JPH06189124A - 画像の色修正装置 - Google Patents

画像の色修正装置

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JPH06189124A
JPH06189124A JP4340624A JP34062492A JPH06189124A JP H06189124 A JPH06189124 A JP H06189124A JP 4340624 A JP4340624 A JP 4340624A JP 34062492 A JP34062492 A JP 34062492A JP H06189124 A JPH06189124 A JP H06189124A
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JP
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color
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color correction
image
conversion table
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JP4340624A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Hiramoto
健一郎 平本
Hirotetsu Ko
博哲 洪
Toyoaki Sugaya
豊明 菅谷
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像の色修正作業における効率を向上させ、か
つ、色修正結果を最終的に出力するときの画質低下を抑
止する。 【構成】色修正の結果をCRT装置109 に表示させてオ
ペレータに確認させるときには、変換特性の変更が容易
な8/8ビット変換テーブル106 及び3次元変換テーブ
ル107 によって色変換させる。一方、色修正の作業が終
了し、色変換結果をプリンタ110 等に出力するときに
は、高精度な変換が可能な10/8ビット変換テーブル10
2 の変換特性を最終的な色修正条件に基づいて書き換
え、この10/8ビット変換テーブル102 と3次元変換テ
ーブル107 とによって色変換させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像の色修正装置に関
し、詳しくは、入力した画像情報の色を任意に修正処理
し、該色修正が施された画像情報を出力する装置におい
て、最終色決定のための色修正作業の効率を向上させる
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばスキャナで原稿画像を
読み取って得た画像情報を、CRT等の表示装置上に表
示させ、かかる表示画像を目視で確認しながらオペレー
タが色修正情報を装置に入力し、該入力に従って色修正
された結果を表示画面で確認しながら色修正を繰り返し
て、最終的に所望の色に修正された段階で色修正済みの
画像情報を、記憶装置やプリンタなどに出力するよう構
成された画像の色修正装置があった(特公平4−553
15号公報等参照)。
【0003】上記画像の色修正装置の具体例を、図6の
ブロック図に示してある。即ち、画像情報の色修正を行
う色変換手段Aは、例えば変換テーブルから構成され、
該変換テーブルにおける変換特性(色修正特性)は、マ
ン・マシン・インターフェースである色修正情報入力手
段Bを介して入力される色修正情報に基づいて色修正演
算手段Cで演算されて設定される。
【0004】そして、カラースキャナ等である画像入力
手段Dを介して入力されるカラー画像情報は、前記色変
換手段Aで色変換されてCRT等の表示手段Eに表示さ
れ、色修正の完了が指示されると、そのときに修正仕様
の決定に用いた同じ色変換手段Aで色変換された画像情
報をプリンタ等の外部装置に出力する構成となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な色修正処理においては、最終的に記憶装置やプリンタ
等の外部装置に色修正済みの画像情報を出力するとき
に、色修正に伴う画質の低下を抑止すべく、高い階調数
での読取りはもとより、色変換を行う変換テーブルには
分解能の高さや高度な変換機能が要求される。しかしな
がら、上記のように色変換に伴う画質低下を回避し得る
色変換処理を行わせるには、比較的長い処理時間を必要
とすることになるため、新たな色修正情報を入力させて
から実際に色変換画像が得られるまでにタイムラグを生
じ、応答良く色修正結果を画面に表示させることができ
