JPH06189534A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH06189534A
JPH06189534A JP35354692A JP35354692A JPH06189534A JP H06189534 A JPH06189534 A JP H06189534A JP 35354692 A JP35354692 A JP 35354692A JP 35354692 A JP35354692 A JP 35354692A JP H06189534 A JPH06189534 A JP H06189534A
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JP
Japan
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control circuit
oscillation control
input
power supply
turned
Prior art date
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Pending
Application number
JP35354692A
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English (en)
Inventor
Koji Nakahira
浩二 中平
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流入力オフ後の不所望な再起動を防止する
と共に、交流入力投入時の起動時間が長くなるのを防止
することができるようにしたスイッチング電源装置を提
供する。 【構成】 起動抵抗32に直列にしかもそこに印加され
る電圧に対して逆方向にツェナダイオード36を挿入
し、交流入力ACをオフして発振制御回路12の動作が
停止した時点でこのツェナダイオード36および起動抵
抗32を通して流れる電流Iの大きさが、発振制御回路
12を起動させるために最低限必要な電流よりも小さく
なるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、他励式のスイッチン
グ電源装置に関し、より具体的には、交流入力オフ後の
不所望な再起動を防止する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチング電源装置の従来例
を図4に示す。このスイッチング電源装置は、一次巻線
8a、二次巻線8bおよび補助巻線8cを有するトラン
ス8と、ブリッジ整流回路4および平滑コンデンサ6を
有していて交流入力ACを整流して直流電力をこのトラ
ンス8の一次巻線8aに供給する一次側整流回路2と、
トランス8の一次巻線8aに直列接続されたスイッチン
グ素子(図示例はトランジスタであるがFETの場合も
ある)10と、このスイッチング素子10のスイッチン
グを制御する他励式の発振制御回路12と、整流ダイオ
ード28およびコンデンサ30を有していてトランス8
の補助巻線8cの出力を整流してこの発振制御回路12
の電源端子14に供給する補助側整流回路26と、一次
側整流回路2の正の出力側と発振制御回路12の電源端
子14との間に接続された起動抵抗32とを備えてい
る。
【0003】トランス8の二次巻線8bには整流ダイオ
ード34が接続されているが、その他の二次側の回路
は、この発明の本質に関係がないのでここでは図示を省
略している。
【0004】発振制御回路12には、種々の公知の回路
が採り得るが、その一例を図5に示す。この発振制御回
路12は、発振回路22およびパルス幅制御回路24を
含んでおり、通常はICで構成されている。パルス幅制
御回路24は、フィードバック端子18を経由してトラ
ンス8の二次側から与えられるフィードバック信号FB
に基づいて、出力端子16を経由してスイッチング素子
10に与える駆動信号のパルス幅を制御して、二次側の
出力電圧を一定に制御する。14は前述した電源端子、
20はグラウンド端子である。
【0005】このスイッチング電源装置の起動時の動作
を説明すると、交流入力ACが供給されると一次側整流
回路2からの出力によってまず起動抵抗32を通してコ
ンデンサ30が充電され、それによって発振制御回路1
2の電源端子14の電圧V3が発振制御回路12の起動
開始電圧(例えば20V)になると、発振制御回路12
が動作してスイッチング素子10のスイッチングが始ま
り起動する。一旦起動すると、トランス8の補助巻線8
cに電圧が発生し、これが補助側整流回路26を通して
発振制御回路12の電源端子14に供給され、発振制御
回路12の駆動はこの電力によって行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記スイッ
チング電源装置においては、交流入力ACをオフして
も、動作が素直に停止せずに、発振制御回路12が再起
動して二次側の出力電圧V2 が何度か上昇するという問
題がある。
【0007】これを詳述すると、図6および図7に示す
ように、t0 の時点で交流入力ACをオフした後、一次
側整流回路2を構成する平滑コンデンサ6の両端の電圧
1は、発振制御回路12がまだ動作している間は平滑
コンデンサ6内の電荷のみによってパワーを出すために
図示のように急激に低下するが、発振制御回路12の動
作が停止した時点t1 で低下は止む。このときの電圧V
