JPH06194587A - レーザビーム2次元偏向装置 - Google Patents

レーザビーム2次元偏向装置

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JPH06194587A
JPH06194587A JP34414692A JP34414692A JPH06194587A JP H06194587 A JPH06194587 A JP H06194587A JP 34414692 A JP34414692 A JP 34414692A JP 34414692 A JP34414692 A JP 34414692A JP H06194587 A JPH06194587 A JP H06194587A
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JP
Japan
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laser beam
lens
mirror
galvanometer
mirrors
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Pending
Application number
JP34414692A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiichi Taneda
悌一 種田
Ryohei Sasage
亮平 捧
Shunichi Onishi
俊一 大西
Minoru Yamamura
實 山村
Hitoshi Masuko
仁 益子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N H K ENG SERVICE
Original Assignee
N H K ENG SERVICE
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2個のガルバノメータのミラーの回転軸の方
向を共に垂直に配置することを可能にして、制動油を充
填した高性能のガルバノメータが使用できるように図る
こと。 【構成】 この装置は第1と第2のガルバノメータのミ
ラー12,18の間に、コリメータ用の第1のレンズ1
5と、レーザビーム振動面を水平から垂直方向に変える
2面ねじれ反射光学系16と集光用の第2のレンズ17
とを配設してある。2面ねじれ反射光学系16の働きに
より、第1のミラー12は、回転軸が垂直であるにもか
かわらず、垂直偏向器として動作させることができる。
従って、両ミラー12,18の回転軸を共に垂直に配置
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザディスプレイな
どに用いられる、レーザビームを水平,垂直の2次元に
偏向走査するレーザビーム2次元偏向装置に関し、特に
2枚の振動するミラーを用いてレーザビームを垂直と水
平の両方向に偏向して映写スクリーン等へレーザスポッ
トの軌跡を描く装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレーザビーム2次元偏向
装置は、図1に示すように、2個のミラー付のガルバノ
メータ(ミラーガルバノメータまたはガルバノミラーと
も称する)2,5の回転軸先端に取り付けられたミラー
3,6を互いに接近させ、これらミラーの回転軸の軸線
4,7が互いに直交するように配置した比較的単純な構
成のものであった。
【0003】偏向走査対象のレーザビーム1は、例えば
受信機で復調された赤(R),緑(G),青(B)の各
出力信号により、クリプトンイオンレーザ647.1n
m(R),アルゴンイオンレーザ514.5nm
(G),アルゴンイオンレーザ488.0nm(B)の
イオンレーザを変調し、ダイクロイックミラーを用いて
同一光路に集められたレーザ光線束である。入射したレ
ーザビーム1は第1のガルバノメータ2のミラー3の回
転方向の振動(以下、回転振動と称する)により水平偏
向(水平方向xへの偏向)を与えられ、次に第2のガル
バノメータ5のミラー6の回転振動により垂直偏向(垂
直方向yへの偏向)を与えられてスクリーン8上に投射
される。レーザビーム1はスクリーン8上でスポットサ
イズが最小になるようにあらかじめ集光光学系(不図
示)により収束されてから上記の偏向を受ける。またレ
ーザビーム1は非常に細く収束できるので解像度のよい
鮮明な画像が得られる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のレーザビーム2次元偏向装置では、2個の
ガルバノメータのミラーの回転軸の方向が互いに直交す
る構成のため、どのように配置姿勢を変えても2個のガ
ルバノメータのミラーの回転軸の方向を共に垂直にする
ことは不可能である。
【0005】一方、優れた周波数応答特性を有するガル
バノメータは可動コイルとミラー部が密閉されてその内
部に制動油が充填されている。このようなガルバノメー
タは構造上、油が洩れないようにミラーの回転軸を垂直
に保つ必要がある。従って、上述のような従来の構成で
はこのような制動油を用いた高性能のガルバノメータを
使用することはできなかった。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、2個の
