JPH06187369A - アドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路 - Google Patents
アドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路Info
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- JPH06187369A JPH06187369A JP33408492A JP33408492A JPH06187369A JP H06187369 A JPH06187369 A JP H06187369A JP 33408492 A JP33408492 A JP 33408492A JP 33408492 A JP33408492 A JP 33408492A JP H06187369 A JPH06187369 A JP H06187369A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】回路規模を縮小する。
【構成】ジグザグアドレスC0〜C5のビットC0を制
御信号とし、ビットC0の値に応じてセレクタ6で、ア
ドレスC1〜C5又はこれを反転回路5で反転させたも
のの一方を選択し、第1中間アドレスRC1〜RC5と
してアドレス変換ROM15Aをアドレス指定し、アド
レス変換ROM15Aから読み出された第2中間アドレ
スRA0〜RA5を、ビットC0の値に応じてセレクタ
8で、第2中間アドレスRA0〜RA5又はこれを反転
回路7で反転させたものの一方を選択し、ラスタアドレ
スA0〜A5として出力することにより、アドレス変換
ROMに必要な記憶容量を半減させる。
御信号とし、ビットC0の値に応じてセレクタ6で、ア
ドレスC1〜C5又はこれを反転回路5で反転させたも
のの一方を選択し、第1中間アドレスRC1〜RC5と
してアドレス変換ROM15Aをアドレス指定し、アド
レス変換ROM15Aから読み出された第2中間アドレ
スRA0〜RA5を、ビットC0の値に応じてセレクタ
8で、第2中間アドレスRA0〜RA5又はこれを反転
回路7で反転させたものの一方を選択し、ラスタアドレ
スA0〜A5として出力することにより、アドレス変換
ROMに必要な記憶容量を半減させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像圧縮/伸張回路等
に適用されるアドレス変換回路及びこれを備えた直交変
換回路に関する。
に適用されるアドレス変換回路及びこれを備えた直交変
換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画像及び動画像の高能率符号化の国
際標準化作業(JPEG、MPEG)に伴い、画像圧縮
/伸張専用のLSIの開発が盛んに行われている。
際標準化作業(JPEG、MPEG)に伴い、画像圧縮
/伸張専用のLSIの開発が盛んに行われている。
【0003】図3は、LSI化される画像圧縮/伸長回
路のブロック構成を示す。この回路は、画像圧縮回路1
と、画像伸張回路2とからなる。
路のブロック構成を示す。この回路は、画像圧縮回路1
と、画像伸張回路2とからなる。
【0004】ここで、画像データの画素間相関を無相関
化することにより、圧縮率のよい符号化が可能となる。
また、画像データの低周波成分と高周波成分とでは視角
特性が異なる。したがって、画像データを周波数成分に
変換し、周波数に応じた量子化を行うことにより、画像
データを高圧縮率で符号化することが可能となる。
化することにより、圧縮率のよい符号化が可能となる。
また、画像データの低周波成分と高周波成分とでは視角
特性が異なる。したがって、画像データを周波数成分に
変換し、周波数に応じた量子化を行うことにより、画像
データを高圧縮率で符号化することが可能となる。
【0005】そこで、画像圧縮回路1は、画像データを
直交変換回路10で変換し、これを量子化回路20で量
子化した後、ハフマン符号化回路30で符号化すること
により、画像データを圧縮している。動画の場合にはさ
らに、動き補償回路40で圧縮する。画像伸張回路2
は、画像圧縮回路1と逆の処理を行うものであり、符号
化された画像データは、動き逆補償回路40R、ハフマ
ン復号化回路30R、逆量子化回路20R及び直交逆変
