JPH0618854B2 - ワンパッケージ型安定硬化性組成物 - Google Patents

ワンパッケージ型安定硬化性組成物

Info

Publication number
JPH0618854B2
JPH0618854B2 JP63237445A JP23744588A JPH0618854B2 JP H0618854 B2 JPH0618854 B2 JP H0618854B2 JP 63237445 A JP63237445 A JP 63237445A JP 23744588 A JP23744588 A JP 23744588A JP H0618854 B2 JPH0618854 B2 JP H0618854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curable composition
weight percent
zinc
polyepoxide
polydiene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63237445A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01110525A (ja
Inventor
アンソニー・マイケル・シャセル
ジョゼフ・マイケル・マクローフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PPG Industries Inc
Original Assignee
PPG Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PPG Industries Inc filed Critical PPG Industries Inc
Publication of JPH01110525A publication Critical patent/JPH01110525A/ja
Publication of JPH0618854B2 publication Critical patent/JPH0618854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/39Thiocarbamic acids; Derivatives thereof, e.g. dithiocarbamates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/02Copolymers with acrylonitrile
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/03Polymer mixtures characterised by other features containing three or more polymers in a blend

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はシーラントとしての使用に適した硬化性組成物
に関する。
自動車工場において、シーラントは様々な異なる目的に
使用される。ある種の用途にはシーラントが下塗金属に
良く接着し、約250゜Fという低温において硬化可能
で、かつ優れた物理性特性、例えばレジリエンスや耐チ
ップ性を示すことが望まれている。
従来、塩化ポリビニルプラスチゾルを基本とするシーラ
ントが使われてきた。しかし、約250゜Fという硬化温
度では、このプラスチゾル組成物は物性の潜在能力を最
大限に発揮できない。典型的には、これらの組成物はレ
ジリエンス、接着強度および引裂強度が不十分である。
それ故、硬化性組成物に対して、下塗金属への好接着性
を有し、低温で硬化でき、かつ必要物性を提供すること
が求められる。
発明の要旨 本発明によれば、 (a)非官能性ポリジエン; (b)ポリエポキシド; (c)ポリジエンとポリエポキシドを硬化させるための、
ジスルフィドおよびC−C10アルキルジチオカルバ
ミン酸亜鉛を含有する硫黄および亜鉛含有加硫系 を含有するワンパッケージ型安定硬化性組成物を提供す
る。また下塗りされた金属基材への塗装法も提供する。
発明の詳細な記述 本発明の硬化性組成物は主要成分の1つとしてポリジエ
ンを含有する。
ポリジエンポリマーは、4〜12個、好ましくは4〜6
個の炭素原子を含む1,3−ジエンのポリマーを包含す
る。典型的にはジエンは、1,3−ブタジエン(これが好
ましい)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン、およびピペリレンがある。また、1,
3−ブタジエンと、それと共重合し得る単量体(例え
ば、イソプレン、アクリロニトリルおよびピペリレン)
とのコポリマーも使用し得る。メチルメタクリレート、
アクリル酸およびスチレンのような他の重合性単量体を
使用してもよい。ポリジエンポリマーは1,4−ポリブタ
ンジエンと1,4−ポリブタンエンアクリロニトリルコポ
リマーとの混合物が好ましい。
所望により、種々の加硫性または非加硫性合成ゴムがポ
リジエンと共に不活性充填剤として使うことができる。