ガルバノメータのミラーの回転軸の方向を共に垂直に配
置することを可能にして、制動油を充填した高性能のガ
ルバノメータが使用できるように図ったレーザビーム2
次元偏向装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転軸が大地に対して垂直方向の第1の
ガルバノメータのミラーと、該第1のガルバノメータの
ミラーによって水平方向に偏向させられたレーザビーム
の移動面を扇状から平行帯状に変える第1のレンズと、
該第1のレンズを出射したレーザビームの移動面を水平
方向から垂直方向に変える2面ねじれ反射光学系と、該
2面ねじれ反射光学系から出射したレーザビームの移動
面を集束させる第2のレンズと、該第2のレンズを出射
したレーザビームに水平方向の偏向を与える回転軸が大
地に対して垂直方向の第2のガルバノメータのミラーと
を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、2個のガルバノメータのミラー間
にレーザビームの振動面を水平方向から垂直方向に変換
する2面ねじれ反射光学系を配設するようにしたので、
第1のミラーは回転軸が垂直であるにもかかわらず垂直
偏向器として動作させることができる。従って、第1お
よび第2のミラーは共にその回転軸の方向を大地に対し
て垂直に設置することができる。そのため、ミラーを回
転振動させるガルバノメータとして制動油を充填した高
性能のガルバノメータの使用が可能となり、ひいては周
波数応答性を向上できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図2は本発明の一実施例のレーザビーム2
次元偏向装置の構成を示す。第1のガルバノメータのミ
ラー12と第2のガルバノメータのミラー18は適切な
間隔に離して配置され、ミラー12の回転軸121の方
向13およびミラー18の回転軸181の方向19がそ
れぞれ大地に対して垂直に保持される。これらミラー1
2および18の間にコリメート用の第1のレンズ15,
水平方向の偏向光線を垂直方向の偏向光線に変えるため
の2面ねじれ反射光学系16および集光用の第2のレン
ズ17が配設され、第2のミラー18の前方にスクリー
ン20が設置される。両ミラー12および18は各ガル
バノメータにより入力駆動電流(制御電流)に応じて回
転軸を中心に回転振動(回転方向の振動)を行う。
【0011】レーザビーム11は第1の偏向を与えるた
めの第1のガルバノメータのミラー12に入射し、その
反射光はミラー12の回転振動に従って図2のハッチン
グで示すような扇形に拡がった範囲を移動する。この扇
形の光線移動範囲(以下、ビーム振動面と称する)の中
心線14と光軸とを一致させた第1のレンズ15を、こ
のレンズの前側焦点(第1焦点)の位置が第1ミラー1
2の中心に一致するように設置する。このように第1の
レンズ15を設置すると、このレンズ15を通過したレ
ーザビームは光軸14と平行となるので、第1のミラー
12の回転振動に従って光軸14に水平に、かつ平行に
振動する。
【0012】第1のレンズ15の後方のレーザビームが
光軸に平行に振動している位置に、2面ねじれ反射光学
系16を図2に示すような姿勢で設置する。この2面ね
じれ反射光学系16の構造は、図3の分解斜視図に示す
ように、2個の直角プリズム21,22を図示のように
互いの底部を向き合せ、その反射面を90度ひねって接
着したものである。この2面ねじれ反射光学系16によ
って、レーザビームはこの光学系の内部で2回全反射を
して、そのビーム振動面を水平方向から垂直方向に変換
される。
【0013】2面ねじれ反射光学系16を出射したレー
ザビームは第2のレンズ17によってそのビーム振動面
が図2に示すように帯状から逆扇形に変形される。第2
のレンズ17は通常、第1のレンズ15と同一のレンズ
が用いられる。第1のレンズ15と第2のレンズ17間
の光路長は通常、第1のレンズ15の後側焦点距離(第
2焦点距離)と第2のレンズ17の前側焦点距離(第1
焦点距離)との和に等しく設定する。このように設定す
ることによって、第2のレンズ17を出射したレーザビ
ームは、その直径および発散角共に第1のミラー12の
反射ビームと同一に復元される。そして、第2のレンズ
17の後側焦点(第2焦点)の位置に振動ビームが交叉
してクロスポイントを生じる。このクロスポイントの位
置に第2のミラー18を設置して、レーザビームに対し
て第2の偏向である水平偏向を与える。
【0014】このようにして第2のミラー18の出射ビ
ームは垂直偏向と水平偏向との2次元偏向を与えられた
ビームとなってスクリーン20へ投射される。
【0015】以上述べたように、本発明によるレーザビ
ーム2次元偏向装置の第1のミラー12はその回転軸1
21が垂直であるにもかかわらず、2面ねじれ反射光学
系16等の助けにより、垂直偏向器として動作させるこ
とができる。従って、第2のミラー18は水平偏向器と
してその回転軸181を垂直にできるので、レーザビー
ム2次元偏向装置を構成する第1,第2のミラー12,
18は共にその回転軸を大地に対して垂直に保持でき
る。これによって、制動油を充填した高性能のガルバノ
メータの使用が可能になり、周波数応答特性の極めて優
れた、レーザビームの2次元偏向を行うレーザビーム2
次元偏向装置を実現することができた。
【0016】(他の実施例)なお、上記レンズ15,1
7は組合せ無収差レンズ系も好ましい。2面ねじれ反射