換回路10Rにより処理されて、画像データが復元され
る。
直交変換回路10で変換し、これを量子化回路20で量
子化した後、ハフマン符号化回路30で符号化すること
により、画像データを圧縮している。動画の場合にはさ
らに、動き補償回路40で圧縮する。画像伸張回路2
は、画像圧縮回路1と逆の処理を行うものであり、符号
化された画像データは、動き逆補償回路40R、ハフマ
ン復号化回路30R、逆量子化回路20R及び直交逆変
換回路10Rにより処理されて、画像データが復元され
る。
【0006】直交変換回路10による変換には、フーリ
エ変換、アダマール変換、カル−ネンレープ変換、ルジ
ャンドル変換及び離散コサイン変換等があるが、離散コ
サイン変換、とりわけ2次元離散コサイン変換が優れて
おり、上記JPEG及びMPEGで採用されている。
エ変換、アダマール変換、カル−ネンレープ変換、ルジ
ャンドル変換及び離散コサイン変換等があるが、離散コ
サイン変換、とりわけ2次元離散コサイン変換が優れて
おり、上記JPEG及びMPEGで採用されている。
【0007】直交変換回路10には、例えば図5(A)
に示す如く、垂直8画素×水平8画素を1ブロックとす
る画像データがジクザクスキャン順に供給される。直交
変換回路10は、ブロック毎に、図5(B)に示すラス
タスキャン順に画像データを処理して直交変換を行う。
図5中の数字は、各方式のスキャン順を示す。
に示す如く、垂直8画素×水平8画素を1ブロックとす
る画像データがジクザクスキャン順に供給される。直交
変換回路10は、ブロック毎に、図5(B)に示すラス
タスキャン順に画像データを処理して直交変換を行う。
図5中の数字は、各方式のスキャン順を示す。
【0008】図4は、従来の直交変換回路10を示す。
【0009】入力バッファRAM11Aには、画像デー
タがジグザグスキャン順に格納される。これに対応し
て、直交変換係数ROM12に直交変換係数が後述の計
数値Dをパラメータとし、ジグザグスキャン順に格納さ
れている。
タがジグザグスキャン順に格納される。これに対応し
て、直交変換係数ROM12に直交変換係数が後述の計
数値Dをパラメータとし、ジグザグスキャン順に格納さ
れている。
【0010】例えば2次元離散型コサイン変換の場合、
1ブロックを垂直N画素×水平N画素N画素とし、 f(j,k) :変換前の第j行第k列の画素
値、0≦j≦N−1,0≦k≦N−1 F(u,v) :変換後の第u行第v列のデータ 0≦u≦N−1,0≦v≦N−1 T(u,v,j,k):u,vをパラメータとする第j
行第k列の直交変換係数 とすると、 F(u、v)=ΣT(u,v,j、k)f(j,k) T(u,v,j,k)={4C(u)C(v)/N2} ・cos{(2j+1)uπ/(2N)} ・cos{(2k+1)vπ/(2N)} と表される。ここに、Σはj=0〜N−1,k=0〜N
−1の総和を表し、また、C(0)=(1/2)1/2,
w=1,2,・・・,N=1のときC(w)=1であ
る。
1ブロックを垂直N画素×水平N画素N画素とし、 f(j,k) :変換前の第j行第k列の画素
値、0≦j≦N−1,0≦k≦N−1 F(u,v) :変換後の第u行第v列のデータ 0≦u≦N−1,0≦v≦N−1 T(u,v,j,k):u,vをパラメータとする第j
行第k列の直交変換係数 とすると、 F(u、v)=ΣT(u,v,j、k)f(j,k) T(u,v,j,k)={4C(u)C(v)/N2} ・cos{(2j+1)uπ/(2N)} ・cos{(2k+1)vπ/(2N)} と表される。ここに、Σはj=0〜N−1,k=0〜N
−1の総和を表し、また、C(0)=(1/2)1/2,
w=1,2,・・・,N=1のときC(w)=1であ
る。
【0011】一方、アンドゲート13にクロックφ及び
スタート信号Sが供給され、スタート信号Sが高レベル
のときクロックφがアンドゲート13を通ってカウンタ
14Aで計数され、その計数値をジグザグアドレスCと
してアドレス変換ROM15がアドレス指定され、アド
レス変換ROM15からラスタアドレスAが読み出され
て入力バッファRAM11Aがアドレス指定される。ま
た、カウンタ14Aからのオーバフローパルスがカウン
タ14Bで計数され、その計数値Dを上位とし、ジグザ
グアドレスCを下位とするデータにより直交変換係数R
OM12がアドレス指定される。これにより、入力バッ
ファRAM11A及び直交変換係数ROM12から画像
