JP2000299323A - 熱処理装置 - Google Patents
熱処理装置Info
- Publication number
- JP2000299323A JP2000299323A JP11108958A JP10895899A JP2000299323A JP 2000299323 A JP2000299323 A JP 2000299323A JP 11108958 A JP11108958 A JP 11108958A JP 10895899 A JP10895899 A JP 10895899A JP 2000299323 A JP2000299323 A JP 2000299323A
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- Japan
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- temperature
- voltage
- thermocouple
- temperature control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】温度制御対象物と温度制御装置との距離が離れ
ていたり、周囲の環境が厳しい場合でも、外部ノイズや
電圧降下による温度モニター誤差の発生を防止し、ノイ
ズに強い温度制御装置を提供する。 【解決手段】熱伝対3により検出された熱電位信号を温
度調節器7に送り、該温度調節器7を介してヒータ5に
より温度制御対象物1内の設定温度を維持する様にした
熱処理装置に於いて、熱伝対に接続した補償導線4に電
圧−光変換器8を介して光ケーブル9の一端側を接続
し、該光ケーブルの他端側を光−電圧変換器10を介し
て温度調節器に接続し、検出温度信号を光ケーブルによ
り伝達する様にして、外部ノイズ、電圧降下の影響を無
くする。
ていたり、周囲の環境が厳しい場合でも、外部ノイズや
電圧降下による温度モニター誤差の発生を防止し、ノイ
ズに強い温度制御装置を提供する。 【解決手段】熱伝対3により検出された熱電位信号を温
度調節器7に送り、該温度調節器7を介してヒータ5に
より温度制御対象物1内の設定温度を維持する様にした
熱処理装置に於いて、熱伝対に接続した補償導線4に電
圧−光変換器8を介して光ケーブル9の一端側を接続
し、該光ケーブルの他端側を光−電圧変換器10を介し
て温度調節器に接続し、検出温度信号を光ケーブルによ
り伝達する様にして、外部ノイズ、電圧降下の影響を無
くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置等に
於ける酸化拡散処理、化合物処理等の温度制御を必要と
する熱処理装置に関するもので、温度制御対象物と温度
調節ユニットとが離れていても、ノイズの影響、電圧降
下等の影響を受けない温度制御システムを備えた熱処理
装置に係るものである。
於ける酸化拡散処理、化合物処理等の温度制御を必要と
する熱処理装置に関するもので、温度制御対象物と温度
調節ユニットとが離れていても、ノイズの影響、電圧降
下等の影響を受けない温度制御システムを備えた熱処理
装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の温度制御システムの構成は図2に
示す様に、温度制御対象物1に温度制御装置2が配設さ
れ、該温度制御対象物1内に設けられた熱伝対3が補償
導線4を介して温度制御装置2に接続され、前記熱伝対
3からの温度測定値に関しての電圧信号が温度制御装置
2に伝送される。該温度制御装置2に於いて前記熱電対
3からの電圧信号に基づきモニタ温度が演算される。更
にこのモニタ温度と設定温度との偏差が求められる。前
記温度制御対象物1内に設置されたヒータ5に電力が供
給され、前記モニタ温度が、設定温度になる様、前記温
度制御装置2によりヒータ5への供給電力が制御され
る。
示す様に、温度制御対象物1に温度制御装置2が配設さ
れ、該温度制御対象物1内に設けられた熱伝対3が補償
導線4を介して温度制御装置2に接続され、前記熱伝対
3からの温度測定値に関しての電圧信号が温度制御装置
2に伝送される。該温度制御装置2に於いて前記熱電対
3からの電圧信号に基づきモニタ温度が演算される。更
にこのモニタ温度と設定温度との偏差が求められる。前
記温度制御対象物1内に設置されたヒータ5に電力が供
給され、前記モニタ温度が、設定温度になる様、前記温
度制御装置2によりヒータ5への供給電力が制御され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、温度制御対象物
1と温度制御装置2との距離が離れている場合、熱伝対
3と温度制御装置2とを接続する補償導線4が長くなっ
てしまう。これに対し、前記熱伝対3で発生される電圧
信号は微少である為、前記補償導線4での伝送中の電力
降下の影響が大きく、又ヒータ5に供給される電流によ
る発生する電磁界或は飛来する外部ノイズの影響により
S/N比が低下し、温度制御装置2で正しく温度をモニ
タできない場合が生じてしまう。これは温度制御対象物
1と温度制御装置2との距離が離れれば離れる程、その
影響は大きくなる。
1と温度制御装置2との距離が離れている場合、熱伝対
3と温度制御装置2とを接続する補償導線4が長くなっ