光学系16は図2等に示す形状のプリズムに限定され
ず、例えば2枚の反射鏡を傾斜を付けてねじれ配置する
ことによってもこれと同様な作用が得られる。ガルバノ
メータのミラー12,18は平面ミラーに限らず、ポリ
ゴンミラー(多面鏡)に置き換えることができる。ガル
バノメータのミラーの駆動源としては通常の検電器の可
動コイルの他に、ピエゾモータ等を利用することも可能
である。
【0017】また、本発明のレーザビーム2次元偏向装
置は、レーザディスプレイに限らず、レーザビームプロ
ジェクタ、レーザ照明装置、レーザ描画装置等にも好適
である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2個のガルバノメータを用いてレーザビームの2次元偏
向を行う装置において、2個のガルバノメータのミラー
間にレーザビームの振動面を水平方向から垂直方向に変
換する2面ねじれ反射光学系を配設するようにしたの
で、それら2個のミラーの回転軸の方向を共に大地に対
して垂直に設置することができ、これにより制動油を充
填した高性能のガルバノメータの使用が可能になり、周
波数応答特性の極めて優れたレーザビーム2次元偏向装
置を実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレーザビーム2次元偏向装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のレーザビーム2次元偏向装
置の構成を示す光路図である。
【図3】図2の2面ねじれ反射光学系の構造を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
11 レーザビーム 12 第1のガルバノメータのミラー(第1のミラー) 13 ミラーの回転軸の方向(軸線) 14 光軸 15 第1のレンズ 16 2面ねじれ反射光学系 17 第2のレンズ 18 第2のガルバノメータのミラー(第2のミラー) 19 ミラーの回転軸の方向(軸線) 20 スクリーン 21,22 直角三角プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 俊一 兵庫県明石市小久保120−55 B−1603 (72)発明者 山村 實 神奈川県厚木市戸室145−11 (72)発明者 益子 仁 神奈川県秦野市鶴巻2059−18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸が大地に対して垂直方向の第1の
    ガルバノメータのミラーと、 該第1のガルバノメータのミラーによって水平方向に偏
    向させられたレーザビームの移動面を扇状から平行帯状
    に変える第1のレンズと、 該第1のレンズを出射したレーザビームの移動面を水平
    方向から垂直方向に変える2面ねじれ反射光学系と、 該2面ねじれ反射光学系から出射したレーザビームの移
    動面を集束させる第2のレンズと、 該第2のレンズを出射したレーザビームに水平方向の偏
    向を与える回転軸が大地に対して垂直方向の第2のガル
    バノメータのミラーとを具備したことを特徴とするレー
    ザビーム2次元偏向装置。
JP34414692A 1992-12-24 1992-12-24 レーザビーム2次元偏向装置 Pending JPH06194587A (ja)

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JP34414692A JPH06194587A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 レーザビーム2次元偏向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34414692A JPH06194587A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 レーザビーム2次元偏向装置

Publications (1)

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JPH06194587A true JPH06194587A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18366995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34414692A Pending JPH06194587A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 レーザビーム2次元偏向装置

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JP (1) JPH06194587A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4353398A3 (en) * 2017-11-22 2024-09-25 Alltec Angewandte Laserlicht Technologie GmbH Electromagnetic radiation steering mechanism

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