない映像信号変換回路を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる映像信
号変換回路は、エミッタフォロワ対を用い、映像信号
と、OSD信号との最大値または最小値をとることによ
り、OSD信号を映像信号に挿入させるOSD信号挿入
回路を実現させたものである。
【0009】請求項2の発明は、1対のエミッタフォロ
ワ対を用い、第1のエミッタフォロワ対は映像信号とブ
ランキング信号とをその2入力とし、第2のエミッタフ
ォロワ対は、第1のエミッタフォロワ対の出力とOSD
信号とをその2入力とすることにより、OSDブランキ
ング付のOSD信号を挿入させる回路を構成したもので
ある。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明の第
1,第2のエミッタフォロワ対の各対のトランジスタ
を、異なる極性のトランジスタを用いて構成したもので
ある。請求項4の発明は、請求項2の発明の第1,第2
のエミッタフォロワ対の2対のトランジスタを、両者間
に反転回路を挿入することにより、すべて同一極性のト
ランジスタを用いて構成したものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明の回路
において、第1のエミッタフォロワ対の前段に反転回路
を設けることにより、第1,第2のエミッタフォロワ対
の2対のトランジスタを、すべてNPNトランジスタを
用いて構成したものである。
【0012】
【作用】この発明においては、OSD信号をデジタル的
なスイッチの切換制御信号とせず、これをアナログ信号
に変換し、映像信号とOSD信号とを別々のエミッタフ
ォロワの入力とし、かつその両エミッタフォロワが相対
向して最大値回路を構成するようにしたため、どちらの
信号が通過する場合にも単なるエミッタフォロワとして
作用することとなり、映像信号帯域の劣化もなく、OS
D信号の高速な挿入が可能となる。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の第1の実施例による映像信
号変換回路を示し、図2は該回路のd点、e点の波形を
示す。図1において、101,102はNPNトランジ
スタ、201は両トランジスタ101,102の共通接
続されたエミッタに接続された定電流回路であり、上記
101と201により、また102と201によりそれ
ぞれエミッタフォロワ回路を構成している。また、dは
映像信号入力、1はOSD入力をNPNトランジスタ1
02のベースに入力できるアナログ信号に変換するDC
電圧変換回路、eは上記エミッタの共通接続点から引き
出された出力である。本回路は、101,102,20
1からなり、一方の入力を映像信号とし、もう一方の入
力をオンスクリーンディスプレイ(OSD)信号とし,
最大値回路(トランジスタの極性が異なる場合は最小値
回路)を構成するエミッタフォロワ対を備えたことを特
徴とするものである。
【0014】次に動作について説明する。OSD信号が
存在しない時、映像信号入力dは、トランジスタ101
と定電流回路201によるエミッタフォロワ回路のベー
スより入力され、エミッタより出力される。周知のよう
に、エミッタフォロワ回路は電子回路の中で一番周波数
帯域の広い回路であり、しかもそのインピーダンス変換
特性によりバッファとして回路間の接続に利用される。
従って、映像信号の帯域劣化は少ない。しかも、本回路
は増幅回路の間に構成させることもできる。
【0015】一方、OSD信号はDC電圧変換回路1に
より映像信号に加算するのに最適なDC電圧に変換さ
れ、トランジスタ102のベースに入力される。トラン
ジスタ102と定電流回路201は同じくエミッタフォ
ロワ回路を構成しており、さらにこの2つのエミッタフ
ォロワ回路の対により、両ベース入力信号のDC電圧の
高い方をトランジスタ101,102のエミッタより出
力する最大値回路ともなっている。従って、トランジス
タ101のベース電圧より高いOSD信号電圧がトラン
ジスタ102のベースに加えられると、トランジスタ1
02側の信号がトランジスタ101,102のエミッタ
より出力される。ここで、OSD信号はデジタル信号で
あるが、DC電圧変換回路1により、上記映像信号に挿
入されるタイミングでは、トランジスタ101のベース
よりトランジスタ102のベース電圧が高くなるような
電圧変換が行われて上記トランジスタ102のベースに
印加される。実際に、DC電圧変換回路1にはレベルシ
フト回路やクランプ回路、またはクリップ回路等が用い
られ、OSD信号がHighの時はトランジスタ101
のベースに入力される映像信号電圧より高くなるよう
に、Lowの時は逆に低くなるように設定される。この
結果、図2に示すように、d点の波形に対して,e点の
出力波形が得られるものである。
【0016】本実施例では、上記のように、エミッタフ
ォロワ回路を用いて、映像信号とOSD信号との最大値
(または最小値)をとることにより、OSD信号挿入回
路を実現するようにしたので、挿入回路を新たに設ける
ことによる映像信号処理回路における信号の帯域劣化を
少なくしつつ、OSD信号を高速に挿入できる効果があ
る。
【0017】実施例2.図3は本発明の第2の実施例に
よる映像信号変換回路を示し、図6はそのf点,g点,
h点の信号波形を示す。本第2の実施例は、第1の実施
例の回路に、さらにブランキング機能を加えたものであ
る。即ち、本実施例ではまず、トランジスタ103,1
04,定電流回路202による第2のエミッタフォロワ
対により、映像信号にOSD挿入のためのブランキング
を行う。ここで、この第2のエミッタフォロワ回路には
PNPトランジスタ103,104を用いており、図4
のg点の波形からわかるように、これは映像信号入力f
と、OSDブランキング信号入力との最小値をとるもの
となっている。次に、トランジスタ101,102,定
電流回路201による第1のエミッタフォロワ対によ
り、上記第2のエミッタフォロワ対の出力gに、上記実
施例1と同様に、DC電圧変換(1)したOSD信号
を、両信号の最大値をとることにより挿入する。これに
より、図4の波形hに示すようなブランキング付のOS
D信号の挿入を行うことができる。
【0018】このような本実施例2では、OSD信号を
高速に挿入できるばかりでなく、同じくOSDブランキ
ングも高速で行うことが可能となる効果がある。
【0019】実施例3.図5は本発明の第3の実施例に
よる映像信号変換回路を示し、図6はそのi点,j点,
k点の信号波形を示す。実際のディスプレイモニタで
は、映像信号をCRTなどの画面上に写し出すために必
要な電圧振幅になるよう増幅が行われる。これを利用
