JPH06190441A - 巻取機の送り装置 - Google Patents

巻取機の送り装置

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JPH06190441A
JPH06190441A JP34823992A JP34823992A JPH06190441A JP H06190441 A JPH06190441 A JP H06190441A JP 34823992 A JP34823992 A JP 34823992A JP 34823992 A JP34823992 A JP 34823992A JP H06190441 A JPH06190441 A JP H06190441A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品テープが変更されても、繰出ローラの交
換を不要にでき、繰出ローラの製造をきわめて容易に行
なえる巻取機の送り装置を提供すること。 【構成】 送り装置30は、製品テープWのキャリヤ部
Kを挟持して送る繰出装置31と、繰出装置31とカッ
タ装置50との間に配置されて製品テープWの端子Tの
通過を検知する光電スイッチ40と、光電スイッチ40
からの信号を入力させて繰出装置31を停止させる制御
装置45と、を備える。繰出装置31は、製品テープW
のキャリヤ部Kを挟持するための平滑な挟持面35a・
38aをそれぞれ有する繰出ローラ35と挟持ローラ3
8とを備える。繰出ローラ35は、制御装置45によっ
て制御される回転駆動用モータ32によって回転駆動さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スチールテープ等を
プレス機で加工した後、送り時の挟持部位となるベルト
状のキャリヤ部と該キャリヤ部から突出して製品となる
多数の端子とを備えた形態となる、製品テープを、カッ
タ装置側へ送るとともに、サンプリング時、前記カッタ
装置の切断位置に、前記端子間のキャリヤ部を配置させ
て、停止させる巻取機の送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送り装置は、実開昭61
−58914号公報、特開昭61−123416号公報
等に記載されているように、回転駆動する繰出ローラを
有する繰出装置を備えていた。
【0003】この繰出ローラの外周面には、繰出ローラ
の回転時にスリップすることなく製品テープを送れるよ
うに、キャリヤ部に規則的に形成されたパイロット孔等
の孔に挿入可能な、ピンが突設されていた。
【0004】そして、繰出ローラは、所定の回転駆動用
モータにより回転駆動されるとともに、繰出ローラの周
囲には、繰出ローラの回転数を検知可能な光電スイッチ
等のセンサが配置され、さらに、所定位置には、センサ
からの信号を入力して製品テープの送り距離を算出可能
とし、繰出ローラの回転駆動用モータの作動・停止を制
御する制御装置が配置されていた。
【0005】制御装置は、送り装置が製品テープをサン
プリング時に使用するカッタ装置側へ送っている途中
で、製品テープの送りを停止させてサンプリングする
際、カッタ装置の切断位置に、製品となる端子が配置さ
れずに、端子間のキャリヤ部だけが配置されるように、
回転駆動用モータを停止させて、製品テープの送りを停
止させるように、作動していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の送り装
置では、製品テープを送る繰出装置の繰出ローラの外周
面に、キャリヤ部に規則的に形成されたパイロット孔等
の孔に挿入可能な、ピンが突設されている。
【0007】そのため、製品テープが変更される場合に
は、パイロット孔等のピッチが変更されることから、繰
出ローラの外周面に突設されるピンのピッチも変更しな
ければならず、対応したピッチのピンを突設させた繰出
ローラに交換する必要が生ずる。
【0008】しかしながら、対応したピッチのピンを突
設させた繰出ローラの製造は、その外周面の1周分が1
ピッチの整数倍となるように、繰出ローラの直径を設定
し、その直径の繰出ローラの外周面に所定数のピンを等
間隔で配設して製造しなけれならず、大変手間のいる作
業となって、工数とコストとがかかっていた。
【0009】そのため、従来の繰出ローラ、ひいては、
送り装置では、製品テープが変更された際の対処が円滑
に行なわれなかった。
【0010】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、製品テープが変更されても、繰出ローラの交換を
