JPH0619421U - 両放出型刈取結束機 - Google Patents

両放出型刈取結束機

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JPH0619421U
JPH0619421U JP5984492U JP5984492U JPH0619421U JP H0619421 U JPH0619421 U JP H0619421U JP 5984492 U JP5984492 U JP 5984492U JP 5984492 U JP5984492 U JP 5984492U JP H0619421 U JPH0619421 U JP H0619421U
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Japan
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discharge
clutch
arm
drive
discharging
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健二 芝
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結束装置の左右両側に一対の放出アームを設
け、選択的に駆動可能とした両放出型刈取結束機におい
て、非作動時の一方の放出アームを固定して、他方側の
放出アームによる放出搬送作動に悪影響を与えないよう
にする。 【構成】 放出アームの駆動クラッチ部を放出駆動ケー
ス8にて覆い、該放出駆動ケース8とクラッチ金物14
にそれぞれ係止部材13・14bを設け、クラッチ切り
時に前記係止部材同士を係止させて、非作動の放出アー
ム2・3を所定の待機位置に固定したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は両放出型刈取結束機において、非作動状態の放出アームの不測の移動 を規制するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から両放出型刈取結束機は公知となっており、例えば、特開平4−141 020号公報の技術である。これら従来の結束機における放出機構は、結束機の 放出方向を希望する左右のいずれかに放出する為に、一対の放出アームが設けら れており、それぞれの放出アーム駆動軸に設けた駆動クラッチ部切り換えるて一 方の放出アームを作動状態にしておくのである。そして、パッカーにより掻き込 まれる穀稈がドアに受け止められて押圧され、該ドアに一定以上の押圧力が掛か ると、ニードルと共に一方の放出アームが回転を開始して、ニードル結束して往 復し、該放出アームは半月状に一回転して結束束を放出して所定の待機位置に戻 り停止するようにしていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術において、非作動時の放出アームは単にクラッチが切れている状 態であるので、刈取作業中に、振動等によって不測に移動することがあり、この ような場合、搬送がうまくできずに放出ミスとなり、詰まりの原因となることが あったのである。これを回避するためにバネで所定位置に留まるように付勢して おくことが考えられるが、作動時の放出アームの回動力を大きくするようにしな ければならず、あまり付勢力の大きなものは使用できないのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手 段を説明する。即ち、結束装置の左右両側に一対の放出アームを設け、選択的に 駆動可能に構成した両放出型刈取結束機において、左右両側の放出アームの駆動 クラッチ部を放出駆動ケースにて覆い、該放出駆動ケースとクラッチ金物にそれ ぞれ係止部材を設け、クラッチ切り時に前記係止部材を係止させて非作動の放出 アームを所定の待機位置に固定したものである。
【0005】
【作用】
このように構成することによって、切換シフターを回動してクラッチ金物を摺 動して駆動クラッチ部を切りとすると、クラッチ金物の係合爪部と放出アーム駆 動軸の係合爪部の係合が解除されて駆動が解除され、同時に、該係止爪部との係 止爪部が係止されて、自由に回転できなくなり、非作動の放出アームが所定の待 機位置に固定されるのである。
【0006】
【実施例】
次に実施例を説明する。図1は結束装置の平面図、図2は同じく結束装置の後 面断面図、図3は放出アーム駆動部の拡大断面図、図4は本考案の駆動クラッチ 部の斜視図である。
【0007】 図1、図2において刈取結束装置の構成を説明すると、放出アーム2・3を機 体の左右方向に2組設けており、切換シフター26・27を選択操作することに より、右放出と左放出の如く放出方向の選択を可能としている。パッカー1はパ ッカー軸17により常時先端が楕円軌道を描く回転をしており、穀稈を結束空間 である一回転ドア5の前の位置に掻き込んでいる。そして一回転ドア5に一定の 荷重が掛かると、結束放出作動軸18とニードル軸19と放出アーム駆動軸(結 節軸)21の回転が開始するのである。そして、ニードル6は結節部カバー4の 内部に入り、結束部Bのノッタビル7とホルダに結束紐の他端をくわえさせて、 結節作用を行わせるのである。8aは右放出駆動ケース、8bは左放出駆動ケー ス、9は結束ミッションケースである。
【0008】 次に図2において、結束ミッションケース9と右放出駆動ケース8aと左放出 駆動ケース8bと、その他の各軸の配置を説明する。結束ミッションケース9に 軸受支持された入力軸20にエンジンからの動力が伝達されている。該入力軸2 0が結束ミッションケース9の内部に突出した部分にスプロケットを設け、チェ ーンを介して結束放出作動軸18の周囲に遊嵌した、遊嵌スプロケット28を駆 動している。該遊嵌スプロケット28と一体化された遊嵌ギア31が、パッカー 軸17の駆動ギア30と噛合し、パッカー軸17は常時回転している。該遊嵌ギ ア31の回転を結束放出作動軸18の回転として伝達する一回転クラッチCが設 けられており、該一回転クラッチCは、ニードル軸19に固着した一回転ドア5 を押圧する荷重により作動を開始すべく構成している。そして一回転クラッチC による一回転が、結束放出作動軸18と放出アーム駆動軸21に伝達されるよう に構成されている。
