JPH06194177A - 角速度センサの調整方法 - Google Patents

角速度センサの調整方法

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JPH06194177A
JPH06194177A JP5237638A JP23763893A JPH06194177A JP H06194177 A JPH06194177 A JP H06194177A JP 5237638 A JP5237638 A JP 5237638A JP 23763893 A JP23763893 A JP 23763893A JP H06194177 A JPH06194177 A JP H06194177A
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JP
Japan
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piezoelectric element
angular velocity
trimming
electrode
velocity sensor
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Application number
JP5237638A
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English (en)
Inventor
Muneo Yorinaga
宗男 頼永
Takashi Ito
岳志 伊藤
Tomoyuki Kanda
知幸 神田
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知用圧電体からのオフセット成分を極力低
減して角速度の検出精度を向上させること。 【構成】 駆動用圧電素子3によって角柱1を屈曲振動
させた状態で検知用圧電素子2より出力されるオフセッ
ト電圧をモニタしながら、検知用圧電素子2を構成する
電極2aの一部をトリミングにより除去して、電極除去
部2bを形成する。このトリミングによって、電極除去
部2bでは電圧の発生を停止させることができるので、
これにより、圧縮応力と引張り応力に起因して発生する
オフセット成分5を検知用圧電素子2の接合面内で互い
に相殺させて、オフセット成分5を零にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は角速度センサの調整方法
に関するものであり、例えば車両の足廻り制御,車載用
ナビゲーションシステムに用いられる角速度センサから
の出力電圧を調整する角速度センサの調整方法に用いら
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、角状断面を有する振動片を2個平
行に配置した音叉型の支持板を有する角速度センサで
は、振動片の屈曲振動を発生させるための駆動用圧電体
と、コリオリ力によって振動片に発生する応力を検出す
る検知用圧電体とが上述した振動片の側面に接合されて
おり、それらは互いに直交した側面に接合された配置関
係となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のものでは、検知用圧電体には振動片の屈曲振動によっ
て圧縮応力と引張り応力が同時に発生しているため、以
下に述べる問題が発生してしまう。すなわち、検知用圧
電体が振動片の屈曲振動の中立軸に対して対称に振動片
に接合されていれば、圧縮応力と引張り応力に起因して
発生するオフセット成分は検知用圧電体の接合面内で互
いに相殺されることになるが、実際には、検知用圧電体
の接合位置の誤差,接合ムラ,屈曲振動の中立軸のズレ
等の原因により、上記検知用圧電体からはオフセット電
圧が発生してしまい、角速度の検出精度が悪化してしま
うという問題がある。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、検知用圧電素子からのオフセット成分を
極力低減して角速度の検出精度を向上させることが可能
な角速度センサの調整方法を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、振動
子に設けられた駆動用圧電素子による前記振動子の屈曲
振動を利用する角速度センサの調整方法において、前記
振動子の側面に形成された、角速度を検知するための検
知用圧電素子の電極の一部を除去することにより、前記
検知用圧電素子から発生する出力電圧を調整する角速度
センサの調整方法を採用するものである。
【0006】
【作用】上記方法により、振動子の側面に形成された角
速度を検知するための検知用圧電素子の電極の一部は除
去されるので、この除去部分にて電圧の発生を停止させ
