JPH06189861A - 金属製真空二重壁容器及びその製造方法 - Google Patents
金属製真空二重壁容器及びその製造方法Info
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- JPH06189861A JPH06189861A JP4344927A JP34492792A JPH06189861A JP H06189861 A JPH06189861 A JP H06189861A JP 4344927 A JP4344927 A JP 4344927A JP 34492792 A JP34492792 A JP 34492792A JP H06189861 A JPH06189861 A JP H06189861A
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- A47J41/02—Vacuum-jacket vessels, e.g. vacuum bottles
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/10—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of tubular bodies
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- A47J41/028—Constructional details of the elements forming vacuum space made of metal
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 内容器と外容器のうち少なくとも一部が、予
めビッカース硬度250〜600の範囲に圧延調整した
ステンレス鋼板を塑性加工して形成されるとともに、こ
れら内容器と外容器を接合一体化した容器を真空排気処
理と同時に200〜600℃で低温焼鈍してなる金属製
真空二重壁容器である。 【効果】 容器を構成するステンレス鋼板の硬度を調整
することが可能となり、その硬度を高めることによって
板厚を従来品よりも薄くしても外力による耐衝撃が保た
れ、従来より軽量な金属製真空二重壁容器を製造するこ
とができる。
めビッカース硬度250〜600の範囲に圧延調整した
ステンレス鋼板を塑性加工して形成されるとともに、こ
れら内容器と外容器を接合一体化した容器を真空排気処
理と同時に200〜600℃で低温焼鈍してなる金属製
真空二重壁容器である。 【効果】 容器を構成するステンレス鋼板の硬度を調整
することが可能となり、その硬度を高めることによって
板厚を従来品よりも薄くしても外力による耐衝撃が保た
れ、従来より軽量な金属製真空二重壁容器を製造するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用魔法瓶、ポッ
ト、ジャーなどとして使用されるステンレス鋼製真空二
重壁容器とその製造方法に関するものである。
ト、ジャーなどとして使用されるステンレス鋼製真空二
重壁容器とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼製の真空二重壁容器にあっ
ては、落下、衝撃による外傷、変形を防止できるような
十分な機械的強度が必要とされ、特に携帯用の容器では
より大きい強度が要求される。容器の強度はそれを構成
するステンレス鋼板自体の硬度にほぼ比例するものであ
る。従って十分に硬度の高いステンレス鋼を用いれば二
重壁容器を構成するステンレス鋼板材の厚さを薄くし、
その結果、ステンレス鋼製真空二重壁容器の大幅な軽量
化を実現することが可能となる。
ては、落下、衝撃による外傷、変形を防止できるような
十分な機械的強度が必要とされ、特に携帯用の容器では
より大きい強度が要求される。容器の強度はそれを構成
するステンレス鋼板自体の硬度にほぼ比例するものであ
る。従って十分に硬度の高いステンレス鋼を用いれば二
重壁容器を構成するステンレス鋼板材の厚さを薄くし、
その結果、ステンレス鋼製真空二重壁容器の大幅な軽量
