JPH06192472A - 電荷移動錯体ファミリー及び/又はラジカルイオン塩ファミリーの電気活性両親媒性有機化合物を含有するポリマー組成物、その製造及びその使用 - Google Patents

電荷移動錯体ファミリー及び/又はラジカルイオン塩ファミリーの電気活性両親媒性有機化合物を含有するポリマー組成物、その製造及びその使用

Info

Publication number
JPH06192472A
JPH06192472A JP5251798A JP25179893A JPH06192472A JP H06192472 A JPH06192472 A JP H06192472A JP 5251798 A JP5251798 A JP 5251798A JP 25179893 A JP25179893 A JP 25179893A JP H06192472 A JPH06192472 A JP H06192472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
polymer
group
carbon atoms
amphipathic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5251798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0819314B2 (ja
Inventor
Bernard Chauvel
ベルナール・シヨベル
Joel Richard
ジヨエル・リシヤール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhone Poulenc Films SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Films SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Films SA filed Critical Rhone Poulenc Films SA
Publication of JPH06192472A publication Critical patent/JPH06192472A/ja
Publication of JPH0819314B2 publication Critical patent/JPH0819314B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/06Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
    • H01B1/12Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
    • H01B1/121Charge-transfer complexes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/46Descriptors for shape, contour or point-related descriptors, e.g. scale invariant feature transform [SIFT] or bags of words [BoW]; Salient regional features
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2800/00Copolymer characterised by the proportions of the comonomers expressed
    • C08F2800/10Copolymer characterised by the proportions of the comonomers expressed as molar percentages

Abstract

(57)【要約】 【構成】 少くとも1つの変換可能なポリマー(Pm)
と、一般式Dd az [式中、Dは電子供与体を表わ
し、Aは電子受容体を表わし、Zは、それ自体が非両親
媒性の電子供与体又は電子受容体であり得るドーピング
剤を表わし、化合物D及びAの少くとも1つは両親媒性
であって、少くとも10個の炭素原子を有する少くとも1
個の飽和又は不飽和炭化水素置換基を含有し、dは0以
上の数を表わし、aは0以上の数を表わし、zは0以上
の数を表わし、記号d及びaの少くとも1つは0より大
きい数を表わす。]の電荷移動錯体及びラジカルイオン
塩から選択される少くとも1つの両親媒性有機化合物
(B)とから成るポリマー組成物。 【効果】 電気伝導性フィルムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の主題は、電荷移動錯体フ
ァミリー及び/又はラジカルイオン塩ファミリーの電気
活性両親媒性有機化合物を含有するポリマー組成物、特
に前記両親媒性化合物の分子をその表面に植え込んで含
有するポリマー粒子、それらの製造方法及び導電性ポリ
マーフィルムの製造のためのそれらの使用である。
【0002】ピロール、チオフェン又はフランやそれら
の置換誘導体のような、2個の共役二重結合を含有する
複素環式化合物から、導電性塩類の存在下にアノード重
合(anodic polymerization )によるか、又は酸化剤の
作用下に化学的重合により、共役二重結合の連鎖から成
る導電性ポリマーを製造することには公知である。それ
らの関心にも拘らず、これらのポリマーの工業的開発
は、比較的化学的に不安定で、機械的性質が弱くて、特
にそれらの低い溶解度に固有の使用の困難さのような種
々の欠点により遅れている。ポリピロールのような、安
定性の大きい方のポリマーにしても、用途を見出すこと
は困難である。この型の導電性ポリマーの使用の問題に
対していろいろの解答が提案されている。たとえば、ピ
ロール蒸気を、酸化剤(たとえばCuCl2 )を含有す
るフィルム形成ポリマー(ポリビニルアルコール、ポリ
塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル)の予備形成フィ
ルムと接触させることにより複合電気伝導性フィルムを
製造することが提案されている(R. Yosomiya ら、Makr
omol. Chem. Rapid.Comm. 7(1986) 697 〜701 参照)。
欧州特許出願公開第 0,206,414号と米国特許第 4,521,4
50号には、紙又はセルロース材料、天然又は合成繊維と
か薄いプラスチックフィルム(たとえばポリエチレン又
はポリプロピレン)のような多孔性又は吸収性固体中で
液相のピロールを化学的に重合することも提案されてい
る。最後に、導電性ポリマーの電荷と釣合うため必要な
対イオンを与えることにより、非荷電ポリマーのドーピ
ング剤として作用するイオン性官能基を含有する変換可
能なポリマー粒子の存在下に、共役二重結合を含有する
モノマー、特にピロール及びその置換誘導体のアノード
又は化学的重合を行なうことが提案されている(英国特
許出願公開第 2,124,635号、米国特許第4,552,927 号、
欧州特許出願第0,160,207 号及び第0,229,992 号、フラ
ンス国特許出願公開第2,616,790 号、S. J. Jasne ら、
Synthetic Metals,15 (1986), 175〜182 参照)。この
型の方法では、ドーピングポリマーを一般に重合媒質中
に分散し、更に詳しくは、重合をドーピング性ポリマー
ラテックス中で行なう。このような方法は、それにより
電気伝導性ポリマーと一緒にドーピング性の変換可能ポ
リマーから成るポリマー粒子の生成をもたらすため、特