データ及び直交変換係数がラスタスキャン順に読み出さ
れる。読み出されたこれらのデータは、演算回路16に
供給されて積和演算が行われ、その結果が、計数値Dが
カウントアップする直前に出力バッファRAM11Bの
アドレスDに書き込まれる。
スタート信号Sが供給され、スタート信号Sが高レベル
のときクロックφがアンドゲート13を通ってカウンタ
14Aで計数され、その計数値をジグザグアドレスCと
してアドレス変換ROM15がアドレス指定され、アド
レス変換ROM15からラスタアドレスAが読み出され
て入力バッファRAM11Aがアドレス指定される。ま
た、カウンタ14Aからのオーバフローパルスがカウン
タ14Bで計数され、その計数値Dを上位とし、ジグザ
グアドレスCを下位とするデータにより直交変換係数R
OM12がアドレス指定される。これにより、入力バッ
ファRAM11A及び直交変換係数ROM12から画像
データ及び直交変換係数がラスタスキャン順に読み出さ
れる。読み出されたこれらのデータは、演算回路16に
供給されて積和演算が行われ、その結果が、計数値Dが
カウントアップする直前に出力バッファRAM11Bの
アドレスDに書き込まれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】アドレス変換ROM1
5に必要なワード数は、1ブロックの画素数に等しく、
上記の例では64である。アドレス変換ROM15の回
路規模縮小化は、大規模の画像圧縮/伸張回路の回路規
模縮小化に寄与する。直交逆変換回路10Rにおいてラ
スタアドレスAをジグザグアドレスCに変換するアドレ
ス変換回路についても同様である。
5に必要なワード数は、1ブロックの画素数に等しく、
上記の例では64である。アドレス変換ROM15の回
路規模縮小化は、大規模の画像圧縮/伸張回路の回路規
模縮小化に寄与する。直交逆変換回路10Rにおいてラ
スタアドレスAをジグザグアドレスCに変換するアドレ
ス変換回路についても同様である。
【0013】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、第1アドレスと第2アドレスとの間でアドレス変換
を行うアドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路
の規模を縮小することにある。
み、第1アドレスと第2アドレスとの間でアドレス変換
を行うアドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路
の規模を縮小することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
るアドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路を、
実施例図中の対応する構成要素の符号を引用して説明す
る。実施例では、以下のn及びkの値をn=6、k=0
としている。
るアドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路を、
実施例図中の対応する構成要素の符号を引用して説明す
る。実施例では、以下のn及びkの値をn=6、k=0
としている。
【0015】本発明では、例えば図1に示す如く、nビ
ットの第1アドレスC=C0〜C5をnビットの第2ア
ドレスA=A0〜A5に変換するアドレス変換回路にお
いて、第1アドレスC0〜C5の第kビットC0を制御
信号とし、第1アドレスC0〜C5の第kビット以外の
各ビットC1〜C5を反転させる第1反転回路5と、制
御信号C0に応じて、第1アドレスC0〜C5の第jビ
ットと第1アドレスC0〜C5の第jビットを第1反転
回路5で反転させたビットとの一方を選択する切換スイ
ッチ61〜65をj≠kなるj=1〜nについて備え、
選択した(n−1)ビットのデータを第1中間アドレス
RC1〜RC5として出力する第1セレクタ6と、第1
中間アドレスRC1〜RC5でアドレス指定され、格納
されているnビットの第2中間アドレスRA0〜RA5
を出力する第1半導体記憶装置15Aと、第2中間アド
レスRA0〜RA5の各ビットを反転させる第2反転回
路7と、該制御信号に応じて、第2中間アドレスRA0
〜RA5の第jビットと第2中間アドレスRA0〜RA
5の第jビットを第2反転回路7で反転させたビットと