このような合成ゴムの例には、ブチルゴム、エチレンプ
ロピレンターポリマー、シリコンゴム、ポリサルファイ
ド、ポリアクリルエステルおよび塩化ポリエチレンゴム
が挙げられる。上記合成ゴムとスチレンとのコポリマー
もまた使うことができる。
本発明のポリジエンポリマーは非官能性であると理解す
べきである。すなわち、官能基、例えば水酸基、アミノ
基、カルボキシル基やメルカプト基等を含まない。
本発明の硬化性組成物の他の基本成分は、ポリエポキシ
ドである。
ポリエポキシドは分子中に1,2−エポキシド基を有する
物質である。水酸基も存在してよく、多くの場合存在す
る。
本発明の目的のためのポリエポキシドは、1分子に少な
くとも2つの1,2−エポキシ基を含む。
一般に、エポキシド当量は、約289〜約4000の範
囲である。これらのポリエポキシドは飽和または不飽
和、環式または非環式、脂肪族、脂環式、芳香族または
複素環化合物である。それらは置換基、例えば、ハロゲ
ン、水酸基またはエーテル基等を含んでもよい。
1つの有用なポリエポキシドの例としては、アルカリ存
在下に、エピハロヒドリン(例えば、エピクロロヒドリ
ンやエピブロモヒドリン)とポリフェノールとの反応で
得られるエポキシポリエーテルである。適したポリフェ
ノールにはレゾルシノール、カテコール、ヒドロキノ
ン、ビス(4−ヒドロキシ−フェニル)−2,2−プロパ
ン、すなわち、ビスフェノールA;ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−イソブタン;4,4−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン;ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1
−エタン;ビス(2−ヒドロキシナフェニル)−メタ
ン;および1,5−ヒドロキシナフタレンを含む。1つの
大変一般的なポリエポキシドはビスフェノールAのよう
なポリフェノールのエーテルである。より好ましくは、
ポリエポキシドはビスフェノールAのジグリシジルエー
テルである。
他のポリエポキシドの例としては、多価アルコールのポ
リグリシジルエーテルである。これらの化合物は多価ア
ルコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、1,4−ブチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブチレン
グリコール、1,5−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサン
トリオール、グリセロール、トリメチロールプロパンお
よびビス(4−ヒドロキシシクロ−ヘキシル)−2,2−
プロパンより誘導される。
他のポリエポキシドの例としては、ポリカルボン酸のポ
リグリシジルエステルがある。これらの化合物はエピク
ロロヒドリンやこれに類似のエポキシ化合物と、脂肪族
または芳香族ポリカルボン酸、例えばシュウ酸、コハク
酸、グルタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸および二量化リノール酸との反応によって得ら
れる。
さらに他のエポキシドの例としては、オレフィン系不飽
和脂環式化合物のエポキシ化から誘導される。これらの
ポリエポキシドは、非フェノール性で、脂環式オレフィ
ンを、例えば、酸素と適当な金属触媒、過安息香酸、酸
−アルデヒドモノパーアセテート、または過酢酸によっ
てエポキシ化することによって得られる。このようなポ
リエポキシドのうち、エポキシ脂環式エーテルとエステ
ルが当業者によく知られている。有用なポリエポキシド
には、またエポキシ分子中にオキシアルキレン基を含む
ポリエポキシドを含む。他のポリエポキシドは、エポキ
シノボラック樹脂から成る。これらの樹脂は、アルデヒ
ドと一価アルコールとの縮合生成物とエピハロヒドリン
との反応、またはフェノールホルムアルデヒド縮合物と
エピクロロヒドリンとの反応によって得られる。
他のエポキシド含有物質には、共重合したグリシジルア
クリレートまたはメタクリレート単位を含有するアクリ
ルコポリマーを含む。これらのアクリルコポリマーは、
α,β−不飽和モノ−またはジ−カルボン酸のアルキル
エステルとアリシジルアクリレートまたはメタクリレー
トの何れかとの反応によって合成できる。他のグリシジ
ル含有共重合性単量体、例えばジグリシジルイタコネー
トおよびジグリシジルマレエートも使うことができる。
これらの単量体は、他の共重合性単量体、例えば、ビニ
ル芳香族化合物(例えば、スチレンまたはビニルトルエ
ン)、およびアクリロニトリルまたはメタクリロニトリ
ルの存在下に、任意に共重合させてもよい。
好ましくは、ポリエポキシドはジエポキシドである。ビ
スフェノールAのポリグリシジルエーテルが好ましく使
用され、ジグリシジルエーテルはより好ましい。適した
物質例は、シェルケミカル(Shell Chemic
al)よりEPON828として市販のEPONエポキ
シ樹脂である。
前述のポリエポキシドの混合物も使うことができる。
他の本発明の硬化性組成物の基本成分は、ポリジエンと
ポリエポキシド成分を硬化させるための硫黄および亜鉛
