JPH0618918B2 - 発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物およびその使用 - Google Patents
発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物およびその使用Info
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- JPH0618918B2 JPH0618918B2 JP26331789A JP26331789A JPH0618918B2 JP H0618918 B2 JPH0618918 B2 JP H0618918B2 JP 26331789 A JP26331789 A JP 26331789A JP 26331789 A JP26331789 A JP 26331789A JP H0618918 B2 JPH0618918 B2 JP H0618918B2
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- Japan
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- flame retardant
- retardant
- composition
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物お
よびその使用、より詳しくはスチレン系樹脂に発泡剤と
共に難燃剤を含浸させて難燃性の発泡性スチレン系樹脂
粒子を製造するに際し添加される難燃剤組成物、該組成
物を利用する難燃性の発泡性スチレン系樹脂粒子組成物
及び難燃性の発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方
法に関するものである。
よびその使用、より詳しくはスチレン系樹脂に発泡剤と
共に難燃剤を含浸させて難燃性の発泡性スチレン系樹脂
粒子を製造するに際し添加される難燃剤組成物、該組成
物を利用する難燃性の発泡性スチレン系樹脂粒子組成物
及び難燃性の発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方
法に関するものである。
従来の技術 周知のように、スチレン系樹脂は広い範囲の用途に使用
されているが用途によっては、燃えやすいという欠点の
克服が要求されている。
されているが用途によっては、燃えやすいという欠点の
克服が要求されている。
この欠点を克服するため、難燃剤によるスチレン系樹脂
の難燃化が種々検討されている。
の難燃化が種々検討されている。
とりわけ、発泡スチレン系樹脂の難燃化には、(a)難燃
剤及び発泡剤をスチレンモノマーの重合時に添加する方
法、 (b)スチレン系樹脂に発泡剤を含浸させる際に難燃剤を
添加する方法、及び(c)押出発泡時に、溶融樹脂中に難
燃剤を添加する方法のいずれかが採用されている。
剤及び発泡剤をスチレンモノマーの重合時に添加する方
法、 (b)スチレン系樹脂に発泡剤を含浸させる際に難燃剤を
添加する方法、及び(c)押出発泡時に、溶融樹脂中に難
燃剤を添加する方法のいずれかが採用されている。
これらの方法、例えば前記(a)及び(b)の方法において
は、従来から難燃剤として極端に低い融点を有するも
の、可塑性の強いもの及び分解温度の低いもの等が使用
されていることから、樹脂の製造時、又は製造後の収縮
変形による寸法安定性の悪化、あるいは耐候性、機械的
性質の低下等の問題点がある。
は、従来から難燃剤として極端に低い融点を有するも
の、可塑性の強いもの及び分解温度の低いもの等が使用
されていることから、樹脂の製造時、又は製造後の収縮
変形による寸法安定性の悪化、あるいは耐候性、機械的
性質の低下等の問題点がある。
また、最近、従来以上に大きな成形体または厚みのある
成形体が要求される場合があり、より優れた寸法安定
性、機械的強度のある難燃性発泡スチレン系樹脂を得る
ことが必要となって来ている。
成形体が要求される場合があり、より優れた寸法安定
性、機械的強度のある難燃性発泡スチレン系樹脂を得る
ことが必要となって来ている。
発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、スチレン系樹脂のも
つ本来の特性、例えば耐熱性、機械的性質を損なうこと
なく、難燃性付与作用及び寸法安定性の両面に優れた発
泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物、並びにそれに
よる難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物及び難燃性
発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方法を提供する
ことである。
つ本来の特性、例えば耐熱性、機械的性質を損なうこと
なく、難燃性付与作用及び寸法安定性の両面に優れた発
泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物、並びにそれに
よる難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物及び難燃性
発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方法を提供する
ことである。
課題を解決するための手段 本発明は、このような従来の問題点を克服するため、 融点70〜120℃の臭素含有芳香族系化合物とテトラ
ブロモシクロオクタンを重量比で前者2〜90:後者9
8〜10の割合で含有することを特徴とする発泡性スチ
レン系樹脂粒子用難燃剤組成物(A)、 前記発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物に該組成
物の20重量%以下の含燐化合物を添加することを特徴
とする発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物
(B)、 スチレン系樹脂100重量部に対し、前記発泡性スチレ
ン系樹脂粒子用難燃剤組成物(A)又は(B)を0.5
〜30重量部の割合で添加してなることを特徴とする難
燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物、及びスチレン系
樹脂に発泡剤と共に前記発泡性スチレン系樹脂粒子用難
燃剤組成物(A)又は(B)を含浸させて難燃性発泡性
スチレン系樹脂粒子組成物を製造するに際し、該含浸
が、温度100〜125℃で行われることを特徴とする
難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方法に関
する。
ブロモシクロオクタンを重量比で前者2〜90:後者9
8〜10の割合で含有することを特徴とする発泡性スチ
レン系樹脂粒子用難燃剤組成物(A)、 前記発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物に該組成
物の20重量%以下の含燐化合物を添加することを特徴
とする発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物
(B)、 スチレン系樹脂100重量部に対し、前記発泡性スチレ
ン系樹脂粒子用難燃剤組成物(A)又は(B)を0.5
〜30重量部の割合で添加してなることを特徴とする難
燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物、及びスチレン系
樹脂に発泡剤と共に前記発泡性スチレン系樹脂粒子用難
燃剤組成物(A)又は(B)を含浸させて難燃性発泡性
スチレン系樹脂粒子組成物を製造するに際し、該含浸
が、温度100〜125℃で行われることを特徴とする
難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方法に関
する。
尚、本明細書中使用する“発泡性スチレン系樹脂粒子”
なる語は、気体状又は液状発泡剤の適用により、潜在的
な発泡性を付与されたビーズ状又はペレット状のスチレ
ン系樹脂を言う。
なる語は、気体状又は液状発泡剤の適用により、潜在的
な発泡性を付与されたビーズ状又はペレット状のスチレ
ン系樹脂を言う。
またスチレン系樹脂は、スチレンモノマーの重合体、α
−メチルスチレン、スチレンモノマーの共重合体で一般
的にスチレン系樹脂と称されるものを意味するものであ
り、少量のブタジエン、メチルメタクリレート、アクリ
ロニトリル、核臭素化スチレン、無水マレイン酸、イタ
コン酸等を含んでもよい。
−メチルスチレン、スチレンモノマーの共重合体で一般
的にスチレン系樹脂と称されるものを意味するものであ
り、少量のブタジエン、メチルメタクリレート、アクリ
ロニトリル、核臭素化スチレン、無水マレイン酸、イタ
コン酸等を含んでもよい。
本発明の難燃剤組成物に使用する融点70〜120℃の
臭素含有芳香族化合物としては、例えばトリブロモフェ
ニルアリルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジ
アリルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジプロ
ピルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジ(ヒド
ロキシエチル)エーテル等が例示されるが、これらはい
ずれも融点が70〜120℃のものである。
臭素含有芳香族化合物としては、例えばトリブロモフェ
ニルアリルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジ
アリルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジプロ
ピルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジ(ヒド
ロキシエチル)エーテル等が例示されるが、これらはい
