JPH0618769B2 - 毛髪処理剤 - Google Patents
毛髪処理剤Info
- Publication number
- JPH0618769B2 JPH0618769B2 JP1155249A JP15524989A JPH0618769B2 JP H0618769 B2 JPH0618769 B2 JP H0618769B2 JP 1155249 A JP1155249 A JP 1155249A JP 15524989 A JP15524989 A JP 15524989A JP H0618769 B2 JPH0618769 B2 JP H0618769B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- hair treatment
- treatment agent
- polypeptide
- dimethylpolysiloxane
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は毛髪処理剤に関するもので、詳しくは、長期
間、使用した場合に、毛髪が脂ぎってくる欠点が改善さ
れたシリコーン配合の毛髪処理剤に関するものである。
間、使用した場合に、毛髪が脂ぎってくる欠点が改善さ
れたシリコーン配合の毛髪処理剤に関するものである。
(従来技術とその欠点) 従来、毛髪に光沢を与え、また、滑らかさを付与するた
めにジメチルポリシロキサンを含有する毛髪処理剤が用
いられており、特に、ブロー剤として広く利用されてい
る。この毛髪処理剤は例えば、カチオン活性剤を含有す
る他の毛髪処理剤に比較して、光沢及び滑らかさの面に
おいて優れており、更に安全性の面でも良好なものであ
る。
めにジメチルポリシロキサンを含有する毛髪処理剤が用
いられており、特に、ブロー剤として広く利用されてい
る。この毛髪処理剤は例えば、カチオン活性剤を含有す
る他の毛髪処理剤に比較して、光沢及び滑らかさの面に
おいて優れており、更に安全性の面でも良好なものであ
る。
ところが、ジメチルポリシロキサン含有の毛髪処理剤は
多量に用いたり、また、長期間に亘って用いた場合、毛
髪が脂ぎって重くなってくると言う欠点があった。
多量に用いたり、また、長期間に亘って用いた場合、毛
髪が脂ぎって重くなってくると言う欠点があった。
一方、毛髪の損傷防止のためにポリペプタイドを毛髪処
理剤に添加すること方法が知られている。例えば、一般
的に用いられるポリペプタイドとしては下記a)〜e)
のようなポリペプタイド類が挙げられる。
理剤に添加すること方法が知られている。例えば、一般
的に用いられるポリペプタイドとしては下記a)〜e)
のようなポリペプタイド類が挙げられる。
a)ポリペプタイドのナトリウム塩 H(NHCHRCO)nONa b)ポリペプタイドの塩酸塩 H(NHCHRCO)nOH・HCI c)コラーゲンタンパク質を加水分解して得られるポリ
ペプタイド H(NHCHRCO)nOH d)コラーゲンタンパク質を加水分解して得られるポリ
ペプタイドのN末端トリメチルアンモニウム−2−ヒド
ロキシプロピル化した物 e)コラーゲンタンパク質を加水分解して得られるポリ
ペプタイドと脂肪酸との縮合物の塩 R1 CO(NHCHRCO)nOM (上記式中、Rはアミノ酸残基、R1 はヤシ油脂肪酸、
ウンデシレン酸、オレイン酸又はイソステアリン酸、M
はNa、K、トリエタノールアミン残基又は2−アミノ
−2−メチル1.3 −プロパンジオール残基、nは2以上
の整数を表わす) しかしながら、ジメチルポリシロキサンと上記ポリペプ
タイドとを併用した毛髪処理剤は毛髪表面に被膜を形成
して毛髪の保護効果はあるものの、ジメチルポリシロキ
サンの特性である滑らかさ、ソフトさを失ない、また、
ポリペプタイドのベタツキやカサツキが生ずると言う欠
点がある。
ペプタイド H(NHCHRCO)nOH d)コラーゲンタンパク質を加水分解して得られるポリ
ペプタイドのN末端トリメチルアンモニウム−2−ヒド
ロキシプロピル化した物 e)コラーゲンタンパク質を加水分解して得られるポリ
ペプタイドと脂肪酸との縮合物の塩 R1 CO(NHCHRCO)nOM (上記式中、Rはアミノ酸残基、R1 はヤシ油脂肪酸、
ウンデシレン酸、オレイン酸又はイソステアリン酸、M
はNa、K、トリエタノールアミン残基又は2−アミノ
−2−メチル1.3 −プロパンジオール残基、nは2以上
の整数を表わす) しかしながら、ジメチルポリシロキサンと上記ポリペプ
タイドとを併用した毛髪処理剤は毛髪表面に被膜を形成
して毛髪の保護効果はあるものの、ジメチルポリシロキ
サンの特性である滑らかさ、ソフトさを失ない、また、
ポリペプタイドのベタツキやカサツキが生ずると言う欠
点がある。
(発明の課題と解決手段) 本発明者等は上記実情に鑑み、毛髪が脂ぎり重くなると
言う、ジメチルポリシロキサンを含有する毛髪処理剤の
問題点を解消するために種々検討した結果、特定範囲の
重合度を有するジメチルポリシロキサンと特定のポリペ
プタイドとを併用することにより、毛髪に優れた光沢を
与え、しかも、滑らかでソフトな感触であり、ブラシの
通りも良いことを見い出し本発明を完了するに到った。
言う、ジメチルポリシロキサンを含有する毛髪処理剤の
問題点を解消するために種々検討した結果、特定範囲の
重合度を有するジメチルポリシロキサンと特定のポリペ
プタイドとを併用することにより、毛髪に優れた光沢を
与え、しかも、滑らかでソフトな感触であり、ブラシの
通りも良いことを見い出し本発明を完了するに到った。