てしまう。これに対し、前記熱伝対3で発生される電圧
信号は微少である為、前記補償導線4での伝送中の電力
降下の影響が大きく、又ヒータ5に供給される電流によ
る発生する電磁界或は飛来する外部ノイズの影響により
S/N比が低下し、温度制御装置2で正しく温度をモニ
タできない場合が生じてしまう。これは温度制御対象物
1と温度制御装置2との距離が離れれば離れる程、その
影響は大きくなる。
【0004】本発明は斯かる実情に鑑み、温度制御対象
物1と温度制御装置2との距離が離れていたり、周囲の
ノイズ環境が厳しい場合、電圧降下や外部ノイズによる
モニタ温度の誤差の発生を防止し、ノイズに強い温度制
御システムを備えた熱処理装置を提供しようとするもの
である。
物1と温度制御装置2との距離が離れていたり、周囲の
ノイズ環境が厳しい場合、電圧降下や外部ノイズによる
モニタ温度の誤差の発生を防止し、ノイズに強い温度制
御システムを備えた熱処理装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱伝対により
検出された電圧信号を温度調節器に送り、該温度調節器
によりヒータを介して温度制御対象物内の設定温度を維
持する様にした熱処理装置に於いて、熱伝対に接続した
補償導線に電圧−光変換器を介して光ケーブルの一端側
を接続し、該光ケーブルの他端側を光−電圧変換器を介
して温度調節器に接続した熱処理装置に係るものであ
る。
検出された電圧信号を温度調節器に送り、該温度調節器
によりヒータを介して温度制御対象物内の設定温度を維
持する様にした熱処理装置に於いて、熱伝対に接続した
補償導線に電圧−光変換器を介して光ケーブルの一端側
を接続し、該光ケーブルの他端側を光−電圧変換器を介
して温度調節器に接続した熱処理装置に係るものであ
る。
【0006】熱伝対により検出された電圧信号は熱伝対
側の電圧−光変換器により光に変換され、光ケーブル内
を電気的ノイズ等の影響を受けずに且つ光ケーブルの長
さに拘らず確実に伝達され、温度調節器側の光−電圧変
換器により電圧信号に変換されて該温度調節器に送ら
れ、該温度調節器により温度制御対象物内の設定温度が
維持される様ヒータに供給される電力が制御される。
側の電圧−光変換器により光に変換され、光ケーブル内
を電気的ノイズ等の影響を受けずに且つ光ケーブルの長
さに拘らず確実に伝達され、温度調節器側の光−電圧変
換器により電圧信号に変換されて該温度調節器に送ら
れ、該温度調節器により温度制御対象物内の設定温度が
維持される様ヒータに供給される電力が制御される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0008】図1に於いて本発明の実施の形態を説明す
る。
る。
【0009】尚、図1中、図2中と同等のものには同符
号を付し、説明は省略する。
号を付し、説明は省略する。
【0010】熱処理炉等の温度制御対象物1を加熱する
ヒータ5は電力ケーブル6を介して温度調節器7に接続
されている。前記温度制御対象物1内の所要位置に設け
られた熱伝対3からの補償導線4は、電圧−光変換器8
を介して光ケーブル9の一端側に接続され、該光ケーブ
ル9の他端側は光−電圧変換器10を介して温度調節器
7に接続されている。該光ケーブル9の材質はプラスチ
ック、石英等が用いられる。前記温度調節器7は、熱伝
対3により検出され補償導線4、電圧−光変換器8、光
ケーブル9、光−電圧変換器10を介して入力された温
度電圧信号に基づきモニタ温度を演算し、モニタ温度が
設定温度未満の場合、前記ヒータ5に電力を供給し、設
定温度以上になると該ヒータ5への電力供給を停止或は
減少する機能を有する。
ヒータ5は電力ケーブル6を介して温度調節器7に接続
されている。前記温度制御対象物1内の所要位置に設け
られた熱伝対3からの補償導線4は、電圧−光変換器8
を介して光ケーブル9の一端側に接続され、該光ケーブ
ル9の他端側は光−電圧変換器10を介して温度調節器
7に接続されている。該光ケーブル9の材質はプラスチ
ック、石英等が用いられる。前記温度調節器7は、熱伝
対3により検出され補償導線4、電圧−光変換器8、光
ケーブル9、光−電圧変換器10を介して入力された温
度電圧信号に基づきモニタ温度を演算し、モニタ温度が
設定温度未満の場合、前記ヒータ5に電力を供給し、設
定温度以上になると該ヒータ5への電力供給を停止或は
減少する機能を有する。
【0011】前記熱伝対3により検出された前記温度制
御対象物1内の温度は電圧信号として出力され、補償導
線4を経て電圧−光変換器8に送られ、該電圧−光変換
器8により電圧信号が光信号に変換され、光ケーブル9
内を減衰も殆どなく又光信号であるので外部からの電気
的なノイズの影響も受けることなく遠隔部迄伝達され
る。
御対象物1内の温度は電圧信号として出力され、補償導
線4を経て電圧−光変換器8に送られ、該電圧−光変換
器8により電圧信号が光信号に変換され、光ケーブル9
内を減衰も殆どなく又光信号であるので外部からの電気
的なノイズの影響も受けることなく遠隔部迄伝達され
る。
【0012】該光ケーブル9を介して伝達された光信号
は、該光ケーブル9の他端側に設けられた光−電圧変換
器10により再び電圧信号に変換される。前述した様に
光ケーブル9内での減衰が殆どないので再び電圧信号に
変換した場合の電圧降下も殆どない。再変換された電圧