【0009】 また結束放出作動軸18の回転が、左放出駆動ケース8b内の駆動クラッチ部 及び、アーム22を介して放出アーム2を駆動し、前記放出アーム駆動軸21の 回転が右放出駆動ケース8a内の駆動クラッチ部及びアーム23を介して放出ア ーム3を駆動するのである。該放出アーム2・3は選択的に駆動可能であり、そ れぞれの駆動クラッチ部を断接する切換シフター26・27が設けられている。 そして、放出アーム駆動軸21はベベルギア32を回転し、該ベベルギア32と 噛合した増速ベベルギア25を回転し、結束部Bの部分のノッタビル7とホルダ を増速回転するのである。
【0010】 以上のような構成において、本考案は、前記切換シフター26又は27により 一方の駆動クラッチ部を断として放出アーム2又は3が非作動状態であっても、 振動等で回転しないようにするものであり、この構成を図3、図4にて右側の放 出アーム3の駆動部について説明すると、放出アーム駆動軸21の先端部のベベ ルギア32の背面に係合爪部32aが固設され、更に、放出アーム駆動軸21先 端に対向して放出アーム軸12aが右放出駆動ケース8aに支持されて、右放出 駆動ケース8aの内側の放出アーム軸12a上にクラッチ金物14をスプライン 嵌合し、外側に前記アーム23を固設している。そして、前記係合爪部32aを クラッチ金物14下面に形成した係合爪部14aと係合可能として駆動クラッチ 部を形成し、該クラッチ金物14上面には係止爪部14bを形成し、右放出駆動 ケース8aの内面に形成した係止爪部13と噛合可能とし、前記クラッチ金物1 4は切換シフター27の回動により摺動されるのである。尚11はシール部材で ある。
【0011】 このような構成において、右側の放出アーム3を駆動するように、切換シフタ ー27を回動してクラッチ金物14を下方に摺動させると、係合爪部14aと係 合爪部32aが係合して、放出アーム駆動軸21から放出アーム軸12aに動力 が伝達可能となって、アーム23を介して放出アーム3が駆動可能となるのであ る。そして、切換シフター27を逆方向に回動してクラッチ金物14を上方に摺 動させると、係合爪部14aと係合爪部11aの係合が解除されて駆動されなく なり、クラッチ金物14上面の係止爪部14bが前記係止爪部13に係止されて 、自由に回転できなくなり、放出アーム3が固定されるのである。尚、放出アー ム2側の放出駆動ケース8bにも同様の駆動クラッチ部が構成されている。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 放出駆動ケースで放出アームの駆動クラッチ部を覆うため、ゴミ噛みの心配がな くなり、クラッチの入・切操作が良好になり、この放出駆動ケースを利用して非 作動時の放出アームが所定の待機位置に固定されるので、振動等で不測に回転し て放出空間に放出アームが突出して、搬送の邪魔をしたり、詰まりの原因となる ことがなく刈り取り搬送が良好に行われるようになったのである。また、放出ア ームを固定するためにバネを用いないので、放出アームの回動力を大きくする必 要がなく、駆動クラッチ部の加工のみで済み、放出アームの駆動傾倒を頑丈に構 成する必要がなくコストアップは最小限に抑えることができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】結束装置の平面図である。
【図2】同じく結束装置の後面断面図である。
【図3】放出アーム駆動部の拡大断面図である。
【図4】本考案の駆動クラッチ部の斜視図である。
【符号の説明】
2・3 放出アーム 11 ベベルカム 11a 係合爪部 12a・12b 放出アーム軸 13 係止爪部 14 クラッチ金物 14a 係合爪部 14b 係止爪部 21 放出アーム駆動軸 26・27 切換シフター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束装置の左右両側に一対の放出アーム
    を設け、選択的に駆動可能に構成した両放出型刈取結束
    機において、左右両側の放出アームの駆動クラッチ部を
    放出駆動ケースにて覆い、該放出駆動ケースとクラッチ
    金物にそれぞれ係止部材を設け、クラッチ切り時に前記
    係止部材を係止させて非作動の放出アームを所定の待機
    位置に固定したことを特徴とする両放出型刈取結束機。
JP1992059844U 1992-08-25 1992-08-25 両放出型刈取結束機 Expired - Lifetime JP2564972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059844U JP2564972Y2 (ja) 1992-08-25 1992-08-25 両放出型刈取結束機

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JP1992059844U JP2564972Y2 (ja) 1992-08-25 1992-08-25 両放出型刈取結束機

Publications (2)

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JPH0619421U true JPH0619421U (ja) 1994-03-15
JP2564972Y2 JP2564972Y2 (ja) 1998-03-11

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ID=13124932

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JP1992059844U Expired - Lifetime JP2564972Y2 (ja) 1992-08-25 1992-08-25 両放出型刈取結束機

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133878U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 東レ株式会社 綿状物の移送装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6133878U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 東レ株式会社 綿状物の移送装置

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