の一方を選択する切換スイッチ61〜65をj=1〜n
について備えた第2セレクタ8と、を備えている。
ットの第1アドレスC=C0〜C5をnビットの第2ア
ドレスA=A0〜A5に変換するアドレス変換回路にお
いて、第1アドレスC0〜C5の第kビットC0を制御
信号とし、第1アドレスC0〜C5の第kビット以外の
各ビットC1〜C5を反転させる第1反転回路5と、制
御信号C0に応じて、第1アドレスC0〜C5の第jビ
ットと第1アドレスC0〜C5の第jビットを第1反転
回路5で反転させたビットとの一方を選択する切換スイ
ッチ61〜65をj≠kなるj=1〜nについて備え、
選択した(n−1)ビットのデータを第1中間アドレス
RC1〜RC5として出力する第1セレクタ6と、第1
中間アドレスRC1〜RC5でアドレス指定され、格納
されているnビットの第2中間アドレスRA0〜RA5
を出力する第1半導体記憶装置15Aと、第2中間アド
レスRA0〜RA5の各ビットを反転させる第2反転回
路7と、該制御信号に応じて、第2中間アドレスRA0
〜RA5の第jビットと第2中間アドレスRA0〜RA
5の第jビットを第2反転回路7で反転させたビットと
の一方を選択する切換スイッチ61〜65をj=1〜n
について備えた第2セレクタ8と、を備えている。
【0016】n=6、k=0とする上記の例で、A0〜
A5の各々は、C0〜C5の線形関数となり、i=0〜
5について、 Ai=fi(C0,C1,C2,C3,C4,C5) と表せる。C0=‘0’のときの式、 Ai=fi(0,C1,C2,C3,C4,C5) ・・(1) に対し反転操作を施すと、一般にビットXを反転したビ
ットを*Xで表せば、線形関数であることから、 *Ai=fi(1,*C1,*C2,*C3,*C4,*C5)・・(2) となる。
A5の各々は、C0〜C5の線形関数となり、i=0〜
5について、 Ai=fi(C0,C1,C2,C3,C4,C5) と表せる。C0=‘0’のときの式、 Ai=fi(0,C1,C2,C3,C4,C5) ・・(1) に対し反転操作を施すと、一般にビットXを反転したビ
ットを*Xで表せば、線形関数であることから、 *Ai=fi(1,*C1,*C2,*C3,*C4,*C5)・・(2) となる。
【0017】したがって、例えば、第1半導体記憶装置
15AのアドレスC1〜C5と出力データA0〜A5と
の関係を上式(1)のようにしておき、C0=‘0’の
とき、第1セレクタ6の選択を非反転出力C1〜C5と
し、かつ、第2セレクタ8の選択を非反転出力A0〜A
5とし、C0=‘1’のとき、第1セレクタ6の選択を
反転出力*C1〜*C5とし、かつ、第2セレクタ8の
選択を反転出力*A0〜*A5とすることにより、任意
の第1アドレスC0〜C5を第2アドレスに変換するこ
とができる。
15AのアドレスC1〜C5と出力データA0〜A5と
の関係を上式(1)のようにしておき、C0=‘0’の
とき、第1セレクタ6の選択を非反転出力C1〜C5と
し、かつ、第2セレクタ8の選択を非反転出力A0〜A
5とし、C0=‘1’のとき、第1セレクタ6の選択を
反転出力*C1〜*C5とし、かつ、第2セレクタ8の
選択を反転出力*A0〜*A5とすることにより、任意
の第1アドレスC0〜C5を第2アドレスに変換するこ
とができる。
【0018】なお、*Ai=gi(C0,C1,C2,
C3,C4,C5)として考えると、第1セレクタ6が
非反転出力を選択したとき第2セレクタ8が反転出力を
選択する構成であってもよいことがわかる。また、どの
ビットを切換制御用特定ビットとしてもよい。
C3,C4,C5)として考えると、第1セレクタ6が
非反転出力を選択したとき第2セレクタ8が反転出力を
選択する構成であってもよいことがわかる。また、どの
ビットを切換制御用特定ビットとしてもよい。
【0019】入力アドレスのビット数増加に伴い、半導
体記憶装置の回路規模はほぼビット数の平方に比例して
大きくなり、一方、反転回路5、7及びセレクタ6、8
はビット数に比例して大きくなる。
体記憶装置の回路規模はほぼビット数の平方に比例して
大きくなり、一方、反転回路5、7及びセレクタ6、8
はビット数に比例して大きくなる。
【0020】本発明のアドレス変換回路によれば、第1
半導体記憶装置15Aの記憶容量を半減することがで
き、また、反転回路5、7とセレクタ6、8との回路規
模は比較的小さく、全体として従来よりも回路規模を縮
