JPH0619395Y2 - シ−トスライド装置 - Google Patents
シ−トスライド装置Info
- Publication number
- JPH0619395Y2 JPH0619395Y2 JP1987039847U JP3984787U JPH0619395Y2 JP H0619395 Y2 JPH0619395 Y2 JP H0619395Y2 JP 1987039847 U JP1987039847 U JP 1987039847U JP 3984787 U JP3984787 U JP 3984787U JP H0619395 Y2 JPH0619395 Y2 JP H0619395Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- seat
- rail
- mounting
- mounting bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、シートに固定されるシート側レールと、該シ
ート側レールに滑動可能に嵌合し、車体のフロアに固定
される車体側レールとより成る一対のレールユニット
を、シートの下に平行に配置するようにしたシートスラ
イド装置に関する。
ート側レールに滑動可能に嵌合し、車体のフロアに固定
される車体側レールとより成る一対のレールユニット
を、シートの下に平行に配置するようにしたシートスラ
イド装置に関する。
「従来の技術」 シート下面に固定されたシート側レールと、該シート側
レールと滑動可能に嵌合し、床面上に固定された車体側
レールとより成る一対のレールユニットを、シートの下
に平行に配置するようにしたシートスライド装置は今日
ほとんどすべての自動車に用いられている。
レールと滑動可能に嵌合し、床面上に固定された車体側
レールとより成る一対のレールユニットを、シートの下
に平行に配置するようにしたシートスライド装置は今日
ほとんどすべての自動車に用いられている。
第３図に従来のシートスライド装置におけるレールユニ
ットの構成例を、第４図に同じく従来の取付例を示す。
ットの構成例を、第４図に同じく従来の取付例を示す。
第３図に示すようにロック部材を兼ねた車体への固定部
材１は車体側レール２と一体となっており、第４図に示
すように車体上の取付部材６とはボルト７によって固設
されている。
材１は車体側レール２と一体となっており、第４図に示
すように車体上の取付部材６とはボルト７によって固設
されている。
これらのシートスライド装置において要求される性能と
しては、先ず左右両レールユニットの平行度であること
は明らかである。
しては、先ず左右両レールユニットの平行度であること
は明らかである。
またロック部材を兼ねている前記固定部材１のロック用
小孔５は左右のレールユニットにおいて対称同位置でな
ければならない。
小孔５は左右のレールユニットにおいて対称同位置でな
ければならない。
「考案が解決しようとする問題点」 シートスライド装置が上記のような性能を要求されてい
るのに対し、それを車体に取り付ける際、車体側の公差
あるいは誤差により左右のレールユニットの位置関係が
狂うことがあり、そうなると平行度の狂いのために円滑
にスライドしなくなったり、ロック用小孔に狂いを生
じ、シートのロックがかからなくなるおそれがあるとい
う問題点があった。
るのに対し、それを車体に取り付ける際、車体側の公差
あるいは誤差により左右のレールユニットの位置関係が
狂うことがあり、そうなると平行度の狂いのために円滑
にスライドしなくなったり、ロック用小孔に狂いを生
じ、シートのロックがかからなくなるおそれがあるとい
う問題点があった。
本考案は前記従来の問題点に鑑み最後の取付段階におい
て容易に左右のレールユニットの平行度や前後の位置合
わせの出来るシートスライド装置を提供することを目的
とする。
て容易に左右のレールユニットの平行度や前後の位置合
わせの出来るシートスライド装置を提供することを目的
とする。
「問題点を解決するための手段」 上記問題点を解決するための本考案の要旨とするところ
は、 シートに固定されるシート側レールと、該シート側レー
ルに滑動可能に嵌合し、車体のフロアに固定される車体
側レールとより成る一対のレールユニットを、シートの
下に平行に配置するようにしたシートスライド装置にお
いて、 各レールユニットの車体側レールの前後に車体に固定す
る取付ブラケットを設け、前部の左右の何れか一方の取
付ブラケットのみを車体側レールとは別個の独立部材と
なし、 車体側レールに沿ってロック部材を固設してあり、前記
取付ブラケットは該ロック部材の端部を延ばして形成さ
れた支持面に装着し、 前記取付ブラケットと前記支持面との一方に長手方向位
置を調節する長穴を穿設して、ボルトおよびナットで他
方に結合するとともに、該取付ブラケットに傾斜した車
体取付面を設け、該車体取付面に、車体に結合するボル