化を実現することが可能となる。
【0003】ステンレス鋼板の硬度を高めるには、金属
加工において金属結晶粒の微細化およびマルテンサイト
変態により硬化作用(加工硬化)を高めるためにステン
レス鋼素材の加工度を大きくする方法がある。
加工において金属結晶粒の微細化およびマルテンサイト
変態により硬化作用(加工硬化)を高めるためにステン
レス鋼素材の加工度を大きくする方法がある。
【0004】一方、金属製真空二重壁容器における真空
封止方法としては、例えば、特開昭59−103633
号公報、特開昭61−106119号公報或いは特開昭
58−192516号公報にそれぞれ記載されているよ
うに、真空下または大気下で400℃〜1200℃の温
度範囲で外容器に取り付けたチップ管を介して所定の真
空度に排気した後、チップ管を圧接して封止する方法、
あるいは加熱処理し、固形ろう材を溶融し真空封止する
方法が知られている。
封止方法としては、例えば、特開昭59−103633
号公報、特開昭61−106119号公報或いは特開昭
58−192516号公報にそれぞれ記載されているよ
うに、真空下または大気下で400℃〜1200℃の温
度範囲で外容器に取り付けたチップ管を介して所定の真
空度に排気した後、チップ管を圧接して封止する方法、
あるいは加熱処理し、固形ろう材を溶融し真空封止する
方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のステンレス鋼製
真空二重壁容器の製造方法では、冷間圧延鋼板、例えば
表面仕上げJIS規格のNo.2B材などのステンレス
鋼板を、丸め加工、絞り加工、溶接加工等によって容器
を形成しており、加工工程により硬度が決定されてしま
い、それぞれの最低板厚より薄くすることは不可能であ
った。
真空二重壁容器の製造方法では、冷間圧延鋼板、例えば
表面仕上げJIS規格のNo.2B材などのステンレス
鋼板を、丸め加工、絞り加工、溶接加工等によって容器
を形成しており、加工工程により硬度が決定されてしま
い、それぞれの最低板厚より薄くすることは不可能であ
った。
【0006】さらに真空封止時の加熱処理により、加工
硬化された二重壁容器のステンレス鋼が焼鈍によって硬
度低下を起こす場合がある。すなわち、加工硬化により
高硬度化したステンレス鋼は600℃以上の温度で焼鈍
することにより軟化してしまう。また600℃〜800
℃で固溶炭素が炭化物となって析出し、鋭敏化して粒界
腐食を生じやすくなり耐食性が低下する。さらに100
0℃〜1200℃の加熱により炭化物を固溶化させてオ
ーステナイト組織に戻すことにより硬度が戻り軟らかく
なってしまう。なお真空排気時の加熱は、ステンレス鋼
中の残留ガス成分を十分に排気し高真空とするために重
要であり、実使用温度以上が必要であり、例えば魔法瓶
では熱湯を保管することから100℃以上が必要であ
る。これらのことから、軽量な真空二重壁容器を製造す
るにあたっては、使用するステンレス鋼材の硬度を高
め、熱処理による耐食性を考慮し、軟化を防止する条件
を選定する必要がある。
硬化された二重壁容器のステンレス鋼が焼鈍によって硬
度低下を起こす場合がある。すなわち、加工硬化により
高硬度化したステンレス鋼は600℃以上の温度で焼鈍
することにより軟化してしまう。また600℃〜800
℃で固溶炭素が炭化物となって析出し、鋭敏化して粒界
腐食を生じやすくなり耐食性が低下する。さらに100
0℃〜1200℃の加熱により炭化物を固溶化させてオ
ーステナイト組織に戻すことにより硬度が戻り軟らかく
なってしまう。なお真空排気時の加熱は、ステンレス鋼
中の残留ガス成分を十分に排気し高真空とするために重
要であり、実使用温度以上が必要であり、例えば魔法瓶
では熱湯を保管することから100℃以上が必要であ
る。これらのことから、軽量な真空二重壁容器を製造す
るにあたっては、使用するステンレス鋼材の硬度を高
め、熱処理による耐食性を考慮し、軟化を防止する条件
を選定する必要がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ステンレス鋼板の加工硬度を高めることによって軽
量かつ衝撃強度に優れたステンレス製真空二重壁容器の
