JPH06188208A - 拡散炉装置 - Google Patents
拡散炉装置Info
- Publication number
- JPH06188208A JPH06188208A JP33686992A JP33686992A JPH06188208A JP H06188208 A JPH06188208 A JP H06188208A JP 33686992 A JP33686992 A JP 33686992A JP 33686992 A JP33686992 A JP 33686992A JP H06188208 A JPH06188208 A JP H06188208A
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- JP
- Japan
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- temperature
- heater
- thermocouple
- diffusion furnace
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Abstract
(57)【要約】
【目的】拡散炉装置において、ヒーター温度を検出する
熱電対と補償導線との接続端子部に生ずる温度変化が、
ヒーター熱起電力に上乗せされてヒーター実温からずれ
た温度表示をすることを防止する。 【構成】接続端子部3の温度変化を検出する温度センサ
ー7と、この検出された温度をもとに熱電対2の起電力
を補正する補正回路6とを有する。これにより、接続端
子部3の温度変化に関係なくヒーター5の実温を正確に
モニターすることが出来る。
熱電対と補償導線との接続端子部に生ずる温度変化が、
ヒーター熱起電力に上乗せされてヒーター実温からずれ
た温度表示をすることを防止する。 【構成】接続端子部3の温度変化を検出する温度センサ
ー7と、この検出された温度をもとに熱電対2の起電力
を補正する補正回路6とを有する。これにより、接続端
子部3の温度変化に関係なくヒーター5の実温を正確に
モニターすることが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡散炉装置に関し、特に
熱処理の熱源であるヒーターの温度制御手段を備えた拡
散炉装置に関する。
熱処理の熱源であるヒーターの温度制御手段を備えた拡
散炉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の拡散炉装置は、図3のブロック図
に示すように、温度制御部1と、温度検出用熱電対2
と、検出した熱起電力を補償導線へ伝える接続端子部3
と、ヒーター5への出力を制御するヒーター制御部4
と、熱源であるヒーター5とにより構成されている。
に示すように、温度制御部1と、温度検出用熱電対2
と、検出した熱起電力を補償導線へ伝える接続端子部3
と、ヒーター5への出力を制御するヒーター制御部4
と、熱源であるヒーター5とにより構成されている。
【0003】拡散炉の温度制御は、ヒーター5の温度を
熱電対2により検出し、検出した温度と設定された温度
とを温度制御部1にて比較し、検出温度と設定温度の差
が無くなるように、ヒーター制御部4により熱源である
ヒーター5を制御している。
熱電対2により検出し、検出した温度と設定された温度
とを温度制御部1にて比較し、検出温度と設定温度の差
が無くなるように、ヒーター制御部4により熱源である
ヒーター5を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の温度制御方
法では、熱電対と補償導線とを接続している接続端子部
の温度が上昇すると、熱電対の素線と補償導線との接続
部も熱電対として作用する為、熱電対の検出した起電力
に、接続端子部が熱電対として作用した分の起電力が上
のせされて、モニターすべきヒーターの実温以上の温度
を表示してしまう不具合が生じ、そのためヒーターの実
温は目的の温度よりも下がってしまうという問題があっ
た。
法では、熱電対と補償導線とを接続している接続端子部
の温度が上昇すると、熱電対の素線と補償導線との接続
部も熱電対として作用する為、熱電対の検出した起電力
に、接続端子部が熱電対として作用した分の起電力が上
のせされて、モニターすべきヒーターの実温以上の温度
を表示してしまう不具合が生じ、そのためヒーターの実
温は目的の温度よりも下がってしまうという問題があっ
た。
【0005】例えば、PRタイプの補償導線において
は、接続点の温度が0〜150℃の範囲で+3〜−7℃
の測定誤差が生じてしまう(JISの誤差許容差)。
は、接続点の温度が0〜150℃の範囲で+3〜−7℃
の測定誤差が生じてしまう(JISの誤差許容差)。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の拡散炉装置は、
装置を加熱するヒーター温度を制御するための熱電対を
備え、この熱電対素線と補償導線との接続端子部での温
度を検知する温度センサーと、この熱電対素線と補償導
線との接続端子部で生じる起電力を温度センサーの検出
温度をもとに補正する補正回路とを有している。
装置を加熱するヒーター温度を制御するための熱電対を
備え、この熱電対素線と補償導線との接続端子部での温
度を検知する温度センサーと、この熱電対素線と補償導
線との接続端子部で生じる起電力を温度センサーの検出
温度をもとに補正する補正回路とを有している。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1実施例のブロック図である。
る。図1は本発明の第1実施例のブロック図である。
【0008】ヒーター5の温度は熱電対2により熱起電
力として検出され、接続端子部3で補償導線へ伝えられ
る。このとき、接続端子3の温度を接続端子部3に取り
付けた温度センサー7で検出し、補正回路6で温度セン
サー7により検出された温度をもとに接続端子部3が熱
電対として作用した起電力分を補正し、温度制御部1へ
出力する。これにより、熱電対2により検出したヒータ
