JPH06190527A - ダイカスト装置 - Google Patents

ダイカスト装置

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Publication number
JPH06190527A
JPH06190527A JP34388392A JP34388392A JPH06190527A JP H06190527 A JPH06190527 A JP H06190527A JP 34388392 A JP34388392 A JP 34388392A JP 34388392 A JP34388392 A JP 34388392A JP H06190527 A JPH06190527 A JP H06190527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
molten metal
die
die casting
pouring hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP34388392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Takanezawa
美登 高根沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】横形コールドチャンバダイカスト鋳造機におい
て、射出スリーブ1は、固定ダイプレート8,スリーブ
ハウジング6に嵌挿支持されている。溶融金属は注湯口
7より注入され、射出チップ2により、固定型3,可動
型4により形成されたキャビティ5内に射出充填されダ
イカスト鋳造品が得られる。 【効果】スリーブ内部冷却による注湯された溶融金属が
過冷され凝固片が生成されこれに起因する欠陥の防止が
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造に使用
するダイカスト用スリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト用スリーブは、過熱防止のた
め反注湯口外筒近傍の外部に、水,エアーを吹き付け冷
却、あるいは内部に冷却通路を設け、水,エアーを通し
冷却するもの、または、単一円筒形状のまま空気冷却で
使用するものに分類され、一部肉厚を薄くして、蓄熱・
放熱のバランスを考慮したものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイカスト用スリーブ
外筒の反注湯口近傍の内部に冷却用通路を設けて冷却す
る方法は、金型の冷却を設計する場合、技術書や経験か
ら、キャビティから水路までの距離は、水路径の2倍と
すべきであるといわれているが、ダイカスト用スリーブ
の場合、ダイカストマシンのダイプレート,スリーブハ
ウジングとの関係で確保されていないのが実状である。
そのため、溶融金属を注湯した際、冷却通路と内筒側と
の距離が近すぎると局部的に冷却され、溶融金属が一部
凝固し、この凝固片が成形ダイカスト品に混入して欠陥
の要因となる。
【0004】また、スリーブに注湯された溶融金属によ
りスリーブに掛る、単位時間,単位面積当りの熱の流
れ、すなわち、熱流束は
【0005】
【数1】
【0006】で求められた断面積が大きければ熱流が大
きくなることがわかる。外壁部と内壁部との肉厚が厚肉
経験的には20mm以上の場合、断面積が大なため熱流束
が大となり、スリーブの過熱,熱膨張からくる寸法変化
のため、スリーブと射出チップの摩擦,かじりで、射出
速度のダウン,不安定に起因する欠陥等々の防止を図る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】スリーブに注湯された溶
融金属によりスリーブに掛る単位時間,単位面積当りの
熱の流れは
【0008】
【数2】
【0009】で求められることが文献等に発表されてい
ることを前述したが、これによると、熱流束は断面積と
2点間の距離(この場合、スリーブの外壁と内壁の肉厚
となる)、すなわち、スリーブの肉厚に左右されるた
め、肉厚を薄くすれば熱流束が小さくなることに注目
し、スリーブの注湯口の反外周2/3を、注湯口の幅の
約2倍の長さの分、部分的に肉厚を10mm以下に薄くす
ることにより、スリーブ注湯口近傍に掛かる熱流負荷を
軽減することを図り目的を達成することができる。
【0010】
【作用】スリーブの肉厚を薄くする部分は、注湯口の長
手方向(射出シリンダ側と金型側を結んだ軸方向)の中
心を基点とし前後に均等に、注湯口の長手方向の長さと
同等配し、注湯口の左右120°の長さ、すなわち、外
周の1/3をスリーブ外周当初の厚肉の状態の寸法と
し、下側2/3を肉厚10mm以下とする。
【0011】これにより注湯口に注湯された溶融金属か
ら与えられる熱流束は、厚肉形状に比し小さくなり、過
熱、あるいは、冷却による溶融金属の部分的凝固が軽減
される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適一実施例を添付図面によ
り説明する。
【0013】横形コールドチャンバダイカスト鋳造機に
おいて、射出スリーブ1は、固定ダイプレート8,スリ
ーブハウジング6に嵌挿支持されている。
【0014】溶融金属は注湯口7より注入され、射出チ
ップ2により、固定型3,可動型4により形成されたキ
ャビティ5内に射出充填されダイカスト鋳造品が得られ
る。射出スリーブは図2に示すように、注湯口の下側が
2/3周と注湯口7の幅lの2倍と同等の長さで肉厚
が、他の外筒部分より薄く、10mm以下とし、スリーブ
注湯口の近傍、特に、底部に掛かる熱流負荷を軽減す
る。
【0015】尚、外筒部は外気により空冷された状態で
通常は使用されるが、1ショットサイクルを短時間にさ
せたい時は、水冷,エアー冷却する際も肉厚が薄いため
少量ですみ省資減となり得る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、 (1)スリーブ内部冷却による注湯された溶融金属が過冷
され凝固片が生成されこれに起因する欠陥の防止が図れ
る。
【0017】(2)肉厚スリーブの場合、熱流束の蓄積に
よる熱膨張大からくる寸法変化のため、スリーブと射出
チップの摩擦,かじりによる射出速度のダウン,不安定
に起因する欠陥の防止が図られる。
【0018】(3)肉厚が薄いため、外冷する際、水,エ
アーの使用量が少なく省資源化が図れる。
【0019】(4)これらにより高品質のダイカスト鋳造
品の提供が図られる。
【0020】(5)スリーブの強制冷却や熱流束の蓄積に
よる熱負荷が軽減されスリーブの寿命延長が図られ経費
の節減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の部分断面図。
【図2】本発明の部分的薄肉スリーブの説明図。
【符号の説明】
1…射出スリーブ、2…射出チップ、3…固定型、4…
可動型、5…キャビティ、6…スリーブハウジング、7
…注湯口、8…固定ダイプレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造材料により中空円筒状に形成したダイ
    カスト用スリーブを備え、溶融金属注湯口の反外筒側約
    2/3周ならびに注湯口の長手方向の長さの2倍で部分
    的に肉厚を10mm以下に薄くしたことを特徴とするダイ
    カスト装置。
JP34388392A 1992-12-24 1992-12-24 ダイカスト装置 Pending JPH06190527A (ja)

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JP34388392A JPH06190527A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 ダイカスト装置

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JP34388392A JPH06190527A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 ダイカスト装置

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JPH06190527A true JPH06190527A (ja) 1994-07-12

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ID=18364978

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JP34388392A Pending JPH06190527A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 ダイカスト装置

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