提供を目的としている。
で、ステンレス鋼板の加工硬度を高めることによって軽
量かつ衝撃強度に優れたステンレス製真空二重壁容器の
提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
製の内容器と外容器とをそれぞれ口部で接合一体化して
二重壁構造としてなるとともに、上記内容器と外容器の
間の空隙を真空断熱層として形成してなる真空二重壁容
器において、少なくとも外容器の丸め加工で形成される
胴部がビッカース硬度250〜600の硬度の鋼板より
なることを特徴とする金属製真空二重壁容器である。
製の内容器と外容器とをそれぞれ口部で接合一体化して
二重壁構造としてなるとともに、上記内容器と外容器の
間の空隙を真空断熱層として形成してなる真空二重壁容
器において、少なくとも外容器の丸め加工で形成される
胴部がビッカース硬度250〜600の硬度の鋼板より
なることを特徴とする金属製真空二重壁容器である。
【0009】また請求項2の発明は、二重壁容器を形成
する内容器と外容器のうち、少なくとも外容器の鋼板
を、圧延してビッカース硬度250〜600の範囲とな
し、ついで容器状の筒体形状とした後、別途加工した内
容器と、それぞれの口部で接合一体化して金属製二重壁
容器とし、該金属製二重壁容器を200〜600℃の温
度下の真空雰囲気で熱処理して二重壁間の空隙を真空封
止してなることを特徴とする金属製真空二重壁容器の製
造方法である。
する内容器と外容器のうち、少なくとも外容器の鋼板
を、圧延してビッカース硬度250〜600の範囲とな
し、ついで容器状の筒体形状とした後、別途加工した内
容器と、それぞれの口部で接合一体化して金属製二重壁
容器とし、該金属製二重壁容器を200〜600℃の温
度下の真空雰囲気で熱処理して二重壁間の空隙を真空封
止してなることを特徴とする金属製真空二重壁容器の製
造方法である。
【0010】
【作用】本発明は加工圧延率が大きいステンレス鋼板
が、加工圧延率の小さいステンレス鋼板に比べ低温焼鈍
後における硬度の増加が大きいことに着目してなされた
もので、ステンレス鋼板を予め鋼板の時点で硬度を増す
ための加圧圧延を行い、その後、丸め加工、絞り加工、
張り出し加工、溶接加工等により金属製二重壁容器を形
成してさらに硬度を高め、その後200〜600℃の温
度下で真空排気処理して真空封止し常温に戻すことによ
り低温焼鈍されて更に容器の鋼板の強度を高めることが
できる。以上の条件を選定組み合わせることにより容易
に必要な強度を有した非常に軽い金属製二重壁容器を製
造することができる。また容器の板厚を薄くすることが
可能となるため材料費が節約でき安価な製品を製造でき
る。なお、板厚を従来品と同等にすれば、非常に強度に
優れた製品ができることは言うまでもない。また、予め
硬度を調整した調質圧延材を使用することも可能であ
る。
が、加工圧延率の小さいステンレス鋼板に比べ低温焼鈍
後における硬度の増加が大きいことに着目してなされた
もので、ステンレス鋼板を予め鋼板の時点で硬度を増す
ための加圧圧延を行い、その後、丸め加工、絞り加工、
張り出し加工、溶接加工等により金属製二重壁容器を形
成してさらに硬度を高め、その後200〜600℃の温
度下で真空排気処理して真空封止し常温に戻すことによ
り低温焼鈍されて更に容器の鋼板の強度を高めることが
できる。以上の条件を選定組み合わせることにより容易
に必要な強度を有した非常に軽い金属製二重壁容器を製
造することができる。また容器の板厚を薄くすることが
可能となるため材料費が節約でき安価な製品を製造でき
る。なお、板厚を従来品と同等にすれば、非常に強度に
優れた製品ができることは言うまでもない。また、予め
硬度を調整した調質圧延材を使用することも可能であ
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明に係る金属製真空二重壁容器の一例と
してステンレス鋼製の魔法瓶を示すものである。この魔
法瓶はステンレス鋼材からなる内容器1と同じくステン
レス鋼材からなる外容器2とをそれぞれの口部で接合一
体化するとともに、これら内容器1と外容器2との間の
空間に真空断熱層3を形成して構成されている。上記外
