JPH06187853A - ローラ布線装置 - Google Patents

ローラ布線装置

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JPH06187853A
JPH06187853A JP4338472A JP33847292A JPH06187853A JP H06187853 A JPH06187853 A JP H06187853A JP 4338472 A JP4338472 A JP 4338472A JP 33847292 A JP33847292 A JP 33847292A JP H06187853 A JPH06187853 A JP H06187853A
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Yutaka Nishide
裕 西出
Teiji Sakuma
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 張力布線を採用しないローラ布線装置を提供
する。 【構成】 布線ヘッドH1の圧接部300により、一方
の圧接コネクタに電線W11を圧接した後、布線ヘッド
HをX軸方向およびY軸方向に走査しながら、他方の圧
接コネクタに向かって移動させると、布線部500の布
線ローラ510により、電線W11が布線板30上に押
圧され布線される。 【効果】 布線ローラにより、従来の張力布線ではなく
無張力状態で布線をすることができるため、布線ヘッド
のX軸方向およびY軸方向の移動量に完全に同期させて
電線を送らないで済み、布線時の電線送り装置が不要と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧接コネクタを用いた
ワイヤーハーネスを製造する際に、圧接コネクタの圧接
端子に電線を圧接すると共に、電線を布線するローラ布
線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧接コネクタは、電線圧着型の端子金具
を用い圧着コネクタと比べ、コネクタハウジングの小型
化および電線の細線化が可能であり、制御信号線等の微
小電流回路に適している。それゆえ、圧接コネクタを用
いたワイヤーハーネス(以下、「圧接型ワイヤーハーネ
ス」という)は、民生機器、電子機器や自動車等の電気
配線に用いられている。
【0003】圧接型ワイヤーハーネスを製造する際に
は、電線端の被覆を剥ぐ皮剥ぎ、皮を剥いだ電線端への
端子金具の圧着等の処理が必要でない。そこで、従来よ
り圧接型ワイヤーハーネスを製造する場合、布線板上で
ワイヤーハーネスの完成形態が作られていた。すなわ
ち、複数の圧接コネクタを布線板上の所定位置に予め配
置しておき、電線の一端を所定の圧接コネクタの圧接端
子に圧接した後、別の圧接コネクタに向けて電線を布線
板上に布線し、この布線板上に布線された電線を当該別
の圧接コネクタの圧接端子に圧接すると共に切断を行
い、これを順次繰り返すことによって製造されていた。
【0004】上記圧接型ワイヤーハーネスを製造するた
めの従来の布線装置が、例えば特開平4−192219
号公報に開示されている。この公報で開示されている布
線装置の概略構成を図11に示す。図において、1は布
線板であって、布線板1は、作業台2の長手方向両側の
ガイド3,4に摺動可能に装架されており、かつサーボ
モータ5により正逆回転するX軸スクリューロッド6に
より矢印X方向に移動可能とされている。
【0005】作業台2は、中央部両側にスタンド7を備
えており、スタンド7を介して、ガイド8と、モータ9
により回動するY軸スクリューロッド10とが布線板1
を横断して装架され、ガイド8とY軸スクリューロッド
10とにより複合作業ヘッド11が矢印Y方向に移動自
在に設けられている。複合作業ヘッド11は、電線選択
ブロック12、布線治具13および切断圧接治具14を
複合して設けたものであり、X−Y走行手段を構成す
る、X軸スクリューロッド6とY軸スクリューロッド1
0とにより、布線板1の上部空間を任意の方向に走行可
能とされている。
【0006】また、15は電線W1のリールステーショ
ンであって、リールステーション15には、複数の電線
リール16が配置されており、電線送りモータ17によ
り複数の電線W1を電線選択ブロック12に供給可能と
されている。つまり、予め布線板1上に、圧接コネクタ
18を保持する複数のコネクタ受台19と共に、複数の
布線用コーナーピン20を設けておき、X軸スクリュー
ロッド6とY軸スクリューロッド10とにより、複合作
業ヘッド11をX−Y方向に走行させて、電線W1の一
端を一方のコネクタの圧接端子に圧接した後、他方のコ
ネクタに向けて配索し、ここで電線の圧接および切断を
行い、順次これを繰り返すことにより圧接型ワイヤーハ
ーネスが製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した布線装
置にあっては、布線板1上に予め複数の布線用コーナー
ピン20を設けておき、コーナーピン20間で電線W1
を張設して布線する、いわゆる張力布線を採用している
ため、電線W1をコーナーピン20間で所定のテンショ
ンで張設すべく、複合作業ヘッド11の電線選択ブロッ
ク12に電線送り装置が設けられている。この電線送り
装置は、電線W1をコーナーピン20間で所定のテンシ
ョンで張設すべく、布線時に複合作業ヘッド11のX軸
およびY軸の移動量に完全に同期させて電線Wを送る必
要がある。そのため、高度なサーボ制御技術を必要と
し、これに伴い設備費が高価となると共に、ヘッド11
自体が大型化する問題がある。また、圧接コネクタの圧
接端子に無用の張力がかかり、圧接端子の抜けが発生
し、ワイヤーハーネスの信頼性が低下することもある。
【0008】本発明は、上記に鑑み、張力布線を採用せ
ず、布線時の電線送り装置が不要で、かつ品質信頼性の
良い圧接型ワイヤーハーネスを得ることができるローラ
布線装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、圧接コネクタを用いたワイヤーハーネス
を製造する際に、圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接
すると共に、電線を布線するローラ布線装置であって、
圧接部、誘導部および布線部を含む布線ヘッドを有し、
圧接部には、圧接コネクタの圧接端子に電線端を圧接す
るための圧接刃および電線を切断するための切断刃が備
えられ、誘導部は、圧接部に対して布線時に進行する方
向側に配置され、電線を圧接部に導くためのものであ
り、布線部は、圧接部を挟んで、誘導部と対向して配置
され、布線時に電線を押圧する布線ローラを備え、さら