小することができる。
半導体記憶装置15Aの記憶容量を半減することがで
き、また、反転回路5、7とセレクタ6、8との回路規
模は比較的小さく、全体として従来よりも回路規模を縮
小することができる。
【0021】本発明に係る直交変換回路では、nビット
のジグザグアドレスである第1アドレスCを、nビット
のラスタアドレスである第2アドレスAに変換する上記
アドレス変換回路と、クロックφを計数し、その計数値
をジグザグアドレスCとして出力するカウンタ14A
と、画像データがジグザグスキャン順に書き込まれ、ラ
スタアドレスAでアドレス指定されて該画像データがラ
スタスキャン順に読み出される第2半導体記憶装置11
Aと、直交変換係数がジグザグスキャン順に予め格納さ
れ、ラスタアドレスAでアドレス指定されて該直交変換
係数がラスタスキャン順に読み出される第3半導体記憶
装置12と、読み出された該画像データと該直交変換係
数との積和を演算する演算回路16と、を備えている。
のジグザグアドレスである第1アドレスCを、nビット
のラスタアドレスである第2アドレスAに変換する上記
アドレス変換回路と、クロックφを計数し、その計数値
をジグザグアドレスCとして出力するカウンタ14A
と、画像データがジグザグスキャン順に書き込まれ、ラ
スタアドレスAでアドレス指定されて該画像データがラ
スタスキャン順に読み出される第2半導体記憶装置11
Aと、直交変換係数がジグザグスキャン順に予め格納さ
れ、ラスタアドレスAでアドレス指定されて該直交変換
係数がラスタスキャン順に読み出される第3半導体記憶
装置12と、読み出された該画像データと該直交変換係
数との積和を演算する演算回路16と、を備えている。
【0022】この構成によれば、上記理由により、直交
変換回路の回路規模を従来よりも縮小することができ
る。
変換回路の回路規模を従来よりも縮小することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。なお、‘’で囲んだ数は2進数であり、その他
は10進数であるとする。
明する。なお、‘’で囲んだ数は2進数であり、その他
は10進数であるとする。
【0024】図2は、本発明が適用された直交変換回路
10Aを示す。図4と同一構成要素には、同一符号を付
してその説明を省略する。
10Aを示す。図4と同一構成要素には、同一符号を付
してその説明を省略する。
【0025】この直交変換回路10Aでは、図4のアド
レス変換ROM15の代わりに、アドレス変換ROM1
5Aと、アドレス変換ROM15Aの前段に配置した反
転/非反転回路17と、アドレス変換ROM15Aの後
段に配置した反転/非反転回路18とを用いている。図
4のアドレス変換ROM15が、全てのジグザグアドレ
スCをラスタアドレスAに変換するのに対し、図2のア
ドレス変換ROM15Aは、ジグザグアドレスCの特定
ビットを除いた中間ジグザグアドレスRCを、中間ラス
タアドレスRAに変換する。したがって、アドレス変換
ROM15Aの記憶容量は、アドレス変換ROM15の
記憶容量の半分であり、例えば1ブロックが8×8=6
4画素の場合には、32ワードである。なお、中間ジグ
ザグアドレスRCがジグザグアドレスCに等しいとき、
中間ラスタアドレスRAはラスタアドレスAに等しくさ
れている。
レス変換ROM15の代わりに、アドレス変換ROM1
5Aと、アドレス変換ROM15Aの前段に配置した反
転/非反転回路17と、アドレス変換ROM15Aの後
段に配置した反転/非反転回路18とを用いている。図
4のアドレス変換ROM15が、全てのジグザグアドレ
スCをラスタアドレスAに変換するのに対し、図2のア
ドレス変換ROM15Aは、ジグザグアドレスCの特定
ビットを除いた中間ジグザグアドレスRCを、中間ラス
タアドレスRAに変換する。したがって、アドレス変換
ROM15Aの記憶容量は、アドレス変換ROM15の
記憶容量の半分であり、例えば1ブロックが8×8=6
4画素の場合には、32ワードである。なお、中間ジグ
ザグアドレスRCがジグザグアドレスCに等しいとき、
中間ラスタアドレスRAはラスタアドレスAに等しくさ
れている。
【0026】図1は、C=‘C0C1C2C3C4C
5’とし、A=‘A0A1A2A3A4A5’とし、C
0を特定ビットとした場合を示す。
5’とし、A=‘A0A1A2A3A4A5’とし、C
0を特定ビットとした場合を示す。