容器2は上部材4と胴部材5と底部材6とを溶接接合に
より一体化して構成されている。底部材6の略中央には
凹部7が設けられ、この凹部7の略中央には排気孔8が
形成されており、この排気孔8は真空排気処理の際の加
熱温度で溶融する金属系ろう材などからなる封止材9に
よって封止されている。
る。図1は本発明に係る金属製真空二重壁容器の一例と
してステンレス鋼製の魔法瓶を示すものである。この魔
法瓶はステンレス鋼材からなる内容器1と同じくステン
レス鋼材からなる外容器2とをそれぞれの口部で接合一
体化するとともに、これら内容器1と外容器2との間の
空間に真空断熱層3を形成して構成されている。上記外
容器2は上部材4と胴部材5と底部材6とを溶接接合に
より一体化して構成されている。底部材6の略中央には
凹部7が設けられ、この凹部7の略中央には排気孔8が
形成されており、この排気孔8は真空排気処理の際の加
熱温度で溶融する金属系ろう材などからなる封止材9に
よって封止されている。
【0012】このステンレス鋼製の魔法瓶は、内容器1
と外容器2の少なくとも該容器2を形成するための鋼板
を、予めビッカース硬度250〜600の範囲に圧延調
整し、さらに内容器1と外容器2を接合一体化した二重
壁容器を200〜600℃の温度下で真空排気処理し、
二重壁容器の壁間の空隙を真空に保って封止する。そし
てこれを常温下に冷却することにより、ステンレス鋼が
低温焼鈍されてなり、高硬度化した部分の板厚を薄くし
た構成になっている。
と外容器2の少なくとも該容器2を形成するための鋼板
を、予めビッカース硬度250〜600の範囲に圧延調
整し、さらに内容器1と外容器2を接合一体化した二重
壁容器を200〜600℃の温度下で真空排気処理し、
二重壁容器の壁間の空隙を真空に保って封止する。そし
てこれを常温下に冷却することにより、ステンレス鋼が
低温焼鈍されてなり、高硬度化した部分の板厚を薄くし
た構成になっている。
【0013】この魔法瓶を製造するには、予め圧延等に
よってビッカース硬度(Hv)250〜600の範囲に
圧延調整したステンレス鋼板を用い、これを丸め加工、
絞り加工、張り出し加工、溶接加工等によって二重壁容
器を作製し、容器口部を下向きにし、凹部7に封止材9
を入れて真空加熱炉に収容し、排気孔8を通して内容器
1と外容器2の間の空間を200℃〜600℃の温度下
で所定の真空度に真空排気し、そして容器の排気孔8を
封止材9を溶融させることによって封止する。この結果
容器を形成する鋼板は低温焼鈍が行われ、容器を構成す
るステンレス鋼板の硬度が増加されて製造される。
よってビッカース硬度(Hv)250〜600の範囲に
圧延調整したステンレス鋼板を用い、これを丸め加工、
絞り加工、張り出し加工、溶接加工等によって二重壁容
器を作製し、容器口部を下向きにし、凹部7に封止材9
を入れて真空加熱炉に収容し、排気孔8を通して内容器
1と外容器2の間の空間を200℃〜600℃の温度下
で所定の真空度に真空排気し、そして容器の排気孔8を
封止材9を溶融させることによって封止する。この結果
容器を形成する鋼板は低温焼鈍が行われ、容器を構成す
るステンレス鋼板の硬度が増加されて製造される。
【0014】このようにビッカース硬度250〜600
の範囲に圧延調整したステンレス鋼板を塑性加工して得
られた内容器と外容器とを接合一体化して金属製二重壁
容器を作製し、次いで金属製二重壁容器を200〜60
0℃の温度下で真空封止した後常温に戻すことによって
低温焼鈍がなされ、これによって容器を構成するステン
レス鋼板を高硬度化できることを実証するために次の実
験を行った。すなわち、ステンレス鋼板(SUS30
4)を0〜70%の範囲で冷間加工した各種鋼板を作製
し、これらのステンレス鋼板のビッカース硬度を測定す
るとともに、これらのステンレス鋼板を200℃30
分、400℃30分及び600℃30分の低温焼鈍を行
って低温焼鈍後のビッカース硬度を測定し、低温焼鈍に
よる加工率と硬度の関係を調べた。その結果を図2に示
す。また同じくステンレス鋼板(SUS304)におけ
る加工率と焼鈍温度の違いによる硬度の増加量を表1に
示す。
の範囲に圧延調整したステンレス鋼板を塑性加工して得