含有加硫系である。
本明細書中において、加硫は、一般に加熱によって、ポ
リジエンと硫黄が架橋することによって生じる物理化学
的変化である。本発明の組成物の硬化中に網目構造が形
成される詳細な機構はまた完全には判っていない。しか
し、本質的にはポリジエンゴム格子へのエポキシドの物
理的導入であると思われる。加硫系は、ポリジエンとポ
リエポキシドを硬化させるための1種類の物質または混
合物を含む。好ましくは加硫系は低級アルキルジチオカ
ルバメートとジスルフィドを含む。幾つかの低級アルキ
ルジチオカルバメートがここでは有用である。特にアル
キル部分に1〜10個、好ましくは1〜5個の炭素原子
を持つものが有用である。適したジチオカルバメートの
例には、メチル、エチル、プロピル、ブチルおよびアミ
ルジチオカルバメートを含む。ジメチルジチオカルバメ
ートがここで使用されるのが好ましい。これらの物質
は、亜鉛の塩として市販されている。すなわち、ジブチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン
酸亜鉛、ジエチルジチオカルバンミン酸亜鉛およびジア
ミルジチオカルバミン酸亜鉛である。これらの物質は、
バンダービルト・ケミカル・カンパニー(Vander
bilt Chemical Company)より商
標ZIMATEとして市販されている。
加硫系の一部である亜鉛は、別の方法で導入しても良
い。1つの例は加硫系に関連して上述したが、亜鉛は低
級カルバミン酸の塩として導入しても良い。また、亜鉛
は、酸化亜鉛としても導入してもよい。様々なグレード
の酸化亜鉛が市販されており、この目的のために使用さ
れる。加硫系の亜鉛量は大きく変化されてもよく、一般
には、硬化性組成物の全重量に対して約0.1重量パー
セント〜約10重量パーセントである。詳細な機構は判
っていないが、亜鉛は硫黄の加硫の促進剤として働いて
いると信じられている。
加硫系のジスルフィド成分もまた、種々の物質から選択
してもよい。適したジスルフィドの例には、4−モルホ
リニル−2−ベンゾチアゾールジスルフィド;4,4′−
ジチオビスモルホリンおよびベンゾチアジルジスルフィ
ドを含む。好ましくはジスルフィドはベンゾチアジルジ
スルフィドである。加硫系のジチオカルバメートとジス
ルフィド成分は、それぞれ加硫反応の第1および第2促
進剤として働いていると信じられている。さらに、本発
明の好ましい態様において、ジスルフィド種は、不必要
な早期加硫の遅延剤として働いていると信じられてい
る。チオカルバメートは架橋硬化系を効果的にするため
に、硫黄と共に作用していると信じられている。また、
ジチオカルバメートは、組成物のゴム成分の加硫を補助
するだけでなく、エポキシド成分の架橋網目構造への導
入する働きもしていると信じられている。上述したよう
に、これに対する詳細な機構は判っていない。
本発明の好ましい態様では、本発明の硬化性組成物は本
質的にアミノ基を含有しない物質である。アミンは硬化
性組成物のレジリエンスを減少させるので好ましくな
い。
本発明の硬化性組成物の各成分量は、硬化性組成物に望
まれる特定の性質によって広く変えることができる。例
えば、硬化性組成物に使われるポリエポキシドとジチオ
カルバメートの量を変えることによって、最終硬化性組
成物の硬度を変えることができる。使われるポリエポキ
シドとジチオカルバメートの量を増やせば、そのポリジ
エンポリエポキシド硬化性物質はより堅く、より強くな
る。さらにポリエポキシドは、硬化性組成物の下塗り金
属(すなわち、適当な下塗組成物で既に塗装した金属)
への接着を促進する働きをすると信じられている。一般
に本発明の硬化性組成物に使われるポリジエンの量は、
約10重量パーセント〜約80重量パーセントの範囲内
で変えることができる。好ましくは、使用するポリジエ
ンの量は約20重量パーセント〜約50重量パーセン
ト、より好ましくは、約25重量パーセント〜約40重
量パーセントの範囲内で変えてもよい。ポリエポキシド
の量は、一般に、硬化性組成物の全重量に対して約4重
量パーセント〜約35重量パーセント、好ましくは約4
重量パーセント〜約25重量パーセント、より好ましく
は、約10重量パーセント〜約20重量パーセントの範
囲内で変えることができる。硫黄および亜鉛含有加硫系
は硬化性組成物の全重量に対して約1〜約35重量パー
セントの量で使われる。
好ましい態様では、ジチオカルバメート第1促進剤は、
約1重量パーセント〜約10重量パーセント、好ましく
は、約3重量パーセント〜約7重量パーセントの範囲内
の量で存在する。ジスルフィド第2促進剤は約0.2重量
パーセント〜約5重量パーセント、好ましくは約1重量
パーセント〜約2重量パーセントの範囲内で存在しても
よい。
全てのパーセントは硬化性組成物の全重量に対してであ
る。
加硫系の一部である硫黄の量もまた大きく変化させても
よい。一般に硫黄の量は、硬化性組成物の全重量に対し
て約0.5重量パーセント〜約15重量パーセント、好
ましくは約1重量パーセント〜約10重量パーセント、
より好ましくは約2重量パーセント〜約7重量パーセン
トである。硫黄は種々の形で使われるが、典型的には素
硫黄で、固形オイル−処理粉体として使用される。例え