に有利であることが明らかである。場合によって、これ
らの粒子の分散液を直接使用して、分散媒の塗布と蒸発
により電気伝導性物品を製造することができ、あるい
は、複合電気伝導性粒子を慣用方法により分散媒体から
分離して完成品に加工することができる。
【0003】欧州特許出願公開EP−A−0,362,141 号
では、ポリマー支持体から成る電気伝導性ポリマーを製
造し、その表面上に電気移動錯体の針状物を含有する網
状体を付着させることが提案された。このポリマーは表
面で導電性であるのみであって、方法としては、ポリマ
ー支持体を製造するための第1段と電荷移動錯体を付着
するための第2段の2つの段階を要する。
【0004】本発明により、体積全体を通じて電気伝導
性を有するポリマーを得ることが可能になる。
【0005】更に詳細には、本発明の第1の主題は、容
易に変換可能な(convertible )導電性ポリマーを製造
するために使用できるポリマー組成物である。本発明の
第2の主題は容易に変換可能な導電性ポリマー組成物を
製造するために使用できるポリマー組成物の部分的水性
又は水性/有機分散液にあり、本発明の第3の主題は導
電性ポリマー組成物を製造するために使用できるポリマ
ー組成物の製造方法にあり、本発明の第4の主題は導電
性ポリマー組成物であり、本発明の第5の主題は前記導
電性ポリマー組成物の水性又は水性/有機分散液にあ
り、第6の主題として、本発明は導電性被膜を製造する
ための電気伝導性ポリマー組成物の使用に関する。
【0006】なお、より詳細には、本発明は先ず第1
に、少くとも1つの変換可能なポリマー(Pm)と、一
般式(I) Dd a z (I) [式中、 −Dは電子供与体を表わし、 −Aは電子受容体を表わし、 −Zは、それ自体が非両親媒性の電子供与体又は電子受
容体であり得るドーピング剤を表わし、 −化合物D及びAの少くとも1つは両親媒性であって、
少くとも10個の炭素原子を有する少くとも1個の飽和又
は不飽和炭化水素置換基を含有し、 −dは0以上の数を表わし、 −aは0以上の数を表わし、 −zは0以上の数を表わし、 −記号d及びaの少くとも1つは0より大きい数を表わ
す。]の電荷移動錯体及びラジカルイオン塩から選択さ
れる少くとも1つの両親媒性有機化合物(B)とから成
ることを特徴とするポリマー組成物を提供する。
【0007】記号d,a及びzは互いに独立に、一般に
20までの範囲とすることができる数を表わす。
【0008】電子供与体Dの中では、たとえば −一般式(II)
【0009】
【化6】
【0010】[式中、YはS又はSeを表わし、Rは飽
和又は不飽和の脂肪酸、脂環式又は芳香族炭化水素基を
表わす。]のテトラヘテロフルバレン及びそれらの誘導
体、 −一般式(III )
【0011】
【化7】
【0012】[式中、YはS及び/又はSeを表わ
す。]のテトラヘテロテトラセン及びそれらの誘導体、 −一般式(IV)
【0013】
【化8】
【0014】[式中、YはS及び/又はSeを表わ
す。]のテトラヘテロナフタレン及びそれらの誘導体。
【0015】−ペリレン及びその誘導体、 −一般式(V)
【0016】
【化9】
【0017】[式中、XはS及び/又はSeかN−アル
キル基を表わし、Rは飽和又は不飽和の脂肪族、脂環式
又は芳香族炭化水素基を表わす。]のビスヘテロピラン
及びそれらの誘導体、 −それらの少くとも1つが少くとも10個の炭素原子を有
する、4個の飽和又は不飽和の炭化水素基を含有する第
四級アンモニウム基のような脂肪族塩基、 −アニリンから、又は窒素原子上の置換基もしくは、好
適には、ベンゼン環上の少くとも1つの置換基が少くと
も10個の炭素原子を有する飽和又は不飽和の炭化水素基
であるアニリン誘導体から、N,N′−テトラメチルフ
ェニレンジアミン及びその誘導体から誘導される第四級
アンモニウム基のような芳香族塩基、 −窒素原子上の置換基又は好適には複素環とベンゼン環
上の少くとも1つの置換基が少くとも10個の炭素原子を
有する飽和又は不飽和の炭化水素基である、ピリジン、
ピペリジン、ビピリジン、ビピペリジン、ベンゾピリジ
ン、たとえばキノリン、イソキノリン、アクリジン、フ
ェナジン及びフェナントロリンから誘導体される第四級
アンモニウム基のような複素環塩基、 −N−アルキルベンゾチアゾールとそれらの置換誘導体
及びN−アルキルインドレニニウムトリメチンシアニン
とそれらの置換誘導体のような、種類の異なる数個のヘ
テロ原子、たとえば硫黄及び窒素原子を含有する複素環
塩基、を挙げ得る。
【0018】電子受容体Aとしては、テトラシアノエチ
レン(TCNE)、ヘキサシアノブタジエン(HCB
D)、1,2,4,5−テトラシアノベンゼン(TCN
B)、7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(T
CNQ)とその置換誘導体、テトラシアノジキノジメタ
ン(TCNDQ)、ベンゾテトラシアノキノジメタン
(ベンゾ−TCNQ)、2,3,5,6−テトラクロロ
−p−ベンゾキノン(CA)、トリニトロベンゼン(T
NB)、テトラナフトキノジメタン(TNAP)、チオ
フェンテトラシアノキノジメタン(チオフェン−TCN
Q)、セレノフェンテトラシアノキノジメタン(セレノ
フェン−TCNQ)、又はテトラシアノキノキナゾリノ
キナゾリン、並びに、それらのハロゲン化、特に弗素化
誘導体、アルコキシル化誘導体及びアルキル化誘導体を
特に挙げ得る。
【0019】ドーピング基ZはI- ,(I3 - ,(P
6 - ,(ClO4 - ,(BF4 - ,(Re
4 - ,(IO4 - ,(FSO3 - ,(As
4 - ,(AsF6 - ,Br- ,Cl- 及び(Mn
Cl6 - のようなルイス酸を表わし、Zが好ましくは
- ,(I3 - 又はCl- で表わすことができる。
【0020】好ましくは、ZはI- ,(I3 - 又はC
- を表わす。
【0021】本発明のポリマー組成物に使用する両親媒
性化合物(B)は、一般式(VI)
【0022】
【化10】
【0023】[式中、 −R1 とR2 は同一か又は異なり、飽和又は不飽和の、
脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素基を表わし、その少
くとも1つは疎水基であり、 −R3 とR4 は、同一か又は異なり、親水基を表わ
す。]の両親媒性の供与体化合物を含有するのが好まし
い。
【0024】基R1 及びR2 は特に、1〜30個の炭素原
子を有する直鎖又は分枝のアルキルもしくはアルキルチ
オ基;その環状部分が好ましくはシクロヘキシル又はシ
クロペンチル基であり、アルキル置換基が1〜30個の炭
素原子を有し、アルキル部分が1〜30個の炭素原子を有
する、置換もしくは非置換のシクロアルキル基、置換も
しくは非置換のシクロアルキルチオ基、置換もしくは非
置換のシクロアルキルアルキル基、又は置換もしくは非
置換のシクロアルキルアルキルチオ基;フェニル、フェ
ニルチオ又はナフチルのようなアリールもしくはアリー
ルチオ基;そのアルキル置換基が1〜30個の炭素原子を
有し、アリール部分がフェニル又はナフチル基であるア
ルキルアリールもしくはアルキルアリールチオ基;及び
そのアルキル部分が1〜30個の炭素原子を有し、アリー
ル部分がフェニル又はナフチル基である、アラルキルも
しくはアラルキルチオ基から成ることができ、基R1
びR2 の少くとも1つは疎水性であり、即ち、それは10
〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝のアルキル
もしくはアルキルチオ基;又はそのアルキル部分が6〜
30個の炭素原子を有するアルキルアリール、アルキルア
リールチオ、アラルキルもしくはアラルキルチオ基;又