ることができ、これにより、圧縮応力と引張り応力に起
因して発生するオフセット成分を検知用圧電素子の接合
面内で互いに相殺させることができる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、検
知用圧電素子の電極の一部を除去することにより、圧縮
応力と引張り応力に起因して発生するオフセット成分を
検知用圧電素子の接合面内で互いに相殺させることがで
きるので、角速度の検出精度を向上させることができる
という優れた効果がある。
【0008】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を図に示す実施例に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例が適用される角速
度センサの全体構成を表す全体構成図である。
【0009】図1において、この実施例における角速度
センサ8は、角状断面を有する角柱1を2個平行に配置
した音叉型の支持板7を有するものである。この角柱1
には、検知用圧電素子2,駆動用圧電素子3,およびフ
ィードバック用圧電素子4が接合されている。これらの
圧電素子(圧電素子および電極よりなるもの)の配置関
係は、図1に示すように、検知用圧電素子2は、各角柱
1の正面上部に配置されるとともに、駆動用圧電素子3
は、各角柱1の外側側面下部に配置されている。さら
に、フィードバック用圧電素子4は、この駆動用圧電素
子3の上部に配置されることによって、検知用圧電素子
2と直角に隣接されている。
【0010】このようにして、駆動用圧電素子3はFv
方向に振動自在に取り付けられ、検知用圧電素子2は、
角速度Ωの発生に伴って振動板1に発生したFc方向の
コリオリの力による応力を検出している。ここで、駆動
用圧電素子3に駆動用の交流電圧が供給され、この交流
電圧により角柱1がそれぞれFv方向に振動されると、
それに伴って検知用圧電素子2もFv方向に振動され
る。
【0011】この時、フィードバック用圧電素子4は、
この駆動用圧電素子3によるFv方向の振動状態をモニ
タして、安定した振動状態が設定されるように駆動用圧
電素子3に供給される交流電圧および周波数を制御す
る。このような状態で角速度Ωが発生すると、コリオリ
の力がFc方向に発生して検知用圧電素子2がFc方向
にも屈曲するようになる。すると、この屈曲動作に伴っ
て、各々の角柱1に接合された検知用圧電素子2より微
小な電気信号が発生され、それらを合成した角速度検知
信号が図示されないECU(電子制御装置)に出力され
る。
【0012】この時、上述したように検知用圧電素子2
の接合位置の誤差,接合ムラ,屈曲振動の中立軸のズレ
等の原因によって、検知用圧電素子2からはオフセット
成分5が発生してしまうため、それらを合成した角速度
検知信号6にもオフセット成分が含まれてしまい、角速
度の検出精度が悪化してしまう。そこで本実施例では、
このオフセット成分5を低減させるべく、以下に述べる
角速度センサの調整方法を採用している。
【0013】すなわち、駆動用圧電素子3によって角柱
1を屈曲振動させた場合、角速度センサ8に発生する応
力の発生状態は図2に示すようになる。ここで、特に、
角柱1のFv方向の応力分布は、図2(b)に示すよう
に角柱1の中心線Aに対して対称となり、Fz方向の応
力分布は、図2(c)に示すように角柱1の根元(支持
板7側)に向かうほど最大となる。
【0014】このような応力分布を有する角速度センサ
8では、検知用圧電素子2を角柱1の中心線Aに対して
対称に角柱1に接合すれば、検知用圧電素子2に加わる
Fv方向の応力は同一面内でキャンセルされて検知用圧
電素子2よりオフセット成分は発生しない。しかし、接
着位置の誤差等によって図2に示すようにFv方向に位
置ズレΔyが生じると、検知用圧電素子2に加わるFv
方向の応力は同一面内でキャンセルされなくなり、検知
用圧電素子2からオフセット電圧Vout が発生すること
になる。
【0015】そこで本実施例では、駆動用圧電素子3に
よって角柱1を屈曲振動させた状態で検知用圧電素子2
より出力されるオフセット電圧Vout をモニタしなが
ら、検知用圧電素子2を構成する電極2aの一部をトリ
ミングにより除去し、電極除去部2bを形成することに
よって、オフセット成分5を零にせんとするものであ
る。
【0016】次に、検知用圧電素子2の電極2aのトリ
ミングとオフセット電圧Vout の関係について説明す
る。図3は検知用圧電素子2の位置ズレΔyとオフセッ
ト電圧Vout との関係の実験結果を表す特性図である。
図3中の「Δ」は実験データを示すものであるが、これ
に示されるように、オフセット電圧Vout は、位置ズレ
Δyによる影響だけでなく、検知用圧電素子2と振動板