ずれも融点が70〜120℃のものである。
融点が70℃より低いものは、得られる難燃性発泡スチ
レン系樹脂成形体に収縮を生じやすく寸法安定性に問題
が生じやすい。また融点が120℃より高いものは、難
燃剤の含浸の場合、充分な含浸が出来ず、均一な難燃性
発泡性スチレン系樹脂粒子組成物が得られない。
レン系樹脂成形体に収縮を生じやすく寸法安定性に問題
が生じやすい。また融点が120℃より高いものは、難
燃剤の含浸の場合、充分な含浸が出来ず、均一な難燃性
発泡性スチレン系樹脂粒子組成物が得られない。
また融点70〜120℃の臭素含有芳香族化合物と併用
されるテトラブロモシクロオクタンとしては、従来から
市販されている公知のものが例示される。
されるテトラブロモシクロオクタンとしては、従来から
市販されている公知のものが例示される。
上記二成分の混合割合は、重量比で融点70〜120℃
の臭素含有芳香族系化合物が2〜90であり、テトラブ
ロモシクロオクタンが98〜10である。
の臭素含有芳香族系化合物が2〜90であり、テトラブ
ロモシクロオクタンが98〜10である。
この範囲から外れた場合、本発明の目的が達成されな
い。
い。
また上記二成分に、さらに添加する含燐化合物として
は、例えば下の一般式 (RはH又はシクロヘキシル基を表す。) で表わされる6H−ジベンゾ〔c,e〕〔1,2〕オキ
サフォスフィン−6−オキサイド(HCA)およびその
シクロヘキシル置換体が例示される。
は、例えば下の一般式 (RはH又はシクロヘキシル基を表す。) で表わされる6H−ジベンゾ〔c,e〕〔1,2〕オキ
サフォスフィン−6−オキサイド(HCA)およびその
シクロヘキシル置換体が例示される。
この含燐化合物の添加割合は、上記二成分の合計量の2
0重量%以下となる量である。この範囲から外れた場
合、上記と同様、本発明の目的が達成されない。
0重量%以下となる量である。この範囲から外れた場
合、上記と同様、本発明の目的が達成されない。
本発明方法を実施するには、対象スチレン系樹脂を回転
撹拌装置付オートクレーブ内に入れ、水、少量の無機分
散剤、例えばリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸
バリウム、珪酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム及
び界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホン酸ソー
ダ、アルキル硫酸エステルソーダ塩又は石鹸等を加えた
後、本発明の難燃剤組成物を加える。その後、発泡剤と
して、例えば炭酸ガス、プロパン、ブタン、石油エーテ
ル、ペンタン、塩化メチレンなどを加え、含浸温度10
0〜125℃に加熱し、撹拌することにより発泡剤含浸
難燃性粒子を得る。
撹拌装置付オートクレーブ内に入れ、水、少量の無機分
散剤、例えばリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸
バリウム、珪酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム及
び界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホン酸ソー
ダ、アルキル硫酸エステルソーダ塩又は石鹸等を加えた
後、本発明の難燃剤組成物を加える。その後、発泡剤と
して、例えば炭酸ガス、プロパン、ブタン、石油エーテ
ル、ペンタン、塩化メチレンなどを加え、含浸温度10
0〜125℃に加熱し、撹拌することにより発泡剤含浸
難燃性粒子を得る。
含浸温度が100℃より低い場合、得られる難燃性発泡
スチレン系樹脂成形体の発泡後の難燃性が不充分であ
る。125℃より高い場合、難燃剤の1部が分解して造
核作用を引き起こし、セルを細かくし、発泡成型時の融
着を阻害したり、成形体の物性低下を引き起こす。
スチレン系樹脂成形体の発泡後の難燃性が不充分であ
る。125℃より高い場合、難燃剤の1部が分解して造
核作用を引き起こし、セルを細かくし、発泡成型時の融
着を阻害したり、成形体の物性低下を引き起こす。
なお所望により、ジクミルバーオキシド、ジーt−ブチ
ルパーオキシド等の過酸化物(スチレン樹脂に対し0.
05〜0.5重量%)、さらに上記以外にテトラブロモ
エタン、テトラブロモブタン等臭素含有難燃剤、含燐化
合物、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化モリ
ブデン、リン酸チタン、メタ硼酸バリウム、硫酸バリウ
ム等の難燃助剤、染顔料、ガラス粉末、ガラス繊維、セ
ラミックファイバー、ウイスカー、カーボンブラック、
金属粉末、タルク、シリカ等の無機充填剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、離型剤、帯電防止剤、ポリアルキレ
ングリコール、グリセリン等を重合時又は含浸時に添加
して、或いは予め樹脂にブレンドして併用することが出
来る。
ルパーオキシド等の過酸化物(スチレン樹脂に対し0.