はそのアルキル部分が6〜30個の炭素原子を有するアル
キルシクロアルキル、アルキルシクロアルキルチオ、シ
クロアルキルアルキルもしくはシクロアルキルチオ基で
ある。R1 とR2 は両方とも疎水基であることが好まし
い。
【0025】基R3 及びR4 は、特にヒドロキシカルボ
ニル基;ヒドロキシカルボニル基のアルカリ金属、アミ
ンもしくは第四級アンモニウム塩;2〜7個の炭素原子
を有するヒドロキシカルボニルアルキルもしくはヒドロ
キシカルボニルアルキルチオ基;2〜8個の炭素原子を
有するアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルア
ルキルもしくはアルコキシカルボニルアルキルチオ基;
カルバモイル基;又は2〜12個の炭素原子を有するカル
バモイルアルキルもしくはN−アルキルカルバモイルア
ルキル基から成ることができる。
【0026】R1 及びR2 で表わされる基の中では、14
〜30個の炭素原子を有する直鎖及び/又は環状の炭化水
素を含有する基が好ましく、それらの例としては、テト
ラデシル、テトラデシルチオ、ヘキサデシル、ヘキサデ
シルチオ、オクタデシル、オクタデシルチオ、イコシ
ル、イコシルチオ、ノニルフェニル、オクチルフェニ
ル、ジノニルフェニル及びジオクチルフェニル基を非限
定的に挙げ得る。
【0027】R3 及びR4 により表わされる基の中で好
ましいものは、ヒドロキシカルボニル基;ヒドロキシカ
ルボニル基のアルカリ金属、アミンもしくは第四級アン
モニウム塩;たとえばヒドロキシカルボニルメチル、ヒ
ドロキシカルボニルメチルチオ、ヒドロキシカルボニル
エチル、ヒドロキシカルボニルエチルチオ、ヒドロキシ
カルボニルプロピルもしくはヒドロキシカルボニルプロ
ピルチオ基のような、2〜4個の炭素原子を有するヒド
ロキシカルボニルアルキル及びヒドロキシカルボニルア
ルキルチオ基;並びにたとえば、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、メトキシカルボニルメチル、メト
キシカルボニルメチルチオ、メトキシカルボニルエチ
ル、メトキシカルボニルエチルチオ、メトキシカルボニ
ルプロピル、メトキシカルボニルプロピルチオ、エトキ
シカルボニルエチルもしくはエトキシカルボニルエチル
チオ基のような2〜5個の炭素原子を有するアルコキシ
カルボニル、アルコキシアルボニルアルキル及びアルコ
キシカルボニルアルキルチオ基である。
【0028】一般式(VI)の両親媒性有機化合物は、前
記と同義のドーピング剤Zと一緒にするのが好ましい。
【0029】勿論、多くの両親媒性化合物Dd a z
の混合物を使用することが可能である。
【0030】両親媒性化合物中の伝導に必要な条件は以
下の通りである。
【0031】−受容体又は供与体の隔離されたスタック
(stacks)の存在、即ち、電荷移動錯体(CTC)に対
する二鎖(bichain )構造とラジカルイオン塩(RI
S)に対する単鎖(monochain )。
【0032】−混合原子価状態を表わす分別電荷移動
(fractional charge transfer)(又はイオン性)レベ
ル、即ち、CTC中のAとDの間の部分電荷移動及びR
ISのA又はDの不完全な還元又は酸化、 −スタックに沿う電子非局在化を可能にするπ軌道の重
なり。
【0033】これらのスタック(又はブロック)は、同
じ種類の分子により形成され、A又はDの種類とか対イ
オンの種類に応じて多くの型とすることができ、それら
の2つの極端な例は下記である: −中心対称二量体(centrosymmetrical dimers)の軸に
沿う規則性積み重ね(regular stacking); −実質的に2次元の舗装(paving)を形成する平面内の
直交性二量体。
【0034】両親媒性有機化合物(B)は、L. R. Melb
y らにより、Journal of the American Chemical Socie
ty, 84巻(1962年)3374〜3387ページに記載されたよう
に、慣用方法により製造することができる。
【0035】式Dd a の、即ちドーピング剤Zを持た
ない両親媒性有機化合物(B)は、電子供与体Dのハロ
ゲン化物を電子受容体Aの塩と、たとえばDの沃化物を
Aのリチウム塩と、反応することにより製造される。こ
のようにして得た化合物を過剰の電子受容体Aと反応さ
せることも可能であって、それは一般に、電気を伝導す
る両親媒性有機化合物を得ることを可能にする。式Dd
a z の両親媒性有機化合物はDやZの化合物を電子
受容体Aと反応させることにより得ることができる。
【0036】両親媒性有機化合物の製造に使用する出発
化合物は、慣用方法により得られる。同様に、電子受容
体Aは慣用方法により製造される公知化合物である。
【0037】本発明組成物の成分(Pm)として使用す
ることができる変換可能な粒子を構成するポリマーとし
ては、押出、押出/吹込み成形、カレンダリング、型込
め、コーチング等のようなポリマーの加工のための慣用
方法により、繊維、フィルム、型込み品又は被膜のよう
な完成品に容易に変換することができるポリマーを挙げ
ることが可能である。従って、α−オレフィンのポリマ
ーとコポリマー(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレンコポリマー)、共役ジオレフィンのポ
リマーとコポリマー(ポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、ブタジエン−イソプレンコポリマー);ポリスチレ
ン、スチレン−ブタジエン又はスチレン−アクリルニト
リルコポリマー、スチレン−ブタジエン−アクリロニト
リルコポリマー、たとえばスチレン−ブタジエン−マレ
イン酸コポリマーのようなスチレン−ブタジエン−不飽
和カルボン酸コポリマーのような、スチレン又はα−メ
チルスチレンと他のモノ−又はポリエチレン性モノマー
とのポリマーとコポリマー;ポリ酢酸ビニル、エチレン
−酢酸ビニルコポリマー及びそれらの加水分解誘導体
(エチレン−ビニルアルコールコポリマー、エチレン−
酢酸ビニル−ビニルアルコールコポリマー)のようなビ
ニルエステル、即ち酢酸ビニル又はプロピオン酸ビニル
のポリマーとコポリマー;アクリルコポリマー即ち、ポ
リアクリロニトリル、ポリアクリル酸アルキル及びポリ
メタクリル酸アルキル、ポリアクリルアミド、ポリメタ
クリルアミド、ポリ(N−メチロールアクリルアミ
ド)、又はポリ(N−メトキシメタクリルアミド);フ
マル酸、マレイン酸又はイタコン酸のようなエチレン性
ジカルボン酸もしくは無水物又はそれらのエステルのポ
リマーとコポリマー;及びポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリ弗化ビニリデン等のような、エチレン性
ハロゲン化物のポリマーとコポリマーのような多数の熱
可塑性ポリマーの名を挙げることが可能である。
【0038】安定な水性分散液又はラテックスの形態で
水中に容易に分散し得る熱可塑性ポリマーの助けを借り
るのが好ましい。
【0039】伝導現象を開始するためのドーピング剤と
して作用することができるアニオン基を有するユニット
を、それらの鎖の中に含有する前記のような熱可塑性ポ
リマーを利用することもできる。更に詳細にはビニルス
ルホン酸塩、メタリルスルホン酸塩、ビニルベンゼンス
ルホン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸の塩もしくはアクリル酸2−スルホエチルの
ような、スルホン酸又はスルホン酸アルカリ金属、アル
カリ土金属もしくはアンモニウム塩基から誘導されるポ