トを挿通し横方向位置を調節する長穴を穿設したことを
特徴とするシートスライド装置に存する。
は、 シートに固定されるシート側レールと、該シート側レー
ルに滑動可能に嵌合し、車体のフロアに固定される車体
側レールとより成る一対のレールユニットを、シートの
下に平行に配置するようにしたシートスライド装置にお
いて、 各レールユニットの車体側レールの前後に車体に固定す
る取付ブラケットを設け、前部の左右の何れか一方の取
付ブラケットのみを車体側レールとは別個の独立部材と
なし、 車体側レールに沿ってロック部材を固設してあり、前記
取付ブラケットは該ロック部材の端部を延ばして形成さ
れた支持面に装着し、 前記取付ブラケットと前記支持面との一方に長手方向位
置を調節する長穴を穿設して、ボルトおよびナットで他
方に結合するとともに、該取付ブラケットに傾斜した車
体取付面を設け、該車体取付面に、車体に結合するボル
トを挿通し横方向位置を調節する長穴を穿設したことを
特徴とするシートスライド装置に存する。
「作用」 対となっているレールユニットの少なくとも左右何れか
一方のレールユニットの主体側レールと、車体への取付
ブラケットを別部材とし、しかも両者の結合部位におい
て、何れかの側に長手方向向きの長穴を穿設してあるか
ら、左右のロック孔の位置が合わずにロックが円滑に掛
からない時は、結合用のボルト及びナットを緩めて前後
方向の位置調節を行い、ロックのかかる位置でボルト・
ナットを締付ける。
一方のレールユニットの主体側レールと、車体への取付
ブラケットを別部材とし、しかも両者の結合部位におい
て、何れかの側に長手方向向きの長穴を穿設してあるか
ら、左右のロック孔の位置が合わずにロックが円滑に掛
からない時は、結合用のボルト及びナットを緩めて前後
方向の位置調節を行い、ロックのかかる位置でボルト・
ナットを締付ける。
一方すでにシート下面にシート側レールを固定したシー
ト組立値を前記車体側レールに嵌合させるとき、もし左
右の平行度が出てないときは、前記取付ブラケットの車
体取付用ボルト及びナットを緩めて、左右に振って平行
を出してから締めつけ固定する。
ト組立値を前記車体側レールに嵌合させるとき、もし左
右の平行度が出てないときは、前記取付ブラケットの車
体取付用ボルト及びナットを緩めて、左右に振って平行
を出してから締めつけ固定する。
車体が万一歪を生じて、左右のレールユニットに位置の
狂いが生じたときは、取付ブラケットと、車体側レール
とのボルト・ナットを緩めて前後の位置を調節し、同じ
く車体取付用ボルト・ナットを緩めて左右の平行調節を
行ってから再び固定することにより、シートは新品取付
と同様に自在に前後の滑動並びにロック作用が出来るよ
うに復元される。
狂いが生じたときは、取付ブラケットと、車体側レール
とのボルト・ナットを緩めて前後の位置を調節し、同じ
く車体取付用ボルト・ナットを緩めて左右の平行調節を
行ってから再び固定することにより、シートは新品取付
と同様に自在に前後の滑動並びにロック作用が出来るよ
うに復元される。
取付ブラケットはロック部材の支持面に装着するので、
車体側レール本体の形状が複雑にならず、また、装着も
容易である。
車体側レール本体の形状が複雑にならず、また、装着も
容易である。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第１図は本考案の一実施例を示すシートスライド装置の
斜視図である。
斜視図である。
シートスライド装置４０は対をなすレールユニット１０
と、レールユニット３０とから成っている。
と、レールユニット３０とから成っている。
両レールユニット１０，３０のシート側レール１３，３
３は図示しないシートの下面に平行に取り付けられてい
る。
３は図示しないシートの下面に平行に取り付けられてい
る。
一方車体側レール１２及び３２は前記シート側レール１
３及び３３に滑動自在に嵌合しているが、滑動部材たる
ローラまたはボール等は図示していない。
３及び３３に滑動自在に嵌合しているが、滑動部材たる
ローラまたはボール等は図示していない。
前記車体側レール１２及び３２はさらにロック部材１１
及び３１とスポット溶接などで一体的に結合している。
及び３１とスポット溶接などで一体的に結合している。
そして、第１図において、右側のレールユニット３０で
は、前記ロック部材３１は車体への取付ブラケット３４
とスポット溶接などで一体的に結合している。また、ロ
ック部材１１は車体側レール１２に沿っていて、端部を
延ばして支持面１１ａが形成されている。
は、前記ロック部材３１は車体への取付ブラケット３４
とスポット溶接などで一体的に結合している。また、ロ
ック部材１１は車体側レール１２に沿っていて、端部を
延ばして支持面１１ａが形成されている。
一方第１図において左側のレールユニット１０は車体へ
の取付ブラケット１４は別個の独立部材をなしており、