に、布線ヘッドを布線板の長手方向に沿うX軸方向に移
動させるX軸移動手段と、布線ヘッドをX軸と直交する
Y軸方向に移動させるY軸移動手段と、布線ヘッドをX
軸およびY軸と直交するZ軸周りに回動させるZ軸回動
手段とを備えているものである。
【0010】請求項2による課題解決手段は、請求項1
記載のローラ布線装置において、さらに、布線面の所定
位置に複数の圧接コネクタが配置されると共に、電線が
布線される布線板を有し、上記布線部は、布線板の布線
面に布線ローラを所定の圧力で加圧する布線シリンダを
有しているものである。
【0011】請求項3による課題解決手段は、請求項2
記載のローラ布線装置において、上記布線板の面粗さ
は、上記布線ローラとの摩擦抵抗を大きくとるため粗く
設定されているものである。請求項4による課題解決手
段は、請求項3記載のローラ布線装置において、上記X
軸移動手段は、布線板の長手方向に沿って配置されたX
軸ガイドレールと、X軸ガイドレールに沿って往復動自
在に案内されるX軸移動体とを備え、上記Y軸移動手段
は、X軸移動体に取り付けられ、Y軸方向に沿って配置
されたY軸ガイドレールと、Y軸ガイドレールに沿って
往復動自在に案内されるY軸移動体とを備え、上記Z軸
回動手段は、Y軸移動体に取り付けられ、布線ヘッドを
Z軸を中心軸として回動可能に支持するものであり、上
記X軸移動体に一端が取り付けられ、Y軸移動体に他端
が取り付けられた、弾性変形可能な電線供給竿が円弧状
に張設され、上記電線供給竿には、電線が挿入されると
共に電線を吊支する複数の吊支治具が、所定の間隔をも
って取り付けられているものである。
【0012】請求項5による課題解決手段は、請求項4
記載のローラ布線装置において、上記誘導部には、電線
を圧接部に案内する、圧接部側に向かって先端が曲成さ
れた断面略J字形の案内路が形成されており、上記案内
路の曲成されたコーナー部には、案内路に案内されてき
た電線を圧接部に向かって送り出す複数の送出ローラが
配列されているものである。
【0013】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、電
線を布線ヘッドの圧接部に誘導し、圧接部により一方の
圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接する。そして、X
軸移動手段、Y軸移動手段およびZ軸回動手段を作動さ
せ、布線ヘッドを他方の圧接コネクタに向かって移動さ
せる。そうすると、布線部の布線ローラにより電線が押
圧され、布線板上に電線が布線される。その後、圧接部
により他方の圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接す
る。
【0014】このように、布線時に、従来の張力布線で
はなく、布線ローラにより電線を布線面に押圧して無張
力状態で布線をすることができるので、布線ヘッドのX
軸方向およびY軸方向の移動量に完全に同期させて電線
を送らないで済み、布線時の電線送り装置が不要とな
る。そのため、従来のような高度なサーボ技術を必要と
せず、設備費が低廉化すると共に布線ヘッドを小型化す
るこができる。
【0015】また、無張力布線であるため、圧接コネク
タの圧接端子に無用な張力がかからず、電線がコネクタ
の圧接端子から抜けたりすることもなく圧接型ワイヤー
ハーネスの品質信頼性が向上する。請求項2では、布線
シリンダにより、常に布線ローラを所定の圧力で布線面
に加圧することができるので、安定した状態でローラ布
線を行うことができる。
【0016】請求項3では、布線板の面粗さを粗く設定
して、布線ローラとの摩擦抵抗を大きくとっているた
め、布線ローラにて電線を十分に押圧することができ
る。請求項4では、X軸移動体とY軸移動体との間に電
線供給竿を円弧状に張設して電線を吊持しているので、
布線ヘッドのY軸方向への移動に伴う増加テンションを
少なくできるから、円滑なローラ布線が可能となる。
【0017】請求項5では、誘導部に、先端が圧接部側
に向かって曲成された正面視断面略J字形の案内路を形
成し、案内路の曲成されたコーナー部に複数の送出ロー
ラを配列しているため、電線の曲げ抵抗が小さくなり、
確実なローラ布線が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき
詳述する。図1は本発明の一実施例に係るローラ布線装
置の全体構成を示す概略斜視図、図2は同じくその概略
右側面図である。図1および図2を参照しつつ、本実施
例に係るローラ布線装置Mの全体構成について説明す
る。
【0019】本実施例のローラ布線装置Mは、圧接型ワ
イヤーハーネスを製造するためのものであって、図1の
如く、布線板30の長手方向(以下、「幹線方向」とい
う)Xに沿って設けられたX軸ガイドレール40と、モ
ータ、ギヤ、ベルト等からなるX軸送り手段(図示せ
ず)により、X軸ガイドレール40に沿って往復動自在
に案内されるX軸ベース50と、X軸ベース50上に取
り付けられ、幹線方向Xと直交する方向(以下、「枝線
方向」という)Yに沿って平行に配列された複数のY軸
ガイドレール61,62,63と、各Y軸ガイドレール
61,62,63に内嵌され、所定のY軸送り手段(図
示せず)により、各Y軸ガイドレール61,62,63
に沿ってそれぞれ往復動自在に案内される複数のY軸ス
ライドベース71,72,73と、各Y軸スライドベー
ス71,72,73の布線板30側端部にそれぞれ取り
付けられた複数のY軸ベース81,82,83と、各Y
軸ベース81,82,83に、幹線方向Xおよび枝線方
向Yと直交する軸Z1,Z2,Z3を中心軸としてそれ
ぞれ回動可能に支持され、布線板30上に電線W11,
W12,W13を布線する複数の布線ヘッドH1,H
2,H3と、各Y軸ベース81,82,83上にそれぞ
れ取り付けられ、各布線ヘッドH1,H2,H3を各Z
1軸、Z2軸、Z3軸を中心として回動させる複数のス
テッピングモータSM1,SM2,SM3とを備えてい
る。
【0020】また、布線ヘッドH1は、図2の如く、布
線板30上に電線W11を布線するための布線ローラ5
10を備えており、電線送り装置90により電線リール
R1から電線W11が供給される。なお、図示していな
いが、布線ヘッドH1と同様、布線ヘッドH1,H2も
布線板30上に電線W12,W13をそれぞれ布線する
ための布線ローラを備えており、電線送り装置により電
線リールから電線W12,W13がそれぞれ供給され
る。
【0021】つまり、ローラ布線装置Mは、図1に示す
ように、予め複数の圧接コネクタC11,C12,C1
3,C14を布線板30上の所定位置に配置しておき、
布線ヘッドH1,H2,H3により、電線W11,W1
2,W13の一端を一方の圧接コネクタC11の圧接端
