JPH0619162A - 像保持部材 - Google Patents
像保持部材Info
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- JPH0619162A JPH0619162A JP19614492A JP19614492A JPH0619162A JP H0619162 A JPH0619162 A JP H0619162A JP 19614492 A JP19614492 A JP 19614492A JP 19614492 A JP19614492 A JP 19614492A JP H0619162 A JPH0619162 A JP H0619162A
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Abstract
び電気特性を有し、しかもソルベントクラックの発生の
ない像保持部材を提供することにある。 【構成】 本発明は、導電性支持体上に感光層を有する
像保持部材において、該感光層の表面層が下記一般式
〔1〕 【化1】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、メチル基等、R17
は炭素数1〜3のアルキレン基、R18ないしR21はアル
キル基等、Aはアルキリデン基等を示し、nは1以上2
00以下の整数を示し、X及びYは共重合比(モル
比)、Zは共重合体中での重量%を示す)で示される三
元共重合体を含有し、かつ該感光層が電荷発生材料とし
てオキシチタニウムフタロシアニンを含有する像保持部
材である。 【効果】 本発明は、優れた耐久性、耐摩耗性及び電気
特性を有し、しかもソルベントクラックのない像保持部
材を可能にした。
Description
ービームプリンター、CRTプリンター及び電子写真式
製版システムなどの電子写真応用分野に広く用いること
ができる像保持部材に関する。
ン、硫化カドミウム及び酸化亜鉛などの無機光導電材料
が従来より用いられている。一方ポリビニルカルバゾー
ル、オキサジアゾール及びフタロシアニンなどの有機光
導電材料は無機光導電材料に比べてその無公害性及び高
生産性等の利点があるが感度が低くその実用化は困難で
あった。そのため、いくつかの増感方法が提案されてい
るがその効果的な方法としては電荷発生層と電荷輸送層
を積層した機能分離型の感光体を用いることが知られて
いる。
ら適用される電子写真プロセスに応じた所定の感度、電
気特性、さらには光学的特性を備えていることが要求さ
れる。特に繰り返し使用可能な感光体にあっては、その
感光体の表面層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転
写及びクリーニング処理と言った電気的及び機械的外力
が直接加えられるため、それらに対する耐久性が要求さ
れる。
ンに依る劣化のために感度低下や電位低下、及び残留電
位増加が起こり、加えて摺擦によって表面が摩耗したり
傷が発生することなど、これらに対する耐久性が要求さ
れている。感光体の表面は樹脂によって被膜化されてい
るため、特に樹脂の性能が重要であり、耐久性の優れた
樹脂が要望されていた。最近になってこれらを満足する
樹脂としてビスフェノールAを骨格として有するポリカ
ーボネート樹脂(以下ビスフェノールA型ポリカーボネ
ートという)が表面層のバインダーとして研究されるよ
うになってきたが、前述した電子写真特性のすべてがビ
スフェノールA型ポリカーボネート樹脂で満足されるわ
けではなく、次のような問題点を有している。 (1)樹脂の溶解性が悪い。ジクロロメタンや1,2−
ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素類の一部
にしか良好な溶解性を示さない。これらのハロゲン化脂
肪族炭化水素類は低沸点のため、これらの溶剤で調液し
た塗工液を用いて感光体を製造すると塗工面が白化し易
い。また、塗工液の固形分等の工程管理にも手間がかか
る。 (2)ハロゲン化脂肪族炭化水素類以外の溶剤に対して
は、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、あるいはそれらの混合溶剤に一部可溶であるが、そ
の溶液は数日以内でゲル化するなど経時安定性が悪く、
感光体の生産の為には不向きである。 (3)さらに、上記(1)および(2)に挙げた欠点が
改善されたとしてもビスフェノールAもしくはビスフェ
ノールA誘導体のみが主鎖骨格のポリカーボネート樹脂
にはソルベントクラックが発生するといった欠点があ
る。 (4)加えて従来のポリカーボネート樹脂では該樹脂で
形成された被膜があまり潤滑性を有さずこのため感光体
に傷が発生し画像欠陥となったり、クリーニングブレー
ドの早期の劣化によるクリーニング不良、及びクリーニ
ングブレードの反転によるクリーニング不良や感光体に
対する損傷となって感光体の寿命を著しく低下させる。
性についてはポリマーの構造単位として嵩高いシクロヘ
キシレン基を有するポリカーボネートZ樹脂を使用する
ことによって解決されてきた。しかしながら、(3)に
指摘したように、前述のポリカーボネートZ樹脂のみな
らずポリカーボネートA樹脂は溶液からキャスト法によ
って被膜を形成するさいに体積収縮が比較的多く、被膜
内部に応力を残す場合がある。このため応力腐蝕に対し
て比較的弱いという欠点を有していた。これを解決する
ため、例えば特開昭第61−62040号公報には、ポ
リカーボネートA樹脂とポリカーボネートZ樹脂を混合
することにより応力腐蝕割れが低減する方法が開示され
ている。また特開昭第61−62039号公報にはビス
フェノールAとビスフェノールZを共重合することによ
り応力腐蝕割れを低減する方法が開示されているがいず
れの方法についてもソルベントクラックについて十分な
ものではない。
ポリカーボネート樹脂には電子写真プロセスに使用され
るクリーニングブレードに対しての潤滑性が比較的低く
クリーニングブレードが耐久の進行により反転してしま