リマーとか、ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナ
ートのような燐酸基を含有するエチレン性モノマーから
誘導されるポリマーがその場合使用されている。
【0040】本発明のポリマー組成物の製造に極めて好
適なアニオン基を含有するポリマーとして、ジオール及
び/又は1個もしくは多数のスルホン酸もしくはスルホ
ン酸塩基を含有する二酸から誘導される複数のユニット
を含有するコポリエステルを利用することができる。こ
のようなコポリエステルは、特にフランス国特許公開第
1,401,581 号及び第1,602,002 号と欧州特許第0,129,67
4 号に記載されている。前記特許又は特許出願に記載さ
れたようなジオール及び/又は1個以上のスルホン酸も
しくはスルホン酸塩基を含有する二酸から誘導される複
数のユニットを含有するコポリエステルの存在下に、場
合により1個又は多数のビニルモノマーと一緒に、1個
又は多数のアクリルモノマーを水相ラジカル重合を行な
うことにより得られるグラフト化コポリマーを利用する
ことができる。このようなグラフト化コポリマーは欧州
特許出願公開第0,260,203 号に記載されており、前記グ
ラフト化コポリマーに関する教示を参考として本出願に
含めるものとする。
【0041】本発明のポリマー組成物は、両親媒性化合
物(B)をポリマー(Pm)に組込むことを可能にする
方法によって製造することができる。これらの組成物を
製造するために特に好適な方法は、両親媒性化合物
(B)を変換可能なポリマー粒子(Pm)の水性又は水
性/有機分散液に添加することから成る。このようにし
て、両親媒性化合物(B)の分子をその表面に植え込ん
で含有するポリマー粒子(Pm)が得られる。化合物
(B)の疎水性鎖はこれらの粒子中のポリマー(Pm)
の鎖と緊密にからみ合って、化合物(B)の親水性で電
気的活性な部分は前記粒子の表面に配置されている。
【0042】従って、前記引用の変換可能なポリマー
(Pm)は、水中又は水性/有機媒質中で、安定な分散
液、又はラテックスの形態で使用することが好ましい。
ポリマーが容易にラテックスを得ることを可能にする親
水基を含有しない場合、水性分散液を製造するために普
通使用され、当業者によく知られたような、1個又は多
数のイオン性又は非イオン性界面活性剤とポリマーとを
併用することが可能である。本発明粒子を製造するため
に、ラテックスのポリマー含有量は重要ではなく、広い
限度内で変えることができる。一般に、1〜50重量%の
ポリマーを含有するラテックスが好適であり、5〜30重
量%のポリマーを含有するラテックスを利用するのが好
ましい。ラテックスを構成するポリマーの粒子の大きさ
は最終ラテックスの目的とする用途に応じて選択され、
一般には、ポリマー粒子の直径が大体0.01〜15μm の
間、好ましくは0.05〜5μm の間にあるラテックスを利
用する。
【0043】式(I)の両親媒性有機化合物により改質
されるポリマーの粒子は、有機溶媒中の両親媒性化合物
(B)の溶液を撹拌しながら、ポリマー支持体(Pm)
の水性又は水性/有機分散液に添加することにより得る
ことができる。溶媒の種類は重要ではなくて、初めは両
親媒性化合物の種類、ポリマー支持体の種類及びそれを
含有する媒質に応じて変る。有機溶媒中の両親媒性化合
物の溶液を使用するのが好ましい。たとえば、両親媒性
化合物がテトラチオフルバレン(TTF)の誘導体であ
る場合、トルエン、クロロホルム又はジクロロメタンの
ような炭化水素又は塩素化炭化水素を利用することがで
き、アセトン又はメチルエチルケトンのような水と混合
し得る溶媒又は同様にクロロホルム/アセトニトリルの
ような溶媒の混合物も使用することも可能である。
【0044】添加が完了した場合、両親媒性化合物の溶
媒を蒸発により除去する。両親媒性化合物とポリマー支
持体の均質な混合をもたらすには、ポリマーの種類によ
り左右される温度で混合物を加熱することができる。一
般に、ポリマー(Pm)のガラス転移温度の領域で両親
媒性化合物の添加を行なうことが有利であることが分っ
ている。両親媒性化合物の溶媒がポリマー支持体に膨潤
作用を示す場合、このような加熱は無用であることを明
らかにすることができる。
【0045】本発明の組成物に存在するポリマー(P
m)と両親媒性化合物(B)のそれぞれの量は、広い限
度内で変えることができる。従って、化合物(B)の量
はポリマー(Pm)の 0.1〜20重量%、好ましくは 0.2
〜5重量%に相当する。
【0046】ポリマー支持体(Pm)と両親媒性化合物
(B)の組成物は、公知方法により、たとえば遠心によ
りラテックスから分離することができる。
【0047】それらはラテックス形態で、又は分散液、
特に水性分散液の形態で使用することもできる。
【0048】ポリマー(Pm)と両親媒性化合物(B)
の組成物は、フィルム、糸、塗膜又は形成品のような種
々の対象の形態で使用し易い伝導性ポリマーを製造する
ために極めて好適である。このように、本発明のもう1
つの主題は、このような伝導性ポリマーとそれらの製造
方法である。
【0049】これらの分散液、及び特に水性分散液は、
その面の少くとも1つに電気伝導性ポリマーの被覆を有
する熱可塑性フィルムを製造するために使用することが
できる。熱可塑性フィルムとしては、ポリエチルン、ポ
リプロピレン、ポリアミド(たとえば、ポリアミド−66
又はポリアミド−6)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、セルロース誘導体、ポリエステル及び特にポリ
テレフタル酸アルキレングリコールでできたフィルムを
挙げ得る。本発明のポリマー分散液は、それから公知の
コーチング方法により熱可塑性フィルム上に付着するこ
とができる。非晶質押出フィルムの延伸又は多軸延伸に
よりフィルムを得る場合、延伸前か、適当であれば2つ
の逐次延伸の間(系列内コーチング)か、延伸フィルム
の製造後(系列外コーチング)かに、被覆を行なうこと
ができる。電気伝導性ポリマーを用いる被覆に先行し
て、電気伝導性被膜との接着を改良する目的を有する処
理(たとえば、コロナ処理)にかけることができ、又は
公知の型の主接着コーチングを受けさせることができ
る。本発明の電気伝導性ポリマー被膜を有する熱可塑性
フィルムは、本出願の最終的主題を構成する。
【0050】少くとも1つの変換可能なポリマー(P
m)と1つの両親媒性化合物(B)から成る変換可能な
ポリマー組成物は、たとえば沃素、臭素又は塩素のよう
なドーピング剤Zの前駆体により電気伝導性にすること
ができる。
【0051】このドーピングは、ポリマー組成物それ自
体の上か、又は好ましくは特に前記した熱可塑性ポリマ
ーフィルムの被膜の形態に成形したポリマー組成物の上
のいずれかで行なわれる。
【0052】
【実施例】以下の実施例により本発明を説明する。
【0053】実施例1 ジオクタデシルチオビス(メト
キシカルボニルメチルチオ)テトラチオフルバレン(C
18−TTF)の合成。
【0054】この合成を4段階で行なった。
【0055】1)有機亜鉛化合物(a):
【0056】
【化11】
【0057】の合成。
【0058】23gのナトリウムを乾燥窒素雰囲気下に1
l反応器中で 200mlの二硫化炭素(CS2 )に添加す
る。混合物を40℃で加熱還流して、 200mlのジメチルホ
ルムアミド(DMF)を30分間かけて滴下して添加し
た。混合物を還流に2時間保持する。次いで、 200mlの
CS2 と 200mlのDMFを添加して、混合物を更に2時
間還流させる。それから、溶液を減圧下に45℃で蒸発さ
せる。得られる残留物を 600mlのメタノールと 300mlの
水を含有する混合物に再溶解する。その後、下記の物を
逐次添加する。