すなわち、本発明の要旨は、重合度150〜1000の
ジメチルポリシロキサン及びポリペプタイドのアルキル
エステルとを含有してなる毛髪処理剤に存する。
ジメチルポリシロキサン及びポリペプタイドのアルキル
エステルとを含有してなる毛髪処理剤に存する。
以下、本発明の構成につき詳細に説明する。
本発明で使用するジメチルポリシロキサンとしては、通
常、下記式で示される化合物である。
常、下記式で示される化合物である。
(式中、nは150〜1000の整数を表わす)この重
合度があまり低い場合(n<150)には、毛髪に滑
り、しなやかさを付与することができず、逆に、あまり
高い場合(n>1000)には、毛髪にフワッとしたソ
フト感がなくなりベトツキ感が出る。また、超高分子の
ジメチルポリシロキサンの長期間の使用は毛髪にシリコ
ンが蓄積し、パーマがかかりにくくなったり、ヘアダイ
をしても染まらないというようなことになったり、また
毛髪がボッテリしてくるという欠点もある。ジメチルポ
リシロキサンの配合量は、通常、0.1〜5重量%が最
適であり、0.1重量%よりも少ないと、シリコン特有
の滑りや、滑らかさを得ることができず、また、5重量
%よりも多いと油っぽくなり、使用感が悪くなる。一
方、本発明で用いるポリペプタイドのアルキルエステル
としては、通常、下記式で示される化合物が挙げられ
る。
合度があまり低い場合(n<150)には、毛髪に滑
り、しなやかさを付与することができず、逆に、あまり
高い場合(n>1000)には、毛髪にフワッとしたソ
フト感がなくなりベトツキ感が出る。また、超高分子の
ジメチルポリシロキサンの長期間の使用は毛髪にシリコ
ンが蓄積し、パーマがかかりにくくなったり、ヘアダイ
をしても染まらないというようなことになったり、また
毛髪がボッテリしてくるという欠点もある。ジメチルポ
リシロキサンの配合量は、通常、0.1〜5重量%が最
適であり、0.1重量%よりも少ないと、シリコン特有
の滑りや、滑らかさを得ることができず、また、5重量
%よりも多いと油っぽくなり、使用感が悪くなる。一
方、本発明で用いるポリペプタイドのアルキルエステル
としては、通常、下記式で示される化合物が挙げられ
る。
H(NHCHRCO)nOA (式中、Rはアミノ酸残基、Aは炭素数1〜18のアル
キル基、nは2以上の整数を表わす) この一般式においてRで表わされるアミノ酸残基として
は、通常のタンパク質中に存在するアミノ酸の残基であ
り、このアミノ酸の具体例としては、グリシン、アラニ
ン、ロイシン、セリン、アスパラギン酸、リジン、アル
ギニン、シスチン、フェニルアラニン、プロリンなど及
びこれらの混合物が挙げられる。また、Aで表わされる
アルキル基としては、直鎖又は分岐のものでもよく、例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、オクチル基、
2−エチルヘキサノール基、ヘキサデシール基などが挙
げられ、なかでも、エチル基、ヘキサデシール基が特に
望ましい。
キル基、nは2以上の整数を表わす) この一般式においてRで表わされるアミノ酸残基として
は、通常のタンパク質中に存在するアミノ酸の残基であ
り、このアミノ酸の具体例としては、グリシン、アラニ
ン、ロイシン、セリン、アスパラギン酸、リジン、アル
ギニン、シスチン、フェニルアラニン、プロリンなど及
びこれらの混合物が挙げられる。また、Aで表わされる
アルキル基としては、直鎖又は分岐のものでもよく、例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、オクチル基、
2−エチルヘキサノール基、ヘキサデシール基などが挙
げられ、なかでも、エチル基、ヘキサデシール基が特に
望ましい。
ポリペプタイドのアルキルエステルの配合量は、通常、
0.05〜5重量%であり、あまり多くても少なくても
本発明で期待する効果は得られない。
0.05〜5重量%であり、あまり多くても少なくても
本発明で期待する効果は得られない。
本発明の毛髪処理剤は水性媒体とベースとして、上述の
ジメチルポリシロキサンとポリペプタイドのアルキルエ
ステルを含有するが、その他にも、本発明品の特性を失
わない程度のカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、多価ア
ルコール、油分、高分子化合物などの一般的な化粧品原
料を配合することができる。
ジメチルポリシロキサンとポリペプタイドのアルキルエ
ステルを含有するが、その他にも、本発明品の特性を失
わない程度のカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、多価ア
ルコール、油分、高分子化合物などの一般的な化粧品原
料を配合することができる。
本発明の毛髪処理剤の形式は特に限定されず種々のタイ
プのものに適用できるが、特に、コンディショニングム
ース、ミスト、スプレーなどの仕上げ剤に適用すること
により、今までにない、素晴しく良い効果を得ることが
できる。
プのものに適用できるが、特に、コンディショニングム
ース、ミスト、スプレーなどの仕上げ剤に適用すること
により、今までにない、素晴しく良い効果を得ることが
できる。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述
に制約されるものではない。
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述
に制約されるものではない。
実施例1〜3及び比較例1〜5 下記表1に示す各成分を精製水中に表中に記載する割合