05〜0.5重量%)、さらに上記以外にテトラブロモ
エタン、テトラブロモブタン等臭素含有難燃剤、含燐化
合物、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化モリ
ブデン、リン酸チタン、メタ硼酸バリウム、硫酸バリウ
ム等の難燃助剤、染顔料、ガラス粉末、ガラス繊維、セ
ラミックファイバー、ウイスカー、カーボンブラック、
金属粉末、タルク、シリカ等の無機充填剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、離型剤、帯電防止剤、ポリアルキレ
ングリコール、グリセリン等を重合時又は含浸時に添加
して、或いは予め樹脂にブレンドして併用することが出
来る。
この時の本発明難燃剤組成物の配合割合は、スチレン系
樹脂100重量部に対し0.5〜30重量部である。
樹脂100重量部に対し0.5〜30重量部である。
スチレン系樹脂100重量部に対し、0.5重量部未満
の場合は、充分な難燃性が得られない。また30重量部
を超えた場合は、得られる難燃性発泡性スチレン系樹脂
粒子の成形体の物性面の低下があり、好ましくない。
の場合は、充分な難燃性が得られない。また30重量部
を超えた場合は、得られる難燃性発泡性スチレン系樹脂
粒子の成形体の物性面の低下があり、好ましくない。
本発明の難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物は、成
形体として断熱材、建材、電気製品、電気部品材料、包
材、土木資材、インテリア関係材料、雑貨用品等として
利用されるものである。
形体として断熱材、建材、電気製品、電気部品材料、包
材、土木資材、インテリア関係材料、雑貨用品等として
利用されるものである。
作 用 本発明において使用する難燃剤組成物は、少量の添加で
優れた難燃性を発泡スチレン系樹脂に与えるほか、寸法
安定性、機械的性質を低下させないという優れた効果を
発揮する。それにより多くの用途に適合する難燃性の発
泡性スチレン系樹脂粒子組成物を与えることが出来る。
優れた難燃性を発泡スチレン系樹脂に与えるほか、寸法
安定性、機械的性質を低下させないという優れた効果を
発揮する。それにより多くの用途に適合する難燃性の発
泡性スチレン系樹脂粒子組成物を与えることが出来る。
実施例 以下、実施例及び比較例により発明実施の態様及び効果
を説明するが、例示は単に説明用のものであって、発明
思想の限定を意図したものではない。実施例中の「部」
および「%」は特記しない限り重量基準である。
を説明するが、例示は単に説明用のものであって、発明
思想の限定を意図したものではない。実施例中の「部」
および「%」は特記しない限り重量基準である。
実施例1 回転撹拌機付オートクレーブに水100部、あらかじめ
粒径を0.74m/m 〜0.93m/mに揃えたポリスチレ
ン樹脂粒子(積水化成品工業(株)MS−1ポリマー)1
00部、ピロリン酸マグネシウム0.3部、ドデシルベ
ンゼンスルフォン酸ソーダ0.04部を入れ均一に分散
させ、撹拌下、テトラブロモビスフェノールAジアリル
エーテル0.2部、テトラブロモシクロオクタン0.8
部、ジクミルパーオキサイド0.2部を添加し、オート
クレーブを密閉した後、ブタン8部を圧入し、110℃
に昇温し6時間含浸を行った。
粒径を0.74m/m 〜0.93m/mに揃えたポリスチレ
ン樹脂粒子(積水化成品工業(株)MS−1ポリマー)1
00部、ピロリン酸マグネシウム0.3部、ドデシルベ
ンゼンスルフォン酸ソーダ0.04部を入れ均一に分散
させ、撹拌下、テトラブロモビスフェノールAジアリル
エーテル0.2部、テトラブロモシクロオクタン0.8
部、ジクミルパーオキサイド0.2部を添加し、オート
クレーブを密閉した後、ブタン8部を圧入し、110℃
に昇温し6時間含浸を行った。
その後40℃迄冷却し、難燃性発泡性スチレン系樹脂粒
子を得た。
子を得た。
これを熟成した後、水蒸気で加熱して嵩倍数50倍に予
備発泡し、一昼夜放置後、閉鎖型の金型に充填し、水蒸
気で加熱することにより、400m/m ×300m/m ×5
0m/m の外観の美しい融着の良い発泡成形体を得た。こ
の発泡成形体の試験結果を表−1に示した。
備発泡し、一昼夜放置後、閉鎖型の金型に充填し、水蒸
気で加熱することにより、400m/m ×300m/m ×5
0m/m の外観の美しい融着の良い発泡成形体を得た。こ
の発泡成形体の試験結果を表−1に示した。
なお、表−1中で評価事項は次の方法で求めたものであ
る。
る。
燃焼試験:JISA9511に従い炎を除いてから消炎
する迄の時間を5回の平均値で示した。さらに自己消炎