【0059】− 500mlのアンモニア水と 500mlのメタノ
ール中の20gのZnCl2 ; − 250mlの水中の80gのテトラ−n−ブチルアンモニウ
ムブロミド。
【0060】暗赤色溶液中で、すみれ色の沈澱を得て、
放置する。次いで沈澱を濾過し、イソプロパノールとエ
ーテルを用いて洗浄し、乾燥する。このようにして 114
gの有機亜鉛化合物(a)を得て、これをアセトン/イ
ソプロパノール混合物から再結晶する。反応の収率は97
%である。
【0061】2)チオン(b1)及び(b2)の(a)
からの合成
【0062】
【化12】
【0063】
【化13】
【0064】10mmolの化合物(a)を、 400mlのアセト
ン中で40mmolの1−ブロモオクタデカンと混合する。混
合物を還流させる。冷却後、黄色沈澱を得て、これをア
セトンから再結晶する。チオン化合物(b1)が得られ
ていることをIR分光法により1060cm-1のバンドで確認
する。反応の収率は約50%である。
【0065】(b2)の合成を同じようにして行なう
が、1−ブロモオクタデカンをブロモ酢酸エチルに置き
換える。冷却後、黄土色の化合物を得、これをエタノー
ルから再結晶する。チオンエステル化合物(b2)が得
られていることをIR分光法により1060cm-1と1725cm-1
のバンドで確認する。反応の収率は約60%である。
【0066】3)ケトン(c1)及び(c2)の(b
1)及び(b2)からの合成
【0067】
【化14】
【0068】2つのケトンの合成を同じようにして行な
う。 300mlの酢酸中に含有される10.46 gの酢酸第二水
銀を、氷浴を使用して冷却した 400mlのクロロホルムに
含有される4.78gの化合物(b1)又は(b2)に滴下
して添加する。白色の沈澱が得られる。室温で2時間撹
拌した後、沈澱を濾過して充分に洗浄する。2つのケト
ン(c1)及び(c2)をシリカカラム上のクロマトグ
ラフィーにより精製する。得られた生成物が所期のケト
ンの特性吸収帯を(c1)については1670〜1675cm
-1と、(c2)については1670〜1675cm-1及び1725cm-1
に示すことをIR分光法により確認する。
【0069】4)C18−TTFの合成 3.7gのケトン(c1)を 100mlの純粋な亜燐酸トリエ
チル(窒素雰囲気中で蒸留)中で 1.7gのケトン(c
2)と混合して、混合物を1時間加熱還流する。冷却
後、2gの橙色沈澱を得る。C18−TTFをクロマトグ
ラフィーにより分離する。収率は20%である。
【0070】実施例2 a)ジオクタデシルチオビス(メトキシカルボニルメチ
ルチオ)テトラチオフルバレン分子を表面に含有するス
チレン−ブタジエンコポリマー粒子のラテックスの製造 使用ラテックス:10%の乾燥抽出物を含有するスチレン
(48モル%)、ブタジエン(58モル%)。、マレイン酸
(2モル%)コポリマー。
【0071】実施例1で製造した8mgのTTFを含有す
る 0.6gのクロロホルム溶液をこの10gのラテックスに
pH4及び室温で撹拌しながら添加する。次いで混合物
を撹拌しつつ15時間65℃に加熱する。
【0072】両親媒性化合物を含有するラテックスを、
5μm に等しい網目の大きさを有するナイロンシート上
で濾過する。
【0073】このようにして,乾燥抽出物に関して約
0.8重量%のC18−TTFを表面に植え込んで含有する
スチレン−ブタジエン−マレイン酸粒子のラテックスを
得た。
【0074】b)伝導性ポリマーの製造 a)で製造した改質ラテックスのフィルムを、 0.8mmの
厚さとなるように調整したフィルム成形機を使用してガ
ラス板上に流す。フィルムと支持体は、クロロホルムと
水を蒸発させるためにオーブン中に入れる。乾燥が完了
したとき、フィルムをその支持体から分離する。
【0075】フィルムは、酸化によりそれをドープする
ため沃素蒸気を含む晶析器中で3時間接触させる。次い
で、表面抵抗を測定する前にデシケーター中でそれを状
態調整する。
【0076】フィルムの表面抵抗を、商品名Keithley 6
17(登録商標)を有する電位計と3個の電極を含むKeit
hley 6105 (登録商標)セルを使用して測定する。表面
伝導率は表面抵抗の値から容易に計算される。得られる
複合フィルムは、デシケーターに24時間保存した後12×
10-8S・cm-1の表面伝導率を示す。
【0077】比較のため、前記の操作に従うが、C18−
TTFの植え込みにより改質したスチレン−ブタジエン
−マレイン酸コポリマーを同じ未改質のスチレン−ブタ
ジエン−マレイン酸コポリマーにより置き換えた後フィ
ルムを製造した。これらの条件下で、デシケーター中に
24時間保存した後1.65×10 -13S・cm-1の表面伝導率を
示すフィルムを得た。
【0078】実施例3〜5 実施例2のように製造を行なうことにより、実施例1で
製造したC18−TTFの植え込みより改質した種々のス
チレン−ブタジエン−マレイン酸コポリマーラテックス
から一連の電気伝導性フィルムを製造した。C18−TT
Fの植え込みと電気伝導性フィルムの製造を、下記に示
す次の特徴を除いて実施例2と同じ条件下に行ない、表
面伝導率値を得た。
【0079】実施例3: −37モル%のブタジエン、59モル%のスチレン及び4モ
ル%のマレイン酸を含有するコポリマー。
【0080】−C18−TTFのクロロホルム溶液を用
い、pH4で撹拌を15時間続けて65℃で植え込み。
【0081】−表面伝導率:16.5×10-8S・cm-1
【0082】実施例4: −37モル%のブタジエン、59モル%のスチレン及び4モ
ル%のマレイン酸を含有するコポリマー。
【0083】−C18−TTFのトルエン溶液を用い、p
H4で撹拌を15時間続けて95℃で植え込み。
【0084】−表面伝導率:15×10-8S・cm-1
【0085】実施例5: −48モル%のブタジエン、50モル%のスチレン及び2モ
ル%のマレイン酸を含有するコポリマー。
【0086】−C18−TTFのトルエン溶液を用い、p
H4で撹拌を15時間続けて95℃で植え込み。
【0087】−表面伝導率:12×10-8S・cm-1

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも1つの変換可能なポリマー(P
    m)と、一般式(I) Dd a z (I) [式中、 −Dは電子供与体を表わし、 −Aは電子受容体を表わし、 −Zは、それ自体が非両親媒性の電子供与体又は電子受
    容体であり得るドーピング剤を表わし、 −化合物D及びAの少くとも1つは両親媒性であって、
    少くとも10個の炭素原子を有する少くとも1つの飽和又
    は不飽和炭化水素置換基を含有し、 −dは0以上の数を表わし、 −aは0以上の数を表わし、 −zは0以上の数を表わし、 −記号d及びaの少くとも1つは0より大きい数を表わ
    す。]の電荷移動錯体及びラジカルイオン塩から選択さ
    れる少くとも1つの両親媒性有機化合物(B)とから成
    ることを特徴とするポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 両親媒性有機化合物(B)の式(I)
    中、記号d、a及びzが互いに独立に、20までの範囲の
    数を表わすことを特徴とする、請求項1に記載のポリマ
    ー組成物。
  3. 【請求項3】 両親媒性有機化合物(B)の式(I)
    中、電子供与体Dが −一般式(II) 【化1】 [式中、YはS又はSeを表わし、Rは飽和又は不飽和
    の脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素基を表わす。]の
    テトラヘテロフルバレン及びそれらの誘導体、 −一般式(III ) 【化2】 [式中、YはS及び/又はSeを表わす。]のテトラヘ