(重量%)で配合してなるポンプスプレータイプの毛髪
処理剤を調製し、この毛髪処理剤について、使用後の毛
髪の滑らかさ、ソフト感、ベトツキに関しパネラーテス
トを行い、表1に示す結果を得た。
(重量%)で配合してなるポンプスプレータイプの毛髪
処理剤を調製し、この毛髪処理剤について、使用後の毛
髪の滑らかさ、ソフト感、ベトツキに関しパネラーテス
トを行い、表1に示す結果を得た。
なお、試験方法は、ヴィッグを用いて、10名のテスタ
ーに洗浄後の毛髪に、各々の毛髪処理剤を噴射し、ブロ
ードライしてもらい、視覚、触覚により判定し、5段階
評価で示し、1番回答の多いものを示した。
ーに洗浄後の毛髪に、各々の毛髪処理剤を噴射し、ブロ
ードライしてもらい、視覚、触覚により判定し、5段階
評価で示し、1番回答の多いものを示した。
:かなり劣る:やや劣る:良い :やや良い:かなり良い 実施例4〜5 表2、表3に示す配合組成のポンプスプレータイプの毛
髪処理剤を調製し、その性能を試験したところ、毛髪に
対する優れた光沢と滑りの良い、ソフト感を付与するこ
とができた。
髪処理剤を調製し、その性能を試験したところ、毛髪に
対する優れた光沢と滑りの良い、ソフト感を付与するこ
とができた。
実施例6〜7 表3,4に示す配合成分のヘアブローローションタイプ
の毛髪処理剤を調製し、その性能を試験したところ、毛
髪に対してすばらしく良い効果を得た。
の毛髪処理剤を調製し、その性能を試験したところ、毛
髪に対してすばらしく良い効果を得た。
(発明の効果) 本発明の毛髪所剤は特定重合度のジメチルポリシロキサ
ンと特定のポリペプタイドエステルを含有しているの
で、毛髪のカサツキやベトツキがないので、髪をしなや
かに保持することができ、その上、毛髪に対して良好な
光沢を与えることができる。従って、従来のジメチルポ
リシロキサン含有の毛髪処理剤の欠点が解消されている
ので実用上、極めて好ましいものである。
ンと特定のポリペプタイドエステルを含有しているの
で、毛髪のカサツキやベトツキがないので、髪をしなや
かに保持することができ、その上、毛髪に対して良好な
光沢を与えることができる。従って、従来のジメチルポ
リシロキサン含有の毛髪処理剤の欠点が解消されている
ので実用上、極めて好ましいものである。
Claims (1)
- 【請求項1】重合度150〜1000のジメチルポリシ
ロキサン及びポリペプタイドのアルキルエステルとを含
有してなる毛髪処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155249A JPH0618769B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 毛髪処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155249A JPH0618769B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 毛髪処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0320208A JPH0320208A (ja) | 1991-01-29 |
JPH0618769B2 true JPH0618769B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=15601795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1155249A Expired - Fee Related JPH0618769B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 毛髪処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618769B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160804A (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-28 | Mazda Motor Corp | 動力伝達用焼結合金部品およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2564561B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1996-12-18 | 株式会社成和化成 | 化粧品組成物 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1155249A patent/JPH0618769B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160804A (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-28 | Mazda Motor Corp | 動力伝達用焼結合金部品およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0320208A (ja) | 1991-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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