前記ロック部材１１の支持面１１ａとはボルト１９及び
ナット２０とで結合している。当然のことであるが、レ
ールユニット１０，３０の後端に設けられた取付ブラケ
ット（図示省略）は従来例と同様にそれぞれの車体側レ
ールに一体的であり、別個の独立部材をなしているのは
取付ブラケット１４のみである。
の取付ブラケット１４は別個の独立部材をなしており、
前記ロック部材１１の支持面１１ａとはボルト１９及び
ナット２０とで結合している。当然のことであるが、レ
ールユニット１０，３０の後端に設けられた取付ブラケ
ット（図示省略）は従来例と同様にそれぞれの車体側レ
ールに一体的であり、別個の独立部材をなしているのは
取付ブラケット１４のみである。
第２図に前記取付ブラケット１４をロック部材１１から
分離した状態で示してある。
分離した状態で示してある。
取付ブラケット１４は上部平坦面１４ａと車体取付面１
４ｂとを有し、上部平坦面１４ａにはレールユニット１
０の長手方向に向って長穴１６が穿設されており、車体
取付面１４ｂ上には長穴１６と直交する方向に長穴１７
が穿設されている。
４ｂとを有し、上部平坦面１４ａにはレールユニット１
０の長手方向に向って長穴１６が穿設されており、車体
取付面１４ｂ上には長穴１６と直交する方向に長穴１７
が穿設されている。
そして、前記両レールユニット１０及び３０は共に第４
図に示すと同様に車体上の取付部材６上にボルト２１，
３５及びナット２２，３６によって固定されている。
図に示すと同様に車体上の取付部材６上にボルト２１，
３５及びナット２２，３６によって固定されている。
次に作用を説明する。
第１図においてレールユニット１０のロック部材１１に
穿設されているロック用小孔１５と同様の小孔が、レー
ルユニット３０の側にも設けられている。
穿設されているロック用小孔１５と同様の小孔が、レー
ルユニット３０の側にも設けられている。
これら左右のロック用小孔１５は両レールユニット１
０，３０の中間に配設されているシートのロック機構
（図示省略）によってシートの前後方向の調整後の固定
に用いられるが常に左右の孔位置は一定に定められてい
る。従って第１図においてレールユニット３０を基準と
してレールユニット１０のロック用小孔１５の位置に前
後のずれが生じた場合にはナット２０を緩め、ボルト１
９に対し取付ブラケット１４を相対的に移動させあるい
は回動させてレールユニット１０の位置調節を行う。
０，３０の中間に配設されているシートのロック機構
（図示省略）によってシートの前後方向の調整後の固定
に用いられるが常に左右の孔位置は一定に定められてい
る。従って第１図においてレールユニット３０を基準と
してレールユニット１０のロック用小孔１５の位置に前
後のずれが生じた場合にはナット２０を緩め、ボルト１
９に対し取付ブラケット１４を相対的に移動させあるい
は回動させてレールユニット１０の位置調節を行う。
また、左右のレールユニット１０及び３０は平行でなけ
ればならないのは当然であるが組立時レールユニット３
０を基準としてレールユニット１０の平行がでていない
場合はナット２２を緩めてレールユニット１０の先端側
を左右に振ることにより、レールユニット３０との平行
をだすことが出来るのである。
ればならないのは当然であるが組立時レールユニット３
０を基準としてレールユニット１０の平行がでていない
場合はナット２２を緩めてレールユニット１０の先端側
を左右に振ることにより、レールユニット３０との平行
をだすことが出来るのである。
正規に取付けた後においても、もし車体に歪を生じ両レ
ールユニット１０，３０間の前後位置や平行度に狂いを
生じた時にも上記と同様にナット２０又は２２を緩める
だけで容易に前後または左右の調整が可能となる。
ールユニット１０，３０間の前後位置や平行度に狂いを
生じた時にも上記と同様にナット２０又は２２を緩める
だけで容易に前後または左右の調整が可能となる。
「考案の効果」 本考案に係るシートスライド装置によれば、シートスラ
イド装置の最終組立工程において、左右のレールユニッ
トに前後位置や平行度に多少の狂いが生じても容易に補
正作業が可能であり、一般に独立した複数の製造工程を
経て最終組付工程に至る構成部材の精度管理を従来のよ
うに高い水準に維持する必要がなくコスト低減に寄与す
るところ大である。また、取付ブラケットはロック部材
の支持面に装着するので、車体側レール本体の形状が複
雑にならず、また、装着も容易である。
イド装置の最終組立工程において、左右のレールユニッ
トに前後位置や平行度に多少の狂いが生じても容易に補
正作業が可能であり、一般に独立した複数の製造工程を
経て最終組付工程に至る構成部材の精度管理を従来のよ
うに高い水準に維持する必要がなくコスト低減に寄与す
るところ大である。また、取付ブラケットはロック部材
の支持面に装着するので、車体側レール本体の形状が複
雑にならず、また、装着も容易である。