1 はかなり高く(例えば120V程度)、この電圧と補
助側整流回路26を構成するコンデンサ30の両端の電
圧V3 との差によって、平滑コンデンサ6から起動抵抗
32を通してコンデンサ30に充電されるため、発振制
御回路12の電源端子14の電圧V3 は、発振制御回路
12の動作が停止した時点t1 以降上昇に転じ、t2
時点で発振制御回路12の起動開始電圧に達して発振制
御回路12が起動し、スイッチング素子10のスイッチ
ング動作が起こる。これによって図7に示すように二次
側の出力電圧V2 が上昇する。
【0008】このときの電力は、交流入力ACがオフさ
れているから、平滑コンデンサ6から供給されるだけで
あり、発振制御回路12の動作維持および二次側に出力
を供給するだけのパワーはない。従って、発振制御回路
12が起動して出力電圧V2が上昇した瞬間に、電圧V
3 が下降して発振制御回路12の動作が停止し、それに
応じて出力電圧V2 も下降する。
【0009】発振制御回路12の動作が停止すると、平
滑コンデンサ6内に残っている電荷によって起動抵抗3
2を通しコンデンサ30の充電が再び始まり、電圧V3
は再び上昇に転じる。それ以降は上記と同様にして、平
滑コンデンサ6内に残っている電荷量に応じて、発振制
御回路12が何度か再起動して出力電圧V2 が上昇する
(t3 、t4 ・・・)。
【0010】ちなみに、交流入力ACをオフした後も上
記のように発振制御回路12が勝手に再起動して出力電
圧V2 が上昇すると、出力側につながる負荷に誤動作を
もたらす等の不都合が生じる。
【0011】このような交流入力ACオフ後の発振制御
回路12の不所望な再起動を防止するためには、起動抵
抗32の値を十分に大きくして、交流入力オフ後に平滑
コンデンサ6内の電荷によってコンデンサ30が充電さ
れるのを十分に抑えれば良いではないかという考えもあ
るが、単純にそのようにすると、交流入力ACを投入し
たときのコンデンサ30への充電電流も小さくなるた
め、交流入力投入時の当該スイッチング電源装置の起動
時間が長くなるという別の問題が発生する。
【0012】そこでこの発明は、交流入力オフ後の不所
望な再起動を防止すると共に、交流入力投入時の起動時
間が長くなるのを防止することができるようにしたスイ
ッチング電源装置を提供することを主たる目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のスイッチング電源装置は、前記起動抵抗
に直列にしかもそこに印加される電圧に対して逆方向に
ツェナダイオードを挿入し、交流入力をオフして前記発
振制御回路の動作が停止した時点でこのツェナダイオー
ドおよび起動抵抗を通して流れる電流の大きさが、前記
発振制御回路を起動させるために最低限必要な電流より
も小さくなるようにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記のように起動抵抗に直列にツェナダイオー
ドを挿入すると、このツェナダイオードで一定の電圧
(ツェナ電圧)を分担するため、このツェナダイオード
および起動抵抗を通して流れる電流の大きさの、交流入
力投入時のものと交流入力をオフして発振制御回路の動
作が停止した時点のものとの比を大きくすることができ
る。
【0015】従って、交流入力をオフして発振制御回路
の動作が停止した時点の電流を、上記のように発振制御
回路を起動させるために最低限必要な電流より小さくし
ておくことによって再起動を防止することができると共
に、交流入力投入時は起動抵抗等を通して大きな電流を
流すことができるので起動時間が長くなることを防止す
ることができる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係るスイッチ
ング電源装置を示す回路図である。図4の従来例と同一
または相当する部分には同一符号を付し、以下において
は当該従来例との相違点を主に説明する。
【0017】この実施例においては、前述したような起
動抵抗32に直列に、しかもそこに印加される電圧に対
して逆方向に、ツェナダイオード36を挿入している。
そして、このツェナダイオード36および起動抵抗32
を通して流れる電流Iの、交流入力ACをオフして発振
制御回路12の動作が停止した時点での値が、発振制御
回路12を起動させるために最低限必要な電流(以下こ
れを起動前電流と呼ぶ)よりも小さくなるようにしてい
る。
【0018】より具体例を示すと、ここで一例として、
交流入力ACを供給しているときの平滑コンデンサ6の
両端の上記電圧V1 の値を√2×200≒280V、交
流入力ACをオフして発振制御回路12の動作が停止し
た時点(前述したt1 )での上記電圧V1 の値を120
V、同時点での上記電圧V3 の値を20Vとし、発振制
御回路12の上記起動前電流を0.3mAとする。
【0019】まず、ツェナダイオード36を挿入せずに
従来例のように起動抵抗32のみとした場合を検討する
と、上記t1 の時点で発振制御回路12が再起動しな
い、即ち0.3mAの起動前電流を流さないための起動
抵抗32の最小の値R1 は、 R1 =(120−20)/(0.3×10-3)≒333kΩ となる。
【0020】そして、起動抵抗32の値を333kΩと
した場合、交流入力投入時の上記電流Iの値I1 は、 I1 =(280−20)/(333×10-3)≒0.78mA となり、非常に小さい。この電流は通常は例えば1.3
mA程度必要であり、0.78mAでは交流入力投入時
の起動時間が長くなってしまう。
【0021】これに対してこの実施例のようにツェナダ