い、これによってクリーニング不良が発生したり、感光
体ドラムに強い力が加えられるために傷が発生するとい
った欠点が指摘されていた。これを改善するためシリコ
ーンオイルを添加する、あるいは特開昭第61−132
954号公報に開示されているように、ポリジメチルシ
ロキサンブロックをポリカーボネート樹脂に共重合する
といった方法が知られている。しかしながらシリコーン
オイルを添加する方法では、電子写真における電気的特
性、具体的には感度及び残留電位を劣化させ、かつ耐久
の進行により表面層にあったシリコンオイルが失われ永
続的な潤滑性を得ることができないといった欠点があっ
た。また、前述のポリジメチルシロキサンブロックを共
重合した物を使用すれば潤滑性については良好な物とな
るが従来のポリジメチルシロキサン共重合体は溶液とし
た場合に白濁したり、ゲル化するなどの難点があり、電
子写真感光体の表面層として使用しても耐久性の点で満
足できるものではなかった。
ーボネート樹脂を表面層として使用した電子写真感光体
などの像保持部材が有していた問題点を解決し、潤滑性
および耐摩耗性を向上することによって優れた機械的特
性および耐久性を有し、しかも製造が容易な像保持部材
を提供することにある。
支持体上に感光層を有する像保持部材において、該感光
層の表面層が下記一般式〔1〕
チル基、エチル基またはフェニル基、R17は炭素数1〜
3のアルキレン基、R18ないしR21はアルキル基または
アリール基、Aはアルキリデン基、アリーレン基、アリ
ール置換アルキリデン基、アリーレンジアルキリデン基
を示し、nは1以上200以下の整数を示し、X及びY
は共重合比(モル比)を示し、Zは共重合体中でのZ構
造単位の重量%を示す)で示される三元共重合体を含有
し、かつ該感光層が電荷発生材料としてオキシチタニウ
ムフタロシアニンを含有することを特徴とする像保持部
材である。
で示されるX構造単位の共重合成分はポリカーボネート
樹脂に好適な柔軟性を付与するために導入するものであ
り、フェノール基の自由回転を妨げず、かつ嵩高くない
基を導入し柔軟性を付与しソルベントクラック性を向上
させる目的で導入される。かかる構造単位を与える化合
物としては具体的には例えば次のものが挙げられる。
は前記の共重合体に適正な機械的強度を与えるために導
入されるが、かかる構造単位を与える化合物としては次
のものが挙げられる。
重合体の潤滑性を向上する目的により、導入されるがか
かるZ構造単位を与える化合物としては下記のものが挙
げられる。
性、及び表面潤滑性を有するが、この理由として、X構
造単位の導入に加えて表面層に耐薬品性を有するポリオ
ルガノシロキサンセグメントを導入することによりソル
ベントクラックの要因となる薬品が共重合体に侵入する
速度を低下させ、被膜に異常を発生する速度を低下して
いるものと推定する。かかる共重合体中に含有される前
述の構造単位は電子写真プロセスに応じて要求される耐
キズ性、及び硬度及び製造安定性等を考慮して決定され
なければならない。このとき用いるXの構造単位とYの
構造単位、及びZの構造単位の割合は、耐ソルベントク
ラック性、耐久性、及び電気特性に対する環境安定性、
溶液安定性に依存する製造安定性を考慮して厳密に制御
しなければならない。かかる共重合体においてその組成
比としては(X+Y)/(X+Y+Z)が70から9
9.5重量%の範囲であることが適正な表面潤滑性及び
耐ソルベントクラック性を得るために必要である。
子写真的な感度、ソルベントクラック性及び溶液安定性
を考慮して決定されるが、X/Yが1/9から9/1の
範囲であることが好ましく2/8から7/3の範囲が特
に好ましい。即ちX/Yが2/8よりも小さいとポリオ
ルガノシロキサン構造単位を導入しても耐ソルベントク
ラック性が改良されず、さらには感度も低下する。また
X/Yが7/3よりも大きいと耐ソルベントクラック性
は向上し感度も向上するが黒ポチなどといった画像欠陥
が著しく低下する。この原因としては、種々の要因が考
えられ特定の要因に限定することは的確ではないが、上
述のように耐ソルベントクラック性及び電子写真画像に
おいては共重合体の共重合組成が重要な因子となること
を見出し、これによって優れた機械的及び電気的特性を
有する感光体が提供されることとなった。
るポリカーボネート樹脂の溶解度は、芳香族炭化水素系
溶媒及びハロゲン化芳香族炭化水素溶媒100ccに対
して1g以上が好ましく、特には5g以上が好ましい。
なぜならば、溶解度が1g/100ccに満たないと、
例えば電荷輸送層溶液を調製した際、その溶液の粘度が
低すぎ、電荷輸送層として適切な膜厚を得ることができ
ないからである。
は、耐久性、即ち耐摩耗性、耐キズ性及び製造時の粘
度、即ち生産性等の点を考慮すれば、粘度平均分子量
(Mv)が10,000から150,000の範囲であ
ることが好ましく、特には20,000から100,0
00の範囲であることが好ましい。
価フェノール類をホスゲンの存在下で界面重縮合するこ
とによって合成されるが、その際にも共重合体の純度及
び共重合組成比を十分考慮して合成される。
る場合、感光層が電荷発生材料と電荷輸送材料を同一の
層に含有する所謂単層型であっても、電荷発生材料を含
有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電荷輸送層
を積層した機能分離型であってもよいが、電子写真感光
体に要求される諸特性を満足するためには後者の機能分
離型の電子写真感光体が望ましい。
層のバインダー樹脂、また電荷発生層及び電荷輸送層の
バインダー樹脂として使用することができる。
性支持体としてはアルミニウム、ステンレス等の金属
類、紙及びプラスチックなどの円筒状シリンダーまたは
フィルムが用いられる。これらの支持体の上には、バリ
アー機能と接着機能をもつ下引層を設けることができ
る。
良、支持体の保護、支持体上の欠陥の被覆、支持体から
の電荷注入性改良、及び感光層の電気的破壊に対する保
護等のために形成される。下引層の材料としては、ポリ