子に圧接した後、布線ヘッドH1,H2,H3を幹線方
向Xに走査し、必要に応じて枝線方向Yにも動かし、場
合によっては布線ヘッドH1,H2,H3をZ1軸、Z
2軸、Z3軸を中心として回動させて、他方の圧接コネ
クタC12,C13,C14に向けて電線W11,W1
2,W13を布線ローラ510(図2参照)により布線
板30上に布線し、この布線板30上に布線された電線
W11,W12,W13を他方の圧接コネクタC12,
C13,C14の圧接端子に圧接すると共に切断を行
い、これを必要回数繰り返すことによって、上記圧接型
ワイヤーハーネスを製造する。
【0022】布線板30は、例えばアルミニウム、ステ
ンレス鋼等の軽金属からなり、図2の如く、布線台11
0上に載置されている。そして、布線板の面粗さは、上
記布線ローラ510との摩擦抵抗を大きくとるため粗く
設定されており、布線面31上には、図1の如く、予め
ワイヤーハーネスの回路設計に基づき、各圧接コネクタ
C11,C12,C13,C14を収容する収容凹み
(図示せず)と、各収容凹みに各圧接コネクタC11,
C12,C13,C14をそれぞれ固定する各一対の固
定治具31a,31b,31c,31dとが設けられて
いる。
【0023】X軸送り手段およびY軸送り手段は、従来
公知の構造を有しているので、その説明を省略する。X
軸ベース50とY軸ベース81との間には、ピアノ線等
からなる弾性変形可能な電線供給竿120が円弧状に張
設されている。つまり、電線供給竿120の一端が、X
軸ベース50の背面側所定位置において枝線方向Yに沿
って突設された支持板51に支持されており、他端が、
Y軸ベース81の側面側所定位置においてほぼZ1軸に
沿いかつ上方に向かって突設された支持棒81aに支持
されている。そして、電線供給竿120には、電線W1
1が挿通されると共に、電線W11を吊持する複数の吊
持治具121a,121b,121c,121d,12
1eが所定の間隔をもって取り付けられている。このよ
うに、電線供給竿120を円弧状に張設して電線W11
を吊持しているので、布線ヘッドH1が枝線方向Yへ移
動しても、電線供給竿120は弾性変形して円弧の直径
が変化するが、竿120の円弧の周長が変化しない。そ
れゆえ、布線ヘッドH1の枝線方向Yへの移動に伴う増
加テンションを少なくでき、テンションを常にい一定に
保持することができる。なお、図示していなが、布線ヘ
ッドH2,H3へ供給される電線W12,W13も、上
記と同様にして、常にテンションが一定に保持されてい
る。
【0024】電線送り装置90は、図2の如く、電線W
11が常に弛んだ状態で電線リールR1から布線ヘッド
H1に供給可能な位置に配置されている。なお、図示し
ていないが、布線ヘッドH2,H3への電線W12,W
13の供給も、電線W12,W13が常に弛んだ状態で
電線リールから供給される。なお、以後の説明におい
て、圧接コネクタC11,C12,C13,C14を総
称するときは「圧接コネクタC10」、電線W11,W
12,W13を総称するときは「電線W」、Y軸スライ
ドベース71,72,73を総称するときは「Y軸スラ
イドベース70」、Y軸ベース81,82,83を総称
するときは「Y軸ベース80」、布線ヘッドH1,H
2,H3を総称するときは「布線ヘッドH」、ステッピ
ングモータSM1,SM2,SM3を総称するときは
「ステッピングモータSM」、Z1軸、Z2軸、Z3軸
を総称するときは「Z軸」という。
【0025】図10は圧接コネクタの構成を示す斜視図
である。図10を参照しつつ、圧接コネクタC10の構
成について説明する。圧接コネクタC10は、エンドク
ローズドタイプであって、図10の如く、コネクタハウ
ジング200と、コネクタハウジング200に挿入され
る複数の圧接端子210とから構成されている。
【0026】コネクタハウジング200は、上面開放の
箱形に形成されており、各圧接端子210がそれぞれ挿
入される複数の端子挿入溝201,202,203,2
04,205,206,207を備えている。そして、
各端子挿入溝201,202,203,204,20
5,206,207は、コネクタハウジング200を前
後方向にそれぞれ貫通して形成されている。
【0027】複数の圧接端子210は、前端部に配置さ
れ、相手方のピン端子を受け入れ保持する一対のコンタ
クト片211a,211bと、一側のコンタクト片21
1bに隣接して配置され、各端子挿入溝201,20
2,203,204,205,206,207の溝壁に
係合して圧接端子210がコネクタハウジング210か
ら抜けでるのを防止する抜け止め片212と、後端部に
配置され、電線Wを圧接端子210に固定し、電線Wが
圧接端子210から抜け出すのを防止する一対のかしめ
片213a,213bと、コンタクト片211a,21
1bとかしめ片213a,213bの間に配置され、前
後で電線Wを挟持する一対の挟持溝214a,214b
を有するスロットル214とを備えている。
【0028】図3は布線ヘッドの内部構成を示す正面
図、図4は同じくその右側面図、図5は同じくその左側
面図である。図3ないし図5を参照しつつ、布線ヘッド
Hの構成について説明する。布線ヘッドHは、図3の如
く、布線板の布線面31上に設置された圧接コネクタに
電線Wを圧接する圧接部300を中心として、圧接部3
00に電線Wを導く誘導部400、および誘導部400
から誘導されてきた電線Wを布線面31上に布線する布
線部500を集約した構成を有している。
【0029】圧接部300は、正面視略門形の布線ヘッ
ド本体310と、布線ヘッド本体310内に上下動自在
に設けられ、電線Wの一端を一方の圧接コネクタの圧接
端子に圧接する第1の圧接ブロック320と、布線ヘッ
ド本体310内に上下動自在に設けられると共に、第1
の圧接ブロック320の布線方向側(図において右側)
に配置され、布線面31に布線された電線Wを他方の圧
接コネクタに圧接すると共に切断を行う第2の圧接ブロ
ック330と、第1の圧接ブロック320の上方に配置
され、第1の圧接ブロック320に対して係脱自在に設
けられた第1の係合ブロック340と、第2の圧接ブロ
ック330の上方に配置され、第2の圧接ブロック33
0に対して係脱自在に設けられた第2の係合ブロック3
50と、布線ヘッド本体310の内周壁に沿って上下動
可能となるよう、第1の係合ブロック340および第2
の係合ブロック350の上面に載置された押圧板360
と、押圧板360の上方に配置され、押圧板360を押
圧して第1の圧接ブロック320および第2の圧接ブロ
ック330を上下方向に移動させるメインシリンダ37
0と、第1の係合ブロック340の背面に配置され、第
1の係合ブロック340を前後方向(図において紙面方
向)に進退させる第1のサイドシリンダ380(図5参
照)と、第2の係合ブロック350の背面に配置され、