1との接着ムラの影響も受けるため、オフセット電圧V
out の値は多少変動することになる。しかし、主に、図
3中破線で示された近似直線Cに示されるような関係と
なる。
【0017】このため、オフセット電圧Vout を零にす
るには、位置ズレΔyの原点を中心にほぼ同じ位置ズレ
分となるように、位置ズレΔyの2倍の量だけ電極2a
をトリミングすればよい。さらに、オフセット電圧V
out を零にする方法について説明する。図4(a)およ
び(b)は、所定の溝幅W(W=0.1mm)でトリミ
ングした際のトリミング長さzとオフセット電圧Vout
変化量との関係の計算値および実験結果を表す特性図、
図5は所定のトリミング長さz(z=13mm)でトリ
ミングした際の、溝幅Wとオフセット電圧Vout 変化量
との関係の実験結果を表す特性図である。
【0018】なお、図4および図5に示す実験結果に使
用した角速度センサ8の体格は、長さ30mm,断面3
mm×3mmからなる角柱1と、長さ13mm,幅3m
m,板厚0.2mmからなる駆動用圧電素子3および検
知用圧電素子2とより構成された角速度センサである。
また、駆動用圧電素子3には2Vr.m.sの交流電圧
を印加し、トリミングはYAGレーザを用いている。
【0019】図4(a)に示すように、検知用圧電素子
2の電極2aを、支持板7側から順次トリミングした場
合、図2(b)に示すように角柱1の根元に向かうほど
応力が大きくなるため、図4(b)に示すように、オフ
セット電圧Vout の変化の度合いが大きくなる。また、
図5に示すように、溝幅Wを順次変更していくと、オフ
セット電圧Vout 変化量はしだいに大きくなっていく。
【0020】そこで、次に、この実験結果に基づいた角
速度センサの調整過程の一例について説明する。図6は
本発明の一実施例である角速度センサの調整過程を示す
フローチャートである。図6において、ステップS10
0では、角速度センサ8の駆動用圧電素子3に交流電圧
を供給して、角柱1をFv方向に振動させる。続いてス
テップS110では、各々の振動板1に接合された検知
用圧電素子3より発生されるオフセット電圧Vout を検
出し、ステップS120では、このオフセット電圧V
out が零であるか否かを判定する。そして、この時点で
既にオフセット電圧Vout が零である場合には、検知用
圧電素子2は角柱1の中心線A(図2を参照)に対して
対称に角柱1に接合されているとして、調整を終了す
る。
【0021】しかし、ステップS120の判定において
オフセット電圧Vout が零でない場合には、ステップS
130へ進んで電極2aのトリミングを開始する。この
時、上述した実験結果から、電極2aのトリミング方向
としては、図4(a)に示すように、支持板7側のB点
から角柱1の自由端側のC点に向かうようにトリミング
を行うとよい。このようにすれば、角柱1の自由端側へ
向かうほど応力が弱くなってオフセット電圧Vout の変
化量が小さくなるため、調整段階終盤の微調整が行い易
くなる。
【0022】そして、このトリミングとほぼ同期して、
ステップS140では、再度オフセット電圧Vout が零
であるか否かを判定する。この時、図6に示すように、
オフセット電圧Vout が零とならない場合には、ステッ
プS140の判定処理が繰り返し行われてトリミングが
継続して行われることになる。そして、オフセット電圧
out が零になると、ステップS150に進んでトリミ
ングを停止して、一連の調整過程を終了する。
【0023】以上述べたように上記一実施例において
は、検知用圧電素子2に形成されている電極2aトリミ
ング等の方法により除去して、電極除去部2bを形成す
ることによってオフセット成分5を低減させているの
で、その他の特性値に変化を与えることなくオフセット
成分5を調整することができる。なお、上記第1実施例
において、トリミングがレーザトリミングであれば、溝
幅Wを大きく変えることは困難となるため、図4に示す
B点からC点までのトリミングでもまだ不足である場合
には、さらに位置をずらして、B点からC点へ向かうよ
うにしてトリミングしてもよい。また、このトリミング
方向についても、B点からC点という1ラインでトリミ
ングするのではなく、例えばB点近傍を先にトリミング
することにより大雑把なオフセット電圧Vout の調整を
行い、後の微調整をC点近傍で行うようにしてもよい。
【0024】さらに、このトリミングについては、研削
やサンドブラスト等の手段によるものでもよい。また、
上記一実施例では、音叉構造をなす角速度センサについ
て説明したが、角柱1が1本だけからなる音片型の角速
度センサにも適用可能である。 (第2実施例)第2実施例の角速度センサは、第1実施
例に用いられたものと同一のものを採用し、トリミング
の調整の行い方が異なるのみである。
【0025】特に第2実施例において、注目すべき点