ば、加硫系に適した硫黄源としては、スタウファーケミ
カル会社(Stauffer Chemical Co
mpany)より市販のCRYSTEX商標の硫黄があ
る。
上述した促進物質は、加硫系に必要な硫黄の量を少なく
する。
本発明のワンパッケージ型安定硬化性組成物には、上述
した基本成分の他に種々他の任意に選ばれる添加剤を含
有してもよい。添加剤の例には、炭酸カルシウム、ステ
アリン酸処理した炭酸カルシウム、ポリブタンジエン処
理した炭酸カルシウム、硫黄バリウム、酸化カルシウム
および酸化マグネシウムのような充填剤、カーボンブラ
ック、炭化水素粘着付与剤および種々のフタル酸エステ
ル系とアジピン酸エステル系可塑剤および抗酸化剤があ
る。適当な抗酸化剤の例は、ブチル化ヒドロキシトルエ
ン、ブチル化およびスチレン化フェノールとクレゾー
ル、アルキル化キノンとハイドロキノンおよびブチル化
ヒドロキシベンジルイソシアネートである。
原則的には粒径と表面積が異なる様々なタイプのカーボ
ンブラックを使用することができる。カーボンブラック
は典型的には、硬化性組成物の引裂抵抗を向上させるた
めの強化充填剤として使用される。最適引裂抵抗を得る
には、粒径の小さいカーボンブラックが好ましい。
本発明の硬化性組成物は、広範囲の硬化温度を有してい
る。本発明硬化性組成物は、約220゜F〜約325゜F
(104℃〜163℃)の温度範囲内で、約10分間〜
60分間で焼成して硬化してもよい。好ましくは、本発
明硬化性組成物は約240゜F〜約260゜F(116℃〜
127℃)の温度範囲内で、約15分間〜約30分間焼
き付け硬化する。本発明の硬化性組成物の1つの利点
は、低温における硬化性であり、さらに、高温過焼成に
対する耐久性および(低温と高温の)両極限状態におい
てもかなりの物成を達成している点である。この能力
は、未焼成および過焼成に関連した諸問題を減らし、組
成物の製作を種々の応用条件に適合させることができ
る。
加えて、本発明のワンパッケージ型安定硬化性組成物
は、種々の下塗金属に対して卓越した接着性を持つ。さ
らに本発明の硬化性組成物は卓越した耐チップ性を示
し、それ故、特に自動車のアレダーボデーシーラントに
適している。この卓越した耐チップ性は、室温のみなら
ず、大変な低温すなわち、零下温度においても示す。
本発明硬化性組成物は従来的な方法で塗装されるが、典
型的には噴霧塗で使用してもよい。
本発明のワンパッケージ型安定硬化性組成物は、また、
耐溶媒性、耐湿性、耐熱性、レジリエンスおよび室温に
おける高全面強度のような他の多様な利点を示す。ま
た、本発明の硬化性組成物は弱凝集破壊性を示す。さら
に本発明の組成物は、3ケ月間卓越したパッケージ安定
性を示す。
次の実施例は本発明を説明するものであるが、これに限
定されない。
実施例1〜5 本実施例は、本発明に従って幾つかの硬化性組成物の調
製と評価を説明する。実施例1は本発明に従って好まし
い組成物である。実施例2と3は、それぞれエポキシド
とジチオカルバメートの量の変化による耐チップ性に対
する硬化を示す。実施例4と5は、それぞれエポキシド
とジチオカルバメートを除くことによる硬化を示す。
シーラント組成物を上記成分を混合することにより調製
した。組成物の物理的特性を以下のように評価した。
重ね剪断強度:試験用剪断接着は、PPG会社(PPG
Industris,Inc.)よりUNI−PRIME とし
て市販の陰極電着性下塗り塗装組成物で下塗りした2枚
の金属ストリップ(1インチ×4インチ×0.032イ
ンチ(2.54cm×10.16cm×0.08cm))を使っ
て作つた。50ミル(1.25ミリメータ)肉厚の組成物フ
ィルムを、1枚の金属ストリップに塗り、この上に2分
の1平方メートル(3.16平方cm)のストリップだけ重な
るように残りの1枚のストリップを置いた。この組成物
を250゜F(121℃)で30分間、焼成して硬化させ
た。重ね剪断強度は、ASTMD−1002−65に従
って平方インチ当りのポイント(psi)(ニュートン/m
m2)単位で決定した。
(ストリップの両端をインストロンテスター(INST
RON TESTER)で引っ張って重ね剪断強度を測
定した。
耐チップ性:各組成物を陰極電着性下塗り剤UNI−P
RIME で下塗りした金属パネルに噴霧し、250゜F
(121℃)で30分間焼成して硬化させた。それか
ら、このパネルを−20゜F(−29℃)で終夜冷却し
た。耐チップ性は、このパネルが80psi(0.56ニ
ュートン/mm2)で発射した10ピントの標準道路じゃ
り(Standard road gravel)の衝撃を受けた後に、AS
TM−D3170に従って評価した。
第10等級は優で、第0等級は不可である。
ショアーA硬度:金属パネル上に0.100インチ(0.254c
m)厚の層の組成物を塗った。この組成物を190℃で
30分間焼成した後、室温まで冷却した。ショアーA硬
度は、ASTM−D676に従って、ショアー・ジュロ
メータ・ハードネス・タイプ・A−2(Shore Duromete