不要にできて、繰出ローラの製造をきわめて容易に行な
える巻取機の送り装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る送り装置
は、プレス加工後に、送り時の挟持部位となるベルト状
のキャリヤ部と該キャリヤ部から突出して製品となる多
数の端子とを備えた形態となる、製品テープを、カッタ
装置側へ送るとともに、サンプリング時、前記カッタ装
置の切断位置に、前記端子間のキャリヤ部を配置させ
て、停止させる巻取機の送り装置であって、前記製品テ
ープのキャリヤ部を挟持して送る繰出装置と、該繰出装
置と前記カッタ装置との間に配置されて前記製品テープ
の端子の通過を検知するセンサと、該センサからの信号
を入力させて前記繰出装置を停止させる制御装置と、を
備え、前記繰出装置が、前記製品テープのキャリヤ部を
挟持するための平滑な挟持面をそれぞれ有する繰出ロー
ラと挟持ローラとを備え、前記繰出ローラが、前記制御
装置によって制御される回転駆動用モータによって回転
駆動されることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用・効果】この発明に係る送り装置では、ま
ず、予め、制御装置に、センサからの端子の通過を検知
して、回転駆動用モータに停止信号を出力した後に、製
品テープの送りが完全に停止し、カッタ装置の切断位置
に端子間のキャリヤ部を配置させることができるタイミ
ングを、入力させておく。
【0013】そして、制御装置の制御による回転駆動用
モータの作動によって、繰出ローラが回転駆動されれ
ば、繰出ローラと挟持ローラとで挟持された製品テープ
が、サンプリング時に使用するカッタ装置側へ送られ
る。
【0014】その後、サンプリング時には、制御装置
が、センサからの端子の通過を検知して、回転駆動用モ
ータを所定のタイミングで停止させ、カッタ装置の切断
位置に端子間のキャリヤ部を配置させることができるこ
ととなる。
【0015】そして、この繰出ローラは、繰出ローラか
ら離れた位置に配置されるセンサが端子の通過を検知す
ることから、単に、挟持ローラと協動して、製品テープ
のキャリヤ部を挟持して送るだけで良く、従来と相違し
て、スリップさせて製品テープを送っても良くなるた
め、挟持ローラとともに、外周面を平滑にした円柱状や
円筒状の形状で構成でき、製品テープが変更されても、
交換する必要が生じない。
【0016】したがって、この発明に係る巻取機の送り
装置では、製品テープが変更されても、繰出ローラの交
換を不要にできて、繰出ローラの製造をきわめて容易に
行なうことができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0018】実施例の送り装置30は、図1・2に示す
ように、巻取機Mの左方側に配置されている。
【0019】巻取機Mは、上下のガイドローラ3・4に
よって、断面を水平方向にした状態でプレス機から送ら
れてきた製品テープWを、その断面を鉛直方向に立てて
端子T側を上方側に配置させ、その状態で、製品テープ
Wを保護する紙テープPとともに、軸方向を鉛直方向に
した巻取リールRに巻き取らせるものである。なお、製
品テープWは、図6に示すように、ベルト状のキャリヤ
部Kとキャリヤ部Kから突出して製品となる多数の端子
Tとを備え、キャリヤ部Kには、パイロット孔Hが配設
されている。
【0020】そして、この巻取機Mは、台車1上に、上
下ガイドローラ3・4を支持した支柱2を配設させると
ともに、ガイド台5を配設させ、さらに、製品テープW
の送り方向前方側(以下、製品テープWの送り方向前方
側を前方側、送り方向後方側を後方側とする)に巻取機
本体6を配設させている。
【0021】巻取機本体6は、下部の基台7から上方へ
延びる回転軸8を備え、この回転軸8は、上部に回転軸
8を中心にして120°ずつ分割した三方へ延びる3本
のアーム9を備えている。基台7内には、図示しない減
速機付の割出モータやカムインデックスが配設され、回
転軸8を120°ずつ回転するように構成されている。
なお、回転停止時のアーム9の先端部位の配置位置は、
巻取リールRに製品テープWを巻き取る巻取位置A、製
品テープWを満巻きした巻取リールRを取り出す取出位
置B、及び、空の巻取リールRを充填する充填位置Cと
なる。
【0022】各アーム9の先端位置には、軸受部10を
介して、巻取リールRを保持可能な保持板11が配設さ
れている。そして、巻取時には、保持板11下部の円筒