第１図〜第２図は本考案の一実施例を付しており、第１
図はシートスライド装置の部分斜視図、第２図は第１図
の左側レールユニットの分解斜視図、第３図，第４図は
夫々従来のシートスライド装置の部分斜視図及び取付説
明図である。 ５……シート ６……車体上の取付部材 １０，３０……レールユニット １１，３１……ロック部材 １２，３２……車体側レール １３，３３……シート側レール １４，３４……取付ブラケット １４ａ……上部平坦面、１４ｂ……車体取付面 １５……ロック用小孔、１６，１７……長穴 １９，２１，３５……ボルト ２０，２２，３６……ナット ４０……シートスライド装置
図はシートスライド装置の部分斜視図、第２図は第１図
の左側レールユニットの分解斜視図、第３図，第４図は
夫々従来のシートスライド装置の部分斜視図及び取付説
明図である。 ５……シート ６……車体上の取付部材 １０，３０……レールユニット １１，３１……ロック部材 １２，３２……車体側レール １３，３３……シート側レール １４，３４……取付ブラケット １４ａ……上部平坦面、１４ｂ……車体取付面 １５……ロック用小孔、１６，１７……長穴 １９，２１，３５……ボルト ２０，２２，３６……ナット ４０……シートスライド装置
Claims (1)
- 【請求項１】シートに固定されるシート側レールと、該
シート側レールに滑動可能に嵌合し、車体のフロアに固
定される車体側レールとより成る一対のレールユニット
を、シートの下に平行に配置するようにしたシートスラ
イド装置において、 各レールユニットの車体側レールの前後に車体に固定す
る取付ブラケットを設け、前部の左右の何れか一方の取
付ブラケットのみを車体側レールとは別個の独立部材と
なし、 車体側レールに沿ってロック部材を固設してあり、前記
取付ブラケットは該ロック部材の端部を延ばして形成さ
れた支持面に装着し、 前記取付ブラケットと前記支持面との一方に長手方向位
置を調節する長穴を穿設して、ボルトおよびナットで他
方に結合するとともに、該取付ブラケットに傾斜した車
体取付面を設け、該車体取付面に、車体に結合するボル
トを挿通し横方向位置を調節する長穴を穿設したことを
特徴とするシートスライド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987039847U JPH0619395Y2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | シ−トスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987039847U JPH0619395Y2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | シ−トスライド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63147329U JPS63147329U (ja) | 1988-09-28 |
| JPH0619395Y2 true JPH0619395Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30853403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987039847U Expired - Lifetime JPH0619395Y2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | シ−トスライド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619395Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5723436B2 (ja) * | 1974-06-27 | 1982-05-18 | ||
| JPS61183079A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-15 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タのドア支持装置 |
| JPS61169630U (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-21 |
-
1987
- 1987-03-18 JP JP1987039847U patent/JPH0619395Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63147329U (ja) | 1988-09-28 |
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