    テロテトラセン及びそれらの誘導体、 −一般式(IV) 【化3】 [式中、YはS及び/又はSeを表わす。]のテトラヘ
    テロナフタレン及びそれらの誘導体、 −ペリレン及びその誘導体、 −一般式(V) 【化4】 [式中、XはS及び/又はSeかN−アルキル基を表わ
    し、Rは飽和又は不飽和の脂肪族、脂環式又は芳香族炭
    化水素基を表わす。]のビスヘテロピラン及びそれらの
    誘導体、 −それらの少くとも1つが少くとも10個の炭素原子を有
    する、4個の飽和又は不飽和の炭化水素基を含有する第
    四級アンモニウム基のような脂肪族塩基、 −アニリンから、又は窒素原子上の置換基もしくは、好
    適には、ベンゼン環上の少くとも1つの置換基が少くと
    も10個の炭素原子を有する飽和又は不飽和の炭化水素基
    であるアニリン誘導体から、又はN,N′−テトラメチ
    ルフェニレンジアミン及びその誘導体から誘導される第
    四級アンモニウム基のような芳香族塩基、 −窒素原子上の置換基、又は好適には複素環とベンゼン
    環上の少くとも1つの置換基が少くとも10個の炭素原子
    を有する飽和又は不飽和の炭化水素基である、ピリジ
    ン、ピペリジン、ビピリジン、ビピペリジン、ベンゾピ
    リジン、たとえばキノリン、イソキノリン、アクリジ
    ン、フェナジン及びフェナントロリンから誘導される第
    四級アンモニウム基のような複素環塩基、 −N−アルキルベンゾチアゾールとそれらの置換誘導体
    及びN−アルキルインドレニニウムトリメチンシアニン
    とそれらの置換誘導体のような、種類の異なる数個のヘ
    テロ原子、たとえば硫黄及び窒素原子を含有する複素環
    塩基、から選択されることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載のポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 両親媒性有機化合物(B)の式(I)に
    おいて、電子受容体Aが、テトラシアノエチレン(TC
    NE)、ヘキサシアノブタジエン(HCBD)、1,
    2,4,5−テトラシアノベンゼン(TCNB)、7,
    7,8,8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)と
    その置換誘導体、テトラシアノジキノジメタン(TCN
    DQ)、ベンゾテトラシアノキノジメタン(ベンゾ−T
    CNQ)、2,3,5,6−テトラクロロ−p−ベンゾ
    キノン(CA)、トリニトロベンゼン(TNB)、テト
    ラナフトキノジメタン(TNAP)、チオフェンテトラ
    シアノキノジメタン(チオフェン−TCNQ)、セレノ
    フェンテトラシアノキノジメタン(セレノフェン−TC
    NQ)又はテトラシアノキノキナゾリノキナゾリン、並
    びに、それらのハロゲン化、特に弗素化誘導体、アルコ
    キシル化誘導体及びアルキル化誘導体のようなこれらの
    電子受容体の誘導体から選択されることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 両親媒性有機化合物(B)の式(I)に
    おいて、ドーピング基ZがI- ,(I3 - ,(P
    6 - ,(ClO4 - ,(BF4 - ,(Re
    4 - ,(IO4 - ,(FSO3 - ,(As
    4 - ,(AsF6 -,Br- ,Cl- 及び(Mn
    Cl6 - のようなルイス酸を表わし、Zが好ましくは
    - ,(I3 - 又はCl- を表わすことを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリマー組成
    物。
  6. 【請求項6】両親媒性有機化合物(B)が一般式(VI) 【化5】 [式中、 −R1 とR2 は同一か又は異なり、それらの少くとも1
    つが疎水基である炭化水素基を表わし、 −R3 とR4 は、同一か又は異なり、親水基を表わ
    す。]の供与体化合物を含有し、その化合物が好ましく
    は請求項5に定義のドーピング剤Zと結合していること
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のポ
    リマー組成物。
  7. 【請求項7】 両親媒性化合物(B)が、式(VI)[式
    中、 −R1 及びR2 は、1〜30個の炭素原子を有する直鎖又
    は分枝のアルキルもしくはアルキルチオ基;フェニル、
    フェニルチオ又はナフチル基のようなアリールもしくは
    アリールチオ基;アルキル置換基が1〜30個の炭素原子
    を有し、アリール部分がフェニル又はナフチル基である
    アルキルアリールもしくはアルキルアリールチオ基;又
    はアルキル部分が1〜30個の炭素原子を有し、アリール
    部分がフェニル又はナフチル基であるアラルキルもしく
    はアラルキルチオ基から成り、基R1 及びR2 の少くと
    も1つが疎水性であり、即ち、それが10〜30個の炭素原
    子を有する直鎖もしくは分枝のアルキル又はアルキルチ
    オ基かあるいは、そのアルキル部分が6〜30個の炭素原
    子を有するアルキルアリール、アルキルアルールチオ、
    アラルキル又はアラルキルチオ基から成り、 −R3 及びR4 は、ヒドロキシカルボニル基;2〜7個
    の炭素原子を有するヒドロキシカルボニルアルキルもし
    くはヒドロキシカルボニルアルキルチオ基;2〜8個の
    炭素原子を有するアルコキシカルボニル、アルコキシカ
    ルボニルアルキルもしくはアルコキシカルボニルアルキ
    ルチオ基;カルバモイル基;又は2〜12個の炭素原子を
    有するカルバモイルアルキルもしくはN−アルキルカル
    バモイルアルキル基から成る。]の化合物を含有するこ
    とを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 両親媒性化合物が一般式(VI)[式中、
    そのR1 とR2 が好ましくは共に疎水基である。]の化
    合物を含有することを特徴とする、請求項7に記載の組
    成物。
  9. 【請求項9】 両親媒性化合物が、一般式(VI)、[式
    中、 −R1 及びR2 は、好ましくは14〜30個の炭素原子を有
    する直鎖及び/又は環状の炭化水素鎖を含有する基、た
    とえばテトラデシル、テトラデシルチオ、ヘキサデシ
    ル、ヘキサデシルチオ、オクタデシル、オクタデシルチ
    オ、イコシル、イコシルチオ、ノニルフェニル、オクチ
    ルフェニル、ジノニルフェニル又はジオクチルフェニル
    基であり、 −R3 及びR4 は好ましくはヒドロキシカルボニル基;
    2〜4個の炭素原子を有するヒドロキシカルボニルアル
    キル及びヒドロキシカルボニルアルキルチオ基、たとえ
    ばヒドロキシカルボニルメチル、ヒドロキシカルボニル
    メチルチオ、ヒドロキシカルボニルエチル、ヒドロキシ
    カルボニルエチルチオ、ヒドロキシカルボニルプロピル
    又はヒドロキシカルボニルプロピルチオ基;並びに2〜
    5個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、アルコ
    キシカルボニルアルキル及びアルコキシカルボニルアル
    キルチオ基、たとえばメトキシカルボニル、エトキシカ