ビニルアルコール、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポ
リエチレンオキシド、エチルセルロース、エチレン−ア
クリル酸共重合体、カゼイン、ポリアミド、共重合ナイ
ロン、ニカワ及びゼラチン等が知られている。これらは
それぞれに適した溶剤に溶解されて支持体上に塗布され
る。その際の膜厚としては0.1〜2μm程度が好まし
い。
量のバインダー樹脂及び溶剤と共にホモジナイザー、超
音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、
アトライター及びロールミル等の方法でよく分散し、塗
布次いで乾燥されて形成される。その膜厚としては0.
1〜2μmの範囲であるのが望ましい。
−エチルカルバゾール、N−イソプロピルカルバゾー
ル、N−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3−メチリ
デン−9−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒ
ドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、
N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10
−エチルフェノチアジン、N,N−ジフェニルヒドラジ
ノ−3−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、p
−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニ
ルヒドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
N−α−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ピロ
リノジベンズアルデヒドN,N−ジフェニルヒドラゾ
ン、1,3,3−トリメチルインドレニン−ω−アルデ
ヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルベ
ンズアルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−
ヒドラゾン等のヒドラゾン類、2,5−ビス(p−ジエ
チルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−〔キノリル(2)〕−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−〔6−メトキシ−ピリジル
(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔ピ
リジル(3)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−
(α−メチル−p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−フェ
ニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチ
ル−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、
1−フェニル−3−(α−ベンジル−p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、スピロピラゾリン等のピラゾリン類、2−
(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノ
ベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−(2
−クロロフェニル)オキサゾール等のオキサゾール系化
合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエ
チルアミノベンゾチアゾール等のチアゾール系化合物、
ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)フェ
ニルメタン等のトリアリールメタン系化合物、1,1−
ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス−4−N,
N−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)エタン等の
ポリアリールアルカン類等が挙げられる。
ダー樹脂を溶剤に溶解することによって塗布、形成され
る。電荷輸送材料とバインダー樹脂の混合割合は2:1
〜1:2程度であることが好ましく、またその溶剤とし
てはトルエン、キシレン、あるいはモノクロルベンゼン
などの芳香族系溶剤のほか、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、テトラヒドロピラン等の環状エーテル類も使用
可能である。この溶液を塗布する方法は、例えば浸漬コ
ーティング法、スプレイコーティング法、カーテンコー
ティング法及びスピンコーティング法等が知られてい
る。電子写真感光体を効率良く大量生産するには浸漬コ
ーティング法が最良であり、本発明のポリカーボネート
樹脂を用いることにより可能となる。塗布後10℃〜2
00℃、好ましくは20℃〜150℃で5分〜5時間、
好ましくは10分〜2時間の範囲で通風乾燥又は静止乾
燥を行い、5〜30μmの電荷輸送層が得られる。
生層、及び電荷輸送層のほかにも、感光体の最表面層、
所謂−表面保護層として使用することも可能である。
する場合には、樹脂単独を最表面層として使用すること
もできるが、残留電位等といった電子写真特性のために
は酸化スズ、ITO、酸化チタン及びカーボンブラック
と言った導電性粉体、あるいは電荷輸送材料を添加して
被膜化することが好ましい。これらの導電性粉体、もし
くは電荷輸送材料は電子写真特性、耐久性、表面潤滑性