は、オフセット電圧が図3に示されるように、正負の極
性を有するとともに、このオフセット電圧が、圧電素子
の接着の位置ズレの方向に対応していることに着目した
のである。従って、第2実施例においては、オフセット
電圧Vout を調整する際に、検出用圧電素子2が、どち
らの方にズレているのかを判定し、かつ、ずれている側
の検出用圧電素子2の電極2aをレーザー等でトリミン
グした。
【0026】第2実施例においては、図7(a),
(b)に示すように、検出用圧電体2のズレの方向を、
フィードバック用圧電体からの信号をモニターすること
によって、オフセット電圧Vout の極性を判定してい
る。即ち、オフセット電圧Vout の信号がフィードバッ
ク信号と異相の場合には、図7(a)に示す如く、検出
用圧電体2の電極2aの左部T1をトリミングし、オフ
セット電圧Vout の信号がフィードバック信号と同相の
場合には、図7(b)に示す如く、検出用圧電体2の電
極2aの右部T2をトリミングする。
【0027】図8に、第2実施例のフローチャートを示
す。第2実施例のフローチャートにおいては、第1実施
例の図6に示すフローチャートにステップS135とし
てのオフセット電圧Vout の極性判定を追加する。この
S135の追加によって、より効果的なトリミングを行
うことができる。 (第3実施例)第2実施例においては、検出用圧電素子
2の極性判定を、オフセット電圧とフィードバック電圧
との位相を判断することによって行った。それに対し
て、第3実施例においては、図9(a),(b)に示す
如く、 検出用圧電素子2を常に中心から一方向にずらす、 検出用圧電素子2の電極を初めからずらして付与す
る、 ことによって、第2実施例の如く、極性の判断を行うこ
とは不要とすることができる。
【0028】即ち、の場合には、図9(a)に示す如
く、例えば検出用圧電素子2を常に外側にズラして接合
することによって、常にトリミングすべき位置を外側と
することができるのである。また、の場合には、図9
(b)に示す如く、例えば初めから検出用圧電素子2の
電極2aを外側にずらすことによって、常に電極2aの
トリミング位置を外側に固定することができるのであ
る。
【0029】(第4実施例)第4実施例においては、ト
リミングのパターンについて詳細に述べる。レーザート
リミングによって、大きなオフセット電圧Vout を調節
する場合、検出用圧電素子2の電極2aの端部E1から
端部E2までのトリミングを何回か繰り返さなくてはい
けない。
【0030】この時、図10のトリミングT3のパター
ンの場合、電極2aが完全に除去されていないならば、
マイグレーションやトリミング部分への導電性物質の貼
着等の原因によって、電極残りの部分に発生しているオ
フセット電圧Voff が検出信号の中に発生する可能性が
ある。そこで、上記問題を防止するトリミングパターン
として、図11(a)に示す如く、電極2aの端部E1
から端部E2をすべて切り離すことなしで、少なくとも
どちらか一方の端部E1もしくはE2を切り離さないト
リミングT4のパターンとしてもよい。
【0031】さらには、図11(b)に示す如く、側面
から電極2aの残りのないように完全にトリミングT5
のパターンとしてもよい。 (第5実施例)第5実施例においては、経時変化を見込
んだトリミング方法を採用した。即ち、レーザ等による
トリミングの如く、電極に高熱を与えてトリミングする
ような方法においては、熱を伴うために、電極をトリミ
ングするとともに、圧電素子の分極を劣化させるという
問題が生じてしまう。
【0032】しかし、分極の劣化が生じたとしても、強
誘電体にみられる分極の復元効果によって、経時的に分
極が復元し、これによりオフセット電圧Vout がトリミ
ング前の状態へ戻る方向で経時変化させることができ
る。この経時変化量が問題となるレベルの調整が必要な
時は、この経時変化量を考慮して、トリミングすること
によって、安定したセンサを供給することが可能とな
る。
【0033】図12は、経時変化の一例である。圧電素
子は、第1実施例に使用した検出用圧電素子と同一のも
のを採用した。図12よりあきらかなように、トリミン
グ直後であるY点より、時間の経過によって、圧電素子
が徐々に復元され、オフセット電圧が0に近づいてい
る。そして、最終的には、ΔVtだけ復元されている。
【0034】このように、ΔVtの経時変化を見込ん
で、トリミングを行うことによって、オフセット電圧が
経時的に0に近づくようにすることができる。上記実施
例においては、経時変化を小さくする方法として、圧電
素子の復元効果を利用したが、低融点なAl電極をトリ
ミングすることによって、発熱量を抑え、分極劣化を小
さくすることによって、オフセット電圧Vout の経時変
