JPH06237373A - カラースキャナにおける色補正方法および装置 - Google Patents

カラースキャナにおける色補正方法および装置

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JPH06237373A
JPH06237373A JP5022591A JP2259193A JPH06237373A JP H06237373 A JPH06237373 A JP H06237373A JP 5022591 A JP5022591 A JP 5022591A JP 2259193 A JP2259193 A JP 2259193A JP H06237373 A JPH06237373 A JP H06237373A
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JP
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JP5022591A
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Eiji Teraue
英治 寺上
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラースキャナの機差およびカラー原稿の発色
特性を高精度に補正することを目的とする。 【構成】カラー原稿をスキャンして得られる濃度データ
を(ステップS10)、機差補正マトリクスを用いて補
正することにより機差を吸収した後(ステップS1
1)、原稿特性補正マトリクスを用いて、カラー原稿の
発色特性を補正した等価中性濃度データを得る(ステッ
プS12)。このようにして得られた等価中性濃度デー
タに基づき、機差およびカラー原稿の発色特性によらな
い画像データが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナ間の製造上の
誤差およびカラー原稿の発色特性の差を高精度に補正す
ることのできるカラースキャナにおける色補正方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷・製版の分野において、作
業工程の合理化、画像品質の向上等を目的として読取原
稿に記録された画像情報を電気的に処理し、フイルム原
版を作成する画像走査読取再生システムが広範に用いら
れている。
【0003】この場合、前記画像走査読取再生システム
を構成するカラースキャナ(画像読取装置)では、読取
原稿に記録されたカラー画像情報を光電変換することで
カラー画像データを得、前記カラー画像データに対して
種々の画像処理を施している。
【0004】ところで、読取光学系の特性の相違等に起
因し、各カラースキャナ間の読取特性に差があるため、
これらを調整する必要がある。また、読取原稿の発色特
性も原稿の種類によって相違するため、カラー画像デー
タを色分離した後、再生する際の色再現性を原稿の種類
によらず一定となるように調整する必要がある。
【0005】従来、これらの調整を行う場合、各カラー
スキャナ間の読取特性の相違および読取原稿の発色特性
の相違の両方を考慮した補正データを作成し、この補正
データを用いて一度に補正を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、図7に示す
ように、同一の読取原稿を読取特性の異なる2つのカラ
ースキャナで夫々読み取って得られる画像データ(実線
および破線で示す)は、波長λ、濃度Dに対して略比例
関係にあるため、各カラースキャナ間の読取特性の相違
は、線形近似によって精度よく補正することができる。
一方、読取原稿の発色特性の相違は、図7に示すR、
G、Bの各濃度DからY、M、Cの各色素量を求め、こ
れらの色素量が等しくなるように補正を行うことにより
吸収される。しかしながら、読取原稿の発色特性の相違
には、非線形的な要素が多分に含まれている。従って、
各カラースキャナ間の読取特性の相違と、読取原稿の発
色特性の相違とを同時に補正した場合、その補正精度が
低下し、特に、スキャナ間の読取特性を充分に補正でき
なくなるという不具合が生じていた。
【0007】本発明は上記の不都合に鑑みなされたもの
であって、各カラースキャナ間の読取特性の相違および
読取原稿の発色特性の相違の両方を精度よく補正するこ
とのできるカラースキャナにおける色補正方法および装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、カラー原稿を読み取って濃度データを
得る第1の過程と、前記第1の過程で得られた濃度デー
タを、基準となるカラースキャナで前記カラー原稿を読
み取った場合に得られる濃度データに補正する第2の過
程と、前記第2の過程で得られた補正後の濃度データ