部12に巻取用モータ13のゴム製の駆動ローラ14が
圧接され、巻取用モータ13の作動により、駆動ローラ
14を介して保持板11が回転し、保持板11上に配置
させた巻取リールRが保持板11とともに回転して、製
品テープWと紙テープPとを巻き取ることとなる。
【0023】なお、巻取用モータ13は、エアシリンダ
15により移動するブラケット16に保持されており、
エアシリンダ15の作動により、巻取時には巻取用モー
タ13の駆動ローラ14を円筒部12に圧接させるよう
にし、巻取時以外は、駆動ローラ14が、各軸受部10
の回転移動の支障とならないよう、円筒部12に接触し
ない後方位置に移動されるように、構成されている。
【0024】また、巻取位置Aの上方には、保持板11
上の巻取リールRが巻取時に滑らないように、巻取リー
ルRを保持板11側へ押える図示しない押圧板が配設さ
れている。
【0025】さらに、取出位置Bと充填位置Cとの上方
には、それぞれ、満巻きした巻取リールRを取り出して
貯溜しておく図示しない取出貯溜機構と、空の巻取リー
ルRを貯溜しておき、充填位置Cに配置された保持板1
1上に、1つずつの空の巻取リールRをセットする図示
しないセット機構と、が配設されている。
【0026】さらにまた、ガイド台5上の巻取機本体6
側には、製品ガイド17が配設され、この製品ガイド1
7には、図3に示すように、製品テープWと紙テープP
とを案内する凹溝18が形成され、凹溝18の一方の側
壁側に、ガイドローラ19・19が設けられるととも
に、走行中の紙テープPの表面を検出する反射式光電ス
イッチ20が埋設されている。
【0027】さらに、製品ガイド17の前端側には、2
枚の板ばね21a・21bを重ねて構成される腕部21
が配設され、腕部21の側面には、2個のゴム製吸着部
22・23が固着されている。吸着部22・23は、図
示しない真空ポンプに連通する小孔が多数形成され、図
示しない真空ポンプの作動によって、紙テープPを吸着
可能に構成されている。
【0028】なお、紙テープPは、ガイド台5背面側の
テープリール24(図1参照)に巻かれており、所定の
ガイドローラ(図符号省略)や糊付機25を経て、製品
ガイド17のガイドローラ19に導かれている。
【0029】また、ガイド台5は、製品ガイド17が、
巻取中の巻取リールRの製品テープWや紙テープPの外
周面に向くように、台車1上で回動しつつ後方側へ移動
するように、所定の駆動機構を内蔵させて台車1上に配
設されている。そして、この対応は、光電スイッチ20
が紙テープPの所定以上の接近を検知した場合に、図示
しない駆動機構を作動させて、ガイド台5を順次回動さ
せつつ後方側へ移動させることとなる。
【0030】さらに、ガイド台5の前方には、図1・2
に示すように、ハサミ装置26が配設されている。この
ハサミ装置26は、エアシリンダ(図符号省略)で上方
へ移動して紙テープPを切断するものであって、巻取リ
ールRに製品テープWと紙テープPとが満巻きされた
際、吸着部22・23間の紙テープPを切断するもので
ある。
【0031】そして、ガイド台5上には、後方側から前
方側にかけて、送り装置30の繰出ローラ35・挟持ロ
ーラ38と、カッタ装置50と、が配設され、カッタ装
置50のカッタ55・56の間には、カッタ装置50の
作動で形成されたサンプルSを受けるサンプル保持装置
60が配設されている。また、ガイド台5の背面側前方
の台車1上には、送り装置30の回転駆動用モータ31
を制御する制御装置45が配設されている。
【0032】なお、この制御装置45は、回転駆動用モ
ータ32の他、巻取用モータ13、ガイド台5の回動等
の移動を行なう図示しない駆動機構、後述するカッタ装
置50のエアシリンダ54の作動を制御する図示しない
電磁弁、サンプル保持装置60の作動等を制御するもの
である。
【0033】送り装置30は、図1〜5に示すように、
製品テープWのキャリヤ部Kを挟持して送る繰出装置3
1と、繰出装置31とカッタ装置50との間に配置され
て製品テープWの端子Tの通過を検知するセンサ40
と、センサ40からの信号を入力させて繰出装置31を
停止させる制御装置45と、を備えて構成される。
【0034】繰出装置31は、製品テープWのキャリヤ
部Kを挟持するための、外周面を平滑な挟持面35a・
38aとする、それぞれ略円柱状の繰出ローラ35と挟
持ローラ38とを備えている。
【0035】繰出ローラ35は、支持プレート34にね
じ36止めされ、支持プレート34は、ワンウェイクラ
ッチ33を介して回転駆動用モータ32の駆動軸32a