ず、色修正作業の効率が悪いという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、最終的に色修正された画像情報を出力するときの
画質を低下させることなく、表示装置に表示される修正
結果を目視確認しながら行う色修正作業における色変換
の応答性を向上させ得る画像の色修正装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
画像の色修正装置は図1に示すように構成される。図1
において、画像入力手段は画像情報を入力し、第1及び
第2の色変換手段は、前記画像情報に色修正を施す手段
である。また、色修正情報入力手段は、色修正情報を入
力し、更に、表示手段は、色修正された画像情報を表示
する手段である。
【0008】前記表示手段に表示される画像情報を目視
確認して色修正条件を決定するときには、前記第1の色
変換手段の変換特性を前記色修正情報に応じて変化させ
て、前記色修正情報に応じた色修正を行わせ、色修正条
件決定後は該決定条件に応じた特性に第2の色変換手段
の変換特性を変化させて色修正結果を出力させるよう構
成した。
【0009】ここで、前記第1及び第2の色変換手段
は、それぞれルックアップテーブルによって構成するこ
とができる。
【0010】
【作用】かかる構成の画像の色修正装置によると、色修
正情報を変更しつつ色修正の結果を表示手段により目視
・確認して行われる色修正条件の決定作業においては、
第1の色変換手段の変換特性を変化させて色修正を行わ
せ、最終的な色修正結果を出力するときには第2の色変
換手段が用いられる。ここで、第2の色変換手段は、最
終修正結果を得るのに用いられるから、色変換に伴う画
質低下を抑止し得る機能が要求されるが、表示手段に色
修正の結果を出力させる第1の色変換手段では、ある程
度の画質低下は許容され、変換特性の変更に伴う演算時
間が比較的短い簡便な変換を行う色変換手段を用いるこ
とができるから、入力された色修正情報に対する応答性
を確保することが可能である。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図2に本
発明にかかる画像の色修正装置を含む実施例の画像処理
システムを示す。この図2において、スキャナ101 (画
像入力手段)は、現像済み写真フィルムなどの原稿画像
をイメージセンサで読み取ってカラー(例えばR,G,
Bの3原色)のディジタル画像信号(例えば10ビット信
号)を出力するものである。
【0012】ここで、読取り対象を現像済みフィルムと
する場合のスキャナ101 の構成を、図3に示してある。
この図3において、読取り対象の現像済み写真フィルム
1は、所定駒数を1単位としてホルダ2に1列に保持さ
れる。前記ホルダ2は、上枠と下枠とを蝶番式に接続し
たものであり、写真フィルム1を前記下枠と上枠との間
に挟み込んで保持する。
【0013】ここで、写真フィルム1は、スライドのよ
うに1駒ずつ分離されたものであっても良いし、ロール
状のフィルムを所定駒数分だけカットしたものであって
も良く、連続するフィルムを保持させるためのホルダ
と、駒毎に分離したフィルムを保持させるためのホルダ
との2種類が用意されている。ストッカー31は、上記の
ようにして写真フィルム1を保持したホルダ2を上下に
所定間隔を有して複数収納するものであり、このストッ
カー31は、ホルダ供給装置32の上部挿入口からホルダ2
の取り出し側を後述するホルダ搬送テーブル3に向ける
ようにして挿置される。
【0014】ホルダ供給装置32は、読取り時に写真フィ
ルム1を副走査方向に移動させるためのホルダ搬送テー
ブル3に対して、ストッカー31に収納されたホルダ2を
1枚ずつ搬送して載置する装置であり、ストッカー31に
収納されたホルダ2を下側又は上側から順番に、又はオ
ペレータの指示による任意のホルダを引き出して、前記
ホルダ搬送テーブル3に搬送し、読取り後にはホルダ搬
送テーブル3上のホルダ2を再度元のストッカー31収納
部に戻す機能を有する。
【0015】具体的には、前記ストッカー31を受ける底
部には、ストッカー31検知用のセンサ33が設けられ、背
部にはストッカー31内におけるホルダ2検知用のセンサ
34が設けられている。一方、前記ストッカー31から所定
のホルダ2を選択して搬送テーブル3に搬送するため
に、ストッカー受け部の左右にそれぞれホルダ搬送装置
35,36が設けられている。前記ホルダ搬送装置35,36
は、ホルダ2の両端部に設けられたロッド部を係止し
て、ホルダ2をホルダ搬送テーブル3に対して搬送し、
また、ホルダ搬送テーブル3から読取り済みのホルダ2
をストッカー31側に戻す。
【0016】ホルダ搬送テーブル3は、一対のシャフト
4に往復動自在に支持されており、ホルダ搬送テーブル
3が前記シャフト4に移動案内されて往復動すること