られた内容器と外容器とを接合一体化して金属製二重壁
容器を作製し、次いで金属製二重壁容器を200〜60
0℃の温度下で真空封止した後常温に戻すことによって
低温焼鈍がなされ、これによって容器を構成するステン
レス鋼板を高硬度化できることを実証するために次の実
験を行った。すなわち、ステンレス鋼板(SUS30
4)を0〜70%の範囲で冷間加工した各種鋼板を作製
し、これらのステンレス鋼板のビッカース硬度を測定す
るとともに、これらのステンレス鋼板を200℃30
分、400℃30分及び600℃30分の低温焼鈍を行
って低温焼鈍後のビッカース硬度を測定し、低温焼鈍に
よる加工率と硬度の関係を調べた。その結果を図2に示
す。また同じくステンレス鋼板(SUS304)におけ
る加工率と焼鈍温度の違いによる硬度の増加量を表1に
示す。
【0015】
【表1】
【0016】これら図2および表1から明らかなよう
に、ステンレス鋼板の加工率を増すことによりHvが増
加し、また冷間加工したステンレス鋼板を200〜60
0℃で熱処理した後常温に戻して低温焼鈍を行うと、さ
らにHvが増加することがわかった。従って、二重壁容
器の材料とするステンレス鋼板をあらかじめ材料鋼板の
時に硬度を増すための加圧圧延を行い、さらに丸め加
工、絞り加工、張り出し加工、溶接加工等を行い、二重
壁容器とした後、二重壁容器の壁間の空間の真空排気処
理の際、200〜600℃の温度下で加熱を行い、真空
封止後常温に戻すと低温焼鈍が行なわれ、これによって
ステンレス鋼の硬度が増大し、その結果、ステンレス鋼
製真空二重壁容器の板厚を薄くして容器の軽量化を図る
ことが可能となる。材料とするステンレス鋼板のビッカ
ース硬度がHv250より小さいと、製品化後の硬度が
十分に高まらず板材を薄くして軽量化を図るという効果
が十分に得られない。またHv600より大きいとその
鋼板の塑性加工が困難となる。また低温焼鈍の温度が2
00℃より低いと、低温焼鈍による硬度増加が少なく、
600℃よりも高くすると、硬度の低下や耐食性の悪化
を招いてしまう。
に、ステンレス鋼板の加工率を増すことによりHvが増
加し、また冷間加工したステンレス鋼板を200〜60
0℃で熱処理した後常温に戻して低温焼鈍を行うと、さ
らにHvが増加することがわかった。従って、二重壁容
器の材料とするステンレス鋼板をあらかじめ材料鋼板の
時に硬度を増すための加圧圧延を行い、さらに丸め加
工、絞り加工、張り出し加工、溶接加工等を行い、二重
壁容器とした後、二重壁容器の壁間の空間の真空排気処
理の際、200〜600℃の温度下で加熱を行い、真空
封止後常温に戻すと低温焼鈍が行なわれ、これによって
ステンレス鋼の硬度が増大し、その結果、ステンレス鋼
製真空二重壁容器の板厚を薄くして容器の軽量化を図る
ことが可能となる。材料とするステンレス鋼板のビッカ
ース硬度がHv250より小さいと、製品化後の硬度が
十分に高まらず板材を薄くして軽量化を図るという効果
が十分に得られない。またHv600より大きいとその
鋼板の塑性加工が困難となる。また低温焼鈍の温度が2
00℃より低いと、低温焼鈍による硬度増加が少なく、
600℃よりも高くすると、硬度の低下や耐食性の悪化
を招いてしまう。
【0017】なお、この例では金属製真空二重壁容器と
してステンレス鋼製魔法瓶を例示したが、本発明はこれ
以外の金属製真空二重壁容器にも適用が可能であること
は言うまでもない。例えばステンレス鋼製魔法瓶として
は図3に示すように真空封止をチップ管10の圧接によ
り行うものや、図5に示すステンレス製弁当箱用ジャ
ー、さらにステンレス鋼製コップ類、真空断熱調理器な
どである。
してステンレス鋼製魔法瓶を例示したが、本発明はこれ
以外の金属製真空二重壁容器にも適用が可能であること
は言うまでもない。例えばステンレス鋼製魔法瓶として
は図3に示すように真空封止をチップ管10の圧接によ
り行うものや、図5に示すステンレス製弁当箱用ジャ
ー、さらにステンレス鋼製コップ類、真空断熱調理器な
どである。
【0018】(製造例1)図1に示す携帯用魔法瓶の外
容器2は、ステンレス鋼板より絞り加工によって形成さ
れた上部材4、底部材6及び、丸め加工によって形成さ