    ルボニル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボ
    ニルメチルチオ、メトキシカルボニルエチル、メトキシ
    カルボニルエチルチオ、メトキシカルボニルプロピル、
    メトキシカルボニルプロピルチオ、エトキシカルボニル
    エチル又はエトキシカルボニルエチルチオ基である。]
    の化合物を含有することを特徴とする、請求項7又は8
    に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 変換可能なポリマー(Pm)が熱可塑
    性ポリマーであることを特徴とする、請求項1〜9のい
    ずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 変換可能なポリマー(Pm)がスチレ
    ン/ブタジエン/不飽和カルボン酸コポリマーであるこ
    とを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    組成物。
  12. 【請求項12】 組成物が、両親媒性化合物(B)の分
    子をそれらの表面に植え込んでいるポリマー(Pm)粒
    子の形態であることを特徴とする、請求項1〜11のいず
    れか一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 粒子が、水中又は水性/有機媒質中で
    安定である分散液の形態であることを特徴とする、請求
    項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 両親媒性化合物(B)がポリマー(P
    m)の 0.1〜20重量%を示すことを特徴とする、請求項
    1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 両親媒性化合物(B)を溶媒中に溶液
    にして、水中又は水性/有機媒質中のポリマー(Pm)
    の安定な分散液に添加すること、及び、好適には次いで
    溶媒を除去することを特徴とする、請求項1〜14のいず
    れか一項に記載のポリマー組成物を製造する方法。
  16. 【請求項16】 ポリマー分散液(Pm)と両親媒性化
    合物から成る混合物をポリマー(Pm)のガラス転移温
    度にすることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 少くとも1つの変換可能なポリマー
    (Pm)と両親媒性化合物(B)から成る、請求項1〜
    14のいずれか一項に記載の変換可能なポリマー組成物
    を、沃素、臭素又は塩素のようなドーピング剤Zの前駆
    体を用いてドーピングすることにより電気伝導性にした
    ことを特徴とする、請求項15又は16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 ドーピングを、ポリマー組成物そのま
    まの上か又は、好ましくは成形したポリマー組成物、特
    に熱可塑性ポリマーフィルムの被膜の形態のポリマー組
    成物の上のいずれかで行なうことを特徴とする、請求項
    17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜14のいずれか一項に記載の
    電気伝導性ポリマー組成物の被膜を含有する熱可塑性ポ
    リマーフィルム。
  20. 【請求項20】 請求項1〜14のいずれか一項に記載の
    電気伝導性ポリマー組成物の被膜を含有するポリエステ
    ルフィルム。
JP5251798A 1992-10-07 1993-10-07 電荷移動錯体ファミリー及び/又はラジカルイオン塩ファミリーの電気活性両親媒性有機化合物を含有するポリマー組成物、その製造及びその使用 Expired - Lifetime JPH0819314B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9212265A FR2696470B1 (fr) 1992-10-07 1992-10-07 Compositions de polymères contenant des composés organiques amphiphiles électroactifs de la famille des complexes à transfert de charge et/ou des sels d'ions radicaux, leur obtention et leur utilisation.
FR9212265 1992-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06192472A true JPH06192472A (ja) 1994-07-12
JPH0819314B2 JPH0819314B2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=9434519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5251798A Expired - Lifetime JPH0819314B2 (ja) 1992-10-07 1993-10-07 電荷移動錯体ファミリー及び/又はラジカルイオン塩ファミリーの電気活性両親媒性有機化合物を含有するポリマー組成物、その製造及びその使用

Country Status (5)

Country Link
US (3) US5753728A (ja)
EP (1) EP0592333B1 (ja)
JP (1) JPH0819314B2 (ja)
DE (1) DE69329917T2 (ja)
FR (1) FR2696470B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222639A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Showa Shell Sekiyu Kk 新規化合物及びこれを含む潤滑油組成物

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4392057B2 (ja) * 1994-05-16 2009-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 有機半導体物質を有する半導体装置
GB9418955D0 (en) * 1994-09-21 1994-11-09 Ciba Geigy Ag Novel electroconductive composition
CN101370857B (zh) 2006-01-12 2012-09-05 3M创新有限公司 光准直薄膜
CN115536958B (zh) * 2022-11-28 2023-04-07 广东腐蚀科学与技术创新研究院 一种耐蚀性的导电高分子复合材料及其制备方法和应用

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1066339A (en) * 1962-12-21 1967-04-26 Vogt Hans Method of forming alkaline accumulators
ES316614A1 (es) * 1964-08-24 1966-07-01 Gen Electric Un procedimiento para preparar una composicion electronicamente conductora.