を、当該カラー原稿の発色特性に基づいた等価中性濃度
データに変換する第3の過程と、からなることを特徴と
する。
【0009】また、本発明は、カラー原稿を読み取って
濃度データを得る読取手段と、前記濃度データを、前記
カラー原稿を基準となるカラースキャナで読み取った場
合に得られる濃度データに変換する第1の補正データを
記憶する第1の記憶手段と、前記第1の補正データによ
って変換された濃度データを、当該カラー原稿の発色特
性に基づいた等価中性濃度データに変換する第2の補正
データを記憶する第2の記憶手段と、を備えることを特
徴とする。
【0010】
【作用】以上のように構成される本発明では、各カラー
スキャナ間の読取特性の相違を補正する第1の補正デー
タと、読取原稿の発色特性の相違を補正する第2の補正
データとを独立に作成し、前記第1の補正データを用い
てカラー原稿を読み取って得られた濃度データを補正し
た後、前記第2の補正データを用いて前記補正された濃
度データを等価中性濃度データに補正することにより、
夫々の相違を精度よく補正することができる。
【0011】
【実施例】本発明のカラースキャナにおける色補正方法
および装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を
用いて以下詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明が適用される画像読取処理
装置10を示し、この画像読取処理装置10には、図2
に示す原稿カセット12が挿入される。
【0013】原稿カセット12は、略方形状を呈する枠
体14によって囲まれる2枚の支持ガラス板16間に透
過型の複数のカラー原稿Sまたは後述の基準チャートC
H(図4参照)を保持するものであり、前記画像読取処
理装置10における搬送方向(矢印X方向)両側部には
当該搬送方向に沿って延在するV字状の溝部20a、2
0bが形成される。また、枠体14の搬送方向先端上面
部には原稿カセット12および原稿カセット12に保持
されるカラー原稿Sまたは基準チャートCHを識別する
ためのカセット識別部22が設けられる。このカセット
識別部22には、原稿カセット12および原稿カセット
12に保持されたカラー原稿Sの種類または基準チャー
トCHを識別するためのコードが複数の透光部24aお
よび遮光部24bの組み合わせによって設定されてい
る。
【0014】画像読取処理装置10は、ケーシング11
の前面に前記原稿カセット12が挿入されるカセット挿
通口30を有し、前記カセット挿通口30の近傍には原
稿カセット12および原稿カセット12に保持されたカ
ラー原稿Sの種類または基準チャートCHを識別するた
めの識別機構32が配設される。なお、この識別機構3
2は、原稿カセット12のカセット識別部22に設定さ
れたコードを識別するためのフォトインタラプタ等によ
って構成される。
【0015】一方、前記識別機構32に近接して搬送機
構34の一端側が配設され、この搬送機構34の他端側
は後述する回転テーブルの上方まで延在される。搬送機
構34は複数のガイドローラ36を有し、前記ガイドロ
ーラ36は原稿カセット12のV字状溝部20a、20
bに点接触で係合される。また、搬送機構34は原稿カ
セット12の枠体14の搬送面に当接し、回転駆動され
る搬送ローラ38を有し、前記原稿カセット12はこの
搬送ローラ38によって搬送される。搬送機構34の下
方には原稿台40が副走査機構42を介して副走査方向
(矢印X方向)に進退自在に配設される。前記副走査機
構42は回転駆動源44を含み、この回転駆動源44に
連結されたボールねじ46により原稿台40を矢印X方
向に変位させる。
【0016】前記原稿台40には原稿カセット12をト
リミング方向、すなわち、副走査方向(矢印X方向)と
直交する方向に進退変位させるトリミング機構48が設
けられる。前記トリミング機構48は原稿台40に取着
された回転駆動源50を有し、この回転駆動源50にボ
ールねじ46の一端が連結される。このボールねじ46
はトリミング方向に延在し、トリム台52に設けられて
いる図示しないナット部材に係合されてその他端が前記
原稿台40に支承される。
【0017】トリム台52には開口部54が形成されて
いる。この開口部54には回転テーブル56が設けられ
ており、図示しない回転機構によって原稿カセット12
を所定角度回転させる。
【0018】画像読取処理装置10のケーシング11内
には、透過照明機構を構成する光源58が矢印X方向に
略直交する主走査方向に設けられており、この光源58
の下方には前記光源58から導出される照明光Lを光電
的に読み取る画像読取部60が配設される。画像読取部
60は、結像レンズ62と複数のCCD64a乃至64
cからなる光電変換部66とを備え、カラー原稿Sまた
は基準チャートCHに担持されているカラー画像情報を