【0027】反転/非反転回路17は、インバータ51
〜55を備えた反転回路5と、切換スイッチ61〜65
を備えたセレクタ6とからなる。インバータ51〜55
の入力端はそれぞれ切換スイッチ61〜65の一方の入
力端に接続され、インバータ51〜55の出力端はそれ
ぞれ切換スイッチ61〜65の他方の入力端に接続さ
れ、インバータ51〜55の入力端にそれぞれC1〜C
5が供給される。切換スイッチ61〜65の出力端はそ
れぞれアドレス変換ROM15AのRC1〜RC6に接
続されている。切換スイッチ61〜65は、C0で制御
され、例えば、C0=‘0’のときC1〜C5を選択し
てそれぞれアドレス変換ROM15AのRC1〜RC6
に供給し、C0=‘1’のときインバータ51〜55の
出力を選択してそれぞれアドレス変換ROM15AのR
C1〜RC6に供給する。RC=‘RC0RC1RC2
RC3RC4RC5’とする。
〜55を備えた反転回路5と、切換スイッチ61〜65
を備えたセレクタ6とからなる。インバータ51〜55
の入力端はそれぞれ切換スイッチ61〜65の一方の入
力端に接続され、インバータ51〜55の出力端はそれ
ぞれ切換スイッチ61〜65の他方の入力端に接続さ
れ、インバータ51〜55の入力端にそれぞれC1〜C
5が供給される。切換スイッチ61〜65の出力端はそ
れぞれアドレス変換ROM15AのRC1〜RC6に接
続されている。切換スイッチ61〜65は、C0で制御
され、例えば、C0=‘0’のときC1〜C5を選択し
てそれぞれアドレス変換ROM15AのRC1〜RC6
に供給し、C0=‘1’のときインバータ51〜55の
出力を選択してそれぞれアドレス変換ROM15AのR
C1〜RC6に供給する。RC=‘RC0RC1RC2
RC3RC4RC5’とする。
【0028】一方、反転/非反転回路18は、インバー
タ70〜75を備えた反転回路7と、切換スイッチ80
〜85を備えたセレクタ8とからなる。アドレス変換R
OM15AのRA0〜RA5にはそれぞれ、インバータ
70〜75の入力端が接続され、切換スイッチ80〜8
5の一方の入力端にそれぞれRA0〜RA5が接続さ
れ、他方の入力端にそれぞれインバータ70〜75の出
力端が接続されている。切換スイッチ80〜85は、C
0で制御され、上記の例の場合、C0=‘0’のときR
A0〜RA5を選択し、これらをA0〜A5として出力
し、C0=‘1’のときインバータ70〜75の出力を
選択し、これらをA0〜A5として出力する。RA=
‘RA0RA1RA2RA3RA4RA5’とする。
タ70〜75を備えた反転回路7と、切換スイッチ80
〜85を備えたセレクタ8とからなる。アドレス変換R
OM15AのRA0〜RA5にはそれぞれ、インバータ
70〜75の入力端が接続され、切換スイッチ80〜8
5の一方の入力端にそれぞれRA0〜RA5が接続さ
れ、他方の入力端にそれぞれインバータ70〜75の出
力端が接続されている。切換スイッチ80〜85は、C
0で制御され、上記の例の場合、C0=‘0’のときR
A0〜RA5を選択し、これらをA0〜A5として出力
し、C0=‘1’のときインバータ70〜75の出力を
選択し、これらをA0〜A5として出力する。RA=
‘RA0RA1RA2RA3RA4RA5’とする。
【0029】他の点は図4と同一である。
【0030】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作を説明する。
作を説明する。
【0031】(1)C0=‘0’のとき、RC=C、R
A=Aとなる。例えば、C=RC=16=‘01000
0’のとき、図5から明らかなように、A=RA=12
=‘001100’となる。
A=Aとなる。例えば、C=RC=16=‘01000
0’のとき、図5から明らかなように、A=RA=12
=‘001100’となる。
【0032】(2)C0=‘1’のとき、例えば、C=
47‘101111’のとき、RC=‘10000’=
16となり、前記(1)から、RA=12=‘0011
00’となり、A=‘110011’=51となる。こ
の関係は、図5から明らかなように正しい。
47‘101111’のとき、RC=‘10000’=
16となり、前記(1)から、RA=12=‘0011
00’となり、A=‘110011’=51となる。こ
の関係は、図5から明らかなように正しい。
【0033】このようなことから、本実施例によれば、