第2の係合ブロック350を前後方向に進退させる第2
のサイドシリンダ390(図4参照)とを備えている。
【0030】第1の圧接ブロック320は、正面視略フ
ォーク形に形成されており、その下端には、布線方向側
から順に、図10に示す圧接端子210のかしめ片21
3a,213bをかしめるかしめ刃321および電線W
をスロットル214の挟持溝214a,214bに圧接
する圧接刃322が設けられている。第2の圧接ブロッ
ク330は、正面視略フォーク形に形成されており、そ
の下端には、布線方向側から順に、布線面101上に布
線された電線Wを切断する切断刃331および当該電線
Wを図10に示す圧接端子210のスロットル214の
挟持溝214a,214bに圧接する圧接刃332が設
けられている。そして、第1の圧接ブロック320のか
しめ刃321は、他方の圧接コネクタを圧接する際に第
2の圧接ブロック330と兼用されるように、第2の圧
接ブロック330の圧接刃332に隣接している。
【0031】また、第1の圧接ブロック320の上端に
は、図5の如く、第1の係合ブロック340に係合さ
れ、前方に張り出している被係合体323が設けられて
いる。そして、被係合体323の背面上部には、第1の
係合ブロック340に係合される被係合突起323aが
第1の係合ブロック340に向かって突設されており、
張出部下端には、第1の圧接ブロック320の下方への
移動量を規制するストッパピン323bが垂下されてい
る。一方、第1の係合ブロック340の下端には、第1
の圧接ブロック320の被係合突起323aに係合する
係合突起341が、第1の圧接ブロック320に向かっ
て突設されている。
【0032】同様に、第2の圧接ブロック330の上端
には、図4の如く、第2の係合ブロック350に係合さ
れ、前方に張り出している被係合体333が設けられて
いる。そして、被係合体333の背面上部には、第2の
係合ブロック350に係合される被係合突起333aが
第2の係合ブロック350に向かって突設されており、
張出部下端には、第2の圧接ブロック330の下方への
移動量を規制するストッパピン333bが垂下されてい
る。一方、第2の係合ブロック350の下端には、第2
の圧接ブロック330の被係合突起333aに係合する
係合突起351が、第2の圧接ブロック330に向かっ
て突設されている。
【0033】押圧板360は、側面視断面略L字形に形
成されており、押圧板360の折曲部361の背面に、
第2のサイドシリンダ390が取り付けられている。そ
して、第2のサイドシリンダ390のロッド391が、
押圧板360の折曲部361を貫通して第2の係合ブロ
ック350の背面に固定されている。また、図3および
図5からもわかるように、第2のサイドシリンダ390
と同様、第1のサイドシリンダ380も押圧板360の
折曲部361の背面に固定されており、第1のサイドシ
リンダ380のロッド381(図3参照)が、押圧板3
60の折曲部361を貫通して第1の係合ブロック34
0の背面に取り付けられている。それゆえ、第1のサイ
ドシリンダ380および第2のサイドシリンダ390
は、メインシリンダ370のロッド371を伸縮させる
と、第1の係合ブロック340、第2の係合ブロック3
50および押圧板360と共に上下する。また、例えば
第1のサイドシリンダ380のロッド381を伸長状態
としておき、第2のサイドシリンダ390のロッド39
1を短縮して第2の係合ブロック350を後退(図4に
おいて右側)させると、第2の係合ブロック350と第
2の圧接ブロック330との係合状態が解除される。こ
の状態でメインシリンダ370のロッド371を伸長す
ると、第1の圧接ブロック320のみを下方に移動させ
ることができる。つまり、各サイドシリンダ380,3
90のロッド381,391の伸縮状態の組み合わせを
変えれば、1つのメインシリンダ370で各圧接ブロッ
ク320,330を独立して上下動させることができ
る。
【0034】また、図4、図5の如く、各圧接ブロック
320,330の前方(図4においては左側、図5にお
いては右側)には、圧接ブロック320,330が下方
に移動する際に各圧接ブロック320,330の下方へ
の移動量を規制するストッパブロック311が配置され
ている。ストッパブロック311には、各圧接ブロック
320,330のストッパピン323b,333bをそ
れぞれ受け止める、所定の深さのストッパピン受孔31
1a,311bが、ストッパピン323b,333bに
対応して形成されている。そして、ストッパブロック3
11のストッパピン受孔311a,311bと、被係合
体323,333の下端面との間には、ストッパピン3
23b,333bにそれぞれ外嵌されると共に、各圧接
ブロック320,330を上方に付勢するコイルばね3
12a,312bが介装されている。それゆえ、メイン
シリンダ370のロッド371を伸長して各圧接ブロッ
ク320,330を下方に移動させると、各圧接ブロッ
ク320,330のストッパピン323b,333b
は、ストッパブロック311のストッパピン受孔311
a,311bに案内され、ストッパピン受孔311a,
311bの底面に当接する。これにより、各圧接ブロッ
ク320,330の下方への移動量が規制されることに
なる。例えば、第2のサイドシリンダ380のロッド3
81を短縮して、第2の係合ブロック350と第2の圧
接ブロック330との係合を解除して第2の圧接ブロッ
ク350を自由状態としても、第2の圧接ブロック35
0は、コイルばね312bの付勢力により元の位置、す
なわち係合ブロック350との係合状態にあった位置に
保たれることになる。
【0035】また、各圧接ブロック320,330の下
側には、図4の如く、電線Wを誘導部400(図3参
照)から各圧接ブロック320,330の下方に導く電
線ガイド313が配置されている。電線ガイド313
は、側面視断面略コ字形に形成されており、ストッパブ
ロック311の下方に面一状態で配置されたガイドブロ
ック314と共に電線導入路を形成するガイド溝313
aを有している。そして、電線ガイド313の後側(図
において右側)には、電線ガイド313を前後方向に僅
かに進退させるガイドシリンダ315が配置されてい
る。ガイドシリンダ315は、布線ヘッド本体310の
後左脚部310aから後右脚部(図示せず)に向かって
突設されたプレート316に固定されており、ガイドシ
リンダ315のロッド315aは、プレート316を貫
通して電線ガイド313の背面に取り付けられている。
つまり、布線前の電線供給時には、ガイドシリンダ31
5のロッド315aを伸長して、ガイドブロック314
に当接するまで電線ガイド313を前進(図において左
側)させることにより、各圧接ブロック320,330