し、各増幅器の段間に用いられるバッファをエミッタフ
ォロワ対とし、しかも反転増幅器を用いることにより各
エミッタフォロワ対のトランジスタには同一極性のトラ
ンジスタを用いる。一般的にはトランジスタの周波数帯
域は、NPNトランジスタの方がPNPトランジスタよ
り高く、このため映像信号を高周波帯域で処理するため
には、信号が通過する回路はすべてNPNトランジスタ
によって構成するのが望ましい。
【0020】図5の本第3の実施例の回路は、まず映像
信号を反転増幅器301で増幅し、次にトランジスタ1
05,106,定電流回路203による第2のエミッタ
フォロワ対により映像信号とOSDブランキング信号と
の最大値をとることにより、この映像信号に対しOSD
ブランキングを行い、次に反転増幅器302でさらに反
転増幅し、次にトランジスタ101,102,定電流回
路201による第1のエミッタフォロワ対により、映像
信号とOSD信号との最大値をとることにより、映像信
号に対しそのOSDブランキング期間にてOSD信号を
挿入する。この例では、2つのエミッタフォロワ対の間
に反転増幅回路302をおくことにより、第1,第2の
エミッタフォロワ対に用いられる2つのトランジスタ対
101,102,105,106の極性を同じ極性と
し、かつ第2のエミッタフォロワ対の前段にて正極性の
映像信号入力を反転増幅回路301で反転することによ
り、2つのエミッタフォロワ対に用いられる同極性のト
ランジスタをすべてNPNトランジスタとすることがで
きる。
【0021】図6の波形図においては、j点の信号がi
点の映像信号入力,およびk点の出力に対し反転した信
号となっているのが、本実施例の特徴である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる映像信
号変換回路によれば、エミッタフォロワ回路を用いて、
映像信号とOSD信号との最大値または最小値をとるこ
とにより、OSD信号挿入回路を実現するようにしたの
で、挿入回路を新たに設けることによる映像信号処理回
路における信号の帯域劣化を少なくすることができる効
果がある。また、OSD信号を高速に挿入でき、同じく
OSDブランキングも高速で行うことが可能となる。ま
た、該OSD信号挿入回路のトランジスタをすべてNP
Nトランジスタのみで構成でき、映像信号の高周波帯域
での処理に有利である等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による映像信号変換回
路の回路図。
【図2】この発明の第1の実施例による映像信号変換回
路の動作波形図。
【図3】この発明の第2の実施例による映像信号変換回
路の回路図。
【図4】この発明の第2の実施例による映像信号変換回
路の動作波形図。
【図5】この発明の第3の実施例による映像信号変換回
路の回路図。
【図6】この発明の第3の実施例による映像信号変換回
路の動作波形図。
【図7】従来の映像信号変換回路の回路図。
【図8】従来の映像信号変換回路の動作波形図。
【符号の説明】
101,102 トランジスタ 201 定電流回路 1 DC電圧変換回路 102,201 トランジスタ 101,102,201 エミッタフォロワ対 103,104,202 エミッタフォロワ対 301 反転増幅回路 105,106,203 エミッタフォロワ対 302 反転増幅器 101,102,201 エミッタフォロワ対

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の入力を映像信号とし、もう一方の
    入力をオンスクリーンディスプレイ信号とした,最大値
    回路または最小値回路を構成するエミッタフォロワ対を
    備え、 該エミッタフォロワ対の出力よりオンスクリーンディス
    プレイ信号が挿入された映像信号を取り出すようにした
    ことを特徴とする映像信号変換回路。
  2. 【請求項2】 一方の入力を映像信号とし、もう一方の
    入力をオンスクリーンディスプレイ信号用のブランキン
    グ信号とした,最大値回路または最小値回路を構成する
    第2のエミッタフォロワ対と、 該第2のエミッタフォロワ対の出力を一方の入力とし、
    もう一方の入力をオンスクリーンディスプレイ信号とし
    た,最大値回路または最小値回路を構成する第1のエミ
    ッタフォロワ対と、 該第1のエミッタフォロワ対の出力より、ブランキング
    付のオンスクリーンディスプレイ信号が挿入された映像
    信号を取り出すようにしたことを特徴とする映像信号変
    換回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の映像信号変換回路におい
    て、 上記第1,第2のエミッタフォロワ対の各々に用いられ
    るトランジスタ対の極性を異なる極性としたことを特徴
    とする映像信号変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の映像信号変換回路におい
    て、 上記第2,第1のエミッタフォロワ対の間に反転回路を
    設け、上記第1,第2のエミッタフォロワ対の各々に用
    いられるトランジスタの極性を同一極性としたことを特
    徴とする映像信号変換回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の映像信号変換回路におい
    て、 上記第2のエミッタフォロワ対の前段に反転回路を設
    け、その入力を正極性の映像信号とし、上記第1,第2
    のエミッタフォロワ対に用いられるトランジスタ対の極
    性をすべてNPNとしたことを特徴とする映像信号変換
    回路。
JP4359674A 1992-12-22 1992-12-22 映像信号変換回路 Pending JPH06195031A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040976A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Mitsumi Electric Co Ltd ビデオ信号ブランク回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040976A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Mitsumi Electric Co Ltd ビデオ信号ブランク回路

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