C0の値によらず、すなわち従来の半分の記憶容量のア
ドレス変換ROM15Aを用いて、ジグザグアドレスC
をラスタアドレスAに変換することができる。
C0の値によらず、すなわち従来の半分の記憶容量のア
ドレス変換ROM15Aを用いて、ジグザグアドレスC
をラスタアドレスAに変換することができる。
【0034】次に、アドレス変換回路を敷き詰め型ゲー
トアレイ(シー・オブ・ゲート)で構成した場合につい
て、本実施例と従来例の回路規模を具体的に比較する。
比較条件として、アドレス変換ROM15及びアドレス
変換ROM15Aの1ワードは、9ビットであり、1B
C(1基本セル)はCMOSの2入力ナンドゲートが1
個、すなわち、CMOSインバータが2個できるサイズ
であるとする。
トアレイ(シー・オブ・ゲート)で構成した場合につい
て、本実施例と従来例の回路規模を具体的に比較する。
比較条件として、アドレス変換ROM15及びアドレス
変換ROM15Aの1ワードは、9ビットであり、1B
C(1基本セル)はCMOSの2入力ナンドゲートが1
個、すなわち、CMOSインバータが2個できるサイズ
であるとする。
【0035】アドレス変換ROM15は、9ビット×6
4ワードであり、1050BCで構成することができ
る。これに対し、アドレス変換ROM15Aは、9ビッ
ト×32ワードであり、882BCで構成することがで
きる。また、インバータ51は1BCで構成でき、切換
スイッチ61は2BCで構成できる。したがって、反転
/非反転回路17及び18はそれぞれ3×5=15BC
及び3×6=18BCで構成でき、本実施例のアドレス
変換回路は、合計915BCで構成することができ、ア
ドレス変換ROM15よりも135BC(約14%)少
なくすることができる。
4ワードであり、1050BCで構成することができ
る。これに対し、アドレス変換ROM15Aは、9ビッ
ト×32ワードであり、882BCで構成することがで
きる。また、インバータ51は1BCで構成でき、切換
スイッチ61は2BCで構成できる。したがって、反転
/非反転回路17及び18はそれぞれ3×5=15BC
及び3×6=18BCで構成でき、本実施例のアドレス
変換回路は、合計915BCで構成することができ、ア
ドレス変換ROM15よりも135BC(約14%)少
なくすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るアドレ
ス変換回路及びこれを備えた直交変換回路によれば、そ
の規模を従来よりも縮小でき、LSI化される画像圧縮
/伸張回路等の回路規模縮小及び製造コスト低減に寄与
するところが大きい。
ス変換回路及びこれを備えた直交変換回路によれば、そ
の規模を従来よりも縮小でき、LSI化される画像圧縮
/伸張回路等の回路規模縮小及び製造コスト低減に寄与
するところが大きい。
【図1】本発明の一実施例のアドレス変換回路のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図1の回路が適用された直交変換回路のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】画像圧縮/伸張回路のブロック図である。
【図4】従来の直交変換回路のブロック図である。
【図5】ジグザグスキャン及びラスタースキャンのスキ
ャン順説明図である。
ャン順説明図である。
1 画像圧縮回路 2 画像伸張回路 5、7 反転回路 6、8 セレクタ 10 直交変換回路 15、15A アドレス変換ROM 17、18 反転/非反転回路 51〜55、70〜75 インバータ 61〜65、80〜85 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B 9070−5C 7/133 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 nビットの第1アドレス(C0〜C5)
をnビットの第2アドレス(A0〜A5)に変換するア
ドレス変換回路において、該第1アドレスの第kビット
を制御信号とし、 該第1アドレスの第kビット以外の各ビットを反転させ
る第1反転回路(5)と、 該制御信号に応じて、該第1アドレスの第jビットと該
第1アドレスの第jビットを該第1反転回路で反転させ
たビットとの一方を選択する切換スイッチ(61〜6
5)をj≠kなるj=1〜nについて備え、選択した
