JPH0619012U - 直流き電電圧補償装置の制御回路 - Google Patents

直流き電電圧補償装置の制御回路

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JPH0619012U
JPH0619012U JP5892492U JP5892492U JPH0619012U JP H0619012 U JPH0619012 U JP H0619012U JP 5892492 U JP5892492 U JP 5892492U JP 5892492 U JP5892492 U JP 5892492U JP H0619012 U JPH0619012 U JP H0619012U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 き電線に立ち上りの大きい負荷電流が流れて
も制御アンプの応答遅れに関係なくき電電圧をほぼ一定
に保つ。 【構成】 電圧設定とき電電圧の偏差を電圧制御アンプ
9で増幅し位相制御回路18により位相パルスを作り整
流器1と直列に接続された直流き電電圧補償装置を位相
制御するものにおいて、補償装置2の入力電流信号をア
ンプ11で増幅し固定位相設定器12で分圧して固定位
相信号を作り、これを位相制御回路18に入れ、電圧制
御アンプ9に制御遅れのある場合固定位相信号により直
流き電電圧補償を行い、負荷電流が臨界電流以下の場合
はこの電流をコンパレータ12で検出し、スイッチSW
1をオフとして直流き電電圧補償をやめて直流電圧の上
昇を防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直流電気鉄道変電所においてシリコン整流器と直列に接続されて使 用されている直流き電電圧補償装置の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直流き電電圧補償装置(以下DCVRという)の制御回路を図4,図5 に示す。
【0003】 図4,図5において、1は3相入力を整流してき電線P,Nに出力するシリコ ン整流器、2はシリコン整流器1と直列に接続され負荷電流によりシリコン整流 器出力電圧が低下するのを補償するDCVRである。
【0004】 DCVR2の制御回路は、電圧設定器3の電圧設定値と直流電圧検出器8から の直流電圧の偏差を電流リミッタ付の電圧制御アンプ9で増幅し、位相制御回路 18で位相パルスを作り、ゲート信号発生回路19にてDCVR2の制御素子を 制御し、図6に示すようにシリコン整流器出力電圧+DCVR出力電圧が一定と なるように制御している。
【0005】 なお電圧制御アンプ9は、図5に示すように変流器CT1,CT2及び整流器5 からなる電流検出回路4により検出したDCVR入力電流をコンパレータ7で電 流設定器6の設定値と比較し、負荷電流がDCVR許容最大電流設定値ISを越 えたとき電流リミッタがかかりDCVR2の出力電圧を垂下させて、DCVRの 出力電流が許容値を越えないようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来制御回路では、直流電圧Vを直流電圧検出器8で検出しフィードバッ クしているが、この直流電圧検出器8の応答時間は約0.3secとかなり長い 。従って電圧制御アンプ9の時定数も長くせざるを得なくなる。このため次の欠 点がある。
【0007】 力行車両が当該の変電所のき電区間に入ってきたとき、或は当該き電区間にあ る車両が始動した時、又は惰行から力行に切換えた時には、立上りの大きい電流 が流れる。
【0008】 この立上りの大きい電流が流れると、電圧制御アンプ9の時定数が長く応答が 遅いので、図7に示すようにDCVR2の出力電圧は負荷電流の動きに追随でき ずに大きく低下し、変電所の出力電圧Vはシリコン整流器1だけの電圧に近づい てしまう。
【0009】 本考案は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と するところは、き電線に立上りの大きい負荷電流が流れても制御アンプの応答遅 れに関係なくき電電圧をほぼ一定に保つことができる直流き電電圧補償装置の制 御回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における直流き電電圧補償装置の制御回路 は、 電圧設定とき電電圧検出信号との偏差を電圧制御アンプで増幅し位相制御 回路により位相パルスを作り整流器と直列に接続された直流き電電圧補償装置を 位相制御するものにおいて、 直流き電電圧補償装置の入力又は出力電流検出信号からこの電流検出信号に比 例した固定位相信号を作り、この信号を前記位相制御回路に出力する固定位相設 定回路と、 固定位相設定回路の入力側乃至出力側に設けたスイッチと、 電流検出信号から電流が臨界電流以下になったことを検出し前記スイッチをオ フとするコンパレータを設けてなるものである。