の下方の圧接空間を閉塞してガイドブロック314と電
線ガイド313のガイド溝313aとで電線導入路を形
成する。そして、電線導入路、すなわち各圧接ブロック
320,330の下方に電線Wが導かれた後は、ガイド
シリンダ315のロッド315aを短縮して、電線ガイ
ド313を所定位置まで後退させることにより、各圧接
ブロック320,330の下方の圧接空間を開放して布
線および圧接に備える。また、図3の如く、電線ガイド
313のガイド溝313aの終端壁には、誘導部400
からの電線送量を検知する、歪みゲージ等の圧力センサ
S1が備えられている。
【0036】さらに、各圧接ブロック320,330の
間には、非圧接時に各圧接ブロック320,330をロ
ックするロックブロック317が、前後方向(図におい
て紙面方向)に進退自在に設けられている。ロックブロ
ック317は、図4の如く、側面視略L字形に形成され
ており、その上部には、前側(図において左側)から順
に、各圧接ブロック320,330をロックするロック
ピン317aおよび各係合ブロック340,350をロ
ックするロックピン317bが、上方に向かって突設さ
れている。そして、ロックブロック317は、ストッパ
ブロック311の前面に固定されたロックシリンダ31
8により、前後方向(図において左右方向)に進退され
る。ロックシリンダ318のロッド318aは、ストッ
パブロック311およびロックブロック317を貫通し
て、ロックブロック317の背面に固定されたプレート
319に取り付けられている。つまり、非圧接時には、
ロックシリンダ318のロッド318aを短縮してロッ
クブロック317を前進させるこにより、ロックブロッ
ク317を各圧接ブロック320,330の間に介在さ
せて各圧接ブロック320,330をロックする。一
方、圧接時には、ロックシリンダ318のロッド318
aを伸長してロックブロック317を後退させるこによ
り、ロックブロック317を各圧接ブロック320,3
30の間から退避させて圧接に備える。また、押圧板3
60の下端面には、圧接時に押圧板360のロックブロ
ック317に対する近接量、すなわち各圧接ブロック3
20,330の移動量を検知する近接センサS2が備え
られている。
【0037】さらにまた、圧接部300は、上述した各
圧接ブロック320,330の駆動機構、切換機構およ
び所定のストッパ機構の他に、布線ヘッドHをZ軸を中
心として回動させる回動機構を備えている。回動機構
は、図3の如く、下端が押圧板360の上面に取り付け
られた内筒600と、内筒600に管状のメタルブッシ
ュ610を介して一体回転可能に外嵌されると共に、ベ
アリング620を介してY軸ベース80に回転自在に支
持された外筒630と、外筒630の上部に外嵌された
プーリ640とを備えている。
【0038】内筒600の上部には、プーリ640を貫
通するメインシリンダ370のロッド371が螺合され
ている。外筒630の下部は、例えばボルト等を介して
布線ヘッド本体310の上方梁部310bに固定されて
いる。プーリ640は、例えばボルト等を介して外筒6
30およびメインシリンダキャップ372に固定されて
いる。
【0039】Y軸ベース80上には、図4の如く、ステ
ッピングモータSMが配置されており、そのモータ軸6
41の下端にモータプーリ650が外嵌されている。そ
して、モータプーリ650とプーリ640との間に、ス
テッピングモータSMの回転力を伝達する、無端状のタ
イミングベルトTBが掛巻されている。また、Y軸ベー
ス80の上面の所定位置には、ステッピングモータSM
のモータ軸641の回転を拘束しないように凹溝80a
が形成されており、ステッピングモータSMは、モータ
軸641が凹溝80aに対して浮遊状態でY軸ベース8
0に支持されている。つまり、ステッピングモータSM
は、ステッピングモータSMと一体的に設けられたモー
タカバー660が、例えばボルト等を介してY軸ベース
80に固定されることにより、Y軸ベース80に支持さ
れている。さらに、Y軸ベース80の下面の所定位置に
は、所定の形状のキー溝80bが形成されており、キー
溝80bにY軸スライドベース70がキー結合されてい
る。
【0040】ステッピングモータSMのモータ軸641
の上端には、例えば所定間隔を持って配置された複数の
スリット等の識別媒体を有するディスクDが外嵌されて
おり、ディスクDに対応させて識別媒体の通過回数等を
検知、すなわちステッピングモータSMの駆動に伴う布
線ヘッドHの回転角度を検知するフォトインタラプラP
Iが配置されている。フォトインタラプラPIは、モー
タカバー660に取り付けられた側面視略コ字形のアン
グル670に支持されている。
【0041】つまり、ステッピングモータSMを駆動さ
せると、ステッピングモータSMの回転力がタイミング
ベルトTBを介してプーリ640に伝達され、プーリ6
40が回転する。そうすると、プーリ640の回転に伴
って、外筒630、内筒600、メインシリンダ370
および布線ヘッド本体310、すなわち布線ヘッドH全
体がZ軸を中心として回動する。
【0042】誘導部400は、図3の如く、圧接部30
0の布線方向側(図において右側)に配置されている。
そして、誘導部400は、図において一点鎖線で示すよ
うに、布線ヘッド本体310に沿って上下動可能とされ
ており、その下端には、布線時に布線面31と接触する
ことで回転する走行ローラ431が備えられている。誘
導部400の真上には、電線Wを誘導部400に案内す
る上下一対のリング部材680,690が同一線上にそ
れぞれ配置されている。すなわち、上リング部材680
は、メインシリンダキャップ372の上端において布線
方向側に突設された側面視略L字形の支持体700に支
持されており、下リング部材690は、メインシリンダ
キャップ372の下端に支持されている。なお、誘導部
400の詳細な構造については後述する。
【0043】布線部500は、図3の如く、布線ヘッド
本体310を挟んで誘導部400と対向する位置(図に
おいて布線ヘッド本体310の右側)に配置され、布線
ローラ510を有する布線ブロック520と、布線ブロ
ック520の上方に配置され、布線ブロック520を上
下動させると共に布線ローラ510を押圧する布線シン
ダ530とを備えている。
【0044】布線ブロック520は、図5の如く、側面
視断面略F字形に形成されており、その上面には、布線
シンダ530のロッド531が取り付けられている。布
線ローラ510は、布線ブロック520にベアリング5
11を介してピン512周りに回転自在に支持されてい
る。それゆえ、布線ローラ510は、回転抵抗が小さく
なっている。
【0045】布線シンダ530は、例えばボルト等を介
して布線ヘッド本体310の脚部に固定されている。つ
まり、布線時に、図3で一点鎖線で示すように、布線シ