R、G、Bの各色の濃度信号として光電的に読み取る。
【0019】このように構成された画像読取処理装置1
0は、制御部70によって駆動制御される。そこで、次
に、制御部70の構成について説明する。
【0020】制御部70は、図3に示すように、CPU
72と、入力制御回路74と、前処理回路76と、画像
データを記憶する記憶部78と、画像処理回路80と、
後述する原稿特性補正マトリクスおよび機差補正マトリ
クスを夫々ルックアップテーブルとして記憶するルック
アップテーブル記憶部82、84とを備え、これらはバ
ス86によって接続される。なお、バス86には、コン
ソール88が接続される。コンソール88は、ビデオバ
ッファ90と表示制御部92を有し、前記表示制御部9
2は、コンソール88に内蔵されたCRTディスプレイ
94への出力の制御を行うとともに、コンソール88に
接続されたキーボード96とマウス98の入力を司る。
また、画像処理回路80には、処理された画像データを
フイルム等に可視画像として出力する出力装置81が接
続される。
【0021】CPU72は、画像読取処理装置10の全
般的制御を行う。入力制御回路74は原稿カセット12
に保持されたカラー原稿Sまたは基準チャートCHの形
状等を判断し読取位置等の制御を行う。前処理回路76
は、読み取った画像データの色補正を行いコンソール8
8へ送るとともに、基準チャートCHを読み取って得ら
れるデータに基づき色補正を行うための機差補正マトリ
クスを設定する機能を有する。記憶部78は、処理対象
の画像データを一次的に保持する。画像処理回路80
は、画像データに対して所望の画像処理を行う。なお、
制御部70には、FDドライバ100が接続されてお
り、このFDドライバ100によってフレキシブルディ
スクFDに記憶されたデータが読み取られる。
【0022】次に、以上のように構成された画像読取処
理装置10における色補正方法および画像処理方法につ
いて説明する。
【0023】本実施例では、カラー原稿Sから得られた
濃度データを機差補正マトリクスを用いて補正すること
で、個々の画像読取処理装置10間の特性差を吸収し、
次いで、この補正された濃度データを原稿特性補正マト
リクスを用いて等価中性濃度データに変換することで、
カラー原稿Sの種類による発色特性の差を吸収してい
る。
【0024】そこで、先ず、色補正を実施するために用
いられる前記機差補正マトリクスおよび前記原稿特性補
正マトリクスを設定する場合について、図4に示すフロ
ーチャートに基づき説明する。
【0025】始めに、図5に示す基準チャートCHを基
準スキャナで読み込むことにより、基準濃度データ
S 、mS 、cS を得る(ステップS1)。
【0026】この場合、基準チャートCHは、画像読取
処理装置10で使用されるカラー原稿Sと同一の発色特
性を有するフイルムを露光することで、色ステップY、
M、C、B、G、R、3段階の濃度からなるグレーG
1、G2、G3を形成するとともに、フイルムのベース
そのものの色ステップZを設けたものである。従って、
前記基準濃度データyS 、mS 、cS は、各色ステップ
Y、M、C、B、G、R、グレーG1、G2、G3およ
び色ステップZの各パッチに対応して得られる。なお、
基準スキャナは、個々の画像読取処理装置10の特性差
(機差)を吸収するために設定された基準となるスキャ
ナである。
【0027】次に、基準チャートCHの各パッチの分光
特性を分光光度計で測定し(ステップS2)、この分光
特性と前記基準チャートCHを構成するY、M、Cの各
色素の既知の分光濃度とに基づき、各パッチの等価中性
濃度データEY 、EM 、ECを求める(ステップS
3)。なお、ステップS1の過程とステップS2、S3
の過程とは、いずれを先に実行してもよい。
【0028】そして、ステップS1で得られた基準濃度
データyS 、mS 、cS をステップS3で求めた等価中
性濃度データEy 、Em 、Ec に変換するための原稿特
性補正マトリクス[A]を、
【0029】
【数1】
【0030】の関係から求め(ステップS4)、得られ
た原稿特性補正マトリクス[A]をルックアップテーブ
ル記憶部84に記憶させる。なお、a11〜a36は、原稿
特性補正マトリクス[A]を構成する係数である。
【0031】ここで、前記の係数a11〜a36を求める方
法について説明する。基準チャートCHの色ステップ
Y、M、CおよびB、G、Rを分光光度計で読み取って
得られるY、M、Cの各色素の色素量データQYMC およ
びQBGR と、画像読取処理装置10で読み取って得られ
る濃度データDYMC 、DBGR およびDDBGR を、
【0032】
【数2】
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】
【0035】
【数5】
【0036】
【数6】
【0037】と定義し、3×6の暫定マトリクスTを、