で、ホルダ2にセットされたフィルム1が同一平面上に
直線的に往復動することになる。尚、前記ホルダ搬送テ
ーブル3の往復動方向が副走査方向である。前記ホルダ
搬送テーブル3は、シャフト4の延設方向に対向配置さ
れた駆動側プーリ5と従動側プーリ6との間に巻回され
た駆動ベルト7の途中に固定されており、駆動ベルト7
の動きに従って移動するようになっている。
【0017】前記駆動側プーリ5は、ステッピングモー
タや減速ギヤ(図示省略)、更に、前記ステッピングモ
ータの回転位置を検出するために設けられたフォトセン
サ8とスリット円板9とからなるモータ位置センサ10な
どを含んで構成される副走査駆動ユニット11によって回
転駆動されるようになっている。また、前記ホルダ搬送
テーブル3には、テーブル原点マーカ3aが設けられて
おり、該マーカ3aは、シャフト4の延設方向の所定位
置に設けられたフォトセンサ12で検出されるようになっ
ている。
【0018】そして、前記フォトセンサ12で前記マーカ
3aが検出されていて、かつ、前記フォトセンサ8でス
リット円板9のスリットが検出されている状態を、駆動
制御の原点位置として決定するようになっている。一
方、主走査方向の読取り系として、ホルダ搬送テーブル
3にセットされたホルダ2のフィルム面に直交する方向
の下側に、ハロゲンランプ13,集光ミラー14,集光レン
ズ15が設けられ、ハロゲンランプ13の照明光が、集光ミ
ラー14及び集光レンズ15によって集められて、ホルダ2
に保持されたフィルム1に照射されるようになってい
る。
【0019】フィルム1を透過した光は、絞りを有する
読取りレンズ系16,フィルタ装置17を介してホルダ搬送
テーブル3の往復動方向(副走査方向)に直交する方向
する方向(主走査方向)に複数の光電変換素子(例えば
CCD)が配列されたカラーラインセンサ18に結像され
る。前記フィルタ装置17は、読取り対象の写真フィルム
がネガフィルムであるときに用いる色補正フィルター19
と、写真フィルムがポジフィルムであるときに用いるN
Dフィルター20とを備えている。これらのフィルター
は、フィルター枠21に設けられたラック歯22と、該ラッ
ク歯22に噛み合うピニオン歯23を回動させるモータ24と
の構成によって、選択的に光路上に位置させることがで
きるようになっている。
【0020】ここで、前記フィルター枠21に設けられた
位置検出マーカ21aを、フォトセンサ25で検出すること
で、フィルタの装着状態が検知できるようになってい
る。尚、図3において、26,27は、ホルダ搬送テーブル
3が所期の往復動範囲を越えて移動(暴走)したことを
検知するためのリミットスイッチである。上記構成によ
り、写真フィルム1は、カラーラインセンサ18によって
主走査方向に走査されつつ、固定されたカラーラインセ
ンサ18の素子列に直交する方向である副走査方向に移動
することによって、その記録画像が2次元的に読み取ら
れる。
【0021】図3に写真フィルム専用のスキャナ101 を
示したが、前記図2に示すスキャナ101 を図3に示す構
成に限定するものではなく、文書や図面の読取りに用い
られる一般的なスキャナであっても良く、また、スキャ
ナ1を備える代わりに、記憶媒体1に記憶されている画
像信号を呼び出して色変換処理を施す構成などであって
も良く、画像信号の出所は限定されない。
【0022】ここで、図2に戻って説明を続けると、ま
ず、始めのスキャン(色修正作業用の画像情報を読み取
るスキャン)が実行されると、前記スキャナ101 から出
力されるカラー画像信号は、10/8ビット変換テーブル
(10/8ビット・ルック・アップ・テーブル)102 に入
力され、ここで、明るさ,カラーバランス,階調特性等
を標準状態にする調整が行われ、一旦、フレームメモリ
105 に記憶される。そして、前記フレームメモリ105 か
ら読み出されたカラー画像信号は、スルーな特性に初期
設定されている8/8ビット変換テーブル106 を通過し
て3次元変換テーブル107 に入力される。3次元変換テ
ーブル106 には、読取り画像信号をCRT装置109 に再
現性良く表示させるための変換テーブルが初期されてお
り、この3次元変換テーブル107 でCRT装置109 表示
用に色変換がなされた画像信号がビデオメモリ112 を介
してCRT装置109 (表示手段)に表示される。
【0023】前記10/8ビット変換テーブル102 におけ
る変換特性は、例えば前記スキャナ101 から出力される
カラー画像信号のヒストグラム(又は累積ヒストグラ
ム)を演算するヒストグラム演算器103 による演算結果
や、読取り対象の写真フィルムに記録されたDXコード
(フィルム種別,フィルムメーカー,フィルム感度など
を示すバーコード)の情報などに基づいて、CPU104
によって可変設定されるようになっている。前記変換テ
