JPH0619172U - 情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機 - Google Patents

情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機

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JPH0619172U
JPH0619172U JP6398491U JP6398491U JPH0619172U JP H0619172 U JPH0619172 U JP H0619172U JP 6398491 U JP6398491 U JP 6398491U JP 6398491 U JP6398491 U JP 6398491U JP H0619172 U JPH0619172 U JP H0619172U
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pawl
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JP6398491U
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直基 久保田
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株式会社加藤スプリング製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数回繰返し連続して自動的にシャッタの耐
久試験を行う。 【構成】 シャッタ(12)が往復動自在に設けられた
シェル(11)の固定状態においてシャッタ(12)に
係脱自在に設けられた爪(17)と、該爪(17)に連
結され該爪(17)を前記シャッタ(12)に係脱させ
る係脱機構と、前記爪(17)に連結され該爪(17)
を前記シャッタ(12)の往復動方向に移動させる爪移
動機構と、前記シャッタ(12)の停止状態を検出する
シャッタ検出手段(40)とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフロッピーディスク,光ディスク等の情報記録ディスク用シャッタ耐 久試験機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、広範囲かつ急速に情報を収集すべく多種の手段がとられているが、極力 小スペースにかつ速やかに情報を集録するために光ディスクが使用されつつある 。この光ディスクには、情報の書き込み、読み出しを行うためにシェル(ケース )に形成された窓を開閉するシャッタが設けられている。このシャッタは、この シャッタとシェルとの間に介在されたスプリングにより、シェルの一方側へ付勢 して前記窓を閉鎖した状態となっており、使用時にスプリングの力に抗してしシ ャッタを前記スプリングによる付勢方向と反対方向に機械的に移動させて前記窓 を開状態としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記光ディスクは、多量の情報を集録するためにシャッタの開閉頻 度数も多くなり、シャッタ、特に前記スプリングの耐久力を確認しておく必要が ある。しかし、これまで何万回という多数回繰返し連続して自動的に耐久試験を 行う機械が無かったため、実際の耐久力を未だ確認するまでには至っていない。
【0004】 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、多数回繰返し連続して自動的に 耐久試験を行うことができる情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成させるために、シャッタが往復動自在に設けられた シェルの固定状態において前記シャッタに係脱自在に設けられた爪と、該爪に連 結され該爪を前記シャッタに係脱させる係脱機構と、前記爪に連結され該爪を前 記シャッタの往復動方向に移動させる爪移動機構と、前記シャッタの停止状態を 検出するシャッタ検出手段とからなる構成としている。
【0006】
【作用】
前記構成によれば、係脱機構により情報記録ディスク用シャッタに爪を係合さ せ、爪移動機構により爪を、ディスクシェル内のスプリングの力に抗してこのス プリングのシャッタ付勢方向と反対方向にシャッタと共に移動させ、爪のシャッ タとの係合を解いてこの爪を、前記シェル内のスプリングのシャッタ付勢方向に 移動させ、前記シェル内のスプリングにより戻されたシャッタに再び前記係脱機 構により爪を係合させ、この爪を爪移動機構によりシェル内のスプリングの力に 抗してシャッタの付勢方向と反対方向に移動させ、以上の動作を繰返し、ディス クシェル内のスプリングの耐久力を自動的に試験し、またシャッタ検出手段によ りシャッタの停止状態を検出することによりシャッタ板及び前記シェル内スプリ ングの異常状態の発生を検出し、シャッタの耐久状況を知らせる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。これらの図中 、1は基板であり、この基板1の下面にはモータ2が取付けられている。このモ ータ2の回転軸2aは基板1を貫通して上方へ突出させられ、この回転軸2aの 突出部にはカム3が嵌着されている。カム3は略段付き円柱からなり、円弧カム 面3aとこの円弧カム面3aより若干小径の円弧カム面3bとを有しており、こ れら円弧カム面3aと円弧カム面3bとはなだらかな曲面3cにより連続するよ うになされている。カム3の一方側には、2本のガイドバー4,4が平行に離間 して水平にかつ同一高さに、基板1に固定された支持部材5,6により支持され ている。