NL6918964A (ja) * 1969-01-03 1970-07-07
JPS5243566B2 (ja) * 1972-08-03 1977-10-31
US4183006A (en) * 1976-06-11 1980-01-08 Matsushita Electric Industrial Company, Limited Organic heat-sensitive semiconductive materials
JPS56106302A (en) * 1980-01-24 1981-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electrode for conductive high molecular material
DE3005849A1 (de) * 1980-02-16 1981-09-03 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Elektrisch leitende und antistatische formmassen
US4359411A (en) * 1980-10-03 1982-11-16 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Flexible semiconductive polymers
JPS57126852A (en) * 1981-01-31 1982-08-06 Nissin Electric Co Ltd Highly dielectric composition
JPS57126850A (en) * 1981-01-31 1982-08-06 Nissin Electric Co Ltd Highly dielectric composition
JPS57126853A (en) * 1981-01-31 1982-08-06 Nissin Electric Co Ltd Highly dielectric composition
JPS57180657A (en) * 1981-04-30 1982-11-06 Nissin Electric Co Ltd Composition having high dielectric constant
DE3126264A1 (de) * 1981-07-03 1983-01-20 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Polymere mit mindestens zwei stabilen und reversibel umwandelbaren oxidationsstufen und ihre anwendung als redoxsysteme und in der elektrotechnik sowie zur antistatischen ausruestung von kunststoffen
JPS5814411A (ja) * 1981-07-16 1983-01-27 日新電機株式会社 コンデンサ
DE3131251A1 (de) * 1981-08-07 1983-04-28 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Polystyrol mit hoher elektrischer leitfaehigkeit
US4939559A (en) * 1981-12-14 1990-07-03 International Business Machines Corporation Dual electron injector structures using a conductive oxide between injectors
JPS60215005A (ja) * 1984-04-10 1985-10-28 Nippon Sanmou Senshoku Kk 導電性材料
JPS612703A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Showa Denko Kk 導電性樹脂
US4684598A (en) * 1984-11-23 1987-08-04 The Johns Hopkins University Enhanced optically sensitive medium using organic charge transfer materials to provide reproducible thermal/optical erasure
US4939556A (en) * 1986-07-10 1990-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Conductor device
US5006278A (en) * 1987-01-12 1991-04-09 Allied-Signal Solution processible forms of electrically conductive polyaniline and the method of manufacture of electroconductive articles therefrom
FR2610928B1 (fr) * 1987-02-13 1989-05-05 Thomson Csf Composes organiques du type tetrathiafulvalene utilisables pour l'elaboration de films de langmuir-blodgett conducteurs et leur procede de fabrication
ES2032222T3 (es) * 1987-04-03 1993-01-16 Ciba-Geigy Ag Polimeros y compustos de moldeo antiestaticos y conductores de la electricidad.
FR2615194B1 (fr) * 1987-05-11 1991-06-14 Rhone Poulenc Chimie Particules de polymere comportant, implantees a leur surface des molecules amphiphiles portant des groupes ionogenes ou reactifs, leur procede de preparation et leur application en biologie
DE3741161A1 (de) * 1987-12-04 1989-06-15 Basf Lacke & Farben Hitzehaertbares waessriges ueberzugsmittel fuer die kathodische elektrotauchlackierung
DE58907567D1 (de) * 1988-09-30 1994-06-01 Ciba Geigy Antistatische und elektrisch leitende Zusammensetzung.
US5356744A (en) * 1989-12-27 1994-10-18 Xerox Corporation Conductive layers using charge transfer complexes
DE4037799A1 (de) * 1990-11-28 1992-06-04 Basf Ag Copolymere mit naphthalin-einheiten
EP0523003B1 (de) * 1991-07-02 1995-08-30 Ciba-Geigy Ag Radikalkationensalze von Tetrathiotetracen und Kupferchlorid, deren Herstellung und deren Verwendung
EP0554219A1 (de) * 1992-01-29 1993-08-04 Ciba-Geigy Ag Kunststoffzusammensetzung mit Charge-Transfer Komplexen, deren Herstellung und deren Verwendung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222639A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Showa Shell Sekiyu Kk 新規化合物及びこれを含む潤滑油組成物

Also Published As

Publication number Publication date
DE69329917D1 (de) 2001-03-15
EP0592333B1 (fr) 2001-02-07
EP0592333A1 (fr) 1994-04-13
JPH0819314B2 (ja) 1996-02-28
US5753728A (en) 1998-05-19
US5783112A (en) 1998-07-21
DE69329917T2 (de) 2001-07-26
US5783643A (en) 1998-07-21
FR2696470B1 (fr) 1994-11-04
FR2696470A1 (fr) 1994-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4731408A (en) Processable conductive polymers
EP0339340B1 (de) Verfahren zur Herstellung von Polythiophenen
US4992559A (en) Polymerizable thiophene monomers
JPH07509743A (ja) 電気伝導性ポリアニリン:乳化重合方法
JP2001261795A (ja) 水溶性π共役重合体の製造方法
EP0440957A2 (de) Neue Polythiophen-Dispersionen, ihre Herstellung und ihre Verwendung
US6117554A (en) Modulated molecularly bonded inherently conductive polymers on substrates with conjugated multiple lamellae and shaped articles thereof
JP4137583B2 (ja) ポリアニリンおよび導電性ポリアニリンベース複合材料のドーパントとしてのスルホン酸、ホスホン酸およびリン酸の使用
US5324463A (en) Process for the preparation of an electrically conductive composition of polyheteroaromatic compounds and polymeric sulfates
US5571454A (en) Soluble and processable doped electrically conductive polymer and polymer blend thereof
US5188766A (en) Electrically conductive polymer compositions, processes and polymers useful for preparing the polymer compositions
US5331056A (en) Electroconductive polymer compositions produced from polymerizable amphiphilic heterocycles
JPH06192472A (ja) 電荷移動錯体ファミリー及び/又はラジカルイオン塩ファミリーの電気活性両親媒性有機化合物を含有するポリマー組成物、その製造及びその使用
US5520849A (en) Electrically conductive polymer composition
NZ226109A (en) Electrically conductive polymer compositions formed by the oxidative polymerisation of aromatic compounds in the presence of a polydentate anionic complex-containing polymer; use in electric cells and heating elements
KR101178288B1 (ko) 수용성 전기 전도성 폴리머
JP2003286336A (ja) 透明の導電性層の製造方法、こうして得られる層並びにその使用
JPH0673270A (ja) 導電性プラスチック組成物及びその用途
US5200113A (en) Antistatic and electrically conducting composition
AU630161B2 (en) Process for preparing electrically conductive polymers and polymer compositions
US5112450A (en) Processable conductive polymers
JPH01500835A (ja) 水溶性自己ドープ型導電性ポリマー及びその製造方法
KR100445287B1 (ko) 폴리아닐린의 새로운 제조 방법
EP0303360A1 (en) Electroconductive polymers
KR920003106B1 (ko) 도전성 수지 조성물의 제조방법