を考慮して添加されるが、その添加量としては、5〜5
0重量%で添加するのが好ましい。添加量が少なすぎる
と残留電位及び感度が低下し、この範囲寄りも過大に添
加された場合には表面層としての潤滑性、及び被膜強度
が低下する。
〜20μmの範囲で有ることが好ましく、耐久性、及び
電気的特性及び画質と言った点から考慮して2μm〜1
5μmの範囲であることが最も好適である。
静電塗布法等によって好適に製造することができる。
る。
有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
ンザール(ベンザール化率80%、重量平均分子量1
1,000)2部およびシクロヘキサノン35部をφ1
mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で12時間分
散してその後にメチルエチルケトン60部を加えて電荷
発生層用分散液を得た。この分散液を前記の中間層上に
ワイヤーバーで塗布して80℃で20分間乾燥して、膜
厚0.2μmの電荷発生層を得た。
をジクロロメタン20部、モノクロルベンゼン40部の
混合溶媒中に溶解し、この溶液を前述の電荷発生層上に
ワイヤーバーで塗布して120℃で60分間乾燥して膜
厚23μmの電荷輸送層を形成した。
面潤滑性、および電子写真特性を測定した。耐摩耗性に
ついては安田精機(株)製のアブレーションテスターN
o.101テーバータイプを用い、研磨材としては市販
のコピー用紙を用いた。表面潤滑性については複写機用
のウレタンゴム製のクリーニングブレードを用い、これ
を当接角30°で感光体表面に当接しその滑り抵抗をH
EIDON−14型表面性試験機(新東化学(株)製)
を用いて測定した。また電子写真特性については100
cm2 の導電性ガラスを用いて光放電特性を測定するこ
とによって得た。さらに、この表面層に指油を付着し、
24時間、5日間、及び1週間常温常湿に放置した後、
顕微鏡によりソルベントクラックの有無を観察した。こ
れらの結果を表1に記載する。
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し、各種の測定を行なった。
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し各種の測定を行なった。
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し各種の測定を行なった。
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し各種の測定を行なった。
層を形成したことを除き、実施例1と同様にして感光体
を作製し、各種の測定を行った。
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
したことを除き、実施例1と全く同様にして感光体を作
成し、各種の測定を行なった。
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し、各種の測定を行なった。
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
したことを除き、実施例1と全く同様にして感光体を作
成した。この感光体上に下記構造式の共重合体
の化合物
料をスプレー塗布し、120℃で1時間乾燥して、膜厚
3μmの表面保護層を有する感光体を得た。この感光体
について実施例1と同様にして各種の測定を行なった。
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
したことを除き、実施例1と全く同様にして感光体を作
成した。この感光体上に実施例7の共重合体6部、酸化
スズ超微粉末4部をジクロロベンゼン100部に分散し
て作成した塗料をスプレー塗布し、120℃で1時間乾
燥して、膜厚2μmの表面保護層を有する感光体を得
た。この感光体について実施例1と同様にして各種の測
定を行なった。
有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシリンダー上にデイップ塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にデイップ塗布し、10
0℃で20分間乾燥して0.6μmの中間層を形成し
た。
ザール(ベンザール化率80%、重量平均分子量110
00)2部およびシクロヘキサノン35部をφ1mmガ
ラスビーズを用いたサンドミル装置で12時間分散して
その後にメチルエチルケトン60部を加えて電荷発生層
用分散液を得た。この分散液を前記の中間層上にデイッ
プ塗布して80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μm
の電荷発生層を得た。
メタン20部、モノクロルベンゼン40部の混合溶媒中
に溶解し、この溶液を前述の電荷発生層上にデイップ塗
布して120℃で60分間乾燥して膜厚23μmの電荷
輸送層を形成した。
ープリンターで電子写真特性を評価したところ黒ポチ、
微細なひび割れ等がなくかつ、10,000枚の耐久の
後にも摺擦傷の発生がほとんどなくかつクリーニングブ
レードの反転によるクリーニング不良等といった不都合
が発生せず感光体が良好な表面潤滑性を有していること
が確認されさらには傷等のない良好な画像が得られた。
また指脂を付着し、5日間経過した部位であっても画像
上にはクラック画像は観測されず、良好な耐クラック性
を示した。
含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用いた
サンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得た。
この塗料を80φのアルミニウムシリンダー上にディッ
プ塗布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μm
の導電層を形成した。