【0008】 ガイドバー4,4には、支持部材5,5間において爪作動用摺動体6が往復動 自在に嵌合されている。爪作動用摺動体6は略直方体からなり、リンク7により カム3に連結されている。リンク7の一端は、カム3の上面にこのカム3の回転 軸と偏心して設けられた軸8に回転自在に取り付けられ、リンク7の他端は、爪 作動用摺動体6の上面に設けられたピン9に回転自在に取付けられている。
【0009】 また、ガイドバー4の正面側には、所定の間隔をおいて光ディスク(情報記録 ディスク)10が水平に設置し得るようになされている。この光ディスク10は 、平面視長方形からなり、その一端縁はガイドバー4と平行に設置されるように 図示せぬ取付台上に取付けられるようになされている。光ディスク10には、情 報の書き込み、読み出しを行うためにシェル(ケース)11に形成された窓(図 示せず)を開閉するシャッタ12が設けられている。このシャッタ12は、シェ ル11内に設けられシャッタ12とシェル11との間に介在されたスプリング( 図示せず)により、シャッタ板12aがシェル11の一方側から他方側(図1に おける左側から右側)へ付勢されて前記窓を閉鎖した状態となっている。シャッ タ12は、シェル11が前記取付台に固定して取付けられた状態でシェル内のス プリングの力に抗してシャッタ板12aが機械的にシェル内スプリングのシャッ タ付勢方向と反対方向即ち、図1における右側から左側へ移動させられることに より、前記窓を開状態とするようになされている。なお、シェル11及びシャッ タ12には、これらシェル11及びシャッタ12のガイドバー4に近接する側の 縁部の所定箇所にシャッタ12を移動させるために鋸歯形の爪穴13が形成され ている。
【0010】 また、カム3及びガイドバー4の正面でこのガイドバー4と光ディスク10と の間には、支点軸14がガイドバー4と平行にかつ水平に支持部材15,15に より回転自在に支持されている。支点軸14のカム3と対向する箇所にはレバー 16が嵌合されかつ固定されて取付けられている。支点軸14のレバー16と反 対側の所定箇所にはレバー部17cを有する爪17が嵌合されかつ固定されて取 付けられている。レバー16には、その長さ方向に離間して下方に位置する軸穴 16aとその上方に位置する軸穴16bとが形成されている。軸穴16aには支 点軸15が挿入されこの支点軸15に上述のようにレバー16が固定されている 。また、レバー部17cには、その長さ方向に離間して下方に位置する軸穴17 aとその上方に位置する軸穴17bとが形成されている。軸穴17aには支点軸 15が挿入されこの支点軸15にレバー部17cが上述のように固定されている 。レバー16の上部とレバー部17cの上部とは連結バー18により連結されて いる。
【0011】 レバー16の下端にはこのレバー16の長さ方向に延びる縦軸を中心に回転自 在にローラ19が取付けられている。レバー16の上端には、ピン20が植設さ れており、レバー16の上端はピン20と図示せぬ固定部との間に設けられたス プリング21により、支点軸14を中心に図2において反時計回り方向に付勢さ れている。従って、円弧カム面3aまたは円弧カム面3bにローラ19が押し付 けられている。 爪17は図3に示すように、レバー部17cの上端に固定状態にあり、その先 端は光ディスク10側へ延ばされ、光ディスク10の爪穴13に対し嵌脱自在と されている。
【0012】 一方、前記爪作動用摺動体6の光ディスク10側面には、爪作動アーム22が 取付けられている。この爪作動アーム22は、支点軸14と直交し互いに平行に 離間させられた挟持板22a,22bを有している。挟持板22a,22bには 長穴(図示せず)が形成されており、この長穴に前記支点軸14,連結バー18 が挿通されてこの長穴内で自由に移動できるようになされている。挟持板22a ,22b間には、支点軸14,連結バー18が挿通された状態で爪17及びこの 爪17の両側に位置する軸受23,23が嵌入させられている。また、光ディス ク10の上方には、複数の磁気センサ40が所定位置に配設されている。これら 磁気センサ40は、シェル11にシャッタ12が引っ掛かったり、シェル11内 のスプリングが折損したり曲折したりしてシャッタ12の移動範囲の途中でシャ ッタ12が停止したときにこのシャッタ12の停止を検知し、それまでの時間等 の経過を認知するためのものである。