ンダ530のロッド531を伸長して、布線ブロック5
20を下方に移動させると、電線Wが布線ローラ510
によって布線面31に押圧されることになる。この状態
で、図1に示すように、布線ヘッドHを幹線方向Xおよ
び枝線方向Yに走行させると、電線Wを布線面31上に
いわゆるローラ布線することができる。なお、ローラ布
線を行う際には、布線形状を維持するために、ワイヤー
ハーネスの回路設計に基づき、予め布線面31の所定位
置に例えば両面テーブを貼着しておくか、あるいは布線
経路を刻設しておくのが好ましい。
【0046】図6は布線ヘッドの誘導部の内部構成を示
す正面図、図7は同じくその右側面図、図8は同じくそ
の左側面図である。図6、図7および図8を参照しつ
つ、誘導部400の内部構成について説明する。誘導部
400は、図7の如く、布線ヘッド本体310の布線方
向側面(図3おいて右側)に取り付けられた誘導部本体
410と、誘導部本体410に上下動自在に取り付けら
れたスライドブロック420と、スライドブロック42
0の下部に取り付けられ、電線Wを圧接部300の電線
ガイド313に供給する誘導ブロック430と、誘導ブ
ロック430の上方に配置され、電線Wをチャキングす
るチャキングブロック440とを備えている。
【0047】誘導部本体410は、側面視略L字形に形
成されており、その上方において前方(図において右
側)に張り出した梁部411に、スライドブロック42
0を上下方向に移動させるスライドシリンダ460が固
定されている。また、誘導部本体410の梁部411に
は、スライドブロック420の移動量を検知する近接セ
ンサS3が備えられている。
【0048】スライドブロック420は、側面視略L字
形に形成されており、その上方において前方に張り出し
た梁部421の前端面(図において左側)には、L字ア
ングル422が固定されている。そして、L字アングル
422に、スライドシリンダ460のロッド461が取
り付けられている。また、スライドブロック420の梁
部421には、チャキングブロック440の上方への移
動を規制するストッパピン423が、貫通して設けられ
ている。つまり、スライドブロック420は、スライド
シリンダ460のロッド461を伸縮させるこにより、
誘導部本体410に沿って上下動する。また、スライド
ブロック420の下方背面には、スライドブロック42
0の移動時のショックを吸収するショックアブソーバブ
ロック424が取り付けられている。ショックアブソー
バブロック424の上面には、誘導部本体410の下端
に形成されたピン孔412に案内されるショックアブソ
ーバブピン424aが突設されている。そして、ショッ
クアブソーバブロック424とピン孔412の間には、
ショックアブソーバブピン424aに外嵌され、誘導部
本体410の下端を上方へ付勢するショックアブソーバ
ばね424bが介装されている。
【0049】誘導ブロック430は、図6の如く、正面
視断面略U字形に形成されており、その下端に走行ロー
ラ431を有している。そして、誘導ブロック430内
には、電線Wを圧接ブロック320,330の下方に設
けられた電線ガイド313(図中一点鎖線示)に案内す
る案内路432が貫通して設けられている。案内路43
2は、先端が圧接部300側に向かって曲成された正面
視断面略J字形に形成されており、そのコーナー部に
は、電線Wを送り出す各一対の送出ローラ433a,4
33b、434a,434b、435a,435bおよ
び436a,436bが回転自在に備えられている。こ
のように、案内路432のコーナー部に、送出ローラ4
33a,433b、434a,434b、435a,4
35bおよび436a,436bを円弧状に配列するこ
とで、電線Wの曲げ抵抗を小さくしている。また、案内
路432の口出し部には、第2の圧接ブロック330の
切断刃331と共に電線Wを切断するシャーリング刃4
37が設けられている。さらに、案内路432において
シャーリング刃437の電線供給側(図において左側)
には、案内路432を上下方向に貫通する貫通孔438
が形成されており、貫通孔438に、電線Wの供給を阻
止するストッパアーム450が、ガイドプレート460
に沿って上下動可能に挿入されている。走行ローラ43
1は、図7の如く、スライドブロック420および誘導
ブロック430を貫通して設けられたピン431a周り
に回転自在に支持されている。また、案内路432の上
部には、電線Wが挿通されるノズル470が内嵌されて
いる。
【0050】チャキングブロック440は、チャキング
空間を有する所定形状に形成されており、その前面に固
定されたチャキングシリンダ441と、チャキングシリ
ンダ441のロッド441aと対応して配置されたチャ
キングプレート442とを備えている。つまり、電線供
給時に、チャキングシリンダ441のロッド441aを
伸長すると、電線Wがロッド441aとチャキングプレ
ート442とでチャッキングされる。そして、チャキン
グブロック440は、ノズル470に外嵌支持されてお
り、チャキングブロック440の底面には、誘導ブロッ
ク430の前方梁部430aに固定された送りシリンダ
480のロッド481が取り付けられている。また、チ
ャキングブロック440の上面には、スライドブロック
420のストッパピン423と対応するストッパピン4
43が設けられている。つまり、チャキングシリンダ4
41を駆動して電線Wをチャッキングした状態で、送り
シリンダ480のロッド481を小刻みに伸縮させる
と、電線Wは誘導ブロック430内に送り込まれ、誘導
ブロック430から圧接部300に供給される。
【0051】ストッパアーム450は、図8の如く、下
端に電線Wが挿通される挿通孔450aが形成されてい
る。そして、ストッパアーム450は、リンクプレート
451を介して、スライドブロック420に固定された
誘導ストップシリンダ452にリンクされており、誘導
ストップシリンダ452のロッド452aの伸縮により
上下動する。すなわち、リンクプレート451は、スラ
イドブロック420に横軸453周り回動自在に支持さ
ており、リンクプレート451の一端にストッパアーム
450の上端が、他端に誘導ストップシリンダ452の
ロッド452aがそれぞれ連結されている。それゆえ、
ストッパアーム450の挿通孔450aと誘導ブロック
430の案内路432とを連通し、電線Wを供給可能と
した状態から、誘導ストップシリンダ452のロッド4
52aを伸長すると、リンクプレート451が時計方向
に回転し、ストッパアーム450が上方へ移動し、スト
ッパアーム450の下端部が案内路432を閉塞する。
よって、電線Wの供給が阻止される。
【0052】図9はローラ布線装置による布線作業に一
連の動作を図解的に示す図である。主に、図9を参照し
つつ、上記ローラ布線装置Mに係る一連の布線動作につ