r Hardness Type A−2)器械によって決定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−135584(JP,A) 特開 昭56−136817(JP,A) 特開 昭47−39500(JP,A) 特開 昭51−7099(JP,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)非官能性ポリジエン; (b)ポリエポキシド;および (c)ポリジエンおよびポリエポキシドを硬化性させるた
    めの、ジスルフィドおよびC−C10アルキルジチオ
    カルバミン酸亜鉛を含有する硫黄および亜鉛含有加硫系 を含有するワンパッケージ型安定硬化性組成物。
  2. 【請求項2】硬化性組成物が本質的にアミノ基を含まな
    い物質である第1項記載の硬化性組成物。
  3. 【請求項3】硬化性組成物がさらにアクリロニトリルブ
    タジエンコポリマーを含む第1項記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】非官能性ポリジエンが1,4−ポリブタジエ
    ンである第1項記載の硬化性組成物。
  5. 【請求項5】ポリエポキシドがビスフェノールAのジグ
    リシジルエーテルである第1項記載の硬化性組成物。
  6. 【請求項6】ジスルフィドがベンゾチアジルジスルフィ
    ドである第1項記載の硬化性組成物。
  7. 【請求項7】C1-C10アルキルジチオカルバミン酸亜鉛が
    ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛である第1項記載の硬
    化性組成物。
  8. 【請求項8】組成物の全重量に対して、ポリジエンが1
    0重量パーセント〜80重量パーセント;ポリエポキシ
    ドが4重量パーセント〜35重量パーセント;加硫系が
    1重量パーセント〜35重量パーセントの範囲内で、存
    在する請求項1記載の硬化性組成物。
  9. 【請求項9】A.(a)非官能性ポリジエン; (b)ポリエポキシド;および (c)ポリジエンとポリエポキシドを硬化させるための、
    ジスルフィドおよびC−C10アルキルジチオカルバ
    ミン酸亜鉛を含有する硫黄および亜鉛含有加硫系 を含有するワンパッケージ型安定硬化性組成物を下塗り
    された金属基材に塗布し、 B.少なくとも部分的に硬化性組成物を硬化することを
    特徴とする下塗りされた金属基材の塗装方法。
JP63237445A 1987-09-28 1988-09-20 ワンパッケージ型安定硬化性組成物 Expired - Lifetime JPH0618854B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10169987A 1987-09-28 1987-09-28
US101,699 1987-09-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01110525A JPH01110525A (ja) 1989-04-27
JPH0618854B2 true JPH0618854B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=22285955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63237445A Expired - Lifetime JPH0618854B2 (ja) 1987-09-28 1988-09-20 ワンパッケージ型安定硬化性組成物

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0309904B1 (ja)
JP (1) JPH0618854B2 (ja)
CA (1) CA1311577C (ja)
DE (1) DE3863042D1 (ja)
ES (1) ES2021808B3 (ja)
PT (1) PT88551B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335076A (ja) * 1989-07-03 1991-02-15 Fuji Heavy Ind Ltd 成形シーリング材
DE4027064C1 (ja) * 1990-08-27 1992-04-23 Ems-Togo Ag, Romanshorn, Ch
US6361643B2 (en) 1994-11-23 2002-03-26 Henkel Teroson Gmbh Method for reducing mechanical vibration in metal constructions
DE19730425A1 (de) 1997-07-16 1999-01-21 Henkel Teroson Gmbh Heißhärtende wäschefeste Rohbau-Versiegelung
JP2006137943A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Ajinomoto Co Inc 樹脂組成物