【0038】
【数7】
【0039】と定義する。そして、この暫定マトリクス
Tを求める。暫定マトリクスTは、前半の3×3の部分
をTF 、後半の3×3の部分をTB とすると、
【0040】
【数8】
【0041】となる。次に、例えば、グレーG3の測定
値(dG3に各色素のサフィックスを付して示す)を用い
てグレーに対する濃度を補正する係数ky 、km 、kc
を、
【0042】
【数9】
【0043】として各色素毎に求める。このようにして
求めた係数ky 、km 、kc と、当該基準チャートCH
の等価中性濃度係数とを用いて、例えば、Y、M、Cの
各色素量が0.88、0.9、1.01で混合された時
にニュートラルグレーになるとした場合の等価中性濃度
データを1.0とすると、原稿特性補正マトリクス
[A]の係数a11〜a36は、
【0044】
【数10】
【0045】から求めることができる。
【0046】次に、基準チャートCHを図2の原稿カセ
ット12にセットし、使用対象である画像読取処理装置
10(特定スキャナ)で読み込む(ステップS5)。
【0047】前記基準チャートCHを保持した原稿カセ
ット12は、図1に示す画像読取処理装置10のカセッ
ト挿通口30から挿入される。画像読取処理装置10で
は、識別機構32によって当該原稿カセット12の識別
を行う。次いで、原稿カセット12は、V字状溝部20
a、20bに係合するガイドローラ36によって保持さ
れた状態で搬送ローラ38の駆動作用下に回転テーブル
56上まで搬送される。 原稿カセット12が回転テー
ブル56上の所定位置まで搬送された後、前記原稿カセ
ット12は、原稿台40とともに副走査機構42の駆動
作用下に矢印X方向に副走査搬送され、画像読取部60
による読み取りが行われる。すなわち、光源58から射
出された照明光Lは、原稿カセット12に保持された基
準チャートCHを透過し、結像レンズ62を介して光電
変換部66を構成するCCD64a乃至64cに導かれ
る。CCD64a乃至64cは、基準チャートCHを透
過した照明光Lを電気信号に変換する。この電気信号
は、基準チャートCHの各色ステップY、M、C、R、
G、B、G1、G2、G3、Zに対応した濃度データy
0 、m0 、c0 として制御部70に転送される。
【0048】制御部70におけるCPU72は、前記濃
度データy0 、m0 、c0 をステップS1で得られた基
準濃度データyS 、mS 、cS に変換するための機差補
正マトリクス[B]を、
【0049】
【数11】
【0050】の関係から求め(ステップS6)、得られ
た機差補正マトリクス[B]をルックアップテーブル記
憶部82に記憶させる。
【0051】以上の準備作業が完了した状態において、
所望のカラー原稿Sの処理を行う。この場合について、
図6に示すフローチャートに基づき説明する。
【0052】先ず、所望のカラー原稿Sを原稿カセット
12にセットし、これを画像読取処理装置10(特定ス
キャナ)に装填し、基準チャートCHの場合と同様にし
て読み込みを行う。この場合、カラー原稿Sは、画像処
理条件を設定するためにその画像情報をラフに読み込
む、所謂、プレスキャンによって走査される。このプレ
スキャンによって、濃度データy、m、cが得られる
(ステップS10)。濃度データy、m、cは、前処理
回路76において、先ず、ルックアップテーブル記憶部
82に記憶された機差補正マトリクス[B]によって、
【0053】
【数12】
【0054】として、基準スキャナと画像読取処理装置
10との間の機差が補正された濃度データyS 、mS
S に変換される(ステップS11)。この場合、機差
補正マトリクス[B]は、機差のみを高精度に補正する
ことができる。
【0055】次に、前記濃度データyS 、mS 、c
S は、ルックアップテーブル記憶部84に記憶された原
稿特性補正マトリクス[A]によって、
【0056】
【数13】
【0057】として、カラー原稿Sの特性の相違が補正
された等価中性濃度データey 、em、ec に変換され
る(ステップS12)。この場合、原稿特性補正マトリ
クス[A]は、機差が補正された濃度データyS
S 、cS を原稿の発色特性に応じた等価中性濃度デー
タey 、em 、ec に高精度に変換することができる。
【0058】このようにして得られた前記等価中性濃度
データey 、em 、ec は、一旦、記憶部78に記憶さ
れるとともに、このデータに基づきコンソール88のC
RTディスプレイ94にプレスキャン画像として表示さ
れる。そこで、操作者は、前記CRTディスプレイ94
に表示されたプレスキャン画像に基づき、処理条件の設
定(セットアップ)を行う(ステップS13)。この場
合、前記CRTディスプレイ94には、機差および原稿
の発色特性が補正されたプレスキャン画像が表示される
ため、的確なセットアップが可能となる。