限界指示線に、延焼性の炎がない事をあわせて判定し
た。
する迄の時間を5回の平均値で示した。さらに自己消炎
限界指示線に、延焼性の炎がない事をあわせて判定し
た。
耐候性:ウエザーメーター63℃48時間処理後の着色
性を見た。
性を見た。
成形性:発泡成形後の収縮、融着性を比較した。
試験片は何れも成形後、25℃の恒温室で5時間放置乾
燥直後のものより作成した。
燥直後のものより作成した。
同時に難燃剤無添加のもの、難燃化剤としてテトラブロ
モシクロオクタンのみを用いたものおよびテトラブロモ
ビスフェノールAジアリルエーテルのみを用いたものな
らびに燐化合物としてHCAを難燃剤と併用したものを
比較した。
モシクロオクタンのみを用いたものおよびテトラブロモ
ビスフェノールAジアリルエーテルのみを用いたものな
らびに燐化合物としてHCAを難燃剤と併用したものを
比較した。
表中 難燃剤A テトラブロモビスフェノールAジアリルエーテル(融点
118℃) 難燃剤B テトラブロモシクロオクタン 化合物C 6H−ジベンゾ〔c,e〕〔1,2〕オキサフォスフィ
ン−6−オキサイド(HCA) 実施例2 実施例1で使用したものと同様の装置に水100部、あ
らかじめ粒径を0.74m/m 〜1.0m/m に揃えた無水
マレイン酸−スチレン共重合樹脂(スチレン95mol
%、無水マレイン酸5mol %の共重合樹脂)100部、
ピロリン酸マグネシウム0.35部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ0.05部を入れ、均一に分散させ撹
拌下テトラブロモビスフェノールジグリシジルエーテル
0.05部、テトラブロモシクロオクタン0.95部、
ジクミルパーオキサイド0.2部を添加し、オートクレ
ーブを密閉した後、ブタン8部を圧入し、118℃に昇
温し、8時間含浸を行った。その後、40℃迄冷却し、
難燃性発泡スチレン無水マレイン酸樹脂粒子を得た。
118℃) 難燃剤B テトラブロモシクロオクタン 化合物C 6H−ジベンゾ〔c,e〕〔1,2〕オキサフォスフィ
ン−6−オキサイド(HCA) 実施例2 実施例1で使用したものと同様の装置に水100部、あ
らかじめ粒径を0.74m/m 〜1.0m/m に揃えた無水
マレイン酸−スチレン共重合樹脂(スチレン95mol
%、無水マレイン酸5mol %の共重合樹脂)100部、
ピロリン酸マグネシウム0.35部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ0.05部を入れ、均一に分散させ撹
拌下テトラブロモビスフェノールジグリシジルエーテル
0.05部、テトラブロモシクロオクタン0.95部、
ジクミルパーオキサイド0.2部を添加し、オートクレ
ーブを密閉した後、ブタン8部を圧入し、118℃に昇
温し、8時間含浸を行った。その後、40℃迄冷却し、
難燃性発泡スチレン無水マレイン酸樹脂粒子を得た。
これを熟成した後、水蒸気で加熱して嵩倍数40倍に予
備発泡し、一昼夜放置後、閉鎖型の金型に充填し、水蒸
気で加熱することにより400m/m ×300m/m ×50
m/m の融着の良い発泡成形体を得た。この発泡成型体の
試験結果を表−2に示した。
備発泡し、一昼夜放置後、閉鎖型の金型に充填し、水蒸
気で加熱することにより400m/m ×300m/m ×50
m/m の融着の良い発泡成形体を得た。この発泡成型体の
試験結果を表−2に示した。
なお、表−2中で評価事項は実施例1と同じである。
試験片は何れも成形後25℃の恒温室で5時間放置後、
乾燥直後のものより作成した。同時に難燃化剤としてテ
トラブロモシクロオクタンのみを用いたものおよび燐化
合物としてHCAを難燃化剤と併用したものを比較し
た。
乾燥直後のものより作成した。同時に難燃化剤としてテ
トラブロモシクロオクタンのみを用いたものおよび燐化
合物としてHCAを難燃化剤と併用したものを比較し
た。
表中 難燃剤D テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテル
(融点113℃) 難燃剤E トリブロモフェニルアリルエーテル(融点75℃) 難燃剤F ペンタブロモジフェニルエーテル(液体) 難燃剤G テトラブロモビスフェノールA(融点180℃) 発明の効果 以上説明し、かつ実証したとおり、本発明は、難燃付与
作用及び寸法安定性の両面に優れた発泡剤含浸時添加用
のスチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物及びこれによる難
燃性発泡性スチレン系樹脂粒子を提供する。