化を低減させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される角速度センサの
全素子構成を表す全素子構成図である。
【図2】(a),(b)及び(c)は、駆動用圧電素子
によって角柱を屈曲振動させた時に上記角速度センサに
発生する応力の発生状態を示す分布図である。
【図3】検知用圧電素子の位置ズレΔyとオフセット電
圧Vout との関係の実験結果を表す特性図である。
【図4】所定の溝幅Wでトリミングした際のトリミング
長さzとオフセット電圧Vout変化量との関係の実験結
果を表す特性図である。
【図5】所定のトリミング長さzでトリミングした際の
溝幅Wとオフセット電圧Vout変化量との関係の実験結
果を表す特性図である。
【図6】本発明の一実施例である上記角速度センサの調
整過程を示すフローチャートである。
【図7】(a)および(b)は、第2実施例におけるト
リミング調整方法を説明する説明図である。
【図8】第2実施例の調整過程を説明するフローチャー
トである。
【図9】(a)及び(b)は、第3実施例におけるトリ
ミング調整方法を説明する説明図である。
【図10】トリミングのパターンにおいての不具合を説
明する説明図である。
【図11】第4実施例のトリミングのパターンを説明す
る説明図である。
【図12】第5実施例のオフセット電圧Vout の経時変
化を示す特性図である。
【符号の説明】
1 角柱 2 検知用圧電素子 2a 電極 2b 電極除去部 3 駆動用圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 知幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子に設けられた圧電素子の屈曲振動
    を利用する角速度センサの調整方法において、 前記振動子に形成された圧電素子の電極の一部を除去す
    ることにより、前記圧電体から発生する出力電圧を調整
    することを特徴とする角速度センサの調整方法。
  2. 【請求項2】 振動子に設けられた駆動用圧電素子によ
    る前記振動子の屈曲振動を利用する角速度センサの調整
    方法において、 前記振動子の側面に形成された、角速度を検知するため
    の検知用圧電素子の電極の一部を除去することにより、
    前記検知用圧電素子から発生する出力電圧を調整するこ
    とを特徴とする角速度センサの調整方法。
  3. 【請求項3】 前記検知用圧電素子の電極の一部を除去
    する際には、前記圧電素子の極性を判定することによっ
    て、前記検知用圧電素子の前記電極の除去箇所を特定す
    ることを特徴とする請求項2記載の角速度センサの調整
    方法。
JP5237638A 1992-10-12 1993-09-24 角速度センサの調整方法 Pending JPH06194177A (ja)

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US08/134,813 US5481913A (en) 1992-10-12 1993-10-12 Angular velocity sensor and method of adjusting the same
DE4334736A DE4334736A1 (de) 1992-10-12 1993-10-12 Winkelgeschwindigkeitssensor und Verfahren zum Justieren desselben

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JP27284892 1992-10-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19620832B4 (de) * 1995-05-25 2005-09-29 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Verfahren zum Einstellen der Eigenfrequenz einer Doppelachsenschwingungskonstruktion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19620832B4 (de) * 1995-05-25 2005-09-29 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Verfahren zum Einstellen der Eigenfrequenz einer Doppelachsenschwingungskonstruktion

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