に連結されている。回転駆動用モータ32は、ガイド台
5の天板部5aに固定されている。
【0036】なお、ワンウェイクラッチ33は、回転駆
動用モータ32が停止しても、製品テープWの巻き取り
走行中には、繰出ローラ35が、その製品テープWの走
行に追従して自由状態で回転できるようにするために、
配設されている。
【0037】挟持ローラ38は、ガイド台5の天板部5
aに固定された軸受37に回動自在に保持され、挟持面
38a・35aで製品テープWのキャリヤ部Kを挟持し
て送ることができるように配設されている。
【0038】センサ40は、透過型の光電スイッチであ
り、繰出装置31の前方側に配置された製品ガイド41
の凹溝41aの内周面に、投光器40aと受光器40b
とを対向させて、製品テープWの端子Tの通過を検知で
きるように、配置されている。
【0039】カッタ装置50は、図4・5に示すよう
に、製品テープWの送り方向に沿ってサンプルSの長さ
分の距離で対向する2つのカッタ55・56を備え、そ
れぞれのカッタ55・56は、固定刃55a・56aと
移動刃55b・56bとを備えて構成されている。
【0040】そして、移動刃55b・56bは、それぞ
れ、エアシリンダ54のピストンロッド54aに固着さ
れた取付ブロック54bに取り付けられ、エアシリンダ
54の作動によって固定刃55a・56a側へ移動する
ように構成されている。各エアシリンダ54は、それぞ
れ、取付ベース51・53の縦板部51d・53dにお
けるガイド台5の背面側に固定されている。また、固定
刃55a・56aは、それぞれ、取付ブロック51f・
53fに固定され、各取付ブロック51f・53fは、
取付ベース51・53の縦板部51d・53dにおける
ガイド台5の正面側に、固定されている。
【0041】各取付ベース51・53は、それぞれ、横
板部51a・53aと縦板部51b・53bとを備えた
断面L字形として、ガイド台5の天板部5aに横板部5
1a・53aを取り付けて配設されている。
【0042】これらの横板部51a・53aには、それ
ぞれ、製品テープWの送り方向に沿って、ガイド台5の
背面側と正面側との2箇所ずつに、長孔51b・53b
が形成され、また、下面におけるガイド台5の背面側に
は、製品テープWの送り方向に沿って、ガイドブロック
51c・53cが固定されている。これらのガイドブロ
ック51c・53cは、天板部5aの上面におけるガイ
ド台5の背面側に、製品テープWの送り方向に設けられ
た凹溝5b内に摺動可能に嵌挿される。そして、各ガイ
ドブロック51c・53cを凹溝5bに嵌挿させた状態
で、天板部5aの所定位置に形成されたねじ孔5eに螺
合する固定ハンドル52を回すことにより、横板部51
a・53aが天板部5aに固定されることとなる。
【0043】また、相互の横板部51a・53aには、
ターンバックル57のねじ棒57b・57cと螺合する
ナット51e・53eが埋設されている。このターンバ
ックル57は、円柱状の把持部57aの両側から突出さ
せるねじ棒57b・57cのねじ条が逆に形成されてお
り、把持部57aを把持してターンバックル57を回転
させると、相互の横板部51a・53aを接近させたり
離隔させたりすることができるように構成されている。
【0044】そして、ガイド台5の天板部5aの凹溝5
bには、横板部51a・53a間の相互の距離を規制す
るスペーサ58が嵌合されている。スペーサ58は、大
小2つの嵌合孔58b・58cを有する本体58aと、
本体58aに螺合してナット58e止めされる2本のボ
ルト58dと、を備えて構成され、嵌合孔58b・58
cに凹溝5bの底面から突出したピン5c・5dを嵌合
させつつ、本体58aを凹溝5bに嵌合させて、天板部
5aに固定される。
【0045】このスペーサ58は、カッタ55・56の
離隔距離と配置位置とを規制して、製品テープWの送り
が完全に停止した際の端子T間にカッタ55・56が配
置されるように、ボルト58dの先端まで含めた全長L
が、製品テープWに対応して、設定されている。
【0046】なお、59は、製品テープWを案内する凹
溝59aを備えた製品ガイドであり、この製品ガイド5
9は、ブラケット(図符号省略)を介して、取付ブロッ
ク53fに固定されている。
【0047】サンプル保持装置60は、カッタ装置50
が作動して、製品テープWからサンプルSが切り取られ
た際、そのサンプルSを受ける複数のサンプル受け61
を備えている。各サンプル受け61は、サンプルSより
短い全長の断面略U字形としている。そして、サンプル