【0013】 また、前記ガイドバー4,4には、荷重測定用摺動体31が摺動自在に嵌合さ れている。この荷重測定用摺動体31の正面にはブラケット32を介してロード セル収容体33が取付けられている。このロードセル収容体33には、先端に測 定用爪34が設けられたロッド35が取付けられており、このロッド35にその 軸線方向にかかる力がロードセル収容体33に収容されたロードセルに負荷され るようになされている。 ガイドバー4,4間には、軸受36,37,6を介して基板1上に水平に、ね じ送り軸38が支持されている。このねじ送り軸38にはモータ39の回転軸が 連結されている。38aはねじ部であり、このねじ部38aには荷重測定用摺動 体31に設けられた雌ねじ部31aが螺合し得るようになされている。
【0014】 次に、前記のように構成された情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機の作動 について説明する。図1の状態において、モータ2を回転駆動させると、カム3 が図1において時計回り方向(図1における矢印A方向)に回転し、円弧カム面 3bに外周が押し付けられた状態でローラ19が回転する。このとき、ローラ1 9が円弧カム面3bと面接触している間(カム3の略半回転)は支点軸14は回 転せず図2の状態を保持している。また、図1の状態においてカム3が矢印A方 向に回転すると、リンク7を介して爪作動用摺動体6がカム3側へ移動する。す ると、爪作動アーム22の挟持板22a,22b,軸受23を介して爪17がレ バー16側へ移動する。これにより爪17が光ディスク10のシャッタ12をレ バー16側へ光ディスク10の支点軸側端縁に沿って移動させる(図1における 矢印B方向)。
【0015】 カム3が図1の状態から半回転すると、シャッタ12が矢印B方向移動限界直 前に達し、ローラ19が曲面3cを経て円弧カム面3aに押し付けられた状態で カム3の径方向外側へ押し出される。これにより、支点軸14が図2において時 計回り方向に若干回転し、支点軸14を中心にレバー16が図2に示す矢印C方 向に回動すると共に爪17のレバー部17cが図3に示す矢印D方向に回動する 。従って、光ディスク10から爪17がその先端が若干上方へ向いた状態で離間 する。この後、ローラ19が円弧カム面3aと面接触している間(カム3の後半 の略半回転)は、支点軸14はそのときの回転位置を維持し、シャッタ12は光 ディスク10内の耐久試験をすべきスプリング(図示せず)の復元力により元の 図1に示す位置に戻る。一方、カム3が引続き回転することにより、このカム3 がリンク7,爪作動用摺動体6,爪作動アーム22を介して爪17を、レバー1 6と反対側(図1における矢印E方向)へ光ディスク10の支点軸側端縁に沿っ て移動させる。
【0016】 カム3が一回転すると、ローラ19は円弧カム面3bに押し付けられた図1に 示す状態となり、支点軸14と共に支点軸14を中心にレバー16が図2に示す 矢印F方向に回動し、爪17のレバー部17cが図3に示す矢印G方向に支点軸 14を中心に回動する。これにより、爪17の先端が図1に示すように光ディス ク10の爪穴13に嵌入する。以上の動作が繰返され、シャッタ12が図1に示 す矢印B,E方向に繰返し往復動し、光ディスク10内の前記シャッタ12を付 勢しているスプリングが繰返し伸縮動作し、このスプリングの耐久試験が行われ る。 この場合、シェル11にシャッタ板が引っ掛かったり、光ディスク10内のス プリングが折損したり曲折したりしてシャッタ12がその移動範囲の途中で停止 すると、このシャッタ12の停止を磁気センサ40が検知し、磁気センサ40に 接続され、シャッタ移動回数や移動時間記録等を表示する機器により、耐久試験 開始からシャッタ停止までの経過状況を認知させる。
【0017】 また、本実施例においては、光ディスク10内のスプリングの耐久試験におい て、シャッタ12より測定用爪34に負荷される力をロードセルにより測定する ことができるようになされている。シャッタ12より測定用爪34に負荷される 力をロードセルにより測定する場合には、爪17の代りに測定用爪34を爪穴1 3に嵌入させて移動させるので、その移動に支障なきよう光ディスク10から爪 17を遠ざける。測定用爪34を回して光ディスク10との緩衝を避けて、荷重 測定用摺動体31と共に測定用爪34を移動させ、ねじ部38aに雌ねじ部31 aを螺合させる。これにより、モータ39を正逆回転させると、荷重測定用摺動 体31と共に測定用爪34が光ディスク10の支点軸14側端縁に沿って自動的 に往復動する。そこで、測定用爪34を爪穴13内に嵌入させる。次に、爪穴1 3の往復移動範囲に測定用爪34の移動が合致するようにモータ39を連続的に 繰返し正逆回転駆動させる。 前記測定用爪34がレバー16側へ移動すると、測定用爪34にシェル内スプ リングのシャッタ付勢力(負荷)がかかり、この負荷は、ロッド25を介してロ ードセル収容体33に収容されたロードセルに伝達され、このロードセルに伝達 された負荷に基づき前記光ディスク10内のスプリングのシャッタ付勢力が測定 される。 