ーブル102 は、前記CPU104 によって設定された変換
特性に従って10ビットの入力画像信号を、各色毎の8ビ
ット信号に変換して出力し、かかる変換によって標準状
態に調整されたカラー画像信号は、フレームメモリ105
に記憶される。
【0024】次に、前記フレームメモリ105 に記憶され
た始めの読取り画像信号について、オペレータによって
入力される色修正情報に従って任意の色に修正を施し
て、前記CRT装置109 に色修正結果を出力する色修正
作業が行われる。前記色修正を行う色変換装置として、
本実施例では、カラー画像信号を各色毎に独立して変換
する8/8ビット変換テーブル(8/8ビット・ルック
・アップ・テーブル)106 と、3原色のカラー画像信号
を入力して各色毎の画像信号を出力する3次元変換テー
ブル(3D・ルック・アップ・テーブル)107 とを備え
ている。即ち、前記8/8ビット変換テーブル106 は、
1つの入力信号に基づいて1つの信号を出力する変換テ
ーブルであり、前記3次元変換テーブル107 は、3つの
入力信号に基づいて3つの信号を出力する変換テーブル
である。
【0025】前記2つの変換テーブル106 ,107 (第1
の色変換手段)は、それぞれの変換特性がCPU104 ,
マトリックス演算器116 で演算されて設定されるように
なっており、前記CPU104 ,マトリックス演算器116
(色修正演算手段)は、キーボードやタッチパネルなど
のマン・マシン・インターフェース108 (色修正情報入
力手段)を介してオペレータが入力する色修正情報に基
づいて変換テーブル106 ,107 の変換特性を可変設定す
る。この設定により、8/8ビット変換テーブル106 に
よって画像情報の明るさ,コントラストが入力情報に応
じて修正され、また、3次元変換テーブル107 によって
画像情報の色調が入力情報に応じて修正される。
【0026】一方、オペレータは、CRT装置109 に表
示される色修正結果を目視・確認し、所期の色修正がな
されるまで、色修正情報の入力操作と目視確認とを繰り
返し、最終的に所期の色修正がなされたことをオペレー
タが確認して、色修正画像の出力のトリガー信号を前記
マン・マシン・インターフェース108 を介して発する。
すると、前記8/8ビット変換テーブル106 及び3次元
変換テーブル107 による色変換に代えて、10/8ビット
変換テーブル102 と3次元変換テーブル107 と(第2の
色変換手段)で色修正を行わせるべく、前記10/8ビッ
ト変換テーブル102 における標準特性用のデータに色修
正作業における最終仕様(決定された色修正条件)に合
わせた修正パラメータ、換言すれば、色修正作業時にお
ける8/8ビット変換テーブル106 の変換特性をおりこ
む設定を行う一方、前記8/8ビット変換テーブル106
をスルーな特性(実質的に変換を行わない特性)にす
る。ここで、再スキャンを実行し、読取り画像信号を前
記変換テーブル102 ,107 で変換して、かかる変換結果
を、CRT装置109 及びプリンタ110 、更には、ハード
ディスク111 側に出力させる。
【0027】以下に、上記のような変換テーブルの使い
分けについて詳細に説明する。まず、前記色修正仕様を
設定するまでの作業段階においては、前記8/8ビット
変換テーブル106 、及び、色修正演算手段としてのマト
リックス演算器116 を用いて特性変更がなされる3次元
変換テーブル107 を用いて色変換が行われる。即ち、前
記色修正の作業段階においては、入力される色修正情報
に基づいてCPU104 が8/8ビット変換テーブル106
の変換特性を順次変更するが、前記3次元変換テーブル
107 における変換特性は、CPU104 で係数設定される
マトリックス演算器116 で色調等の変換演算を行わせた
後、該演算結果が3次元変換テーブル107 に再ロードさ
れ、これにより、3次元変換テーブル107 から色変換デ
ータが出力され、かかる色修正データが一旦ビデオメモ
リ112 に記憶される。そして、前記ビデオメモリ112 に
記憶された画像信号が順次読み出されて前記CRT装置
109 に色修正された画像が表示される。
【0028】前記CRT装置109 に表示された画像に基
づいて所期の色修正がなされたことをオペレータが目視
・確認し、出力指令を前記マン・マシン・インターフェ
ース108 によって入力すると、今度は、8/8ビット変
換テーブル106 に代えて10/8ビット変換テーブル102
で入力修正情報に応じた変換が行われるように、CPU
104 がそのときの色修正情報に基づいて10/8ビット変
換テーブル102 の変換特性を設定し、また、8/8ビッ
ト変換テーブル106 では実質的に変換がなされないよう
スルーな特性にする。ここで、3次元変換テーブル107
