JPH06190196A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH06190196A
JPH06190196A JP43A JP34387792A JPH06190196A JP H06190196 A JPH06190196 A JP H06190196A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34387792 A JP34387792 A JP 34387792A JP H06190196 A JPH06190196 A JP H06190196A
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temperature
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drying
lint filter
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Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
Takashi Ishino
孝 石野
Takashi Tomita
隆士 富田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ドラム7の空気出口の外側(リントフィルタ1
9の風下)で熱交ファン16の風上の位置に温度センサ
20を設け、ドラム7の出口風温(リントフィルタ19
通過後の風温)を検知するようにして、乾燥工程におけ
る出口風温(リントフィルタ19通過後の風温)の最高
温度とマイコンに記憶させてあるリントフィルタ19目
詰り判定温度と比較し、ドラム出口最高温度がリントフ
ィルタ19の目詰り判定温度より低ければリントフィル
タ19が目詰りであることを報知する。 【効果】リントフィルタ目詰り検知用として専用に電流
センサを設けることなく、安価で精度の高い検出方法と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類乾燥機に係り、特
に、乾燥ドラム内に発生する糸屑や綿塵等の捕集をする
フィルタの目詰り度合いを検知する衣類乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衣類乾燥機は、機枠内に被乾燥物を収容
するように回転自在に支持された乾燥ドラムと、乾燥ド
ラムを回転駆動する駆動装置と、乾燥ドラムを含む通風
路に空気を流通させる送風装置と、乾燥ドラム内に流通
する空気を加熱する加熱装置と、乾燥ドラムの空気出口
を覆うように着脱自在に設けられ、集塵室を形成するフ
ィルタカバーとを備え、乾燥ドラム内の空気をフィルタ
カバーに形成した通気窓から集塵室を介して空気出口に
導き、ここに設けたリントフィルタで流通空気中の糸屑
や綿塵等を捕集するように構成されている。
【0003】リントフィルタが目詰り状態で乾燥する
と、通風量が減るに伴い、図5に示すように、加熱源で
あるPTCヒータの発熱量が落ち、それに伴い乾燥時間
が図6に示すように長くかかる不具合が生じる。この不
具合を防止するために、従来品はPTCヒータの発熱量
を、図7に示すように、電流の変化をカレントトランス
からなる電流センサで捕らえて検知し、リントフィルタ
が目詰りしたら知らせる目詰り報知装置を設けている。
しかし、PTCヒータの電流は同じリントフィルタの目
詰り量でも、図7に示す電源電圧特性や図8に示す外気
温特性によって異なるため、電源電圧,外気温補正を行
っている。そのため補正誤差が多く生じ精度が極めて悪
く、また電源電圧補正回路や外気温を検出する温度セン
サが必要となり高価なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来技術であ
るPTCヒータの電流値を電流センサによって捕らえ、
電源電圧補正,温度センサによる外気温補正から成るリ
ントフィルタ目詰り報知方式は、精度が悪く、高価な検
出方法であった。
【0005】本発明の目的は、安価な検出方法で精度向
上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ドラムの空
気出口の外側(リントフィルタの風下)で熱交ファンの
風上の位置に温度コントロール用に設けてある温度セン
サを併用し、ドラムの出口風温(リントフィルタ通過後
の風温)を検知するようにして、乾燥工程における出口
風温(リントフィルタ通過後の風温)の最高温度より、
リントフィルタの目詰りを判断する。
【0007】
【作用】減率乾燥区間のドラム出口風温の最高温度をサ
ーミスタからなる温度センサによって検出し、マイコン
に記憶させてあるリントフィルタ目詰り判定温度と比較
し、ドラム出口最大温度がリントフィルタ目詰り判定温
度より低ければリントフィルタ目詰りであることを報知
する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を各図を参照して説
明する。まず図1で一連の乾燥機の構成を説明する。外
枠1の後面に裏蓋2が止着してある。外枠1の前面に形
成した衣類投入口3、この出入口3を開閉するドア4を
外枠1の前面に位置し、外枠1に止着された金属製の環
状のドラム支持板5と機枠1内の後部に配設された後部
軸受6に乾燥室となるドラム7が回転自在に支持されて
いる。ドラム7の後面は多数の孔から成る熱気出口8を
形成している。ドラム支持板5の下部に形成された熱気
入口9へ、ファンケーシング11の通気口12から連通
される循環路10が形成されている。熱気入口9に対向
して正特性サーミスタから成るハニカム状ヒータ13
が、ドラム支持板5に固着されたL字形ダクト14内に