いて説明する。なお、以後の説明においては、便宜上、
図1に示す圧接コネクタC11と圧接コネクタC12と
の間で圧接型ワイヤーハーネスを製造する場合を想定し
て説明する。
【0053】まず、電線を圧接部に誘導する。すなわ
ち、図8を参照して、誘導ストップシリンダ452のロ
ッド452aを短縮し、ストッパアーム450を下方へ
移動させる。そうすると、ストッパアーム450の挿通
孔450aと誘導ブロック430の案内路432とが連
通し、電線Wの誘導が可能となる。次に、図7を参照し
て、チャッキングシリンダ441のロッド441aを伸
長して電線Wをチャッキングする。チャッキング後、送
りシリンダ480のロッド481を小刻みに伸縮する。
そうすると、図6に一点鎖線で示すように、電線Wは誘
導ブロック430の案内路432に送り込まれ、案内路
432の口出し部から圧接部300内の電線ガイド31
3、すなわち圧接ブロック320,330の下方に供給
される。
【0054】電線の誘導が完了すると、一方の圧接コネ
クタC11に電線を圧接する。すなわち、図4を参照し
て、ガイドシリンダ315のロッド315aを短縮し
て、電線ガイド313を後退させ、圧接ブロック32
0,330の下の圧接空間を開放する。そして、第1の
サイドシリンダ380のロッド381を伸長状態として
おき、第2のサイドシリンダ390のロッド391を短
縮して、第2の係合ブロック350を後退させる。これ
により、第2の係合ブロック350と第2の圧接ブロッ
ク330との係合が解除される。第2の係合ブロック3
50と第2の圧接ブロック330との係合状態を解除し
た後、図9(a)に示すように、メインシリンダ370
のロッド371を伸長する。そうすると、第1の圧接ブ
ロック320のみが下方に移動され、第1の圧接ブロッ
ク320のかしめ刃321、圧接刃322により、電線
Wが一方の圧接コネクタC11の圧接端子に圧接され
る。
【0055】圧接コネクタC11への圧接が完了する
と、電線を布線板上に布線する。すなわち、メインシリ
ンダ370のロッド371を短縮し、第1の圧接ブロッ
ク320を上方に移動させ、元の位置に戻す。そして、
図4を参照して、第2のサイドシリンダ390のロッド
391を伸長して、第2の係合ブロック350を前進さ
せる。これにより、第2の係合ブロック350が第2の
圧接ブロック330に係合する。
【0056】そして、布線ヘッドHを他方の圧接コネク
タC12、すなわち幹線方向X(図1参照)に向かって
少し移動させる。次に、図7を参照して、スライドシリ
ンダ460のロッド461を伸長して、誘導ブロック4
30を下方に移動させ、誘導ブロック430の走行ロー
ラ431を布線面31に接地する。つづいて、図9
(b)をに示すように、布線シリンダ530のロッド5
31を伸長して、布線ブロック520を下方に移動させ
加圧する。その後、布線ヘッドHを幹線方向Xに走査さ
せる。これにより、電線Wは布線ブロック520の布線
ローラ510に押圧され、布線面101上にローラ布線
される。
【0057】なお、上記ローラ布線の条件は、以下のよ
うに設定されている。すなわち、誘導ブロック430の
案内路432の電線出口における電線Wの張力をt(k
g)、布線ローラ510の電線加圧ポイントにおける摩
擦抵抗をT(kg)とすると、T>tの条件に設定され
ている。T>tの条件下では、布線ヘッドHの移動距離
分に対応して電線Wが送り出され、布線面31に残るか
らである。
【0058】T>tの条件を顕著にするため、誘導部4
00側および布線部500側で以下の措置がそれぞれ講
じられている。つまり、 <誘導部400側の措置> 図2に示すように、布線ヘッドH1と電線リールR1
との間に電線送り装置90を配置し、電線W11が常に
弛んだ状態で電線リールR1から布線ヘッドH1に供給
している。
【0059】X軸ベース50から突設された支持板5
1と、Y軸ベース81との間に電線供給竿120を円弧
状に張設して電線W11を吊持することにより、布線ヘ
ッドH1の枝線方向Yへの移動に伴う増加テンションを
少なくしている。 誘導ブロック430に、先端が圧接部300側に向か
って曲成された正面視断面略J字形の案内路432を形
成し、案内路432の曲成されたコーナー部に送出ロー
ラ433a,433b、434a,434b、435
a,435bおよび436a,436bを円弧状に配列
することで、電線Wの曲げ抵抗を小さくしている。
【0060】<布線部500側の措置> 布線面31の面粗さを粗く設定して、布線ローラ51
0との摩擦抵抗を大きくとっている。 図5に示すように、ベアリング511を用いて布線ロ
ーラ510の回転抵抗を小さくなしている。
【0061】因みに、上記設計条件では、電線に自動車
用電線(0.5SQ)を使用し、布線ヘッドの移動速度
を800mm/sec、布線シンダのエア圧(流体圧)
を7kgとすると、t=0.15kg、T=0.8kg
となり、スムースなローラ布線が可能となる。布線が完
了すると、電線を他方の圧接コネクタC12に圧接す
る。すなわち、他方の圧接コネクタC12の手前で、ス
ライドシリンダ460のロッド461を短縮して、誘導
ブロック430を上方に移動させる。その後、図8を参
照して、供給ストップシリンダ452のロッド452a
を伸長して、ストッパアーム450が上方へ移動させ、
誘導ブロック430の案内路432を閉塞して電線Wの
供給をストップさせる。
【0062】そして、他方の圧接コネクタC12の上方
において、図9(c)に示すように、メインシリンダ3
70のロッド371を伸長する。そうすると、第1の圧
接ブロック320および第2の圧接ブロック330が下
方に移動され、第2の圧接ブロック330の圧接刃33
2および第1の圧接ブロック320のかしめ刃321に
より、電線Wが他方の圧接コネクタC11の圧接端子に
圧接される。また同時に、第2の圧接ブロック330の
切断刃331および案内路432の口出し部に設けられ
たシャーリング刃437により、電線Wが切断される。
【0063】このように、布線時に、布線ローラ510
により電線Wを布線面31に押圧して、従来の張力布線
ではなく無張力状態で布線をすることができるので、布
線ヘッドHのX軸方向およびY軸方向の移動量に完全に
同期させて電線Wを送らないで済み、布線時の電線送り
装置が不要となる。そのため、従来のような高度なサー
ボ技術を必要とせず、設備費が低廉化すると共に布線ヘ
ッドを小型化するこができる。
【0064】また、無張力布線であるため、圧接コネク
タの圧接端子に無用な張力がかからず、電線がコネクタ
の圧接端子から抜けたりすることもなく圧接型ワイヤー
ハーネスの品質信頼性が向上する。さらに、従来のよう
にコーナピン等を必要とせず、例えば両面テープ等の軽
い固定方法で布線形状が維持されるので、L字型布線、