における変換特性は、色修正作業における最終仕様のま
まに固定されるから、最終出力時には、画像出力用の再
スキャンで高精度に読取られた画像信号が、10/8ビッ
ト変換テーブル102 と3次元変換テーブル107 とによっ
て色変換される。
【0029】そして、前記10/8ビット変換テーブル10
2 及び3次元変換テーブル107 で色変換された画像信号
は、ページメモリ113 に記憶され、該ページメモリ113
の記憶データがプリンタインターフェース114 を介して
プリンタ110 に出力されて、前記スキャナ1で読み取っ
た原稿画像を色修正した結果がカラープリントされる。
ここで、前記プリンタインターフェース114 では、CR
T装置109 に対する表示用に設定されているカラー画像
信号を、プリンタ用のカラー画像信号に変換する機能を
有している。
【0030】プリントを行わずに、前記ページメモリ11
3 の記憶データを、CPU104 を介してハードディスク
111 に記憶させる構成としても良い。尚、前記フレーム
メモリ105 ,ビデオメモリ112 ,ページメモリ113 から
の画像信号の転送は、CPU104 を介してデータ転送コ
ントローラ115 によって制御されるようになっている。
【0031】CRT装置109 の表示画面を目視しながら
行う色修正作業においては、色修正情報を入力してから
実際に前記色修正情報に対応する画像がCRT装置109
に表示されるまでに要する時間が長いと、色修正作業に
おける時間ロスが多くなり、作業効率を悪化させること
になる。しかしながら、本実施例のように、色修正情報
を順次変更して行う色修正作業において用いる8/8ビ
ット変換テーブル106は、その変換特性の変更を10/8
ビット変換テーブル102 に比して短時間に行うことがで
き、前記時間ロスの発生を抑止できる。
【0032】一方、色修正を行った画像を、プリンタ11
0 でプリントさせたり、ハードディスク111 等の記憶媒
体に記憶させる場合には、画質の低下を抑止し得る変換
特性が望まれ、本実施例では、かかる最終出力時に限っ
て再度スキャンを行い、10/8ビット変換テーブル102
及び3次元変換テーブル107 を用いて所望の色変換を行
わせることで、前記要求に対応できるようにしてある。
【0033】即ち、8/8ビット変換テーブル106 で変
換させるときには、10/8ビット変換テーブル102 を用
いるときに比べ、変換対象の画像信号のビット数が少な
いために高精度な変換を行わせることができないが、逆
に、特性変更が容易に行えるため、高い画質が要求され
ない色修正作業時には、8/8ビット変換テーブル106
を用いて、最終出力時には、10/8ビット変換テーブル
102 を用いるようにした。
【0034】尚、本実施例における色修正作業時には、
解像度を粗くして読取りを行い、最終出力時に解像度を
上げることで作業効率を上げている。また、図4に示す
ように、前記3次元変換テーブルをCRT出力系とプリ
ンタ出力系とにそれぞれ並列に設け、それぞれに独立し
て画像信号が入力されるようにしても良い。
【0035】この場合、色修正作業時に、CRT出力系
の3次元変換テーブル107 と、プリンタ出力系の3次元
変換テーブル117 とを共に書き換えるようにし、かつ、
3次元変換テーブル117 に、プリンタ出力用の色変換機
能をもたせておけば、最終出力時に、3次元変換テーブ
ル117 からプリンタ10用のカラー画像信号を得ることが
でき、前記プリンタインターフェース114 における変換
機能を省略できる。
【0036】尚、上記実施例では、スキャナ101 からは
10ビットのディジタル画像信号が出力され、このディジ
タル画像信号を8ビットに変換されて出力される構成と
したが、ディジタル信号のビット数を上記に限定するも
のでないことは明らかである。また、上記実施例では、
色変換の最終結果を出力するときに用いる変換テーブル
(第2の色変換手段)を10/8ビット変換テーブル102
及び3次元テーブル107 としたが、少なくとも色修正作
業に用いる8/8ビット変換テーブル106 及び3次元変
換テーブル107 (第1の色変換手段)よりも画質低下を
抑止できる構成であれば効果を発揮することになり、色
変換手段を変換テーブル及び上記変換テーブルの組み合
わせに限定するものではない。
【0037】また、前記スキャナ101 は、図5に示すよ
うに、基本的には、原稿画像情報を担持した光をCCD
ラインセンサ等の光電変換手段121 で光電変換してアナ
ログ画像信号を得て、本実施例では該アナログ信号をA
/D変換器122 でディジタル画像信号に変換して出力す
るものであるが、色修正後の最終出力を得る際に、前記
色修正情報入力手段に基づいてスキャナ1における照明
光量の過不足を判定させ、該判定結果に基づいて照明光