(融点113℃) 難燃剤E トリブロモフェニルアリルエーテル(融点75℃) 難燃剤F ペンタブロモジフェニルエーテル(液体) 難燃剤G テトラブロモビスフェノールA(融点180℃) 発明の効果 以上説明し、かつ実証したとおり、本発明は、難燃付与
作用及び寸法安定性の両面に優れた発泡剤含浸時添加用
のスチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物及びこれによる難
燃性発泡性スチレン系樹脂粒子を提供する。
フロントページの続き (72)発明者 石川 宰 滋賀県甲賀郡水口町泉1259 (56)参考文献 特開 昭59−189136(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】融点70〜120℃の臭素含有芳香族系化
合物とテトラブロモシクロオクタンを重量比で前者2〜
90:後者98〜10の割合で含有することを特徴とす
る発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物。 - 【請求項2】請求項1の難燃剤組成物に加え、さらに該
組成物の20重量%以下の含燐化合物を含むことを特徴
とする発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物。 - 【請求項3】スチレン系樹脂100重量部と、請求項1
又は2記載の難燃剤組成物0.5〜30重量部とよりな
ることを特徴とする難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組
成物。 - 【請求項4】スチレン系樹脂に発泡剤と共に請求項1又
は2記載の難燃剤組成物を含浸させて難燃性発泡性スチ
レン系樹脂粒子組成物を製造するに際し、 該含浸が、温度100〜125℃で行われることを特徴
とする難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子組成物の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26331789A JPH0618918B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物およびその使用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26331789A JPH0618918B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物およびその使用 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124744A JPH03124744A (ja) | 1991-05-28 |
JPH0618918B2 true JPH0618918B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17387803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26331789A Expired - Lifetime JPH0618918B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 発泡性スチレン系樹脂粒子用難燃剤組成物およびその使用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618918B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1059329A1 (en) * | 1999-06-09 | 2000-12-13 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Flame retardant resin composition |
CN1247674C (zh) | 1999-10-27 | 2006-03-29 | 钟渊化学工业株式会社 | 苯乙烯系树脂挤出发泡体及其制造方法 |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP26331789A patent/JPH0618918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03124744A (ja) | 1991-05-28 |
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