信号に基づきモニタ温度が演算され、モニタ温度は温度
調節器7により前記温度制御対象物1の設定温度と比較
され、設定温度未満の場合電力ケーブル6を介してヒー
タ5に電力が供給される。
は、該光ケーブル9の他端側に設けられた光−電圧変換
器10により再び電圧信号に変換される。前述した様に
光ケーブル9内での減衰が殆どないので再び電圧信号に
変換した場合の電圧降下も殆どない。再変換された電圧
信号に基づきモニタ温度が演算され、モニタ温度は温度
調節器7により前記温度制御対象物1の設定温度と比較
され、設定温度未満の場合電力ケーブル6を介してヒー
タ5に電力が供給される。
【0013】該ヒータ5による加熱によって前記温度制
御対象物1内の温度が上昇して、前記熱伝対3により検
出され、光ケーブル9を介して温度調節器7に伝達され
る信号が、前記温度制御対象物1の設定温度に達する
と、前記温度調節器7によりヒータ5への電力供給が設
定温度維持の電力へ切換わる。
御対象物1内の温度が上昇して、前記熱伝対3により検
出され、光ケーブル9を介して温度調節器7に伝達され
る信号が、前記温度制御対象物1の設定温度に達する
と、前記温度調節器7によりヒータ5への電力供給が設
定温度維持の電力へ切換わる。
【0014】従って、熱伝対3により検出された炉内温
度は電圧信号として補償導線4により電圧−光変換器8
を介して光ケーブル9によって伝達されるので、電気的
なノイズや電送途中での電圧降下の影響もなく、正確な
温度制御ができる。特に、温度制御対象物1と温度調節
器7との間に距離がある場合でも高精度な温度制御が為
し得る。
度は電圧信号として補償導線4により電圧−光変換器8
を介して光ケーブル9によって伝達されるので、電気的
なノイズや電送途中での電圧降下の影響もなく、正確な
温度制御ができる。特に、温度制御対象物1と温度調節
器7との間に距離がある場合でも高精度な温度制御が為
し得る。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、熱伝対
により検出された温度制御対象物内の温度電圧信号が、
電圧−光変換器を介して光ケーブルにより温度制御対象
物外の温度調節器まで伝達されるので、従来の補償導線
が外部ノイズの影響を受けやすく、又電圧降下しやすい
のに対し、光伝達はノイズに強く、電圧降下の問題も無
く、正確な温度制御ができる。特に温度制御対象物の場
所と温度制御器との間に距離がある場合、従来に比べ温
度制御の正確性が著しく向上する。従って、正確な温度
制御が実現される結果、温度制御対象物により制作され
る製品の品質並びに生産効率も向上される等種々の優れ
た効果を発揮する。
により検出された温度制御対象物内の温度電圧信号が、
電圧−光変換器を介して光ケーブルにより温度制御対象
物外の温度調節器まで伝達されるので、従来の補償導線
が外部ノイズの影響を受けやすく、又電圧降下しやすい
のに対し、光伝達はノイズに強く、電圧降下の問題も無
く、正確な温度制御ができる。特に温度制御対象物の場
所と温度制御器との間に距離がある場合、従来に比べ温
度制御の正確性が著しく向上する。従って、正確な温度
制御が実現される結果、温度制御対象物により制作され
る製品の品質並びに生産効率も向上される等種々の優れ
た効果を発揮する。
【図1】本発明の実施の形態を示す説明図である。
【図2】従来の温度制御システムの説明図である
1 温度制御対象物 2 温度制御装置 3 熱伝対 4 補償導線 5 ヒータ 7 温度調節器 8 電圧−光変換器 9 光ケーブル 10 光−電圧変換器
Claims (1)
- 【請求項1】 熱伝対により検出された熱電位信号を温
度調節器に送り、該温度調節器によりヒータを介して温
度制御対象物内の設定温度を維持する様にした熱処理装
置に於いて、熱伝対に接続した補償導線に電圧−光変換
器を介して光ケーブルの一端側を接続し、該光ケーブル
の他端側を光−電圧変換器を介して温度調節器に接続し
たことを特徴とする熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108958A JP2000299323A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108958A JP2000299323A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000299323A true JP2000299323A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14497981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11108958A Pending JP2000299323A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000299323A (ja) |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11108958A patent/JP2000299323A/ja active Pending
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