【0011】 また、電流検出信号から過電流を検出し固定位相設定の入力側乃至出力側に設 けたスイッチをオフとするコンパレータを設けるとよい。
【0012】
【作用】
固定位相設定回路は、直流き電線補償装置の入力又は出力電流に比例した固定 位相信号を作り位相制御回路に出力する。
【0013】 通常電圧制御アンプからの信号が高いので位相制御回路は電圧制御アンプの出 力により位相制御パルスを出力しゲート信号発生回路を介して直流き電電圧補償 装置を制御する。
【0014】 この直流き電電圧補償装置のあるき電区間に力行車が入って来るなどして立上 りの大きな負荷電流が増加すると電圧制御アンプがこれに追随できず、き電電圧 は整流器だけの電圧に下がるところ、位相制御回路に固定位相信号が入力してお り、き電電圧補償装置はこの固定位相信号に基づく補償電圧を出力することがで きる。
【0015】 電流が臨界電流以下となると整流器の出力電圧が高くなるが、コンパレータは この臨界電流を検出すると固定位相設定回路の入力側乃至入力側に設けたスイッ チをオフとし固定位相信号の発生乃至出力を妨げる。
【0016】 このため電流が臨界電流以下のときは固定位相信号に基づく補償電圧が出力さ れることがないので、き電電圧が整流器の出力電圧以上に高くなることはない。
【0017】 第2のコンパレータは、過電流を検出すると前記スイッチをオフとする。この ため過電流時には固定位相信号によるき電電圧の補償が働くことはなく安全であ る。
【0018】
【実施例】 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0019】 図1は実施例1にかかるDCVRの制御回路を、図2は負荷電流−出力電流特 性図を、図3は実施例2にかかるDCVRの制御回路の固定位相回路を示す。な お、図中従来図4,図5に示したものと同一構成部分は同一符号を付してその重 複する説明を省略する。
【0020】 実施例1 図1において、17は電圧アンプ9と位相制御回路18との間に抵抗R1を介 して接続されたアンプ、10はこのアンプ17に抵抗R2を介して固定位相信号 を出力する固定位相回路である。
【0021】 固定位相回路10は、入力電流検出回路4からのDCVRの入力電流信号を増 幅するリミッタ付アンプ11と、アンプ11の出力を分圧し固定位相信号の設定 をする固定位相設定器12と、入力電流信号からシリコン整流器1の臨界電流( 2〜3A)を検出するコンパレータ13と、コンパレータ13が臨界電流を検出 すると動作しアンプ11の出力を切るアナログスイッチSW1からなる。
【0022】 入力電流が臨界電流以上の場合アナログスイッチSW1が入っており、固定位 相回路10が働くので、入力電流を増幅するアンプ11の出力電圧はスイッチS W1を通って設定器VRにより固定位相設定される。
【0023】 この固定位相信号レベルは、図2のcに示すように、この固定位相信号によっ てDCVR2が制御された場合、出力電圧Vが定格電圧とならないようにする。
【0024】 即ち、電圧制御アンプ9が有効に動作するレベルであって、入力電流(∝負荷 電流)が大きくなると高くなり、かつ一定出力電圧よりやや低い所にあって、特 性の傾斜がシリコン整流器1のレギュレーション(約6%〜8%)に合うように 決定する。
【0025】 したがって、臨界電流以上の負荷電流が流れている状態において、負荷電流が 急激に増加しVアンプ9がこれに追従し得なかったとしても位相制御回路18に はアンプ17を介して固定位相信号が入力しているので、直流電圧は図2の固定 位相出力特性以下となることはない。
【0026】 また、臨界電流以下ではシリコン整流器1のスナバ回路にあるスナバコンデン サがピーク充電して定格電圧より高い電圧(1800〜1900V)になる。こ のような状態において固定位相信号が位相制御回路18に入ると、DCVRが働 き更に直流電圧が上昇する。
【0027】 しかし、臨界電流以下ではコンパレータ13が動作しアナログスイッチSW1 が切れると固定位相信号が位相制御回路18に入力することがないので直流電圧 VがDCVR2により上昇することはない。