イオード36を挿入した場合を検討すると、このツェナ
ダイオード36のツェナ電圧VZ を例えば50Vとした
場合、このツェナダイオード36で常に50Vを分担す
ることになるから、上記t1の時点で発振制御回路12
が再起動しない、即ち0.3mAの起動前電流を流さな
いための起動抵抗32の最小の値R2 は、 R2 =(120−20−50)/(0.3×10-3)≒167kΩ となる。
【0022】そして、起動抵抗32の値を167kΩと
した場合、交流入力投入時の上記電流Iの値I2 は、 I2 =(280−20−50)/(167×10-3)≒1.26mA となり、上述した通常必要な1.3mAにほぼ等しくな
る。従って、交流入力投入時の起動時間が長くなるのを
防ぐことができる。
【0023】上記のようなツェナダイオード36および
起動抵抗32を用いた場合の上記電圧V1 、V2 および
3 の波形の一例を図2および図3に示す。これは従来
例の図6および図7にそれぞれ相当するものである。こ
の図2および図3から分かるように、t0 の時点で交流
入力ACをオフし、発振制御回路12の動作が停止した
時点t1 以降、補助側整流回路26を構成するコンデン
サ30の両端の電圧、即ち発振制御回路12の電源端子
14の電圧V3 はなだらかに下降しており立ち上がりは
全く起こっていない。出力電圧V2 もt1 の時点で下降
した後は全く立ち上がっていない。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、起動抵
抗に直列にツェナダイオードを挿入することによって、
そこを流れる電流の大きさの、交流入力投入時のものと
交流入力をオフして発振制御回路の動作が停止した時点
のものとの比を大きくすることができるので、交流入力
をオフして発振制御回路の動作が停止した時点の電流
を、発振制御回路を起動させるために最低限必要な電流
より小さくすることによって再起動を防止することでき
ると共に、交流入力投入後は起動抵抗等を通して大きな
電流を流すことができるので起動時間が長くなることを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るスイッチング電源装
置を示す回路図である。
【図2】図1中の電圧V1 およびV3 の波形の一例を示
す図である。
【図3】図1中の電圧V1 およびV2 の波形の一例を示
す図である。
【図4】従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路
図である。
【図5】図1および図4中の発振制御回路の一例を示す
ブロック図である。
【図6】図4中の電圧V1 およびV3 の波形の一例を示
す図である。
【図7】図4中の電圧V1 およびV2 の波形の一例を示
す回路図である。
【符号の説明】
2 一次側整流回路 4 ブリッジ整流回路 6 平滑コンデンサ 8 トランス 8a 一次巻線 8b 二次巻線 8c 補助巻線 10 スイッチング素子 12 発振制御回路 14 電源端子 26 補助側整流回路 28 整流ダイオード 30 コンデンサ 32 起動抵抗 36 ツェナダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線、二次巻線および補助巻線を有
    するトランスと、整流回路および平滑コンデンサを有し
    ていて交流入力を整流して直流電力をこのトランスの一
    次巻線に供給する一次側整流回路と、前記トランスの一
    次巻線に直列接続されたスイッチング素子と、このスイ
    ッチング素子のスイッチングを制御する他励式の発振制
    御回路であって電源端子を有するものと、整流ダイオー
    ドおよびコンデンサを有していて前記補助巻線の出力を
    整流してこの発振制御回路の電源端子に供給する補助側
    整流回路と、前記一次側整流回路の出力側と前記発振制
    御回路の電源端子との間に接続された起動抵抗とを備え
    るスイッチング電源装置において、前記起動抵抗に直列
    にしかもそこに印加される電圧に対して逆方向にツェナ
    ダイオードを挿入し、交流入力をオフして前記発振制御
    回路の動作が停止した時点でこのツェナダイオードおよ
    び起動抵抗を通して流れる電流の大きさが、前記発振制
    御回路を起動させるために最低限必要な電流よりも小さ
    くなるようにしたことを特徴とするスイッチング電源装
    置。
JP35354692A 1992-12-14 1992-12-14 スイッチング電源装置 Pending JPH06189534A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0754938A1 (en) * 1995-07-20 1997-01-22 Kazuaki Tanimura Detecting fluid leakage route
CN102983752A (zh) * 2012-12-28 2013-03-20 杭州士兰微电子股份有限公司 快速启动栅极驱动装置及其控制模块

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EP0754938A1 (en) * 1995-07-20 1997-01-22 Kazuaki Tanimura Detecting fluid leakage route
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