納められる。ファンケーシング11内に、熱交換型の両
面ファン16が後部軸受6にメタルを介して回転自在に
軸支されている。外枠1内上部に電動機18が配設され
アイドラプーリを含むプーリ及びベルト24によりドラ
ム7を回転させ、両面ファン16をプーリベルトにより
回転させる。ドラム7の熱気出口8を覆うように内方向
から取付けられたリントフィルタ19とリントフィルタ
19を覆うようにフィルタカバー27が装着されてい
る。循環風路内のファンケーシング11の熱気出口8に
面した所にサーミスタから成る温度センサ20と湿度セ
ンサ22が乾燥空気の状態変化を検知するために取付け
てあり、又、外気温度を検知するために裏蓋2の冷却風
入口2a部にサーミスタから成る温度センサ21が取付
けてある。外枠1内前部には、一連の乾燥作業を遂行さ
せる制御装置25が配置されている。外枠1のフロント
面には操作部26aと表示部26bが配置されている。
【0009】以下、動作を説明する。運転を行う時は、
まず、ドア4を開け脱水した衣類をドラム7に収納して
電源(図示せず)を入れて電動機18及びヒータ13に
通電されドラム7が低速で回転、又、両面ファン16が
高速でそれぞれ回転する。循環路10の空気は、ヒータ
13により加熱され、高温の乾燥空気として熱気入口9
よりドラム7内へ吸い込まれる。ドラム7内へ送られた
高温の乾燥空気はドラム7内の衣類と接触し、衣類に含
まれた水分の蒸発を促し、高温高湿の空気となりフィル
タカバー27内のリントフィルタ19で布屑が捕集され
た後、ファンケーシング11内の両面ファン16に吸い
込まれる。両面ファン16に裏蓋2の冷却風入口2aよ
り吸い込まれた機外空気により露点温度以下に冷却さ
れ、両面ファン16の循環路側に凝縮水を生じる。生じ
た凝縮水は循環路10の排水口15より機外へ排出され
る。両面ファン16を通過する際に水分の一部を失った
循環空気は除湿空気となりL字形ダクト14内に設けて
あるヒータ13により加熱された後、高温の乾燥空気と
して、再び、ドラム7内へ送られ、衣類の乾燥に利用さ
れる。
【0010】リントフィルタ19の目詰りについて説明
する。図2は、乾燥過程におけるファンケーシング11
の熱気出口8に面した所に取付けてある温度センサ20
の温度変化を示したものである。実線は、リントフィル
タ19が目詰りしていない時で、点線は、リントフィル
タ19が目詰りしている時の温度変化である。図2に示
すようにリントフィルタ19が目詰りすると温度が上が
らなくなる。図3に図2の減率乾燥から冷却乾燥にかけ
ての最高温度とリントフィルタ19の目詰り度合いの関
係を示す。図4は、電気系統のブロック図を示したもの
である。制御装置25のマイクロコンピュータに目詰り
の判定温度を記憶させておき、乾燥工程の温度センサ2
0の最高温度と比較を行い、温度センサ20の最高温度
が判定温度以下になっていたら冷却乾燥工程から表示部
26bにリントフィルタ19の目詰りを表示し、知らせ
る。
【0011】図3に示すように、外気温によってリント
フィルタ19の目詰り度合いと最高温度の関係が多少異
なっているので、外気温検知用温度センサ21による外
気温補正を加えれば更に精度があがる。
【0012】一実施例は、乾燥工程の温度センサ20の
最高温度を検出して、比較判定する方式を取っている
が、乾燥工程の温度センサ20の定時間おきの平均値に
よる比較判定方式でも同じ効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、既存の温度コントロー
ル用の温度センサをリントフィルタ目詰り検知に併用す
ることで、従来の電流検知方式のように、リントフィル
タ目詰り検知用として専用に電流センサを設けることな
く、また電源電圧補正などが不要となり、極めて安価な
検出方法になる。更に、従来の電流検知方式は、電流セ
ンサ(カレントトランス),温度補正用の温度センサ
(サーミスタ),電源電圧補正用回路が必要となり、こ
れらセンサ,回路の誤差が集積して精度が悪いのに対し
て、本発明の温度検知方式は、温度センサ(サーミス
タ)の精度誤差だけになるため、極めて精度の高い検出
方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衣類乾燥機の断面図。
【図2】乾燥工程におけるリントフィルタ風下の温度変
化を示す説明図。
【図3】リントフィルタ目詰り度合いと乾燥工程におけ
る最高温度との特性図。
【図4】電気的構成ブロック図。
【図5】リントフィルタ目詰り度合とヒータ発熱量の特
性図。
【図6】リントフィルタ目詰り度合と乾燥時間の特性
図。
【図7】電源電圧とヒータ電流特性図。
【図8】外気温とヒータ電流特性図。
【符号の説明】
2a…冷却風入口、7…ドラム、8…熱気出口、11…
ファンケーシング、13…ヒータ、16…両面ファン、
18…電動機、19…リントフィルタ、20…温度セン
サ、21…温度センサ、25…制御装置、26b…表示
部、27…フィルタカバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類を乾燥するための乾燥室と、前記乾燥
    室の吸込み側に加熱する発熱体と、前記乾燥室の吐き出
    し側に熱交換器と前記乾燥室に送風を行う送風部を備え
    もつ衣類乾燥機において、前記乾燥室の出口の温度を検
    知し、検出温度よりリントフィルタの目詰りを判断し
    て、目詰りを検知させる報知装置を備えたことを特徴と
    する衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記乾燥室の出口で乾
    燥工程の最高温度を検出する衣類乾燥機。
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