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2399949A (en) * 1944-03-02 1946-05-07 Vanderbilt Co R T Compounding and vulcanization of synthetic rubber
DE1216533B (de) * 1960-02-03 1966-05-12 Degussa Verfahren zum Vulkanisieren von Gemischen aus natuerlichem oder synthetischem Kautschuk mit hellen Verstaerkerfuellstoffen
JPS517099A (ja) * 1974-07-09 1976-01-21 Mitsubishi Electric Corp Ehokishijushisoseibutsu
JPS56135584A (en) * 1980-03-26 1981-10-23 Nitto Electric Ind Co Ltd Molded sealing material
JPS56136817A (en) * 1980-03-29 1981-10-26 Denki Kagaku Kogyo Kk Flexible epoxy resin composition

Also Published As

Publication number Publication date
EP0309904A1 (en) 1989-04-05
DE3863042D1 (de) 1991-07-04
PT88551B (pt) 1992-11-30
ES2021808B3 (es) 1991-11-16
JPH01110525A (ja) 1989-04-27
EP0309904B1 (en) 1991-05-29
CA1311577C (en) 1992-12-15
PT88551A (pt) 1988-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0309903B2 (en) Epoxide and rubber based curable compositions having good adhesion direct to metal
US6528595B1 (en) Adhesive of thiirane and oxirane-containing compound and oxirane-containing compound
US4501853A (en) Epoxy resin composition and method for the preparation of the same
US4689389A (en) Curable liquid compositions of epoxy-and mercaptan-terminated polymers
US5332783A (en) Compatible blends of epoxy resins and epoxidized polydienes
EP0430276A2 (en) Two-component epoxy resin compositions
JPH0628940B2 (ja) チップ抵抗性被膜
EP0440292B1 (en) Rubber modified epoxy resin compositions
GB2175306A (en) Coating composition comprising a modified epoxy resin
JPH0618854B2 (ja) ワンパッケージ型安定硬化性組成物
US5362805A (en) Melt bending cooh-grafted hydrogenated block copolymer and epoxy resin
US3350406A (en) Elastomers and plasticizer from mixtures of thioether compounds and epoxy resins with acids
JP6938936B2 (ja) 硬化性組成物用の主剤、及び硬化性組成物
WO2023013595A1 (ja) 接着剤組成物および接着剤組成物の製造方法
JPS6213445A (ja) スチ−ルコ−ド被覆用ゴム組成物
JP2002053668A (ja) 低温硬化性樹脂組成物
JPS6136774B2 (ja)
US3374287A (en) Polyepoxide products of reduced odor cured with sulfur containing polyacid compoundsaftertreated with formaldehyde
JPH05263053A (ja) マスチック接着剤
JPS58201868A (ja) 接着剤組成物
JP2022550071A (ja) 変性エポキシ樹脂に基づく一成分(1k)組成物
JP2593944B2 (ja) 硬化性ゴム様組成物及びその成形硬化物
WO2024057920A1 (ja) 水素ガスシール用二液硬化型樹脂組成物およびその硬化物
JP2001055553A (ja) 接着剤組成物
JP2002129137A (ja) 接着剤組成物