なお、前記実施例の耐久試験においては、情報記録ディスクとして、光ディス クを対象としたが、これに限らず、磁気記録担体を有するフロッピーディスクを 対象としてもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、シャッタが往復動自在に設けられたシェルの固定状態におい て前記シャッタに係脱自在に設けられた爪と、該爪に連結され該爪を前記シャッ タに係脱させる係脱機構と、前記爪に連結され該爪を前記シャッタの往復動方向 に移動させる爪移動機構と、前記シャッタの停止状態を検出するシャッタ検出手 段とからなる構成としたので、 シャッタに爪を係合させて、この爪を、ディスクシェル内のスプリングの力に 抗してこのスプリングのシャッタ付勢方向と反対方向にシャッタと共に移動させ 、シャッタと爪との係合を解いてこの爪を、前記シェル内のスプリングのシャッ タ付勢方向に移動させることができ、またシャッタ検出手段によりシャッタの停 止状態を検出することにより、シャッタ板及び前記シェル内スプリングの異常状 態の発生を検出することができ、これにより、シャッタ板,情報記録ディスクシ ェル内のスプリングの耐久性を自動的に試験して確認することができ、ひいては 情報記録ディスクの耐久性を保証することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので一部切欠横断平
面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す要部の概略側面図であ
る。
【図3】本考案の一実施例を示す要部の概略側面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例を示す要部の概略背面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 モータ 3 カム 3a,3b 円弧カム面 6 爪作動用摺動体 7 リンク 11 シェル 12 シャッタ 17 爪 19 ローラ 22 爪作動アーム 40 磁気センサ(シャッタ検出手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタが往復動自在に設けられたシェ
    ルの固定状態において前記シャッタに係脱自在に設けら
    れた爪と、該爪に連結され該爪を前記シャッタに係脱さ
    せる係脱機構と、前記爪に連結され該爪を前記シャッタ
    の往復動方向に移動させる爪移動機構と、前記シャッタ
    の停止状態を検出するシャッタ検出手段とからなること
    を特徴とする情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機。
JP6398491U 1991-08-13 1991-08-13 情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機 Expired - Lifetime JPH075588Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6398491U JPH075588Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6398491U JPH075588Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機

Publications (2)

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JPH0619172U true JPH0619172U (ja) 1994-03-11
JPH075588Y2 JPH075588Y2 (ja) 1995-02-08

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ID=13245063

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JP6398491U Expired - Lifetime JPH075588Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 情報記録ディスク用シャッタ耐久試験機

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JPH075588Y2 (ja) 1995-02-08

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Date Code Title Description
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Effective date: 19950905