保持装置60は、順次、サンプル受け61を製品テープ
Wの走行する軌跡中に配置させ、カッタ装置50の作動
により、サンプルSがそのサンプル受け61内に収納さ
れると、つぎの空のサンプル受け61を製品テープWの
走行する軌跡中に配置させるように、図示しない駆動機
構によって、サンプル受け61を、製品テープWの送り
方向と直交する方向に間欠的に循環移動させるものであ
る。
【0048】なお、サンプル受け61の数は、既述の取
出位置Bの上方に配置される図示しない取出貯溜機構で
貯溜できる満巻きの巻取リールRの数に、対応するよう
に構成されている。
【0049】つぎに、実施例の送り装置30の使用態様
について説明する。
【0050】なお、送り装置30の回転駆動用モータ3
2・カッタ装置50のエアシリンダ54・サンプル保持
装置60は、光電スイッチ40の信号を入力していた制
御装置45によって、製品テープWが巻取リールRに満
巻きされると判断された際に、順次作動されるように、
制御される。また、制御装置45には、光電スイッチ4
0からの製品テープWの端子Tの通過を検知して、回転
駆動用モータ32に停止信号を出力した後に、製品テー
プWの送りが完全に停止し、カッタ装置50の切断位置
であるカッタ55・56にそれぞれ端子T間のキャリヤ
部Kを配置させることができるタイミングが、予め、入
力されている。
【0051】まず、製品テープWが、巻取用モータ13
の回転駆動により、上下ガイドローラ3・4・繰出ロー
ラ35・製品ガイド41の凹溝41a・所定のサンプル
受け61・製品ガイド59の凹溝59a・製品ガイド1
7の凹溝18を搬送されて、巻取位置Aの保持板11上
の巻取リールRに巻き取られる。
【0052】そして、光電スイッチ40からの信号を入
力していた制御装置45が、製品テープWの送られた長
さを算出して、その巻取リールRに満巻きされると、判
断した際には、サンプリングを行なうように、巻取用モ
ータ13の回転駆動が停止される。なお、製品テープW
が巻取リールRに巻き取られている際には、既述したよ
うに、ワンウェイクラッチ33により、回転駆動用モー
タ32が作動していなくても、繰出ローラ35が自由回
転して、製品テープWが繰出ローラ35の部位を通過す
ることとなる。
【0053】その後、制御装置45は、繰出装置31の
回転駆動用モータ32を作動させて製品テープWを前方
側に端子T間の1〜数ピッチ分の5〜10mm程度送り、
光電スイッチ40からの製品テープWの端子Tの通過を
検知して、回転駆動用モータ32を所定のタイミングで
停止させる。
【0054】すると、カッタ装置50の切断位置である
カッタ55・56にそれぞれ端子T間のキャリヤ部Kが
配置されることとなる。
【0055】そして、制御装置45の制御によって、カ
ッタ装置50のエアシリンダ54・54が作動されて、
2つのカッタ55・56の移動刃55b・56bが固定
刃55a・56aに接触して、製品テープWが切断され
る。
【0056】すると、製品テープWから切断されたサン
プルSが、所定のサンプル受け61内に収容されること
となる。
【0057】そして、巻取用モータ13の回転駆動が再
開され、巻取リールRに対して、前方側のカッタ56で
切断された部位が、巻取リールRに巻き取られる端末と
なって、製品テープWが巻取リールRに紙テープPとと
もに満巻きされることとなる。
【0058】また、サンプル保持装置60が作動され
て、サンプルSを収容したサンプル受け61を製品テー
プWの搬送路から移動させるとともに、新たな空のサン
プル受け61を、そのサンプル受け61内で製品テープ
Wを挿通可能に、製品テープWの搬送路である2つのカ
ッタ55・56間に配置させる。
【0059】その後、繰出装置31の回転駆動用モータ
32が作動され、ガイドローラ2・3側の製品テープW
が、製品ガイド41の凹溝41a・新たなサンプル受け
61・製品ガイド59の凹溝59a・製品ガイド17の
凹溝18を経て、新たな巻取リールR側へ搬送され、つ
ぎの巻取リールRに製品テープWを巻き取らせることと
なる。
【0060】なお、巻取機本体6側では、その間に、満
巻きされた巻取リールRに対して、紙テープPにおける
糊付機25で糊付けされた部位が、吸着部22・23間
に配置されることとなり、そして、ハサミ装置26で切
断され、その紙テープPの端末が、保持板11上の満巻
きの巻取リールRが巻取位置Aから取出位置Bへの移動
する際に、図3に示すように、貼着されることとなる。
また、新たな巻取リールRが充填位置Cから巻取位置A
へ移動してくる際、回動して後方へ移動していたガイド