れた胴部材5を溶接加工によって一体化したものであ
り、この外容器2と内容器とを口部で接合一体化した二
重壁容器を真空加熱炉に入れて真空排気を行いつつ50
0℃の加熱により金属系ろう材よりなる封止材7の溶融
により真空封止後、製品とした。外容器の胴部材5とし
て、SUS304を20%の加工率で圧延した硬度32
0Hvのステンレス鋼板を用いて製品を作製し、その強
度を調べたところ、通常は0.5mm厚としていた板厚
を0.25mm程度にまで薄くすることが可能であっ
た。
容器2は、ステンレス鋼板より絞り加工によって形成さ
れた上部材4、底部材6及び、丸め加工によって形成さ
れた胴部材5を溶接加工によって一体化したものであ
り、この外容器2と内容器とを口部で接合一体化した二
重壁容器を真空加熱炉に入れて真空排気を行いつつ50
0℃の加熱により金属系ろう材よりなる封止材7の溶融
により真空封止後、製品とした。外容器の胴部材5とし
て、SUS304を20%の加工率で圧延した硬度32
0Hvのステンレス鋼板を用いて製品を作製し、その強
度を調べたところ、通常は0.5mm厚としていた板厚
を0.25mm程度にまで薄くすることが可能であっ
た。
【0019】(製造例2)図3の携帯用魔法瓶の外容器
2は、ステンレス鋼材より成形した図4に示すテーパ管
11よりプレス加工またはバルジ加工により成形した胴
部材5及び、絞り加工により形成された底部材6を溶接
加工によって一体化したものであり、この外容器2と内
容器とを口部で接合一体化した二重壁容器を真空加熱炉
に入れて真空排気を行いつつ450℃の大気中で銅パイ
プ10より真空排気後、このパイプ10を加圧圧着して
製品とした。この場合、外容器の胴部材3を調質圧延材
のSUS304の1/2H材を用いて製品を作製しその
強度を調べたところ、通常は0.4mm厚としていた板
厚を0.2mm程度にまで薄くすることが可能であっ
た。
2は、ステンレス鋼材より成形した図4に示すテーパ管
11よりプレス加工またはバルジ加工により成形した胴
部材5及び、絞り加工により形成された底部材6を溶接
加工によって一体化したものであり、この外容器2と内
容器とを口部で接合一体化した二重壁容器を真空加熱炉
に入れて真空排気を行いつつ450℃の大気中で銅パイ
プ10より真空排気後、このパイプ10を加圧圧着して
製品とした。この場合、外容器の胴部材3を調質圧延材
のSUS304の1/2H材を用いて製品を作製しその
強度を調べたところ、通常は0.4mm厚としていた板
厚を0.2mm程度にまで薄くすることが可能であっ
た。
【0020】(製造例3)図5の弁当用ジャーの外容器
2はステンレス鋼板より絞り加工により成形したもので
あり、この外容器2と内容器とを口部で接合一体化した
二重壁容器を真空炉に入れて真空排気を行いつつ300
℃の加熱により封止材の溶融により真空封止したもので
ある。この場合も、外容器2の材料としてSUS301
を10%の加工率で圧延した硬度330Hvのステンレ
ス鋼材を用いて製品を作製し、その強度を調べたとこ
ろ、通常は0.4mm厚としていた板厚を0.2mmとす
ることができた。
2はステンレス鋼板より絞り加工により成形したもので
あり、この外容器2と内容器とを口部で接合一体化した
二重壁容器を真空炉に入れて真空排気を行いつつ300
℃の加熱により封止材の溶融により真空封止したもので
ある。この場合も、外容器2の材料としてSUS301
を10%の加工率で圧延した硬度330Hvのステンレ
ス鋼材を用いて製品を作製し、その強度を調べたとこ
ろ、通常は0.4mm厚としていた板厚を0.2mmとす
ることができた。
【0021】なお、補足試験として、SUS304を2
0%の加工率で圧延した硬度320Hvのステンレス鋼
板を絞り加工して作製した部材について、600℃より
高い温度で処理したところ、高温焼鈍により硬度をあげ
ることはできなかった。またSUS304以外のステン
レス鋼、例えば、SUS301,SUS201,SUS
316で加工率と焼鈍温度の違いによる硬度の増加量を
調べたところ、SUS304と同様に圧延加工した鋼材
を200℃〜600℃の範囲において加工率を増すこと
により硬度を増加できることがわかった。