量を光量調整手段123 によって適正光量に調整して再度
の読取りを行わせ、適正光量で読み取られた画像信号に
基づいて色変換を行わせるようにすると良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像の色修正装置によると、最終的に色修正結果を出力す
るときの画質低下を抑止しつつ、色修正結果を表示させ
ながら色修正情報を入力する色修正作業において、前記
入力された色修正情報に基づく色変換特性の変更を高速
に行わせて、作業効率を向上させることが可能になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像の色修正装置の基本構成を
示すブロック図。
【図2】実施例のシステム構成を示すブロック図。
【図3】同上実施例におけるスキャナの例を示す斜視
図。
【図4】他の実施例のシステム構成を示すブロック図。
【図5】スキャナに光量調節機能を追加した実施例を示
すブロック図。
【図6】従来の色修正装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101 スキャナ(画像入力手段) 102 10/8ビット変換テーブル(第2の色変換手段) 104 CPU(色修正演算手段) 105 フレームメモリ 106 8/8ビット変換テーブル(第1の色変換手段) 107 3次元変換テーブル 108 マン・マシン・インターフェース(色修正情報入
力手段) 109 CRT装置(表示手段) 110 プリンタ 116 マトリックス演算器(色修正演算手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を入力する画像入力手段と、 前記画像情報の色修正を行う第1及び第2の色変換手段
    と、 色修正情報を入力する色修正情報入力手段と、 前記第1及び第2の色変換手段における変換特性を変化
    させる色修正演算手段と、 色修正された画像情報を表示する表示手段と、 を備え、前記表示手段に表示される画像情報を目視確認
    して色修正条件を決定するときには、前記第1の色変換
    手段の変換特性を前記色修正情報に応じて変化させて、
    前記色修正情報に応じた色修正を行わせ、色修正条件決
    定後は該決定条件に応じた特性に第2の色変換手段の変
    換特性を変化させて色修正結果を出力させることを特徴
    とする画像の色修正装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の色変換手段がそれぞれ
    ルックアップテーブルによって構成されることを特徴と
    する請求項1記載の画像の色修正装置。
JP4340624A 1992-12-21 1992-12-21 画像の色修正装置 Pending JPH06189124A (ja)

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JP4340624A JPH06189124A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 画像の色修正装置

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JP4340624A JPH06189124A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 画像の色修正装置

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JP4340624A Pending JPH06189124A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 画像の色修正装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100745485B1 (ko) * 2003-03-28 2007-08-02 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 가변 폭의 병렬 순환 중복 검사 (crc) 연산을 위한 반복회로 및 방법

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KR100745485B1 (ko) * 2003-03-28 2007-08-02 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 가변 폭의 병렬 순환 중복 검사 (crc) 연산을 위한 반복회로 및 방법

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