台5が復帰することから、糊付けされて吸着部23に吸
着されている紙テープPの部位が、図1に示すように、
新たな巻取リールRに貼着され、つぎの製品テープWが
紙テープPの間に侵入して、巻取位置Aに配置された巻
取リールRに巻き取られることとなる。
【0061】そして、実施例の送り装置30では、繰出
ローラ35から離れた位置に配置される光電スイッチ4
0が端子Tの通過を検知することから、単に、繰出ロー
ラ35は、挟持ローラ38と協動して、製品テープWの
キャリヤ部Kを挟持して送るだけで良く、従来と相違し
て、スリップさせて製品テープWを送っても良くなるた
め、挟持ローラ38とともに、外周面を平滑にした円柱
状や円筒状の形状で構成でき、製品テープWが変更され
ても、交換する必要が生じず、既述の発明の作用・効果
の欄で述べたと同様な効果を奏する。
【0062】なお、端子T間のキャリヤ部Kの長さが変
更された製品テープWをサンプリングする際には、制御
装置45に、光電スイッチ40からの新たな製品テープ
Wの端子Tの通過を検知して、回転駆動用モータ32に
停止信号を出力した後に、製品テープWの送りが完全に
停止し、カッタ装置50の切断位置に端子T間のキャリ
ヤ部Kを配置させることができるタイミングを、入力さ
せるとともに、カッタ装置50のスペーサ58の全長L
を新たな製品テープWに対応するものに変更して、カッ
タ55・56の離隔距離と配置位置とを新たな製品テー
プWに対応させておけば良い。
【0063】ちなみに、実施例の場合、カッタ55・5
6の離隔距離と配置位置とを新たな製品テープWに対応
させるものとして、ガイド台5における天板部5aの凹
溝5bに着脱自在に配置されるスペーサ58を利用して
いる。そのため、予め全長Lを変えた多種類のスペーサ
58を準備しておけば、端子T間のキャリヤ部Kの長さ
が変更された製品テープWを巻き取る場合に、所定のス
ペーサ58に取り替えるとともに、ターンバックル57
を操作して取付ベース51・53をスペーサ58に当接
させるように移動させ、固定ハンドル52を回して取付
ベース51・53をガイド台5に対して固定するだけ
で、カッタ55・56を適切な位置に配置させることが
できることから、製品テープWを変更することとなって
も、一層迅速に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の送り装置が使用される巻
取機の平面図である。
【図2】同実施例の巻取機の正面図である。
【図3】同実施例の部分省略拡大平面図である。
【図4】同実施例の送り装置とカッタ装置の平面図であ
る。
【図5】同実施例の送り装置とカッタ装置の部分省略正
面図である。
【図6】同実施例に使用する製品テープの斜視図であ
る。
【符号の説明】
30…送り装置、 31…繰出装置、 32…回転駆動用モータ、 35…繰出ローラ、 38…挟持ローラ、 40…(センサ)光電スイッチ、 45…制御装置、 50…カッタ装置、 M…巻取機、 W…製品テープ、 K…キャリヤ部、 T…端子、 S…サンプル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス加工後に、送り時の挟持部位とな
    るベルト状のキャリヤ部と該キャリヤ部から突出して製
    品となる多数の端子とを備えた形態となる、製品テープ
    を、カッタ装置側へ送るとともに、サンプリング時、前
    記カッタ装置の切断位置に、前記端子間のキャリヤ部を
    配置させて、停止させる巻取機の送り装置であって、 前記製品テープのキャリヤ部を挟持して送る繰出装置
    と、該繰出装置と前記カッタ装置との間に配置されて前
    記製品テープの端子の通過を検知するセンサと、該セン
    サからの信号を入力させて前記繰出装置を停止させる制
    御装置と、を備え、 前記繰出装置が、前記製品テープのキャリヤ部を挟持す
    るための平滑な挟持面をそれぞれ有する繰出ローラと挟
    持ローラとを備え、 前記繰出ローラが、前記制御装置によって制御される回
    転駆動用モータによって回転駆動されることを特徴とす
    る巻取機の送り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105752728A (zh) * 2016-04-25 2016-07-13 句容东发生活用品有限公司 一种切割位可调节的卷纸机

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