U字型布線も容易となる。
【0065】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、布線時に、従来の張力布線ではなく、
布線ローラにより電線を布線面に押圧して無張力状態で
布線をすることができるので、布線ヘッドのX軸方向お
よびY軸方向の移動量に完全に同期させて電線を送らな
いで済み、布線時の電線送り装置が不要となる。そのた
め、従来のような高度なサーボ技術を必要とせず、設備
費が低廉化すると共に布線ヘッドを小型化するこができ
る。
【0067】また、無張力布線であるため、圧接コネク
タの圧接端子に無用な張力がかからず、電線がコネクタ
の圧接端子から抜けたりすることもなく圧接型ワイヤー
ハーネスの品質信頼性が向上する。請求項2では、安定
した状態でローラ布線を行うことができる。請求項3で
は、布線ローラにて電線を十分に押圧することができ
る。
【0068】請求項4では、布線ヘッドのY軸方向への
移動に伴う増加テンションを少なくできるから、円滑な
ローラ布線が可能となる。請求項5では、電線の曲げ抵
抗が小さくなり、確実なローラ布線が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るローラ布線装置の全体
構成を示す概略斜視図である。
【図2】同じくその概略右側面図である。
【図3】布線ヘッドの内部構成を示す正面図である。
【図4】同じくその右側面図である。
【図5】同じくその左側面図である。
【図6】布線ヘッドの誘導部の内部構成を示す正面図で
ある。
【図7】同じくその右側面図である。
【図8】同じくその左側面図である。
【図9】ローラ布線装置による布線作業に一連の動作を
図解的に示す図である。
【図10】圧接コネクタの構成を示す斜視図である。
【図11】従来の布線装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
30 布線板 H,H1,H2,H3 布線ヘッド C10,C11,C12,C13,C14 圧接コネク
タ W,W11,W12,W13 電線 31 布線面 40 X軸ガイドレール 50 X軸ベース 60,61,62,63 Y軸ガイドレール 70,71,72,73 Y軸スライドベース 80.81,82,83 Y軸ベース 120 電線供給竿 120a,120b,120c,120d,120e
吊支治具 SM,SM1,SM2,SM3 ステッピングモータ TB タイミングベルト 210 圧接端子 300 圧接部 320 第1の圧接ブロック 322 圧接刃 330 第2の圧接ブロック 331 切断刃 332 圧接刃 400 誘導部 430 誘導ブロック 432 案内路 500 布線部 510 布線ローラ 511 ベアリング 520 布線ブロック 530 布線シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧接コネクタを用いたワイヤーハーネスを
    製造する際に、圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接す
    ると共に、電線を布線するローラ布線装置であって、 圧接部、誘導部および布線部を含む布線ヘッドを有し、 圧接部には、圧接コネクタの圧接端子に電線端を圧接す
    るための圧接刃および電線を切断するための切断刃が備
    えられ、 誘導部は、圧接部に対して布線時に進行する方向側に配
    置され、電線を圧接部に導くためのものであり、 布線部は、圧接部を挟んで、誘導部と対向して配置さ
    れ、布線時に電線を押圧する布線ローラを備え、 さらに、布線ヘッドを布線板の長手方向に沿うX軸方向
    に移動させるX軸移動手段と、 布線ヘッドをX軸と直交するY軸方向に移動させるY軸
    移動手段と、 布線ヘッドをX軸およびY軸と直交するZ軸周りに回動
    させるZ軸回動手段とを備えていることを特徴とするロ
    ーラ布線装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のローラ布線装置において、 さらに、布線面の所定位置に複数の圧接コネクタが配置
    されると共に、電線が布線される布線板を有し、 上記布線部は、布線板の布線面に布線ローラを所定の圧
    力で加圧する布線シリンダを有していることを特徴とす
    るローラ布線装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のローラ布線装置において、 上記布線板の面粗さは、上記布線ローラとの摩擦抵抗を
    大きくとるため粗く設定されていることを特徴とするロ
    ーラ布線装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のローラ布線装置において、 上記X軸移動手段は、布線板の長手方向に沿って配置さ
    れたX軸ガイドレールと、X軸ガイドレールに沿って往
    復動自在に案内されるX軸移動体とを備え、 上記Y軸移動手段は、X軸移動体に取り付けられ、Y軸
    方向に沿って配置されたY軸ガイドレールと、Y軸ガイ
    ドレールに沿って往復動自在に案内されるY軸移動体と
    を備え、 上記Z軸回動手段は、Y軸移動体に取り付けられ、布線
    ヘッドをZ軸を中心軸として回動可能に支持するもので
    あり、 上記X軸移動体に一端が取り付けられ、Y軸移動体に他
    端が取り付けられた、弾性変形可能な電線供給竿が円弧
    状に張設され、 上記電線供給竿には、電線が挿入されると共に電線を吊
    支する複数の吊支治具が、所定の間隔をもって取り付け
    られていることを特徴とするローラ布線装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のローラ布線装置において、 上記誘導部には、電線を圧接部に案内する、圧接部側に
    向かって先端が曲成された断面略J字形の案内路が形成
    されており、 上記案内路の曲成されたコーナー部には、案内路に案内
    されてきた電線を圧接部に向かって送り出す複数の送出
    ローラが配列されていることを特徴とするローラ布線装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09124802A (ja) * 1995-10-30 1997-05-13 Bando Chem Ind Ltd ベルト用抗張体の製造方法
WO2013008488A1 (ja) * 2011-07-14 2013-01-17 住友電装株式会社 組立作業用コンベア装置

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