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にディップ塗布し、10
0℃で20分間乾燥して0.6μmの中間層を形成し
た。
ンザール(ベンザール化率80%、重量平均分子量11
000)2部およびシクロヘキサノン35部をφ1mmガ
ラスビーズを用いたサンドミル装置で12時間分散して
その後にメチルエチルケトン60部を加えて電荷発生層
用分散液を得た。この分散液を前記の中間層上にディッ
プ塗布して80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μm
の電荷発生層を得た。
メタン20部、モノクロルベンゼン40部の混合溶媒中
に溶解し、この溶液を前述の電荷発生層上にディップ塗
布して120℃で60分間乾燥して膜厚23μmの電荷
輸送層を形成した。
複写機(キャノン(株)製PIXCELDIO)で電子
写真特性を評価したところ黒ポチ、微細なひび割れ等が
なくかつ、1000枚の耐久の後にもほとんど摺擦傷が
発生せず、かつさらに10,000枚の耐久の後にも深
い摺擦傷の発生がほとんどなく良好な画像が得られ、耐
久の進行による摺擦傷の成長による画質の低下は観測さ
れなかった。またこの間クリーニングブレードの反転等
の不都合が発生せずそのための感光体ドラムの寿命低
下、およびクリーニング不良は発生しなかった。また指
脂を付着し、5日間経過した部位であっても画像上には
クラック画像は観測されず、良好な耐クラック性を示し
た。
度平均分子量2.20×104 )を使用し、実施例5と
同様にして感光体を作成し市販のレーザープリンターで
電子写真特性を評価したところ、1000枚の耐久の後
に比較的深い摺擦傷が観測された。また、10,000
枚の耐久の後、表面層には比較的深い摺擦傷が発生し画
像上に欠陥が発生するのが確認された。またこの耐久検
討の間にクリーニングブレードが反転しがちであり、そ
のためのクリーニング不良などの不都合が発生しがちで
あった。また樹脂を付着し、24時間経過した段階で付
着部位では画像上にクラック画像が明瞭に観測され、画
像欠陥となった。
摩耗性、耐摩擦性、および電気特性を有している上、結
着剤樹脂としてのポリカーボネート樹脂のゲル化性、お
よび耐ソルベントクラック性も改善されているため製造
も容易で、工業上極めて有利である。
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する像保持
部材において、該感光層の表面層が下記一般式〔1〕 【化1】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基またはフェニル基、R17は炭素数1〜
3のアルキレン基、R18ないしR21はアルキル基または
アリール基、Aはアルキリデン基、アリーレン基、アリ
ール置換アルキリデン基、アリーレンジアルキリデン基
を示し、nは1以上200以下の整数を示し、X及びY
は共重合比(モル比)を示し、Zは共重合体中での重量
%を示す)で示される三元共重合体を含有し、かつ該感
光層が電荷発生材料としてオキシチタニウムフタロシア
ニンを含有することを特徴とする像保持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19614492A JP2946144B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 像保持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19614492A JP2946144B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 像保持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619162A true JPH0619162A (ja) | 1994-01-28 |
JP2946144B2 JP2946144B2 (ja) | 1999-09-06 |
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ID=16352956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19614492A Expired - Fee Related JP2946144B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 像保持部材 |
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JP (1) | JP2946144B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180059163A (ko) * | 2016-11-25 | 2018-06-04 | 주식회사 엘지화학 | 화합물 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19614492A patent/JP2946144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180059163A (ko) * | 2016-11-25 | 2018-06-04 | 주식회사 엘지화학 | 화합물 |
WO2018097496A3 (ko) * | 2016-11-25 | 2018-10-25 | 주식회사 엘지화학 | 화합물 |
US10988576B2 (en) | 2016-11-25 | 2021-04-27 | Lg Chem, Ltd. | Compound |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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