ー5の実温が、接続端子部3の温度変化に関係なく正確
に温度制御部1へ入力され、ヒーター制御部4によりヒ
ーター5を制御する。
力として検出され、接続端子部3で補償導線へ伝えられ
る。このとき、接続端子3の温度を接続端子部3に取り
付けた温度センサー7で検出し、補正回路6で温度セン
サー7により検出された温度をもとに接続端子部3が熱
電対として作用した起電力分を補正し、温度制御部1へ
出力する。これにより、熱電対2により検出したヒータ
ー5の実温が、接続端子部3の温度変化に関係なく正確
に温度制御部1へ入力され、ヒーター制御部4によりヒ
ーター5を制御する。
【0009】次に図2を用いた第2実施例を説明する。
図2は本発明の第2実施例のブロック図である。
図2は本発明の第2実施例のブロック図である。
【0010】ヒーター5の温度は熱電対2により、熱起
電力として検出され、接続端子部3で補償導線へ伝えら
れる。接続端子部3の横に零接点補償回路8が設置され
ており、接続端子部3の温度変化と同様に零接点補償回
路8の温度も変化する構造となっている。この零接点補
償回路8により、接続端子部3の温度補償を行ない、補
正回路6で補償導線より入力される起電力を補正し、温
度制御部1へ出力する。これにより、熱電対2により検
出したヒーター5の実温が、接続端子部3の温度変化に
関係なく正確に温度制御部1へ入力される。
電力として検出され、接続端子部3で補償導線へ伝えら
れる。接続端子部3の横に零接点補償回路8が設置され
ており、接続端子部3の温度変化と同様に零接点補償回
路8の温度も変化する構造となっている。この零接点補
償回路8により、接続端子部3の温度補償を行ない、補
正回路6で補償導線より入力される起電力を補正し、温
度制御部1へ出力する。これにより、熱電対2により検
出したヒーター5の実温が、接続端子部3の温度変化に
関係なく正確に温度制御部1へ入力される。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、接続端子
部の温度を検出することによって、熱電対素線と補償導
線の接続端子部が熱電対として作用する為に生じる測定
誤差分を補正する機能を持つため、接続端子部の温度が
変化しても、ヒーターの温度を安定かつ正確にモニター
出来るという効果を持ち、ヒーターの温度を安定に保つ
ことが可能である。
部の温度を検出することによって、熱電対素線と補償導
線の接続端子部が熱電対として作用する為に生じる測定
誤差分を補正する機能を持つため、接続端子部の温度が
変化しても、ヒーターの温度を安定かつ正確にモニター
出来るという効果を持ち、ヒーターの温度を安定に保つ
ことが可能である。
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図3】従来の拡散炉の温度制御方式のブロック図であ
る。
る。
1 温度制御部 2 熱電対 3 接続端子部 4 ヒーター制御部 5 ヒーター 6 補正回路 7 温度センサー 8 零接点補償回路
Claims (1)
- 【請求項1】 温度制御部により制御されるヒーターを
備え半導体基板の熱処理及び不純物の拡散を行なう拡散
炉装置において、前記ヒーター温度を検出する熱電対と
補償導線との接続端子部の温度変化を検出する温度セン
サと、この検出した温度をもとに前記接続端子部の起電
力の補正をする補正回路とを有することを特徴とする拡
散炉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33686992A JP2919208B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 拡散炉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33686992A JP2919208B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 拡散炉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188208A true JPH06188208A (ja) | 1994-07-08 |
JP2919208B2 JP2919208B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=18303403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33686992A Expired - Fee Related JP2919208B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 拡散炉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2919208B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100219419B1 (ko) * | 1996-08-26 | 1999-10-01 | 윤종용 | 반도체 제조장비의 열교환 시스템 |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP33686992A patent/JP2919208B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100219419B1 (ko) * | 1996-08-26 | 1999-10-01 | 윤종용 | 반도체 제조장비의 열교환 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2919208B2 (ja) | 1999-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990406 |
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