【0059】なお、前記処理条件とは、所望のフイルム
原版を作成するための条件であり、走査条件と画像処理
条件とに分類することができる。この場合、走査条件は
カラー原稿Sの読取範囲(トリミング)、倍率、読取時
の回転角度、網掛処理を行う際の網の種類、スクリーン
線数、フイルム原版の色版(Y、M、C、Bk)の選
択、フイルム原版に対するボーダ(縁)の設定の有無、
レジストマークの有無、カラー原稿Sの色分解を行う際
の露光条件の有無等の条件をいう。また、画像処理条件
は、例えば、フイルム原版におけるハイライトおよびシ
ャドーの濃度、網%の設定、グラデーション(階調)の
設定、カラーコレクションの設定、シャープネスの設
定、下色除去等の条件をいう。
【0060】セットアップ(ステップS13)の完了し
た原稿カセット12は、次に、前記処理条件に基づき、
画像読取部60においてその画像情報を精細に読み込
む、所謂、本スキャンが行われる(ステップS14)。
この本スキャンによって得られた濃度データy、m、c
は、前述した場合と同様に、機差補正マトリクス[B]
および原稿特性補正マトリクス[A]を用いて機差補正
処理(ステップS15)と、原稿特性補正処理(ステッ
プS16)が行われた後、本スキャン画像に係る等価中
性濃度データey 、em 、ec として一旦記憶部78に
格納される。
【0061】次いで、前記等価中性濃度データey 、e
m 、ec は、画像処理回路80において、所望の画像処
理条件に従って処理され(ステップS17)、本スキャ
ン画像データとして出力装置81に転送される。この本
スキャン画像データは、レーザビーム等の光信号に変換
された後、フイルム上に画像として再生される(ステッ
プS18)。このフイルムは現像処理され、所望のフイ
ルム原版が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明では、基準となる
スキャナと特定のスキャナとの間の特性の相違を第1の
補正データを用いて行った後、カラー原稿の発色特性の
相違を前記第1の補正データとは独立に設定された第2
の補正データを用いて行うことにより、夫々の補正を高
精度に行うことができる。この結果、極めて再現性の良
い画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像読取処理装置の断面構
成図である。
【図2】図1に示す装置に装填される原稿カセットの構
成斜視図である。
【図3】図1に示す装置における制御部を中心とした回
路構成ブロック図である。
【図4】本発明に係る原稿特性補正マトリクスおよび機
差補正マトリクスを求めるフローチャートである。
【図5】本発明に適用される基準チャートの構成図であ
る。
【図6】本発明に係る画像処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】読取特性の異なるカラースキャナの波長と読取
濃度との関係説明図である。
【符号の説明】
10…画像読取処理装置 12…原稿カセット 70…制御部 72…CPU 76…前処理回路 80…画像処理回路 82、84…ルックアップテーブル記憶部 88…コンソール CH…基準チャート S…カラー原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 9068−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー原稿を読み取って濃度データを得る
    第1の過程と、 前記第1の過程で得られた濃度データを、基準となるカ
    ラースキャナで前記カラー原稿を読み取った場合に得ら
    れる濃度データに補正する第2の過程と、 前記第2の過程で得られた補正後の濃度データを、当該
    カラー原稿の発色特性に基づいた等価中性濃度データに
    変換する第3の過程と、 からなることを特徴とするカラースキャナにおける色補
    正方法。
  2. 【請求項2】カラー原稿を読み取って濃度データを得る
    読取手段と、 前記濃度データを、前記カラー原稿を基準となるカラー
    スキャナで読み取った場合に得られる濃度データに変換
    する第1の補正データを記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の補正データによって変換された濃度データ
    を、当該カラー原稿の発色特性に基づいた等価中性濃度
    データに変換する第2の補正データを記憶する第2の記
    憶手段と、 を備えることを特徴とするカラースキャナにおける色補
    正装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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