0%の加工率で圧延した硬度320Hvのステンレス鋼
板を絞り加工して作製した部材について、600℃より
高い温度で処理したところ、高温焼鈍により硬度をあげ
ることはできなかった。またSUS304以外のステン
レス鋼、例えば、SUS301,SUS201,SUS
316で加工率と焼鈍温度の違いによる硬度の増加量を
調べたところ、SUS304と同様に圧延加工した鋼材
を200℃〜600℃の範囲において加工率を増すこと
により硬度を増加できることがわかった。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば容
器を構成するステンレス鋼板の硬度を調整することが可
能となり、その硬度を高めることによって板厚を従来品
よりも薄くしても外力による衝撃に耐え得る硬度が得ら
れ、その結果従来より軽量な金属製真空二重壁容器を製
造することができる。また容器の板厚を薄くすることが
可能となるため材料費が節約でき安価な製品を製造でき
る。さらに板厚を従来品と同等にしてステンレス鋼板を
高硬度化すれば、非常に強度に優れた製品が製造可能で
ある。
器を構成するステンレス鋼板の硬度を調整することが可
能となり、その硬度を高めることによって板厚を従来品
よりも薄くしても外力による衝撃に耐え得る硬度が得ら
れ、その結果従来より軽量な金属製真空二重壁容器を製
造することができる。また容器の板厚を薄くすることが
可能となるため材料費が節約でき安価な製品を製造でき
る。さらに板厚を従来品と同等にしてステンレス鋼板を
高硬度化すれば、非常に強度に優れた製品が製造可能で
ある。
【図1】本発明に係る金属製真空二重壁容器の一例であ
るステンレス鋼製魔法瓶の正面断面図である。
るステンレス鋼製魔法瓶の正面断面図である。
【図2】ステンレス鋼板の低温焼鈍による加工率と硬度
の関係を表すグラフである。
の関係を表すグラフである。
【図3】本発明に係る金属製真空二重壁容器の第2の例
であるステンレス鋼製魔法瓶の正面断面図である。
であるステンレス鋼製魔法瓶の正面断面図である。
【図4】同じ魔法瓶の構成部材の作製に用いたテーパ管
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】本発明に係る金属製真空二重壁容器の一例であ
るステンレス鋼製の弁当用ジャーの正面断面図である。
るステンレス鋼製の弁当用ジャーの正面断面図である。
1……内容器、2……外容器、3……真空断熱層、4…
…上部材、5……胴部材、6……底部材、7……凹部、
8……排気孔、9……封止材、10……チップ管。
…上部材、5……胴部材、6……底部材、7……凹部、
8……排気孔、9……封止材、10……チップ管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山木 純 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 加藤 隆 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 金属製の内容器と外容器とをそれぞれ口
部で接合一体化して二重壁構造としてなるとともに、上
記内容器と外容器の間の空隙を真空断熱層として形成し
てなる真空二重壁容器において、 少なくとも外容器の丸め加工で形成される胴部がビッカ
ース硬度250〜600の硬度の鋼板よりなることを特
徴とする金属製真空二重壁容器。 - 【請求項2】 二重壁容器を形成する内容器と外容器の
うち、少なくとも外容器の鋼板を、圧延してビッカース
硬度250〜600の範囲となし、ついで容器状の筒体
形状とした後、別途加工した内容器と、それぞれの口部
で接合一体化して金属製二重壁容器とし、該金属製二重
壁容器を200〜600℃の温度下の真空雰囲気で熱処
理して二重壁間の空隙を真空封止してなることを特徴と
する金属製真空二重壁容器の製造方法。
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EP (1) | EP0603613B1 (ja) |
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