(n−1)ビットのデータを第1中間アドレス(RC1
〜RC5)として出力する第1セレクタ(6)と、 該第1中間アドレスでアドレス指定され、格納されてい
るnビットの第2中間アドレス(RA0〜RA5)を出
力する第1半導体記憶装置(15A)と、 該第2中間アドレスの各ビットを反転させる第2反転回
路(7)と、 該制御信号に応じて、該第2中間アドレスの第jビット
と該第2中間アドレスの第jビットを該第2反転回路で
反転させたビットとの一方を選択する切換スイッチをj
=1〜nについて備えた第2セレクタ(8)と、 を有することを特徴とするアドレス変換回路。 - 【請求項2】 nビットのジグザグアドレス(C0〜C
5)である第1アドレス(C0〜C5)を、nビットの
ラスタアドレス(A)である第2アドレス(A0〜A
5)に変換する請求項1記載のアドレス変換回路と、 クロック(φ)を計数し、その計数値を該ジグザグアド
レスとして出力するカウンタ(14A)と、 画像データがジグザグスキャン順に書き込まれ、該ラス
タアドレスでアドレス指定されて該画像データがラスタ
スキャン順に読み出される第2半導体記憶装置(11
A)と、 直交変換係数がジグザグスキャン順に予め格納され、該
ラスタアドレスでアドレス指定されて該直交変換係数が
ラスタスキャン順に読み出される第3半導体記憶装置
(12)と、 読み出された該画像データと該直交変換係数との積和を
演算する演算回路(16)と、 を有することを特徴とする直交変換回路
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33408492A JP3366033B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | アドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33408492A JP3366033B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | アドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06187369A true JPH06187369A (ja) | 1994-07-08 |
JP3366033B2 JP3366033B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=18273348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33408492A Expired - Fee Related JP3366033B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | アドレス変換回路及びこれを備えた直交変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3366033B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2496197A (en) * | 2011-11-07 | 2013-05-08 | Sony Corp | Frequency Domain Video Data Reordering for Encoding |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33408492A patent/JP3366033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2496197A (en) * | 2011-11-07 | 2013-05-08 | Sony Corp | Frequency Domain Video Data Reordering for Encoding |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3366033B2 (ja) | 2003-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021022 |
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