【0028】 実施例2 図3について、41は変流器CT1,CT2の回路に設けた補助変流器CT11, CT12及び整流器51からなる第1の入力電流検出回路、11はこの回路から入 力電流信号を増幅しアナログスイッチSW1に出力するリミッタ付アンプ、14 は入力電流信号から過電流を検出し論理和回路OR1を介してアナログスイッチ SW1を切るコンパレータ。
【0029】 42は変流器CT1,CT2の回路に設けられた補助変流器CT21,CT22及び 整流器51からなる第2の入力電流検出回路、13はこの回路からの入力電流信 号から臨界電流を検出し、上記論理和回路OR1を介してアナログスイッチSW1 を切るコンパレータ、15はコンパレータ13の入力を非直線的に制限するバリ スタである。
【0030】 この実施例では、負荷電流が過電流領域に入るとリミッタ13が過電流を検出 し、アナログスイッチSW1を切りアンプ17への固定位相信号の出力を停止す るので、過電流領域で固定位相出力特性がなくなる。
【0031】 このため過電流領域において負荷電流が急に増加した場合固定位相出力特性が 働かないので、出力電圧はシリコン整流器の電圧レベルまで下がるので負荷電流 の急増が緩和される。
【0032】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0033】 (1)臨界電流より大きいところに固定位相信号が入っているので、き電区間に 力行車が入るなど急激な出力電流変化が起きても電圧アンプのループに関係なく 出力電圧の変化量を小さくすることができる。
【0034】 (2)固定位相信号は臨界電流以下で切られるので、無負荷時の直流電圧はシリ コン整流器の臨界電流以下でのはね上り電圧だけとなり、それ以上に高くなるこ とはない。
【0035】 (3)固定位相信号レベルは負荷電流に比例するので、固定位相による補正分を 加えた直流電圧は広範囲で定電圧近くなり、広範囲で出力電圧の変動幅を小さく することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図。
【図2】実施例の負荷電流−出力電圧特性図。
【図3】他の実施例を示す回路図。
【図4】従来例を示す回路図。
【図5】図4における電流リミッタの作成部を示す回路
図。
【図6】従来の負荷電流−出力電圧特性図。
【図7】電圧ドロップの説明図。
【符号の説明】
1…シリコン整流器 2…直流き電電圧補償装置(DCVR) 3…電圧設定器 4,41,42…入力電流検出回路 6…電流設定器 7,13,14…コンパレータ 8…直流電圧検出器 9,11,17…アンプ 10…固定位相設定回路 12…固定位相設定器 15…バリスタ 18…位相制御回路 19…ゲート信号発生回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧設定とき電電圧検出信号との偏差を
    電圧制御アンプで増幅し位相制御回路により位相パルス
    を作り整流器と直列に接続された直流き電電圧補償装置
    を位相制御するものにおいて、 直流き電電圧補償装置の入力又は出力電流検出信号から
    この電流検出信号に比例した固定位相信号を作り、この
    信号を前記位相制御回路に出力する固定位相設定回路
    と、 固定位相設定回路の入力側乃至出力側に設けたスイッチ
    と、 電流検出信号から電流が臨界電流以下になったことを検
    出し前記スイッチをオフとするコンパレータを設けたこ
    とを特徴とする直流き電電圧補償装置の制御回路。
  2. 【請求項2】 電流検出信号から過電流を検出し固定位
    相設定の入力側乃至出力側に設けたスイッチをオフとす
    る第2のコンパレータを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の直流き電電圧補償装置の制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011051558A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Railway Technical Res Inst 超電導直流き電システム、および直流き電方法
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